| 【発明の名称】 |
畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】大内田 春男 【住所又は居所】福岡県宗像市大字光岡字久保田240−3 ドギーフーズ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 犬が食することができる材料から成り、犬が容易に噛み砕けないような硬さを有するように且つ常温での長期保存が可能なように水分含有率が約10〜約14%とされており、直径が約5〜約10mmで長さが約50〜約150mmである棒状芯材と、 前記棒状芯材の一部の外周面に巻回させられている筒状肉質片であって、畜肉又は魚肉のミンチから成り、前記棒状芯材よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さを有するように且つ常温での長期保存が可能なように水分含有率が約15〜約18%とされており、長さが約30〜約100mmで内径が約5〜約10mmで厚さが約1〜約5mmである筒状肉質片と、 から成る、畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード。 【請求項2】 請求項1において、前記棒状芯材は、犬の成長又は生体維持のために必要な蛋白質やカルシウムなどの栄養素を含有している、ことを特徴とする、畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード。 【請求項3】 請求項1又は2において、前記棒状芯材は、虫歯予防機能を有するキシリトールを含有するものである、ことを特徴とする、畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード。 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記筒状肉質片は、その両端部からそれぞれ前記棒状芯材が所定距離だけ突出するように、前記棒状芯材の中央部に結着されている、ことを特徴とする、畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード。 【請求項5】 犬が食することができる材料から成り、犬が容易に噛み砕けないような硬さを有するように且つ常温での長期保存が可能なように水分含有率が約10〜約14%とされており、直径が約5〜約10mmで長さが約50〜約150mmである棒状芯材を用意するステップと、 このステップと同時に又は前後して、畜肉又は魚肉をミンチにするステップと、 前記畜肉又は魚肉のミンチを型に入れて、長さが約30〜約100mmで幅が約15〜約50mmで厚さが約1〜約5mmである略長方形状のシート状肉質片を形成するステップと、 前記シート状肉質片を前記棒状芯材の外周に巻回させて筒状肉質片とするステップと、 前記筒状肉質片及び棒状芯材を、前記筒状肉質片が前記棒状芯材よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さを有するように且つ常温での長期保存が可能なように、前記筒状肉質片の水分含有率が約15〜約18%となるように乾燥させるステップと、 を含むことを特徴とする、畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法。 【請求項6】 請求項5において、前記のシート状肉質片を前記棒状芯材の外周に巻回させて筒状肉質片とするステップは、前記シート状肉質片の第1の辺の近傍部分の上に前記棒状芯材を載置し、前記シート状肉質片の前記第1の辺と対向する第2の辺を前記棒状芯材の外周面を介して前記第1の辺に近接させ、前記第1の辺の端面と前記第2の辺の端面とを接合させるものである、ことを特徴とする、畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、低コストで製造可能な畜肉(笹身、牛肉、ラム肉など)又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード及びその製造方法に関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、挽き肉や野菜の粉砕物を混合・混練したものを棒状に押し出し成形して成る棒状ペットフードが知られている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 また、従来より、図5に示すようなペットフードの一種としてのペット用乾燥笹身20が知られている。このペット用乾燥笹身20は、図に示すような支持棒11の外周に、予め所定のサイズに切断した鶏の笹身を巻き付けて、これをある程度乾燥させることにより、製造している。このペット用乾燥笹身20は、前述のようにある程度乾燥されているので、長期保存が容易であり且つユーザーが手にとってペットに手軽に与えることができるなどのメリットがある。 【特許文献1】特許第3011719号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、前記の図5に示すペット用乾燥笹身20の製造においては、笹身を所定のサイズに切断する作業も、この所定のサイズに切断した笹身を前記支持棒11に巻き付ける作業も、全て人手により行われている(実際には中国やベトナムなどアジアの人件費の安い国の工場で人手により製造している)。すなわち、前記ペット用乾燥笹身20の製造においては、笹身を所定のサイズに切断する作業も、この所定のサイズに切断した笹身を前記支持棒11に巻回させる作業も、機械化することは極めて困難である。特に、前記の所定のサイズに切断した笹身を前記支持棒11に巻回させる作業は、実際には切断された笹身の形状が様々に異なっているため、機械化は極めて困難である。そのため、前記ペット用乾燥笹身20の製造のためには、海外の安い労働力(人手)に頼るしかなかった。また、前述のように、前記ペット用乾燥笹身20の製造は機械化・自動化できないため、前記ペット用乾燥笹身20を日本国内で低コストで製造することができなかった。 【0005】 しかしながら、近年は世界的な鳥インフルエンザの流行により、海外からの鶏肉加工品の輸入が日本国政府により制限・禁止されるケースが増えている。そのため、最近は、前記の図5に示すようなペット用乾燥笹身20を海外で安い人件費を利用して人手により製造しそれを日本国内に輸入し販売するという従来のやり方を続けることが極めて困難になっている。他方、人件費の高い日本国内では、人手により図5に示すようなペット用乾燥笹身20を製造することは、コスト的にまず不可能である。そのため、鳥インフルエンザが流行している限り、図5のようなペット用乾燥笹身20を日本国内で提供できなくなることは時間の問題となっていた。 【0006】 本発明は以上のような従来技術の課題に着目してなされたものであって、人手に頼ることなく人件費の高い日本国内で製造してもコスト的に見合うような、笹身などの畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード及びその製造方法を提供すること、そして、ペットによる笹身などの畜肉又は魚肉の栄養の摂取のため及びペットの歯茎等強化のためという2つの目的を同時に達成することができる低価格の畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード及びその製造方法を提供すること、を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 以上のような課題を解決するための本発明による畜肉(笹身、牛肉、ラム肉など)又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードは、犬が食することができる材料から成り、犬が容易に噛み砕けないような硬さを有するように且つ常温での長期保存が可能なように水分含有率が約10〜約14%とされており、直径が約5〜約10mmで長さが約50〜約150mmである棒状芯材と、前記棒状芯材の一部の外周面に巻回させられている筒状肉質片であって、畜肉又は魚肉のミンチから成り、前記棒状芯材よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さを有するように且つ常温での長期保存が可能なように水分含有率が約15〜約18%とされており、長さが約30〜約100mmで内径が約5〜約10mmで厚さが約1〜約5mmである筒状肉質片と、から成るものである。 【0008】 また、本発明による畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードにおいては、前記棒状芯材は、犬の成長又は生体維持のために必要な蛋白質やカルシウムなどの栄養素を含有している、ことが望ましい。 【0009】 また、本発明による畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードにおいては、前記棒状芯材は、虫歯予防機能を有するキシリトールを含有するものである、ことが望ましい。 【0010】 また、本発明による畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードにおいては、前記筒状肉質片は、その両端部からそれぞれ前記棒状芯材が所定距離だけ突出するように、前記棒状芯材の中央部に結着されている、ことが望ましい。 【0011】 また、本発明による畜肉(笹身、牛肉、ラム肉など)又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法は、犬が食することができる材料から成り、犬が容易に噛み砕けないような硬さを有するように水分含有率が約10〜約14%とされており、直径が約5〜約10mmで長さが約50〜約150mmである棒状芯材を用意するステップと、このステップと同時に又は前後して、畜肉又は魚肉をミンチにするステップと、前記畜肉又は魚肉のミンチを型に入れて、長さが約30〜約100mmで幅が約15〜約50mm(前記棒状芯材の外周の長さに近い寸法かそれより少し長い寸法)で厚さが約1〜約5mmである略長方形状のシート状肉質片を形成するステップと、前記シート状肉質片を前記棒状芯材の外周に巻回させて(巻き付けて)筒状肉質片とするステップと、前記筒状肉質片及び棒状芯材を、前記筒状肉質片が前記棒状芯材よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さ(犬が噛み砕くのにかなりの時間を要するような硬さ)を有するように且つ常温での長期保存が可能なように、前記筒状肉質片の水分含有率が約15〜約18%となるように乾燥させるステップと、を含むことを特徴とするものである。 【0012】 さらに、本発明による畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法においては、前記のシート状肉質片を前記棒状芯材の外周に巻回させて筒状肉質片とするステップは、前記シート状肉質片の第1の辺の近傍部分の上に前記棒状芯材を載置し、前記シート状肉質片の前記第1の辺と対向する第2の辺を前記棒状芯材の外周面を介して前記第1の辺に近接させ、前記第1の辺の端面と前記第2の辺の端面とを接合させるものである、ことが望ましい。 【発明の効果】 【0013】 本発明による畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードは、前述のように、水分含有率が約10〜約14%で犬が容易に噛み砕けないような硬さを有する棒状芯材と、その外周に巻回させられた畜肉又は魚肉のミンチから成る筒状肉質片であって水分含有率が約15〜約18%で前記棒状芯材よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さを有する筒状肉質片とを備えているので、ユーザー(飼い主)は、これをペット(飼い犬)に与えることにより、ペットによる畜肉又は魚肉の栄養の摂取のため及びペットの歯茎等強化のためという2つの目的を同時に達成することができる。 【0014】 すなわち、本発明においては、外側の筒状肉質片は、畜肉又は魚肉を原料とする練り製品であるから、ペットによる畜肉又は魚肉の食事と同様の意味を有しており、ペットは、この筒状肉質片を噛み砕いて食して畜肉又は魚肉の栄養を摂取する。また、前記筒状肉質片の内側の棒状芯材は、これをペットが長い時間(例えば数十分から数時間)をかけて噛み続ける過程で、ペットの歯、歯茎、及び顎の骨格や噛む筋肉を強化させるという役割を有している(なお、前記棒状芯材は、ペットが長時間かけて噛み続けることにより、終には砕かれてペットに食される)。 【0015】 また、本発明によれば、前述のように硬質の棒状芯材の外側に前述のような畜肉又は魚肉を材料とする筒状肉質片を巻回させて乾燥するだけで製造できるので、製造を人手に拠ることなく機械により自動化することが容易であり、日本国内でも低コストで製造することが可能である。 【0016】 また、本発明によるペットフードは、前述のように、前記棒状芯材は水分含有率が約10〜約14%、前記筒状肉質片は水分含有率が約15〜約18%とされているので、常温での長期保存が可能で、ユーザーによる取り扱いも容易である。 【0017】 また、本発明において、前記棒状芯材に、犬の成長又は生体維持のために必要な蛋白質やカルシウムなどの栄養素を含有させるようにしたときは、ペットは、前記筒状肉質片を食すことによるだけでなく、前記棒状芯材を噛むことによってもその成長又は生体維持のための栄養費を摂取することができるようになる。 【0018】 また、本発明において、前記棒状芯材に、虫歯予防機能を有するキシリトールを含有させるようにしたときは、ペットは、前記棒状芯材を噛む行為を長時間続けるだけで、虫歯予防効果を得ることができる。 【0019】 また、本発明において、前記筒状肉質片を、その両端部から前記棒状芯材がそれぞれ所定距離だけ突出するように、前記棒状芯材の中央部に結着するようにしたときは、前記筒状肉質片と前記棒状芯材とが全体として骨付き肉のような外観を呈することができるので、より興趣に富んだペットフードを提供できるようになる。 【0020】 また、本発明による畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法においては、犬が容易に噛み砕けないような硬さを有する棒状芯材を用意し、畜肉又は魚肉のミンチを型に入れて所定サイズの略長方形状のシート状肉質片を形成し、このシート状肉質片を前記棒状芯材の一部の外周面に巻回させて筒状肉質片とし、これを、前記棒状芯材よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さ(犬が噛み砕くのにかなりの時間を要するような硬さ)を有するように且つ常温での長期保存が可能なように、その水分含有率が約15〜約18%となるように乾燥させるようにしている(なお、この乾燥の過程で、前記筒状肉質片は、前記棒状芯材の外周面に強く密着・結着する)。このような本発明による歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法は、容易に機械化・自動化することが可能であり、この機械化・自動化により人件費の高い日本国内でも低コストで製造することが可能である。したがって、本発明によれば、鳥インフルエンザの世界的流行により海外からの鶏肉加工品の輸入が制限・禁止される状況下でも、日本国内で低コストで安定的に製造・販売することができるようになる。 【0021】 さらに、本発明による畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法において、前記シート状肉質片の第1の辺の近傍部分の上に前記棒状芯材を載置し、前記シート状肉質片の前記第1の辺と対向する第2の辺を前記棒状芯材の外周面を介して前記第1の辺に近接させ、前記第1の辺の端面と前記第2の辺の端面とを接合させるようにしたときは、前記シート状肉質片を前記棒状芯材の外周に巻回させて(巻き付けて)筒状肉質片とする作業を極めて容易に機械化・自動化することが可能になる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0022】 本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。 【実施例1】 【0023】 図1は本発明の実施例1による鶏の笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード10の外観を示す斜視図である。図1において、1は犬が容易に噛み砕けないような硬さを有する棒状芯材である。また、2は前記棒状芯材1の外周に巻回された笹身のミンチから成る筒状肉質片である。前記筒状肉質片2は、前記棒状芯材1よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さ(犬が噛み砕くのにかなりの時間を要するような硬さ)を有するように構成されている。前記棒状芯材1の一部の外周面に前記筒状肉質片2が巻回される(そして前記棒状芯材1の一部の外周面に前記筒状肉質片2の内周面が結着される)ことにより、本実施例1のペットフード10が構成されている。 【0024】 本実施例1において、前記棒状芯材1は、牛の皮の破砕物、粉乳、カルシウム、澱粉、及び、小麦粉などの栄養成分を所定の調合割合で混合・混練したものを成形機で棒状に押し出し成形し、この押し出し成形したものを切断機で所定寸法でカットすることにより、製造する。また、本実施例1の棒状芯材1には、前記の栄養成分だけでなく、虫歯予防効果を有するキシリトールも所定割合例えば1重量%程度、含有させている。 【0025】 また、本実施例1において、前記棒状芯材1のサイズは、例えば、直径が約6mmで長さが約105mmである。 【0026】 また、本実施例1では、前記棒状芯材1は、犬が容易に噛み砕けないような硬さを有するように、その水分含有率が例えば約13%となるまで乾燥させられている。 【0027】 また、本実施例1において、前記筒状肉質片2は、笹身のミンチを所定サイズ(例えば、長さ約65mm、幅約19mm、厚さ約3mm)の型に入れて成形したシート状肉質片を、前記棒状芯材1の外周面に巻回して成るものである。前記筒状肉質片2のサイズは、例えば、その長さが約65mm、その内径が約19mm(前記棒状芯材1の外周面の長さと近似した長さ)、その厚さが約2〜3mmである。 【0028】 また、本実施例1では、前記筒状肉質片2は、前記棒状芯材1よりは柔らかいが犬が複数回以上噛み続けないと砕けないような硬さ(犬が噛み砕くのにかなりの時間を要するような硬さ)を有するように、その水分含有率が例えば約17%となるまで乾燥させられている。 【0029】 次に、本実施例1のペットフード10の製造方法について図2のフローチャートを参照して説明する。まず、前述のような棒状芯材1を用意する(ステップS1)。この棒状芯材1は、前述のように、牛の皮の破砕物、粉乳、カルシウム、澱粉、及び、小麦粉などを所定の調合割合で混合・混練したものを成形機で棒状に押し出し成形し、この押し出し成形したものを切断機で所定寸法でカットし、さらに乾燥機でその水分含有率が例えば約13%となるまで乾燥させることにより、製造する。 【0030】 次に、笹身を挽肉機でミンチにする(ステップS2)。そして、このミンチをそれぞれ複数の型に入れて、例えば長さ約65mm、幅約19mm、厚さ約3mmのサイズを有する略長方形状の複数のシート状肉質片を形成する(ステップS3)。そして、これらの各シート状肉質片を、前記棒状芯材1にそれぞれ自動巻き付け機により巻き付けて、筒状肉質片2とする(ステップS4)。この巻き付け工程では、例えば、前記シート状肉質片の端部を前記棒状芯材1の一部に付けた状態で前記棒状芯材1をグルッと回転させながら前記シート状肉質片を前記棒状芯材1の外周に巻回させる。 【0031】 図3は前記のシート状肉質片を前記棒状芯材1の外周に巻回させるときの動作を説明するための斜視図である。この場合は、まず、図3(a)に示すように、シート状肉質辺2aの一方の辺2a1の近傍の上に前記棒状芯材1を載置する。次に、図3(b)に示すように、前記シート状肉質片2aの一方の辺2a1と対向する他方の辺2a2を、ヘラなどの道具を使って前記棒状芯材1の外周面を介して(前記棒状芯材1の外周面に沿ってグルッと回転させて)、前記一方の辺2a1に近接させる。その後、図3(c)に示すように、前記シート状肉質辺2aの一方の辺2a1の端面と前記他方の辺2a2の端面とを互いに接合させる。前記シート状肉質辺2aの素材である笹身にはもともと結着力があるので、前記2つの端面は互いに接合させられるだけで互いに強く結着する。以上により、前記シート状肉質片2aの前記棒状芯材1への巻回作業が終了する。なお、以上の図3(a)〜(c)の作業は全て機械により自動化されている。 【0032】 次に、前述のように各棒状芯材1に巻き付けられた各筒状肉質片2を、前記各棒状芯材と一緒に乾燥機で熱風乾燥させる(ステップS5)。この乾燥は、前記筒状肉質片2が前記棒状芯材1よりは柔らかいが犬が数回〜数十回は噛み続けないと砕けないような硬さ(犬が噛み砕くのに数分〜数十分を要するような硬さ)を要するような硬さを有するように且つ常温での1年間以上の保存が可能なように、前記筒状肉質片2の水分含有率が例えば約17%となるまで乾燥させる。そして、このように乾燥させたものを複数個ずつ包装・箱詰めして(ステップS6)、製造を終了する。 【0033】 なお、前記の笹身を原料とする筒状肉質片2は、その原料である笹身自体がもともと結着力を有する成分を含んでいるため、前記棒状芯材1に巻回された後に乾燥させられる過程で、前記棒状芯材1の外周面に強く結着する。 【0034】 以上の笹身のミンチ、シート状肉質片の型による形成、シート状肉質片の棒状芯材1への巻回、筒状肉質片2の乾燥、包装・箱詰めは、いずれも、人手を介さずに機械により自動化することが可能である。 【0035】 次に、本実施例1による笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの使用方法について説明する。本実施例1をペットに与えると、ペットは、まず外側の筒状肉質片2を通常の食事用の乾燥笹身と同様に噛み砕いて、笹身と同様の栄養として摂取しようとする。なお、この場合、前記筒状肉質片2は、前述のように約17%の水分含有率となるまで乾燥させられてある程度硬くなっており、しかも、より硬質の棒状芯材1に巻回・結着させられているので、前記筒状肉質片2をペットが噛み砕いて食するためには数回〜数十回噛み続けなくてはならず、これを食するためには平均的に数分〜数十分の時間を必要とする。 【0036】 また、このとき、ペットは、前記筒状肉質片2と一緒に前記棒状芯材1をも食べようとするが、前記棒状芯材1は前述のように約13%の水分含有率となるまで乾燥させられてペットが容易に噛み砕けない程度に硬くなっているので、ペットが前記棒状芯材1を噛み砕いて食するまでには数十回以上噛み続けなくてはならず、これを食するためには平均的に数十分以上の時間を必要とする。このようにペットが前記棒状芯材1(及び前記筒状肉質片2)を噛み砕くために長時間何回も噛む行為を繰り返す過程で、ペットの歯、歯茎、及び顎の骨・筋肉が強化される。また、このようにペットが前記棒状芯材1を長時間何回も噛む行為を繰り返す間に、前記棒状芯材1に含まれているキシリトールの成分がペットの歯と歯茎に供給されて、ペットの虫歯予防効果が発揮される。 【0037】 前記棒状芯材1は、ペットが長時間かけて噛み続けることにより、終には砕かれてペットに食される(なお、前記筒状肉質片2は前記棒状芯材1よりも柔らかいので、ペットが前記筒状肉質片2の一部を前記棒状芯材1とは別個に食することもあり得るが、実際上は、前記筒状肉質片2は前記棒状芯材1に強く結着されているので、前記筒状肉質片2の相当部分は前記棒状芯材1と一緒にペットにより食される)。前記棒状芯材1には、前述のように粉乳やカルシウムなどの栄養成分が含まれているので、この棒状芯材1を食する行為によっても前記栄養成分がペットに摂取される。 【実施例2】 【0038】 次に、図4は本発明の実施例2による笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの外観を示す斜視図である。図4において、5は犬が容易に噛み砕けないような硬さを有する棒状芯材、6は前記棒状芯材5の外周面に巻回された笹身のミンチから成る筒状肉質片である。前記筒状肉質片6は、前記棒状芯材5よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さを有するように構成されている(この点は前記の実施例1と同様である)。 【0039】 また、本実施例2においては、図4に示すように、前記筒状肉質片6が、前記棒状芯材5(この棒状芯材5は前記筒状肉質片6よりも長い寸法に形成されている)の中央部の外周面に巻回・結着されている。したがって、本実施例2においては、図4に示すように、前記棒状芯材5の両端部5a,5bが、前記筒状肉質片6の両端部6a,6bから、それぞれ所定距離だけ突出するようになっている。本実施例2は、主としてこの点で前記の実施例1と異なっている。本実施例2のその他の構成は前記の実施例1とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。 【0040】 以上のように、本実施例2においては、前記筒状肉質片6を、その両端部6a,6bから前記棒状芯材5の端部5a,5bがそれぞれ所定距離だけ突出するように、前記棒状芯材5の中央部に結着するようにしている。したがって、本実施例2においては、前記筒状肉質片6と前記棒状芯材5とが全体として骨付き肉のような外観を呈するようになり、より興趣に富んだペットフードとして提供できるようになる。 【0041】 なお、以上の各実施例1,2では笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード及びその製造方法について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、牛肉、ラム肉などの畜肉や魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード及びその製造方法にも適用できることは勿論である。 【図面の簡単な説明】 【0042】 【図1】本発明の実施例1による笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの外観を示す斜視図。 【図2】本実施例1の笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法を説明するためのフローチャート。 【図3】本実施例1の笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの製造方法を説明するための斜視図。 【図4】本発明の実施例2による笹身を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフードの外観を示す斜視図。 【図5】従来のペット用乾燥笹身を示す斜視図。 【符号の説明】 【0043】 1,5 棒状芯材 2,6 筒状肉質片 2a シート状肉質片 5a,5b,6a,6b 端部 10 棒状ペットフード
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| 【出願人】 |
【識別番号】396011989 【氏名又は名称】ドギーフーズ株式会社 【住所又は居所】福岡県宗像市大字光岡字久保田240番地の3
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| 【出願日】 |
平成16年4月28日(2004.4.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094581 【弁理士】 【氏名又は名称】鯨田 雅信
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| 【公開番号】 |
特開2005−312336(P2005−312336A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月10日(2005.11.10) |
| 【出願番号】 |
特願2004−132785(P2004−132785) |
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