| 【発明の名称】 |
ドッグフード |
| 【発明者】 |
【氏名】岸 美加子 【住所又は居所】宮城県角田市小坂字土爪1番地 アイリスオーヤマ株式会社角田工場内
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| 【要約】 |
【課題】犬の歯槽膿漏、虫歯を防ぎ、歯を丈夫にする優れたドッグフードを提供すること。
【解決手段】スティック状を成し、牛等の骨とはぼ同等の硬さを有し、長手方向に3本の突条2,3,4を備え、かつそれぞれの突条を、60〜150度の角度の間隔で配置したドッグフードとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スティック状を成し、長手方向に3本の突条を備え、かつ、それぞれの突条を、60〜150度の角度の間隔で配置したことを特徴とする、ドッグフード。 【請求項2】 上記突条間の角度を、異ならせたことを特徴とする、請求項1に記載のドッグフード。 【請求項3】 上記突条の高さを、異ならせたことを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載のドッグフード。 【請求項4】 上記突条の長手方向中間部の高さを、端部の高さよりも低く設定したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のドッグフード。 【請求項5】 上記突条の幅を、1.5〜15mmに設定したことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のドッグフード。 【請求項6】 上記突条の先端を、アールに形成したことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のドッグフード。 【請求項7】 上記突条の両側端を、傾斜させたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のドッグフード。 【請求項8】 穀類を主成分とし、それに植物繊維を含有させたことを特徴とする、ドッグフード。 【請求項9】 上記穀類は、澱粉と小麦粉を含んでいることを特徴とする、請求項8に記載のドッグフード。 【請求項10】 上記植物繊維は、ガラス質を含んでいることを特徴とする、請求項8または9に記載ドッグフード。 【請求項11】 キシリトール、カルシウム、グリセリン、精製ゼラチン、燐酸、フラボノイドのうちの少なくとも1つをさらに含有させたことを特徴とする、請求項8〜10のいずれかに記載のドッグフード。 【請求項12】 硬度が、65〜84であることを特徴とする、ドックフード。 【請求項13】 スティック状を成し、長手方向に3本の突条を備え、穀類を主成分として、それに植物繊維を含有させたことを特徴とする、ドッグフード。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ドッグフードに関するもので、さらに詳しくは、犬の歯槽膿漏、虫歯を防ぎ、歯を丈夫にするドッグフードに関するものである。 【背景技術】 【0002】 犬の歯槽膿漏、虫歯を防ぎ、顎を強くすると共に、歯を丈夫にするためのドッグフードはある(例えば、特許文献1)。 このドッグフードは、犬の好む食物を含有させて、牛や豚の骨と同程度の硬さを有し、全体にわたって多数の凹凸を形成したものである。 【0003】 【特許文献1】特開2002−58436号公報(図1〜図9) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明者らは、上記従来品などよりもさらに犬の歯槽膿漏、虫歯を防ぎ、歯を丈夫にするドッグフードを提供すべく、鋭意研究を重ねた結果、歯の歯周ポケットを的確に刺激することができる形状、硬度、さらには、ブラッシング効果をもたせて歯を磨き、歯の強化に有益な要素を含有させることによって、犬の歯槽膿漏、虫歯を防ぎ、歯を丈夫にする優れたドッグフードを案出し、本発明を完成するに至った。 【課題を解決するための手段】 【0005】 即ち、請求項1の本発明に係るドッグフードでは、スティック状を成し、長手方向に3本の突条を備え、かつそれぞれの突条を、60〜150度の角度の間隔で配置している。 突条間の角度が小さ過ぎると、他の突条が邪魔をして、突条が歯周に的確に当たらない虞があり、突条間の角度が大き過ぎると、突条が歯周に当たらない場合が起こり得る。 【0006】 請求項2の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項1の発明において、突条間の角度を異ならせている。 突条間の角度の1つが大き過ぎると、他の突条間の角度が小さくなり過ぎるため、各突条間の角度は、突条間の角度を異ならせる場合においても、上記した60〜150度の間で、適宜の角度に設定することが好ましい。 【0007】 請求項3の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項1または2の発明において、突条の高さを異ならせている。 突条の高さが高過ぎると、かじり難くなり、低過ぎると、突条が歯周に当たらなくなる虞がある。そのため、突条の高さは、5〜30mmの間で、適宜の高さに設定することが好ましい。 【0008】 請求項4の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項1〜3のいずれかの発明において、突条の長手方向中間部の高さを、端部の高さよりも低く設定している。 高さを低く設定する位置、即ち凹部の位置は、ドッグフードを安定して前足で掴めるように、端部から適宜な位置を設定することが好ましく、突条の長さの1/2の位置よりも、一方の端部側にオフセットさせることが好ましい。また、その低部の深さは、端部の突条の高さの1/4〜2/3が好ましい。 【0009】 請求項5の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項1〜4のいずれかの発明において、前記突条の幅を1.5〜15mmに設定している。 突条の幅が、1.5mmよりも小さいと、突条が欠け易くなり、15mmよりも大きくなると、かじり難くなる。 【0010】 請求項6の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項1〜5のいずれかの発明において、前記突条の先端をアールに形成している。 突条の先端が角張っていると、突条が欠け易くなると共に、かじり難くなる。 【0011】 請求項7の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項1〜6のいずれかの発明において、上記突条の両側端を傾斜させている。 傾斜させる方向は、突条の先端方向が短くなるように傾斜させることが好ましい。 【0012】 請求項8の本発明に係るドッグフードでは、穀類を主成分として、それに植物繊維を含有させている。 植物繊維の含有量は、2〜20wt%が好ましい。植物繊維の量が少な過ぎると、ブラッシング効果は殆どなくなり、多すぎると、ドッグフードが脆くなってしまう。 【0013】 請求項9の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項8の発明において、澱粉と小麦粉を含有させている。 澱粉に対する小麦粉の量を多くすると、ドッグフードは硬くなる傾向にある。したがって、それらの量の比を適宜に設定して、最適な硬さに設定する。 【0014】 請求項10の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項8または9の発明において、植物繊維は、ガラス質を含有させている。 【0015】 請求項11の本発明に係るドッグフードでは、上記請求項8〜10のいずれかの発明において、キシリトール、カルシウム、グリセリン、精製ゼラチン、燐酸、プラボノイドのうちの少なくとも1つをさらに含有させている。 キシリトールは、歯を丈夫にするとともに、歯垢の生成を押える作用があり、カルシウムと燐酸は、成分のコラーゲンによって骨や歯を作る手助けをする。また、グリセリンは、ほどよい保湿による弾力性維持に有用であり、精製ゼラチンは、骨や歯の生成に有用である。また、フラボノイドは、口臭予防に有用である。 【0016】 請求項12の本発明に係るドッグフードでは、硬度を、65〜84にしている。 この硬度は、TECLOCK 表面硬度計(GS752G TypeDO)で試料の平らな所を選んで測定した時の値である。 【0017】 請求項13の本発明に係るドッグフードでは、スティック状を成し、長手方向に3本の突条を備え、穀類を主成分として、それに植物繊維を含有させている。 【発明の効果】 【0018】 犬の場合は、スティック状のドッグフードを、前足で掴んで立てた状態でかじる習性がある。その場合に、突条の本数が2本以下の場合には、突条が歯周から外れる虞があり、突条の本数が4本以上の場合には、他の突条が邪魔をして、歯周に当たらない虞がある。 請求項1の本発明に係るドックフードによれば、突条のいずれかが歯周ポケットにあたり、歯周を刺激することができる。 【0019】 請求項2の本発明に係るドックフードによれば、突条の角度が異なるため、該突条がいろいろな場所にいろいろな角度で接することとなり、歯槽膿漏の防止効果を高めることができる。 【0020】 請求項3の本発明に係るドックフードによれば、ドッグフードをかじる度に、突条が上下の歯周ポケットの異なる箇所に当たるため、歯槽膿漏をより防止することができる。 【0021】 請求項4の本発明に係るドックフードによれば、中間部を前足で掴むことによって、ドッグフードを安定して立てた状態に維持することができ、よりかじり易いドックフードとなる。 【0022】 請求項5の本発明に係るドックフードによれば、突条を的確に歯周に当てることができ、かつ、突条が欠ける虞もない。 【0023】 請求項6の本発明に係るドックフードによれば、突条が欠け難いものとなり、また丸みがあるために安全で、かつ、かじり易いドックフードとなる。 【0024】 請求項7の本発明に係るドックフードによれば、該ドッグフードを立ててかじった場合に傾斜があるために動き易く、かじる度に突条が異なる箇所に当たることとなり、種々の歯周ポケットを刺激することができる。 【0025】 請求項8の本発明に係るドックフードによれば、植物繊維によってブラッシング効果が得られ、虫歯の予防になる。 【0026】 請求項9の本発明に係るドックフードによれば、澱粉と小麦粉の含有量を調整することにより、最適な硬さのドッグフードが得られる。 【0027】 請求項10の本発明に係るドックフードによれば、歯が磨かれ、歯の白さを維持することができる。 【0028】 請求項11の本発明に係るドックフードによれば、含有させた種々の成分によって、歯質の向上が図れる。 【0029】 請求項12の本発明に係るドックフードによれば、犬がかじり易く、かつ歯周を適度に刺激できる。 【0030】 請求項13の本発明に係るドックフードによれば、歯槽膿漏をより確実に防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0031】 以下に、上記した本発明に係るドッグフードの実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。 ここで、図1は、本発明に係るドッグフードの第1の実施の形態を概念的に示した斜視図、図2は、図1におけるドッグフードの側面図、図3は、図2におけるA矢視図、図4は、図2におけるB−B線に沿う部分の断面図である。 【0032】 上記図1〜図4に示したドッグフード1は、スティック状を成し、長手方向にほぼ全長に渡って延びる3本の突条2,3,4を有している。 【0033】 このドッグフード1の長さLは、犬の大きさに対応させ、5〜20cmの間で、適宜の長さに設定される。図示した実施例品の長さLは、16cm程度に設定されている。 【0034】 また、ドッグフード1の突条2,3,4間の角度α,β,γは、少なくともその一つが他と異なる角度に設定されることが好ましく、それらの角度α,β,γは、60〜150度の間で、適宜の角度に設定される。図示した実施例品の角度α,β,γは、αが90度、βとγが共に135度に設定されている。 【0035】 また、突条2,3,4の高さh1 ,h2 ,h3 も、やはり少なくとも一つは他と異なる高さに設定されていることが、突条がいろいろな場所にいろいろな角度で当たることとなるために好ましく、例えば、犬の大きさに応じて、5〜30mmの間で、適宜な高さに設定される。図示した実施例品の高さh1 ,h2 ,h3 は、h1 が23mm、h2 が20mm、h3 が17mm程度に設定されている。 【0036】 また、このドッグフード1では、突条2,3,4の少なくとも一つ、例えば突条4の長さの1/2の位置よりも、一方端側にオフセットさせた位置Cの高さh4 を、突条4の端部の高さh3 よりも低く設定されている。図示した実施例品の場合には、中心より1.5mm程度ずらせた位置の高さh4 を、端部の高さh3 の1/2程度に設定されている。 なお、実施例品では、突条4の位置Cのみを端部よりも低く形成しているが、他の突条2,3も同様に、位置Cに相当する位置を低く形成してもよい。 【0037】 また、各突条2,3,4の幅wは、欠け難く、またかじり易い幅とする必要があることから、1.5〜15mmの間で、適宜な幅に設定されている。図示した実施例品の幅wは、8mm程度に設定されている。 【0038】 次に、図5は、本発明に係るドッグフードの第2の実施の形態を概念的に示した斜視図であり、図6は、図5におけるドッグフードの側面図、図7は、図6におけるX矢視図、図8は、図6におけるY−Y線に沿う部分の断面図である。 【0039】 この図5〜図8に示したドッグフード11は、前記図1〜図4に示したドッグフード1に比して、全体的に丸みをおびて形成されているが、その基本的な形態は同一であり、スティック状を成し、長手方向にほぼ全長に渡って延びる3本の突条12,13,14を有している。 【0040】 そして、このドッグフード11の長さL等も、犬の大きさに対応させて種々のものが用意されるが、図示した実施例品の長さLは、12cm程度に設定されている。また、図7に示したように、突条12,13,14間の角度α,β,γは、αが105度、βとγが共に127.5度程度に設定されている。さらに、突条12,13,14の高さh1,h2,h3は、h1とh2が共に18mm、h3が11mm程度に設定されている。 【0041】 また、このドッグフード11では、図6及び図8に示したように、突条14の長さ方向中心より右端側へ5mm程度ずらせた位置Zの該突条14の高さh4 を、端部の高さh3 の1/3程度に設定されている。また、各突条12,13,14の幅w1,w2,w3は、w1とw2が共に6mm、w3が12mm程度に設定され、各突条12,13,14の先端には、欠け難く、またかじり易いものとする観点等から、アールが施されている。 【0042】 更に、このドッグフード11では、図6に明確に示したように、突条14の先端方向が短くなるように、該ドッグフード11の両側端11a,11bを台形形状に傾斜させている。この傾斜角度θは、20度程度に設定されている。 なお、実施例品では、突条14のみを先端方向が短くなるように両側端11a,11bを傾斜させているが、他の突条12,13も同様に、先端方向が短くなるように各々の突条の両側端を傾斜させてもよい。 【0043】 上記のような形状のドッグフード1或いは11は、澱粉および小麦粉を主成分とし、それに、ガラス質、例えば珪素を多く含んだ植物繊維5を2〜20wt%混ぜ、さらに、キシトール、カルシウム、グリセリン、精製ゼラチン、燐酸、フラボノイドを混ぜ、それらを十分に混練させたのちに加熱し、型に充填して冷却することにより成形し、その後、適度な硬さになるように焼き上げられる。 【0044】 得られたドックフードの硬さは、具体的には、例えば長さ寸法90mmの実施例品において、3点曲げ装置(装置名:ストログラフ)を用いて、64mm幅で、100mm/minで荷重を加えた際の測定値が、20〜23kgf程度である。 また、硬度測定装置(装置名:TECLOCK 表面硬度計 GS752G TypeDO)を用いて、例えば長さ寸法90mmの実施例品の平らな所を選んで測定した時の値が、65〜84、好ましくは80〜84の硬度である。 【0045】 このように構成された本発明に係るドッグフード1或いは11は、前足で位置C或いはZを掴んで立てた状態でかじられる。そして、その際に、突条2,3,4或いは12,13,14のいずれかが、上下の歯周の当たり、そこが刺激される。 また、かじられている間に、含有されている植物繊維5のブラッシング作用により、歯または歯間の食べかすが取り除かれ、ガラス質によって歯の表面が磨かれる。さらに、キシリトールによって歯垢の生成が抑えられる。 さらにまた、ドッグフード1或いは11が摂取されると、カルシウムと燐酸との成分、即ち、コラーゲンによって丈夫な骨や歯が作られ、フラボノイドによって口臭が抑えられ、グリセリン、精製ゼラチンによって、歯質が改善される。 【0046】 以上、本発明に係るドックフードの実施の形態を説明したが、本発明は、何ら既述の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、更に、種々の変形および変更が可能であることは当然である。 【図面の簡単な説明】 【0047】 【図1】本発明に係るドッグフードの第1の実施の形態を概念的に示した斜視図である。 【図2】図1におけるドッグフードの側面図である。 【図3】図2におけるA矢視図である。 【図4】図2におけるB−B線に沿う部分の断面図である。 【図5】本発明に係るドッグフードの第2の実施の形態を概念的に示した斜視図である。 【図6】図5におけるドッグフードの側面図である。 【図7】図6におけるX矢視図である。 【図8】図6におけるY−Y線に沿う部分の断面図である。 【符号の説明】 【0048】 1,11 ドッグフード 2,3,4,12,13,14 突条 5 植物繊維 L 長さ h1,h2,h3,h4 高さ α,β,γ,θ 角度 w,w1,w2,w3 幅
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| 【出願人】 |
【識別番号】391001457 【氏名又は名称】アイリスオーヤマ株式会社 【住所又は居所】宮城県仙台市青葉区五橋二丁目12番1号
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| 【出願日】 |
平成16年7月14日(2004.7.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094547 【弁理士】 【氏名又は名称】岩根 正敏
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| 【公開番号】 |
特開2005−304475(P2005−304475A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月4日(2005.11.4) |
| 【出願番号】 |
特願2004−206655(P2004−206655) |
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