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【発明の名称】 冷菓供給装置
【発明者】 【氏名】岩田 務
【住所又は居所】愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ電機株式会社内

【氏名】野津 慎次
【住所又は居所】愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ電機株式会社内

【氏名】力石 宏則
【住所又は居所】愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ電機株式会社内

【要約】 【課題】袋詰冷菓の残留量を少なくするための蓋をシリンダに対して容易に装着し得ると共に、蓋の装着操作及びシリンダの起立位置への回動操作等の、冷菓を詰めた袋の一連の交換作業全体を容易にすることができる冷菓供給装置を提供する。

【解決手段】冷菓供給装置はシリンダの上側部に回動可能に軸支された操作アーム31、及び操作アーム及び扉を連結する支持アーム42を有し、操作アームの回動によりシリンダを扉に対して傾倒位置及び冷菓が注出可能な起立位置間で接離するように傾動させるリンク機構27と、シリンダの上側部に回動可能に軸支された押圧部材51とを備え、シリンダが起立位置へ傾動するように操作アームを回動させた時に、操作アームの回動に連動して、シリンダ蓋の内側部がシリンダに収納された袋詰冷菓を上方から押圧するように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷凍庫の扉の裏面に鉛直方向に配設され、内部に上下動するピストンが嵌挿されたシリンダと、
該シリンダの上端を塞ぐシリンダ蓋と、
前記扉の表面に配設され、前記シリンダ内に収容された冷菓を注出する注出部であって、該注出部から前記扉を貫通して裏面側に突設された連結管が、前記シリンダ内部の前記ピストン上側に収納され内部に前記冷菓が充填された冷菓詰め袋に取り付けられた取出口と接続するようになっている該注出部と、
前記シリンダの上側部に回動可能に軸支された操作アーム、及び該操作アーム及び前記扉を連結する支持アームを有し、前記操作アームの回動により、前記シリンダを、前記扉に対して傾倒位置及び前記冷菓が注出可能な起立位置間で接離するように傾動させるリンク機構と、
前記シリンダの上側部に回動可能に軸支された押圧部材であって、前記シリンダが前記起立位置へ傾動するように前記操作アームを回動させた時に、該操作アームの回動に連動して、前記シリンダ蓋の底部が前記シリンダに収納された前記冷菓詰め袋を上方から押圧するような該押圧部材と、
を備える冷菓供給装置。
【請求項2】
前記シリンダ蓋には、スライド可能な係止部材が設けられ、
前記シリンダの上端部には、前記係止部材が係合する係合部が設けられ、
前記シリンダが前記起立位置へ傾動するように前記操作アームを回動させた時に、該操作アームの回動に連動して、前記シリンダ蓋の前記係止部材が前記シリンダの前記係合部に係合する請求項1に記載の冷菓供給装置。
【請求項3】
前記シリンダが前記傾倒位置へ傾動するように前記操作アームを回動させた時に、該操作アームの回動に連動して、前記シリンダの前記係合部と前記シリンダ蓋の前記係止部材との係合を解除させる解除部材を更に設ける請求項2に記載の冷菓供給装置。
【請求項4】
前記シリンダ蓋には、検知部材が設けられ、
前記押圧部材には、前記シリンダ蓋の有無を検知するために、該シリンダ蓋の前記検知部材を検知する検知手段が設けられている請求項1に記載の冷菓供給装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、冷菓供給装置に係り、特にピストンの移動によりシリンダ内に装填された袋詰冷菓を押圧して冷菓を注出する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の冷菓供給装置の全体構造を図14に示す(例えば、特許文献1参照)。冷凍庫100の扉101の裏面側には、アイスクリーム等の冷菓102を詰めた袋114を収容するシリンダ103が鉛直方向縦向きに設けられる一方、扉101の表面には、コック104の操作により開閉される注出部105が取り付けられて、この注出部105に連通して内方へ突設された連結管106がシリンダ103の内部に収容された袋114の取出口107と接続する構造になっていて、このコック104を開操作すると、機械室108内のポンプ109が正方向に駆動され、実線矢印で示されるように、ブラインタンク110からブライン111がシリンダ103下部の圧力室112に供給される。これにより、ピストン113が上昇してシリンダ103内の袋114が圧縮され、冷菓102が注出されるようになっている。
【0003】
冷菓102を使い切ったら新たな袋114と交換するが、その場合には、ポンプ109を逆転させてブライン111をブラインタンク110側に戻してピストン113を下げると共に、扉101を開いてシリンダ103を外に出して行っていた。この際、シリンダ103が扉101の裏面に密着して固定されたままだと、シリンダ103に収容された袋114の交換がし辛いという問題があったため、シリンダ103の下側を蝶番115により扉101の裏面に対して傾動可能に支持させると共に、図15に示すように、操作アーム116、支持アーム117、ストッパアーム118等からなるリンク機構を扉101とシリンダ103との間に設けて、冷菓を詰めた袋114の取出口107が注出部105の連結管106と接続される起立位置(図15(a)参照)と、袋114を交換するための傾倒位置(図15(b)参照)とにシリンダ103を回動操作できるように構成されていた。
【0004】
【特許文献1】特開2000−253829号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ピストン113がシリンダ103内の上死点位置に到達した際に、蓋120の内側とピストン113の上側との間に空間が形成される場合があり、ここに袋詰の冷菓102が多く残留したしまうことがあったため、図14に示すように、蓋120の下面のシリンダ103内に挿入される部分を大きく取って空間を埋めるような工夫がされているが、このように蓋下面に形成された膨出部121を大きくすると、蓋120をシリンダ103に装着する際に、膨出部121でシリンダ内に収納されている袋詰冷菓102を上方から強い力で押さえ付けながら装着する必要があり、装着作業を行うのが困難であるという問題があった。また、蓋の装着作業が終了した後に、シリンダ103の回動操作を行い起立位置に装着する必要があり、一連の動作を冷菓販売のピーク時に行う場合には、慣れた販売従事者でもかなりの時間を必要とし、店頭の冷菓購入者を必要以上に待たせるという不都合もあった。
【0006】
また、蓋自体が外側固定蓋と内側可動蓋との二重構造になっていて、外側固定蓋をシリンダに装着した後に、内側可動蓋を袋詰冷菓に対して押圧して残留空間を減らすものもあるが、この場合には、まず外側固定蓋をシリンダに装着してから内側可動蓋を押圧し、さらに、シリンダの回動操作を行うという手順を踏まなければならず、よけいに時間が掛かることも知られていた。
【0007】
従って、本発明は、上述した従来の技術の問題を解決するためになされたもので、袋詰冷菓の残留量を少なくするための蓋をシリンダに対して容易に装着し得ると共に、蓋の装着操作及びシリンダの起立位置への回動操作等の、冷菓を詰めた袋の一連の交換作業全体を容易にすることができる冷菓供給装置を提供することを主な目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の本発明によれば、冷菓供給装置は、冷凍庫の扉の裏面に鉛直方向に配設され、内部に上下動するピストンが嵌挿されたシリンダと、該シリンダの上端を塞ぐシリンダ蓋と、前記扉の表面に配設され、前記シリンダ内に収容された冷菓を注出する注出部であって、該注出部から前記扉を貫通して裏面側に突設された連結管が、前記シリンダ内部の前記ピストン上側に収納され内部に前記冷菓が充填された冷菓詰め袋に取り付けられた取出口と接続するようになっている該注出部と、前記シリンダの上側部に回動可能に軸支された操作アーム、及び該操作アーム及び前記扉を連結する支持アームを有し、前記操作アームの回動により、前記シリンダを、前記扉に対して傾倒位置及び前記冷菓が注出可能な起立位置間で接離するように傾動させるリンク機構と、前記シリンダの上側部に回動可能に軸支された押圧部材であって、前記シリンダが前記起立位置へ傾動するように前記操作アームを回動させた時に、該操作アームの回動に連動して、前記シリンダ蓋の底部が前記シリンダに収納された前記冷菓詰め袋を上方から押圧するような該押圧部材と、を備えることを特徴としている。
【0009】
前記シリンダ蓋にスライド可能な係止部材を設け、前記シリンダの上端部に前記係止部材が係合する係合部を設け、前記シリンダが前記起立位置へ傾動するように前記操作アームを回動させた時に、該操作アームの回動に連動して、前記シリンダ蓋の前記係止部材が前記シリンダの前記係合部に係合するようにすることもできる。また、前記シリンダが前記傾倒位置へ傾動するように前記操作アームを回動させた時に、該操作アームの回動に連動して、前記シリンダの前記係合部と前記シリンダ蓋の前記係止部材との係合を解除させる解除部材を更に設けることも望ましい。さらに、前記シリンダ蓋に検知部材を設けると共に、前記押圧部材に前記シリンダ蓋の有無を検知するための検知手段を設けることも好ましい。
【発明の効果】
【0010】
扉に対してシリンダを、冷菓が注出可能な起立位置と冷菓詰め袋を交換可能な傾倒位置との間で傾動させる操作アームの回動に連動して、シリンダ蓋の内側部が冷菓詰め袋を上方から押圧するようにしたので、シリンダ内での袋詰冷菓の残留量を少なくするための押圧操作とシリンダの扉への装着操作とを一緒に行うことができ、冷菓を詰めた袋の一連の交換作業全体を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明の好適な実施の形態を、添付図面を参照しながら説明するが、図中、同一符号は、同一又は対応部分を示すものとする。
【実施例1】
【0012】
以下では、本発明を、アイスクリームディスペンサに適用した例を説明する。冷凍庫1は、断熱箱体からなり、内部が冷凍室2となっており、その前面の開口には、揺動開閉可能な断熱扉3が設けられている。冷凍室2内の天井部分に冷却器4と庫内ファン5が配置される一方、冷凍庫1の底面側に画成された機械室6内には、冷却器4に接続された冷凍機7が配置されている。冷凍室2の奥面に設けられたダクト8を介して吸引された庫内空気が冷却器4で冷却されて庫内ファン5によって冷凍室2内に循環供給され、これにより冷凍室2内は、アイスクリームが注出可能な状態を維持しつつ冷却保存されるような温度に維持されている。
【0013】
断熱扉3には、注出部9の注出口10の開閉を操作するコック11が取付けられており、このコック11を開操作すると、弁体12が上昇して連結管13が開放されると共に、注出スイッチ14がオンして機械室6内のポンプ15が正方向に駆動され、実線矢印で示されるように、ブラインタンク16からブライン17がシリンダ18下部の圧力室19に供給される。これにより、ピストン23が上昇してシリンダ18内の上部に収容された冷菓詰袋20が圧縮され、この冷菓詰袋20の側面上部に取り付けられた取出口22からアイスクリーム21が流出して連結管13を通り、注出口10から注出される。コック11を閉操作すると、注出スイッチ14がオフとなってポンプ15が停止すると共に、弁体12が下降して連結管13が閉鎖され、アイスクリーム21の注出が停止されるように構成されている。
【0014】
上述したシリンダ18は、断熱扉3の裏面側に鉛直方向縦向きに配設されており、その下端が断熱扉3の下側に蝶番24を介して取り付けられたチャンネル材26に適宜固定された載置板25に載置されて傾動可能に支持されていると共に、その上側部がリンク機構27(詳細は後述する)を介して断熱扉3に取り付けられている。これにより、シリンダ18は、断熱扉3に対して傾動可能になっている。なお、断熱扉3に対してシリンダ18の下端部を傾動可能に支持する構造は、これに限定されるものではなく、既知の如何なる機構を用いてもよい。
【0015】
シリンダ18において断熱扉3と対応する側壁の上側部には、上縁から鉛直方向下向きにU字溝28(図3参照)が切られており、シリンダ18の内部に、冷菓詰袋20の取出口22をU字溝28に嵌めつつこの袋を収容できるようになっている。シリンダ18の上端開口には、この開口を塞ぐようにシリンダ蓋29(詳細は後述する)が着脱可能に取り付けられている。一方、断熱扉の上部側の外側面には、注出部9が設けられており、その下端には注出口10を備えている。この注出口10に連通して突設された連結管13は、断熱扉3を貫通して裏面側に突出しており、この突出端部13aに冷菓詰袋20の取出口22が接続するように構成されている。また、シリンダ18に画成されたU字溝28とは直行する方向の上縁には、左右対象のL字型切欠38が設けられている。
【0016】
次に、シリンダ18の傾動機構を、図3を用いて説明する。シリンダ18の上側の左右両側面には、取付板30が溶接などの適当な手段により固着されている。両取付板30には、一対の略L字型のシリンダ傾動用の操作アーム31が回動軸32により回動可能に支持されている。両操作アーム31の一方端側には、把持し易くするための操作用ノブ33が各々取付けられ、そこから所定寸法入った位置に、両操作アーム31を連結させる連結棒34が架設されており、両操作アームが一体化されている。連結棒34は、回動軸32を中心に操作アーム31が傾倒位置(図6参照)から起立位置(図8参照)へと回動する際に、後述するシリンダ蓋降下用の押圧部材51の側板53の背部53aに当接して持ち上げ且つ押圧するように機能する。
【0017】
連結棒34よりさらに回動軸32側の両操作アーム31には、各々対向するように内向きに突設したL字型の係合ブラケット35が一体的に設けられていると共に、係合ブラケット35の内側には、この係合ブラケット35の係合板36と平行に、且つ係合板36より短い係合下板37が設けられており、回動軸32を中心に操作アーム31が起立位置から傾倒位置へと回動する際に、シリンダ蓋降下用の押圧部材51の上昇用シャフト55に当接して、押圧部材を持ち上げて回動させるように機能する。
【0018】
両操作アーム31のさらに回動軸32側には、開口側が広がった略U字状の切欠40が設けられている。操作アーム31の切欠40は、操作アーム31が傾倒位置から起立位置へと回動する際に、シリンダ18に画成されたL字型切欠38に係合するシリンダ蓋29のスライド可能な係止部材として機能するスライドシャフト63に係合して、スライドシャフト63をシリンダ18のL字型切欠38のロック位置に移動させるように機能する。
【0019】
一方、操作アーム31の回動軸32を挟んだ他方端側には、所定形状をしたカム板39が各々設けられている。両操作アーム31は対称形のため、一方側の操作アームについてのみ説明する。カム板39の形状は、上述したU字状の切欠40側から、ロック解除部39a、シャフト上昇部39b、シャフト載置部39c、そして、ストッパ部39dと連設されている。カム板39は、操作アーム31が傾倒位置に位置している場合、シャフト載置部39cとストッパ部39dとが鉛直方向上向きに位置するようになっており、シリンダ蓋29をシリンダ18の上端に載置した際に、シリンダ蓋29のスライドシャフト63がシャフト載置部39cに載置されるように構成されている。シリンダ蓋29がシリンダ蓋降下用の押圧部材51により押圧されてシリンダ18に押し込まれて、スライドシャフト63がL字型切欠38のロック位置に移動するまでの間、カム板39は、スライドシャフト63と干渉しない形状になっている。一方、操作アーム31を起立位置から傾倒位置へ回動する場合には、スライドシャフト63がロック解除部39a,シャフト上昇部39b、シャフト載置部39cへと順次当接して、スライドシャフト63とL字型切欠38との係合を解除させる解除部材として機能する。
【0020】
断熱扉3の裏面には、左右一対のL字型のブラケット41が取り付けられている、各々のブラケット41には、真っ直ぐな支持アーム42の基端側が支持軸43により回動可能に支持されている。支持アーム42の先端側は、操作アーム31に連結軸44により回動自在に連結されている。支持軸43と連結軸44とは、シリンダ18が起立位置に位置する場合に、回動軸32と鉛直方向においてほぼ同じ高さ位置に位置するように配設されている。また、連結軸44は、断熱扉3に対して、回動軸32より離れた位置に配設されている。以上において、操作アーム31、回動軸32、支持アーム42、支持軸43、及び連結軸44により、断熱扉3に対してシリンダ18を起立位置及び傾倒位置間で傾動させるリンク機構を構成する。
【0021】
ブラケット41の支持アーム42に軸支した支持軸43より上側には、ストッパレバー45の基端が支持軸46により回動可能に支持されている。ストッパレバー45の先端側は、下方向きに拡幅されており、拡幅部には、上述した操作アーム31及び支持アーム42を連結する連結軸44が嵌合可能なL字溝47が画成されている。L字溝47の横溝は、逃がし溝48として機能し、逃がし溝48の後端から直角に立ち上がった縦溝が係止溝49として機能する。すなわち、シリンダ18が傾倒位置に有る場合には、ストッパレバー45が斜め下向きの姿態を取って、連結軸44が逃がし溝48の先端側に係合し、シリンダ18が起立位置に有る倍には、ストッパレバー45が水平向きに少し起きあがり、連結軸44が逃がし溝48の後端に達して係止溝49に係合するように構成されている。なお、ストッパレバー45の先端下側には、外側に張り出した操作片50が形成されている。
【0022】
次に、シリンダ蓋29をシリンダ18内へ押圧して押し込むシリンダ蓋下降用の押圧部材51について説明する。押圧部材51は、ほぼ半円環状をした一対の側板53を備えており、側板53の基端部がシリンダ18の取付板30に固定されたL字ブラケット52へ回動軸54により回動可能に支持されている。回動軸54は、両側板53に共通であり、両側板53が一体化されている。回動軸54から所定位置離れた場所に、上昇用シャフト55が両側板53を貫通して外側に突出するように取り付けられている。この上昇用シャフト55は、操作アーム31が起立位置から傾倒位置へと回動する際に、操作アームに突設した係合ブラケット35の係合板36及び係合下板37と係合することにより、操作アーム31の動作に連動して起立位置から傾倒位置へと回動し得るように構成されている。なお、押圧部材51が傾倒位置へと回動した場合に、両側板53などがシリンダ18に衝突しないようにするために、上昇用シャフト55が傾倒位置へ回動した際の対応するシリンダ18の取付板30の後側に、一対のストッパ69が設けられている。
【0023】
回動軸54とは反対側の両側板53の湾曲端部56は、シリンダ蓋29を押圧するように機能する。両湾曲端部56の間には、リードスイッチ取付部57が取り付けられており、内部にリードスイッチ(図示せず)が埋め込まれている。リードスイッチは、後述するシリンダ蓋29の内部に埋め込まれたマグネット67を検知するためのもので、シリンダ蓋の有無を検知する検知手段として機能する。リードスイッチは、湾曲端部56がシリンダ蓋29に当接して押圧する際にシリンダ蓋29の上面と干渉しないように、湾曲端部56から僅かに内側に入った場所に位置している。なお、リードスイッチからは、適宜、制御板等に接続するためのリード線(図示せず)が配設されている。
【0024】
一方、側板53の背部53aは、上述したように、両操作アーム31を連結させる連結棒34に当接し、この連結棒34が傾倒位置から起立位置へと回動する際に、その動きに連動して回動軸54を中心に回動し、側板53の湾曲端部56がシリンダ蓋29に当接した後は、シリンダ蓋29を上方から押圧できるような形状になっている。側板53の、湾曲端部56の後側は、後方に突出しており、この突出部58間にシャフト状のストッパ部59が取り付けられており、側板53の背部53aをスライドする操作アーム31の連結棒34がストッパ部59に当接することにより、操作アーム31の回動が規制される。
【0025】
次に、図4及び図5を参照しながら、シリンダ蓋29の構造を詳述する。シリンダ蓋29は、上板60と、本体61と、底部62と、そしてスライドシャフト63とを備えており、図5に示すように、本体61の下側に画成された十字溝64にスライドシャフト63を装填しながら、複数本のねじ65により一体的に組み付けられている。略円形状の上板60は、シリンダ18と同じステンレス製で、幅広のL字状の取手66が両端から外向きに突設されている。本体61の上側には、マグネット67が埋設されており、この上から上板60が取り付けられるように構成されている。マグネット67は、上述した押圧部材51の先端部に取り付けられたリードスイッチ取付部57に埋設されたリードスイッチにより検知されるようになっており、シリンダ蓋の有無を検知する検知部材として機能する。
【0026】
円筒状の本体61の下側には、ほぼ蓋の中心部に交点が位置するように十字溝64が画成されており、この十字溝64にステンレス製のスライドシャフト63が挟み込まれている。図5の紙面に対して上下方向に伸びる縦溝64aは、スライドシャフト63のスライドの案内溝として機能し、一方、左右方向に伸びる横溝64bは、スライドシャフト63がシリンダ蓋29に対してスライドできるような幅広の溝に構成されている。スライドシャフト63の上下方向に伸びる縦シャフト63aは、案内溝である縦溝64aの内部をスライドして、スライドシャフト63の円滑な前後移動とその位置決めをするために設けられている。これに対して左右方向に伸びる横シャフト63bは、横溝64bの幅に合わせてスライド可能になっている。また、横シャフト63bは、本体61の両側から外向きに所定量だけ突出しており、この突出している部分が操作アーム31と係合するようになっている。
【0027】
略円筒状の底部62の上側、すなわち本体61に対向する側は、平坦な形状になっており、スライドシャフト63が底部62の上側をスライドし易くしてある。底部62の、縦溝64aと整合する位置の一側には、位置だし凸部68が取り付けられており、シリンダ蓋29をシリンダ18に装着する際に、この位置だし凸部68をシリンダ18のU字溝28に整合させることで、シリンダ蓋29の位置合わせを行う。また、スライドシャフト63の両側に突出している横シャフト63bが操作アーム31のシャフト載置部39cに位置することで、さらに、容易に位置合わせを行うことができる。なお、操作アーム31や押圧部材51と係合する上板60やスライドシャフト63は、ステンレス製であり、十分強度や耐久性があることから、その他の本体61と底部62とは、ステンレスより軽い材質のもので作成するのが好ましい。それにより、シリンダ蓋自体の重量を軽くすることができ、取り扱いが容易になる。
【0028】
次に、上記のように構成された冷菓供給装置の作用を、図6乃至図9を用いて説明する。冷菓供給装置の稼働中は、図1及び図8に示すように、シリンダ18は、断熱扉3の裏面において起立位置に支持され、シリンダ18内に収容された冷菓詰袋20の取出口22が注出部9に連通された連結管13の突出端部13a内に圧入されて接続状態にあり、上述したように、コック11の開閉操作により、注出口10からアイスクリーム21が適宜注出される。
【0029】
注出が進んで冷菓詰袋20内のアイスクリーム21を使い切ったら、新たな冷菓詰袋と交換する必要がある。その場合には、操作パネル70に装備された袋交換スイッチ(図示せず)をオン操作する。これにより、ポンプ15が逆転駆動され、シリンダ18の圧力室19内のブライン17が吸引されてブラインタンク16側に戻され、圧力室19内が負圧になることでピストン23が下降し、シリンダの内部が広げられ、ピストン23が下端位置に達したら、ポンプ15の逆転が停止される。
【0030】
次に断熱扉3を開けて、シリンダ18を庫外に出す。そして、最初にストッパレバー45の操作片50(図8参照)に指を掛けてストッパレバー45の先端側を持ち上げて支持アーム42のロックを解除して、それから、起立位置の状態から、操作アーム31のノブ33に手を掛けて操作アーム31を反時計回り方向に回動操作する。操作アーム31を徐々に引き下げていくと、操作アーム31の切欠40がシリンダ蓋29のスライドシャフト63のロック位置から離れ始め、次に、カム板39のロック解除部39aがスライドシャフト63に係合する。操作アーム31のさらなる回動によりスライドシャフト63がシリンダ18のL字型切欠38のロック位置から後方へ押し始め、さらなる回動により、L字型切欠38を完全に後方まで押され、シリンダ18からの解除可能な位置へスライドシャフト63が移動する。
【0031】
操作アーム31を更に回動させると、シャフト上昇部39bがスライドシャフト63と係合し、スライドシャフト63がL字型切欠38を上方へ移動し始め、シリンダ蓋29がシリンダ18から外れ始めるが、この段階までに、操作アームの係合ブラケット35の係合板36が押圧部材51の上昇用シャフト55と係合し、押圧部材51をシリンダ蓋29から離脱するように引き起こし始める。押圧部材51がシリンダ蓋29から離脱したため、シャフト上昇部39bがスライドシャフト63をL字型切欠38のさらに上方へと押し上げ、最終的にシャフト載置部39cに乗り上げて、ストッパ部39dに当接することで、シリンダ蓋29がシリンダ18に対して図6に示すようなロック解除位置、すなわち、シリンダ蓋がセット状態に戻される。
【0032】
一方、係合ブラケット35の係合板36によって引き起こされた押圧部材51は、操作アーム31の回動に伴って係合板36から離脱して、押圧部材51の自重で係合下板37へと落下し、さらなる回動に伴って係合下板37から離脱して、自重で操作アーム31の連結棒34へと落下し、最終的に上昇用シャフト55がシリンダ18に取り付けられたストッパ69に当接して回動が終了する。これにより、シリンダ18は、図6に示すような傾倒位置に保持される。
【0033】
以上のように、操作アーム31の回動操作に連動してシリンダ蓋29をシリンダ18のロック解除位置へと移動させることができる。すなわち、シリンダ18の傾動操作とシリンダ蓋29の解除操作とを1回の動作で完了することができ、動作が簡単になると共に、袋詰め冷菓の交換時間と冷菓提供までの所要時間を大幅に短縮することができる。
【0034】
シリンダ18が傾倒位置に保持されている間、シリンダ蓋29を外して使用済みの冷菓詰袋20を取り出して、新たな袋詰冷菓をシリンダ18に収容し、再度、シリンダ蓋29をセットする。このシリンダ蓋29のセット位置は、底部62の位置だし凸部68をシリンダ18のU字溝28に位置合わせしながら、底部62の全体がシリンダ18の内部に挿入されてスライドシャフト63がカム板39のシャフト載置部39cに載置された状態をいう。
【0035】
シリンダ蓋29のセットが終了したら、図7に示すように、操作アーム31のノブ33に手を掛けて操作アームを時計回り方向へ回動操作する。操作アーム31を徐々に引き上げていくと、操作アーム31の連結棒34が押圧部材51の両側板53の背部53aに係合し、押圧部材51を起立させ始める。一方、操作アーム31の回動によりカム板39が回動し、シャフト載置部39cとシリンダ蓋29のスライドシャフト63との係合が解除される。操作アーム31がさらに回動すると、押圧部材51の湾曲端部56がシリンダ蓋29の上側面に当接する。その後、連結棒34が側板53の背部53aを摺動すると、押圧部材51がシリンダ蓋29をシリンダ18の内部に押し込み始める。すなわち、スライドシャフト63がシリンダ18のL字型切欠38を下方向に移動する。シリンダ蓋29がシリンダ18に押し込まれると同時に、シリンダ18が徐々に起立してきて、シリンダ18に収納された冷菓詰袋20の取出口22が断熱扉3の裏側に突設した連結管13の突出端部13aに差し込まれ始める。
【0036】
操作アーム31をさらに回動させると、シリンダ18が起立して、冷菓詰袋20の取出口22が連結管13の突出端部13aに圧入して両者が結合すると共に、シリンダ蓋29の下降が終了してスライドシャフト63に操作アーム31の切欠40が係合する。そして、操作アーム31の回動に伴って、切欠40に係合したスライドシャフト63をL字型切欠38内部を横方向前側に押し始め、最終的にスライドシャフト63をL字型切欠38のロック位置まで押し込む。このとき操作アーム31の連結棒34は、押圧部材51のストッパ部59に当接して、さらなる回動を規制される。また、同時に、支持アーム42の連結軸44がストッパレバー45の逃がし溝48の後端に達し、それによりストッパレバー45の自重により下方に回動しつつ連結軸44が掛止溝49内に嵌入する。その結果、シリンダ18の起立位置への傾動は終了し、ストッパレバー45と、冷菓詰袋の取出口22及び連結管13の突出端部13a間の圧入接続とにより、シリンダ18は、起立位置で保持される。
【0037】
以上のように、操作アーム31を回動させるだけで、それに連動してシリンダ蓋29の内側部、すなわち底部62をシリンダ18内部に収納された冷菓詰袋20を上方から押さえ込んで、袋詰冷菓の残留量を少なくすることができるため、動作が簡単になり、袋詰め冷菓の交換時間と冷菓提供までの所要時間を大幅に短縮することができる。特に、この実施形態においては、シリンダ蓋29自体のシリンダ18への装着も、シリンダ蓋の中心部に前後動するスライドシャフト63を設けたことにより、1回の操作アーム31の回動動作で行われるため、より交換作業を容易にすることができる。
【0038】
また、シリンダ蓋29の上側面を押圧する押圧部材51の湾曲御端部56の近傍にはリードスイッチ取付部57が設けられているので、押圧部材51がシリンダ蓋29に当接してシリンダ蓋29をシリンダ18の内部に下降させて行く際に、シリンダ蓋29の内部に埋め込まれたマグネット67にリードスイッチ取付部57が接近し、内部に組み込まれたリードスイッチが反応してシリンダ蓋29の有無を検知することができる。従来のシリンダ蓋の有無に使用する検知手段においては、シリンダ蓋表面に露出した状態のマグネットをL字形板に固定する一方で、断熱扉(庫内ファンカバーの一部分)に設けられた開口部にマグネットと共に固定されたL字形板先端を差し込むことで正規位置として、扉裏面に組み込まれたリードスイッチが反応してシリンダ蓋の有無を検知していたが、シリンダ蓋の位置だしが困難であったり、L字形板が開口部に正しく差し込まれないと開口部手前に激突し、扉裏面に打刻後や変形が起こり、見栄えが悪いものになっていた。しかしながら、本願発明によれば、シリンダ蓋の回転作業とそれに付随する位置だし作業がなくなると共に、扉裏面の打刻後や変形もなく、作業が容易になった上に、見栄えも向上する。
【実施例2】
【0039】
次に、図10を参照しながら、第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と異なるのは、押圧部材51に案内部材81を取付けると共に側板の外側に突出する上昇用シャフトをなくす一方、操作アーム31から上昇用シャフトに係合する係合ブラケット35をなくした点である。それ以外の構成は、第1の実施形態と同じであるため、説明は省略する。
【0040】
押圧部材51の側板53の回動軸54側には、側板53の背部53aの湾曲にほぼ沿った案内部材81が、背部53aから所定の間隔82を開けて取付けられている。間隔82は、操作アーム31の連結棒34が摺動できるような間隔であればよい。また、案内部材81の長さは、操作アーム31の回動動作に伴って押圧部材51が傾倒位置から起立位置に回動する際に、押圧部材51の湾曲端部56がシリンダ蓋29に当接するまで、少なくとも操作アーム31の連結棒34が案内部材81と係合しているような長さであればよい。
【0041】
次に、この実施形態の動作を説明する。傾動位置から操作アーム31を回動させると、側板53の背部53aと案内部材81との間隔82に捕らえられている操作アーム31の連結棒34は、背部53aを押し上げ押圧部材51を起立させ始め、さらなる操作アーム31の回動により、押圧部材51がシリンダ蓋29と当接してからシリンダ蓋29をシリンダ18の内部に押し込みながらスライドシャフト63をシリンダ18のL字型切欠38でスライドさせて、シリンダ18を起立位置に起こすと共にシリンダ蓋29の装着を同時に行う。以上の動作は、実施形態1と同じである。
【0042】
一方、起立位置から傾倒位置へとシリンダ18を傾動動作させるには、ストッパレバー45を上方へ持ち上げてロックを解除し操作アーム31を回動させると、連結棒34が背部53aと案内部材81との間隔82に差し込まれ、案内部材81と係合することにより押圧部材51を引き起こす。その後、さらなる操作アーム31の回動により、間隔82がほぼ鉛直方向から反対側へと傾き始めると、押圧部材51の自重により、連結棒34が案内部材81との係合から離脱して背部53aと係合し始め、最終的に、案内部材81の背部がシリンダ18の外壁と接触することにより、操作アーム31の回動を規制して、傾動動作が終了する。
【0043】
押圧部材51の引き上げには二通りあり、シリンダ18の内部に冷菓詰袋20を収納後、シリンダ蓋29を下降させるために回動軸54回りに引き上げられる場合と、シリンダ18の内部の冷菓詰袋20を交換する際に、シリンダ蓋29の下降状態を解除するために回動軸54回りに引き上げられる場合がある。どちらの場合にも、操作アーム31の回転操作により一旦倒立状態となった後、それぞれの回転方向側へ、押圧部材51の自重により倒れ込んでいたため、例えば、第1の実施形態のものでは、自重での倒れ込みにより押圧部材51がシリンダ蓋29の上側面へ衝突した場合には、シリンダ蓋表面を必要以上に傷つけると共に、押圧部近傍に設置されたリードスイッチに衝撃を与え、リードスイッチの寿命を短くする可能性があった。
【0044】
しかしながら、第2の実施形態のものでは、案内部材81と側板53の背部53aとの間に操作アーム31の連結棒34を挟み込むことができるので、操作アーム31を回動させて押圧部材51がその倒立位置から傾き始める際にも、自重による倒れ込みをなくすことができ、押圧部材と他の部材とが衝突することがなく、部材表面を必要以上に傷つける恐れがなく、また、押圧部材51の押圧部近傍に組み込まれたリードスイッチを衝撃から守ることができるため、その寿命を保つことができる。
【実施例3】
【0045】
次に、図11を参照しながら、第3の実施形態を説明する。第3の実施形態が、第1の実施形態と異なるのは、シリンダ蓋85が蓋部86と内側部である蓋底部87とからなる分割構造をしており、蓋底部87が蓋部86に対して上下動するように構成されている点である。それ以下の構成は、第1の実施形態と同じであるため、説明は省略する。
【0046】
蓋部86は、凹形状で、その一部を反らした複数個の爪88を有し、シリンダ18の上部側面に突設した係合凸部89に蓋部86を回転させることで、反らした爪88を係合凸部89へ係合させて、蓋部86をシリンダ18に装着するように構成されている。蓋底部87は、シリンダ18の内側に嵌り合う外径を有しており、蓋部86の上側面中央部の開口部から上側に突出する凸部90を有しており、凸部90が開口部に沿って上下動することにより、蓋底部87が蓋部86に対して上下動するように構成されている。
【0047】
次に、この実施形態の動作を説明する。シリンダ蓋85をシリンダ18に装着し、所定の操作により押圧部材51をシリンダ蓋85に当接させる。その際、押圧部材51の湾曲端部56は、シリンダ蓋85から突出している凸部90と当接し、操作アーム31のさらなる回動に連動して押圧部材51が下向きに押圧されると、押圧部材51により凸部90が下向きに押し込まれ、結果として蓋底部87が冷菓詰袋20を上側から押圧する。第1の実施形態では、シリンダ蓋の内側部としての底部62がシリンダ蓋と一体的に組み立てられており、蓋自体で冷菓を押圧するものであったが、第3の実施形態では、シリンダ蓋の内側部としての蓋底部87が蓋の裏側に設けられた二重構造であり、可動部である蓋底部で冷菓を押圧するものである。これにより、シリンダ18内での袋詰冷菓の残留量を少なくすることができる押圧操作と、シリンダ18の断熱扉3への装着操作とを一緒に行うことができ、冷菓詰袋の一連の交換作業全体を容易にすることができる。なお、シリンダ蓋85の内側部である蓋底部87による冷菓詰袋20の押圧動作以外は、第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
【実施例4】
【0048】
次に、図12及び図13を参照しながら、第4の実施形態を説明する。この実施形態では、第3の実施形態の蓋底部87の側面の対向する両側位置に、半円形状の窪み91を設けたことを特徴としている。一般的に、袋内に充填された冷菓によって、冷菓詰袋20の左右の袋端20aは膨らんでいる。また、この袋端20aの部分は、圧着面でもあり、他の袋部分よりも肉厚な状態にある。従って、このような冷菓詰袋20をシリンダ18に挿入すると、両側の袋端20aの部分がシリンダ18より外側に突出した状態になり、この状態のままではシリンダ蓋がセットできないため、作業従事者が袋端20aを折り畳む作業が必要となる。しかしながら、折り畳みが不十分な場合や、シリンダ蓋のセット時の不備により、僅かながらもシリンダ18の上部に袋端20aがはみ出ることがある。このような場合には、シリンダ蓋85自体をシリンダ18に装着することができなくなる場合がある。このような場合には、一旦シリンダ蓋を取り外し再び嵌め直すしか方法がなかい。稀に、左右端の袋端20aのはみ出しが少ない場合には、シリンダ蓋85の蓋部86自体はシリンダ18に装着することができることもあるが、その後、蓋底部87をシリンダ18内へ押し下げることができない。最悪の場合には、冷菓詰袋が破れる可能性もあった。
【0049】
しかしながら、第4の実施形態のように、蓋底部87の側面の両側に半円形状の窪み91を設けたことにより、袋端20aがシリンダ18より外側にはみ出していても、蓋底部87をシリンダ18にセットする際に、はみ出している袋端20aを蓋底部87の窪み91に収納することができる。これにより、シリンダ内への冷菓詰袋の収納からシリンダ蓋のセットまでの一連の作業が途中で中断されることなく、円滑に行えるようになり、例えば、冷菓販売のピーク時にも、交換作業が容易となり、店頭の冷菓購入者を必要以上に待たせるということがなくなる。なお、第4の実施形態の蓋底部の半円形状の窪みは、第1の実施形態のシリンダ蓋29の底部62にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の好適な実施形態に係る冷菓供給装置の概略を示す一部破断側面図である。
【図2】図1に示した冷菓供給装置の断熱扉の裏側の状態示す斜視図である。
【図3】スライド機構と押圧部材
【図4】シリンダ蓋の概要を示す分解図である。
【図5】十字溝とスライドシャフトとの関係を示す平面図である。
【図6】シリンダが傾倒位置にある状態を示す概略図である。
【図7】傾倒位置から起立位置への回動状態を示す概略図である。
【図8】シリンダが起立位置にある状態を示す概略図である。
【図9】起立位置から傾倒位置への回動状態を示す概略図である。
【図10】本発明の別の実施形態を示す概略図である。
【図11】本発明のさらに別の実施形態を示す概略図である。
【図12】本発明のまたさらに別の実施形態を示す概略図である。
【図13】図12の作用状態を示す概略図である。
【図14】従来の冷菓供給装置の概略を示す一部破断側面図である。
【図15】シリンダが傾倒位置と起立位置とにある状態を示す概略図である。
【符号の説明】
【0051】
1 冷凍庫
3 断熱扉
9 注出部
10 注出口
11 コック
13 連結管
18 シリンダ
20 冷菓詰袋
22 取出口
27 リンク機構
29 シリンダ蓋
31 操作アーム
34 連結棒
35 係合ブラケット
38 L字型切欠
39 カム板
51 押圧部材
63 スライドシャフト
【出願人】 【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
【住所又は居所】愛知県豊明市栄町南館3番の16
【出願日】 平成16年5月26日(2004.5.26)
【代理人】 【識別番号】100057874
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照

【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治

【識別番号】100084010
【弁理士】
【氏名又は名称】古川 秀利

【識別番号】100094695
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 憲七

【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順

【公開番号】 特開2005−333869(P2005−333869A)
【公開日】 平成17年12月8日(2005.12.8)
【出願番号】 特願2004−156476(P2004−156476)