| 【発明の名称】 |
冷菓製造装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗原 正和 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】巻島 芳樹 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】冷菓にソースをトッピングするためのソース圧送装置を備えた冷菓製造装置において、ソースの種類や残量に係わらず安定した量のソーストッピングが行えるようにする。
【解決手段】ソースを圧送したときの密閉容器53内の圧力変化が所定の規定値より小さかった場合、小さい程大きく密閉容器53内の空気圧力を上昇させ、圧力変化が前記規定値より大きかった場合は、大きい程大きく密閉容器53内の空気圧力を低下させる方向で密閉容器53内の空気圧力を調整する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷菓を製造する冷却シリンダと、 この冷却シリンダから冷菓を抽出する取出通路と、 この取出通路を開閉して冷菓の取り出しを制御するためのプランジャと、 流動性のトッピング用ソースが貯蔵されたソース容器と、 このソース容器から前記取出通路の出口部にソースを圧送するソース圧送装置とを備えた冷菓製造装置において、 前記ソース圧送装置は、空気圧縮装置と、前記ソース容器を交換可能に収納する密閉容器と、この密閉容器内の空気圧力を検出するための圧力センサと、制御装置とを備え、 この制御装置は、前記空気圧縮装置により前記密閉容器内の空気圧力を上昇させ、前記ソース容器に空気圧を加えてソースを圧送すると共に、前記圧力センサの出力に基づき、ソースを圧送したときの前記密閉容器内の圧力変化が所定の規定値より小さかった場合、小さい程大きく前記密閉容器内の空気圧力を上昇させ、前記圧力変化が前記規定値より大きかった場合は、大きい程大きく前記密閉容器内の空気圧力を低下させる方向で前記密閉容器内の空気圧力を調整することを特徴とする冷菓製造装置。 【請求項2】 前記制御装置は、前記密閉容器内の空気圧力を調整後、次回のソース圧送時の前記密閉容器内の圧力変化が前記規定値であった場合、そのときの前記密閉容器内の空気圧力を上限圧力として登録し、前記密閉容器内の空気圧力を上昇させた後における前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記規定値より小さかった場合、小さい程大きく前記密閉容器内の空気圧力を上昇させ、前記密閉容器内の空気圧力を低下させた後における前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記規定値より大きかった場合は、大きい程大きく前記密閉容器内の空気圧力を低下させる方向で再度前記密閉容器内の空気圧力を調整することを特徴とする請求項1の冷菓製造装置。 【請求項3】 前記制御装置は、前記密閉容器内の空気圧力を上昇させた後、前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記既定値より大きくなった場合、大きくなった度合いに応じて前記密閉容器内の空気圧力を低下させ、前記密閉容器内の空気圧力を低下させた後、前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記既定値より小さくなった場合、小さくなった度合いに応じて前記密閉容器内の空気圧力を上昇させる方向で再度前記密閉容器内の空気圧力を調整することを特徴とする請求項2の冷菓製造装置。 【請求項4】 前記制御装置は、前記上限圧力を登録した後、ソース圧送時の前記密閉容器内の圧力変化が所定の下限値より小さくなった場合、前記密閉容器内の空気圧力を前記上限圧力まで上昇させることを特徴とする請求項2又は請求項3の冷菓製造装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ソフトクリーム等の冷菓を抽出販売する冷菓製造装置に関し、特に冷菓にジャムやチョコレート等の流動性のソースをトッピングするようにしたものに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、ソフトクリーム等の冷菓を抽出販売する冷菓製造装置は、冷菓原料(ミックス)により冷菓を製造する冷却シリンダと、この冷却シリンダの前端部に連通されて冷菓が抽出される抽出路と、この抽出路の出口が内壁面に開口し、下端には抽出された冷菓を取り出すための冷菓取出口部が形成されている取出通路(冷菓通路)とを有したフリーザドアと、取出通路内に上下移動可能に設けられ、通常抽出路の開口(出口)を塞ぐプランジャとを備えている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 そして、冷菓抽出販売時にはプランジャを上方に移動させて抽出路の出口を開放する。この抽出路の出口が開放されると、冷菓は冷却シリンダ内に設けられた撹拌装置(ビータ)の撹拌圧力により、抽出路を通ってその出口から冷菓通路に抽出された後、冷菓取出口部から取り出されるように構成されている。 【0004】 また、前記公報ではプランジャ内に導通路を形成し、抽出したソフトクリーム等の冷菓に、導通路を介してシロップやチョコレート等のソースを降りかけることにより、所謂トッピングを施すことができるように構成されていた。 【0005】 更に近年では、例えば特開2001−29109号公報に示される如く流動性のトッピングソースを冷菓取出口部に圧送するソース圧送装置を設け、前記プランジャによる冷菓の取出動作に連動してソース圧送装置より、前記ソースが充填されたソース容器からソースを圧送する冷菓製造装置が開発されて来ている。 【0006】 この場合、フリーザドアの取出通路下端には取出ノズルが当該フリーザドアに取り付けられ、この取出ノズルにソース出口が形成される。そして、ソース圧送装置からはホースを介して取出ノズルにソースが圧送され、プランジャによるソフトクリームの抽出動作に連動してソースをトッピングする方式が採られている。 【特許文献1】特開平7−264991号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 ここで、例えばコーン製のカップにソフトクリームを抽出する作業は通常2秒程で終了する。従って、1回当たりのソースの圧送も2秒程で終了することになるが、ジャムなどのソースは相当な粘度を有するものであるため、同じ圧力で押し出しても粘度の相違により1回当たりに供給されるソースの量も変わってくる。 【0008】 そのため、例えば粘度の低いソースの場合には多量のソースがトッピングされて不経済となると共に、逆に粘度の高いソースの場合にはトッピング量が少なくなってしまって見栄えが悪くなる。また、係るソース量の変化はソースの残量によっても生じてくると云う問題があった。 【0009】 本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、冷菓にソースをトッピングするためのソース圧送装置を備えた冷菓製造装置において、ソースの種類や残量に係わらず安定した量のソーストッピングが行えるようにすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明の冷菓製造装置は、冷菓を製造する冷却シリンダと、この冷却シリンダから冷菓を抽出する取出通路と、この取出通路を開閉して冷菓の取り出しを制御するためのプランジャと、流動性のトッピング用ソースが貯蔵されたソース容器と、このソース容器から取出通路の出口部にソースを圧送するソース圧送装置とを備えたものであって、ソース圧送装置は、空気圧縮装置と、ソース容器を交換可能に収納する密閉容器と、この密閉容器内の空気圧力を検出するための圧力センサと、制御装置とを備え、この制御装置は、空気圧縮装置により密閉容器内の空気圧力を上昇させ、ソース容器に空気圧を加えてソースを圧送すると共に、圧力センサの出力に基づき、ソースを圧送したときの密閉容器内の圧力変化が所定の規定値より小さかった場合、小さい程大きく密閉容器内の空気圧力を上昇させ、圧力変化が前記規定値より大きかった場合は、大きい程大きく密閉容器内の空気圧力を低下させる方向で密閉容器内の空気圧力を調整することを特徴とする。 【0011】 請求項2の発明の冷菓製造装置は、上記において制御装置は、密閉容器内の空気圧力を調整後、次回のソース圧送時の密閉容器内の圧力変化が前記規定値であった場合、そのときの密閉容器内の空気圧力を上限圧力として登録し、密閉容器内の空気圧力を上昇させた後における前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記規定値より小さかった場合、小さい程大きく密閉容器内の空気圧力を上昇させ、密閉容器内の空気圧力を低下させた後における前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記規定値より大きかった場合は、大きい程大きく密閉容器内の空気圧力を低下させる方向で再度密閉容器内の空気圧力を調整することを特徴とする。 【0012】 請求項3の発明の冷菓製造装置は、上記において制御装置は、密閉容器内の空気圧力を上昇させた後、前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記既定値より大きくなった場合、大きくなった度合いに応じて密閉容器内の空気圧力を低下させ、密閉容器内の空気圧力を低下させた後、前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記既定値より小さくなった場合、小さくなった度合いに応じて密閉容器内の空気圧力を上昇させる方向で再度密閉容器内の空気圧力を調整することを特徴とする。 【0013】 請求項4の発明の冷菓製造装置は、上記各発明において制御装置は、前記上限圧力を登録した後、ソース圧送時の密閉容器内の圧力変化が所定の下限値より小さくなった場合、密閉容器内の空気圧力を前記上限圧力まで上昇させることを特徴とする。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、制御装置が圧力センサの出力に基づき、ソースを圧送したときの密閉容器内の圧力変化が所定の規定値より小さかった場合、小さい程大きく密閉容器内の空気圧力を上昇させ、圧力変化が前記規定値より大きかった場合は、大きい程大きく密閉容器内の空気圧力を低下させる方向で密閉容器内の空気圧力を調整するので、請求項2の如く密閉容器内の空気圧力を調整後、次回のソース圧送時の密閉容器内の圧力変化が前記規定値であった場合、そのときの密閉容器内の空気圧力を上限圧力として登録し、密閉容器内の空気圧力を上昇させた後における前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記規定値より小さかった場合、小さい程大きく密閉容器内の空気圧力を上昇させ、密閉容器内の空気圧力を低下させた後における前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記規定値より大きかった場合は、大きい程大きく密閉容器内の空気圧力を低下させる方向で再度密閉容器内の空気圧力を調整し、且つ、請求項4の如く前記上限圧力を登録した後、ソース圧送時の密閉容器内の圧力変化が所定の下限値より小さくなった場合、密閉容器内の空気圧力を前記上限圧力まで上昇させることにより、ソース圧送時の密閉容器内の圧力変化を前記規定値と下限値の範囲内に維持し、ソースの種類や残量に拘わらずトッピングされるソースの量を常に所定の範囲内に的確に自動調整することが可能となる。これにより、安定したトッピングソースの供給を達成することができるようになる。 【0015】 また、請求項3の発明の如く密閉容器内の空気圧力を上昇させた後、前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記既定値より大きくなった場合、大きくなった度合いに応じて密閉容器内の空気圧力を低下させ、密閉容器内の空気圧力を低下させた後、前記次回のソース圧送時の圧力変化が前記既定値より小さくなった場合、小さくなった度合いに応じて密閉容器内の空気圧力を上昇させる方向で再度密閉容器内の空気圧力を調整することで、圧力調整が過剰であった場合にも支障無く圧力変化を前記規定値に調整することが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の実施形態としての冷菓製造装置1の一部切欠透視斜視図、図2は冷菓製造装置1のフリーザドア3部分の縦断正面図及びソース圧送装置2の構造説明図、図3はフリーザドア3の一部の縦断正面図、図4はフリーザドア3部分の縦断側面図、図5はソース圧送装置2の縦断側面図、図6はソース圧送装置2の正面図、図7は密閉容器54の断面図、図8はソース圧送装置2の制御装置Cのブロック図を示している。各図において実施例の冷菓製造装置1は、ソフトクリームを製造して例えばコーン製のカップに抽出し、螺旋状の冷菓の流れを盛り上げて生成し、販売(提供)するものである。各図において、6は冷菓製造装置1の本体1Aの上部に設けられ、液状のソフトクリームミックスが貯留されるホッパーであり、その周囲にはホッパー冷却用の冷却パイプP1が巻回されている。8は本体1A内に設けられ、前記液状のソフトクリームミックスをビータ(撹拌装置)7によって撹拌しながら冷却することにより、半硬化状態の冷菓(ソフトクリーム)を製造する冷却シリンダであり、その周囲にはシリンダ冷却用の冷却パイプP2を配している。 【0017】 ここで、ホッパー6を冷却する冷却パイプP1および冷却シリンダ8を冷却する冷却パイプP2は圧縮機5を備えた周知の冷却装置Rにより冷却されるものとする。3は上記冷却シリンダ8前方の本体1Aの前面に取り付けられたフリーザドアであり、20はこのフリーザドア3の上側の本体1A前面に取り付けられた冷菓製造用の操作パネルである。 【0018】 実施例のフリーザドア3内には上下に取出通路11A、11Bが左右に二カ所形成されている。各取出通路11A、11B内にはそれぞれプランジャ12A、12Bが上下移動可能に挿入されており、各プランジャ12A、12Bは前面のレバー13A、13Bにて上下動される。 【0019】 一方、冷却シリンダ8の前端部下側に対応する位置のフリーザドア3には、当該冷却シリンダ8の前端下側に連通する抽出路14が形成されており、この抽出路14は冷却シリンダ8から二方向に分岐し、各分岐の出口は前記取出通路11A、11Bの内壁面にそれぞれ開口されている。また、フリーザドア3の取出通路11A、11Bの下端部には取出ノズル4A、4Bが下側から当該フリーザドア3にネジ止めされている。 【0020】 更に、フリーザドア3の側方の冷菓製造装置1の本体1Aの実施例では向かって左側の側面にはソース圧送装置2が取り付けられている。そして、このソース圧送装置2と前記取出ノズル4Aとはソース通路を構成するための可塑性ホース16によって連通されている(図2)。 【0021】 取出ノズル4Aは、硬質樹脂製若しくは金属製のノズル部材17と、このノズル部材17に形成された嵌合孔21に下側から挿入嵌合されたゴム(復元力のある高分子物質)製の星形アダプタ19とから構成されている。尚、星形アダプタ19はゴム以外にもポリエチレン、塩化ビニル等の復元力のある高分子物質でも良い。 【0022】 ノズル部材17には向かって左側方に延在して形成されると共に、内部に嵌合孔21と連通する導入通路24(ソース通路)を備えて端部が開口した接続管部27と、導入通路24の嵌合孔21側に形成された最小径部24Aと、この最小径部24A内に形成された断面円形の凹所26とが設けられている。最小径部24Aはホース16から星形アダプタ19の後述するソース出口32に至る一連のソース通路において、通路内径が最も小さい寸法とされている。 【0023】 一方、ホース16はナット25及びその内側の締め付け具29が装着された状態で、上記接続管部27の開口から当該接続管部27内に挿入される。そして、ナット25を接続管部27外面のネジ溝に着脱可能に螺合させることにより、ホース16はノズル部材17に接続される。その際、締め付け具29はホース16外面を締め付けるので、ホース16は抜けなくなる。 【0024】 このようにホース16を接続管部27内に挿入しているので、接続管部27の外面に填め込む(接続管部27がホース16の内側になる)場合の如く、接続管部27内の通路(導入通路24)内径がホース16の内径よりも小さくなることが無くなる。これにより、ホース16内を通って接続管部27に至ったソースが当該接続管部27内に入ったところで目詰まりを起こす不都合を未然に回避することが可能となる。 【0025】 ここで、ホース16が挿入される接続管部27の内面は、開口部分ではホース16の外径より少許大きく、当該開口から奥方の最小径部24Aに向かって徐々に縮径されて最終的にホース16の外径より小さくなるように傾斜面27Aとされている。これにより、ホース16を接続管部27内に挿入した際、ホース16の先端部の外周面は接続管部27の内周面に密着するようになるので、ホース16と接続管部27間からのソースの漏洩を効果的に防止することができるようになる。尚、取出ノズル4Aには、嵌合孔21の左側であって前記凹所26の上方に対応する位置から起立する保持筒部28が形成されている。 【0026】 一方、前記星形アダプタ19は薄型円筒状の部材であり、シェアー硬度(Hs)70〜80の硬質ゴムにて成形されている。この星形アダプタ19の中央部に星形の透孔31が上下に貫通形成されており、この透孔31周囲の上面は透孔31の中心に向けて低く傾斜している。更に、星形アダプタ19の周囲には、向かって左側半分を囲繞する円弧状の連通溝23が内側に凹陥して形成されており、この連通溝23の前後の終端に対応する位置の対向する側壁には、透孔31と連通溝23とを連通する前記ソース出口32、32がそれぞれ形成されている。 【0027】 また、星形アダプタ19の上端部周囲には、斜め上方に断面円弧状に突出した第1のシール部22Aが一体に形成されている。また、連通溝23の上下両縁部に対応する位置の周囲には、外方に断面円弧状に突出した第2及び第3のシール部22B、22Cが一体に形成されており、このうち第3のシール部22Cは星形アダプタ19の下端部周囲に位置している。 【0028】 そして、係る星形アダプタ19はノズル部材17に形成された嵌合孔21に下側から挿入嵌合される。この状態で星形アダプタ19の第2及び第3のシール部22B、22Cはノズル部材17の嵌合孔21内面に密接する。また、連通溝23の略中央部(向かって左端となる部分)は、導入通路24の右端にあたる最小径部24Aに連通する。即ち、ホース16からソース出口32、32に至る一連のソース通路は、導入通路24から連通溝23に入って分岐し、各ソース出口32、32に向かう構成とされ、最小径部24Aはこの分岐する連通溝23より手前に位置している。 【0029】 また、第2及び第3のシール部22B、22Cは連通溝23の上下縁部においてノズル部材17との間をシールし、連通溝23部分でノズル部材17と星形アダプタ19間からソースが漏洩することを防止する。このようにして取出ノズル4Aは組み立てられ、次にフリーザドア3の取出通路11Aの下端に対応してネジ止めされる。このとき、星形アダプタ19の第1のシール部22Aは図3、図4に示すようにフリーザドア3の取出通路11Aの下端開口縁に密接する。これにより、フリーザドア3の取出通路11Aと取出ノズル4A間から冷菓が漏洩することを防止する。 【0030】 プランジャ12Aの下端は下側の星形アダプタ19の上面形状に合致するように中心の先端が尖った円錐状を呈しており、プランジャ12Aは常には降下していてこの星形アダプタ19の透孔31にその下端を密着させ、これを閉じると共に、その側面により前記抽出路14の出口開口を閉じている。そして、レバー13Aの操作によりプランジャ12Aが上方に移動されると、その下端は透孔31から離間すると共に、抽出路14の出口を開放する。 【0031】 このように、取出ノズル4Aの星形アダプタ19をゴム(復元力のある高分子物質)製とし、この星形アダプタ19にソース出口32、32及び連通溝23と、ノズル部材17との間の第2及び第3のシール部22B、22Cと、フリーザドア3との間の第1のシール部22Aを一体に形成したので、格別なパッキンなどが不要となり、従来に比して部品点数を著しく削減して生産コストの低減を図ることができるようになる。また、パッキンが不要となることにより、それを取り付けるために高さ寸法が拡大することも無くなり、取出ノズル4A全体の高さ寸法を縮小できるようになる。 【0032】 また、ノズル部材17との間の第2及び第3のシール部22B、22Cを星形アダプタ19の連通溝23の上下両縁部に形成しているので、ノズル部材17と星形アダプタ19間からのソースの漏洩を確実に防止することができるようになる。特に、星形アダプタ19は、シェアー硬度(Hs)70〜80の硬質ゴムにて構成されているので、プランジャ12Aが当接した際に星形アダプタ19が必要以上に下側に変形することが無くなる。また、各シール部22A〜22Cのフリーザドア3或いはノズル部材17への密着性も損なわれない。これにより、プランジャ12Aと星形アダプタ19間のシール性と、フリーザドア3及びノズル部材17と星形アダプタ19間のシール性の双方を良好に維持することが可能となる。 【0033】 図3の如く取出ノズル4Aがフリーザドア3に取り付けられた状態で、保持筒部28は取出通路11Aの左側にて起立し、フリーザドア3内に形成された保持孔35の下端に連続する。そして、保持孔35と保持筒部28内には上からソース弁36が挿入される。 【0034】 このソース弁36は断面円形の金属棒状体であり、保持孔35と保持筒部28に上下移動可能に保持されると共に、下端部はその下側に対応する取出ノズル4Aの凹所26内にそれぞれ略キッチリと収納される寸法とされている。更に、ソース弁36の下端部のソース出口32側の部分は、その下面から少許上方まで所定範囲で切り欠かれ、そこに切欠36Aが形成されている。 【0035】 係る構造により、ソース弁36が降下した状態ではその下端部が凹所26内に進入して取出ノズル4Aの導入通路24(ソース通路)を閉じる。このとき、ソース弁36下端部の周面がノズル部材17に密接して導入通路24を封止する。そして、ソース弁36が上方に移動し、凹所26から上方に離間すると、導入通路24が開放される。 【0036】 ソース弁36の上端には水平面上で回動自在の連結アーム38が取り付けられており、前記プランジャ12Aの上部にはこの連結アーム38が係脱自在に係合される係合溝39が形成されている。 【0037】 一方、図3では示していないが取出ノズル4Bも硬質樹脂若しくは金属から構成されており、この取出ノズル4Bには星形の透孔18が上下に貫通形成されている。係る取出ノズル4Bはフリーザドア3の取出通路11Bの下端に対応させて取り付けられる。プランジャ12Bの下端は下側の取出ノズル4Bの上面形状に合致するように中心の先端が尖った円錐状を呈しており、プランジャ12Bは常には降下していて取出ノズル4Bの透孔18にその下端を密着させ、これを閉じると共に、その側面により前記抽出路14の出口開口を閉じている。そして、レバーの操作によりプランジャ12Bが上方に移動されると、その下端は透孔18から離間すると共に、抽出路14の出口開口を開放する。 【0038】 また、42A、42Bはソフトクリーム抽出スイッチ44A、44Bと後述するソース取出スイッチ46を動作させるためのアームであり、冷菓製造装置1の本体1Aの前面に設けられ、それぞれプランジャ12A、12Bの上面に当接されている。尚、アーム42Bはソース抽出スイッチとは無関係である。 【0039】 一方、前記ソース圧送装置2は、図5、図6に示す如く前後方向に長く断面縦長の矩形状を呈した前面に開口する外装ケース112と、この外装ケース112内の中央より前寄りの位置に設置され、前面に開口する断熱箱体55と、この断熱箱体55の前側に接続された操作室部材113と、外装ケース112の前面開口を開閉自在に閉じる断熱扉60と、断熱箱体55内を冷却する冷却手段としての電子冷却装置114と、断熱箱体55内に前方から差し込まれて取り付けられた密閉容器53と、外装ケース112内の後部に設置され、密閉容器53に圧縮空気を供給するための空気圧縮装置としてのエアーコンプレッサ51と、外装ケース112の背面上部に取り付けられた送風機116と、外装ケース112の開口上側の前面に設けられたソース圧送装置側の操作パネル117と、外装ケース112の底面外側に着脱自在に取り付けられたフィルタ118などから構成されている。 【0040】 前記断熱箱体55はアルミニウムなどの熱良導性金属板にて構成された内箱108と、この内箱108の周囲を覆う成形断熱材109とから構成され、その底部後端からは断熱材109を貫通してドレンホース111が後方に引き出されている。このドレンホース111は断熱箱体55内と外装ケース112内に開放すると共に、この外装ケース112内に開放する後端開口には吸水性の良い繊維材料などから構成された吸水性部材119が填め込まれている。また、密閉容器53の中心の後方に対応する位置の断熱箱体55には図示しない透孔が形成されており、この透孔は密閉容器53の給気管67後方に対応している。 【0041】 前記電子冷却装置114は、ペルチェ素子122と、このペルチェ素子122放熱側に取り付けられた熱良導性の放熱板121と、放熱板121のペルチェ素子122とは反対側の面に取り付けられた送風機123とから構成され、ペルチェ素子122が断熱箱体55の断熱材109を貫通して内箱108に至り、その吸熱側が内箱108の背面に交熱的に添設されている。このペルチェ素子122は直流電力が印加されると、吸熱側にて吸熱(冷却)作用を発揮し、放熱側にて放熱作用を発揮する。これにより、断熱箱体55内を冷却するものである。 【0042】 ここで、外装ケース112の背面上部には排気口124が形成され、断熱箱体55の後側の底面には吸気口126が形成されている。前記フィルタ118はこの吸気口126の外側に対応して取り付けられており、前記送風機116は排気口124の内側に対応して取り付けられている。そして、送風機116が運転されると、底面の吸気口126からフィルタ118を介して外気が吸引され、背面の排気口124から吐出される。この送風機116による外気の通風路中に前記吸水性部材119と電子冷却装置114の放熱板121及び送風機123(ペルチェ素子122の放熱側)、及びエアーコンプレッサ51は配置される。これにより、吸水性部材119からの水分の蒸散、電子冷却素子114の放熱及びエアーコンプレッサ51の空冷が円滑に行われるようになる。 【0043】 前記操作室部材113は硬質合成樹脂にて前後に開放して成形されており、その後端はゴムなどの熱シール材127を介して断熱箱体55の内箱108の前端開口縁にネジ止めされ、前端は外装ケース112の前面開口縁に接続されている。係る構成により、内箱108と操作室部材113との直接の熱伝導による操作室部材113の冷却は抑制若しくは防止される。この操作室部材113の前面がソース圧送装置2の前面を縁取ると共に、その内部には断熱箱体55の前方に連続して前面に開口する操作室128が構成される。また、前記操作パネル117はこの操作室部材113の前面上部に構成されている。 【0044】 前記断熱扉60は下縁が操作室部材113の前面下縁に回動自在に枢支され、上下方向に回動して操作パネル117下側の操作室128前面開口を開閉自在に閉塞することになる。この断熱扉60を開き、前面開口から後述するソース容器54を密閉容器53内に挿脱する。また、この断熱扉60は内部中空とされており、この内部の空気断熱空間によって断熱扉60は断熱性を有する。尚、この断熱扉60の閉鎖状態は磁石MGによって保持される。 【0045】 また、操作室部材113の前面左右下部には斜め外側下方に指向する引出部129、129が溝状に凹陥形成されている。この引出部129は断熱扉60により閉じられず、後述する如くホース16が挿通されるものであるが、使用しないときは図示しない封止材にて封止されるものとする。また、操作室部材113の内面は全体としては略矩形状を呈しているが、その上部内面の隅角部は湾曲形状を呈している。 【0046】 次に、図7は密閉容器53の縦断側面図を示す。密閉容器53は前端が開口する厚肉鋼板製の略円筒状の容器本体56と、この容器本体56内に着脱自在に略キッチリと挿入されて該開口を開閉可能に閉塞する円柱状の樹脂製蓋部材57と、断面略コ字状に屈曲され、全体としては縦長矩形状の厚肉鋼板製ストッパー58と、全体としては略管状の金属製ソース抽出口部材59などから構成されている。 【0047】 密閉容器53の容器本体56の内面は、前端開口から前記蓋部材57の厚み分の距離奥に入ったところから少許縮径されており、そこに段差部68が形成されている。また、容器本体56の開口下部には下部保持具61が取り付けられ、容器本体56の開口上部には回動保持具62が取り付けられており、各保持具61、62は密閉容器53の開口より前方に突出している。下部保持具61は周囲に起立したフランジ61Aを有して上面に開放する矩形容器状を呈しており、その向かって右側面には検出手段としてのソース蓋スイッチ66(検出手段)が取り付けられている。 【0048】 一方、回動保持具62は所定間隔を存して容器本体56に立設された左右一対の板部62A、62Aを有し、各板部62A、62Aの前部には対向する位置に係合溝62Bがそれぞれ形成されている。この係合溝62Bは下端から所定距離上昇し、更に後方に向かって所定距離水平に延在する形状を呈している。また、回動保持具62の各板部62A、62A間における後部には弾性を有した上部保持具63が取り付けられている。この上部保持具63は上方に開放した全体としては略コ字状を呈しており、容器本体56上面との間の間隔が後方に向かって徐々に狭くなるように配置されて、そこに挿入部63Aを構成している。 【0049】 更に、密閉容器53の後面中央には前記給気管67が密閉容器53内に連通して取り付けられ、後方に突出している。また、ストッパー58の中央には、下端から中心より少許上方まで渡る切欠溝71が形成されていると共に、向かって右側面の下部には前記ソース蓋スイッチ66を押圧するための突起65が設けられている。ストッパー58の上部には左右に突出する回動軸64が取り付けられており、これら回動軸64が前記回動保持具62の係合溝62B、62B内にそれぞれ回動且つ移動自在に保持され、これにより、ストッパー58は回動保持具62に回動且つ所定範囲(係合溝62Bの範囲)上下方向、更には水平方向移動自在に保持されることになる。 【0050】 前記蓋部材57の周側面にはOリング73が取り付けられており、このOリング73によって密閉容器53内面との間を気密的にシールする。この蓋部材57の中央部には挿通孔74が貫通形成されている。この挿通孔74は蓋部材57の外面側となる前半部分が狭く、内面側となる後半部分が拡開された形状を呈しており、幅狭部分と拡開部分との間に当接面76が形成され、拡開部分の内面にはネジ溝77が形成されている。 【0051】 前記ソース抽出口部材59は、前半分の直管状の直管部81と後半分の拡開された拡開部82とから成り、両端が開放していると共に、拡開部82は後方に向けて徐々に先細りとされ、後端側の側面には複数の連通孔83・・が形成されている。 【0052】 他方、前記ソース容器54は変形可能な例えば薄い合成樹脂製の容器であり、密閉容器53の段差部68より奥の内周面に収まる寸法の円柱状の本体内にソースが貯蔵されている。また、本体部分よりも細い寸法の厚肉の首部54Aの先端には取出口54Bが形成されており、この首部54Aの周囲にはネジ部54Cが形成されている。 【0053】 ここで、ソース容器54内に貯蔵されるソースとしては、苺ジャムなどのように、ソフトクリームミックスが実質的に非含有であって、冷却されて半硬化状態となったソフトクリームミックスと同程度の流動性を呈する流動性材料が用いられる。また、使用するソフトクリームミックスは、ソフトクリームミックスパウダー(しょ糖40%〜45%、乳固形分約50%)に約2倍量の水を添加したものである。 【0054】 係る密閉容器53は断熱箱体55内に前方から差し込まれ、容器本体56の外周面を内箱108に固定して取り付けられる。この状態で密閉容器53の前部は操作室128内にあり、前端の開口部は操作室128内に臨んでいる。また、密閉容器53の後部(略段差部68から後方の部分)は断熱箱体55の内箱108内に位置し、それに所定の間隔を存して囲繞されることになる。また、この状態で蓋部材57や下部保持具61、回動保持具62、ストッパー58は操作室128側に位置しており、特に、回動保持具62はこの場合の実施例では操作室128の向かって左上、下部保持具61は向かって右下となるように斜めに配置されている。 【0055】 このように、操作室128内の対角線上に各保持具61、62を配置しているので、操作室128内スペースの有効利用が図れる。また、これにより、ストッパー58及びその切欠溝71の下端は向かって右下の引出部129方向に指向するかたちとなる。尚、実施例とは異なりソース圧送装置2が冷菓製造装置1の本体1Aの向かって右側面に取り付けられ、ホース16をソース圧送装置2から左方向に引き出す場合には、上述とは反対に回動保持具62が操作室128の向かって右上、下部保持具61が向かって左下となるように斜めに配置する。それにより、ストッパー58及びその切欠溝71の下端を向かって左下の引出部129方向に指向させる。そして、この引出部129にホース16を挿通させることになる。 【0056】 ソース容器54を密閉容器53内に収納する際には、先ず、蓋部材57の挿通孔74の拡開部分にソース抽出口部材59の直管部81を差し込み、拡開部82が当接面76に当接するまで挿入する。この状態でソース抽出口部材59の直管部81は蓋部材57の外面側に突出すると共に、拡開部82は蓋部材57の挿通孔74を気密的に密閉する。 【0057】 次に、ソース容器54の首部54A内にソース抽出口部材59を挿入すると共に、ネジ部54Cを蓋部材57のネジ溝77に螺合させることにより、蓋部材57及びソース抽出口部材59にソース容器54を取り付ける。このとき、ソース抽出口部材59の拡開部82の先端(後端)は首部54Aよりもソース容器54の内方に突出し、連通孔83も首部54Aよりもソース容器54の内方に位置する。また、拡開部82はソース容器54の首部54A内面に密着すると共に、首部54Aの外面(ネジ部54C)を蓋部材57のネジ溝77側に押圧してソース容器54の取出口54B周囲をシールする。 【0058】 これによって、ソース容器54の取出口54Bは気密的にソース抽出口部材59に連通し、ソース容器54内はソース抽出口部材59のみを介して外部と連通するかたちとなる。係るネジ部54Cとネジ溝77との螺合によってソース容器54は蓋部材57に取り付けられ、且つ、ソース抽出口部材59によって押し付けられてシールされるので、ソース容器54の取り付け(取り外しも同様)は極めて容易となる。 【0059】 一方、断熱扉60は下側に回動して操作室128を開放する。また、ストッパー58は図7の状態から持ち上げ、係合溝62Bの範囲で上昇させた後、回動軸64を中心として下端が手前側に持ち上がるように回動(図7中反時計回り)させ、略水平状態とする。次に、その状態のまま、係合溝62Bの範囲で水平に後方に押し込み、その上端(後端となっている)を上部保持具63下側の挿入部63A内に係脱自在に係合させる。これによって、ストッパー58は容器本体56上側において略水平前方に突出するように保持され、それによって、容器本体56の前端開口を全て開放する。 【0060】 このようにしてストッパー58を容器本体56の前面から退けて置き、前述の如く蓋部材57とソース抽出口部材59及びソース容器54を一体化したものにホース16を接続した状態で、ソース容器54側から密閉容器53の容器本体56内に挿入し、容器本体56の開口を蓋部材57で閉塞する。このとき、蓋部材57の前面が容器本体56の前端と略面一となる所定位置まで蓋部材57が容器本体56内に挿入された時点で蓋部材57は段差部68に当接する。これにより、蓋部材57の位置決めが容易となると共に、それ以上挿入されてソース容器54が潰され、ソースが漏れ出る不都合も回避される。また、このときストッパー58は前述の如く容器本体56の上側にて水平状態に保持されているので、蓋部材57とソース容器54などの挿入作業は極めて容易となる。 【0061】 次に、ストッパー58を水平方向手前に所定距離(係合溝62Bの範囲)引き、挿入部63Aから上端を引き抜いて係合を解く。次に、回動軸64を中心としてストッパー58を図7中時計回りに回動させ、垂直状態として蓋部材57の前面に当接させる。この回動の過程でソース抽出口部材59の直管部81、ホース16、後述するナット25は切欠溝71内に進入するので直管部81などがストッパー58の回動の邪魔となることはない。 【0062】 そして、ストッパー58が垂直状態となった後、所定距離(係合溝62Bの範囲)降下させ、下端を下部保持具61内に挿入する。この状態でストッパー58の下端前縁は下部保持具61のフランジ61A内面に当接して係脱自在に係合するので、後述する如く密閉容器53内の圧力が上昇して蓋部材57を押し出す方向に押圧力が加わっても、ストッパー58は下部保持具61から外れなくなる。また、ソース抽出口部材59の直管部81はこの状態でストッパー58の切欠溝71内に位置し、ストッパー58は直管部81周辺の蓋部材57中央部に当接することになるので、蓋部材57を安定的に閉塞することが可能となる。 【0063】 更に、この状態で、ストッパー58の突起65はソース1蓋スイッチ66に当接してスイッチ66の接点を閉じる(ON)。また、ストッパー58と下部保持具61との係合状態は自重で保持される(図7)。その後、断熱扉60を閉じる(図5)。このとき、ホース16は向かって右下の引出部129から外部に引き出される(図6)。断熱箱体55内は電子冷却装置114のペルチェ素子122により所定の冷蔵温度に冷却されるため、ソース容器54内のソースも密閉容器53内の壁面を介して冷蔵温度に保冷される。これにより、後述する如くソースがソフトクリーム(冷菓)にトッピングされた際に、その温度によってソフトクリームが溶解してしまう不都合を回避できる。 【0064】 尚、ソース抽出口部材59の直管部81には前述の如くホース16が着脱可能に連通接続されるものであるが、直管部81とホース16の接続は前述の接続管部27との接続の構造と同様である。即ち、直管部81の内面も奥側に徐々に縮径しており、ホース16は係る直管部81内に挿入される。そして、ナット25を直管部81外面のネジ溝に着脱可能に螺合させることにより、ホース16をソース抽出口部材59に接続する。その際、同様に締め付け具29はホース16外面を締め付けるので、ホース16は抜けなくなる。また、ホース16の外周面は同様に直管部81の内周面に密着する。 【0065】 尚、ソース容器54を交換する際には以上の逆の操作を行えばよい。そして、係る構造によりソース容器54は密閉容器53内に交換可能に収納される。また、以上の如き構成により、蓋部材57、ソース抽出口部材59、ホース16及びソース容器54は全て分解可能となるので、各部材の清掃や交換は極めて容易である。 【0066】 次に、ソース圧送装置2の前記エアーコンプレッサ51と密閉容器53との間の配管経路84について図2を参照して説明する。エアーコンプレッサ51の吐出配管86には逆止弁87が接続され、この逆止弁87を経た配管89は給気弁(電磁弁)88を介して断熱箱体55の透孔から内部に挿入され、密閉容器53の給気管67に連通接続されている。 【0067】 尚、前記逆止弁87は給気弁88方向が順方向とされている。また、配管89には排気配管91が取り付けられ、排気配管91には排気弁(電磁弁)92が取り付けられている。また、93は密閉容器53内の空気圧力を検出するための圧力センサであり、給気管67の上流側の配管89に接続されている。更に、72はエアーコンプレッサ51の水抜き弁である。 【0068】 エアーコンプレッサ51は運転されて空気を圧縮し、吐出配管86に吐出する。給気弁88が開いている場合、エアーコンプレッサ51から吐出された圧縮空気は逆止弁87を介して配管89から密閉容器53内に供給される。係る圧縮空気の供給によって密閉容器53内の空気圧力が上昇し、ソース容器54に周囲から圧力を加える。これにより、ソース容器54内のソースはソース抽出口部材59からホース16に押し出されることになる。 【0069】 また、給気弁88を開閉制御することにより、密閉容器53への圧縮空気の供給は制御できる。更に、排気弁92を開くと、密閉容器53内の空気を排気配管91によって外部に排出できる構成とされている。 【0070】 次に、図6において前記操作パネル117を説明する。操作パネル117は、ソース圧送装置2の動作状態を表示すると共に、ソース圧送装置2の密閉容器53内のソース容器54から抽出するソースの量を設定し、また、ソースの残量を表示するためのパネルであり、この操作パネル117には、ON/OFFスイッチ94、二つのソース量設定スイッチ99、取出スイッチ96の各操作スイッチが設けられている。 【0071】 また、ON/OFFスイッチ94の上側にはON/OFF表示器98が設けられている。更に、104は点検表示器であり、101は終了表示器である。各表示器98、101、104は例えば赤色点灯する赤色チップと緑色点灯する緑色チップから成る多色発光LEDから構成されており、何れも赤色、緑色の点灯状態に加えて、双方のチップが点灯して成る橙色の点灯状態が可能とされている。106はソース量表示器であり、例えば緑色点灯のLED5個を並設して構成されている。このソース量表示器106の点灯個数でソース容器54内のソース残量や抽出するソース量の上限圧力を表示する。 【0072】 次に、図8のブロック図において制御装置Cの基板は外装ケース112内上部に設けられる。制御装置Cはマイクロコンピュータ107から構成されており、このマイクロコンピュータ107の入力には前記操作パネル117と、圧力センサ93、ソース蓋スイッチ66、断熱箱体55内の温度を検出する温度センサ137及びソース取出スイッチ46が接続されている。また、このマイクロコンピュータ107には本体1A側に設けられて冷却シリンダ8における冷菓製造等を制御する制御装置からの運転信号も入力される。この運転信号には、本体1Aにおいて冷菓製造中であるか、或いは殺菌・洗浄中であるか、本体1Aの電源が入っているか切られているかなどの運転状態を識別可能な信号が含まれる。 【0073】 更に、マイクロコンピュータ107の出力には、エアーコンプレッサONリレー51R、水抜き弁リレー72R、給気弁リレー88R、排気弁リレー92R、ペルチェ素子122及び各送風機116、123が接続されている。 【0074】 マイクロコンピュータ107は操作パネル117の各操作スイッチと圧力センサ93、温度センサ137、本体1Aからの運転信号、ソース蓋スイッチ66及びソース取出スイッチ46の出力に基づいてエアーコンプレッサONリレー51R、水抜き弁リレー72R、給気弁リレー88R、排気弁リレー92R、ペルチェ素子122、送風機116、123の通電をON−OFF制御し、また、操作パネル117の各表示器の点灯を制御する。 【0075】 この場合、エアーコンプレッサONリレー51RがON−OFFされるとエアーコンプレッサ51が運転−停止される。また、水抜き弁リレー72RがON−OFFされると、水抜き弁72が開閉される。また、給気弁リレー88RがON−OFFされると給気弁88が開−閉され、排気弁リレー92RがON−OFFされると排気弁92が開−閉される。 【0076】 以上の構成で、冷菓製造装置1の動作を説明する。ホッパー6には液状ソフトクリームミックスを収納する。そして、本体1A側の前述した制御装置による冷菓製造運転が開始されると、前述の如くこの液状のソフトクリームミックスが冷却シリンダ8に導入され、ビータ7にて撹拌しつつ冷却されることにより、半硬化状態のソフトクリームが生成される。そして、今ソースをトッピングしないソフトクリームを抽出する場合には、右側のレバーを引き下げてプランジャ12Bを上方に移動させると、前述の如く取出ノズル4Bの透孔18からプランジャ12Bが離間すると共に、前記抽出路14の右側の出口開口も開放する。また、プランジャ12Bの上昇によってアーム42Bを介し、ソフトクリーム抽出スイッチ44BがONとされるので、本体1A側の前記制御装置はビータモータ9を駆動してビータ7を回転させる。 【0077】 これにより、冷却シリンダ8内の半硬化状態のソフトクリームは前方に押し出され、前記抽出路14から取出通路11Bに入り、取出ノズル4Bの透孔18を経て抽出される。このようにしてソースの圧送によるトッピングがされることのないソフトクリーム(冷菓)が、右側に位置する取出通路11Bを経て取出ノズル4Bから抽出されるようになる。 【0078】 次に、本発明の冷菓製造装置1のソース圧送装置2の動作を説明する。尚、前述の如く密閉容器53内にはソース容器54が収納され、蓋部材57は閉じられているものとする。そして、マイクロコンピュータ107は操作パネル117のON/OFFスイッチ94が操作されると、ON/OFF表示器98を点灯して運転を開始する。この場合、マイクロコンピュータ07は各送風機116、123を運転すると共に、温度センサ137の出力に基づいてペルチェ素子122への直流電力の通電を制御することにより、断熱箱体55の内箱18内を所定の冷蔵温度(例えば+3℃〜+8℃など)に維持する。 【0079】 この場合に断熱箱体55の内箱108内に生じる結露は底面からドレンホース111内に入り、内部を伝って吸水性部材119に吸収される。吸水性部材119に吸収された結露水は送風機116によってそこに通風される外気中に円滑に蒸散する。また、送風機123によって放熱板121に通風されるが、この場合にも送風機116からの外気が通風されているので、放熱板121からの放熱も円滑化される。 【0080】 また、ペルチェ素子122を用いた電子冷却装置114にて断熱箱体55内を冷却するようにしているので、通常の冷媒回路を用いて冷却する場合に比べてソース圧送装置2全体の小型軽量化が図れると共に、消費電力も低くなる。また、本体1A側から冷媒回路の一部を引き込んで冷却する必要が無くなるので、ソース圧送装置2をオプション的に冷菓製造装置1の本体1Aに取り付けて使用することが可能となる。 【0081】 このようにペルチェ素子122によって断熱箱体55の内箱108内が冷却されることで、密閉容器53の容器本体56内に収納されたソース容器54内のソースも冷蔵温度まで冷却される。このとき、内箱108と操作室部材113とは熱シール材127を介して接続されているので、内箱108からの直接の熱伝導で操作室部材113が冷却されることが防止若しくは抑制される。これにより、断熱扉60や引出部129を含む断熱扉60周囲の操作室部材113への結露の発生は防止される。また、操作室128内には密閉容器53の容器本体56等が臨んでいるので、これらからの熱伝導により操作室128内は冷却作用を受けることになる。そして、操作室128は断熱扉60にて閉塞されるので、操作室128内も結果として外部より低い温度となる。これにより、密閉容器53からホース16内に押し出されたソースは、操作室128内でも保冷されるかたちとなる。 【0082】 (1)通常運転(準備) 前述の如く密閉容器53内にソース容器54が収納され、蓋部材57が閉じられているので、ソース蓋スイッチ66はON状態となっている。これにより、制御装置Cのマイクロコンピュータ107はエアーコンプレッサONリレー51Rと給気弁リレー88RをONし、エアーコンプレッサ51を運転すると共に給気弁88を開く。尚、常には排気弁リレー92RはOFFされており、排気弁92は閉じられているものとする。また、プランジャ12Aに対応するソース弁36も降下して導入通路24を閉じている。 【0083】 これにより、エアーコンプレッサ51から吐出された圧縮空気が、吐出配管86、逆止弁87、給気弁88、配管89、給気管67を経て密閉容器53内に供給され、密閉容器53内の空気圧力は上昇していく。このとき、制御装置Cのマイクロコンピュータ107はソース量表示器106を点滅させて抽出準備中であることを使用者に表示する。 【0084】 そして、密閉容器53内の圧力がデフォルトの上限圧力(設定値)である例えば0.2MPaまで上昇すると、制御装置Cのマイクロコンピュータ107は圧力センサ93の出力に基づいて密閉容器53内の空気圧力が上限圧力(設定値)まで上昇したものと判断し、エアーコンプレッサONリレー51Rと給気弁リレー88RをOFFし、エアーコンプレッサ51を停止すると共に給気弁88を閉じる。この時点で密閉容器53のソース容器54からのソースの抽出準備は完了し、制御装置Cのマイクロコンピュータ107はソース量表示器106を連続点灯に切り換えてソース抽出可能状態となったことを使用者に表示する。 【0085】 このとき、ソース容器54が挿入された運転開始当初であるものとすると、マイクロコンピュータ107はソース量表示器106の五つのLED全てを点灯してソース残量が最大量であることを表示する。尚、この残量はソース量表示器106の点灯個数が左から減っていくことで表示される。 【0086】 尚、以下のソース抽出動作によってソース容器54の容積が減ると密閉容器53内の空気圧力は低下する。そして、後述する如くマイクロコンピュータ107は圧力センサ93の出力に基づき、ソースが抽出されているときの2秒間当たりの密閉容器53内の圧力変化(圧力低下量)PDが例えば3KPa(下限値)より小さくなるとソース抽出量が少なすぎると判断して再びエアーコンプレッサONリレー51Rと給気弁リレー88RをONし、エアーコンプレッサ51を運転すると共に給気弁88を開く。そして、前記上限圧力まで密閉容器53内の空気圧力が上昇したらエアーコンプレッサONリレー51Rと給気弁リレー88RをOFFし、エアーコンプレッサ51を停止すると共に給気弁88を閉じる。これによって、制御装置Cは密閉容器53内の空気圧力を常時上限圧力(設定値)付近に維持し、ソース容器54に加える空気圧を上限圧力付近に制御する。 【0087】 (2)通常運転(抽出) そして、左側のレバー13Aを引き下げてプランジャ12Aを上方に移動させると、前述の如く取出ノズル4Aの星形アダプタ19の透孔31からプランジャ12Aが離間すると共に、前記抽出路14の最も左側の出口開口も開放する。また、プランジャ12Aの上昇によってアーム42Aを介し、ソフトクリーム抽出スイッチ44A及びソース取出スイッチ46がONとされるので、本体1A側の前記制御装置はビータモータ9を駆動してビータ7を回転させる。 【0088】 これにより、冷却シリンダ8内の半硬化状態のソフトクリームは前方に押し出され、前記抽出路14から取出通路11Aに入り、取出ノズル4Aの星形アダプタ19の透孔31を経て抽出される。 【0089】 一方、左側のソース弁36の連結アーム38がプランジャ12Aの係合溝39に係合していることにより、当該ソース弁36はプランジャ12Aの上昇に伴って(連動して)上昇する。ソース弁36が上昇すると、前述の如く取出ノズル4Aの導入通路24を開放するので、ホース16及びソース抽出口部材59を介して密閉容器53内のソース容器54と取出ノズル4Aの導入通路24は連通される。 【0090】 ソース容器54は密閉容器53内の空気圧力によって加圧されているので、これによって、ソース容器54内のソースはソース抽出口部材59の後端の開口及び側面の連通孔83・・からソース抽出口部材59内に押し出され、ホース16を通って取出ノズル4A内に入る。取出ノズル4A内に入ったソースは導入通路24から連通溝23に至り、そこで左右に分流された後、各ソース出口32、32から吐出される。 【0091】 これにより、取出通路11Aから星形アダプタ19の透孔31を経て抽出されるソフトクリームの流れに沿ってその周縁部にソースが連続的に添加(トッピング)されることになるので、抽出されたソフトクリームの表面には独特のソース模様が形成され、購買意欲の増進が図られると共に、顧客は食べ始め当初から食べ終わるまで苺ジャムなどの独自の風味を味わうことが可能となる。 【0092】 尚、前述の如く導入通路24には分岐する連通溝23の手前に最小径部24Aを形成しているので、この最小径部24Aを通過した後の連通溝23内及びソース出口32、32部分で当該最小径部24Aを通過できたソースが詰まることはない。これにより、分流後にソースの詰まりが発生して目詰まり箇所を確定することが困難となる不都合を回避できる。 【0093】 そして、抽出を終了する場合には、レバー13Aを押し上げてプランジャ12Aを引き下げる。これによって、プランジャ12Aは前記抽出路14の最も左側の出口開口を閉じると共に、取出ノズル4Aの星形アダプタ19の透孔31に密着するので、ソフトクリームの抽出は停止される。また、アーム42Aを介してソフトクリーム抽出スイッチ44A及びソース取出スイッチ46もOFFされるので、本体1A側の前記制御装置はビータモータ9を停止させる。また、ソース弁36もプランジャ12Aの降下に伴って引き下げられるので、取出ノズル4A内の導入通路24は閉じられ、これによって、ソースの添加(トッピング)も停止される。また、ソース弁36が導入通路24を閉じることにより、出口32、32からのソースの漏洩も阻止される。 【0094】 このとき、ソース弁36下端部のソース出口32側には切欠36Aが形成されているので、ソース弁36が降下しながら凹所26内に進入する際、凹所26内のソースはソース弁36の切欠36Aからソース出口32側に円滑に押し出される。ここで、切欠が無い場合には、ソース弁36にて取出ノズル4Aの導入通路24(ソース通路)を閉じる際、取出ノズル4Aに過大な荷重が加わってフリーザドア3から押し下げられる不都合が生じるが、切欠36Aを形成することで係る不都合を解消することができるようになり、耐久性が向上する。また、ソース弁36が連動するプランジャ12Aを押し下げる操作も軽くなるので、使用性も改善される。 【0095】 (3)通常運転(ソース量調整) 尚、密閉容器53から抽出されるソース量(1回のソフトクリームの抽出時に抽出されるソースの量、或いは、一定時間当たりのソース抽出量)を調整する場合には、操作パネル117の左右のソース量設定スイッチ99を短く(例えば3秒未満)押すことで、後述する1ステップだけ抽出量を減少若しくは増加(微調整)させることができる。このとき、ソース量表示器106は微調整に合わせてこのときだけ点灯する個数を増減させ、調整された上限圧力を表示する。尚、微調整が終了したらソース量表示器106には前述のソース残量が表示される。 【0096】 一方、ソース量設定スイッチ99の左側のスイッチを例えば3秒以上押し続けると、マイクロコンピュータ107はソース量表示器106により現在の上限圧力(設定値)を点灯個数で表示する。 【0097】 例えば前記上限圧力(設定値)0.2MPaの密閉容器53内の空気圧力の場合のソース量が標準値であるものとすると、この標準値は例えばソース量表示器106のLEDが右から3個点灯されることで表示される。そして、例えばソース量を増やしたい場合には、ソース量調整スイッチ99の右側のスイッチを押すとソース量表示器106のLEDの点灯が1個増える。そして、密閉容器53内の空気圧力の上限圧力は1ステップ(例えば0.04MPaなどの所定圧力)上昇される。これにより、ソース容器54に加わる空気圧が高くなるので、押圧力が強くなって抽出量は増える。逆に、ソース量を減らしたい場合には、ソース量調整スイッチ99の左側のスイッチを押すとソース量表示器106のLEDの点灯が1個減る。そして、密閉容器53内の空気圧力の上限圧力は1ステップ降下される。これにより、ソース容器54に加わる空気圧が低くなるので、押圧力も弱くなって抽出量は減ることになる(前記ヒステリシスは同じ)。このようにして、密閉容器53内の空気圧力の上限圧力は微調整とは異なる操作で、一定の範囲の任意の値に設定可能とされている。 【0098】 (4)通常運転(自動調整) ここで、ソフトクリームのコーンへの抽出は通常約2秒程で終了する。従って、ソース圧送装置2による上述したようなソースの抽出も1回当たり約2秒程実行されることになる。また、トッピングされるソース量は一般的に約10g程が理想的であることが分かっている。一方でソースの粘度はジャムやチョコレートなど、その種類によって異なるため、同じ圧力でソース容器54を押圧した場合でも、1回当たりに抽出されるソースの量は種類によって異なってくる。また、ソース容器54内のソースの残量によっても1回当たりに抽出されるソース量は異なってくる。 【0099】 そこで、マイクロコンピュータ107は以下に説明する自動調整動作を実行する。図9〜図11はマイクロコンピュータ107による自動調整動作プログラムのフローチャートを示している。前述の如くソースの1回当たりの抽出量が2秒間で10g程となるように設定されているものとすると、10g抽出された場合のソース容器54の容積変化と密閉容器53内の圧力変化PD(圧力低下量)は比例する。今、10g抽出された場合の密閉容器53内の圧力変化PDが5KPa(既定値)であるものとすると、マイクロコンピュータ107は最初のソース抽出時にステップS1で圧力センサ93の出力に基づき、ソースが抽出されているときの2秒間当たりの密閉容器53内の圧力変化PDが例えば2KPa以下か否か判断する。 【0100】 そして、圧力変化PDが2KPa以下であった場合にはソース抽出量が極めて少ないと判断し、ステップS4で前記密閉容器53内の空気圧力の上限圧力を30KPa上昇させる。これによってソースを押し出す圧力は大きく上昇される。一方、圧力変化PDが2KPaより大きく3KPa以下であった場合にはソース抽出量が相当少ないと判断し、マイクロコンピュータ107はステップS2からステップS5に進んで前記密閉容器53内の空気圧力の上限圧力を20KPa上昇させる。これによってソースを押し出す圧力は少し大きく上昇される。また、圧力変化PDが3KPaより大きく4KPa以下であった場合にはソース抽出量が少ないと判断し、マイクロコンピュータ107はステップS3からステップS6に進んで前記密閉容器53内の空気圧力の上限圧力を10KPa上昇させる。これによってソースを押し出す圧力は少し上昇される。 【0101】 このようにして圧力変化PDが小さい程、大きく上限圧力を上昇させた後、マイクロコンピュータ107はステップS7で次回の抽出を待ち、ステップS8で当該次回のソース抽出中の圧力変化PDが4KPaより小さいか否か判断する。上述の上限圧力の上昇によっても依然圧力変化PDが小さい場合にはステップS1に戻ってこれを繰り返す。一方、ステップS9では圧力変化PDが5KPaより小さいか否か判断する。そして、前回の上限圧力の上昇後の圧力変化PDが規定値よりも少し小さい場合には、ステップS13で上限圧力を5KPaだけ上昇させる。ステップS10では圧力変化PDが規定値の5KPaか否か判断し、規定値(及び略規定値を含む)であった場合にはステップS12に進んでそのときの上限圧力を登録する。 【0102】 ここで、前回の上限圧力の上昇後の圧力変化PDが規定値(5KPa)よりも大きくなった場合にはステップS10からステップS11に進んで以下に説明する演算調整を行う。即ち、前回の圧力変化PDが2KPaで上限圧力を30KPa上昇させた場合、次回のソース抽出時の圧力変化PDが6KPaとなってしまった場合、例えば(30÷(6−2))×(5−6)=−7.5KPaとして圧力低下量を算出する。 【0103】 尚、上記30は上限圧力上昇量の30KPa、6は次回の圧力変化PDである6KPa、2は前回の圧力変化PDである2KPa、5は既定値である5KPaを意味している。即ち、30KPa上昇させたうちの1/4(大きくなった度合い)だけ上限圧力を低下させて戻すことになる。 【0104】 次に、最初のソース抽出中の圧力変化PDが逆に大きく8KPa以上であった場合にはソース抽出量が極めて多いと判断し、ステップS14からステップS19に進んで密閉容器53内の空気圧力の上限圧力を30KPa低下させる。これによってソースを押し出す圧力は大きく低下される。一方、圧力変化PDが8KPaより小さく7KPa以上であった場合にはソース抽出量が相当多いと判断し、マイクロコンピュータ107はステップS15からステップS20に進んで前記密閉容器53内の空気圧力の上限圧力を20KPa低下させる。これによってソースを押し出す圧力は少し大きく低下される。また、圧力変化PDが7KPaより小さく6KPa以上であった場合にはソース抽出量が多いと判断し、マイクロコンピュータ107はステップS16からステップS21に進んで前記密閉容器53内の空気圧力の上限圧力を10KPa低下させる。これによってソースを押し出す圧力は少し低下される。 【0105】 このようにして圧力変化PDが大きい程、大きく上限圧力を低下させた後、マイクロコンピュータ107はステップS22で次回の抽出を待ち、ステップS23で当該次回のソース抽出中の圧力変化PDが6KPaより大きいか否か判断する。上述の上限圧力の低下によっても依然圧力変化PDが大きい場合にはステップS14に戻ってこれを繰り返す。一方、ステップS24では圧力変化PDが5KPaより大きいか否か判断する。そして、前回の上限圧力の低下後の圧力変化PDが規定値よりも少し大きい場合には、ステップS27で上限圧力を5KPaだけ低下させる。ステップS25では圧力変化PDが規定値の5KPaか否か判断し、規定値(及び略規定値を含む)であった場合にはステップS28に進んでそのときの上限圧力を登録する。 【0106】 ここで、前回の上限圧力の低下後の圧力変化PDが規定値(5KPa)よりも小さくなった場合にはステップS25からステップS26に進んで以下に説明する演算調整を行う。即ち、前回の圧力変化PDが7KPaで上限圧力を20KPa低下させた場合、次回のソース抽出時の圧力変化PDが3KPaとなってしまった場合、例えば(20÷(7−3))×(5−3)=10KPaとして圧力上昇量を算出する。 【0107】 尚、上記20は上限圧力低下量の20KPa、3は次回の圧力変化PDである3KPa、7は前回の圧力変化PDである7KPa、5は既定値である5KPaを意味している。即ち、20KPa低下させたうちの1/2(小さくなった度合い)だけ上限圧力を上昇させて戻すことになる。 【0108】 また、最初のソース抽出時に圧力変化PDが5KPa(略5KPaを含む)であった場合にはステップS17で次回の抽出を待ち、次回のソース抽出時の圧力変化PDも規定値である5KPa(略規定値を含む)であった場合にはステップS18からステップS28に進んでそのときの上限圧力を登録する。 【0109】 このように密閉容器53内の空気圧力の上限圧力を登録し、登録された上限圧力でソースが抽出されていって圧力センサ93が検出するソースが抽出されているときの2秒間当たりの密閉容器53内の圧力変化PDが前述した3KPa(下限値)より小さくなるとマイクロコンピュータ107はステップS30からステップS31に進んでエアーコンプレッサONリレー51Rと給気弁リレー88RをONし、エアーコンプレッサ51を運転すると共に給気弁88を開く。そして、登録された前記上限圧力まで密閉容器53内の空気圧力が上昇したらエアーコンプレッサONリレー51Rと給気弁リレー88RをOFFし、エアーコンプレッサ51を停止すると共に給気弁88を閉じる。これによって、マイクロコンピュータ107は密閉容器53内の空気圧力を登録された上限圧力(設定値)付近に維持し、ソース容器54に加える空気圧を上限圧力付近に制御する。 【0110】 このようにしてソース抽出中の一定期間(前記2秒)当たりの密閉容器53内の空気圧力の圧力変化PDを規定値(又は規定値付近)に維持するので、ソース容器54内のソースの種類や残量に係わらずソース容器54から常に一定量のソースが抽出できるようになる。 【図面の簡単な説明】 【0111】 【図1】本発明の実施形態としての冷菓製造装置の一部切欠透視斜視図である。 【図2】図1の冷菓製造装置のフリーザドア部分の縦断正面図及びソース圧送装置の構造説明図である。 【図3】図1の冷菓製造装置のフリーザドアの一部分の縦断正面図である。 【図4】図1の冷菓製造装置のフリーザドア部分の縦断側面図である。 【図5】図1の冷菓製造装置のソース圧送装置の縦断側面図である。 【図6】図1の冷菓製造装置のソース圧送装置の断熱扉を除く正面図である。 【図7】ソース容器を収納した状態のソース圧送装置の密閉容器の縦断側面図である。 【図8】図1の冷菓製造装置のソース圧送装置の制御装置のブロック図である。 【図9】ソース抽出量の自動調整を説明するマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。 【図10】同じくソース抽出量の自動調整を説明するマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。 【図11】同じくソース抽出量の自動調整を説明するマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0112】 1 冷菓製造装置 2 ソース圧送装置 4A、4B 取出ノズル 7 ビータ(撹拌装置) 8 冷却シリンダ 11A、11B 取出通路 12A、12B プランジャ 16 ホース 36 ソース弁 51 エアーコンプレッサ(空気圧縮装置) 53 密閉容器 54 ソース容器 93 圧力センサ 107 マイクロコンピュータ C 制御装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成16年3月30日(2004.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098361 【弁理士】 【氏名又は名称】雨笠 敬
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| 【公開番号】 |
特開2005−278545(P2005−278545A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−98855(P2004−98855) |
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