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【発明の名称】 かき氷用振りかけ粉末食品の製造方法
【発明者】 【氏名】今岡 寛信
【住所又は居所】広島県尾道市美ノ郷町本郷新池田455−9 今岡製菓 株式会社内

【要約】 【課題】削られた氷の「ふわふわ感」を長持させながら、その食感で美味しく食することのできるかき氷用振りかけ粉末食品の製造方法。

【解決手段】砂糖(上白糖)又は糖類を重量比で凡そ50%〜90%、残り凡そ10%〜50%を香料及び添加剤や練乳、果汁、水などを加えて攪拌混合し、次に一定時間加熱処理して乾燥させ、且つこれを粉砕機で粉砕処理して微粉末化させ、その適量を小袋詰めすることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
砂糖(上白糖)又は糖類を重量比で凡そ50%〜90%、残り凡そ10%〜50%を香料及び添加剤や練乳、果汁、水などを加えて攪拌混合し、次に一定時間加熱処理して乾燥させ、且つこれを粉砕機で粉砕処理して微粉末化させ、その適量を小袋詰めすることを特徴としたかき氷用振りかけ粉末食品の製造方法。
【請求項2】
砂糖(上白糖)又は糖類を重量比で凡そ50%〜90%、残り凡そ10%〜50%を香料及び添加剤や水などとして攪拌混合し、次に一定時間加熱処理して乾燥させ、且つこれを粉砕機で粉砕処理して微粉末化するほか、これに練乳パウダーを一定割合で加えて均一混合させながらその適量を小袋詰めすることを特徴としたかき氷用振りかけ粉末食品の製造方法。
【請求項3】
加熱処理温度は凡そ50℃〜120℃であり、また微粉末化させるメッシュは凡そ20〜300メッシュとなすことを特徴とする請求項1又は2記載のかき氷用振りかけ粉末食品の製造方法。
【請求項4】
添加剤として水以外に抹茶、香料(イチゴ、抹茶、メロン、レモンなど)、着色料(赤ビート、紫コーン、クチナシなど)、乳酸カルシウム、ビタミンC、食物繊維やクロレラ粉末などの少なくとも1つ、或いはこれらの適宜な組合わせとなしたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のかき氷用振りかけ粉末食品。
【請求項5】
小袋詰めは5〜30g単位の包装となされることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のかき氷用振りかけ粉末食品の製造方法。
【請求項6】
小袋詰め用包装にアルミ蒸着またはアルミ箔を使用したことを特徴とする請求項5記載のかき氷用振りかけ粉末食品の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は専らかき氷の表面へ粉状に振りかけ、従来の氷蜜に代えて使用するかき氷用振りかけ粉末食品の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、かき氷にはイチゴやオレンジなどの氷蜜を上からかけ、かき混ぜながら食することが行われている。ところで、氷蜜は液体のためにかき氷表面にかけると、削った氷の「ふわふわ」感がその時点で喪失されるものとなるのであり、且つその味の全体的な均一性を得るためには多量にかけたり、全体的なかき混ぜを行ったりする必要がある。
【特許文献1】特開平7−99928号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
削られた氷のふわふわ感がそのままに維持される状態に味付けを行い、そのふわふわ感を長持ちさせながら、その食感で美味しく食することのできるかき氷用振りかけ粉末食品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は砂糖(上白糖)又は糖類を重量比で凡そ50%〜90%、残り凡そ10%〜50%を香料及び添加剤や練乳、果汁、水などを加えて攪拌混合し、次に一定時間加熱処理して乾燥させ、且つこれを粉砕機で粉砕処理して微粉末化させ、その適量を小袋詰めすることを特徴とする。
【0005】
このさい、当初の練乳は練乳パウダーを微粉末化させたものに対し、あとから別途に一定割合で混合させるものとなしても良い。また上記に於ける加熱処理温度は凡そ50℃〜120℃が好適であり、且つ微粉末化させるメッシュ値は凡そ20〜300メッシュの範囲とするのが最良である。
【0006】
ところで、添加剤としては、水以外に抹茶、香料(イチゴ、抹茶、メロン、レモンなど)、着色料(赤ビート、紫コーン、クチナシなど)、乳酸カルシウム、ビタミンC、食物繊維やクロレラ粉末などの少なくとも1つ、或いはこれらの適宜な組合わせとなされるのであり、また小袋詰めはかき氷1杯分の使用を目安に5〜30g単位で包装するのが使用勝手の良いものとなる。
【0007】
なお、上記に於ける包装でアルミ蒸着またはアルミ箔を使用するものとなすと、特に夏場の使用に於ける直射日光下で商品の品質低下防止に寄与し、保存期間の向上に資することのできるものとなる。
【発明の効果】
【0008】
上記した本発明によれば、かき氷が氷を削った時の「ふわふわ」感を何ら損うことなく、即ち軽やかな舌触りで美味しく食することができるものとなる。
即ち、請求項1記載の発明によれば、微細粉末のため、これを振りかけたさいに削り氷間へ粉状のままに奥深く浸入し、付着した削り氷は勿論のこと周辺の削り氷の味付けを内部から自然に行うものとなるのであり、従って削り氷の「ふわふわ」感を全く損うことなく直ちにスプーンなどで掬いながら美味しく食することができるものとなる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、他原料の特徴が損われない程度にミルク味の調整を可能にすることができる。請求項3及び4の発明によれば品質や芳香性や栄養価に優れ、又請求項5記載の発明によればお椀一杯分のかき氷に対し好適な使用量のものを提供でき、使用勝手の非常に良いものとなすことができる。なお、請求項6記載のものによれば、直射日光下に於ける品質低下防止の図れるものとなって、保存期間の向上に寄与すること大ならしめるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は本発明に係るかき氷用振りかけ粉末食品の製造工程の概略図である。1は原料の攪拌混合工程であって、各種原料a,b,c,・・・を攪拌混合機1a内へ投入して攪拌させるものとなす。而して、均一に攪拌混合された原料は乾燥工程2に移送され、乾燥室内で循環回動されるコンベア2a上の入口端へ落下され、出口端へ向って移送される間に熱風により一定の水分率に乾燥処理されるものとなされる。このさい、主要原料aは砂糖(上白糖)又は果糖やブドウ糖などの糖類であって、その他の主原料に対する重量比は50%〜90%となすのであり、その他の原料b,c,・・・としては香料及び添加剤や練乳、果汁、水などである。水以外の添加剤としては抹茶、香料(イチゴ、抹茶、メロン、レモンなど)、着色料(赤ビート、紫コーン、クチナシなど)、乳酸カルシウム、ビタミンC、食物繊維やクロレラ粉末などであって、これらの少なくとも1つ、或いはこれらの適宜な組合せとなされるのである。
【0011】
而して、上記の乾燥工程2で循環回動するコンベア2a上の入口端側へ落下され、肉厚1〜2cm程度の帯状体2bを形成させながら出口端側へ向って移動される混合原料は、その間に凡そ50℃〜120℃に調整された熱風により乾燥され、水分率凡そ0.5%程度に乾燥処理されるものとなされる。
【0012】
次に、上記の乾燥処理された原料は粉砕工程3に送られ、粉砕機3aにより一定数値のメッシュに微粉砕されるのであり、本発明者の数多の実験結果からその数値は凡そ20〜300メッシュとなすことが、かき氷との適合性が良くて幼児から大人までの広範な嗜好範囲で優れた味感覚を提供することが解った。
【0013】
4は第二次攪拌混合工程であって、上記のメッシュ値に粉砕された微粉末体を混合機4a内に投入させると共に、別途容器4bからの加糖脱脂練乳(練乳パウダー)を適当割合に投入させることにより均質混合させるのである。茲に上記練乳パウダーの混入比率は適宜に設定することができるが、本発明者の数多実験結果からして重量比で凡そ6%〜10%の範囲で混入されるものとなされる。これはかき氷に適宜なミルク味を醸成させるものであって、他原料の特徴が損われない程度に適宜調整した量で混入させるのである。
【0014】
上記した練乳パウダーによる第2攪拌混合工程4は好ましい実施態様であるが、当初に於ける各種原料の攪拌混合時に必要一定量を混合させて省略することができる。
【0015】
而して、上記の混合品は保留工程5に運ばれ、夫々れ保存タンク5a,5b,・・・で一時的に貯留させるものとなすのであり、あとこれらの保存タンクから計量包装工程6を経て、適宜一定数値量に計量しながら小袋中へ投入されて製品化されるのであり、本発明ではかき氷一杯分に振りかけることを対象に、凡そ5〜30gを目安にして充填包装するのである。図2は上記の如くして製造された製品7の斜視図であって、図示例では縦120mm、横30mmとなした細長袋体7aに充填されたものを示す。
【0016】
上記に於ける包装には、一般的に紙や合成樹脂フィルムなどが使用されるが、透明な合成樹脂フィルムの使用では抹茶やイチゴなどの色彩を外部から認識できて美的感覚に優れるものとなる。一方、アルミ蒸着紙やアルミ箔を使用したものに於いては夏季時分の直射日光下で品質低下を防止し、保存期間の向上に寄与すること大ならしめるものとなる。他方、スティック状に包装したものは、手に掴んでの振りかけ動作や又適宜好みの量を小出しにしながら使用できる上で、使用勝手が良いものとなる。なお、本発明品の販売では専らイチゴ、抹茶・・・などの数種類をセット商品とするのである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るかき氷用振りかけ粉末食品の製造工程略図である。
【図2】同上に係る製品斜視図である。
【符号の説明】
【0018】
1 原料の攪拌混合工程
1a 攪拌混合機
2 乾燥工程
2a コンベア
3 粉砕処理工程
3a 粉砕機
4 第二次攪拌混合工程
4a 混合機
5 保留工程
6 計量充填包装工程
7 製品
【出願人】 【識別番号】504023486
【氏名又は名称】今岡製菓 株式会社
【住所又は居所】広島県尾道市美ノ郷町本郷新池田455−9
【出願日】 平成16年1月19日(2004.1.19)
【代理人】 【識別番号】100065721
【弁理士】
【氏名又は名称】忰熊 弘稔

【公開番号】 特開2005−198614(P2005−198614A)
【公開日】 平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願番号】 特願2004−10569(P2004−10569)