| 【発明の名称】 |
ハイブリッド素材による製茶機用部品カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】松井 陸次 【住所又は居所】静岡県浜松市笠井新田町1209番地の1東亜熱研株式会社内
【氏名】松井 良共 【住所又は居所】静岡県浜松市笠井新田町1209番地の1東亜熱研株式会社内
【氏名】前嶋 巌 【住所又は居所】静岡県浜松市笠井新田町1209番地の1東亜熱研株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シリコンゴムとフッ素樹脂の混合素材で作られており同一表面に適度な摩擦抵抗、弾力性、非粘着性を併せ持つことを特徴とする製茶機部品用カバー。 【請求項2】 酸化チタンを混合したことを特徴とする請求項1記載の製茶機部品用カバー。 【請求項3】 茶葉をより込む表側に凹凸面を、茶葉に触れない裏側に平滑面を配置したことを特徴とする請求項1記載の製茶機部品用カバー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、粗揉機、葉打機等の製茶機用の揉手カバー等の周辺部品に関するものである。 【背景技術】 【0002】 製茶工程の中で、例えば粗揉機、葉打機等の製茶機においては図3のように揉乾胴6内で、回転主軸7に取り付けられ回転駆動させられる揉手5等によって蒸熱処理された茶葉が揉乾されている。揉手5は茶葉を揉み、より込むことが主たる役割である。ところが、この揉手5にあっては、製茶の工程の中で茶しぶが付着し易く、その付着量が多くなると、茶しぶが製品に混入して品質を低下させたり、機械の故障の原因となるため機械の運転を中止して茶しぶの除去作業を行わなければならない。 この茶しぶの除去作業は手作業である上重労働で多大な労力と時間を要すると共に、機械内での作業であるため危険が伴い易い。しかしこれは定期的に行う必要があり、生産性の低下等を招く一因になっているのが実状である。 【0003】 そこで、このような問題点を解決するために、図2に示すように揉手3にカバー4、例えば主に低反発性ゴムを素材とした図4合成ゴム製カバーや、実用新案公開平5-70283に示すフッ素樹脂製カバー、実用新案公開平7-11189に示すフッ素樹脂層と合成ゴム層から成るカバーを被せる方法が提案されている。 前者合成ゴム製カバーは製茶工程において重要な茶葉のより込みに関して、適度な摩擦抵抗により良い結果を得られ、後者より以前に広く市場に普及した。 また後者フッ素樹脂製カバーは摩擦抵抗の低さから付着した茶しぶが取れ易いことが市場で確認されている。またフッ素樹脂層と合成ゴム層から成るカバーについても表面にフッ素樹脂を用いていることから同様の効果が予想される。 【0004】 しかしながら、これらのカバーにあっては、それぞれ次のような問題点があった。即ち、前者合成ゴム製カバーにおいてはその摩擦抵抗の大きさから、茶しぶが取れ難いという問題があった。また経年劣化の大きな素材であることから表面硬度が落ちやすく、従って鏡面度も低くなりがちで茶しぶの取れ難さが助長される傾向にある。茶しぶが取れ難いことで茶生産者は除去作業に金属ヘラを使わざるを得なくなり、結果傷付けられた合成ゴム製カバーの茶しぶの取れ難さはさらに助長される。 【0005】 また前者合成ゴム製カバーにおいては、図3に示す揉手5等の裏側、即ち回転主軸7側に茶しぶが付着するという問題があった。茶葉は揉手5と揉乾胴6の間で揉乾されるため、揉手5の裏側は揉乾に関与しない部分であり、茶しぶが付着し始めると雪だるま式に増えていく傾向にある。これは図4に示すように前者合成ゴム製カバーの裏側には表側の表面と同様に外周に沿って襞8が設けられており、裏面にも襞8があることでそれが摩擦抵抗となり茶しぶの付着を助長しているものと考えられる。 【0006】 また後者フッ素樹脂製カバーにおいては、経年劣化が小さい一方で素材に高価なフッ素樹脂を用いていたためコスト高で、何より製茶工程において重要な茶葉のより込みに関してはその摩擦抵抗の低さと平滑な表面形状から揉乾の際に触れた茶葉が滑り過ぎて茶葉がより込み不十分になるという問題があった。 またフッ素樹脂層と合成ゴム層から成るカバーについても茶葉に触れる面にフッ素樹脂による平滑な表面形状を用いていることから同様の問題があると考えられる。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 解決しようとする問題点は、充分な茶葉のより込みを実現し得る適度な摩擦抵抗と弾力性、そして茶しぶが取れ易い非粘着性という相反する性質を同一表面に併せ持つことが一般的な合成樹脂素材では困難なことである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 かかる目的を達成するために、請求項1記載のハイブリッド素材による製茶機用部品カバーはシリコンゴムとフッ素樹脂の混合素材で作られており同一表面に適度な摩擦抵抗、弾力性、非粘着性を併せ持つことを特徴とする。 また請求項2記載のハイブリッド素材による製茶機用部品カバーは、茶葉をより込む表側に凹凸面を、茶葉に触れない裏側に平滑面を配置したことを特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 本発明のハイブリッド素材による製茶機用部品カバーは、充分な茶葉のより込みを実現し得る適度な摩擦抵抗と弾力性、そして茶しぶが取れ易い非粘着性という相反する性質を,各々の役割を受け持つ異なる性質の素材を均質に混合することによって、同一表面において併せ持つ利点がある。これによって茶しぶが取れ易く、それでいて充分な茶葉のより込みが得られる。 【0010】 また本発明のハイブリッド素材による製茶機用部品カバーは、酸化チタンを混合することにより表面硬度を向上させ、表面の鏡面度維持において耐久性が増す。また酸化チタンは光触媒機能を有するため、幾ばくかの殺菌作用も期待できる。 【0011】 また本発明のハイブリッド素材による製茶機用部品カバーは、茶葉をより込む表側に凹凸面を、茶葉に触れない裏側に平滑面を配置したことにより、茶葉の触れる面においては摩擦抵抗を確保し、茶葉の触れない面においては茶しぶの付着を極力抑制する利点がある。 【0012】 また本発明のハイブリッド素材による製茶機用部品カバーは、他のフッ素樹脂のチューブないしはシートが表面にあるカバーの類が摩耗によってフッ素樹脂が尽きると性能が極端に落ちるのに対し、摩擦抵抗、弾力性そして非粘着性を受け持つ素材が均質に混合されているため摩耗が進んでも素性が変わらず性能が維持できる。 【0013】 また本発明のハイブリッド素材による製茶機用部品カバーは、各々の役割を受け持つ性質の異なる素材の配合比率をカバーの用途によってコントロールすることによって任意の性質とすることが出来る利点がある。これにより製茶機の受け持ちが茶葉のより込み重視のものか、あるいは乾燥重視であるかによって、その部品に取り付けるカバーの素材を適宜使い分けることが出来る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 図1は本発明品でシリコンゴムとフッ素樹脂の混合素材で作られており同一表面に適度な摩擦抵抗、弾力性、非粘着性を併せ持つことを特徴とする製茶機部品用カバーである。 本発明品を図3に示す蒸熱処理された茶葉が揉乾されている揉乾胴6内で、回転主軸7に取り付けられ回転駆動させられる揉手5等に、図2が示すカバー4として被せる。 【実施例】 【0015】 図1は本発明品の概略図である。 図1の本発明を構成するハイブリッド素材は、シリコンゴムとフッ素樹脂の混合素材によって構成され、その配合比率を任意に変えることが出来る。 【0016】 また上記ハイブリッド素材に酸化チタンを混合することにより表面硬度を向上させ、表面の鏡面度維持において耐久性が増す。また酸化チタンは光触媒機能を有するため、幾ばくかの殺菌作用も期待できる。 【0017】 側凹凸面1は茶葉を揉乾する面で凹凸が付けられている。また表側凹凸面1は裏側平滑面2よりも肉厚が厚くなっており、茶葉が触れる面の弾力性に配慮されている。これは比較的反発力の高いシリコンゴムの採用でより強調される。裏側平滑面2は茶葉に触れない部分で、茶しぶの付着を極力抑制するように平滑で鏡面加工が施されている。また揉手がそうであるように合わせて全体的にRが付けられ、装着がより容易になるよう配慮されている。 【産業上の利用可能性】 【0018】 本発明の素材を用いることによって他の摩擦抵抗と非粘着性の両立が求められる用途に適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】この発明の概略図である。 【図2】この発明の一実施形態を示す概略図である(図3の揉手5の拡大図) 【図3】製茶機の断面図である。 【図4】合成ゴム製カバーの概略図である。 【符号の説明】 【0020】 1.表側凹凸面 2.裏側平滑面 3.揉手 4.カバー 5.揉手 6.揉乾胴 7.回転主軸 8.襞
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| 【出願人】 |
【識別番号】391048234 【氏名又は名称】東亜熱研株式会社 【住所又は居所】静岡県浜松市笠井新田町1209−1
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| 【出願日】 |
平成16年3月31日(2004.3.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−287368(P2005−287368A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月20日(2005.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願2004−105442(P2004−105442) |
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