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【発明の名称】 茶の製造方法
【発明者】 【氏名】谷田 穂

【氏名】岡 正明

【氏名】石倉 浩

【要約】 【課題】製茶時間の短縮化を実現する。

【解決手段】この発明の茶の製造方法は、生茶葉17を密閉炒釜3に収容し、回転又は撹拌しながら常温常圧を超える温度・圧力で加熱・加圧して茶葉17の酸化酵素の失活と軟弱化を行った後、炒釜3を開放して茶葉17を取り出して処理する方法において、上記炒釜3の内圧を瞬間的に開放することにより、軟弱化した茶葉17を膨張化又は破砕させる工程を経て炒釜3より取り出し、乾燥させるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生茶葉(17)を密閉炒釜(3)に収容し、回転又は撹拌しながら常温常圧を超える温度・圧力で加熱・加圧して茶葉(17)の酸化酵素の失活と軟弱化を行った後、炒釜(3)を開放して茶葉(17)を取り出して処理する方法において、上記炒釜(3)の内圧を瞬間的に開放することにより、軟弱化した茶葉(17)を膨張化又は破砕させる工程を経て炒釜(3)より取り出し、乾燥させる茶の製造方法。
【請求項2】
炒釜(3)の内圧の開放を1秒以内の短時間に行う請求項1の茶の製造方法。
【請求項3】
炒釜(3)内の加圧を1〜12kgf/cm又は0.1〜1.2Mpa(ゲージ圧)の範囲で行う請求項1又は2の茶の製造方法。
【請求項4】
炒釜(3)を外側より加熱し、加熱時における釜外側温度を80℃〜300℃とした請求項1,2又は3の茶の製造方法。
【請求項5】
炒釜(3)を密閉状態から開放する際の内圧を0.3Mpa以上にし、開放により茶葉(17)を原形を留めない爆発的破砕状態で取り出す請求項1,2,3又は4の茶の製造方法。
【請求項6】
炒釜(3)を密閉状態から開放する際の内圧を0.1Mpa以下にし、開放により茶葉(17)を略原形を留めた膨張状態で取り出す請求項1,2,3又は4の茶の製造方法。
【請求項7】
炒釜(3)を密閉状態から開放する際の内圧を0.1Mpaを超え、0.3Mpa未満とし、開放により茶葉(17)表皮が剥離又は層間剥離した膨張的破砕状態で取り出す請求項1,2又は4の茶の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は茶の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来一般に広く知られている製茶法は、生茶葉の酸化酵素失活(殺青)を蒸熱により行った後に揉み潰し、茶汁を茶殻に吸着させながら乾燥する方法がある(特許文献1参照)。
これに対し、製茶装置の自動運転を行うことにより香気成分、カテキン溶出量、生理活性等の面で優れた釜炒り茶を製造する方法として、特許文献2に示す装置が公知である。
【0003】
この方法は回転式の炒釜に生茶葉を投入して予め加熱して生ぼけ排出した後、密閉して2分40秒程度加熱・加圧して炒り蒸しを行った後、開放所要時間3秒程度の比較的短時間で釜内の圧力を開放し、低温加熱下で葉振り操作を行って、消火(加熱終了)、排出の各工程を経て製茶する方法である。
【特許文献1】特公昭62−15168号公報
【非特許文献1】特開2001−86932号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の発明は、蒸熱,冷却,数工程にわたる乾燥等多くの作業工程を必要とするほか、茶の品質としても香気成分その他の含有成分にも格別優れたものではない。
【0005】
また上記特許文献2の発明は、高温高圧下で炒り蒸しするため茶の香気成分やカテキンの溶出、生理活性の向上等の面で品質向上があるものとされるものの、この方法における炒釜の密閉加温は蒸気の飽和点を高くして蒸気量を増大させて酸化酵素の失活をより完全に行うとともに([0036]第18〜23行)、より長時間密閉し圧力を増すほど細胞組織を脆くしてカテキン類の溶出量を多くするものである([0015]参照)。
【0006】
しかし上記方法では、加熱・加圧の処理時間も長くなるほか、密閉加熱以外に生ぼけ排出や冷却、葉振り操作等の工程を必要とするために処理工程全体も複雑で処理時間も非能率である等の問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の製茶方法は、第1に生茶葉17を密閉炒釜3に収容し、回転又は撹拌しながら常温常圧を超える温度・圧力で加熱・加圧して茶葉17の酸化酵素の失活と軟弱化を行った後、炒釜3を開放して茶葉17を取り出して処理する方法において、上記炒釜3の内圧を瞬間的に開放することにより、軟弱化した茶葉17を膨張化又は破砕させる工程を経て炒釜3より取り出し、乾燥させることを特徴としている。
【0008】
第2に、炒釜3の内圧の開放を1秒以内の短時間に行うことを特徴としている。
【0009】
第3に、炒釜3内の加圧を1〜12kgf/cm又は0.1〜1.2Mpa(ゲージ圧)の範囲で行うことを特徴としている。
【0010】
第4に、炒釜3を外側より加熱し、加熱時における釜外側温度を80℃〜300℃としたことを特徴としている。
【0011】
第5に、炒釜3を密閉状態から開放する際の内圧を0.3Mpa以上にし、開放により茶葉17を原形を留めない爆発的破砕状態で取り出すことを特徴としている。
【0012】
第6に、炒釜3を密閉状態から開放する際の内圧を0.1Mpa以下にし、開放により茶葉17を略原形を留めた膨張状態で取り出すことを特徴としている。
【0013】
第7に、炒釜3を密閉状態から開放する際の内圧を0.1Mpaを超え、0.3Mpa未満とし、開放により茶葉17表皮が剥離又は層間剥離した膨張的破砕状態で取り出す
ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
上記のように構成される本発明の茶の製造方法によれば次のような効果を奏する。
1.従来の製茶方法に比して工程も少なく工法も簡単なので、熟練者を必要としないほか 、処理時間も短縮される。
2.複雑な機械や大型のラインも不要となり、設備コストの低減が図れる。
3.所定の温度・圧力で加熱・加圧した高温・高圧状態から瞬間的に圧力開放されるので 、軟弱化した葉内細胞が瞬時に膨張又は破砕され、カテキンその他の内部の有効含有成 分の溶出・抽出が速やかに行われ、香気,色,味,生理活性等の面で利用性の高い茶が 得られる。
4.加熱・加圧時の温度,圧力,時間等を任意に選択することにより、性質の異なる品質 を備えた各種の茶が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図示する本発明の実施形態につき詳述する。図1,図2は本発明の方法に用いた加熱・加圧式の炒釜1及び茶葉の回収具2と、これらを用いた加工処理工程の説明図で、この実施形態では炒釜として一般にポン菓子機と称される周知の穀類膨張機と、上面の一部に弾力性のあるメッシュ地を用い、他の部分に通気性を備えた布地を張設して全体として通気性と弾力性をもたせた篭状の回収具を用いた。
【0016】
図1に示すように炒釜1(有限会社橘機工製、吉村式穀類膨張機)は、横向きの軸心を中心に回転駆動されるドラム状の釜本体3と、釜本体3の下部に設けられた加熱器(ガスバーナー)4及びこれらの外周を加熱空間を介して覆うカバー6とで構成される。本体3の一端の開口部7には密閉蓋8がクランプアーム9及び係脱可能なクランパー11により開閉可能に設けられ、他方の端部には圧力計12が突設されている。釜本体3の外周側には温度センサー13が取り付けられ、温度センサー13と加熱器4は温度調節器14に接続されている(図2(A),(C)参照)。回収具(篭)2は、炒釜1の開口部側にその開口端を向けて配置される。
【0017】
次に上記装置を用いた製茶方法を図2に基づいて説明する。炒釜1は同図(A)に示すように先ず回転させながら加熱器4により、処理開始時の外側温度(約140℃程度)迄予熱しておく。該予熱が完了すると同図(B)に示すように釜本体3の開口部より漏斗状のホッパー16を用いて生の茶葉17を所定量(本例では0.2kg)投入し、同図(C)の状態で釜本体3を密閉して回転させながら加熱・加圧する。
【0018】
この時の加熱・加圧処理の条件範囲は概ね次の通りである。下記温度、圧力、処理時間はこれ以下では目的とする処理結果が不十分な場合が多く、逆に下記条件以上の温度、圧力、時間は処理目的にとって必ずしも必要ないこと及び焦げ臭、茹だり臭等の発生、歩留りの低下等の弊害を生じる可能性が高い。
【0019】
(1)釜外側加熱温度 80℃〜300℃
(注:釜を密閉状態で内部に温度計(センサー)を設置することが困難であったため 釜外側温度としたが、釜内面温度はこれに近い値と推定される。)
(2)釜内圧力 1kgf/cm〜12kgf/cm又は0.1Mpa〜1.2Mpa
(注:圧力単位の違いは使用した圧力計の違いによる。)
(3)加熱・加圧処理時間 40〜80sec
【0020】
上記加熱・加圧処理(密閉釜炒り=殺生)後、図2(D)に示すように蓋8のクランプを解除することにより(穀類膨張機の開蓋と同一要領で)、瞬間的に開蓋(圧力開放)する。この操作により高温高圧下で軟弱化している茶葉17は、瞬間的な圧力開放により葉内細胞の一部又は大半が膨張又は破砕され、一部は内部の膨張空気とともに開口部より外部に放出される。
【0021】
この時外部に放出する茶葉17は図1に示される回収具2により受け止められて回収され、釜内に残存する茶葉17は図2(E)に示すような取出具18により速やかに取り出されて回収される。
【0022】
取り出されて回収された茶葉は、必要(茶葉の状態等)に応じて解し工程を経た後、乾燥することにより又は製造すべき茶の性質に応じ粉砕工程を経て茶の製造を完了する。加熱・加圧処理後の茶葉は次に述べるように膨張,膨砕,爆砕状態なので、揉み加工は必要ない。
【0023】
上記圧力開放時の茶葉17の処理状態は、加熱温度、内部圧力、処理時間等によって変化する。
例えば炒釜3を密閉状態から開放する際の内圧を約0.3Mpa以上にして、開放した場合、茶葉17の大半は原形を留めない爆発的破砕(爆砕)状態になる。逆に内圧を0.1Mpa以下にして開放した場合、茶葉の大半は略原形を留めた膨張状態になる。さらに内圧が0.1Mpaを超え、0.3Mpa未満として開放した場合は、大半の茶葉17表皮が剥離又は層間剥離した膨張的破砕(膨砕)状態となる。
【0024】
上記のように主として釜炒り処理時の釜圧力の設定値を、必要に応じて処理温度や処理時間をも調節することにより、目的とする茶の品質を一定範囲で選択することが可能である。
【0025】
また上記加熱・加圧処理状態において爆砕状態から膨砕状態及び原形状態の製品は、焙じ風から炒り焙じ風、炒り風、炒り蒸し風さらには蒸し風の製品となり、同じ材料で製造した普通煎茶と比較して苦渋味が穏和になっていることが確認された。さらに後述する実施例で示すように茶製品中の全窒素、タンニン、カフェイン及び粗繊維の含有量が、同じ材料で製造した普通煎茶と比較して、ほぼ同等である。
【0026】
そして茶製品中の総アミノ酸含有量は、同じ材料で製造した普通煎茶と比較して、2kgf/cmび3kgf/cm加圧条件で製造した場合約20%及び約30%増加している。これに対し、茶製品中のカテキン類含有量が、同じ材料で製造した普通煎茶と比較して、2kgf/cm〜4kgf/cmでは約10%減、5kgf/cmでは約20%減、6kgf/cmでは約30%減少している。
【実施例】
【0027】
次に上記方法により製茶した場合の具体的実施例につき説明する。尚、下記実施例は島根県農業試験場において2002年度〜2003年度に行われた試験結果であり、既述の加熱・加圧式の炒釜及び回収装置以外は、次の装置を用いた。
(1)解しながら乾燥を目指す回転式乾燥機:製茶乾燥火入機(有限会社:横山製作所製 )
(2)静置状態で乾燥する棚式透気乾燥機:八木式透気乾燥機(株式会社:川崎鉄工場製 )
(3)粉砕機:セラミックボールミル機(株式会社:宮村鉄工所製)
【0028】
<試験結果の検討・説明>
以下上記試験結果を示す表1〜表8につき順次説明する。
(1)釜内加圧目標2〜6kgf/cm2の範囲で製造した場合、加熱加圧処理に要する時間は 43〜75秒であり、圧力が増すほど多くなった。釜内部圧力が高い場合には瞬間膨 張的破砕すなわち爆発的破砕(爆砕)状態となり、釜内部圧力が爆砕時より低い場合 には急激膨張的破砕(膨砕)状態となった。加圧増に伴い膨砕状態から爆砕状態の製 品を得た(表1)。
【0029】
(2)釜内加圧目標0.1〜0.4Mpaの範囲では、加圧増に伴い処理時間は41〜79秒と 増え、ほぼ原形状態から膨砕状態さらには爆砕状態の製品を得た(表2)。また、処 理時の釜外側温度は139〜162℃であり、加圧増に伴い高くなった(表2)。
【0030】
(3)加熱加圧処理終了時重量歩留まりは92〜63%(表2)、乾燥後重量歩留まりは 24〜17%(表1)、27〜19%(表2)であり、圧力が増すほど低下した。
【0031】
(4)試作品の官能審査では、新簡易製茶法による製品の場合、加熱加圧増に伴い、蒸し 風から炒り蒸し風、炒り風、炒り焙じ風、さらに焙じ風の製品が確認できた(表1、 表2)。
加熱加圧増により、形状では破砕・団塊程度が強くなり、色沢では黒褐色の程度が 増し、香気では青臭・火香・釜香から茹だり臭・焦げ臭へと移行し、水色では黄色み 及び赤みが強くなって濃度感も増し、滋味では青臭味・火入れ味・釜炒り味から茹だ り味・焙じ味・焦げ味へと移行した(表1、表2)。
なお、表1の‘おくみどり’二番茶芽を用いた試作における煎茶標準製茶法による 製品の場合、官能審査では基本的に煎茶風であり、特に、水色は新簡易製茶法の各区 に透明感があったのに対して濁りがあり、また、滋味では苦渋味があった。これに対 して、新簡易製茶法各区の製品では、苦渋味が和らいでいて飲み易いものが多かった 。
【0032】
(5)製茶乾燥火入機では、解しながらの乾燥が巧く行かず、焙じ風になりやすかった。
【0033】
(6)棚式透気乾燥機では、排気温度目標を58〜80℃と設定したところ、乾燥時間は 約3〜1時間となり、温度が高いほど短くなった(表3)。また、排気温度が高くな るほど、形状では団塊の乾燥緊縮感が増大し、色沢では黄色・赤茶色・黒色の度合い が増し、水色では黄色み・赤みが強くなり、香気では火香と炒り風の度合いが増大し 、滋味でも火入れ味及び炒り風の度合いが増して、蒸し風から炒り風・焙じ風へと移 行した(表3)。
【0034】
(7)‘おくみどり’の二番茶芽を用いた製品の化学成分含有量は表4〜表6のとおりで あり、煎茶標準製茶法区及び新簡易製茶法の2〜6kgf/cmを比較した。
a.全窒素・タンニン・カフェイン・粗繊維では大差なかった。
b.総アミノ酸では、3kgf/cm区及び2kgf/cm区がやや多かった。
c.ビタミンCでは、煎茶標準製茶法区に比べて2kgf/cm区で半減したが、一般的 な釜炒り茶の200mg%(科学技術庁資源調査会、四訂日本食品成分表、1982)レ ベルに近く、さらに加熱加圧増の各区で漸減したが、一般的な玉露の110mg%( 科学技術庁資源調査会、四訂日本食品成分表、1982)レベルに近かった。
d.カテキンの場合、煎茶標準製茶法区に比較した2〜6kgf/cm各区をみると、
−EGCgは加熱加圧増の各区で漸減した。−EGCと−ECg及びカテキン合計 値では、煎茶区に比べて2kgf〜4kgfの各区は10%前後の減で、5kgf区が20 %前後の減、6kgf区は30%前後の減少であった。
また、−ECでは、2kgf及び3kgfの両区が、煎茶区に比べて半減していた。
更に、Cでは煎茶区に比較して、2kgf区が15%減であったが、3kgf区〜6kg f区へと加熱加圧増の各区で漸増し、6kgf区では約45%の増となった。
e.抗酸化性をDPPHラジカル捕捉活性で比較すると、新簡易製茶法の各区は煎茶 標準製茶法区の約40%であった(表6)。
【0035】
(8)この新簡易製茶法では、従来の粗揉・揉捻・中揉・精揉といった外部から揉み込む 工程を、爆砕や膨砕という内部からの破砕工程に置き換えることにより、製茶に要す る時間が大幅に短縮(4〜5時間⇒1〜2時間)できた。また、これまでのような多 数の高価な機械類が不必要になり、更に、従来のような熟練を要する高度な製茶技術 も不要となり、比較的簡便に製茶できるようになった。
【0036】
(9)2kgf/cm及び0.2Mpaを超える加圧条件の場合、瞬時開放直後の回収率が加 圧増に伴い漸減した。加圧が強いと瞬時解放時に、飛び散ったり団塊状になって回収 用袋に付着したりして、回収率が低下したものと考えられた。0.27Mpa程度以上 の加圧条件下での全量回収を目指した改善策の検討が必要である。なお、0.25M paの場合、外観はほとんど0.2Mpaの場合に近かった。0.27Mpaでは、膨砕〜 爆砕状態となり0.3Mpaの場合より軽い破砕程度であり、色沢も0.3Mpaより緑 色程度が強く、香気及び滋味でも0.2Mpa〜0.3Mpaの場合の間であった。
【0037】
<本発明方法による荒茶を利用した新製品の開発の可能性の考察>
(1)試作品の新香味茶としての試飲調査及び市場性検討
試飲調査によると、冷やしたお茶の場合98%が良・無難であり、味では59%が
良、香りでは53%が無難であった。また、熱いお茶の場合は92〜95%が良・無 難であり、味は53%が、香りは56%がそれぞれ無難であった(表7、表8)。
茶商による試飲評価では、ペットボトルやティーバック用等として十分に商品化が 可能であると判明した。
【0038】
(2)新製品の試作
a.新香味茶
ほぼ現状の荒茶状態でも良いが、商品化段階では見栄えや入れ易さ及び製品の均 一性等を考慮して、細片化及び粉末化等することも可能である。
b.ペットボトル
ペットボトル用の抽出原材料としては現状の荒茶状態でも良いが、均一性や抽出
効率等を考慮して、細片化及び粉末化したものの利用も可能である。
c.ティーバック
浸出効率や製品の均一性等を考慮し、細片化及び粉末化したものの利用が可能で ある。
d.機能性成分抽出材料
現状の荒茶状態で良いが、抽出効率等から細片化及び粉末化することが可能であ る。なお、膨砕爆砕処理後、直ちにあるいは冷蔵冷凍保管後に抽出作業を行う場合 には乾燥工程が不要になり、極めて簡略化された短時間の製茶作業となる。
e.食べるお茶
粉末化したもののいわゆる「食べるお茶」としての利用も可能である。
【0039】
【表1】


【0040】
【表2】


【0041】
【表3】


【0042】
【表4】


【0043】
【表5】


【0044】
【表6】


【0045】
【表7】


【0046】
【表8】


【産業上の利用可能性】
【0047】
この発明の茶の製造方法は、製茶産業及び茶を用いた飲料の製造業に広く利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の方法に用いる装置の概要を示す正面斜視図である。
【図2】(A)〜(F)は本発明方法の工程を示す模式図である。
【符号の説明】
【0049】
1 炒釜
2 回収具
3 釜本体
8 密閉蓋
11 クランパー
12 圧力計
17 茶葉
【出願人】 【識別番号】591282205
【氏名又は名称】島根県
【識別番号】304011315
【氏名又は名称】株式会社桃翠園
【出願日】 平成16年3月31日(2004.3.31)
【代理人】 【識別番号】100081673
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 誠

【公開番号】 特開2005−287312(P2005−287312A)
【公開日】 平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願番号】 特願2004−102955(P2004−102955)