| 【発明の名称】 |
漬物用ぬか床の保存方法及びぬか床保存のための貯蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】野中 勝 【住所又は居所】香川県さぬき市津田町津田18番地1 株式会社野中酵素風呂内
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| 【要約】 |
【課題】漬物用ぬか床を変質させることなく貯蔵する方法及びそのための貯蔵庫を提供すること。
【解決手段】45〜50℃の湯3.2〜5.7リットルに対して食塩0.35〜0.7kg、生みそ0.5〜0.9kgの配合比で溶解させ、さらに生ぬかを3.2〜7.5kgの配合比で混和したぬか床原料を25〜35℃の温度で10〜20日間発酵させて得たぬか床を固定された1〜3℃の温度で保存する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 45〜50℃の湯3.2〜5.7リットルに対して食塩0.35〜0.7kg、生みそ0.5〜0.9kgの配合比で溶解させ、さらに生ぬかを3.2〜7.5kgの配合比で混和したぬか床原料を25〜35℃の温度で10〜20日間発酵させて得たぬか床を固定された1〜3℃の温度で保存することを特徴とする漬物用ぬか床の保存方法。 【請求項2】 内部に漬物・ぬか床貯蔵容器(7)を収納した断熱構造の本体ケース(1)と該本体ケース(1)の開口を開閉する断熱構造の外蓋(11)とをそなえ、且つ前記本体ケース(1)の内壁材(2)と前記漬物・ぬか床貯蔵容器(7)の開口部の間の隙間を密閉蓋(6)で閉塞して前記本体ケース(1)の内壁材(2)と前記漬物・ぬか床貯蔵容器(7)の間の空間(5)を密閉状態とする一方、前記空間(5)内に、前記漬物・ぬか床貯蔵容器(7)内に貯蔵される漬物及びぬか床の温度を1〜3℃で固定的に保持する冷却装置(20)を設けたことを特徴とするぬか床専用の貯蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本願発明は、漬物用ぬか床の保存方法及びぬか床保存のための貯蔵庫に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年は、各家庭で漬物を作ることは少なくなり、多くの家庭ではスーパーストアなどで市販している漬物を使用しているのが現状である。 【0003】 一方、漬物用器具セットを購入して漬物を自家製造している家庭もあるが、多くの場合、常温状態のぬか床を使用しているため、ぬか床の変質(発酵、腐敗など)により、長期に亘って安定した品質の漬物を製造することが困難であった。 【0004】 一方、漬物用貯蔵庫に関する公知文献の一例としては、たとえば特開平11−225668があるが、同文献記載のものは、温度可変式のものであり、使用者が誤って温度設定を間違うことが懸念される。 【0005】 【特許文献1】特開平11−225668 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本願発明は、上記のような背景のもとになされたもので、長期に亘って変質することなく漬物用ぬか床を保存することのできる保存方法とそのための専用の貯蔵庫を提供することを目的としてなされたものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような手段をもって構成されている。 【0008】 すなわち、本願発明に使用するぬか床専用の貯蔵庫は、図1及び図2に例示するように、内部に漬物・ぬか床貯蔵容器7を収納した断熱構造の本体ケース1と、該本体ケース1の開口を開閉する断熱構造の外蓋11とをそなえている。本体ケース1の内壁材2と漬物・ぬか床貯蔵容器7の開口部の間の隙間は密閉蓋6で閉塞されており、本体ケース1の内壁材2と漬物・ぬか床貯蔵容器7の間の空間5が密閉状態とされていて、同空間5内の空気(冷気)が外部に漏出しないようにされている。そして、本体ケース1内の空間5には、漬物・ぬか床貯蔵容器7内のぬか床15及び漬物16を一定温度に冷却維持するための冷却装置20(たとえばコンプレッサー9と冷却コイル10等からなる)が設けられている。この冷却装置20は、使用者が誤った温度設定をすることがないように、予じめ漬物・ぬか床貯蔵容器7内の漬物16及びぬか床15の温度を1〜3℃に維持するように固定的に(使用者による温度調節ができないように)温度設定がされている。 【0009】 次にこのぬか床専用貯蔵庫の使用法を説明すると、このぬか床専用貯蔵庫に貯蔵されるべき漬物とぬか床は、本願出願人らが別途運営する工場で製造される。そして、ぬか床専用貯蔵庫の保有者(同ぬか床専用貯蔵庫を購入した者、又は貸与をうけた者)に漬物とぬか床を供給するシステムをとる。 【0010】 本願発明で使用する漬物用ぬか床は、次のようにして製造される。 【0011】 本願発明用漬物・ぬか床の製法 配合 45〜50℃の湯3.2〜7.5リットルに対して食塩0.35〜0.7kg及び生みそ(1年熟成の赤系がよい)0.5〜0.9kgを加えて溶解させたあと、生ぬか3.2〜7.5kgを混和する。これを25〜35℃に維持しながら10〜20日間発酵させる。なお、このぬか床を大量に生産する場合は、上記「湯、食塩、生みそ、生ぬか」の分量比で各材料を配合すればよい。 【0012】 上記のようにして製造されたぬか床(発酵ぬか床)は、各消費者(本願発明のぬか床専用貯蔵庫の保有者)に発送されるまで貯蔵庫(温度1〜3℃)で保管される。 【0013】 漬物となる野菜は、消費者へ発送する2〜3日前に本願発明の発酵ぬか床に漬け込むとよい。消費者は、野菜を漬け込んだぬか床が到着したら、本願発明のぬか床専用貯蔵庫で貯蔵する。この場合、貯蔵室8の温度は予じめ1〜3℃で固定されているから、使用者が温度設定を間違えることもなく、長期間に亘ってぬか床の品質を良好な状態に維持することができる。 【発明の効果】 【0014】 本願発明の漬物用ぬか床の保存方法は、上記のような特定配合で製造された漬物用ぬか床を、そのぬか床の保存に最適な温度(1〜3℃)に固定して保存するものであるから、温度設定の誤りによる変質(腐敗や異常発酵)がなく、長期に亘って良好な状態でぬか床を保存し得る効果がある。 【0015】 また、本願発明のぬか床専用貯蔵庫は、上記のように予じめぬか床貯蔵室8の温度を本願発明の発酵ぬか床の保存に最適な温度(1〜3℃)に固定して使用者が誤った温度設定をしないようになっているから、確実にぬか床を良好な状態で保存することができる効果がある。 【0016】 さらに、本願発明のぬか床専用貯蔵庫は、本体ケース1の内壁材2と漬物・ぬか床貯蔵容器7の開口部の間の隙間を密閉蓋6で閉塞して、本体ケース1の内壁材2と漬物・ぬか床貯蔵容器7の間の空間5を密閉状態としているので、外蓋11を開放した場合にも、本体ケース1の空間5内の冷気が拡散せず、貯蔵室8内の温度が安定的に保持されるとともに、冷却装置の運転経費も低減される効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 次に、本願発明の好適な実施例を説明すると、この実施例では、次のような配合でぬか床を製造した。 【0018】 47℃の湯2.6リットルに対して、食塩0.5kg、生みそ0.7kgを溶解させて、これに生ぬか4.4kgを混和させ、そのぬか床原料を33℃の温度に維持しながら〇〇日間発酵させた。そのようにして製造された発酵ぬか床は、消費者へ発送するまで2℃の温度で保管し、消費者に対しては、この発酵ぬか床に、ナス、キュウリなどの漬物材料を漬け込んで発送するようにした。発送品の包装ケース内には食べごろの目安となる日付を記載した用紙を同封した。 【0019】 次に、図1及び図2を参照して漬物及びぬか床を貯蔵するための貯蔵庫の一例を説明すると、図1、図2において符号1は本体ケースであり、内壁材2と外壁材3の間に断熱材4を充填して構成されている。又、符号11は本体ケース1の上方を覆蓋する外蓋であり、内板12と外板13の間に断熱材14を充填して構成されている。 【0020】 本体ケース1内には漬物及びぬか床を貯蔵するための容器7と冷却装置20(コンプレッサー9と冷却コイル10等からなる)が収容されるが、その場合、本体ケース1の開口内周と容器7の開口外周との間の隙間は蓋板6で密閉される。その結果、本体ケース1内の空間5は密閉状態となり、漬物あるいはぬか床の出し入れに際して外蓋11を開放した場合でも空間5内の冷気の拡散が防止される。容器7の外面にはサーモスタット17が取付けられており、容器7内の貯蔵室8の温度が常に3℃になるように冷却装置20の運転を制御する。本体ケース1の適所には冷却装置20を発停するためのスイッチ18はついているが、貯蔵室8の温度調節をするためのコントローラは設けられていない。 【0021】 消費者(ぬか床専用貯蔵庫の保有者)は、漬物及びぬか床が送られてくると、ぬか床専用貯蔵庫の貯蔵室8内に移しかえて外蓋11を閉じるだけでよく、それだけで、長期間に亘ってぬか床15及び漬物16を良好な状態で保存することができる。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本願発明の実施例にかかるぬか床専用貯蔵庫の斜視図である。 【図2】図1に示すぬか床専用貯蔵庫のII−II断面図である。 【符号の説明】 【0023】 1は本体ケース、2は内壁材、3は外壁材、4は断熱材、5は空間、6は密閉蓋、7は容器、8は貯蔵室、9はコンプレッサー、10は冷却コイル、11は外蓋、12は内板、13は外板、14は断熱材、15はぬか床、16は漬物、17はサーモスタット、18はスイッチ、20は冷却装置である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】504072082 【氏名又は名称】株式会社野中酵素風呂 【住所又は居所】香川県さぬき市津田町津田18番地1
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| 【出願日】 |
平成16年2月24日(2004.2.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075731 【弁理士】 【氏名又は名称】大浜 博
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| 【公開番号】 |
特開2005−237205(P2005−237205A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月8日(2005.9.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−47491(P2004−47491) |
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