| 【発明の名称】 |
ベイキングオーブン |
| 【発明者】 |
【氏名】古屋 総一 【住所又は居所】三重県桑名市大字森忠463番地 株式会社中部コーポレーション内
|
| 【要約】 |
【課題】パン表面の水分が奪われて固くなることなくふっくらとした焼き上がりのよいパンを焼き上げることができるベイキングオーブンを提供すること。
【解決手段】ベイキングオーブン内を熱気を均一に自然対流するべく上下方向に配置した複数のトレ6ーの周囲と内箱4間に熱気の自然対流可能な隙間Sを設けた。この隙間Sを確保するために横ストッパー14及び奥行ストッパー15をトレー置部に設けた。さらにトレーは、最上に配置するものと内箱4上部間の間隔を最大とし、その下側に配置するものの間隔を順次減少するように配置した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外箱と内箱間に所要間隔を設け、この間に断熱材を介在したオーブン本体と、オーブン本体内の上下方向に所定間隔を置いて出入自在に配置した複数のトレーと、内箱の上部、底部、両側部と前記トレー底面の下側に装置したヒーターとからなるベイキングオーブンにおいて、前記トレーの外周と内箱間に熱気の自然対流可能な隙間を設けたとを特徴とするベイキングオーブン。 【請求項2】 前記隙間を設けるべくトレーの横ストッパー及び奥行ストッパーをトレー置部に設けた請求項1記載のベイキングオーブン。 【請求項3】 前記トレーは、内箱上部とその下側に配置するものの間隔及びその下に配置する各トレー間の間隔をその周囲環境に適して配置したことを特徴とする請求項1乃至2記載のベイキングオーブン。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ベイキングオーブンに関するものである。 【背景技術】 【0002】 焼き上がりのよいふっくらとしたパンを味わうためには、パン生地表面を温度のばらつきなく均一に一定の温度で一定の時間焼くことが必要である。そのためにベイキングオーブンは種々の工夫をしている。その一つに熱気の対流ファンを装備してベイキングオーブン内の温度を一定にするように熱気の強制対流をしているものがある。 【0003】 しかし、熱気の強制対流ファンを装備したものは、熱気の対流が激しすぎてパン表面の水分が奪われて固くなりパサパサした食感のパンが焼きあがる。熱気の強制対流方式のものは、クロワッサン・アップルパイ・デニッシュのようなものを焼き上げるには適するが、あんパンようなふっくらとした焼き上がりが好まれる日本の菓子パン類には不向きであった。 【0004】 この改善策として熱気の自然対流によるベイキングオーブンもあるが、トレーの周りに隙間がないので上下方向に配置されたトレー間で熱気の自然対流が遮断されて上段トレーと下段トレーではその周りの温度が異なる。したがって上段トレーに並べたパンと下段のトレーに並べたパンとでは焼き上がりが異なり、均一にふっくらとした焼き上がりよいのパンが得られないという欠点がある。 【特許文献1】登録実用新案公報第3063727号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 解決しようとする問題点は、パン表面の水分が奪われて固くなることなくふっくらとした焼き上がりのよいパンを焼き上げることができるベイキングオーブンを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、ベイキングオーブン内を熱気を均一に自然対流すべく上下方向に配置した複数のトレーの周囲と内箱間に熱気の自然対流可能な隙間を設けた。この隙間を確保するために横ストッパー及び奥行ストッパーをトレー置部に設けた。さらにトレーは、内箱上部とその下側に配置するものの間隔及びその下に配置する各トレー間の間隔をその周囲環境に適して配置した。 【発明の効果】 【0007】 本発明のベイキングオーブンは、トレーの周囲と内箱間に設けた水平隙間と内箱とトレー及び各トレーの上下間隔を所定の間隔にしたことによりベイキングオーブン内の熱気の自然上昇対流及び自然水平対流が円滑に行えるのでベイキングオーブン内温度の均一化が図れトレー上に並べたパン生地をふっくらと焼き上げることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明のベイキングオーブン実施例を用いて説明する。 【実施例1】 【0009】 図1は、本発明装置の1実施例の正面図である。図2は、図1の要部断面図である。また図3は、図1のA−A断面図である。1は、ベイキングオーブン。2は、オーブン本体で、ステンレス製の外箱3と鉄鋼板製の内箱4を所要間隔を設け、この間に断熱材5を介在して構成している。6はトレーで本実施例では上、中、下段と設けた。トレー6は、下段のものは、内箱底面に直置きしているが中段及び上段のものは入口両側とオーブン内奥部両側に設けた支持台13上にプレートヒーター7を装着した加熱板8を置き、この加熱板8上に載せている。そして、トレー6は、上段のものと内箱上部との間隔を190ミリ、これと中段トレー6との間隔を200ミリ、中段トレー6と下段のものとの間隔を180ミリに設定した。これは、各トレー6の周囲の自然対流及び温度を考慮した結果である。また、プレートヒーター7は、内箱4の上部、底部、両側部の所要位置に装置してある。プレートヒーター7と断熱材5の間には図示しない空間を適宜設けてある。本実施例の内箱の大きさは間口約500ミリ、高さ約800ミリ、奥行約750ミリ、板厚3.2ミリである。 【0010】 そして、トレー6をオーブン内に配置したときにオーブン内の両側と奥部に隙間S1、S2ができるように支持台(置台)13には横ストッパー14、奥ストッパー15を設ける。入口に配置する支持台13には横スットパー14のみとする。また、トレー6の奥行寸法をオーブンの入口から奥ストッパー15間までの距離より短くすることによりトレー6を配置したとき必然的に扉9内面との間に隙間S3が生じる。さらに最上段トレー6と内箱4上部の間隔を最大間隔として中段、下段のトレー6間の間隔を順次減少して配置した。10は扉9の取っ手である。なお隙間の幅はS1が約20ミリ、S2が約40ミリ、S3が約40ミリに設定した。 【0011】 トレー6の周囲には隙間S1、S2、S3ができることによりまた内箱4とトレー6及び各トレー6の間隔を適宜設けたことにより、上部ヒーター7により暖められた熱気はオーブン内を各隙間及び各トレー6間を通って自然上昇対流及び自然水平対流することができ、トレー6上に並べられたパン生地Pを一定温度で焼き上げることができ、また、操作盤に12には焼き上げ時間のタイマーを内蔵しているので一定時間焼き上げることができる。さらに、内箱に厚鉄鋼板(板厚3.2ミリ)採用したのでヒーター熱を適度に溜めることができるので焼き上がりのよい釜伸のよいパンを得る事ができる。なお、横ストッパー14及び奥行ストッパー15に代えてトレー6の外縁より間隔保持片を適宜突出して隙間Sを確保する手段も考えられる。 【産業上の利用可能性】 【0012】 その他の熱気の自然対流式のオーブンにも適用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0013】 【図1】ベイキングオーブンの正面図である。(実施例1) 【図2】図1の腰部断面図である。 【図3】図1のA−A断面図である。 【符号の説明】 【0014】 1 ベイキングオーブン 2 オーブン本体 3 外箱 4 内箱 5 断熱材 6 トレー 7 プレートヒーター 14 横ストッパー 15 奥行ストッパー S 隙間
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000213231 【氏名又は名称】株式会社中部コーポレーション 【住所又は居所】三重県桑名市大字森忠463番地
|
| 【出願日】 |
平成16年3月1日(2004.3.1) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2005−237351(P2005−237351A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月8日(2005.9.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−55600(P2004−55600) |
|