| 【発明の名称】 |
チャバネゴキブリ捕獲器 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐伯 譲一
|
| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 虫の侵入口を有する捕獲容器と、この捕獲容器内に設置した熱源とを備 えてなるゴキブリ捕獲器において、前記熱源を、捕獲容器内を虫が好む温度に保持しうるワット数の白熱電球で構成したことを特徴とするゴキブリ捕獲器。 【請求項2】 捕獲容器内に遮光性を有する材質からなる電球ケースを設け、この電球ケース内に白熱電球を収容した請求項1のゴキブリ捕獲器。 【請求項3】 虫ノ侵入口を捕獲容器の下部に配置するとともに、捕獲容器の上部に捕獲容器内の空気を排出する排気口を形成した請求項1、又は2に記載のゴキブリ捕獲器。 【請求項4】 捕獲容器上部の蓋は取り外し自由になっていて、蓋の裏面には虫の休息のための隙間が2本のサン木と薄板で形成されている請求項1に記載のゴキブリ捕獲器。 【請求項5】 捕獲容器内部側壁の両側に虫の休息のための細い間柱が複数以上あり、又、捕獲容器内部側壁のかた側にはサン木と2枚の薄板に接着された無数の小穴をもつダンボールの切片で形成されている請求項1のゴキブリ捕獲器。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はゴキブリの侵入口を有する捕獲容器と、捕獲容器上部蓋裏面の隙間、捕獲容器内部側壁の両側の複数以上細い間柱、無数の小穴をもつダンボール片を備え、この捕獲容器内に設置した熱源とを備え、温度によりゴキブリを捕獲容器内に誘引して捕獲するゴキブリ捕獲器に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種のゴキブリ捕獲器としては、例えば実開平2−111274号公報、実開平3-54178号公報に開示されたものがある。これらはいずれも、下部にゴキブリの侵入口を有する捕獲容器と、この捕獲容器内に設置した熱源としての電気ヒーターと、捕獲容器内の温度を検出する温度センサーと、この温度センサーの検出温度に基づき伝記ヒーターへの通電を制御する制御技術とを備えている。そして、制御装置の制御により捕獲容器内をゴキブリが好む温度に保持し、この温度により誘引したゴキブリを捕獲容器内に侵入させて捕獲するやうに構成されている。 【0003】 【特許文献1】実開平2−111274号公報 【0004】 【特許文献2】実開平3−54178号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 前記従来のゴキブリ捕獲器は電子部分からなる温度センサーや制御装置を用いているために構造が複雑であり、製造コストが高くつくという問題点を有していると共に、万一温度センサー又は制御装置が故障すると、電気ヒーターへの通電を制御できなくなり、最悪の場合には電気ヒターが加熱して火災を引き起こす危険性も有していた。また、捕獲容器には、その下部に設けられているゴキブリの侵入口以外の開口部が無かったので、捕獲容器内の暖かい空気が容器外へ漏れだしにくく、したがって温度によるゴキブリの誘引効率がよくないという問題もあった。 【0006】 本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであって、安価に供給できて安全性 の高いゴキブリ捕獲器の提供を目的とするものである。また、前記目的に加えてゴキブリの誘引効率に優れたゴキブリ捕獲の提供を目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 前記目的を達成するため、本発明は、ゴキブリの侵入口を有する捕獲容器と、この捕獲容器内に設けられる熱源とを備えてなるゴキブリ捕獲器において、前記熱源を、捕獲容器内をゴキブリが好む温度に保持しうるワット数の白熱電球で構成したものである。 【0008】 また、前記構成において、捕獲容器内に遮光性を有する材質からなる電球ケースを設け、この電球ケース内に白熱電球を収容したものである。 【0009】 また、前記構成において、ゴキブリの侵入口を捕獲容器の下部に配設するとともに、捕獲容器の上部に捕獲容器内の空気を排出する排出口を形成したものである。 また、前記構成において、捕獲容器の蓋の裏側にゴキブリの休息場所として2本のサン木と薄板で小空間を形成したものである。 【0010】 また、前記構成において、捕獲容器両側壁にゴキブリの休息のための細長い間柱を複数以上形成したものである。 【0011】 また、前記構成において、捕獲容器内に2本のサン木と薄板に接着された無数の小穴をもつダンボール切片をゴキブリの休息場所として形成したものである。 【発明の効果】 【0012】 以上説明したように、本発明に係るゴキブリ捕獲器にあっては、捕獲容器内に設けられる熱源を、捕獲容器内をゴキブリが好む温度に保持しうるワット数の白熱電球で構成したので、従来のゴキブリ捕獲器と異なり簡潔な構造にできて、きわめて安価に供給することが可能となる。また、使用する白熱電球は数ワット以下の消費電力の小さいものでよいので、長期間使用しても火災の恐れはなく、安全性の高いゴキブリ捕獲器が得られる。 また、捕獲容器内に遮光性を有する材質からなる電球ケースを設け、この電球ケース内に白熱電球を収容したものでは、白熱電球の光により捕獲容器内が適度の明るさになるため、ゴキブリ捕獲率の向上を図れる。 【0013】 また、ゴキブリの侵入口を捕獲容器の下部に配設するとともに、捕獲容器の上部に捕獲容器内の空気が排出する排気口を形成したものでは、白熱電球で暖められた空気が排気口から捕獲容器外へ排出され、この排出された空気によりゴキブリが誘引されるので、ゴキブリの誘引効率に優れた、すなわち捕獲率の高いゴキブリ捕獲器が得られる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の一実施形態に係るゴキブリ捕獲器を図面に基づいて説明する。図中に全体を符号1で示されるゴキブリ捕獲器は、木の板を用いて細長い長方体の箱状に形成された捕獲容器を備えている。 【0015】 捕獲容器1は、底壁2、長手方向の側壁3、4、それと直交方向の側壁5、6、及び蓋7、を備えている。また、図1に示すやうに、蓋体7は開閉自在で細長い長方体の箱状捕獲容器より短く形成され、その為、隙間は捕獲容器内の空気を排出する排出口8を形成している。 【0016】 左右側壁3、4、直交方向の側壁5の下端縁部には、それぞれに1か所ずつ方形の切り欠きが形成され、これらと底壁2との間に生じた開口部がゴキブリの侵入口9になっている。侵入口9は円形でもよい。 【0017】 捕獲容器1の内部には白熱電球12を収容するための、遮光性を有する材質からなる電球ケース10が設けられている。この実施形態では、缶コーヒー等の缶入り飲料の空き缶(鉄、アルミニウムなどの金属性)を利用した円筒状の電球ケース10として用いている。すなわち、飲料の飲み口の端壁を缶切り等で切除して、この端部を空き缶の内径とほぼ等しい口径の開口部11として捕獲容器内に挿設されている。 そして、電球ケース10の開口部11からソケット13に取り付けられた白熱電球(熱源)12が挿設されている。ソケット13には電線14の一端側が接続されている。電線14は捕獲容器内の空気を排出する排気口8より捕獲容器1外へ延び、その他端がわのは商用電源(100V)のコンセントに差し込み可能なプラグ15が取りつけられている。 【0018】 なお、白熱電球12としては、点灯した際にその発熱により捕獲容器1の内部空間をゴキブリが好む温度に保持しうるワット数のものを用いる。ゴキブリが好む温度とは20°〜30°の間であり、捕獲容器1の内容積や、捕獲容器1の断熱性や、侵入口9及び排気口8から出入りする空気量、等の条件によって捕獲容器1内の温度上昇のしかたが異なるけれども、大、中、小、等のゴキブリはそれぞれの好きな温度の場所に休息している。本発明者の実験によれば、幅及び高さが約10cm、奥行き20cmの木製捕獲容器1の場合、捕獲容器内を前記ゴキブリが好む温度とするのに好適な白熱電球12のワット数は5月〜9月は1ワット、10月〜4月は5ワットであった。 【0019】 又、ゴキブリの行動は非常に敏捷であり、侵入口9及び排気口8から入り大、中、小、等のゴキブリはそれぞれの好きな温度の場所に移動し休息する。特に蓋体7の裏2本のサン木16と薄板17との隙間18、捕獲容器内の両側壁3、4、の細長い複数の間柱18には多数のゴキブリが休眠している。 【0020】 以上のように構成されたゴキブリ捕獲器1を使用する場合、図1の状態でゴキブリが出没する場所に置き、プラグ15をコンセントに差し込んで白熱電球12を点灯すればよい。すると、白熱電球12と接触して暖められた空気が電球ケース10の開口部11からケース外へ出て捕獲容器内1の温度が上昇する。また、白熱電球12の輻射熱で電球ケース10が暖められ、この電球ケース10と空気とが接触することにより捕獲容器内の温度が上昇する。 【0021】 ゴキブリは、昼間は暗くて好ましい温度の場所で休息する習性を有しているため、特に冬期には冷蔵庫、テレビ、電話機、等の暖かい暗い狭い場所に集団で生活しているのでその冷蔵庫、テレビ、電話機、等の電源を切り、ゴキブリ捕獲器1をその近くに置くだけでゴキブリは捕獲容器内に集団で移動し生活しているため、多数のゴキブリを1日で捕獲駆除することができる。しかし、夏場は部屋の中、特に調理場全体が暖かいためゴキブリはいたるところに生息しているので、捕獲絶滅さすことは難しいけれどもゴキブリ捕獲器1を調理場全体の要所要所、或いは居間に配置することによりゴキブリの大多数を捕獲駆除することは簡単に出来得る。 【0022】 以上のようにしてゴキブリ捕獲器1で捕獲されたゴキブリの駆除は、例えば以下の容量で行う。すなわち、予めバケツ等の口の広い容器に水を張り、その水に台所用の中性洗剤を5、6、滴おとしておく。そして、ゴキブリ捕獲器1の蓋体7をあけ、蓋体7の裏側にある2ツのサン木16に密着した薄板17との狭間18に休眠している多数のゴキブリや、捕獲容器内両側壁3、4、或は、ゴキブリの休息のための細い間柱19や、ゴキブリの捕獲器具1Aとしての重要な役目をもつ、2本のサン木20と薄板21に接着された無数の小穴をもつダンボール切片の穴22の中や狭間23に休眠している多数のゴキブリや、捕獲容器内のあらゆるゴキブリをバケツ容器内の水面に落下させる。すると、水にまじっている洗剤分の作用によつてゴキブリ体表の油分による浮力が失われるため、ゴキブリは水面を泳ぐことができずに溺死する。なお、捕獲容器内のゴキブリは休眠状態で動きが極めて鈍いため、白熱電球12や電球ケース10を取り出す際にゴキブリが開口部から逃げ出すことはない。また、いったん休眠状態となったゴキブリは次の活動時間帯に入るまで休眠を続けるため、捕獲したゴキブリの駆除は何時に行っても構わず、使用者に時間的な負担をかけることはない。 このゴキブリ捕獲器1は以上のように構成されているので以下のような効果を有している。すなわち、従来のゴキブリ捕獲器と異なり簡単な構造であり、高価な電子部品なども使用していないため、安価に供給可能である。また、使用する白熱電球12は5ワット以下の消費電力なので、長時間点灯させ続けても手で触れられる程度の温度にしかならず、しかも、故障する可能性がある温度センサーや制御装置などを使った制御はしていないため、火災を引き起こすような危険性は全くなく、安全性は極めて高い。また、捕獲容器内が明るすぎると、暗いところを好むゴキブリが捕獲容器内への侵入を躊躇するおそれがあるが、このゴキブリ捕獲器1では遮光性を有する電球ケース10内に白熱電球12が収容されていて、捕獲容器内が比較的暗くなっているので、ゴキブリは侵入し易いように思われる。 【0023】 なお、本発明に係るゴキブリ捕獲器1や電球ケース10などは木製、ビニール製、金属製、等で製作してもその効果は余り変わらない。 【0024】 また、白熱電球12としては、白色のもの以外にも、ガラス部分に黄、赤、青、黒色等も使用可能であるが白熱電球12の色の違いによるゴキブリ捕獲率の違いは殆ど認められなかった。なお、ゴキブリが好む匂い成分を発散してゴキブリを誘引することも可能である。 【0025】 図5、6は小生の特願2001-309228号公報に開示されたものであるが、これをゴキブリ捕獲容器内に設置することによってゴキブリ捕獲効率は改善され、また、小生の特開2000-333582号公報記載のゴキブリ捕獲器の改良、特に蓋体などの改良によりゴキブリ捕獲効率は非常に良くなった。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】本発明の一実施形態に係るゴキブリ捕獲器の斜視図である。 【図2】図1のA−A線における断面図である。 【図3】図1のB−B線における断面図である。 【図4】蓋体を上から見た図である。 【図5】図4のC−C線における断面図である。 【図6】ゴキブリ捕獲器内の1Aの斜視図である。 【図7】図6のB−B線における断面図である。 【符号の説明】 【0027】 1 ゴキブリ捕獲器 1A ゴキブリ捕獲器内に設置するゴキブリ捕獲器具。 2 底板 3,4 長手方向左右側板 5,6 直交方向の側板 7 蓋 8 排気口 9 侵入口 10 空き缶 11 空き缶の開口部 12 電球 13 ソケット 14 電線 15 プラグ 16 サン木 17 薄板 18 隙間 19 間柱 20 サン木 21 薄板 22 ダンボールの切片 23 隙間
|
| 【出願人】 |
【識別番号】596145237 【氏名又は名称】佐伯 譲一 【識別番号】596145248 【氏名又は名称】佐伯 政之
|
| 【出願日】 |
平成15年7月31日(2003.7.31) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2005−46100(P2005−46100A) |
| 【公開日】 |
平成17年2月24日(2005.2.24) |
| 【出願番号】 |
特願2003−283401(P2003−283401) |
|