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【発明の名称】 ペット用咆哮抑制装置
【発明者】 【氏名】田中 一成
【住所又は居所】福井県武生市家久町41号1番地 オリオン電機株式会社内

【氏名】山口 静雄
【住所又は居所】福井県武生市家久町41号1番地 オリオン電機株式会社内

【要約】 【課題】飼い主が状況に応じてペットの行動を抑制できるとともに、電源消費を抑えて省電力が可能なペット用咆哮抑制装置を提供する。

【解決手段】受信機15は、犬の吠え声を検出し、その音声信号に基づいて所定時間、受信モードとする。飼い主は、犬の吠え声を聞いて無駄吠えであると判断した場合、送信機11を操作する。受信機15が受信モードの時、受信機15から信号が出力されると、振動部10が作動し、ペットに振動を与えてペットの咆哮を抑制する。所定時間内に送信機11からの信号が無いと、受信機15は待機状態となる。これにより、常時、受信機15に電源を供給する必要がないから、受信機15に掛かる消費電力を抑えることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットに装着される首輪に装着してペットの咆哮を抑制するペット用咆哮抑制装置であって、該咆哮抑制装置は、ペットに刺激を与えてペットの咆哮を抑制する咆哮抑制手段と、この咆哮抑制手段を遠隔操作するために飼い主が携帯する送信手段と、この送信手段からの信号を受信する受信手段とを備えるとともに、ペットの吠え声を検知し、その音声信号に基づいて、所定時間、前記送信手段と受信手段との通信を有効とするように制御するとともに、所定時間経過後、前記送信手段と受信手段との通信を無効とする制御手段を備えたことを特徴とするペット用咆哮抑制装置。
【請求項2】
前記送信手段と受信手段とに複数のモードスイッチを設け、前記制御手段は、前記送信手段と受信手段のモードスイッチが相互に一致した際、前記送信手段と受信手段との通信を可能となるように制御したことを特徴とする請求項1記載のペット用咆哮抑制装置。
【請求項3】
咆哮抑制手段がペットに振動を与える振動部から構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のペット用咆哮抑制装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、犬などのペットの無駄吠えを抑制するペット用咆哮抑制装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ペットとして犬を飼うことが知られているが、早朝あるいは深夜におけるペットの吠えは、隣接する住民に対して騒音問題となり、トラブルを招く原因ともなる。そこで、特許文献1には、犬の首に取り付けるための首輪であって、犬の吠え声を感知する音声認識センサと、この音声認識センサによって犬の吠え声を感知すると作動する振動ユニットが設けられおり、犬が咆哮した際に振動ユニットを作動させて犬が吠えるのを防止するように構成した無駄吠え防止用首輪が提案されている。また、特許文献2には、ペットの調教に当たり、首輪に振動素子及び/又は発音素子を装着し、リモコン装置などによって振動素子か発音素子を作動するか、あるいは振動素子と発音素子を同時又は間隔を置いてオン・オフまたは長短の組み合わせによりペットの調教を可能にした調教機能付きペット用首輪が提案されている。
【0003】
【特許文献1】特開2002−171860号公報
【特許文献2】特開2003−158940号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このようなペット用首輪の本来の目的は無駄吠え、過剰な唸り声を抑制し、むやみに吠えることを抑えてしつけることにある。しかし、特許文献1に示す無駄吠え防止用首輪は、いなかる状況であっても、ペットの吠え声を感知して自動的に振動ユニットが作動することから、例えば、ペットが飼い主に対して甘えた鳴き声に対して振動ユニットが作動し、ペットにしてみれば、どんな行動(無駄吠え)が悪いのかを自覚することが困難となる。この結果、ペットがまったく、吠えなくなったり、あるいは、ペットが人間不信に陥ったり、飼い主と犬の信頼関係が壊れてしまう原因になりかねない。この点、特許文献2で示す調教機能付きペット用首輪は、飼い主が状況に応じてペットがおかしな行動をとった場合、遠隔操作によって振動素子か発音素子を作動することが可能である。しかし、特許文献2で示す調教機能付きペット用首輪は、調教機能付きペット用首輪が常に受信状態となっており、例えば、電源として電池を用いた場合、その消耗が激しいばかりでなく、飼い主が誤って送信側のスイッチを操作した場合、振動素子が作動してしまう、といった課題を有していた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、飼い主が状況に応じてペットの行動を抑制できるとともに、電源消費が少ないばかりでなく誤操作も防止することができるペット用咆哮抑制装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1のペット用咆哮抑制装置は、ペットに装着される首輪に装着してペットの咆哮を抑制するペット用咆哮抑制装置であって、該咆哮抑制装置は、ペットに刺激を与えてペットの咆哮を抑制する咆哮抑制手段と、この咆哮抑制手段を遠隔操作するために飼い主が携帯する送信手段と、この送信手段からの信号を受信する受信手段とを備えるとともに、ペットの吠え声を検知し、その音声信号に基づいて、所定時間、前記送信手段と受信手段との通信を有効とするように制御するとともに、所定時間経過後、前記送信手段と受信手段との通信を無効とする制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1の構成により、例えばペットとして飼っている犬が吠えると、その吠え声を検知すると、制御部はタイマーカウントを開始し、予め設定した所定時間内(例えば30秒)のみ受信手段の受信モードを維持し、所定時間経過後は受信モードを解除してスリープ状態となる。また、ペットの鳴き声を聞いて、単に甘えている鳴き声か、無駄に吠えている声かを飼い主が判断し、無駄吠えであると判断した時に送信機にて送信する。この際、受信手段が受信モードにある時、抑制手段が作動し、抑制手段によってペットに刺激を与えてペットの咆哮を抑制することが可能である。
【0008】
本発明の請求項2のペット用咆哮抑制装置は、請求項1記載のペット用咆哮抑制装置において、前記送信手段と受信手段とに複数のモードスイッチを設け、前記制御手段は、前記送信手段と受信手段のモードスイッチが相互に一致した際、前記送信手段と受信手段との通信を可能となるように制御したことを特徴とする。
【0009】
請求項2の構成により、送信手段からの信号を受信手段で受信すると、制御手段によって入力された送信手段の受信信号を照合し、受信手段のモードスイッチのIDと送信手段のモードスイッチのIDとが一致しているか否かを判別する。そして、受信手段のモードスイッチのIDと送信手段のモードスイッチのIDとが一致している場合のみ、送信手段と受信手段との通信が可能となる。
【0010】
本発明の請求項3のペット用咆哮抑制装置は、1又は2記載のペット用咆哮抑制装置において、咆哮抑制手段がペットに振動を与える振動部から構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3の構成により、飼い主が無駄吠えであると判断した時に送信手段を送信すると、振動部が作動し、ペットに振動による刺激を与えることで、ペットの咆哮を抑制する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の請求項1のペット用咆哮抑制装置によれば、ペットに装着される首輪に装着してペットの咆哮を抑制するペット用咆哮抑制装置であって、該咆哮抑制装置は、ペットに刺激を与えてペットの咆哮を抑制する咆哮抑制手段と、この咆哮抑制手段を遠隔操作するために飼い主が携帯する送信手段と、この送信手段からの信号を受信する受信手段とを備えるとともに、ペットの吠え声を検知し、その音声信号に基づいて、所定時間、前記送信手段と受信手段との通信を有効とするように制御するとともに、所定時間経過後、前記送信手段と受信手段との通信を無効とする制御手段を備えたものであるから、犬の吠え声を検出し、その音声信号に基づいて受信手段が所定時間、受信モードとなるため、受信モード以外に送信機が操作されても、抑制手段が作動することが無い。このため、飼い主の誤操作によって無駄にペットに苦痛を強いる心配もない。さらに、所定時間経過後は、受信手段は待機状態となるため、常時、受信モードではなく、受信手段の消費電力を抑えることが可能となり、ランニングコストを抑えることができる。しかも、抑制手段を作動するかどうかの判断は、飼い主が判断することから、例えば無駄吠え、過剰な唸り声を発しているときにのみ、抑制手段を作動することが可能となり、ペットにどんな行動(無駄吠え)が悪いのかを自覚することができ、効果的なしつけを行うことができる。
【0013】
本発明の請求項2のペット用咆哮抑制装置によれば、請求項1記載のペット用咆哮抑制装置において、前記送信手段と受信手段とに複数のモードスイッチを設け、前記制御手段は、前記送信手段と受信手段のモードスイッチが相互に一致した際、前記送信手段と受信手段との通信を可能となるように制御したものであるから、例えば、同一周波数帯の他の電子機器のリモコン装置を使用した場合であっても、抑制手段が誤動作する心配がない。
【0014】
本発明の請求項3のペット用咆哮抑制装置は、1又は2記載のペット用咆哮抑制装置において、咆哮抑制手段がペットに振動を与える振動部から構成されているものであるから、ペットに振動による刺激を与えてペットの無駄吠えを効果的に抑制することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面を参酌しながら、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を説明する。
【0016】
図1〜図9は本発明の一実施例を示しており、図1の全体斜視図において、1は、犬の首に取り付けるための首輪であって、この首輪1のベルト2の中央に咆哮抑制装置3を内蔵する本体ケース3aが装着されている。また、ベルト2には、これを環状に止めるために、先端に例えば、長さ調整用の金属製のバックル4が取り付けられ、バンド2の他端の側には、その端から一定の間隔で複数個の長さ調整穴5が形成されている。
【0017】
咆哮抑制装置3の構成について、図5のブロックを参照して説明する。本実施例における咆哮抑制装置3は、咆哮抑制手段としてペットに振動を与える振動部10を備えている。この振動部10は、例えば、電動モータによって駆動するバイブレータによって構成され、この振動部10を飼い主が携帯する送信機11(送信手段)によって遠隔操作する。また、咆哮抑制装置3には、送信機11からの信号を受信する受信部12(受信手段)と、この受信部12からの信号を受けて作動する受信機15が備えられているとともに、犬の吠え声を拾うマイク14と、このマイク14からの音声信号に基づいて前記振動部10及び受信機15を制御する制御手段たる制御部16が設けられている。制御部16は、前記マイク14からの音声信号のレベルを判定し、所定以上であれば、受信部12と受信機15との通信を所定時間、有効とし、所定時間経過後は、受信部12と受信機15との通信を無効とするように制御している。なお、図5のブロック図において、17は振動部10をオン・オフする振動制御スイッチ、18は電源部、19はモードスイッチである。
【0018】
送信機11は、図6のブロック図で示すように、飼い主が操作する振動スイッチ20、リモコン信号を送信する送信部21、モードスイッチ22、これら振動スイッチ20、送信部21、モードスイッチ22の動作指示及び動作制御を行う制御部23、電源部24を備える。なお、咆哮抑制装置3及び送信機11に組み込まれる制御部16、23としてPIC(Peripheral Interface Controller)を用いている。また、咆哮抑制装置3及び送信機11の電源部18、24として電池を用い、咆哮抑制装置3及び送信機11には電源部18、24を収容するための電池収納部25、26が設けられている。この電池収納部25、26の近傍に前記各モードスイッチ19、22が設けられており、電池収納部25、26の開口部を開閉する電池蓋27を外すことによって、モードスイッチ19、22を手動操作することが可能である。
【0019】
次に図7、図8で示す回路図を参照して咆哮抑制装置3の動作について説明する。犬が吠えるとマイク14にて検知し、トランジスタ25、整流ダイオード26、コンデンサ27によってマイク14からの音声信号を平滑化し、トランジスタ28のベースに印加してトランジスタ28をオンする。これにより、トランジスタ29がオンしてPICマイコン30(図5における制御部16に相当する)の1PINに電源電圧が印加され、PICマイコン30がオンする。これにより、PICマイコン30内のプログラムにより、PICマイコン30の6PINからHIGH信号が出力され、トランジスタ31及びトランジスタ32がオンする。そのトランジスタ31がオンすることにより、PICマイコン30の自己保持回路を動作させる。自己保持回路は、PICマイコン30がオンした時点からタイマーカウントを開始し、予め設定した所定時間内(初期設定では30秒)のみ受信モードを維持し、所定時間経過後は受信モードを解除して待機状態(スリープ状態)となる。また、トランジスタ32をオンすることにより、受信機15側のマイコン35の8PINに電源電圧が印加され、受信機15と送信機11との通信が可能となる。なお、この受信機15と送信機11との通信は、前記PICマイコン30の自己保持回路によって、所定時間内のみ有効であり、その所定時間内に送信機11からの信号が無ければ受信機15と送信機11との通信を無効とする。すなわち、飼い主は犬の吠えを聞いてから無駄吠えか否かを判断し、無駄吠えであれば、当然、所定時間内に振動スイッチ20を操作し、単に甘えて吠えている場合などは、振動スイッチ20を操作しないから、所定時間内に送信機11から受信機15へリモコン信号が送られず、所定時間経過後、受信機15はオフしてスリープ状態となる。一方、所定時間内に振動スイッチ20の操作があると、送信機11のPICマイコン40(図6における制御部23に相当する)に接続されるモードスイッチ22のIDを付加した送信信号が送信機11のマイコン40の7PINより受信機15に出力される。この送信機11からの信号を受信部12で受信すると、PICマイコン30は、受信機15のマイコン35の12PINを経由して入力された送信機11の受信信号を照合し、PICマイコン30に接続されている受信機15のモードスイッチ19のIDと送信機11のモードスイッチ22のIDとが一致しているか否かを判別する。そして、PICマイコン30にてモードスイッチ19のIDと送信機11のモードスイッチ22のIDとが一致している場合、PICマイコン30の7PINから信号を出力し、振動制御スイッチ17となるトランジスタ36をオンして振動部10の振動モータを作動する。これにより、振動モータが回転し、ペットに振動を与えてペットの咆哮を抑制する。
【0020】
以上のように構成される本実施形態の咆哮抑制装置3の作用及び効果を図9〜図11のフローチャートを参照して説明する。まず、犬が吠えると、図9のフローチャートで示すように、犬の鳴き声を聞いて飼い主が無駄吠えかどうかを判断する(ステップS1、S2)。すなわち、犬が飼い主に対して甘えて鳴き声を上げている場合などは、送信機11によって咆哮抑制装置3の振動操作を行わない(ステップS3)。一方、飼い主は無駄吠えであると判断し、これを抑制する場合、送信機11の振動スイッチ20を押すことによって(ステップS4)、予め飼い主が選択したモードスイッチ22を検出し、そのモードスイッチ22にて指定されたモードで振動制御信号を首輪1の受信機15に送信する(ステップS5、S6、S7)。一方、受信機15では、図10のフローチャートで示すように、犬が吠えると、その吠え声はマイク14で経由してPICマイコン30(制御部16)にHIGH信号が入力される(ステップS10、S11、S12、S13)。PICマイコン30はそのHIGH信号が基準電圧(2.5V)以上であるか否かを判別し、基準電圧以下であれば音声として検出しない(ステップS14)。基準電圧以上であれば、ステップ15へと進み、PICマイコン30によって飼い主が設定した受信機15のモードスイッチ19を検出するとともに(ステップS15)、PICマイコン30によって所定時間内のみ受信モードとなるようにイネーブル処理(受信機15と送信機11との通信を有効とする処理)を行うための指示を行い、これにより、受信機15は受信モードとなる(ステップS16、S17)。そして、PICマイコン30はタイマーカウントを開始し(ステップS18)、所定時間(30秒)、受信モードを継続し、所定時間経過後は、ディセーブル処理(受信機15と送信機11との通信を無効とする処理)を行い、受信機15はスリープ状態となる(ステップS19)。
【0021】
次に振動部10の動作について、図11のフローチャートを参照して説明すると、飼い主が受信機15の振動スイッチ20をオンすると、その振動制御信号は受信機15の受信部12で受信される(ステップS20)。そして、受信機15がイネーブル状態であるか否かを判断する(ステップS21)。この結果、受信機15がディセーブル状態にあるときは、受信機15が振動制御信号を受信することができないから(ステップS22)、飼い主の誤操作によって振動スイッチ20が操作されても、振動部10が作動することはない。一方、受信機15がイネーブル状態である時、すなわち、犬が吠えた音声信号によって受信機15が受信モードである時には、受信機15に振動制御信号が出力される。この振動制御信号はデータ信号に変換され、制御部16(PICマイコン30)に送信される(ステップS23、S24)。そして、制御部16は、受信機15のモードスイッチ19のモードを確認して(ステップS25、S26)、送信機11から送られた振動制御信号のモードと受信機15のモードが一致しない場合、振動モータを作動しないため(ステップS27)、例えば、同一周波数帯の他の電子機器のリモコン装置を使用した場合であっても、振動部10が誤動作する心配がない。そして、送信機11から送られた振動制御信号のモードと受信機15のモードが一致していると判断された場合、制御部16からHIGH信号が出力され、振動制御スイッチ17となるトランジスタ36をオンして振動部10の振動モータを作動する。これにより、振動モータが回転し、ペットに振動を与えてペットの咆哮を抑制する(ステップS28、S29、S30)。
【0022】
以上のように、本実施例においては、犬の吠え声を検出し、その音声信号のレベルが判断して、基準値以上の場合のみ、受信機15が所定時間、受信モードとなるため、周囲の音に反応して受信機15が作動することがない。また、受信モード以外に送信機11が操作されても、振動部10が作動するが無いことから、飼い主の誤操作によって振動部10が作動することから、無駄にペットに苦痛を強いる心配もない。さらに、犬の吠えを検出して送信機11と受信機15の通信を所定時間、通信可能となるように制御していることから、常時、受信機15が受信モードではなく、受信機15に掛かる消費電力を抑えることが可能となり、ランニングコストを抑えることができる。しかも、振動部10を作動するかどうかの判断は、飼い主が行うことから、飼い主が無駄吠えと判断した場合のみ、振動部10を作動させることで、ペットにどんな行動(無駄吠え)が悪いのかを自覚することができ、効果的なしつけを行うことができる。加えて、送信機11と受信機15にモードスイッチ19,22を搭載し、これらのモードスイッチ19,22が一致している場合のみ、振動部10を作動するように制御することで、他の電気製品のリモコン信号との干渉を防止して、他の電気製品のリモコンの操作時に咆哮抑制装置3が誤動作を防止することができる。また、複数の飼い犬に対して首輪1側のモードスイッチ19を同一に設定すれば、これら飼い犬にうちの1頭の飼い犬の吠えに同調して他も飼い犬が一斉に吠えた場合でも、一つの送信機11で複数の飼い犬の吠えを同時に抑制することも可能である。しかも、これらのモードスイッチ19、22は、電源部18、24となる電池を収容するための電池収納部25、26の近傍に設けられており、電池蓋27を外すことによって、モードスイッチ19、22を簡単に切り換え操作することが可能である。
【0023】
以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。例えば、首輪1の構成やベルトの止め方あるいは送信機11や受信機15の回路構成や全体形状などは前記実施例に限定されるものではなく、本発明に要旨の範囲内で適宜選定すればよい。また、咆哮抑制手段として振動する構成を示したが、必ずしも振動する構成に限定されるものではなく、例えば、音声や警告音などによって抑制するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施例を示す首輪の全体斜視図である。
【図2】同上、咆哮抑制装置の平面図である。
【図3】同上、咆哮抑制装置の背面図である。
【図4】同上、送信機の正面図である。
【図5】同上、咆哮抑制装置のブロック図である。
【図6】同上、送信機のブロック図である。
【図7】同上、咆哮抑制装置の回路図である。
【図8】同上、送信機の回路図である。
【図9】同上、送信操作を示すフローチャート図である。
【図10】同上、受信モードを示すフローチャート図である。
【図11】同上、振動動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0025】
1 首輪
10 振動部
11 送信機(送信手段)
14 マイク(検知手段)
15 受信機(受信手段)
16 制御部(制御手段)
19,22 モードスイッチ
【出願人】 【識別番号】390001959
【氏名又は名称】オリオン電機株式会社
【住所又は居所】福井県武生市家久町41号1番地
【出願日】 平成16年6月10日(2004.6.10)
【代理人】 【識別番号】100091694
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 守

【公開番号】 特開2005−348657(P2005−348657A)
【公開日】 平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願番号】 特願2004−173048(P2004−173048)