| 【発明の名称】 |
両軸受リールのリール本体 |
| 【発明者】 |
【氏名】名子 監 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内
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| 【要約】 |
【課題】両軸受リールのリール本体において、釣人が違和感を感じることなくリールを把持することができるようにするとともに、リール表面の傷つきを防止する。
【解決手段】リールボディ1は、フレーム5と、第1側カバー6及び第2側カバー7と、フレーム5の上部前方にフレーム5と一体成形された前カバー40と、前カバー40の両側部後端からそれぞれ後方に延び前カバー40及びフレーム5と一体成形された第1上カバー41及び第2上カバー42とを有している。前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の上部の3箇所には、それぞれ第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52が上方に突出して配置されており、その突出量は、0.1mm以上0.5mm以下の範囲、望ましくは0.2mm以上0.3mm以下の範囲である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 釣竿に装着される竿取付脚部が下部に設けられ、釣り糸を前方に繰り出すスプールが装着可能な両軸受リールのリール本体であって、 内部に空間が形成され、前記空間に前記スプールが配置され、少なくとも前記スプールの前方上部を覆うリールボディと、 前記リールボディの上部の少なくとも3点を含む部分に上方に突出して配置され、前記リールボディからの突出量が0.1mm以上0.5mm以下の範囲であるガード部材と、 を備えた両軸受リールのリール本体。 【請求項2】 前記ガード部材の前記リールボディからの突出量は、0.2mm以上0.3mm以下の範囲である、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項3】 前記リールボディは、 前記空間に前記スプールが配置されるフレームと、 前記フレームの両側方に装着された第1側カバー及び第2側カバーと、 前記フレームの上部前方に設けられた前カバーとを有しており、 前記ガード部材は、前記前カバー、前記第1側カバー及び前記第2側カバーの上部の少なくとも各3点をそれぞれ含むように配置されている、請求項1又は2に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項4】 前記リールボディは、 前記空間に前記スプールが配置されるフレームと、 前記フレームの両側方に装着された第1側カバー及び第2側カバーと、 前記フレームの上部前方に設けられた前カバーと、 前記前カバーの両側部後端からそれぞれ後方に一体で延びる第1上カバー及び第2上カバーとを有しており、 前記ガード部材は、前記前カバー、前記第1上カバー及び前記第2上カバーの上部の少なくとも各3点をそれぞれ含むように配置されている、請求項1又は2に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項5】 前記前カバーは、前記フレームと一体成形されている、請求項3又は4に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項6】 前記前カバーは、前記フレームと別体で設けられている、請求項3又は4に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項7】 前記ガード部材は、前記リールボディの上部の3箇所にそれぞれ別体で設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項8】 前記ガード部材は、前記リールボディの上部の少なくとも3点を含む部分に連なるように一体成形されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項9】 前記リールボディは、前記ガード部材の一部が埋設される取付凹部をさらに有している、請求項1から8のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項10】 前記ガード部材は、前記取付凹部の内部に塗布された接着剤により固定されている、請求項9に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項11】 前記ガード部材は、アルミニウム合金、ステンレス合金のいずれかの金属薄板により形成されている、請求項1から10のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項12】 前記リールボディは、外形が側面視非円形になるように形成されている、請求項1から11のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、リール本体、特に、釣竿に装着される竿取付脚部が下部に設けられ、釣り糸を前方に繰り出すスプールが装着可能な両軸受リールのリール本体に関する。 【背景技術】 【0002】 両軸受リールは、一般に、釣竿に装着されるリール本体と、リール本体の内部に配置されたスプールと、リール本体の一側に装着されたハンドルとを備えている。リール本体は、フレームと、フレームの前部を覆う前カバーと、フレームの上部を覆うサムレストと、フレームの両側方を覆う1対の第1側カバー及び第2側カバーとを有している。フレームは、1対の第1側板及び第2側板と、第1側板及び第2側板を連結する連結部材とを有している。第1側カバー及び第2側カバーは、第1側板及び第2側板の外方にそれぞれ装着されている。第1側カバーの外方には、ハンドルやスタードラグが装着されている。前カバーは、前後方向に開閉可能に設けられている。サムレストは、第1側カバー及び第2側カバーの上部を覆うように設けられ、サミングを行うときに指を載置するための略U字状の部材である。 【0003】 この種の両軸受リールでは、リール本体をアルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属により形成し、さらに外観に露出する部分にめっき処理や塗装処理等の表面処理を施したものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このような両軸受リールのリール本体では、前カバー、サムレスト、第1側カバー及び第2側カバーの外側面に表面処理が施されているので、耐食性を向上させたり、外観の美観を向上させることができる。 【特許文献1】特開2000−83528号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 前記従来の両軸受リールのリール本体は、リール本体の外側面に表面処理が施されているので、耐食性を向上させたり、外観の美観を向上させることができる。しかし、リールを釣竿に取り付けた状態で、リールの上部を下側にして釣竿を地面に置くと、リールの上部が地面に接触してしまうことがある。このようにリールの上部が地面に接触すると、特に波止場や岩場等の地面が硬質に形成されているところでは、リール表面が傷ついてリール本体のめっきや塗装が剥離してしまうおそれがある。リール本体のめっきや塗装が剥離すると、特に、マグネシウム合金製のリール本体の場合は、マグネシウム合金部分が腐食雰囲気に晒されて耐食性が低下し、また、外観の美観を損ねてしまうおそれが生じる。 【0005】 そこで、このような不具合を解消するために、リール本体全体を合成樹脂や布等を材質としたカバー部材を装着することが考えられる。この場合、リールの上部を下側にして釣竿を地面に置いたときにリール表面の傷つきを防止することができる。しかし、釣りを行っているときにもカバー部材が装着されているので、サミングやパーミングを行う際にリールを把持したときに、釣人に違和感を生じさせるおそれがある。 【0006】 本発明の課題は、両軸受リールのリール本体において、釣人が違和感を感じることなくリールを把持することができるようにするとともに、リール表面の傷つきを防止することにある。 【課題を解決するための手段】 【0007】 発明1に係る両軸受リールのリール本体は、釣竿に装着される竿取付脚部が下部に設けられ、釣り糸を前方に繰り出すスプールが装着可能な両軸受リールのリール本体であって、内部に空間が形成され空間にスプールが配置され少なくともスプールの前方上部を覆うリールボディと、リールボディの上部の少なくとも3点を含む部分に上方に突出して配置されたガード部材とを備えている。ガード部材のリールボディからの突出量は、0.1mm以上0.5mm以下の範囲である。 【0008】 このリール本体では、リールボディの上部の少なくとも3点を含む部分には、0.1mm以上0.5mm以下の範囲で上方に突出するガード部材が設けられている。ここでは、リールボディの上部の少なくとも3点を含む部分、すなわちリールを釣竿に取り付けた状態でリールの上部を下側にして釣竿を地面に置いたときに接地する可能性のある3点を含む部分にガード部材が設けられているので、リールの上部を下側にして釣竿を地面に置いたときに、ガード部材の3点を含む部分が確実に接地されるので、リール表面の傷つきを防止することができる。また、ガード部材のリールボディからの突出量は、比較的微小量である0.1mm以上0.5mm以下の範囲であるので、サミングやパーミングを行う際に、釣人が違和感を感じることなくリールを把持することができる。 【0009】 発明2に係るリール本体は、発明1のリール本体において、ガード部材のリールボディからの突出量は、0.2mm以上0.3mm以下の範囲である。この場合、ガード部材のリールボディからの突出量が、適正な0.2mm以上0.3mm以下の範囲であるので、ガード部材の形成が容易になるとともに、釣人が違和感を感じにくくなる。 【0010】 発明3に係るリール本体は、発明1又は2のリール本体において、リールボディは、空間にスプールが配置されるフレームと、フレームの両側方に装着された第1側カバー及び第2側カバーと、フレームの上部前方に設けられた前カバーとを有している。ガード部材は、前カバー、第1側カバー及び第2側カバーの上部の少なくとも各3点をそれぞれ含むように配置されている。この場合、前カバー、第1側カバー及び第2側カバーの上部にガード部材が設けられているので、釣人が違和感を感じることなくリールを把持しながら、リール表面の傷つきを防止できる。 【0011】 発明4に係るリール本体は、発明1又は2のリール本体において、リールボディは、空間にスプールが配置されるフレームと、フレームの両側方に装着された第1側カバー及び第2側カバーと、フレームの上部前方に設けられた前カバーと、前カバーの両側部後端からそれぞれ後方に一体で延びる第1上カバー及び第2上カバーとを有している。ガード部材は、前カバー、第1上カバー及び第2上カバーの上部の少なくとも各3点をそれぞれ含むように配置されている。この場合、前カバー、第1上カバー及び第2上カバーの上部にガード部材が設けられているので、釣人が違和感を感じることなくリールを把持しながら、リール表面の傷つきを防止できる。 【0012】 発明5に係るリール本体は、発明3又は4のリール本体において、前カバーは、フレームと一体成形されている。この場合、前カバーとフレームとが一体成形されているので、全体の部品点数を減少させることができる。特に、第1上カバー及び第2上カバーが設けられているときには、前カバー、第1上カバー及び第2上カバーとフレームとが一体成形されているので、さらに全体の部品点数を減少できる。 【0013】 発明6に係るリール本体は、発明3又は4のリール本体において、前カバーは、フレームと別体で設けられている。この場合、フレームに別体の前カバーが装着されているので、前カバーとフレームとを異なる材質で形成することができる。 【0014】 発明7に係るリール本体は、発明1から6のいずれかのリール本体において、ガード部材は、リールボディの上部の3箇所にそれぞれ別体で設けられている。この場合、ガード部材の取り付け面積を小さくできる。 【0015】 発明8に係るリール本体は、発明1から6のいずれかのリール本体において、ガード部材は、リールボディの上部の少なくとも3点を含む部分に連なるように一体成形されている。この場合、全体の部品点数を減少させることができる。 【0016】 発明9に係るリール本体は、発明1から8のいずれかのリール本体において、リールボディは、ガード部材の一部が埋設される取付凹部をさらに有している。この場合、ガード部材の取り付け強固になる。 【0017】 発明10に係るリール本体は、発明9のリール本体において、ガード部材は、取付凹部の内部に塗布された接着剤により固定されている。この場合、ガード部材の取り付けが容易かつ確実になる。 【0018】 発明11に係るリール本体は、発明1から10のいずれかのリール本体において、ガード部材は、アルミニウム合金、ステンレス合金のいずれかの金属薄板により形成されている。この場合、意匠性を向上できるとともに、リール表面の傷つきを防止できる。 【0019】 発明12に係るリール本体は、発明1から11のいずれかのリール本体において、リールボディは、外形が側面視非円形になるように形成されている。この場合、外形が側面視非円形のロープロフィール型のベイトリールにおいて、本発明の効果が顕著になる。 【発明の効果】 【0020】 本発明によれば、両軸受リールのリール本体において、リールボディの上部の少なくとも3点を含む部分に、0.1mm以上0.5mm以下の範囲で上方に突出するガード部材を設けることにより、リール表面の傷つきを防止しながら、釣人が違和感を感じることなくリールを把持することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、図1から図4に示すように、ベイトキャスト用の小型の両軸受リールである。この両軸受リールは、図1から図3に示すように、リールボディ1と、リールボディ1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリールボディ1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。ハンドル2は、図2に示すように、ハンドル軸30の先端に固定された板状のハンドルアーム2aと、ハンドルアーム2aの両端に回転自在に装着されたハンドル把手2bとを有するダブルハンドル型のものである。 【0022】 リールボディ1は、図1から図4に示すように、たとえばアルミニウム合金またはマグネシウム合金等の金属製の部材であり、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7と、フレーム5の上部前方にフレーム5と一体成形された前カバー40と、前カバー40の両側部後端からそれぞれ後方に延び前カバー40及びフレーム5と一体成形された第1上カバー41及び第2上カバー42とを有している。第1側カバー6の外方には、ハンドル2が装着されている。前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の上部の3箇所には、それぞれ第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52が上方に突出して配置されている。なお、リールボディ1、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は本発明のリール本体を構成している。 【0023】 フレーム5は、図1から図3に示すように、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された1対の第1側板8及び第2側板9と、第1側板8及び第2側板9を一体で連結する複数の連結部材10とを有している。第1側板8の外方には、第1側カバー6が装着され、第2側板9の外方には、第2側カバー7が開閉自在に装着されている。下側の連結部材10は、図1及び図3に示すように、前後に1対設けられており、リールを釣竿に装着するための前後に長い金属製の竿装着脚部4が固定されている。また、フレーム5は、図3に示すように、フレーム5の上面と竿装着脚部4の下面との間の上下長さAはフレーム5の釣竿の長手方向に沿った前後長さBより小さくなっており、いわゆるリール全体を把持可能なロープロフィール型の両軸受リールを構成している。 【0024】 フレーム5の内部には、図2に示すように、スプール軸20に支持されたスプール12と、サミングを行う場合の親指の当てとなるクラッチレバー17と、スプール12内に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド機構18とが配置されている。 【0025】 フレーム5と第1側カバー6との間には、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベルワインド機構18に伝えるためのギア機構19と、クラッチ機構21と、クラッチレバー17の操作に応じてクラッチ機構21を制御するためのクラッチ制御機構22と、スプール12を制動するドラグ機構23と、スプール12の回転時の抵抗力を調整するためのキャスティングコントロール機構24とが配置されている。ギア機構19は、ハンドル軸30と、ハンドル軸30に固定されたメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32とを有している。また、フレーム5と第2側カバー7との間には、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための遠心ブレーキ機構25が配置されている。 【0026】 第1側板8及び第2側板9の外形は、図1から図4に示すように、側面視略楕円形状になるように非円形に形成されており、第1側カバー6及び第2側カバー7の外形は、第1側板8及び第2側板9の外形と同形状になるように形成されている。 【0027】 第2側板9の中心部よりやや上方には、図3及び図4に示すように、スプール12を着脱するための円形の開口部11が形成されている。開口部11の内周には、スプール軸20の左端を支持するスプール支持部13が着脱自在に装着されている。 【0028】 第2側板9の後部内側には、図1から図4に示すように、第2側カバー7を開閉するための操作レバー14が揺動自在に露出して装着されている。操作レバー14は、第1側板8及び第2側板9に支持された揺動軸15に装着されている。揺動軸15の先端には、第2側カバー7が固定されており、第2側カバー7は、ばね部材16により第2側板9から離反する方向に付勢されている。ここでは、操作レバー14を揺動操作することにより、第2側カバー7を容易に開閉することができる。 【0029】 前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42は、図1に示すように、フレーム5の上部にフレーム5と一体成形された略U字状のアルミニウム合金またはステンレス合金製の部材であり、サミングやパーミングを行う際に把持される、いわゆるサムレストである。前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の表面には、アルマイト処理や陽極酸化処理等の表面処理や、めっき処理や、塗装処理等の各種の処理が施されている。前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の上部の3箇所には、それぞれ第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52が上方に突出して配置されている。 【0030】 第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、アルミニウム合金またはステンレス合金の金属薄板により形成された3つの板状部材である。第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52の前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42からの突出量は、0.1mm以上0.5mm以下の範囲、望ましくは0.2mm以上0.3mm以下の範囲である。第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52の外形と同形に形成された図示しない3つの取付凹部に埋設されており、内部に塗布された接着剤により固定されている。第1ガード部材50は、前カバー40の長手方向(図1左右方向)に長い長辺形であり、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、第1上カバー41及び第2上カバー42の長手方向(図1前後方向)に長い長辺形である。第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の上部において、リールを釣竿に取り付けた状態でリールの上部を下側にして釣竿を地面に置いたときに接地する可能性のある3点を含む部分にそれぞれ取り付けられており、具体的には釣竿から最も離反した位置である3点にそれぞれ取り付けられている。 【0031】 このような構成の両軸受リールでは、前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の上部に第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52が突出して設けられている。したがって、リールを釣竿に取り付けた状態でリールの上部を下側にして釣竿を地面に置いたときに接地する可能性のある3点を含む部分に第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52が設けられているので、リールの上部を下側にして釣竿を地面に置いたときに、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52の3点を含む部分が確実に接地されるので、リール表面の傷つきを防止することができる。また、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52の前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42からの突出量は、比較的微小量である0.1mm以上0.5mm以下の範囲、望ましくは0.2mm以上0.3mm以下の範囲であるので、サミングやパーミングを行う際に、釣人が違和感を感じることなくリールを把持することができる。 【0032】 〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、外形が非円形のロープロフィール型の両軸受リールを例に説明したが、両軸受リールの形状はこれに限定されるものではなく、すべての両軸受リールに本発明を適用できる。 【0033】 (b) 前記実施形態では、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の上部の3箇所に別体で設けられていたが、図5に示すように、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52を略U字状に一体成形してもよい。また、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、リールを釣竿に取り付けた状態でリールの上部を下側にして釣竿を地面に置いたときに接地する可能性のある3点を含む部分に取り付けられていれば、任意の形状に形成できる。 【0034】 (c) 前記実施形態では、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42の上部に設けられていたが、図6に示すように、第1上カバー及び第2上カバーを有さない構成において、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52を前カバー40、第1側カバー6及び第2側カバー7の上部に設ける構成にしてもよい。また、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、フレーム5を含むリールボディ1の上部の任意の位置に配置できる。 【0035】 (d) 前記実施形態では、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52は、アルミニウム合金またはステンレス合金の金属薄板であったが、材質はこれに限定されず、合成樹脂等からなる薄板により形成してもよい。また、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52の固定方法は、接着剤によるものに限定されず、たとえば取付凹部に圧入したり、リールボディ1の裏面側から固定するようにしてもよい。あるいは、第1ガード部材50、第2ガード部材51及び第3ガード部材52をリールボディ1と一体成形する構成にしてもよい。 【0036】 (e) 前記実施形態では、前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42はフレーム5と一体成形されていたが、前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42とフレーム5とを別体で形成してもよい。この場合、前カバー40、第1上カバー41及び第2上カバー42を略U字状に一体成形してもよいし、前カバー40と第1上カバー41及び第2上カバー42とを別体で設けてもよい。また、前カバー40とフレーム5とを一体成形し、第1上カバー41及び第2上カバー42とフレーム5とを別体で形成してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの平面図。 【図2】前記両軸受リールの背面図。 【図3】前記両軸受リールの平面断面図。 【図4】前記両軸受リールの側面図。 【図5】他の実施形態の図1に相当する図。 【図6】他の実施形態の図1に相当する図。 【符号の説明】 【0038】 1 リールボディ 2 ハンドル 4 竿装着脚部 5 フレーム 6 第1側カバー 7 第2側カバー 8 第1側板 9 第2側板 10 連結部材 11 開口部 12 スプール 40 前カバー 41 第1上カバー 42 第2上カバー 50 第1ガード部材 51 第2ガード部材 52 第3ガード部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地
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| 【出願日】 |
平成16年5月14日(2004.5.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094145 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 由己男
【識別番号】100111187 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 秀忠
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| 【公開番号】 |
特開2005−323544(P2005−323544A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月24日(2005.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願2004−144826(P2004−144826) |
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