| 【発明の名称】 |
液肥混合装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 多門 【住所又は居所】岐阜県中津川市駒場1153 鈴木工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】水量が変化しても液肥の混合割合を一定に保つことができる液肥混合装置を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために、流水路中の水39へ液肥容器から液肥38を吸引して所定の割合で混合する液肥混合装置10は、流水路13と液肥容器の口に嵌合される接続部14を設けた筒体10Aからなり、流水路の中間に絞り通路15を形成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ポンプや水道蛇口等の加圧水源に接続される流水路を流れる加圧水の圧力で液肥容器から液肥を吸引して流水路中の水に所定の割合で混合する液肥混合装置であって、流水路と液肥容器の口に嵌合される接続部を設けた筒体を備え、前記流水路の中間に絞り通路を形成し、前記接続部に、一端が絞り通路の上流側流水路に開口し他端が前記接続部に接続した液肥容器の上部空間に開口する高圧導入連通路と、一端が絞り通路の下流側流水路に開口し他端が同液肥容器の底部空間に開口する液肥吸引通路と、一端が絞り通路の下流側流水路に開口し他端が同液肥容器の上部空間に開口する空気抜き連通路を形成したことを特徴とする液肥混合装置。 【請求項2】 前記液肥容器接続部に、前記高圧導入連通路の容器側開口と空気抜き連通路の容器側開口から滴下する水を前記液肥容器の内面に導く導水手段を設けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の液肥混合装置。 【請求項3】 前記導水手段として、前記高圧側連通路の容器側開口と低圧側連通路の容器側開口が形成された前記液肥容器接続部の端面に波形座金を装着するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の液肥混合装置。 【請求項4】 前記液肥吸引通路にフィルター部材を配設するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の液肥混合装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はポンプや水道等の加圧水源に接続される水路を流れる水の圧力で液肥容器から液肥を吸引して水路中の水に所定の割合で混合し、液肥希釈液として植物に散布する液肥混合装置に関する。 【背景技術】 【0002】 この種の混合装置の一形式として、特開2001−245515号公報にはパイプの外周部に中空の結合部を突設し、結合部内のパイプ外周面に吸引孔を貫通して形成し、吸引孔に吸引用チューブを接続し、結合部の側面に空気孔を貫通して形成し、結合部を液肥容器の口に接続して液肥容器の上部空間を大気に連通させ、かつ吸引孔とチューブを介して液肥容器の底部空間をパイプに接続するように構成した液肥混合装置が記載されている。 この混合装置は、パイプの一端開口を水道蛇口に接続し、他端開口を散水ノズルに接続して使用される。水道蛇口を開いて水道水を流すと、大気に連通された液肥容器の上部空間と水道水が流れるパイプ内部に連通された容器底部空間との間に圧力差が発生し、容器底部空間から液肥がパイプ中に吸引され、水道水中に混合される。そして、水道水で希釈された液肥が散水ノズルから植物に散布される。 【特許文献1】特開2001−245515号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記した従来の液肥混合装置は、大気圧とパイプ中を流れる水道水の圧力との圧力差で容器中の液肥が吸引される。従って、水道蛇口から供給される水量、すなわち蛇口の開き具合に応じて液肥の混合量が変化するので、液肥希釈液の濃度が一定しない。 本発明はかかる問題点に鑑み、水量が変化しても液肥の混合割合を一定に保つことができる液肥混合装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は上記目的を達成するため、ポンプや水道蛇口等の加圧水源に接続される流水路を流れる加圧水の圧力で液肥容器から液肥を吸引して流水路中の水に所定の割合で混合する液肥混合装置であって、流水路と液肥容器の口に嵌合される接続部を設けた筒体を備え、前記流水路の中間に絞り通路を形成し、前記接続部に、一端が絞り通路の上流側流水路に開口し他端が前記接続部に接続した液肥容器の上部空間に開口する高圧導入連通路と、一端が絞り通路の下流側流水路に開口し他端が同液肥容器の底部空間に開口する液肥吸引通路と、一端が絞り通路の下流側流水路に開口し他端が同液肥容器の上部空間に開口する空気抜き連通路を形成したことを特徴とする。 そして、好ましくは、前記液肥容器接続部に、前記高圧導入連通路の容器側開口と空気抜き連通路の容器側開口から滴下する水を前記液肥容器の内面に導く導水手段を設ける。 また、好ましくは、前記導水手段として、前記高圧側連通路の容器側開口と低圧側連通路の容器側開口が形成された前記液肥容器接続部の端面に波形座金を装着する。 さらに好ましくは、前記液肥吸引路にフィルター部材を配設する。 【発明の効果】 【0005】 本発明に係る液肥混合装置は、流水路の絞り通路上流側ポートをポンプや水道蛇口等の加圧水源に接続し、流水路の絞り通路下流側ポートを散水ノズルに接続し、液肥容器の口に接続部を接続して使用する。蛇口を開くなどして加圧水を流水路に流すと、高圧導入連通路によって絞り通路上流側流水路に連通された液肥容器の上部空間と液肥吸引通路によって絞り通路下流側流水路に連通された容器底部空間との間に圧力差が発生し、容器底部空間から液肥が液肥吸引通路を通して流水路中に吸引され、流水路を流れる水に混入して希釈され、液肥希釈液がノズルから植物に散水される。しかして、加圧水が流れ始めると、高圧導入連通路を通って水が液肥容器の上部空間に流入し、上部空間の空気が空気抜き連通路を通って絞り通路下流側の流水路中に排出され、上部空間が水で満たされる。 本発明によれば、流水路の中間に設けた絞り通路の上流側と下流側の圧力差で液肥容器の液肥を吸引するので、流通路の水量の変化に拘わらず、一定の圧力差で液肥を吸引できる。このため、液肥の混合割合を一定に保つことができる。また、液肥容器の上部空間の空気が空気抜き連通路を通って排出され、上部空間が水で満たされる、このため、ノズルを閉じたとき、流水路の水が液肥吸引通路を通って液肥容器の底部空間に逆流したり、高圧導入連通路や空気抜き連通路から上部空間に滴下して容器の液肥が攪拌されるのを防止できる。従って、比重が水より大きい液肥中に水が混入して液肥容器の液肥の濃度が薄まるのを防止できる。 【0006】 また、導水手段を設けることにより、高圧導入連通路の容器側開口と空気抜き連通路の容器側開口から滴下する水を前記液肥容器の内面に導くことができ、両連通路から水が容器中の液肥に滴下して液肥が攪拌されるのをより一層確実に防止できる。 さらに、導水手段として波形座金を用いることにより、低コストで水の滴下による液肥の攪拌を防止できる。 また、フィルター部材を配設することにより、液肥吸引通路の目詰まりを防止し、長期の使用を可能にする。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 本発明を実施するため、ポンプや水道蛇口等の加圧水源に接続される流水路を流れる加圧水の圧力で液肥容器から液肥を吸引して流水路中の水に所定の割合で混合する液肥混合装置の最良の形態は、流水路と液肥容器の口に嵌合される接続部を設けた筒体からなる。そして、前記流水路の中間に絞り通路を形成する。 また、前記絞り通路を挟んで、上流側流水路へ液肥容器の上部空間に開口連通する高圧導入連通路を形成し、下流側流水路へ液肥容器の底部空間に開口連通して下端部にフィルター部材を配設した液肥吸引通路と、液肥容器の上部空間に開口連通する空気抜き連通路を形成する。 さらに、前記接続部の液肥容器口部分に前記高圧導入連通路と空気抜き連通路の容器側開口から滴下する水を該液肥容器の内面に導く波形座金を用いた導水手段を設けた。 【実施例】 【0008】 以下に本発明を図面に基づき説明するに、図1には本発明の一実施例に係る液肥混合装置10が示されている。この混合装置は筒体10Aと波形座金24及び液肥吸引チューブ23を備えている。 【0009】 筒体10Aは両端に入口ポート11と出口ポート12が形成され、内部に両ポートを連通する流水路13が形成され、中間部に液肥容器30の口31に接続される接続部14が凸設されている。 【0010】 流水路13の中間には絞り通路15が形成されている。接続部14には、液肥容器30の口31に密接嵌合する嵌合部16が形成され、嵌合部16の先端面16a中央部に液肥吸引チューブ23が接続されるチューブ接続部17が凸設されている。また、嵌合部の基端部16bにリング溝18が形成され、リング溝18にOリング19が装着されている。 【0011】 接続部14の内部には高圧導入連通路20と、液肥吸引通路21と、空気抜き連通路22が形成されている。高圧導入連通路20は一端が絞り通路15の上流側流水路13aに開口し、他端が嵌合部16の先端面16aに開口している。液肥吸引通路21は細径部21aと拡径部21bからなり、細径部21aが絞り通路15の下流側流水路13bに開口し、拡径部21bがチューブ接続部17の先端面に開口している。空気抜き連通路22は一端が絞り通路15の下流側流水路13bに開口し、他端が嵌合部16の先端面16aに開口している。 【0012】 波形座金24は図2に示すように、4枚の扇形片24aを連ねて略円形にした外形を有し、中心部に穴24bが形成されている。各扇形片24aは上向きに緩やかに湾曲している。この波形座金24は穴24bをチューブ接続部17に嵌合し、該接続部17に液肥吸引チューブ23を接続することにより装着される。波形座金24は扇形片24aが高圧導入連通路20の容器30側開口端面20aと空気抜き連通路22の容器30側開口端面22aに対向するようにチューブ接続部17に装着される。 【0013】 液肥吸引チューブ23は接続部14に液肥容器30の口31を接続したとき容器の底部32近傍空間まで延びるように所要の長さを有する。チューブ23の下端部にはフィルター部材25が装着されている。このフィルター部材25は液肥38に混入している不純物を捕捉して液肥吸引通路21の細径部21aが目詰まりをきたすのを防止する。 【0014】 本実施例に係る液肥混合装置10の構造は以上の通りであって、以下にその使用方法を説明する。波形座金24を装着し、液肥吸引チューブ23をチューブ接続部17に接続し、接続部14を液肥容器30の口31に嵌合する。Oリング19が容器30の口31に圧接し、接続部14によって容器30の口31が密閉される。入口ポート11を水道蛇口側ホース36に接続し、出口ポート12に散水ノズル側ホース37を接続する。 【0015】 水道蛇口を開いて加圧水道水を混合装置10の流水路13に流すと、高圧導入連通路20によって絞り通路15上流側流水路13aに連通された液肥容器30の上部空間33と液肥吸引通路21によって絞り通路15下流側流水路13bに連通された容器底部32空間との間に圧力差が発生し、容器30の底部32近傍空間から液肥38が液肥吸引通路21を通して流水路13中に吸引され、流水路を流れる水39に混入して希釈される。そして、液肥希釈液40がノズルから植物に散水される。 【0016】 加圧水道水が流れ始めると、高圧導入連通路20を通って水39が液肥容器30の上部空間33に流入し、上部空間33の空気が空気抜き連通路22を通って絞り通路15下流側流水路13b中に排出され、上部空間33が水39で満たされる。 【0017】 本実施例に係る混合装置10によれば、流水路13の中間に設けた絞り通路15の上流側13aと下流側13bの圧力差で液肥容器30の液肥38を吸引するので、流水路13の水量39の変化に拘わらず、一定の圧力差で液肥38を吸引できる。このため、液肥38の混合割合を一定に保つことができる。また、液肥容器30の上部空間33の空気が空気抜き連通路22を通って排出され、上部空間33が水39で満たされる、このため、ノズルを閉じたとき、流水路13の水が液肥吸引通路21を通って液肥容器30の底部空間32に逆流したり、高圧導入連通路20や空気抜き連通路21から上部空間33に滴下して容器30の液肥38が攪拌されるのを防止できる。従って、比重が水39より大きい液肥38中に水39が混入して液肥容器30の液肥38の濃度が薄まるのを防止できる。 【0018】 また、接続部14に波形座金24を設けたので、高圧導入連通路20の容器30側開口端面20aと空気抜き連通路22の容器30側開口端面22aから滴下する水が座金24の扇形片24aを伝って液肥容器30の内面に導かれ、内面を伝って容器30の上部空間33に入る。このため、両連通路から水が容器30中の液肥38に滴下して液肥38が攪拌されるのを確実に防止できる。 【0019】 また、フィルター部材25を液肥吸引チューブ23の下端部に装着したので液肥吸引通路21の目図まりを防止し、混合装置10の長期使用を可能にする。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】本発明の実施例1に係る液肥混合装置と容器を示す横断面図である。 【図2】本発明の実施例1に係る波形座金を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0021】 10…液肥混合装置、10A…筒体、11…入口ポート、12…出口ポート、13…流水路、13a…上流側流水路、13b…下流側流水路、14…接続部、15…絞り通路、16…嵌合部、16a…嵌合部先端面、16b…嵌合部基端部、17…チューブ接続部、18…リング溝、19…Oリング、20…高圧導入連通路、20a…高圧導入連通路容器側開口端面、21…液肥吸引通路、21a…液肥吸引通路細径部、21b…液肥吸引通路拡径部、22…空気抜き連通路、22a…空気抜き連通路容器側開口端面、23…液肥吸引チューブ、24…波形座金、24a…波形座金扇形片、24b…波形座金中央穴、25…フィルタ部材。 30…液肥容器、31…容器口、32…容器底部、33…容器上部空間。 36…水道蛇口側ホース、37…散水ノズル側ホース、38…液肥、39…水、40…液肥希釈液。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000252067 【氏名又は名称】鈴木工業株式会社 【住所又は居所】岐阜県中津川市駒場1153
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| 【出願日】 |
平成16年5月25日(2004.5.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090239 【弁理士】 【氏名又は名称】三宅 始
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| 【公開番号】 |
特開2005−333838(P2005−333838A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月8日(2005.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−154089(P2004−154089) |
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