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【発明の名称】 プラスチック支柱
【発明者】 【氏名】松山 眞三
【住所又は居所】大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキロン株式会社内

【要約】 【課題】軽量で持ち運びしやすく、実用的な強度を備え、立設したときに回ったり倒れたりし難く、結束線等を用いて植物を簡単に結びつけることができ、錆びる心配が皆無で廃棄の際にはリサイクルしやすいプラスチック支柱を提供する。

【解決手段】パイプ1の内側に補強リブ2がパイプ全長にわたって形成されたプラスチック支柱とし、好ましくはパイプ1の外面にヒレ部が形成される。パイプ1も補強リブ2も同じプラスチックであるから軽量で持ち運びがしやすく、錆びる心配が皆無であり、廃棄の際には分別が不要で容易にリサイクルできる。しかも、パイプ内側の補強リブ2で強度及び剛性が高められるため充分な実用的強度を備え、また、ヒレ部を外面に形成した支柱は、立設したときに回ったり倒れたりし難い。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプの内側に補強リブがパイプ全長にわたって形成されていることを特徴とするプラスチック支柱。
【請求項2】
パイプの外面に環状凸部が一定の間隔をあけて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック支柱。
【請求項3】
パイプの外面に突起部が配列形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック支柱。
【請求項4】
パイプの外面にヒレ部がパイプ全長にわたって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック支柱。
【請求項5】
パイプの外面がプラスチック被膜で覆われ、プラスチック被膜に環状凸部が一定の間隔をあけて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック支柱。
【請求項6】
パイプの両端がプラスチックキャップで密閉されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプラスチック支柱。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は園芸用支柱あるいは農水産用支柱として使用されるプラスチック支柱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、合成樹脂被覆金属管の両端に合成樹脂製の栓体を嵌着した農水産用支柱が知られている(特許文献1)。この農水産用支柱は、例えば海苔などの養殖棚の支柱として、或いは、トマトなどの幹を支える支柱として使用されるものである。
【0003】
また、園芸用のプラスチック製の支柱として、三本のプラスチック製の縦梁と三個のプラスチック製の輪状横梁をビヤ樽形骨格となるように組み立てた鉢用支柱も知られている(特許文献2)。この支柱は、例えば朝顔などのつる巻き植物を植えた鉢に立設してつる巻き植物を支えるものである。
【0004】
しかしながら、前者の農水産用支柱は、合成樹脂被覆金属管を使用するため重量があり、持ち運びに大きい労力を要するという問題があった。しかも、この支柱は、管内に水が入ったり合成樹脂被覆が破れたりすると、金属管が短期間で錆びるという問題があり、また、畑の畝に深く突き刺さないと支柱が回りやすく倒れやすいという問題もあった。更に、合成樹脂被覆金属管のように合成樹脂と金属管とが一体化されたものを用いるため、廃棄する際に合成樹脂と金属管とを分別してリサイクルし難いという問題もあった。
【0005】
一方、後者の園芸用(鉢用)支柱は、縦梁も輪状横梁も同種のプラスチックよりなるため、錆びる心配がなく、廃棄する際にも分別が不要でリサイクルし易いという利点を有している。けれども、この支柱の縦梁はプラスチック製の帯状体であるため、強度が不足して曲がりやすく、それゆえ縦梁を単独で農水産用支柱として、或いは、園芸用支柱として使用し難いという問題があった。
【特許文献1】特開2001−178277号公報
【特許文献2】実開平7−39371号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の問題に対処すべくなされたもので、軽量で持ち運びしやすく、しかも実用的な強度を備え、立設したときに回ったり倒れたりし難く、結束線等を用いて植物を簡単に結びつけることができ、錆びる心配が皆無で廃棄の際にはリサイクルしやすいプラスチック支柱を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係るプラスチック支柱は、パイプの内側に補強リブがパイプ全長にわたって形成されていることを特徴とするものである。
本発明のプラスチック支柱においては、パイプの外面に環状凸部が一定の間隔をあけて形成されていることが好ましく、また、パイプの外面に突起部が配列形成されていることも好ましい。そして、パイプの外面にヒレ部がパイプ全長にわたって形成されていることが好ましく、また、パイプの外面がプラスチック被膜で覆われ、プラスチック被膜に環状凸部が一定の間隔をあけて形成されていることも好ましい。更に、パイプの両端がプラスチックキャップで密閉されていることも好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明のプラスチック支柱は、パイプも補強リブも同じプラスチックで一体に押出成形されたものであるから、従来の合成樹脂被覆金属管を用いた支柱に比べると遥かに軽量で持ち運びがしやすく、錆びる心配が皆無であり、廃棄の際には分別が不要で容易にリサイクルに供することができる。しかも、このプラスチック支柱は、パイプ内側の補強リブによって強度及び剛性が高められているため、プラスチック製の支柱であるにも拘わらず充分な実用的強度(特に抗折強度)を有し、園芸用支柱は勿論、農水産用支柱としても実用できるものであり、また、鋏やナイフで所望の長さに簡単に切断して使用することもできる。
【0009】
そして、パイプの外面に環状凸部が一定の間隔をあけて形成されたプラスチック支柱や、パイプの外面に突起部が配列形成されたプラスチック支柱は、これらの環状凸部や突起部を節として位置ズレしないように結束線等で植物を結びつけたりプラスチック支柱同士を結びつけることができる。同様に、パイプの外面がプラスチック被膜で覆われ、プラスチック被膜に環状凸部が一定の間隔をあけて形成されたプラスチック支柱も、環状凸部を節として位置ズレしないように結束線等で結びつけることができ、また、このようなプラスチック支柱は後述する二層押出しの成形法によって効率良く製造することができる。
【0010】
更に、パイプの外面にヒレ部がパイプ全長にわたって形成されたプラスチック支柱は、土に突き刺したときにヒレ部によって支柱の回転を防止できると共に、ヒレ部によって支柱の倒れを防止することもできる。しかも、このヒレ部は補強リブの作用もするので、支柱の強度や剛性を一層高めることもできる。また、パイプの両端がプラスチックキャップで密閉されたプラスチック支柱は、パイプ内に水が侵入しないので、例えば水産用支柱しとて使用した場合に、プラスチック支柱が水底から抜けても水面に浮上する。従って、従来の水産用支柱のように水底に沈むことがないので、浮上したプラスチック支柱を回収することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施例を説明する。
【実施例1】
【0012】
図1は本発明に係るプラスチック支柱の最も基本的な実施例を示す斜視図、図2は同プラスチック支柱の断面図である。
【0013】
このプラスチック支柱は、プラスチック製の円形のパイプ1の内側に、このパイプ1と同じプラスチックからなる十字形の補強リブ2がパイプ全長にわたって一体に形成されたものであり、その先端3は錐状に切削加工されている。
【0014】
パイプ1の直径、パイプ1の肉厚、補強リブ2の肉厚については特に制限がなく、実用強度が得られるように設計すればよいが、好ましい直径や肉厚を例示すると、園芸用のプラスチック支柱の場合は、パイプの直径(外径)が5〜15mm、パイプ及び補強リブの肉厚が0.5〜1.5mmであり、また、農水産用のプラスチック支柱の場合は、パイプの直径(外径)が10〜50mm、パイプ及び補強リブの肉厚が1〜3mmである。尚、パイプ1は円形パイプに限定されるものではなく、角パイプであってもよい。
【0015】
材料のプラスチックとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ナイロン樹脂などの熱可塑性樹脂や、ポリ乳酸などの生分解性樹脂が好ましく使用される。また、バイオマス由来のプラスチック材料(非石油系プラスチック材料)や、再生プラスチック材料なども使用される。生分解性樹脂は土に埋めて廃棄すると、水と炭酸ガスに分解されるので地球環境にやさしい材料であり、また、バイオマス由来のプラスチック材料も循環系の材料であって、炭酸ガス濃度の増加を防止できる環境にやさしい資源である。
【0016】
このプラスチック支柱は、図2に示す断面形状と同一形状の押出口を有する押出成形機を用いて上記のプラスチック材料を連続して溶融押出成形し、この成形体を所定の長さに切断すると共に、先端を錐状に切削加工することによって効率良く量産される。
【0017】
上記のプラスチック支柱は、パイプ1も補強リブ2も同じプラスチック材料からなるため、従来の合成樹脂被覆金属管を用いた支柱に比べると遥かに軽量で持ち運びがしやすく、錆びる心配が皆無であり、廃棄の際には分別が不要で容易にリサイクルすることができる。しかも、このプラスチック支柱は、パイプ1の内側の補強リブ2によって強度及び剛性が高められているため、プラスチック材料からなる支柱であるにも拘わらず充分な実用的強度を備えており、曲がったり折れたりすることなく、園芸用支柱や農水産用支柱として実用することができる。そして、必要な場合には、鋏やナイフで所望の長さに簡単に切断して使用することもできる。
【実施例2】
【0018】
図3は本発明に係るプラスチック支柱の他の実施例を示す端部破断側面図であって、補強リブを省略したものである。
【0019】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の内側に前記実施例1の補強リブ2と同じ十字形の補強リブ(不図示)を形成すると共に、このパイプ1や補強リブと同種又は異種のプラスチックで成形されたプラスチックキャップ4a,4bをパイプ1の両端に被せて溶着又は接着することにより、パイプ1の両端を密閉したものである。一方のプラスチックキャップ4aはコ字形の断面形状を有するものであるが、他方のプラスチックキャップ4bは、土に突き刺しやすいように先端が円錐状に尖ったものが使用されている。尚、パイプ1の直径(外径)、パイプ1及び補強リブの肉厚、使用するプラスチック材料などは、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0020】
このようなプラスチック支柱は、前記実施例1のプラスチック支柱と同様の作用効果を奏することに加えて、パイプ1の内部に水が侵入しないため、例えば水産用支柱として使用した場合に、該プラスチック支柱が水底から抜けても水面に浮上し、そのプラスチック材料の比重が1より大きくても水底に沈むことはない。従って、水面に浮上したプラスチック支柱を回収できるので、無駄をなくすことができる。
【実施例3】
【0021】
図4は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0022】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の内側に、その上下左右からパイプ1の中心に向かってパイプ半径の半分ほど突き出す4つの補強リブ2aを、パイプ全長にわたって形成したものである。パイプ1の直径(外径)、パイプ1及び補強リブ2aの肉厚、使用するプラスチック材料などは、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0023】
このようなプラスチック支柱は、4つの補強リブ2aがパイプ1の中心まで延びてクロスしていないため、実施例1のプラスチック支柱に比べると強度がやや劣っているが、比較的曲がりやすいため、曲げて使用する園芸用支柱として好適である。
【実施例4】
【0024】
図5は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0025】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の内側に、正三角形の内パイプが形成されるように3つの補強リブ2bを互いに60°の夾角をもって一体に形成したものである。パイプ1の直径(外径)、パイプ1及び補強リブ2bの肉厚、使用するプラスチック材料などは、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0026】
このプラスチック支柱のように、3つの補強リブ2bによってパイプ1を内側から支える正三角形断面の内パイプが形成されていると、強度や剛性が大幅に向上し、容易に曲がることはない。従って、強度や剛性が要求される農水産用支柱として好適である。
【実施例5】
【0027】
図6は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0028】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の内側に、このパイプ1の半分の直径(外径)を有する円形の小径パイプ5を同心的に形成すると共に、上下左右の4つの補強リブ2cでパイプ1と小径パイプ5を連結したものである。パイプ1の直径(外径)、パイプ1及び補強リブ2b及び小径パイプ5の肉厚、使用するプラスチック材料などは、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0029】
このプラスチック支柱のように、4つの補強リブ2cで連結された二重パイプ構造を有するものは、強度や剛性が大幅に向上して容易に曲がることがないため、強度や剛性が要求される農水産用支柱として好適である。
【実施例6】
【0030】
図7は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0031】
このプラスチック支柱は、円柱の内部に4つの貫通孔6を平行に設けることによって、厚みの不均一な円形のパイプ1の内側に厚みの不均一な略十字形の補強リブ2dをパイプ全長にわたって一体に形成したものである。使用するプラスチック材料は、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0032】
このようなプラスチック支柱は、貫通孔6の空洞部分の占める割合が前記実施例1〜5のプラスチック支柱に比べて少なく、強度や剛性が大きいため、強度や剛性が要求される用途の支柱として好適に使用される。
【実施例7】
【0033】
図8は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0034】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の内側に十字形の補強リブ2をパイプ全長にわたって形成すると共に、該パイプ1の外面の上下左右に、補強リブ2と同じ肉厚を有する4つのヒレ部7をパイプ全長にわたって形成し、パイプ1の一端3を錐状に切削加工したものである。ヒレ部7の突出寸法はパイプ1の直径(外径)の1/10〜3/10程度に設定することが好ましく、この程度の突出寸法にすると、プラスチック支柱の回り止め効果や倒れ防止効果を充分に発揮できるようになる。尚、パイプ1の直径(外径)、パイプ1及び補強リブ2bの肉厚、使用するプラスチック材料などは、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0035】
このようなプラスチック支柱は、前述した実施例1のプラスチック支柱の効果に加えて、土に突き刺して立設したとき、ヒレ部7によって支柱の回転や振れ回りが阻止され、倒れ難くなるといった効果を奏するので、植物等をより確実に支えることができる。また、ヒレ部7は補強リブの働きもするので、プラスチック支柱の強度や剛性を一層高めることができる。
【実施例8】
【0036】
図9は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0037】
このプラスチック支柱は、パイプ1の外面に形成した上下左右のヒレ部7に、一定の間隔をあけて切込み凹部8を形成した点を除いて、前記実施例7のプラスチック支柱と同様に構成したものである。
【0038】
このようなプラスチック支柱は、上記実施例8のプラスチック支柱の作用効果に加えて、例えば植物の幹を結束線などで結びつけて支えるときに、切込み凹部8に結束線が嵌まり込むようにすると、結束線の位置ズレを防止して確実に植物の幹の適所を結びつけることができる。
【実施例9】
【0039】
図10は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0040】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の内側に十字形の補強リブ2をパイプ全長にわたって形成すると共に、該パイプ1の外面の上下左右に、突起部9を一定間隔をあけてパイプ全長にわたって形成し、パイプ1の一端3を錐状に切削加工したものである。この突起部9は、前記実施例7のヒレ部7を切削加工して形成してもよいし、プラスチック支柱を溶融押出成形する際にヒレ部7の押出口を間歇的に開閉して形成してもよい。後者の方が生産性に優れるので好ましい。尚、パイプ1の直径(外径)、パイプ1及び補強リブ2bの肉厚、使用するプラスチック材料などは、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0041】
このようなプラスチック支柱は、突起部9を結束線等の位置ズレ防止用の節として利用し、植物の幹の適所を結束線で位置ずれなく確実に結びつけて支えることができる。
【実施例10】
【0042】
図11は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。
【0043】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の外面に、前記実施例9の突起部9の代わりに、半球状の突起部9aを複数個ずつ(図例では8個ずつ)パイプ全長にわたって一定の間隔をあけて形成した点を除いて、前記実施例9と同様の構成としたものである。
【0044】
このようなプラスチック支柱は、半球状の8個ずつの突起部9aでリングを形成するような外観を呈しており、この突起部9aを結束線等の位置ズレ防止用の節として利用して、植物の幹の適所を結束線で位置ずれなく確実に結びつけて支えることができる。
【実施例11】
【0045】
図12は本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図、図13は図12のA−A線拡大断面図、図14は図13のB−B線断面図である。
【0046】
このプラスチック支柱は、円形のパイプ1の内側に十字形の補強リブ2をパイプ全長にわたって形成し、該パイプ1と同種又は相溶性のある異種のプラスチック被膜10によって該パイプ1の外面を被覆すると共に、このプラスチック被膜10に複数の環状凸部11を一定の間隔をあけて形成したものであり、支柱の一端3は錐状に切削加工されている。環状凸部11は結束線等の位置ズレ防止用の節としての役目を果たすものであるから、その高さは1〜5mm程度であることが好ましい。尚、パイプ1の直径(外径)、パイプ1及び補強リブ2の肉厚、使用するプラスチック材料などは、前記実施例1と同様であるので、説明を省略する。
【0047】
かかるプラスチック支柱は、二層押出成形機を用いて、内側の押出口から円形のパイプ1と補強リブ2を一体に押出成形すると同時に、外側の押出口からプラスチック被膜10を押出成形し、このプチスチック被膜10をパイプ1の外面に重ねて融着すると共に、外側の押出口を間歇的に拡張してプラスチック被膜10に環状凸部11を一定を間隔をあけて形成することより、容易に量産することができる。
【0048】
このようなプラスチック支柱は、環状凸部11が竹の節のような外観を呈しており、この環状凸部11を結束線等の位置ズレ防止用の節として利用して、植物の幹の適所を結束線で位置ずれなく確実に結びつけて支えることができる。
【0049】
尚、上記のプラスチック被膜11を設けないで、上記の環状凸部11を円形のパイプ1の外面に直接形成するようにしても勿論よい。
【0050】
以上、代表的な実施例を挙げて本発明のプラスチック支柱を説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、材料のプラスチックに天然繊維その他の補強繊維を含有させてプラスチック支柱の強度と剛性を更に高めたり、前記実施例3〜11のプラスチック支柱の両端を実施例2のプラスチックキャップで密閉したり、前記実施例1及び前記実施例3〜11のプラスチック支柱の両端を加熱して融着密閉したり、前記実施例1及び前記実施例3〜11のプラスチック支柱の一端を加熱融着して錐状に尖らせたり、ヒレ部7の数を変更したり、突起部9,9aの間隔や環状凸部11の間隔(支柱の長さ方向の間隔)を変更するなど、種々の変更を許容し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明に係るプラスチック支柱の最も基本的な実施例を示す斜視図である。(実施例1)
【図2】同実施例のプラスチック支柱の断面図である。
【図3】本発明に係るプラスチック支柱の他の実施例を示す端部破断側面図であって、補強リブを省略したものである。(実施例2)
【図4】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。(実施例3)
【図5】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。(実施例4)
【図6】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。(実施例5)
【図7】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す断面図である。(実施例6)
【図8】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す斜視図である。(実施例7)
【図9】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す斜視図である。(実施例8)
【図10】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す斜視図である。(実施例9)
【図11】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す側面図である。(実施例10)
【図12】本発明に係るプラスチック支柱の更に他の実施例を示す側面図である。(実施例11)
【図13】図12のA−A線拡大断面図である。
【図14】図13のB−B線断面図である。
【符号の説明】
【0052】
1 パイプ
2,2a,2b,2c,2d 補強リブ
4a,4b プラスチックキャップ
5 小径パイプ
6 貫通孔
7 ヒレ部
9,9a 突起部
10 プラスチック被膜
11 環状凸部
【出願人】 【識別番号】000108719
【氏名又は名称】タキロン株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号
【出願日】 平成16年4月30日(2004.4.30)
【代理人】 【識別番号】100090608
【弁理士】
【氏名又は名称】河▲崎▼ 眞樹

【公開番号】 特開2005−312385(P2005−312385A)
【公開日】 平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願番号】 特願2004−135434(P2004−135434)