| 【発明の名称】 |
無機粒体の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】深谷 実
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| 【要約】 |
【課題】本発明は略球状で粒径が均一な多孔質無機粒体を簡単に製造する方法を提供することを課題とする。
【解決手段】土壌と水との混練物をペレットに成形し、該ペレットを造粒機によって造粒する際、無機粉末を振りかけて粒体相互の粘着を防止し、得られた粒体を焼成して多孔質の焼結体である無機粒体Pとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 土壌と水との混練物をペレットに成形し、該ペレットを造粒機によって造粒する際、無機粉末を振りかけて粒体相互の粘着を防止し、得られた粒体を焼成して多孔質の焼結体とすることを特徴とする無機粒体の製造方法。 【請求項2】 該無機粉末は無機顔料である請求項1に記載の無機粒体の製造方法。 【請求項3】 該土壌は建築現場から発生する建設廃土である請求項1または2に記載の無機粒体の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば植物栽培用培体、防草層用培体、あるいは濾過材等に使用される無機粒体の製造方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、建設汚泥を造粒機によって造粒し、焼成することによって土壌改良剤や軽量骨材を製造することが提案されている(例えば特許文献1、2参照)。 【0003】 【特許文献1】特開昭61−203195号公報(特許請求の範囲) 【特許文献2】特開平3−135500号公報(特許請求の範囲) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記従来の方法では土壌−水混練物を直接造粒するから、粒体の径が不揃いになったり、また造粒中に粒体相互の粘着により不整形状の粒体が出来たりすると云う問題点がある。 粒体の粒径が不揃いになったり、不整形状になったりすると、このような粒体を層状に敷いた場合、透水性、通気性が部分的にばらつき、植物栽培用担体として使用した時は、植物生長にばらつきが生じ、また濾過材として使用した時は濾過処理にむらを生じる。 更に粒体が球状でなく角がある場合には、取扱い中に粒体相互のこすれ合いによって粉塵が発生すると云う問題点も生じる。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、土壌と水との混練物をペレットに成形し、該ペレットを造粒機によって造粒する際、無機粉末を振りかけて粒体相互の粘着を防止し、得られた粒体を焼成して多孔質の焼結体とすることを特徴とする無機粒体の製造方法を提供するものである。 該無機粉末は無機顔料であることが望ましく、また該土壌は建築現場から発生する建設廃土であることが望ましい。 【発明の効果】 【0006】 〔作用〕 本発明では土壌−水混練物をまずペレットに成形してから造粒機によって造粒するので、粒体径が略均一なものが得られる。 また造粒中に無機粉末を振りかけるので、造粒された粒体相互が粘着しないので、粒体は略球状形状を維持する。 本発明では焼成温度を調節することによって該粒体を多孔質の焼結体とするので、多孔質にするために土壌−水混練物に可燃物を混入する必要はない。 該無機粉末が無機顔料であると、着色した粒体が得られ、色分けされた粒体によって、模様、文字、記号、マーク等を表現することが出来る。 該土壌が建築現場から発生する建設廃土であると、建設廃土の有効利用が出来る。 【0007】 〔効果〕 本発明では粒径が均一で略球状の無機粒体が容易に製造され、このような無機粒体はしたがって植物栽培用培体、防草層用培体、濾過材等として使用すれば、均一な透水性、通気性が得られる。また本発明の粒体は略球状であるから、作業中に相互がこすれても粉塵が発生しにくい。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明を以下に詳細に説明する。 本発明に使用する土壌は、採掘現場から得られる土壌の他、トンネル掘削、浚渫等の建築現場から発生する建設廃土が使用されてもよい。 該土壌は水と混練され通常は該混練物を押出機によって紐状に押出し、カッターで切断してペレットを成形する。この際、押出性を考慮すれば、該混練物の水分含有量は15〜25質量%とすることが望ましい。 建設廃土は多量に水分を含み泥状である場合が多いが、この場合にはフィルタープレス等で脱水して水分を調節するか、あるいは含水率の少ない土壌と混合する。 【0009】 このようにして成形されたペレットは、造粒機によって造粒される。造粒機としては一般に転動式のものが用いられる。そして造粒工程中に粒体には無機粉末を振りかけて粒体相互の粘着を防止する。 【0010】 上記無機粉末としては、例えばシリカ粉、アルミナ粉、シャモット粉、マグネシア粉、カーボランダム粉、ジルコニア粉等が例示されるが、例えば亜鉛華、アルミナ白、チタン白、ベンガラ、コンジョウ、亜鉛黄等の無機顔料を使用すると、種々の色に着色された粒体を得ることが出来る。 【0011】 上記のようにして造粒された粒体は所定温度で焼成される。焼成温度は土壌の質によって種々に調節され、例えば砂質土壌にあっては焼成温度は高く、粘土質土壌にあっては焼成温度は低く設定され、土壌の粒子を半融着状態にして多孔質な焼結体が形成される温度に設定する。一般に焼成温度は600〜1200℃の範囲である。 【0012】 このようにして得られた無機粒体は多孔質でありかつ略球状であり、粒径は均一になる。粒径はペレットのサイズや造粒機の転動速度等によって種々に調節可能であるが、通常平均粒径として5〜20mm程度とされる。 【0013】 本発明の粒体Pは、図1に示すように例えば道路の中央分離帯1の緑化の際、樹木Tを植生した土壌の上に敷きつめて防草層を形成して外来の種子の定着を防止し、防草作用を行なう。この場合該粒体Pは透水性、通気性を有するから、樹木Tの生長に悪影響を及ぼさない。 【0014】 また本発明の粒体は略球状であるから、運搬中、あるいはこのように土壌の上に敷きつめたりする時に粉塵は発生しにくい。 【産業上の利用可能性】 【0015】 本発明の無機粒体は多孔質であり、略球状で粒径が均一であるから、植物栽培用培体、防草層用培体、濾過材等に有用である。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明の無機粒体を中央分離帯の植生の防草層として用いた使用例の説明図である。 【符号の説明】 【0017】 1 中央分離帯 P 粒体 T 樹木
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| 【出願人】 |
【識別番号】593074042 【氏名又は名称】株式会社ムラカム 【識別番号】500157848 【氏名又は名称】大勝株式会社
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| 【出願日】 |
平成16年4月13日(2004.4.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075476 【弁理士】 【氏名又は名称】宇佐見 忠男
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| 【公開番号】 |
特開2005−295899(P2005−295899A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月27日(2005.10.27) |
| 【出願番号】 |
特願2004−117392(P2004−117392) |
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