| 【発明の名称】 |
植物栽培体とその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】松田 一彦
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| 【要約】 |
【課題】植物を生育しながら植物栽培体が良く形を保てることや植物栽培体の根部周囲の造形美などをも観賞すること、植物栽培体の根部周囲に動物の目などを自由に取付けられることである。
【解決手段】球状苔1の中心部に植物2の根部3を設けて、この球状苔1の周囲に糸を巻付けて固定成形し、更にこの球状苔固定成形体1′の正面側に動物の目5などを止着して設けた植物栽培体6とその製造方法である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 球状苔の中心部に植物の根部を設けるとともに該球状苔の周囲に糸をやや強く巻付けて固定成形し、該球状苔固定成形体の正面側に人造の目を止着して設けてなる植物栽培体。 【請求項2】 球状苔の苔が、水苔である請求項1記載の植物栽培体。 【請求項3】 球状苔の苔が、山苔である請求項1記載の植物栽培体。 【請求項4】 糸が、透明な糸である請求項1記載の植物栽培体。 【請求項5】 糸が、白色の糸である請求項1記載の植物栽培体。 【請求項6】 糸が、着色した糸である請求項1記載の植物栽培体。 【請求項7】 球状苔固定成形体が、球状苔固定成形体より突出した苔を切断して球状苔固定成形体の表面を整形してなる請求項1記載の植物栽培体。 【請求項8】 球状苔固定成形体が、正面側に人造の鼻を止着して設けてなる請求項1記載の植物栽培体。 【請求項9】 人造の目が、着色した目であるとともに人造の目の裏側に固定した止め具で球状苔固定成形体に差込み止着してなる請求項1記載の植物栽培体。 【請求項10】 水を含有する苔を椀形に成形した後に、該椀形の苔の窪みに根付き植物の根部を挿入して椀形の苔を球状に成形し、該球状苔を垂直方向に対して18度から22度傾斜して球状苔を加圧しながら1周目の糸をやや強く巻いてから球状苔を水平方向に10度から15度回転して2周目以下の糸をやや強く順次巻くことを繰返して巻付けた後に、糸の先端部と後端部とを固定して球状苔固定成形体にし、更に該球状苔固定成形体の正面側に人造の目を止着したことを特徴とする植物栽培体の製造方法。 【請求項11】 球状苔固定成形体が、球状苔固定成形体の表面を整形切断したことを特徴とする請求項10記載の植物栽培体の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、根付き植物の根部を球状苔の中心部に設けた植物栽培体とその製造方法に係わるものである。 【背景技術】 【0002】 従来の植物栽培体は、卓上、玄関、風呂場、トイレ、庭などに植木鉢の中に根付き植物の根部を土などとともに入れたものが一般に使用されている。 【0003】 この従来の植木鉢を使用した植物栽培体では、卓上などの室内、庭などの屋外に置く際に植物の根部の周囲は土と植木鉢で被覆されているので、植物の根部の周囲は動物の目などを自由に取付けることができないという問題点があったし、装飾をも兼ねた置物としてはあまり綺麗ではないという問題点があった。 【特許文献1】 特開2003−235359 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 この発明は、従来の植木鉢を使用した植物栽培体が有するこれらの問題点を解消することであり、植物を生育しながら植物栽培体が良く形を保てることや植物の枝葉などを観賞することとともに植物栽培体の根部周囲の造形美などをも観賞すること、植物栽培体の根部周囲に動物の目などを自由に取付けられることなどである。 【問題を解決するための手段】 【0005】 この発明の植物栽培体は、球状苔の中心部に植物の根部を設けて、この球状苔の周囲に糸を巻付けて固定成形し、更にこの球状苔固定成形体の正面側に動物の目などを止着して設けたものである。 【発明の効果】 【0006】 この発明の植物栽培体は、球状苔の中心部に植物の根部を設けて、この球状苔の周囲に糸を巻付けて固定成形し、更にこの球状苔固定成形体の正面側に動物の目などを止着して設けたから、植物栽培体は糸で固定成形してあるために苔製であるにも拘らず球状形を良く保てることができるとともに苔製植物栽培体は水などを良く保有することができるために植物の生育に必要な水などを球状苔から植物の根に供給することができる。この植物栽培体を卓上、玄関、風呂場、トイレ、庭などに置く際に、装飾皿や育成ポットの上に置いて使用することにより植物の枝葉などを観賞できると同時に植物栽培体の根部周囲は苔製球状形であることと苔特有の緑色又は茶色などの色彩を有するので造形美と色彩を観賞できる。更に球状苔固定成形体の正面側に動物の目などを簡単に取付けることができるとともに前記の造形美と色彩に合わせて動物の目などにより綺麗な植物栽培体にすることができるという効果がある。 【0007】 請求項2の植物栽培体においては、球状苔の苔が水苔であるから、この水苔を例えば海外から輸入する際には水を含んだ重い水苔を乾燥し、嵩張る乾燥した水苔を圧縮することにより軽量化し容積を小さくして輸送することができるし、この乾燥して圧縮した水苔を水に漬けることにより水を含んだ通常の水苔に簡単に復元して水苔として使用することができる。 【0008】 請求項3の植物栽培体においては、球状苔の苔が山苔であるから、この山苔を例えば海外から輸入する際には水を含んだ重い山苔を乾燥し、嵩張る乾燥した山苔を圧縮することにより軽量化し容積を小さくして輸送することができるし、この乾燥して圧縮した山苔を水に漬けることにより水を含んだ通常の山苔に簡単に復元して山苔として使用することができる。 【0009】 請求項4の植物栽培体においては、糸が透明な糸、例えば透明な釣糸であるから、この透明な糸を柔らかい球状苔に強く巻付けることにより透明な糸は球状苔の中に埋没するために透明な糸が殆ど外側から見えなくなるために外観が良好な球状苔固定成形体にすることができる。 【0010】 請求項5の植物栽培体においては、糸が白色の糸であるから、この白色の糸を柔らかい球状苔に強く巻付けることにより白色の糸は球状苔の中に埋没するために白色の糸が殆ど外側から見えなくなるために外観が良好な球状苔固定成形体にすることができるし、白色の糸が多少外側から見えたとしても白色の糸により外観が少々白色したものになるために白色の外観が良好な球状苔固定成形体にすることができる。 【0011】 請求項6の植物栽培体においては、糸が着色した糸であるから、この着色した糸を柔らかい球状苔に強く巻付けることにより着色した糸は球状苔の中に埋没するために着色した糸が殆ど外側から見えなくなるために外観が良好な球状苔固定成形体にすることができるし、着色した糸が多少外側から見えたとしても着色した糸により外観が少々着色したものになるために着色外観が良好な球状苔固定成形体にすることができる。 【0012】 請求項7の植物栽培体においては、球状苔固定成形体より突出した苔を切断して球状苔固定成形体の表面を整形したから、植物栽培体の表面が整形したために外観が綺麗な植物栽培体にすることができる。 【0013】 請求項8の植物栽培体においては、正面側に人造の鼻を止着して設けたから、植物栽培体に鼻と目を有するために外観が綺麗な植物栽培体にすることができる。 【0014】 請求項9の植物栽培体においては、人造の目を着色した目であるとともに人造の目の裏側に固定した止め具で球状苔固定成形体に差込み止着したから、動物の目の裏側に固定した止め具を柔らかい球状苔固定成形体に差込むことにより人造の目を所定の任意の位置に簡単に止着することができるし、止着した人造の目を簡単に取外すことができる。更に取外した人造の目を球状苔固定成形体の任意の位置に再び止着することができる。 【0015】 請求項10の植物栽培体の製造方法は、植物栽培体を比較的簡単に製造することができ る。 【0016】 請求項11の植物栽培体の製造方法は、球状苔固定成形体より突出した苔を切断して球状苔固定成形体の表面を整形する方法であるから、植物栽培体の表面が整形したために外観が綺麗な植物栽培体を製造することができるし、植物栽培体を比較的簡単に製造することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 植物栽培体は、球状苔の中心部に植物の根部を設けて、この球状苔の周囲に糸をやや強く巻付けて固定成形し、更にこの球状苔固定成形体の表面より突出した苔を切り落とすとともに正面側に人造の動物などの目などを止着して設けたものである。 【実施例1】 【0018】 図1に図示したように、球状苔1の中心部に植物2の根部3を設け、この球状苔1の周囲に、球状苔1を加圧しながら糸4を球状苔1を、所定の間隔でやや強く巻付けて球状苔1を固定成形してこの球状苔固定成形体1′の表面より突出した苔を鋏などで切り落して表面を整形し、球状苔固定成形体1′の正面側に人造の動物などの目5,5を止着して設けてなる植物栽培体6である。この植物栽培体6に設けた目5は図2に図示のように、目の裏側に固定した雄ネジ5″を有する止め具5′を設け、この目5の止め具5′を球状苔固定成形体に雄ネジ5″を回転しながら差込み強固に止着する。なお、苔は水苔、山苔などのように保水性を有するものがよい。 【0019】 この実施例1の植物栽培体6は、装飾皿や育成ポットの上に載せ、卓上、玄関、風呂場、トイレ、庭などに置いて使用する。その際に植物栽培体を1日乃至2日おきに1時間位水に漬けたり、時々水を植物栽培体の上に掛けたりなどして水を植物栽培体と植物に補給する。なお、植物は蔦などのつる性植物、観葉植物、花が咲く植物などがよい。 【実施例2】 【0020】 図3に図示したように、この実施例1と同様にした植物栽培体16に目15,15そして口17と髪18を止着して設けてなる植物栽培体16である。この植物栽培体16に設けた口17は図4に図示のように、所定の形状にした針金又は合成樹脂で造り、その両端部を裏側に突出した止め部17′を有し、この口17の止め部17′を球状苔固定成形体に差込んで止着し、髪18は図5に図示のように、所定の色に着色した合成樹脂繊維、布などであり、この髪の両端部で逆U字形のピン(図示せず)をそれぞれ球状苔固定成形体に差込んで止着する。 【実施例3】 【0021】 図6に図示したように、この実施例1と同様にした植物栽培体26に目25,25そして鼻27と耳28を止着して設けてなる植物栽培体26である。この植物栽培体26に設けた鼻27は図7に図示のように、鼻の裏側に固定した雄ネジ27″を有する止め具27を設け、この鼻27の止め具27′を球状苔固定成形体に雄ネジ27″を回転しながら差込み強固に止着する。耳28は図8に図示のように、逆U形の針金28′の中段より上の針金28′の周囲に着色した苔を設け、その周囲に糸を巻付けて耳形に固定成形し、この耳28の下段の露出した針金28′を球状苔固定成形体の左右それぞれの所定の位置に差込んで止着する。 【実施例4】 【0022】 この発明の植物栽培体の製造方法を説明すると次のとおりである。 チリ国などの外国産や国内産で乾燥して圧縮した水苔を先ず水に漬けて、水苔に水を吸収させる。水を吸収させた水苔を所定量だけ手で取り、水に絞った水苔31を図9に図示のように、断面円形棒30と手で椀形に成形し、この椀形の苔の窪み32に根付き植物33の根部33′を挿入する(図10図示)とともに肥料、発根剤、保水材を挿入し、必要に応じて水苔、土を挿入して椀形の苔を手で「おにぎり」を造る時と同様にして手で直径60mm位の球状苔34に成形する。 次に、この球状苔34を垂直方向に対して約20度傾斜して(図11図示)球状苔を加圧しながら球状苔34に糸35を第1周目をやや強く巻いてから球状苔34を水平方向に約10度回転しながら球状苔を加圧しながら球状苔34に次の2周目以下の糸をやや強く巻くことを繰返して巻付けた後に糸35の先端部と後端部とを結ぶなどして固定して球状苔固定成形体にし(図12図示)、この球状苔固定成形体の正面側に前記と同様にして動物などの目を止着して図1図示の植物栽培体を造る。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】 本発明品の正面図である。 【図2】 部品の拡大側面図である。 【図3】 別の本発明品の正面図である。 【図4】 部品の拡大平面図である。 【図5】 部品の正面図である。 【図6】 他の本発明品の正面図である。 【図7】 部品の側面図である。 【図8】 部品の正面図である。 【図9】 製造時の断面図である。 【図10】 同じく断面図である。 【図11】 同じく正面図である。 【図12】 同じく糸の巻付け方を示す平面図である。 【符号の説明】 【0024】 1 球状苔 1′ 球状苔固定成形体 2 植物 3 根部 4 糸 5 目 6 植物栽培体
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| 【出願人】 |
【識別番号】503213280 【氏名又は名称】松田 一彦
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| 【出願日】 |
平成16年3月31日(2004.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070057 【弁理士】 【氏名又は名称】岩瀬 眞治
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| 【公開番号】 |
特開2005−287470(P2005−287470A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月20日(2005.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願2004−132158(P2004−132158) |
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