| 【発明の名称】 |
植物の形成用生育器 |
| 【発明者】 |
【氏名】古志 達也
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| 【要約】 |
【課題】農作物を含む商品植物に関して、著作物を利用したり、標章を付したりすることが簡便にできる手段の提供等。
【解決手段】植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器である。そして、当該生育器の内包部の立体的形状は、前記特定の立体的形状をしており、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であること、を特徴とする植物の形成用生育器である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器であって、 当該生育器の内包部の立体的形状は、前記特定の立体的形状をしており、 かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であること、 を特徴とする植物の形成用生育器。 【請求項2】 植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器であって、 当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、 かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、著作物の利用としての立体的形状であること、 を特徴とする植物の形成用生育器。 【請求項3】 植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器であって、 当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、 かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、標章の使用としての立体的形状であること、 を特徴とする植物の形成用生育器。 【請求項4】 植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器であって、 当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、 かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、特定の商標と同一又は類似の標章の使用としての立体的形状であること、 を特徴とする植物の形成用生育器。 【請求項5】 植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器であって、 当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、 かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、特定の意匠における立体的形状と同一又は類似の立体的形状であること、 を特徴とする植物の形成用生育器。 【請求項6】 植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器であって、 当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、 かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、特定の情報が視覚により認識できるように形成するための立体的形状であること、 を特徴とする植物の形成用生育器。 【請求項7】 前記形成用生育器の素材は、透明又は半透明の素材であること、 を特徴とする請求項1乃至6記載の形成用生育器のうち何れか1の形成用生育器。 【請求項8】 前記形成用生育器は、前記内包部にセンサーを備えていること、 を特徴とする請求項1乃至7記載の形成用生育器のうち何れか1の形成用生育器。 【請求項9】 前記植物の部位が、植物の果実部であること、 を特徴とする請求項1乃至8記載の形成用生育器のうち何れか1の形成用生育器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、植物の形成用生育器に係るものであり、特に、植物の部位の形状を、円形や四角形等の特定の形状や、著作物としてのキャラクター等を利用した形状、立体商標の形状、等に形成するための植物の形成用生育器に関する。 【背景技術】 【0002】 現代においては、著作物を利用としてのキャラクターグッズ等が、玩具を初めとした商品として多数流通している。具体的には、キャラクターの形状をしたマスコット人形や、キーホルダー、あるいはキャラクターがプリントされたタオル、等が当該商品として挙げられる。著名な著作物は、多大な顧客吸引力を有する為、このようなキャラクタービジネスは、ライセンス料だけでも2〜3兆円の国内市場があるとされる巨大産業となっているのである。 【0003】 また、商標に関しても、著名な商標、例えば日本を代表する企業のハウスマーク等は、多大な顧客吸引力を有する。商標の使用としての具体的方法は、商標が記載されたシールを貼り付ける、商標を商品に印刷する、等の方法がある。 【0004】 以上のように、工業製品に対して、著作物を利用したり、商標を使用したりすることは一般に行われているが、農作物を含む市場で商品として流通する植物(以下、「商品植物」と称する。)に関して、著作物を利用したり、商標を使用したりするための技術はそれほど多くない。例えば、商品植物に、商標が記載されたシールを貼る、という位しかないのが実情である。そのため、商品植物に関して、著作物が利用されたり、商標が使用されたりする機会はほとんどない。本出願人は、これらに関する先行技術文献を特に知らない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、農作物を含む商品植物に関して、著作物を利用したり、標章を付したりすることが簡便にできれば便利である。すなわち、著名な著作物を商品植物に利用できたり、著名な商標と同一又は類似の標章を商品植物に付すことができれば、当該植物は多大な顧客吸引力を得ることができ、需要が増すことは容易に予想できる。例えば、多大な顧客吸引力を得た農作物は、市場において他の一般的な農作物と差別化を図ることができ、より高い値段で販売することが可能になることが考えられる。 【0006】 そこで本発明は、農作物を含む商品植物に関して、著作物を利用したり、標章を付したりすることが簡便にできる手段の提供を課題とする。 【0007】 また、本発明は、これらに関連して、商品植物として流通する植物の部位(根、果実、葉等をいう、以下同じ。)の立体的形状を、円形や四角形等の特定の立体的形状に形成するための好適な手段の提供を課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器である。そして、当該生育器の内包部の立体的形状は、前記特定の立体的形状をしており、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であること、を特徴とする植物の形成用生育器である。 【0009】 ここで、「生育器」とは、植物の部位が成長して大きくなる前に、当該部位に被せて使用する容器である。「植物の部位」とは、根、果実、葉等の植物の一部分である。また、「植物の部位を特定の立体的形状に形成する」とは、当該植物の部位が成長して大きくなる前に、当該部位に生育器を被せ、当該生育器により特定の立体的形状に形成することを意味する。すなわち、当該当該植物の部位が成長して大きくなると、当該生育器により限定される特定の立体的形状に適合して生育していくため、結果として当該部位は特定の立体的形状に形成されるのである。この「特定の立体的形状」としては、立方体や直方体等の六面体や、球体、ハート型、星型、等が考えられ、例えば上記植物の部位を六面体として形成した場合は、当該植物の部位を商品植物として流通させる場合に、箱詰め等が容易になるのである。これは、商品植物の流通・管理コストを下げることができる。また、「生育器の内包部」とは、容器には容器としての機能を発揮する為に凹部が存在するが、容器の口よりも内側である当該凹部を表すものである。 【0010】 また、「生育器の内包部の立体的形状」とは、当該生育器の内包部が空間を仕切る輪郭を意味する。「成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状」とは、当該植物の部位が通常どおり成長して大きくなった場合に想定される当該部位の通常の立体的形状、を意味する。これは、生育器を植物の部位が成長して大きくなる前に、当該部位に被せて使用し、当該部位の成長と共に特定の立体的に形成するため、成長後の当該部位の通常の立体的形状を想定しておく必要があるからである。 【0011】 また、「生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状である」とは、もし、生育器の内包部の立体的形状が、成長により植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、大きい範囲の空間を限定していた場合、なんら当該部位を特定の立体的形状に形成することができないためである。すなわち、この限定があることにより、生育器は植物の部位を特定の立体的形状に形成することができるのである。 【0012】 以上の定義は、以下の発明にも適用される。 【0013】 本発明により、上記植物の形成用生育器を、成長して大きくなる前の植物の部位に被せて使用することで、当該植物の部位が成長するにつれて、特定の立体的形状に形成することができるのである。これにより、植物の部位を事業者が望むユニークな特定の立体的形状に形成し、商品植物として市場に流通させることができる。 【0014】 また、請求項2に係る発明は、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器である。そして、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、著作物の利用としての立体的形状であること、を特徴とする植物の形成用生育器である。 【0015】 ここで、「著作物の利用としての立体的形状である」とは、日本国の著作権法2条1項1号に規定する著作物であって、平面的又は立体的に表現できる著作物を、立体的形状の全部又は一部として利用することをいう。また、「著作物の利用としての立体的形状である」とは、厳密な意味では著作物には該当しないが、「著作物に関連する情報」を立体的形状の全部又は一部として利用している場合を含むものである。例えば、漫画やテレビ番組や映画におけるキャラクターそれ自体は「著作物」には該当しないが、「著作物に関連する情報」に該当するため、漫画やテレビ番組や映画のキャラクターを平面の模様とし、立体的形状の一部として利用している場合は、「著作物の利用としての立体的形状である」に該当する。同様に、漫画やテレビ番組や映画におけるキャラクターを立体的形状そのものの表現として利用している場合も、「著作物の利用としての立体的形状である」に該当する。また他にも、美術の著作物の表現を平面の模様とし、立体的形状の一部として利用している場合は、「著作物の利用としての立体的形状である」に該当する。さらに、建築の著作物を立体的形状の一部又は全部として利用している場合は、「著作物の利用としての立体的形状である」に該当する。 【0016】 以上の定義は、以下の発明にも適用される。 【0017】 本発明により、上記植物の形成用生育器を、成長して大きくなる前の植物の部位に被せて使用することで、当該植物の部位が成長するにつれて、著作物の利用としての特定の立体的形状に形成することができるのである。これにより、植物の部位を事業者が望むユニークな特定の立体的形状に形成し、商品植物として市場に流通させることができる。また、当該著作物又は著作物に関連する情報が有する顧客吸引力を利用して、商品植物の高付加価値化を実現させることができるのである。 【0018】 また、請求項3に係る発明は、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器である。そして、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、標章の使用としての立体的形状であること、を特徴とする植物の形成用生育器である。 【0019】 ここで、「標章の使用としての立体的形状である」とは、日本国の商標法2条1項柱書に規定する標章を、立体的形状の一部又は全部として平面的又は立体的に使用することをいう。例えば、立体的形状の一部である平面に、凹凸を儲けて標章が視覚により認識できるように含んでいる場合等が該当する。また同様に、立体的形状の一部又は全部として、立体的形状である標章を含んでいる場合等が該当する。 【0020】 以上の定義は、以下の発明にも適用される。 【0021】 本発明により、上記植物の形成用生育器を、成長して大きくなる前の植物の部位に被せて使用することで、当該植物の部位が成長するにつれて、標章の使用としての特定の立体的形状に形成することができるのである。これにより、植物の部位を事業者が望むユニークな特定の立体的形状に形成し、商品植物として市場に流通させることができる。また、ユニークな標章を商品植物に刻み込むことにより、シールのようには剥がすことのできないもの(商標又は標章)として活用することができる。 【0022】 また、請求項4に係る発明は、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器である。そして、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、特定の商標と同一又は類似の標章の使用としての立体的形状であること、を特徴とする植物の形成用生育器である。 【0023】 ここで、「特定の商標と同一又は類似の標章の使用としての立体的形状である」とは、日本国の商標法2条1項柱書に規定する商標である特定の商標の類似範囲にある標章を、立体的形状の一部又は全部として平面的又は立体的に使用することをいう。例えば、立体的形状の一部である平面に、凹凸を儲けて標章が視覚により認識できるように含んでいる場合等が該当する。また、特定の商標の類似範囲にある標章は、マークとして類似範囲にあるため、当該商標の顧客吸引力を利用できるのである。ここでいう「商標」には、未登録周知商標も含むものである。 【0024】 以上の定義は、以下の発明にも適用される。 【0025】 本発明により、上記植物の形成用生育器を、成長して大きくなる前の植物の部位に被せて使用することで、当該植物の部位が成長するにつれて、特定の商標の類似範囲にある標章の使用としての特定の立体的形状に形成することができるのである。これにより、植物の部位を事業者が望むユニークな特定の立体的形状に形成し、商品植物として市場に流通させることができる。また、上記特定の商標が周知商標や著名商標である場合には、当該商標の類似範囲にある標章を商品植物は使用しているため、当該商標に化体した業務上の信用及び顧客吸引力を利用して商品植物に付加価値をつけることができるのである。 【0026】 また、請求項5に係る発明は、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器である。そして、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、特定の意匠における立体的形状と同一又は類似の立体的形状であること、を特徴とする植物の形成用生育器である。 【0027】 ここで、「特定の意匠における立体的形状と同一又は類似の立体的形状である」とは、日本国の意匠法2条1項に規定する意匠である特定の意匠の類似範囲にある立体的形状を、立体的形状の全部として使用することをいう。ただし、意匠は物品の形態であるため、その物品性はここでは問題とせず、その形態のみを立体的形状として使用することを意味する。 【0028】 以上の定義は、以下の発明にも適用される。 【0029】 本発明により、上記植物の形成用生育器を、成長して大きくなる前の植物の部位に被せて使用することで、当該植物の部位が成長するにつれて、特定の意匠の類似範囲にある立体的形状に形成することができるのである。これにより、植物の部位を事業者が望むユニークな特定の立体的形状に形成し、商品植物として市場に流通させることができる。また、上記意匠の形態が優れたデザインであればあるほど、当該デザインの顧客顧客吸引力を利用して商品植物に付加価値をつけることができるのである。 【0030】 また、請求項6に係る発明は、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器である。そして、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であり、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、特定の情報が視覚により認識できるように形成するための立体的形状であること、を特徴とする植物の形成用生育器である。 【0031】 ここで、「特定の情報が視覚により認識できるように形成するための立体的形状である」とは、特定の情報を立体的形状の一部又は全部として平面的又は立体的に使用することをいう。例えば、立体的形状の一部である平面に、凹凸を儲けて文字や数字あるいは広告等を視覚により認識できるように含んでいる場合等が該当する。また同様に、有名人の氏名、著名な旧所・名跡の名称、を当該特定の情報として活用することも考えられる。 【0032】 以上の定義は、以下の発明にも適用される。 【0033】 本発明により、上記植物の形成用生育器を、成長して大きくなる前の植物の部位に被せて使用することで、当該植物の部位が成長するにつれて、特定の情報を含んだ立体的形状に形成することができるのである。これにより、例えば、通常の商品にプリントされているような情報である、成分表示、生産者、商品に関する説明、商品名称、等の情報を含んだ立体的形状に商品植物を形成することができるのである。よって、商品植物の差別化、高付加価値化が実現できる。 【0034】 また、請求項7に係る発明は、前記形成用生育器の素材は、透明又は半透明の素材であること、を特徴とする請求項1乃至6記載の形成用生育器のうち何れか1の形成用生育器である。 【0035】 ここで、透明又は半透明の素材としては、プラスチック、ガラス、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、等が考えられる。 【0036】 以上の定義は、以下の発明にも適用される。 【0037】 本発明により、上記植物の形成用生育器を植物の部位に被せて使用していても、当該植物の部位がどれだけ成長したかを、形成用生育器を取り外さずに視覚により確認することができる。これにより、当該植物の部位が上記特定の立体的形状に形成される前に、形成用生育器を取り外してしまうという自体を防ぐことができる。 【0038】 また、請求項8に係る発明は、前記形成用生育器は、前記内包部にセンサーを備えていること、を特徴とする請求項1乃至7記載の形成用生育器のうち何れか1の形成用生育器である。 【0039】 ここで、内包部に備えたセンサーにより、当該植物の部位がどれだけ成長したかをデータとして取得することができるのである。当該センサーは、出願時に存在する一般的なセンサーと同様のものである。 【0040】 本発明により、上記植物の形成用生育器を植物の部位に被せて使用していても、当該植物の部位がどれだけ成長したかを、形成用生育器を取り外さずにセンサーにより確認することができる。また、当該センサーとコンピュータとを連動させることにより、当該植物の部位の立体的形状への形成進行状況を取得して、自動的に管理することができるのである。 【0041】 また、請求項9に係る発明は、前記植物の部位が、植物の果実部であること、を特徴とする請求項1乃至8記載の形成用生育器のうち何れか1の形成用生育器である。 【0042】 上記の形成用生育器により立体的形状として形成するには、植物の果実部が適している為である。すなわち、植物の果実部は形成用生育器を被せやすく、また、大きく成長するものが多く、立体的形状として形成する余地が大きい為である。 【0043】 本発明により、上記植物の形成用生育器を植物の果実部に被せることにより、特定の立体的形状に形成した商品植物としての植物の果実部を、市場に流通させることができる。 【発明の効果】 【0044】 以上の発明により、農作物を含む商品植物に関して、著作物を利用したり、標章を付したりすることが簡便にでき、また、植物の部位の立体的形状を、円形や四角形等の特定の立体的形状に形成することができるという、従来にない優れた形成用生育器を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0045】 以下、本発明の実施の形態について説明する。 【0046】 1、本発明に係る形成用生育器の構成について 【0047】 まず、本発明に係る形成用生育器について説明する。本発明に係る形成用生育器は、植物の部位を特定の立体的形状に形成するための生育器であり、当該生育器の内包部の立体的形状は、前記特定の立体的形状をしており、かつ、当該生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状であること、を特徴としている。 【0048】 更に、当該生育器の内包部の立体的形状は、(1)著作物の利用としての立体的形状であること、(2)標章の使用としての立体的形状であること、(3)特定の商標と同一又は類似の標章の使用としての立体的形状であること、(4)特定の意匠における立体的形状と同一又は類似の立体的形状であること、(5)特定の情報が視覚により認識できるように形成するための立体的形状であること、の何れかであれば良い。これにより、顧客吸引力を有する立体的形状に形成することができるからである。 【0049】 また、当該形成用生育器は、容器としての口部があり、当該口部から成長する前の植物の部位(植物の果実部等)を挿入することができる。これにより、形成用生育器を植物の部位に被せて使用することができるのである。 【0050】 この形成用生育器の素材は、透明又は半透明の素材であり、例えば、プラスチック、ガラス、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、等が考えられる。これらの素材であれば、軽くて適度な耐久性を有する形成用生育器が実現できる。また、形成用生育器の内包部には、植物の部位の成長度合いを確認する為のセンサーを備えている。このセンサーは、植物の部位の成長度合いの確認もれがないように、形成用生育器の内包部に複数備えているのがよく、また、有線又は無線の通信回線により当該センサーとコンピュータとが接続されているのが良い。この場合は、センサーが取得した植物の部位の成長度合いの情報を、コンピュータで集中的・自動的に管理することができるからである。 【0051】 2、本発明に係る形成用生育器の使用方法について 【0052】 次に、上記説明した形成用生育器の、使用方法について説明する。 【0053】 まず、本発明に係る形成用生育器の口部から、成長する前の植物の部位(植物の果実部等)を挿入することにより、形成用生育器を当該植物の部位に被せる。この植物の果実の例としては、リンゴ、ナシ、スイカ、等の各種果実が挙げられる。この際に、当該植物の部位を当該植物の本体から切除しない。例えば、植物の部位である果実部と、当該植物の本体とを結んでいる枝や茎は切除しない。こうすることにより、当該植物の本体から栄養分が当該植物の部位に届けられるため、当該植物の部位が成長して大きくなる為である。そして、当該形成用生育器を被せられたまま、植物の部位は形成用生育器の内包部において成長し、大きくなっていく。 【0054】 しかし、上記説明したように、生育器の内包部の立体的形状は、成長により前記植物の部位が大きくなった結果として想定される当該部位の立体的形状よりも、小さい範囲の空間を限定する立体的形状である。そのため、植物の部位が成長していくと、生育器の内包部の立体的形状が壁となって、当該生育器の内包部の立体的形状と同一の立体的形状に形成されていくことになる。そして、植物の部位が、生育器の内包部の立体的形状と同一の立体的形状に形成されると、当該生育器を取り外し、中から植物の部位を取り出す。この取り外す方法としては、当該生育器を切断する等の方法がある。 【0055】 また、上記のように形成用生育器の素材は、透明又は半透明の素材であるため、植物の部位がどれだけ成長したかを、都度生育器を取り外さなくても、視覚により認識することができる。さらに、上記のように形成用生育器の内包部にはセンサーを備えているため、コンピュータと接続することにより、都度視覚により認識せずとも、植物の部位がどれだけ成長したかを自動的に確認することができる。このようにすることにより、植物の部位が特定の立体的形状に形成される前に、誤って形成用生育器を取り外してしまうという失敗を抑制することができるのである。 【0056】 このように形成した植物の部位を、植物本体から切除して、商品植物として市場に流通させるのである。これにより、植物の部位の立体的形状を、ユニークな立体的形状に形成し、付加価値の高い商品植物とすることができるのである。 【産業上の利用可能性】 【0057】 本発明に係る植物の形成用生育器事態を量産することや、当該植物の形成用生育器により商品植物を生産することにより、産業上利用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】303053714 【氏名又は名称】古志 達也
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| 【出願日】 |
平成16年3月29日(2004.3.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−278435(P2005−278435A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−94371(P2004−94371) |
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