| 【発明の名称】 |
育苗装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 泰志 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】育苗箱で育苗されている苗の根のエアープルーニング現象を促しつつ育苗箱の底部を加温または保温することができる育苗装置を提供する。
【解決手段】育苗棚12上に囲い体4が載置され、該囲い体4上に播種後の育苗箱3が載置され、前記育苗棚12と育苗箱3との間に前記囲い体4によって囲まれた所要厚さの空気層が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 育苗棚上に囲い体が載置され、該囲い体上に播種後の育苗箱が載置され、前記育苗棚と育苗箱との間に前記囲い体によって囲まれた所要厚さの空気層が形成されていることを特徴とする育苗装置。 【請求項2】 上方に空気を挿通可能な育苗棚の上面に、播種された複数個のポットを有するセルトレイを収容した育苗箱が囲い体を介して載置されており、前記囲い体は、育苗箱の周囲を保持して該育苗箱を一定の高さに支持すべく上下に開放された枠状に形成され、育苗箱の底壁と育苗棚の上面との間には、前記囲い体によって囲まれた所要厚さの空気層が形成されていることを特徴とする育苗装置。 【請求項3】 前記囲い体は、透明若しくは半透明の材料によって構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の育苗装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、たばこや野菜等の作物の育苗に用いる育苗装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、たばこや野菜等の作物においては、多数の水抜き孔を底壁に有する上部開放箱形状の育苗箱に床土を充填し、該床土に播種、覆土、灌水し、その後に該育苗箱を育苗施設等に収容することにより育苗が行われる。 播種された種子からは、複数本の根が床土に向けて伸長することとなるが、このとき、根の先端が、育苗箱底壁の水抜き孔から突き出して伸長してしまう問題があった。この様に複数本の根が水抜き孔から突き出ることにより、育苗箱の底壁にこれら複数本の根が絡みつくこととなり、これによって、移植時に苗を育苗箱から取り出す作業が困難となったり、また、苗の取り出し時に根が切断され、これによって移植後に苗が枯死したりする場合があった。 【0003】 かかる問題を解決するために、根のエアープルーニング(空気根切り)現象を利用して根の伸長を調整することが一般的に行われている。エアープルーニング現象とは、根が十分な体積をもつ空気層に到達した場合、根端を機械的に剪定されたのと同じ様に伸長を停止する現象であり、例えば特許文献1においては、移植時の苗の引き抜きまたは押し出しに対応可能な育苗箱を複数の支持脚によって支持し、栄養液を溜めた上部開放箱形状の保水器に前記育苗箱を支持脚に支持させた状態で収容し、該保水器によって栄養液の水位を調節することにより、育苗箱の下方に空気層を形成して種子から伸びる複数本の根のエアープルーニング現象を促すエアープルーニング用トレイ/コンテナシステムが提案されている。 【特許文献1】特開2000−201539号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、たばこ等の作物の育苗においては、育苗期間を短縮を図りつつ根の伸長の促すために、温床線等で育苗箱の底部を加温したり、育苗箱を収容した育苗施設の雰囲気を加温したりすることが行われる。しかしながら、上記特許文献1の育苗箱は、栄養液を入れた有底の容器内に収容されるため、育苗箱の底部を加温したり、育苗箱の下方に加温空気を保有して該育苗箱の底部を保温したりすることが困難である問題があった。 そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑み、育苗箱で育苗されている苗の根のエアープルーニング現象を促しつつ育苗箱の底部を加温または保温することができる育苗装置を提供するようにしたものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。 第1に、育苗棚上に囲い体が載置され、該囲い体上に播種後の育苗箱が載置され、前記育苗棚と育苗箱との間に前記囲い体によって囲まれた所要厚さの空気層が形成されていることである。 これによって、育苗箱の下方に加温空気による空気層を保有することが可能となり、該空気層によって育苗箱の底部が加温または保温状態となるため、育苗箱内で育苗されてい る苗の根のエアープルーニング現象が促されると共に、育苗箱が底部から加温されて根の伸長が促進されるのである。また、空気層は、囲い体及び育苗箱によって周囲及び上部を囲われているので、暖められて周囲よりも軽くなった空気が囲い体の外側に逃げることは少ない。さらに、前記空気層は、周囲よりも暖かい空気が滞留することによって外部に対して正圧状態となっているため、囲い体外部の低温の空気が囲い体の内側に入り込むことも防がれる。 【0006】 第2に、上方に空気を挿通可能な育苗棚の上面に、播種された複数個のポットを有するセルトレイを収容した育苗箱が囲い体を介して載置されており、前記囲い体は、育苗箱の周囲を保持して該育苗箱を一定の高さに支持すべく上下に開放された枠状に形成され、育苗箱の底壁と育苗棚の上面との間には、前記囲い体によって囲まれた所要厚さの空気層が形成されていることである。 これによって、育苗棚の下方から上方に向けて加温空気を送り込み、該加温空気を育苗棚と育苗箱の間に滞留させることにより、育苗箱の下方に加温空気による空気層を保有することが可能となり、該空気層によって育苗箱の底部が加温または保温状態となるため、育苗箱に収容されたセルトレイの各ポット内で育苗されている苗の根のエアープルーニング現象が促されると共に、各ポットが底部から加温されて根の伸長が促進されるのである。 【0007】 第3に、前記囲い体は、透明若しくは半透明の材料によって構成されていることである。 これによって、育苗箱及び囲い体に覆われた空気層形成空間に外部からの光を射し込ませて該空気層形成空間を明るく保つことが可能となり、苗の根はエアープルーニング現象と共にこの空間の明るさにも反応してその伸長を停止する。また、例えば太陽光等の外部からの光によってこの空間の空気を加温することも可能であり、これによって、空気層の温度管理が容易となると共に低コスト化が図られるのである。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、育苗箱の下方に加温空気による空気層を保有することが可能となり、これによって、育苗箱で育苗されている苗の根のエアープルーニング現象を促しつつ育苗箱の底部を加温または保温することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 たばこの根鉢付き苗9を形成するための育苗装置1は、図3〜図5に示す如く、複数のポット20を備えたセルトレイ2と、該セルトレイ2を収容する育苗箱3と、該育苗箱3を載置するための載置台4(囲い体)とから構成されている。 セルトレイ2は、図5に示す如く、薄い合成樹脂シートをプレス加工して縦横に碁盤目状に多数(6個×12個)のポット20を形成しており、隣接するポット20の上端開口縁20aどうしはトレイ上壁24によって互いに連結されている。各ポット20のポット周壁21は、略逆四角錐台形状に形成されており、前記上端開口縁20aを基端として下方に向かうにつれてポット20の内側に若干傾斜するテーパ壁となっている。断面略四角形のポット周壁21のコーナ部はR面取りされている。 【0010】 また、図3または図4に示す如く、各ポット20のポット底壁22は平坦(半球形状でも良い)であり、該ポット底壁22の中央部には、水抜き用のポット孔23が開設されて いる。 育苗箱3は、合成樹脂によって形成され、一体成形された周囲壁31と底壁32とを有しており、図5に示す如く、平面視長方形で上部開放の浅底箱形状に形成されている。周囲壁31は、図3または図4に示す如く、垂直から外側に若干傾斜した上向き状に形成されており、周囲壁31の上端には、育苗箱3の外方側に水平に伸びて該上端を包囲する平板部33が周囲壁31と一体に形成されている。 【0011】 また、底壁32は、多数の水抜き孔34を縦横に開設した平面視格子状に形成されており、該水抜き孔34は、図5に示す如く、角孔(丸孔でもよい)に形成され、該水抜き孔34間は周囲壁31間を縦横に伸びる桟部35となっている。 載置台4は、平面視で前記育苗箱3と略同一の長方形状を呈した上下開放の筒状に形成されており、該載置台4の上面に形成された水平な載置面41に前記育苗箱3の平板部33を重合させ、これによって該育苗箱3を載置台4に重ねた状態で載置することにより、該載置台4の上側の開口は、育苗箱3によって略密閉されることとなる。 【0012】 また、載置台4は、図4に示す如く、その高さHが載置台4に載置された育苗箱3の底壁32と載置台4の底面側の開口縁41aとの間隔hよりも十分に大きなものとなるように形成されており、これによって、載置台4を介して育苗箱3を育苗棚12上に載置すると、育苗箱3の底壁32と育苗棚12の上面との間には、載置台4によって周囲を包囲された内部空間Sによる空気層が形成されることとなる。 さらに、載置台4は、透明若しくは半透明の合成樹脂によって形成されており、外方からの光が載置台4を貫通して前記内部空間Sに到達可能となるため、図4の如く載置台4の上下の開口縁41a、41bが育苗箱3と育苗棚12に覆われた場合にも、前記内部空間Sを明るく保つことが可能となる。 【0013】 セルトレイ2の各ポット20内にはそれぞれ、床土5が充填されており、該床土5に多数の孔を有する芯材6が埋設され、該芯材6の上面に設けられた座61に向けてたばこの種子7が播種されている。また、該種子7は、床土5及び芯材6の表面と共に覆土8によって覆われており、これによって芯材6は、その周囲面62と底面63を床土5及び覆土8(以下、充填土壌という)によって包囲されることとなる。 尚、床土5及び覆土8は、赤玉土、腐葉土、黒土、バーミキュライト、パーライト等を所定分量ずつ配合して構成される。 【0014】 前記芯材6は、セルトレイ2のポット20と略相似形状の逆四角形錐台形状に形成され、上述の如く種子7が播種される座61を上面に有すると共に、床土5に包囲される周囲面62及び底面63を有している。 また、芯材6は、自然環境下において強度が劣化して分離する脂肪族ポリエステル等の生分解性プラスチック素材によって構成され、これを上述の如く逆四角形錐台形状の塊に形成したものが用いられるが、必要に応じて前記生分解性プラスチック素材を不織布化したり、織化したり、或いは、薄膜化したものを重ねてマット状としたものを採用しても構わない。 【0015】 そして、図6に示す如く、播種が完了したセルトレイ2を収容した育苗箱3を載置台4に載置した状態で育苗施設10の棚台11の育苗棚12上に載置し、該育苗施設10内で所要期間育苗に供させることにより、図3に示す如く、セルトレイ2の各ポット20内に たばこの根鉢付き苗9が育苗される。 従って、本育苗装置1を用いて育苗される根鉢付き苗9においては、ポット20によって形成された根鉢91を有しており、該根鉢91は、芯材6の座61から周囲面62及び底面63に向けて芯材6の内部を貫通する複数本の根9aを有し、芯材6及び充填土壌に該複数本の根9aを絡ませてこれらを保持させることにより形成されている。 【0016】 該根鉢91の中心部には、芯材6が前記複数本の根9aを絡ませた状態で位置しており、これによって、根鉢91の中心部が強化されて移植時の根鉢中心部の崩落が防がれるのである。 また、前記複数本の根9aは、芯材6の座61、周囲面62及び底面63にて該芯材6と大きな接触面積で接触する充填土壌を芯材6と共に保持するので、根鉢91の中心部を構成する芯材6と該芯材6を包囲して根鉢91の外部を構成する充填土壌とが一体となった強固な根鉢91が形成されるのである。 【0017】 上述の育苗装置1を使用した育苗方法について、図1を用いて説明する。 播種装置を用いて播種する場合、セルトレイ2を収容した育苗箱3を搬送しながら、(a)に示す如く土入れ機構でセルトレイ2の各ポット20内に床土5を充填し、その後、(b)に示す如く型付けローラで床土5のポット20内の中心となる位置にくぼみを型付けし、その後、該くぼみに芯材6を挿入し、該芯材20を押さえつけローラで上から押さえ付け、これによって、(c)に示す如く床土5に芯材6を埋設する。 続いて、(d)に示す如く、たばこの種子7を芯材6の座61上に播種し、その後に(e)に示す如く覆土8を供給し、またその前後で灌水を行う。そして、播種作業完了後の育苗装置1を育苗施設10に収容して所要期間育苗に供させる。 【0018】 尚、各ポット20への播種は、播種装置の播種機構を用いて行うことが可能であり、また、播種機を使用せずに作業者の手によって播種を行うことももちろん可能である。 この育苗期間において、種子7から伸びる複数本の根9aは、種子7が芯材6の座61に播種されているため、(f)に示す如く、芯材6の多数の孔内に容易に伸びて芯材6の内部に向けて伸長した後、芯材6の周囲面62及び底面63から貫通して該芯材6周囲の充填土壌に伸びる。こうして、複数本の根9aが芯材6と充填土壌に絡まることにより、根鉢91の中心部を構成する芯材6と該芯材6を包囲して根鉢91の外部を構成する充填土壌とが一体となった強固な根鉢91が形成されるのである。 【0019】 このとき、育苗期間を短縮することにより、複数本の根9aがポット20の内周壁の周囲に沿って伸び、これに伴って根鉢91の中心部の根9aが疎な状態となる場合にも、該根鉢91の中心部には、塊状の芯材6が複数本の根9aを絡ませた状態で位置しており、これによって根鉢91の中心部が強化されているため、根鉢91全体が崩れにくくなり、移植機等による苗の抜き取りミスや植付ミスの発生が防止されるのである。 育苗施設にて育苗された根鉢付き苗9は、所要の育苗期間を経た後、図2の(a)に示す如く、圃場の畝Fに移植される。かかる移植に際しては、移植機の苗分送機構によって各ポット20と根鉢付き苗9とがそれぞれ分離され、その後に植付機構によって前記根鉢突き苗9が畝Fに植え付けられる。 【0020】 このとき、生長した複数本の根9aの先端部や細根は、これらが絡みついている芯材6 及び充填土壌に覆われているため、移植時に細根に損傷を与えることはなく、移植機による根鉢付き苗9の移植が移植後の該根鉢付き苗9の複数本の根9aの生長に悪影響を及ぼすことはない。 また、図2の(b)に示す如く、芯材6は自然環境下において脆化し、腐食して分解、消失するため、該芯材6が根鉢付き苗9の根9aの生長にも該根鉢付き苗9が移植された畝Fの土壌にも悪影響を及ぼすことはない。そして、畝Fに移植された根鉢付き苗9は、芯材6の消失と前後して、根鉢91から畝Fの土壌に向けて複数本の根9aを伸ばして生長することとなる。 【0021】 上述の育苗施設10内での育苗期間において、育苗箱3がその平板部33を載置台4の載置面41上に載せた状態で育苗棚12上に載置されることにより、図3に示す如く、周囲壁31及び底壁32が載置台4の内周壁40aに包囲され、これによって育苗箱3の底壁33の下方、即ちセルトレイ2の各ポット20のポット底壁22の下方には、載置台4の内周壁40a及び育苗箱3により周囲と上部を包囲された内部空間Sによる空気層が形成され、該空気層によって、セルトレイ2の各ポット20内で育苗されている苗9の根9aのエアープルーニング現象が促されるのである。即ち、空気層に根9aが到達することにより、該根9aはその伸長を停止され、それと共に根9aの基部で新たな分枝を発生させ、この新たな分枝によって生じた根9aは同様に前記空気層に到達することによって伸長を停止し、さらなる分枝を発生させるのである。 【0022】 このため、図4に示す如く、根9aが各ポット20のポット孔23及び育苗箱3の水抜き孔34から突き出してポット20のポット底壁22や育苗箱3の底壁32の桟部35に絡みつくことはない。 また、図中に矢印で示す如く、育苗棚12の隙間から前記内部空間Sに向けて暖気が送り込まれることにより、該内部空間Sに加温空気による空気層が保有されることとなり、該空気層によってセルトレイ20の底部が加温また保温状態となって複数本の根9aの伸長が促進されるのである。 【0023】 従って、育苗施設10内での育苗期間を短縮させた場合にも、根9aは育苗箱3の下方に突き出ることなく各ポット20内で十分に伸長することとなり、これによって、根9aの密度が高められて引き締まった根鉢91を有する良苗が形成される。 また、このとき、エアープルーニング現象を発生させる空気層は、載置台4、育苗箱3及び育苗棚12に包囲されているので、暖められて周囲よりも軽くなった空気が内部空間Sから外部に漏れ出すことは少なく、また、前記空気層は、周囲よりも暖かい空気が内部空間Sに滞留することによって周囲に対して正圧状態となっているため、載置台4の外方の低温の空気が内部空間Sに入り込んでくることも防止される。 【0024】 さらに、載置台4は、その内部空間Sに外部からの光を通すべく透明若しくは半透明の材料によって形成されているため、内部空間Sは明るい空間となり、これによって、根鉢付き苗9の複数本の根9aは空気層に到達すると共に該空気層の明るさにも反応してその伸長を停止するのである。 また、例えば図6に示す如く、太陽光等の外部からの光によって前記内部空間の空気層を加温することも可能であり、これによって、空気層の温度管理が容易となると共に低コスト化が図られるのである。 【0025】 以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので はない。例えば、セルトレイ2を用いず、育苗箱3に直接に床土5を充填し、該床土5に播種して育苗を行うことも可能である。また、育苗棚12に熱線等を配備し、該熱線により前記内部空間Sに熱を供給して前記空気層を加温することも可能である。 また、載置台4は、底壁に多数の孔を有する上部開放箱形状に形成されたものを採用しても良く、育苗箱3の下方に周囲が包囲された空気層を形成するものであれば、四角錐台形状等の形状を採用しても良い。該四角錐台形状の載置台4においては、育苗箱3を載置した姿勢が安定し、また、複数の載置台4を重合して積み重ねることが可能となり、育苗装置1の収納時の省スペース化が図られる。また、対向する内周壁間を連結部材で連結して強度を向上させたものを採用することももちろん可能である。 【0026】 さらに、芯材6は、自然環境下において強度が劣化して分解する、例えば、綿、麻、椰子等のセルロース系素材によって形成することも可能であり、これを上述の如く不織布化したり、織化したり、或いは薄膜化したものを単に層状に重ねてマット状としたものを用いた構成であっても良く、芯材6を形成する材料としては、根鉢付き苗9の根鉢91及び該根鉢付き苗9の移植後の土壌に悪影響を与えないものであれば、上記以外の材料を採用することも可能である。 また、これに伴って、芯材6をポット20の形状に応じて種々の形状に変更することが可能であり、芯材6とポット20のポット21周壁及びポット底壁22との間に適度な空間を形成することができると共に、該空間にバランス良く充填土壌を充填して該充填土壌によって芯材6を包囲することが可能であれば、上記以外の形状、例えば、角柱状、円柱状、半球状等の形状とすることも可能である。 【0027】 さらに、上述の実施形態は、たばこ以外の作物、例えば、キャベツ、白菜、レタス、玉葱等の作物に採用することも可能であり、セルトレイ2も、例えば、8個×16個、10個×20個、12個×24個等のポット配列を採用しても良く、各ポット20の形状も、例えば、角錐状、円錐状、角柱状、円柱状、半球形状等の形状を採用しても構わない。 【図面の簡単な説明】 【0028】 【図1】本発明の育苗装置を用いた育苗方法の順序を示す要部断面図である。 【図2】本発明の育苗装置を用いて育苗された根鉢付き苗の畝への植え付け状態を示す断面図である。 【図3】本発明の育苗装置を用いて根鉢付き苗を育苗している状態示す要部断面図である。 【図4】本発明の育苗装置を示す側部断面図である。 【図5】本発明の育苗装置を示す斜視図である。 【図6】本発明の育苗装置を育苗施設に収容した状態を示す側面図である。 【符号の説明】 【0029】 1 育苗装置 2 セルトレイ 3 育苗箱 4 載置台 5 床土 6 芯材 7 種子 8 覆土 9 根鉢付き苗 9a 根 10 育苗施設 12 育苗棚 20 ポット 21 ポット周壁 22 ポット底壁 23 ポット孔 31 周囲壁 32 底壁 33 平板部 34 水抜き孔 41 載置面 91 根鉢
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成16年3月26日(2004.3.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2005−278411(P2005−278411A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−93294(P2004−93294) |
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