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【発明の名称】 育苗箱処理施設
【発明者】 【氏名】山口 正人
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【氏名】中塩 智之
【住所又は居所】栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株式会社スズテック内

【要約】 【課題】積み重ねられた育苗箱の上部又は下部から、育苗箱を取り出して台車の棚部に移す育苗箱処理施設において、構造の複雑化及び重量増加を抑える。

【解決手段】育苗箱分離機構3によって取り出された育苗箱1が支持部4に受け取られて、育苗箱1を支持した支持部4が台車5の所望の棚部5aの位置に位置するように、支持部4を昇降駆動する。育苗箱1を支持した支持部4が台車5の所望の棚部5aの位置に位置した状態で、押し部16が退避位置から押し出し位置に移動し、押し部16が支持部4の育苗箱1を台車5の所望の棚部5aに移すように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
積み重ねられた育苗箱を支持する積み重ね部と、前記積み重ね部に支持された育苗箱の上部又は下部から育苗箱を取り出す育苗箱分離機構とを備え、
前記育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱を受け取って支持する支持部と、前記支持部を上下方向に昇降駆動する昇降機構と、前記支持部の昇降範囲に亘る縦長の押し部と、前記押し部を支持部から離れた退避位置及び支持部の育苗箱を押し出す押し出し位置に亘って移動駆動する駆動機構とを備えると共に、
所定間隔を開けて上下方向に配置された多数の棚部を備えた台車が所定位置に配置された状態において、
前記育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱を受け取る受け取り位置に支持部が位置するように、前記昇降機構を作動させる第1制御手段と、
育苗箱を支持した前記支持部が台車の所望の棚部の位置に位置するように、前記昇降機構を作動させる第2制御手段と、
育苗箱を支持した前記支持部が台車の所望の棚部の位置に位置した状態で、前記押し部が退避位置から押し出し位置に移動し、前記押し部が支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移すように、前記駆動機構を作動させる第3制御手段とを備えてある育苗箱処理施設。
【請求項2】
前記押し部が支持部の内側を干渉せずに移動可能に構成して、
前記第3制御手段により駆動機構が作動し押し部が押し出し位置に移動して支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移すと、前記押し部が押し出し位置から退避位置に移動を開始する前に、又は前記押し部が押し出し位置から退避位置に移動している途中に、前記第1制御手段により昇降機構が作動し支持部が受け取り位置への移動を開始するように構成してある請求項1に記載の育苗箱処理施設。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、積み重ねられた育苗箱(空の育苗箱や播種済みの育苗箱等)の上部又は下部から、育苗箱(例えば1個又は2〜6個程度)を取り出して台車の棚部に移す育苗箱処理施設に関する。
【背景技術】
【0002】
稲用の育苗箱処理施設では、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。特許文献1では、積み重ねられた育苗箱を支持する積み重ね部(特許文献1の第1図の19)、積み重ね部に支持された育苗箱の上部から育苗箱を取り出す育苗箱分離機構(特許文献1の第1図のE)、育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱を受け取って支持する昇降ユニット(特許文献1の第1図及び第8図の73)を備えている。育苗箱を押し出す押し出し機構(特許文献1の第1図及び第8図の2)が昇降ユニットに備えられており、昇降ユニットを昇降駆動する昇降機構(特許文献1の第1図及び第8図の58,74)が備えられている。
【0003】
これにより特許文献1によると、積み重ね部に支持された育苗箱の上部の育苗箱が育苗箱分離機構によって取り出され、育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱が昇降ユニットに移される。次に育苗箱を支持した昇降ユニットが昇降機構により下降駆動されて、育苗箱を支持した昇降ユニットが台車(特許文献1の第1図のC)の所望の棚部(特許文献1の第1図の1)の位置に位置し、押し出し機構によって昇降ユニットの育苗箱が押し出されて台車の棚部に移される。次に昇降ユニットが昇降機構により上昇駆動されて、育苗箱分離機構によって取り出された次の育苗箱が昇降ユニットに移される。以上の操作が繰り返されることにより、積み重ねられた育苗箱が分離されて台車の棚部に移される。
【0004】
稲用の育苗箱処理施設では、前述の特許文献1に対して例えば特許文献2に開示されているようなものがある。特許文献2では、積み重ねられた育苗箱を支持する積み重ね部(特許文献2の図3の12)、積み重ね部に支持された育苗箱の上部から育苗箱を取り出す育苗箱分離機構(特許文献2の図3の14,21,22)、育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱を受け取って支持する棚エレベータ(特許文献2の図3の6)、及び押し出し機構(特許文献2の図3の7)を備えている。棚エレベータは、回転駆動されるチェーン(特許文献2の図3の23)に、多数の棚部材(特許文献2の図3の24)を備えて構成されており、チェーンを回転駆動することにより棚エレベータの棚部材を昇降駆動することができる。
【0005】
これにより特許文献2によると、積み重ね部に支持された育苗箱の上部の育苗箱が育苗箱分離機構によって取り出され、育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱が棚エレベータの上端の棚部材に移される。次に棚エレベータの棚部材の全体が所定ピッチだけ下降駆動されて、育苗箱分離機構によって取り出された次の育苗箱が棚エレベータの次の上端の棚部材に移される。以上の操作が繰り返されて棚エレベータの全ての棚部材に育苗箱が移されると、押し出し機構により棚エレベータの全ての棚部材の育苗箱が同時に押し出されて、台車(特許文献2の図3の8)の棚部(特許文献2の図3の8a)に移される。
【0006】
【特許文献1】特開平4−81410号公報(第1図及び第8図)
【特許文献2】特開平11−165875号公報(図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、昇降駆動される昇降ユニット(特許文献1の第1図及び第8図の73)に、押し出し機構(特許文献1の第1図及び第8図の2)が備えられている。
これにより、特許文献1のように、昇降駆動される昇降ユニットに押し出し機構を備える場合、押し出し機構を構成する押し部、押し部を往復移動させるチェーン、チェーンを支持する駆動軸及びスプロケット、駆動軸を回転駆動するモータ等の全ての部材を、昇降ユニットに備えなければならないので、昇降ユニットの構造の複雑化及び重量増加を招くことになり、改善の余地がある。
【0008】
特許文献2では、棚エレベータの全ての棚部材に育苗箱が移された状態で、押し出し機構により棚エレベータの全ての棚部材の育苗箱を同時に台車の棚部に移す場合に、棚エレベータの全ての棚部材の位置と台車の全ての棚部の位置とが合致していないと、押し出し機構により棚エレベータの全ての棚部材の育苗箱を同時に台車の棚部に移すことができない。
この場合、特許文献2では、回転駆動されるチェーン(特許文献2の図3の23)に多数の棚部材(特許文献2の図3の24)を備えて、棚エレベータが構成されているので、長期の使用によってチェーンが延びることがあり、棚エレベータの全ての棚部材の位置が台車の全ての棚部の位置に合致しないような状態になることがある。これにより、前述のような状態になると、棚エレベータの棚部材の位置を調節する必要が生じるのであるが、棚エレベータの多数の棚部材の位置を調節することは手間の要する作業となるので、改善の余地がある。
【0009】
本発明は、積み重ねられた育苗箱(空の育苗箱や播種済みの育苗箱等)の上部又は下部から、育苗箱(例えば1個又は2〜4個程度)を取り出して台車の棚部に移す育苗箱処理施設において、構造の複雑化及び重量増加を抑えながら、調節等のような手間を要する作業が少なくなるように構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、育苗箱処理施設において次のように構成することにある。
積み重ねられた育苗箱を支持する積み重ね部と、積み重ね部に支持された育苗箱の上部又は下部から育苗箱を取り出す育苗箱分離機構と、育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱を受け取って支持する支持部と、支持部を上下方向に昇降駆動する昇降機構と、支持部の昇降範囲に亘る縦長の押し部と、押し部を支持部から離れた退避位置及び支持部の育苗箱を押し出す押し出し位置に亘って移動駆動する駆動機構とを備える。
所定間隔を開けて上下方向に配置された多数の棚部を備えた台車が所定位置に配置された状態において、育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱を受け取る受け取り位置に支持部が位置するように、昇降機構を作動させる第1制御手段を備える。育苗箱を支持した支持部が台車の所望の棚部の位置に位置するように、昇降機構を作動させる第2制御手段を備える。育苗箱を支持した支持部が台車の所望の棚部の位置に位置した状態で、押し部が退避位置から押し出し位置に移動し、押し部が支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移すように、駆動機構を作動させる第3制御手段を備える。
【0011】
(作用)
本発明の第1特徴によると、例えば図15に示すように、支持部4が受け取り位置に位置している状態において、例えば図16及び図17に示すように、育苗箱分離機構3によって取り出された育苗箱1が支持部4に移されるのであり、例えば図17から図18に示すように、育苗箱1を支持した育苗部4が台車5の所望の棚部5aの位置に位置するように、育苗箱1を支持した支持部4が昇降駆動される。この後に、例えば図18から図19に示すように、押し部16が退避位置から押し出し位置に移動駆動されて、押し部16が支持部4の育苗箱1を台車5の所望の棚部5aに移す。以上の操作を繰り返すことによって、台車5の棚部5aに育苗箱1を移すことができる。
【0012】
本発明の第1特徴によると、育苗箱分離機構によって取り出された育苗箱を受け取って支持する支持部と、支持部の育苗箱を台車の棚部に移す押し部とが別々に備えられているので(特許文献1のように、支持部に押し部が備えられていないので)、支持部の構造の複雑化及び重量増加を招くことがない。
この場合、押し部が支持部の昇降範囲に亘る縦長に構成されているので、支持部が昇降範囲のどの位置に位置していても、押し部を退避位置から押し出し位置に移動駆動することにより、押し部が支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移すことができるのであり、支持部が昇降駆動されるのに伴って押し部が昇降駆動されるように構成する必要がない。
【0013】
特許文献2のように、棚エレベータの全ての棚部材に育苗箱が移された状態で、押し出し機構により棚エレベータの全ての棚部材の育苗箱を押し出して台車の棚部に移すと言うような構造を、本発明の第1特徴は備えていない。これにより棚エレベータの全ての棚部材の位置と台車の全ての棚部の位置とが合致していないと、押し出し機構により棚エレベータの全ての棚部材の育苗箱を押し出して台車の棚部に移すことができないと言うような特許文献2の不具合は、本発明の第1特徴では生じない。
【0014】
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、積み重ねられた育苗箱(空の育苗箱や播種済みの育苗箱等)の上部又は下部から、育苗箱(例えば1個又は2〜4個程度)を取り出して台車の棚部に移す育苗箱処理施設において、支持部と押し部とを別々に備えるように構成することにより(支持部に押し部を備えないように構成することにより)、支持部の構造の複雑化及び重量増加を抑えることができるようになって、育苗箱処理施設の構造の簡素化及び軽量化の面で有利なものとなった。
【0015】
本発明の第1特徴によると、押し部を支持部の昇降範囲に亘る縦長に構成することにより、支持部が昇降範囲のどの位置に位置していても、押し部が支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移すことができるのであり、支持部が昇降駆動されるのに伴って押し部が昇降駆動されるように構成する必要がないので、押し部の構造の簡素化の面でも有利なものとなった。
【0016】
本発明の第1特徴によると、棚エレベータの全ての棚部材の位置と台車の全ての棚部の位置とが合致していないと、押し出し機構により棚エレベータの全ての棚部材の育苗箱を同時に台車の棚部に移すことができないと言うような不具合は生じることがなく、棚エレベータの多数の棚部材の位置を調節すると言う手間の要する作業を行う必要が無いので、育苗箱処理施設のメンテナンス性を向上させることができた。
【0017】
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の育苗箱処理施設において次のように構成することにある。
押し部が支持部の内側を干渉せずに移動可能に構成する。第3制御手段により駆動機構が作動し押し部が押し出し位置に移動して支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移すと、押し部が押し出し位置から退避位置に移動を開始する前に、又は押し部が押し出し位置から退避位置に移動している途中に、第1制御手段により昇降機構が作動し支持部が受け取り位置への移動を開始するように構成する。
【0018】
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[I]に記載のように、育苗箱を支持した育苗部が台車の所望の棚部の位置に昇降駆動され、押し部が退避位置から押し出し位置に移動駆動されて、押し部が支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移し換えると、この後に支持部を受け取り位置に昇降駆動させ、押し部を押し出し位置から退避位置に移動駆動して、育苗箱分離機構によって取り出された次の育苗箱に備える必要がある。
この場合、押し部を押し出し位置から退避位置に移動駆動してからでないと、支持部を受け取り位置に昇降駆動できない構成であると、支持部の受け取り位置への昇降駆動が遅れて、育苗箱処理施設の全体の処理能率が低下する。
【0019】
本発明の第2特徴によると、押し部が支持部の内側を干渉せずに移動可能に構成されており、支持部と押し部とが互いに干渉せずに、支持部が独立に昇降駆動され、押し部が独立に移動駆動される。
これにより、本発明の第2特徴によると、押し部が退避位置から押し出し位置に移動駆動されて、押し部が支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移した後において、押し部を押し出し位置から退避位置に移動駆動しなくても、先に支持部を受け取り位置に昇降駆動することができるのであり(又は、押し部を押し出し位置から退避位置に移動駆動するのと同時に、支持部を受け取り位置に昇降駆動することができるのであり)、押し部を押し出し位置から退避位置に移動駆動してから、支持部を受け取り位置に昇降駆動する必要がない。
【0020】
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、押し部が退避位置から押し出し位置に移動駆動され、押し部が支持部の育苗箱を台車の所望の棚部に移した後において、押し部を押し出し位置から退避位置に移動駆動しなくても、先に支持部を受け取り位置に昇降駆動することができ(又は、押し部を押し出し位置から退避位置に移動駆動するのと同時に、支持部を受け取り位置に昇降駆動することができ)、支持部の受け取り位置への昇降駆動が遅れると言うようなことが少なくなり、育苗箱処理施設の全体の処理能率を向上させることができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
[1]
図1は育苗箱処理施設の全体を示しており、上下方向の第1支柱6、第2支柱7及び第3支柱8(図8参照)等に、横方向の第1フレーム9、第2フレーム10、及び第3フレーム14(図2,8,11参照)等が連結されて、育苗箱処理施設の全体が構成されている。積み重ね部2が第1支柱6に昇降自在に支持され、第1及び第3支柱6,8に亘って連結された支持レール12に育苗箱分離機構3が移動自在に支持されている。支持部4が第3支柱8と平行に昇降自在に支持されており、第2支柱7に押し部16が備えられている。
【0022】
次に、積み重ね部2及び積み重ね部2の付近の構造について説明する。
図1及び図2に示すように、ローラー2aにより第1支柱6に沿って移動自在に支持された右及び左の移動部材2b、右及び左の移動部材2bに亘って連結された支持フレーム2c、支持フレーム2cから後方に片持ち状に延出された4個の支持アーム2dを備えて積み重ね部2が構成されている。第1支柱6に沿ってチェーン17が巻回されて、チェーン17が移動部材2bに連結されており、チェーン17を回転駆動する駆動機構30が第3フレーム14に備えられている。これにより、駆動機構30によってチェーン17を回転駆動することにより、積み重ね部2が第1支柱6に沿って上下方向に昇降駆動される。図1及び図2に示すように、積み重ね部2の下方の床面に、移動機構31が備えられており、移動機構31は床面に沿って配置されたチェーン31aに、爪部31bを備えて構成されている。
【0023】
育苗箱処理施設とは別の播種施設(図示せず)において、空の育苗箱1に床土の供給、灌水、播種及び覆土の供給が行われ、播種の終了した育苗箱1が直接に積み重ねられて、発芽室(図示せず)において発芽させられる。図1及び図2に示すように、積み重ねられて発芽の終了した育苗箱1が、発芽台車32に4組載せられて運ばれてくるのであり、発芽台車32を移動機構31の端部に位置させる。次に移動機構31のチェーン31aを図1の紙面時計方向に回転駆動すると、図13に示すように、移動機構31の爪部31bが発芽台車32に係合して、発芽台車32が第1支柱6に接する位置まで引き込まれるのであり、これによって積み重ね部2の支持アーム2dが、4組の積み重ねられた育苗箱1の下側(発芽台車32の下部)に入り込む。
【0024】
図13から図14に示すように、次に積み重ね部2(支持アーム2d)を上昇駆動すると、4組の積み重ねられた育苗箱1が積み重ね部2の支持アーム2dに支持されて発芽台車32から持ち上げられるのであり、移動機構31のチェーン31aを図14の紙面反時計方向に回転駆動すると、移動機構31の爪部31bによって空の発芽台車32が戻される。
【0025】
図1に示すように、緑化台車5が備えられている。緑化台車5は所定の上下間隔(育苗箱1の上下幅よりも充分に大きな間隔)で配置された棚部5a及び車輪5bを備えて構成されており、1つの棚部5aに4個の育苗箱1が載置可能である。
第3支柱8の横側の床面に、案内レール33及び移動機構34が備えられており、移動機構34は床面に沿って配置されたチェーン34aに、爪部34bを備えて構成されている。
【0026】
[2]
次に、育苗箱分離機構3について説明する。
図1及び図2に示すように、平面視で枠状に構成されたフレーム11が備えられ、第1及び第3支柱6,8に亘って支持レール12が連結されており、フレーム11が支持レール12に沿って移動自在に支持されている。支持レール12に沿ってチェーン13が巻回されて、チェーン13がフレーム11に連結されており、チェーン13を回転駆動する駆動機構15が第2フレーム10に備えられている。これにより、駆動機構15によってチェーン13を回転駆動することにより、フレーム11が支持レール12に沿って移動駆動される。
【0027】
図1,2,3,4に示すように、平板状の上部支持部18がフレーム11の下部の略全面に亘って固定され、上部支持部18の下側に4個の平板状の保持部19が配置されており、保持部19の長手方向(図4の紙面上下方向)が、図2の紙面左右方向となるように(育苗箱1の長手方向と同じ方向となるように)、4個の保持部19が配置されている。1個の保持部19に対して3個のボス部20が上部支持部18に備えられ、丸棒状の接続部材21が端部のボス部20に上下スライド自在に挿入されており、丸棒状の検出部材22が中央のボス部20に上下スライド自在に挿入されている。
【0028】
図3及び図4に示すように、接続部材21及び検出部材22の下端に円錐部21a,22aが固定され、円錐部21a,22aの下端にリング状のフランジ部21b,22bが固定されており、接続部材21の上端にナット21cが取り付けられている。検出部材22の上端に平面状の切り欠き部22cが形成され、検出部材22の上端にストッパー22dが固定されて、ボス部20に固定された凸部20aが検出部材22の切り欠き部22cに入り込んでおり、検出部材22の上端を検出する近接センサー23が上部支持部18に備えられている。
【0029】
これにより、図3及び図4に示すように、所定長さ(図3に示すように接続部材21のナット21cがボス部20に載る状態)から、接続部材21がボス部20に対し上方にスライド可能(収縮可能)であり、所定長さ(図2に示すように接続部材21のナット21cがボス部20に載る状態)から、接続部材21がボス部20に対し下方にスライド不可(伸長不可)な状態となっている。検出部材22の切り欠き部22c及びストッパー部22dの範囲で、検出部材22が上下スライド自在な状態となっている。
【0030】
図3及び図4に示すように、円筒状の3個の接続部24が保持部19に固定され、接続部24の天井部分に円形の開口24aが備えられており、接続部24の開口24aを通して、接続部材21及び検出部材22の円錐部21a,22a及びフランジ部21b,22bが接続部24の内部に挿入されている。この場合、接続部24の開口24aの内径が、接続部材21及び検出部材22の円錐部21a,22aの下端の外径と略同じ(又は接続部材21及び検出部材22の円錐部21a,22aの下端の外径よりも少し大きめ)に設定されており、接続部材21及び検出部材22のフランジ部21b,22bの外径が、接続部24の開口24aの内径よりも大きなものに設定されている。
【0031】
図3及び図4に示すように、育苗箱1の長手方向の端部に対応する保持部19の部分と上部支持部18とに亘り、接続部材21及び接続部24が位置している。保持部19の中央部分に、検出部材22及び接続部24が位置している。保持部19の平面視において、接続部材21及び検出部材22を結ぶ線分が、育苗箱1の長手方向と交差している(保持部19の平面視において、接続部材21及び検出部材22を結ぶ線分が、育苗箱1の対角線の方向となっている)。
【0032】
図3及び図4に示すように、保持部19の下面に2本のガイドロッド26が育苗箱1の長手方向に沿って固定され、アングル部材状の保持部材27がガイドロッド26にスライド自在に支持されており、保持部材27をスライド駆動するアクチュエータ28が保持部19に固定されている。保持部材27の内側部分に硬質のスポンジ部材27a及び支持ピン27bが固定され、保持部材27の外側部分に分離機構29が固定されており、分離機構29は操作部29aを高速で斜め下方に繰り返して突出するように構成されている。斜め外方に広がるように傾斜した案内部材25が、保持部19の4箇所の角部に固定されており、保持部材27の外側に案内部材25が位置している。
以上のようにして構成された4個の保持部19が上部支持部18の下側に配置されており、4個の保持部19により育苗箱分離機構3が構成されている。
【0033】
[3]
次に、支持部4について説明する。
図5,7,8に示すように、第3支柱8の下部に亘って横フレーム35が連結されて、第3フレーム14と横フレーム35とに亘って3本の支持レール41が、所定間隔(育苗箱1の長手方向の幅よりも少し大きい)を置いて連結されている。第3フレーム14に駆動軸36が回転自在に支持され、駆動軸36を回転駆動する昇降機構37が備えられており、駆動軸36に3個のスプロケット36a固定されている。横フレーム35に従動軸38が回転自在に支持され、従動軸38に3個のスプロケット38aが固定されており、駆動軸36及び従動軸38のスプロケット36a,38aに亘って、3本のチェーン39が巻回されている。
【0034】
図5,7,8,9,10に示すように、3個の平板状の支持部4が備えられており(中央の支持部4の横幅が、右及び左の支持部4の横幅の約2倍)、支持部4に移動部材4aが固定されて、移動部材4aに4個のローラー4bが備えられている。4個のローラー4bにより支持レール41を挟み込むようにして、移動部材4aが支持レール41に支持され、支持部4が支持レール41に沿って上下方向に移動自在に支持されており、3個の平板状の支持部4が同じ位置に位置するように、3個の支持部4の移動部材4aがチェーン39に連結されている。
【0035】
図7,9,10に示すように、右及び左の支持部4において、斜めの案内板4cが支持部4の移動部材4aに固定されており、左の支持部4の移動部材4aに近接センサー40が備えられている。中央の支持部4において、仕切り板4dが備えられ、中央の支持部4の移動部材4aの右及び左の横側に案内板4eが備えられている。図7、8、10に示すように、縦長の指標部材42が左の支持レール41に固定されており、後述するように緑化台車5の棚部5aに対応する指標部材42の位置に、凸部42aが備えられている。
これにより、昇降機構37によってチェーン39を回転駆動することにより、3個の支持部4が支持レール41に沿って上下方向に昇降駆動されるのであり、近接センサー40による指標部材42の凸部42aの検出に基づいて、3個の支持部4を指標部材42の凸部42aの位置で停止させることができる。
【0036】
[4]
次に、押し部16について説明する。
図6,8,12に示すように、縦長の4本の押しフレーム49が備えられており、2本の押しフレーム49が横フレーム50によって連結されて、2本の押しフレーム49が一体の構造物に構成されている。縦長の丸棒状の2本の押し部16が横フレーム50に取り付けられており、2本の押しフレーム49に対して2本の押し部16が取り付けられた状態となっている。
【0037】
図1及び図6に示すように、緑化台車5が案内レール33の所定位置(支持部4の横側の位置)に配置された状態において、緑化台車5の最下段の棚部5a及び最上段の棚部5aの範囲(支持部4の昇降範囲に相当)に亘る長さに、押し部16の長さが設定されている。図12に示すように、雄ネジ部を備えたロッド16aが押し部16から延出されて横フレーム50の連結孔に挿入され、ナット51により押し部16のロッド16aが横フレーム50に固定されており、押しフレーム49及び横フレーム50に対する押し部16の姿勢をナット51により微調節することができる。
【0038】
図6,7,11に示すように、第2支柱7の上部及び下部に亘って横フレーム43,44が連結されており、横フレーム43,44に亘って4本の支持レール45が連結されている。支持レール45の下部に2本の支持軸46が備えられ、2本の支持軸46に2本の第1リンク47が上下に揺動自在に支持され、4本の第1リンク47が備えられており、第1リンク47の各端部が押しフレーム49の上部に上下スライド自在且つ揺動自在に支持されている。
【0039】
図6,7,11に示すように、第2リンク48が支持レール45の上部に上下スライド自在且つ揺動自在に支持されて、4本の第2リンク48が備えられており、第2リンク48の各端部が押しフレーム49の下部の横軸芯P1周りに揺動自在に連結され、第1及び第2リンク47,48の中間部が横軸芯P2周りに揺動自在に連結されている。4本の第2リンク48に亘って駆動フレーム52が接続されており(駆動フレーム52に4本の第2リンク48が揺動自在に連結されており)、横フレーム44と駆動フレーム52とに亘って、往復動型式のエアシリンダ53(駆動機構に相当)が接続されている。
【0040】
以上の構造により、図6,7,8に示すように、第1及び第2リンク47,48、横フレーム49がパンタグラフ状に構成されて、第1及び第2リンク47,48、横フレーム49、押し部16が、中央の支持部4と右の支持部4との間に位置し、中央の支持部4と左の支持部4との間に位置する状態となっている。エアシリンダ53により駆動フレーム52を上下に昇降駆動し、第2リンク48を支持レール45に沿って上下に昇降駆動すると、支持部4から離れた退避位置(図5参照)及び支持部4の育苗箱1を押し出す押し出し位置(図7の二点鎖線参照)に亘って、押し部16が支持部4の間を通って移動駆動される。
【0041】
[5]
次に、育苗箱処理施設の全体の作動の流れについて説明する。
図13に示す状態は、4組の積み重ねられた育苗箱1が積み重ね部2に載置され、空の緑化台車5が案内レール33の所定位置(支持部4の横側の位置)に配置された状態である。この状態で、保持部19(育苗箱分離機構3)が4組の積み重ねられた育苗箱1の上方に位置して、支持部4が上方の受け取り位置に位置しており、押し部16が退避位置に位置している。
【0042】
図13から図14に示すように、積み重ね部2が上昇駆動される。4組の積み重ねられた育苗箱1において、図3に示すように、上部の育苗箱1がガイドロッド26に接当して保持部19を押し上げる状態となり、保持部19が上部の育苗箱1に沿う状態となる。4個の保持部19において検出部材22が押し上げられ、全ての検出部材22の上端が近接センサー23により検出されると、積み重ね部2が停止する。次にアクチュエータ28が収縮作動して保持部材27が上部の育苗箱1に押圧されて(保持部材27のスポンジ部材27aが上部の育苗箱1に押圧されて、保持部材27の支持ピン27bが上部の育苗箱1の縁部の下側に入り込んで)、上部の4個の育苗箱1が保持部19(育苗箱分離機構3)に保持される。
【0043】
図14から図15に示すように、積み重ね部2が下降駆動されると、図3に示すように上部の育苗箱1と一緒に保持部19が下降駆動され、接続部材21及び検出部材22が下方にスライド操作されて、接続部材21のナット21cがボス部20に接当すると、保持部19が下降できない状態となる。さらに積み重ね部2が下降駆動され、保持部19により上部の育苗箱1が積み重ねられた育苗箱1から分離されて、積み重ね部2が停止する。この場合、分離機構29の操作部29aが高速で斜め下方に繰り返して突出されて、保持部19に保持された上部の育苗箱1の一つ下段の育苗箱1が、分離機構29の操作部29aにより下方に押し操作されて、上部の育苗箱1と積み重ねられた育苗箱1とが強制的に分離される。
【0044】
前述のようにして、保持部19(育苗箱分離機構3)に4個の育苗箱1が保持されると図15から図16に示すように、4個の育苗箱1を保持した保持部19(育苗箱分離機構3)が、図16の紙面右方に移動駆動されて受け取り位置の支持部4の上方で停止する。次に図16から図17に示すように、支持部4が上昇駆動されて、図3に示すように、保持部19に保持された4個の育苗箱1に支持部4が接当して、支持部4が保持部19に保持された4個の育苗箱1を押し上げる状態となる。4個の保持部19において検出部材22が押し上げられ、全ての検出部材22の上端が近接センサー23により検出されると、支持部4が停止する。図3に示すように、アクチュエータ28が伸長作動して保持部材27が育苗箱1から離されて(保持部材27のスポンジ部材27aが育苗箱1から離され、保持部材27の支持ピン27bが育苗箱1から離されて)、保持部19(育苗箱分離機構3)に保持された4個の育苗箱1が支持部4に移される(図7参照)(以上、第1制御手段に相当)。
【0045】
前述のようにして、4個の育苗箱1が支持部4に移されると、図17から図18に示すように、4個の育苗箱1を支持した支持部4が、下降駆動されて緑化台車5の最下段の棚部5aの位置で停止する(以上、第2制御手段に相当)。これと同時に保持部19(育苗箱分離機構3)が図18紙面左方に移動駆動されて、図19に示すように、4組の積み重ねられた育苗箱1の上方の位置で停止する。図18から図19に示すように、押し部16が退避位置から支持部4の間を通って押し出し位置に移動駆動されるのであり(図7及び図8参照)、押し部16が支持部4に支持された育苗箱1に接当して、支持部4に支持された4個の育苗箱1が緑化台車5の最下段の棚部5aに移される(以上、第3制御手段に相当)。
【0046】
この場合、図8及び図10に示すように、緑化台車5の棚部5aの位置と指標部材42の凸部42aの位置とが一致しており、近接センサー40による指標部材42の凸部42aの検出に基づいて、支持部4を指標部材42の凸部42aの位置で停止させることによって、支持部4を緑化台車5の所望の棚部5aの位置で停止させることができる(以上、第2制御手段に相当)。
【0047】
前述のようにして、4個の育苗箱1が緑化台車5の最下段の棚部5aに移されると、図19から図20に示すように、支持部4が上昇駆動されて受け取り位置で停止するのであり、これと同時に押し部16が押し出し位置から支持部4の間を通って退避位置に移動駆動される。この場合、支持部4が受け取り位置に向けて上昇駆動され始めてから少し遅れて、押し部16が押し出し位置から支持部4の間を通って退避位置に移動駆動され始めるように構成したり、押し部16が押し出し位置から支持部4の間を通って退避位置に移動駆動され始めてから少し遅れて、支持部4が受け取り位置に向けて上昇駆動され始めるように構成したり、支持部4が上昇駆動されて受け取り位置で停止してから、押し部16が押し出し位置から支持部4の間を通って退避位置に移動駆動され始めるように構成すればよい。
【0048】
図20に示すように、4個の育苗箱1が緑化台車5の最下段の棚部5aに移されるのと同時に、図14及び図15と同様の操作が行われて、4組の積み重ねられた育苗箱1の上部の4個の育苗箱1が保持部19(育苗箱分離機構3)に保持されるのであり、4個の育苗箱1を保持した保持部19(育苗箱分離機構3)が、図20の紙面右方に移動駆動されて受け取り位置の支持部4の上方で停止する。
【0049】
次に図16及び図17と同様な操作が行われて、保持部19(育苗箱分離機構3)に保持された4個の育苗箱1が支持部4に移され、4個の育苗箱1を支持した支持部4が、下降駆動されて緑化台車5の下から2段目の棚部5aの位置で停止する。次に押し部16が退避位置から支持部4の間を通って押し出し位置に移動駆動されて、支持部4に支持された4個の育苗箱1が緑化台車5の下から2段目の棚部5aに移される。
【0050】
これにより、以上の操作が繰り返されて、緑化台車5の最下段の棚部5aから順番に上の棚部5aに、4個の育苗箱1が移されていく。緑化台車5の全ての棚部5aに育苗箱1が移されると、移動機構34のチェーン34aが回転駆動されて、移動機構34の爪部34bにより緑化台車5が案内レール33に沿って移動させられる。
【0051】
前述のように、育苗箱1が支持部4から緑化台車5の棚部5aに移される際に、育苗箱1から土等が緑化台車の下側の棚部5aにこぼれ落ちることがある。これにより、緑化台車5の最上段の棚部5aから順番に下の棚部5aに育苗箱1が移されていくように構成すると、緑化台車5の下側の育苗箱1が移されていない棚部5aに土等が堆積することがあり、この後に育苗箱1が支持部4から緑化台車5の下側の棚部5aにうまく移されないような状態の生じることがある。
【0052】
この場合、緑化台車5の最下段の棚部5aから順番に上の棚部5aに育苗箱1が移されていくように構成すると、育苗箱1が支持部4から緑化台車5の棚部5aに移される際、育苗箱1から土等が緑化台車の下側の棚部5aにこぼれ落ちることがあっても、緑化台車の下側の棚部5aには既に育苗箱1が移されているのであり、緑化台車5の下側の育苗箱1が移されていない棚部5aに土等が堆積するような状態は生じない。
【0053】
[6]
次に、積み重ねられて発芽の終了した育苗箱1が、発芽台車32に2組載せられて運ばれてきた場合について説明する。
図21(イ)に示すように、積み重ねられて発芽の終了した育苗箱1が発芽台車32に2組載せられる場合、一般に発芽台車32の横転を避ける為に、2組の積み重ねられた育苗箱1を発芽台車32の左右方向に並べて載せる。これにより、前項[1]及び図13の操作が行われると、積み重ね部2の片側に2組の積み重ねられた育苗箱1が載置され、2個の育苗箱1が保持部19(育苗箱分離機構3)に保持されて、片側の支持部4に2個の育苗箱1が支持されるのであり、緑化台車5の最下段の棚部5aの片側から順番に上の棚部5aの片側に、2個の育苗箱1が移されていく。
【0054】
前述のようにして緑化台車5の全ての棚部5aの片側に2個の育苗箱1が移されると、図21(ロ)に示すように、緑化台車5を自身の全長の1/2だけ図21(ロ)の紙面下方に移動させて停止させる。この後、前述と同じ操作を繰り返すことにより、緑化台車5の最下段の棚部5aの残りの片側から順番に上の棚部5aの残りの片側に、2個の育苗箱1が移されていく。
【0055】
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、図22,23,24に示すようにように構成してもよい。
図22,23,24に示すように、支持レール12の端部に3本のフレーム54が固定されて下方に延出され、フレーム54の下部に亘ってフレーム55が連結されており、第1支柱6の上部に亘ってフレーム56が連結されている。断面が「く」字状(図24参照)に構成された2本のガイド部材57が、フレーム55,56の右及び左の端部に亘って連結されており、断面がクサビ状(図24参照)に構成された1本のガイド部材58が、フレーム55,56の中央部に亘って連結されている。この場合、積み重ねられて発芽の終了した育苗箱1が発芽台車32に4組載せられた状態において、発芽台車32の育苗箱1の上端よりも高い位置に、ガイド部材57,58が配置されている。
これにより、積み重ねられた育苗箱1が積み重ね部2の支持アーム2dに支持された状態で、積み重ね部2(支持アーム2d)が昇降駆動された際に、積み重ねられた育苗箱1における図23の紙面上下方向の傾斜がガイド部材57,58によって防止される。
【0056】
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、エアシリンダ53に代えて、モータ及びチェーン(図示せず)やモータ及び送りネジ(図示せず)により駆動フレーム52を上下に昇降駆動して、押し部16を退避位置及び押し出し位置に亘って移動駆動するように構成してもよい。
【0057】
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、図6,7,8に示すように、第1及び第2リンク47,48、駆動フレーム52を廃止し、支持レール41と横フレーム43,44とに亘って支持レール(図示せず)を連結して、支持レールに沿って押しフレーム49及び押し部16を移動自在に支持してもよい。このように構成すると、エアシリンダ(図示せず)、モータ及びチェーン(図示せず)やモータ及び送りネジ(図示せず)により、押しフレーム49及び押し部16を支持レールに沿って退避位置及び押し出し位置に亘って移動駆動する。
【0058】
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、積み重ね部2の位置を固定して、育苗箱分離機構3が昇降駆動されるように構成してもよい。積み重ね部2において、積み重ねられた育苗箱1の下部の育苗箱1が、育苗箱分離機構3により取り出されて、育苗箱分離機構3により取り出された育苗箱1が支持部4に受け取られるように構成してもよい。
本発明は、積み重ねられた空の育苗箱1に対する育苗箱処理施設や、積み重ねられた育苗箱1(空の育苗箱1や播種済みの育苗箱1等)を台車(ミニトロッコ)に載せて、台車(ミニトロッコ)を積み重ね部2に載せる型式の育苗箱処理施設にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】育苗箱処理施設の全体側面図
【図2】積み重ね部の付近の正面図
【図3】保持部(育苗箱分離機構)の縦断正面図
【図4】保持部(育苗箱分離機構)の平面図
【図5】支持部及び押し部(退避位置)の付近の側面図
【図6】支持部及び押し部(退避位置から押し出し位置に移動駆動され始めた状態)の付近の側面図
【図7】支持部及び押し部(退避位置)の付近の平面図
【図8】支持部及び押し部の付近の正面図
【図9】支持部の付近の側面図
【図10】支持部の付近の平面図
【図11】押し部の付近の正面図
【図12】押し部の付近の平面図
【図13】4組の積み重ねられた育苗箱が積み重ね部に載置された状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図14】図13に示す状態から積み重ね部が上昇駆動された状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図15】図14に示す状態から積み重ね部が下降駆動された状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図16】図15に示す状態から4個の育苗箱を保持した保持部(育苗箱分離機構)が、紙面右方に移動駆動されて受け取り位置の支持部の上方で停止した状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図17】図16に示す状態から支持部が上昇駆動された状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図18】図17に示す状態から支持部が下降駆動されて緑化台車の最下段の棚部の位置で停止した状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図19】図18に示す状態から押し部が退避位置から押し出し位置に移動駆動されて、保持部(育苗箱分離機構)が紙面左方に移動駆動されて4組の積み重ねられた育苗箱の上方の位置で停止した状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図20】図19に示す状態から支持部が上昇駆動されて受け取り位置で停止して、積み重ね部が上昇駆動された状態を示す育苗箱処理施設の全体側面図
【図21】積み重ねられて発芽の終了した育苗箱が発芽台車に2組載せられて運ばれてきた状態を示す平面図
【図22】発明の実施の第1別形態における積み重ね部及びガイド板材の付近の側面図
【図23】発明の実施の第1別形態におけるガイド板材の付近の平面図
【図24】発明の実施の第1別形態におけるガイド板材の付近の縦断正面図
【符号の説明】
【0060】
1 育苗箱
2 積み重ね部
3 育苗箱分離機構
4 支持部
5 台車
5a 台車の棚部
16 押し部
37 昇降機構
53 駆動機構
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
【識別番号】000132219
【氏名又は名称】株式会社スズテック
【住所又は居所】栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3
【出願日】 平成16年3月5日(2004.3.5)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎

【公開番号】 特開2005−245354(P2005−245354A)
【公開日】 平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願番号】 特願2004−62706(P2004−62706)