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【発明の名称】 外壁廃材を利用した植木鉢又は此に均等な物品を製造する方法並びにその製品
【発明者】 【氏名】小林 重雄
【住所又は居所】千葉県佐倉市上志津原103−14有限会社小林シール内

【要約】 【課題】本発明は、建築外壁廃材から植木鉢又は此に均等な物品を製造する方法及び此の方法に依って製造された植木鉢又は此に均等な物品に関するものである。

【解決手段】木発明の植木鉢又は此に均等な物品の製造方法は、先ず第一に建築現場又は建築取り壊し現場で発生する多量の外壁廃材を利用して、此を夫々適当寸法に切断し、次いで此等切断面を止め切りし、その内面を防水処理して型枠内に挿入し、適当な接着剤で各辺を接着して取り出し、夫々の面取り及びバリ取りを行った後、着色塗料で着色仕上げを行って、意匠性の高い重厚且つ安価な植木鉢又は此に均等な物品を製造する事を特徴とするものである。
【特許請求の範囲】
【請求項】
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、外壁材等の如く意匠性が高く、重質で強固な建築材の廃材を利用した、植木鉢又は此に均等な物品の製造方法及びその方法で製造された物品に関するものである。
【技術背景】
【0002】
従来、陶磁器、タイル状物質又は均等物で製作された装飾性高い植木鉢、植木鉢カバー等は、窯業製品として多数市販されており、又間伐材等の廃材を接着剤で接着し、その切断面の年輪模様を残存させて、此を建築用搆造材、プランター、花壇、植木鉢等に使用する技術、及び木材、合成樹脂等の鉢状の板状体に、タイル等を貼着した建築内外装材及び花壇、プランター、植木鉢を提供する技術も又提案されている。
【特許文献1】 特開2001−37340
【特許文献2】 特開平7−124911
【特許文献3】 特開2001−299097
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、此等先行技術は、特開平7−124911を除き、いずれも産業廃材を利用するものではなく、木材、合成樹脂等の板状体又は鉢本体に装飾性を高めるためにタイル等を貼着した構造より成り、現在流通している窯業製磁器植木鉢等よりはやや新規且つ装飾性の高いものである。
【0004】
更に又、上記特開平7−124911に提案された植木鉢は、複数の間伐材を接着剤を介在させて加圧圧縮結合させて得た材料から製造されたもので、その変形された年輪面の意匠性を発現させると供に、低コストの建築用外装材、室内生活用品、園芸用品提供する事を目的としたものである。
【0005】
従って、現行の植木鉢窯業製品は言うに及ばず、上記特許文献1及び3の製品は、夫々の装飾性を高める事は可能であっても、生産コストの面で問題が有り、特許文献2の技術は、木材リサイクル製品を利用するために、コスト的に合理的であっても、植木鉢として室外に設置した場合、その軽量と材質のために、風雨等に対して安定性、耐腐食に問題がある。
本発明は、斯の如き従来品の長所を維持しながらも、夫々の短所を改善すると供に、建築壁材を巧みに利用して、新規な園芸用のリサイクル製品を提供する事を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
斯の如き課題を解決するために本発明に於ては、先ず第一に建築現場において多量に発生する外壁材廃材を、植木鉢の材料として利用する事である。
次いで此の材料は、適当寸法に切り出され、その切り出し面を止め切りされ、防水処理された後、型内で接着され、適当に着色して模様直しされ、意匠性の高い安価な植木鉢を提供する事を特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
従って、本発明の建築外壁材を再生した植木鉢は、陶磁器製のそれに劣る事のない意匠性を持ち、安価且つ安定した製品として提供される。
又、建築現場の廃材として処分を必要とする材料が有用な生活用品の一品として再生されるので、環境破壊の公害を防ぎ、その処分に要する諸費用を節約する利益も有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
一方、建築現場及び建築取り壊し現場で発生する外壁、外装廃材は、新製品、中古品流を合わせると相当量が発生し、建築業者は、それを廃材として処分するための費用の一部を負担して廃材回収業者に引き取らせている。
そこで木発明の技術は、此の様な廃材を原料として利用するのであるから、製品の原、材料費は零となり、単に此等材料を切り出し、接着し、装飾化するのみで窯業製品と同等の植木鉢、容器、水槽等を提供出来るので、全く従来の種々な窯業用設備を必要としない利益を有している。
【実施例】
【0009】
本発明の建築外壁廃材を使用した植木鉢(1)は、図1に示す如く、夫々異なる意匠面を備えた4側面(2)(3)(4)(5)と、排水口を備えた底面(12)とより成る逆角錐台状のものである。
【0010】
此の様な形状の鉢外面は、夫々寸法、模様、形状の異なる例えば縦横溝(9)(9)及び凹凸側面(6)(6)...を備え、その内面は、防水塗料で防水された比較的平滑な内面(7)を備えた装飾性の高い植木鉢を構成している。
【0011】
此等各面(2)(3)(4)(5)は、止め切り面(8)(8)(8)(8)を介して強固に接着され、此等4辺に、図示はされていないが、同様な材質の排水口付き底板(12)が、底面から適当な高さの各内側面(7)(7)(7)(7)上に嵌合され、接着されている。
【0012】
図2には、本発明の植木鉢(1)の製造フロシートが示されている。
この工程に於て、先ず第一に建築現場若しくは解体現場から、新品並びに中古外壁廃材(A)が仕入れられる。
此の材料は(B)工程に於て、所定寸法に平切りされ、次いで工程(C)に於て、此の切断面は一定の角度に止め切りされ、(D)工程でその外壁材内面即ち出来上がり植木鉢内面は、防水塗料で防水化され、此等処理された4枚の側板及び上記底板1枚は、(F)工程で型枠内に挿入され、夫々の接触面を接着剤で接着させて一体化される。
【0013】
所定時間後、此等各板が強固に接着した事を確認した後、型枠から取り出され、(G)(H)工程で鉢の角の面取り(10)(11)が行れ、それと同時に接着剤のかす及びバリが取り除かれ、此等処理面及び所望の褪色面は、更に(I)工程で、所望色の塗料で塗布され、補色し直されて、意匠性、装飾性を高め、梱包工程(J)を経て、(K)工程より出荷される。
【0014】
此の様な方法に依る外壁材からの植木鉢の製造は、粘土原料の採掘、窯の建設、燃料の調達、素材の焼き上げ、窯だし等の手間も経費も必要とせず、しかも環境破壊にもなりかねない建築廃材を有効にリサイクル出来るので、公害防止上に於ても極めて有意義な製造方法並びに製品と見做す事が出来る。
【産業上の利用可能性】
【0015】
斯の如く、建築現場に於いて多量に発生する新品外壁廃材及び取り壊し現場に於ける中古外壁廃材の両者を、その製造用材料として使用するものであるから、極めて重要な建築現場の廃材有効処理解決の一手段であると同時に、製品自体が安価で装飾性が高く、風雨に対して極めて安定したものであると同時に、単に植木鉢のみならず、種々のプランター、植木鉢カバー水槽、魚槽、各種貯槽等多種多様の容器に使用されるので、産業上の利用可能性は極めて高いものと推測される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】 本発明の植木鉢の斜視図である。
【図2】 本発明の植木鉢の製造フローシートである。
【符号の説明】
【0017】
1 本発明の植木鉢
2 上記植木鉢の側面
3 上記植木鉢の側面
4 同上
5 同上
6 凹凸側面
7 平滑内面
8 止め切り面
9 縦横溝
10 バリ取り面
12 底板
【出願人】 【識別番号】504091500
【氏名又は名称】有限会社小林シール
【住所又は居所】千葉県佐倉市上志津原103−14
【出願日】 平成16年2月6日(2004.2.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−218434(P2005−218434A)
【公開日】 平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願番号】 特願2004−64774(P2004−64774)