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【発明の名称】 プランター設置用フレーム
【発明者】 【氏名】畑 明宏
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】篠原 惇理
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】藤森 洋一郎
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】田中 孝雄
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】安田 延明
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】吉田 健
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】三木 健史
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【氏名】上野 政一
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

【要約】 【課題】高齢者や障害者を含めて利用者に限らず、手軽にガーデニングを始められることを考慮し、また、その構造から安価に構成することができるプランター設置用フレームを提供する。

【解決手段】プランター2を支持するプランター支持部を構成するプランター支持フレーム6と、該プランター支持フレーム6を上方に支持する支柱5と、該支柱5に設けられて、プランター支持部の高さ位置を変更可能にする高さ調節機構10と、前記支柱5の各足部に取り付けられたキャスター3と、前記支柱5に取り付けられた脱着可能な作業台8と、前記プランター支持部に取り付けられたフック9と、から構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プランターを支持するプランター支持部を構成するプランター支持フレームと、
該プランター支持フレームを上方に支持する支柱と、
該支柱に設けられて、プランター支持部の高さ位置を変更可能にする高さ調節機構と、
前記支柱の各足部に取り付けられたキャスターと、
前記支柱に取り付けられた脱着可能な作業台と、
前記プランター支持部に取り付けられたフックと、
から構成されたプランター設置用フレーム。
【請求項2】
前記プランター支持フレームに伸縮機構を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のプランター設置用フレーム。
【請求項3】
前記支柱に排水樋を取付けてプランター底部を覆うとともに、
前記排水樋の左右もしくは前後一方側に傾斜した傾斜面の下方側底部に開口部を設け、
該開口部に排水チューブを取付けた
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプランター設置用フレーム。
【請求項4】
請求項1、2、又は3に記載のプランター設置用フレームに自動潅水装置を設けた
ことを特徴とするプランター設置用フレーム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、高齢者や障害者であっても扱い易く、また、利用者にとって手軽にガーデニングを始められるように考慮したプランター設置用フレームに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、植物の容器となるプランターは、単独で地面に置かれたり、階段状に形成された設置台等に置かれ、プランター内で好みの植物を育成し、様々な生活シーンに合わせて植物の育成や、植物の鑑賞等を楽しむことができるようにしている。
このようなプランター設置台においては、例えば、特許文献1に記載されるように、所定高さまで持上げ支持できるとともに、運搬が容易なプランター支持台が開示されているものである。
また、高齢者や障害者の身体状況に応じてプランターの高さを自由に変えることができるとともに、使用状況に応じて好きな場所に移動できるように構成したプランター支持台が公開されているものである。(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−320184
【特許文献2】特開2003−102277
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のプランター支持台においては、高齢者や障害者であっても扱い易く、好きな場所に移動できることは考慮されているものの、手軽にガーデニングを始められることを考慮されたものではない。
そこで、本発明においては、上記従来の技術に加え、手軽にガーデニングを始められることを考慮したものであり、また、その構造から安価に構成することができるプランター設置用フレームを提供するものである。また、所定サイズのプランターを配置できるように考慮したものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、プランターを支持するプランター支持部を構成するプランター支持フレームと、該プランター支持フレームを上方に支持する支柱と、該支柱に設けられて、プランター支持部の高さ位置を変更可能にする高さ調節機構と、前記支柱の各足部に取り付けられたキャスターと、前記支柱に取り付けられた脱着可能な作業台と、前記プランター支持部に取り付けられたフックと、から構成したものである。
【0007】
請求項2においては、前記プランター支持フレームに伸縮機構を設けたものである。
【0008】
請求項3においては、前記支柱に排水樋を取付けてプランター底部を覆うとともに、前記排水樋の左右もしくは前後一方側に傾斜した傾斜面の下方側底部に開口部を設け、該開口部に排水チューブを取付けたものである。
【0009】
請求項4においては、請求項1、2、又は3に記載のプランター設置用フレームに自動潅水装置を設けたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0011】
請求項1においては、高齢者や障害者に対しても楽に作業が行えるプランター設置用フレームを提供できるとともに、プランターに植えられる植物の育成に必要な用具を備えているため、利用者は手軽にガーデニングを始めることができる。また、キャスターを備えて移動自在に構成されているため、好みの場所に移動してプランターの鑑賞を行うことが可能となる。さらに、プランターの高さを調節できるため、プランターを床高さより上位置に配置することができ、風通しや日当りがよくなり病害虫が発生しにくくなり、衛生面を向上することができる。
【0012】
請求項2においては、プランター支持部のサイズを任意に変更できるようになり、載置可能なプランターのサイズ幅が広くなり汎用性のあるプランター設置用フレームを提供することができる
【0013】
請求項3においては、プランター下方から漏れ出す排水が下方に滴り落ちて水溜りになることがなく、任意の場所に誘引することが可能となるため、衛生面を向上することができる。
【0014】
請求項4においては、留守時に対応して、自動で潅水することが可能となるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るプランター設置用フレームの一実施の形態を示す斜視図、図2は作業用具用のフックの構成を示す斜視図、図3はプランター設置用フレームの一実施形態を示す正面図、図4は高さ調節機構の構造を示す断面図、図5は伸縮機構の構成を示す断面図、図6は排水樋の構成を示すプランター設置用フレームの正面図、図7は自動潅水機構の構成を示すプランター設置用フレームの正面図である。
【0016】
まず、本発明に係るプランター設置用フレームの一実施の形態について説明する。
図1に示すように、プランター設置用フレーム1は4本の支柱5・5・・・と、各支柱5・5・・・の上部に配置された四本のプランター支持フレーム6・6・・・と、前記支柱5・5・・・の各足部に取付られたキャスター3・3・・・と、前記4本の支柱5・5・・・から水平方向に突設された2本のフレーム7・7と、該フレーム7・7上に配置された作業台8と、から構成されている。
【0017】
前記プランター支持フレーム6・6・・・はそれぞれ四つの連結具14・14・・・にて連結されて長方形状に組まれており、前記四つの連結具14・14・・・にて長方形に組まれたプランター支持フレーム6・6・・・をプランター支持部として、そのフレーム上に、プランター2の開口端部に形成される突出端2aを引っ掛けて支持できる構成としている。
また、長方形状に組まれた前記プランター支持部の各角部に前記支柱5・5・・・が取付けられて、プランター支持部を上方に支持できる構成としている。
【0018】
前記連結具14・14・・・はそれぞれ同形状であってテトラ形状に形成され、そのx軸、y軸、z軸方向にそれぞれ、パイプ状の開口部を設けている。そして、該開口部内に前記プランター支持フレーム6・6・・・及び前記支柱5・5・・・を嵌挿することで、プランター設置用フレーム1の外形が形成されているものである。
【0019】
また、前記支柱5・5・・・及びプランター支持フレーム6・6・・・はパイプ状に形成され、軽量化及び、折れ曲がりに対する強度の向上が図られている。
【0020】
前記四本の支柱5・5・・・のうち隣接する二本の支柱5・5には、該支柱5・5上を摺動可能な連結具12・12を介して、作業台8を支持するためのフレーム7・7が水平方向に突設されている。前記連結具12・12には、支柱5を上下方向に挿通するための開口部が設けられているとともに、支柱5に対して垂直方向に開口された開口部が設けられている。そして、この垂直方向に開口された開口部に対して前記フレーム7・7が挿通固定され、該フレーム7・7の上部に作業台8が載置されて固定されているものである。
【0021】
前記作業台8は板状部材で構成され、該作業台8上にはプランター内の植物育成のための作業具等を載置したり、また、植物育成のため作業をしたりできるようにしている。
前記作業台8を支持するフレーム7・7は、前記連結具12・12に対して着脱自在に取付られており、該フレームを外すことで作業台8の脱着を可能としているものである。
また、前記連結具12・12は支柱5・5に対して摺動可能に取り付けられており、任意の高さ位置に作業台8を配置できるようにしている。
【0022】
前記キャスター3・3・・・は前記各支柱5・5・・・の足部に対して回転自在に取付けられた金具3aと、該金具3aに対して枢支されたローラ3bと、該ローラ3bの回転を規制するストッパ3cと、から構成されているものである。前記ストッパ3cはローラ3bの回転を規制状態・解除状態に変更することを可能にしており、プランター設置用フレーム1を移動する際には前記ストッパ3cを解除状態とし、配置場所への移動が完了して不動にしたい場合には前記ストッパ3cを規制状態として、回転を規制しておくことができるようにしている。
このように、各支柱5・5・・・の足部にキャスター3・3・・・を取り付けていることでプランター設置用フレーム1の移動を容易とすることができる。
【0023】
図2に示すように、前記プランター支持フレーム6・6・・・には、プランター内の植物育成に使用する作業用具20(例えば、ガーデンスコップやガーデンフォーク等)をかけておくためのフック9・9が設けられている。該フック9はS字状に形成されており、前記プランター支持フレーム6に対して着脱自在に懸けられてるものである。このように、高い位置に配されたプランター支持部にフックを配置したので、利用者は楽な姿勢で作業用具を取り出すことができる。
なお、該フック9・9は、作業用具20を保持することができれば形状はS字に限定されるものではなく、また、プランター支持フレーム6に対して一体的に取付けるようにしてもよい。
【0024】
また、前記支柱5・5・・・には、前記プランター支持フレーム6・6・・・の高さ位置を変更するための高さ調節機構10を設けており、該高さ調節機構10を調節することによってプランター2の高さを任意に変更できるようにしている。
【0025】
前記高さ調節機構10は、例えば、図4に示すような構造としている。
即ち、支柱5を上下で分割して、上下一方の支柱材5aに対してノブボルト10aを挿通するための孔10bを複数設けるとともに、他方の支柱材5bの先端側を先太りに形成し、該先太り部に対して垂直方向にノブボルト10aを取り付けた構造としている。また、一方の支柱材5aの外周径を、他方の支柱材5bの内周径より小として、支柱材5b内部に支柱材5aを挿入できる構成としている。
前記ノブボルト10aは支柱材5bを挟んで二つ対向して設けられており、各ノブボルト10a・10aの先端部を前記孔10b・10に対して係合することで、支柱5の長さを設定し、プランター支持部の高さを位置決めできるようにしているのである。
【0026】
このような構造において、プランター設置用フレーム1の高さ変更を行う場合、ノブボルト10aを緩めて、前記孔10bからノブボルト10a先端部の係合を解除し、所望の高さ位置の孔10bにノブボルト先端位置を合わせて係合するのである。なお、プランター支持部に載置可能なプランターの個数及び、載置可能な総重量等の条件に応じて前記ノブボルト10aの個数が決定され、重量に耐え切れず破損しないように考慮されるものである。
また、以上に説明した高さ調節機構10は上記の構造に限らず、支柱5・5・・・を伸縮及び固定できるとともに、プランター2をプランター支持部に載置した場合における重量に耐え得る強度を有していればよいものである。
【0027】
また、前記プランター支持フレーム6・6・・・には、伸縮機構16を設けており、該伸縮機構16によりプランター2のサイズに合わせてプランター支持部の縦横長さを変更することで、任意のサイズのプランター2を載置できるようにしている。
【0028】
以上の高さ調節機構により、プランターを任意の高さにセットすることができるため、高齢者、障害者、また子供であっても容易にプランター内の植物育成作業を行うことができるようになるのである。
【0029】
前記伸縮機構16は、例えば、図5に示すような構造としている。
即ち、前記プランター支持フレーム6を左右(もしくは前後)で二分割し、左右一方のフレーム材6aの外周径を、他方のフレーム材6bの内周径より小として、フレーム材6bの内部にフレーム材6aを挿入し、フレーム材6bの連結側端部の外周面にネジ溝を形成するとともに、該ネジ溝に係合するネジ山を内周面に設けたパイプ部材16aを連結端部に配置している。そして、前記フレーム材6bの連結端部には軸方向に切込みを設けている。
【0030】
前記パイプ部材16aはフレーム材6bの連結端部側に先細り部16bを形成しており、該パイプ部材16aを締付方向に回転するとフレーム材6b先端がパイプ部材16aの先細り形状に沿って軸心方向に押し込まれるようにしている。逆に、前記パイプ部材16aを緩める方向に回転するとフレーム材6b先端は外部に広がるようになっているものである。
【0031】
このような伸縮機構16の構造において、プランター支持フレーム6の伸縮を行う際には、前記パイプ部材16aを緩めてフレーム材6bとフレーム材6a間に僅かな隙間を形成させて摺動できる状態として位置合わせを行う。そして、長さが決定されて保持する際には、パイプ部材16aを締付方向に回転し、フレーム材6bをパイプ部材16aの先細り部16bに移動させて、フレーム材6aの外周にフレーム材6bを押し込んで密着させるのである。
【0032】
以上のような伸縮機構16の構造から前記プレンター支持フレーム6の長さを任意に変更することが可能となり、プランターのサイズに合わせてプランター支持部のサイズを変更することができる。このため、載置可能なプランターのサイズ幅が広くなり汎用性のあるプランター設置用フレームを提供することができる。
【0033】
また、図6に示すように、前記プランター設置用フレーム1には排水樋21を取り付けることが可能である。
前記排水樋21はプランター支持部に載置されるプランターの底部2bを覆うように配置され、該排水樋21の各角部に設けた係合片を4本の支柱5・5・・・にそれぞれ設けた樋受25に懸架して位置固定されている。
また、前記排水樋21は左右もしくは前後一方側に傾斜された傾斜面21cを有し、該傾斜面21cの下方側であって、その底部には開口部21bを設けており、該開口部21bにはマカロニ状の排水チューブ23を取付けているものである。
そして、このような排水樋21及び排水チューブ23を取り付けることで、プランター底部2bから漏れ出す排水が下方に滴り落ちて水溜りになることがなく、一定位置に排水することが可能となるのである。
【0034】
また、図7に示すように、前記プランター設置用フレーム1には自動潅水装置27を取り付けることが可能である。
自動潅水装置27は、例えば、水遣り器34と貯水タンク30と、該貯水タンク30から上方のプランター2まで送水するホース31と、該ホース31の先端部に取付けたノズル32から構成され、プランター支持部に載置されたプランター2に自動的に水を供給することができるようにしている。
前記水遣り器34には水の供給量及び、供給する日時等を設定するための操作部を備えており、留守時に対応して自動的に水遣りを行うようにしている。
また、前記ホース31は支柱5に沿って配置されるとともに、該支柱5からプランター支持フレーム6へと繋がり、その中途部にて分岐して各プランター2の上方位置にノズル32が配されるようにしている。
【0035】
このような構成において、設定した日時に水遣り器34に水遣りを開始する命令が出されると、該水遣り器34は貯水タンク30からホース31を介してプランター支持部へ水を供給し、該ホース31先端部に取り付けたノズル32・32・・・からプランター2内部に向けて放水するのである。
なお、前記ホース31をパイプ形状の支柱5及びプランター支持フレーム6内部に配置して、プランター支持フレーム6の内部からプランターに向けて放水するように構成してもよく、この場合、ホース31を風雨等から防護することができ、劣化を抑えることができるものである。また、外部にホース31が露出しないため、すっきりとした外観とすることができる。
【0036】
このように、プランター設置用フレーム1に自動潅水装置を設けることで、利用者が留守にする場合にも対応することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係るプランター設置用フレームの一実施の形態を示す斜視図。
【図2】作業用具用のフックの構成を示す斜視図。
【図3】プランター設置用フレームの一実施形態を示す正面図。
【図4】高さ調節機構の構造を示す断面図。
【図5】伸縮機構の構成を示す断面図。
【図6】排水樋の構成を示すプランター設置用フレームの正面図。
【図7】自動潅水機構の構成を示すプランター設置用フレームの正面図。
【符号の説明】
【0038】
1 プランター設置用フレーム
2 プランター
3 キャスター
5 支柱
6 プランター支持フレーム
7 フレーム
8 作業台
9 フック
10 高さ調節機構
16 伸縮機構
20 作業用具
21 排水樋
23 排水チューブ
27 自動潅水装置
【出願人】 【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号
【出願日】 平成16年1月30日(2004.1.30)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎

【公開番号】 特開2005−211000(P2005−211000A)
【公開日】 平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願番号】 特願2004−23819(P2004−23819)