| 【発明の名称】 |
鉢カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】高田 剛 【住所又は居所】愛知県江南市飛高町本町177番地 株式会社高田編物内
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| 【要約】 |
【課題】室内に載置する園芸鉢に装飾性を与え、また、耐衝撃性、及び保温性を高める鉢カバーを提供することを課題とする。
【解決手段】鉢カバー1は、経糸7に綿を素材とした繊維を使用し、緯糸8にゴム糸を使用して編成された伸縮性を有する編体2から構成され、略円筒形状に形成されている。この鉢カバー1を園芸鉢に装着すると編体2の伸縮力により園芸鉢の外周面に編体2の内周面が密着し、装着状態が保持される。この鉢カバー1によって園芸鉢は装飾され、衝撃から保護され、又は保温される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の編糸によって略円筒形状に編成され、伸縮可能な編体と、 伸縮性を有する前記編体を変形させ、園芸鉢の外周面に前記編体の内周面を密着させた状態にして装着可能な装着手段と を具備することを特徴とする鉢カバー。 【請求項2】 前記編体は、 前記編糸の少なくとも一部に弾性変形可能なゴム糸が使用されていることを特徴とする請求項1に記載の鉢カバー。 【請求項3】 前記編体は、 前記園芸鉢に装着された状態で少なくともいずれか一方の開口端が折返し可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鉢カバー。 【請求項4】 前記編体の外周面から延設され、 前記園芸鉢が載置される鉢皿を、前記編体の前記外周面から垂下させて遮蔽する遮蔽布をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の鉢カバー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は鉢カバーに関するものであり、特に園芸鉢を室内に置く場合に使用する鉢カバーに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来より、家庭で観賞のために観葉植物等を陶器又は合成樹脂等を素材とした園芸鉢に土壌とともに植生して室内に飾ることは一般的に行なわれている。そして、室内に飾る際に、園芸鉢の外観をそのままにして飾るほかに、鉢の形状等に合わせ、バスケットや陶器等で作られた鉢カバーに入れ、園芸鉢の外観を被覆して飾ることも一般的に行なわれている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかし、園芸鉢の外観は装飾性に乏しく、そのまま飾ることは室内の美的外観を損なうおそれがあった。そして、陶器を素材とした園芸鉢の場合は、硬いものに接触したり、あるいは落下などの衝撃によって容易に割れてしまうおそれがあった。 【0004】 また、陶器や合成樹脂等を素材とした園芸鉢は外気の温度をそのまま内部の土壌に伝え易く、特に冬季には、室内の温度が低下した場合に園芸鉢内の土壌及び植物の根が冷たくなり、植物の種類によっては枯れてしまうおそれがあった。 【0005】 さらに、バスケットや陶器等で作られた鉢カバーを使用する場合であっても、園芸鉢の大きさは種々であり、園芸鉢の寸法に合わせた鉢カバーをその度に用意する必要があった。また、これらの鉢カバーは、園芸鉢の外周面に対して密着するものではなく、鉢カバーと園芸鉢の間には必ず隙間が形成されており、保温性を有するものではなかった。 【0006】 そこで、本発明は、上記実情に鑑み、室内に飾る園芸鉢に装着し、園芸鉢の装飾性を高める鉢カバーを提供することを第一の課題とし、園芸鉢の衝撃に対する強度を高めるとともに、園芸鉢内の土壌の保温性を高めることのできる鉢カバーを提供することを第二の課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記の課題を解決するため、本発明の鉢カバーは、「複数の編糸によって略円筒形状に編成され、伸縮可能な編体と、伸縮性を有する前記編体を変形させ、園芸鉢の外周面に前記編体の内周面を密着させた状態にして装着可能な装着手段とを具備する」ものから主に構成されている。 【0008】 ここで、伸縮可能な編体とは、例えば麻や綿等の天然繊維やポリエステル樹脂等の合成繊維等を素材とし、ニット状に編成させることにより伸縮性を有するものが挙げられる。そして、この編体を略円筒形状に形成することにより、編体の収縮力は円筒形状の内径方向に作用する。また、装着手段とは、編体を園芸鉢の外周面の形状に応じて密着、園芸鉢に装着させるためのものであり、伸縮力を有する編体が該当する。 【0009】 したがって、本発明の鉢カバーによれば、略円筒形状である編体の開口端を手指を使って拡径し、係る開口端から園芸鉢を挿通させることにより、園芸鉢に鉢カバーを装着できる。このとき、鉢カバーは園芸鉢の形状に応じて伸縮するため、園芸鉢と鉢カバーの間に隙間が形成されることなく密着した状態で装着され、保持される。これにより、園芸鉢の外周面は鉢カバーによって被覆され、視認されることがなくなる。そして、園芸鉢が室内の家具等と接触した場合でも鉢カバーによって衝撃は吸収され、破損を防止することができる。また、園芸鉢が外気に直に接する面積が減少することにより、園芸鉢及び園芸鉢内の土壌の保温性が高められる。 【0010】 なお、編体の外周面には絵柄、又は模様等を設け、装飾性を持たせることが望ましい。また、編体を園芸鉢の外周面に密着させるためには、鉢カバーの内径が園芸鉢の最小外径と略同径以下である必要がある。 【0011】 また、本発明の鉢カバーは、「前記編体は、前記編糸の少なくとも一部に弾性変形可能なゴム糸が使用されていることを特徴とする」ものであっても構わない。 【0012】 ここで、鉢カバーが小型である場合には、鉢カバーの伸縮力が低下し、園芸鉢を保持する力が弱まるおそれがあり、鉢カバーが装着した園芸鉢からずれてしまう可能性が有る。 【0013】 このとき、略円筒形状の編体を構成する編糸の一部に弾性変形可能なゴム糸を使用することで編体全体の伸縮率は上昇し、鉢カバーが園芸鉢を保持する力も向上する。 【0014】 したがって、本発明の鉢カバーによれば、ゴム糸の伸縮力により、鉢カバーを装着する園芸鉢をより確実に保持することができる。これにより、上述の鉢カバーと同様の作用を得ることに加え、小型の園芸鉢に対しても装着状態を確実に保持することができる。 【0015】 また、本発明の鉢カバーは、「前記編体は、前記園芸鉢に装着された状態で少なくともいずれか一方の開口端が折返し可能に形成されていることを特徴とする」ものであっても構わない。 【0016】 ここで、園芸鉢に対して寸法の大きい鉢カバーを装着すると、鉢カバーの下端又は上端が園芸鉢の外周面からはみ出し、土壌又は水によって汚れるおそれがある。 【0017】 したがって、本発明の鉢カバーによれば、編体の一端を折返し、鉢カバーの寸法を調整することができる。これにより、編体を土壌又は水によって汚すことなく清潔に使用することができる。また、鉢カバーのデザインに変化をつけることができる。 【0018】 また、本発明の鉢カバーは、「前記編体の外周面から延設され、前記園芸鉢が載置される鉢皿を、前記編体の前記外周面から垂下させて遮蔽する遮蔽布をさらに具備する」ものであっても構わない。 【0019】 ここで、園芸鉢を室内に置く場合には、植物に与えた水が園芸鉢の底に開けられた孔部から染み出し、床が濡れることを防ぐために、園芸鉢は皿形状の鉢皿に載置されることが一般的である。しかし、鉢皿は、合成樹脂等を素材としたものが多く、園芸鉢と同様に、室内の美的外観を損なうおそれがある。 【0020】 そして、遮蔽布とは、編体の外周面から延設される布であり、園芸鉢を載置した鉢皿を視認されなくするものであり、例えば、前述の編体の外周面にカーテン状に巻き付けられたものが挙げられる。なお、このとき、遮蔽布を取付けた編体が充分に外径方向に伸長できるように、編体を外径方向に伸長した状態で遮蔽布を取付けることが望ましい。また、鉢皿を遮蔽するためには、編体から垂下された遮蔽布は、鉢皿の載置面に届く程度の丈寸法であることが望ましい。 【0021】 したがって、本発明の鉢カバーによれば、園芸鉢を載置する鉢皿を、遮蔽布により覆い隠すことができる。これにより、鉢皿は認識されることがなくなり、室内の美観性を損なうことを防止できる。 【発明の効果】 【0022】 本発明の効果として、園芸鉢の外周面に伸縮性を有する編体を装着することにより、室内の雰囲気に合わせた装飾的外観を提示することができる。また、園芸鉢の外周面を編体で被覆することで、外部からの衝撃による園芸鉢の破損を防止するとともに、外気の温度が園芸鉢内の土壌及び植物に伝わりにくくなり、保温性を高めることができる。また、鉢カバーは着脱可能であり、室内の雰囲気、及び季節等に応じて異なった絵柄等の鉢カバーを装着することにより、より幅広いデザイン性を提示することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0023】 以下、本発明の第一実施形態である鉢カバー1について、図1乃至図4に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は第一実施形態の鉢カバー1の構成を示す説明図であり、図2は鉢カバー1の園芸鉢6への装着例を示す正面図であり、図3は鉢カバー1の園芸鉢6への装着例を示す断面図であり、図4は鉢カバー1の園芸鉢6への取付け方法を示す説明図である。 【0024】 第一実施形態の鉢カバー1は、図1乃至図3に示すように、略円筒形状に形成された編体2から構成されており、両端に開口端3,4を有している。なお、編体2の外周面には絵柄5が編みこまれて編成されている。 【0025】 ここで、編体2は、綿を素材とした繊維を経糸7として使用し、弾性変形可能なゴム糸を緯糸8として使用してニット状に編成されたものであり、縦方向及び横方向の双方に伸縮性を有するものである。これにより鉢カバー1は編体2を園芸鉢6の形状に応じて伸縮させ、園芸鉢6の外周面9に密着した状態で装着される。ここで、図1において紙面縦方向に使用される糸を経糸、横方向に使用される糸を緯糸とする。 【0026】 さらに、鉢カバー1を装着する園芸鉢6について詳しく説明する。園芸鉢6は、陶器を素材とする一般的な形状をしたものであり、鉢内には土壌10が入れられ、植物11(ここではサボテンを例示する)が植生されている。また、植物11に与えた水が鉢内に留まると、植物11の根(図示しない)が腐ってしまうおそれがあるため、園芸鉢6の底部には、余分な水を出すための孔部12が設けられている。 【0027】 つぎに、鉢カバー1を園芸鉢6に装着する手順について主に図4に基づいて説明する。まず、鉢カバー1の開口端3を外径方向(図4矢印F参照)に変形させる。そして、拡径した開口端3に園芸鉢6を下端6aから挿入し、開口端3が園芸鉢6の上端6bに略一致する位置まで編体2を引き上げる。そして、この状態で園芸鉢6の下端6aからはみ出した編体2の開口端4近傍を外径方向に折返す。これにより、園芸鉢6の下端6a、上端6bの間の長さと、編体2の長さとを略一致させた状態で、鉢カバー1は園芸鉢6に装着される。さらに、編体2にはゴム糸が使用されているため、装着状態がより確実になる。その結果、園芸鉢6の外周面9は鉢カバー1によって隠され、視認されなくなる。さらに、編体2に設けられた絵柄5によって園芸鉢6の装飾性が高めることができる。また、図2のように鉢カバー1の開口端を折返すことによって、編体の開口端3,4が園芸鉢6からはみ出ないように調節して土壌又は水によって汚れることを防ぐとともに、鉢カバーのデザインに幅を持たせることができる。 【0028】 また、仮に外部からの衝撃が園芸鉢6に加わった場合には、鉢カバー1の編体2によって衝撃が吸収され、和らげられるため、園芸鉢6の破損を防止することができる。さらに、園芸鉢6の外周面9と外気とが接触する面積が減少することにより、鉢内の温度を保ち、土壌10及び植物11の根が冷えるのを防ぐことができる。加えて、この鉢カバー1は着脱可能であり、室内の雰囲気や季節等に応じて、異なった絵柄が織りこまれた鉢カバーに変更することができる。 【0029】 続いて、本発明の第二実施形態である鉢カバー21について、図5及び図6に基づいて説明する。ここで、図5は第二実施形態である鉢カバー21の園芸鉢26への装着例を示す正面図であり、図6は鉢カバー21の園芸鉢26への装着例を示す断面図である。 【0030】 鉢カバー21は、略円筒形状に形成され、二つの開口端23,24を有する編体22と、編体22の外周面27に取付けられた遮蔽布25から構成されている。なお、編体22は第一実施形態の編体2と同様の態様をなすものである。そして、遮蔽布25は、編体22を外径方向に伸長した状態で外周面27にスカート状に取付けられている。 【0031】 また、鉢カバー21を装着する園芸鉢26は、第一実施形態において説明をした園芸鉢6と同じ態様をなすものであり、鉢底には孔部32が設けられており、鉢内には土壌30が入れられ、植物31が植生されている。そして、園芸鉢26は、鉢皿20に載置されている。ここで、鉢皿20は、プラスチックを素材とし、皿形状に形成されたものであり、植物31に与えた水が園芸鉢26の底部に設けられた孔部32から染み出した場合に、室内が濡れることを防ぐものである。 【0032】 つぎに、第二実施形態の鉢カバー21の使用方法について図5及び図6に基づいて説明をする。まず、鉢カバー21の編体22を第一実施形態の鉢カバー1と同様の手順で園芸鉢26に装着する。そして、鉢カバー21を装着した園芸鉢26を鉢皿20に載置し、遮蔽布25を鉢皿20に被せるように垂下させる。 【0033】 これにより、第二実施形態の鉢カバー21は、第一実施形態の鉢カバー1の構成によって奏せられる効果に加え、園芸鉢26を載置する鉢皿20を遮蔽布25によって外観から視覚的に認識されなくすることができる。したがって、鉢皿20により室内の美的外観を損なうことがなく、さらに、スカート状の遮蔽布25によって園芸鉢26の装飾性を高めることができる。 【0034】 以上、本発明において好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、改良及び設計の変更が可能である。 【0035】 すなわち、第一及び第二実施形態の鉢カバー1,21において、編体2,22の素材として綿、及びゴム糸を使用するものを示したが、これに限定されるものではなく、その他の麻等の天然繊維や、ポリエステル樹脂等の合成繊維を素材としたものであっても構わない。これにより、鉢カバーは、編体2,22とは異なる質感、及び光沢等を得ることができる。また、第二実施形態において、編体22に取付けられた遮蔽布25を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、編体の一部を利用して遮蔽布を形成するものであっても構わない。 【図面の簡単な説明】 【0036】 【図1】第一実施形態の鉢カバーの構成を示す説明図である。 【図2】鉢カバーの園芸鉢への装着例を示す正面図である。 【図3】鉢カバーの園芸鉢への装着例を示す断面図である。 【図4】鉢カバーの取付け方法を示す説明図である。 【図5】第二実施形態の鉢カバーの園芸鉢への装着例を示す正面図である。 【図6】鉢カバーの園芸鉢への装着例を示す断面図である。 【符号の説明】 【0037】 1,21 鉢カバー 2,22 編体 6,26 園芸鉢 8 緯糸(ゴム糸) 20 鉢皿 25 遮蔽布
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| 【出願人】 |
【識別番号】302065161 【氏名又は名称】株式会社高田編物 【住所又は居所】愛知県江南市飛高町本町177番地
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| 【出願日】 |
平成16年1月27日(2004.1.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098224 【弁理士】 【氏名又は名称】前田 勘次
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| 【公開番号】 |
特開2005−210916(P2005−210916A) |
| 【公開日】 |
平成17年8月11日(2005.8.11) |
| 【出願番号】 |
特願2004−18458(P2004−18458) |
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