| 【発明の名称】 |
植物保管及び給水用の保管トレー並びに給水装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】ヘルマン コルテ
【氏名】ルードルフ ショマーカー
【氏名】ラインホルト トリンクツェック
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| 【要約】 |
【課題】費用をかけず、対象の植物種に適する態様で植物の保管、給水及び輸送を可能にする保管トレーを提供する。
【解決手段】植物を保管、給水及び輸送するための保管トレー1において、保管トレー1は、平床3及び平床3に垂直に配置された側壁5を有し、平床3の開口部7には、所望の液体水位を設定するために、段階式にまたは無段階式に高さ調節可能に取り付けられた管状排水部材11からなるオーバーフロー9を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植物を保管、給水及び運搬するための保管トレー(1)において、前記保管トレー(1)が平皿のような形状につくられ、所望の液体水位を決定するためのオーバーフロー(9)を少なくとも1つ有することを特徴とする保管トレー(1)。 【請求項2】 前記保管トレー(1)に側壁(5)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の保管トレー(1)。 【請求項3】 前記オーバーフロー(9)が、所望の液体水位を設定するために、段階式にまたは無段階式に高さ調節可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の保管トレー(1)。 【請求項4】 前記オーバーフロー(9)が、前記保管トレー(1)の開口(7)に堅固にまたは高さ調節可能に取り付けられた管状排水部材(11)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の保管トレー(1)。 【請求項5】 前記排水部材(11)が段階式にまたは無段階式に高さ調節可能であることを特徴とする請求項4に記載の保管トレー(1)。 【請求項6】 前記排水部材(109)があらかじめ定められた位置に目視マーク及び/または機械的ロック部材(114)を有することを特徴とする請求項5に記載の保管トレー(101)。 【請求項7】 前記排水部材(109)が側方を向く排水開口(112)を少なくとも1つ有することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の保管トレー(101)。 【請求項8】 前記排水部材(109)が回転可能な態様で前記開口(107)に取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の保管トレー(101)。 【請求項9】 前記オーバーフロー(9)が弾性材料でつくられたホース(11)を有し、前記ホースの外径が前記開口(7)の直径より大きいことを特徴とする請求項4に記載の保管トレー(1)。 【請求項10】 前記ホース(11)が、前記オーバーフロー(9)を形成する前記ホース(11)の末端部(13)に向けて広がっていることを特徴とする請求項9に記載の保管トレー(1)。 【請求項11】 拡張部材(14)、特に拡張リング(14)が前記末端部(13)に挿入されていることを特徴とする請求項10に記載の保管トレー(1)。 【請求項12】 前記オーバーフローを形成するため、前記保管トレー(1)の前記側壁(5)の開口に高さ調節可能な滑動部材が付帯していることを特徴とする請求項2に記載の保管トレー(1)。 【請求項13】 前記保管トレー(1)が、支持部材(23)、特にフレーム(23)、棚またはトロリーの支柱(21)への取付けのための、フック、小環、突出しピンまたはレールのような取付部材(15)を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の保管トレー(1)。 【請求項14】 前記保管トレーが長方形であり、2つの平行な短辺(106a)のそれぞれに、フレーム支柱(221)に懸架する2つの取付部材(130)を有し、前記取付部材(130)のそれぞれが、いずれの場合においても、前記短辺(106a)のそれぞれに沿って延び、最近接位置にある長辺(106b)の方向に不定の位置で終端する、嵌合端部(134)を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の保管トレー(101)。 【請求項15】 前記取付部材(130)の前記嵌合端部(134)が、いずれの場合においても、前記保管トレー(101)の角領域(108)に配置されていることを特徴とする請求項14に記載の保管トレー。 【請求項16】 前記取付部材(130)がL字形であり、前記嵌合端部を形成している取付リム(132)及び挿入リム(134)を有することを特徴とする請求項14または15に記載の保管トレー。 【請求項17】 前記取付リム(132)が側壁(105)に固定されていることを特徴とする請求項16に記載の保管トレー。 【請求項18】 前記嵌合端部(134)が、フレーム支柱(221)に正嵌合で懸架され得るように、切欠き(136)を有することを特徴とする請求項14から17のいずれか1項に記載の保管トレー。 【請求項19】 いずれの場合においても、前記取付部材(130)の間の前記短辺(106a)のそれぞれに拡張部(124)が設けられ、前記拡張部(124)内にオーバーフロー(109)が配置されていることを特徴とする請求項14から18のいずれか1項に記載の保管トレー。 【請求項20】 前記保管トレーの下側に車輪(250)が設けられていることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載の保管トレー。 【請求項21】 給水装置の最下段保管トレーとして設計されており、長方形であり、それぞれの角領域(208)にフレーム支柱(221)のための受け手段(260)が設けられていることを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載の保管トレー(201)。 【請求項22】 請求項1から21のいずれか1項に記載の保管トレー(101,201)が少なくとも2つ上下に重ねて配置されている、植物を保管、給水及び運搬するための給水装置(17)において、1つまたは各保管トレーのそれぞれの前記オーバーフロー(11,109)をこえて流れるあらゆる液体がその下側に位置する保管トレー、特に直下の保管トレーに流入し得るように、前記少なくとも2つの保管トレーが配置されていることを特徴とする給水装置(17)。 【請求項23】 請求項4から11のいずれか1項に記載の保管トレー(1)は、1つまたは複数の上段保管トレー(1)のそれぞれの前記管状排水部材(10)が、その下に位置する保管トレー(1)、特に直下の保管トレー(1)、の床(3)に向かって真っ直ぐ下に延びるように、配置されていることを特徴とする請求項22に記載の給水装置(17)。 【請求項24】 1つまたは複数の前記保管トレー(1)のそれぞれが、その下に位置する保管トレー(1)に直接に載せられていることを特徴とする請求項22または23に記載の給水装置(17)。 【請求項25】 前記給水装置(17)が支持部材(23)、特にフレーム(23)、棚またはトロリーを有することを特徴とする請求項22または23に記載の給水装置(17)。 【請求項26】 前記支持部材(23)が、前記保管トレー(1)を取り付けるための、溝、ドリルで開けられた穴、スロット、フック、小環、突出しピン、またはレールなどの取付手段を有することを特徴とする請求項25に記載の給水装置(17)。 【請求項27】 前記保管トレー(1)が扇形またはピラミッド形に配置されていることを特徴とする請求項22から26のいずれか1項に記載の給水装置(17)。 【請求項28】 請求項14から21のいずれか1項に記載の保管トレー(101,201)を少なくとも2つ備える請求項25または26に記載の給水装置(117)において、前記フレーム支柱(221)はそれぞれが前記嵌合端部(134)を懸架するための少なくとも1つの挿入切込み(225)を有し、いずれの場合においても、前記挿入切込み(225)が、前記保管トレー(101)に関係付けられる前記フレーム支柱(221)の短辺(106a)側で互いに向き合うことを特徴とする給水装置(117)。 【請求項29】 前記フレーム支柱(221)の外径がL字形またはU字形あるいは長方形であることを特徴とする請求項28に記載の給水装置(117)。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、植物の保管、給水及び運搬のための保管トレー並びに保管トレーにより形成される給水装置に関する。 【背景技術】 【0002】 植物の保管及び給水を行うための既知の保管トレーは通常、例えば、縁が角ブラケットで補強された平坦な網目プレートである。植物は上記のプレート上に保管され、ホースまたはその他の給水装置により給水される。直物に直ちに吸収されない水は縁からあふれて保管トレーから流れ去り、この結果、給水には費用及び時間がかかり、不必要に大量の水が使われるが、それにもかかわらず、植物への給水は不十分であることが多い。 【0003】 上記の理由のため、またスペースを節約するために、保管トレーは上下に積み重ねられることが多い。この結果、給水中に上段保管トレーから下段保管トレーに水が流れるという状況が生じ、下段保管トレーの植物が上から給水を受けることがあり、これは多くの植物種にとって有害であるため、この状況は問題なしとは言えない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明の課題は、費用をかけず、対象の植物種に適する態様で植物の保管及び給水を可能にする保管トレーを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記課題は、本発明にしたがえば、植物を保管及び給水するための保管トレーであって、平皿のような形状につくられ、所望の液体水位を決定するためのオーバーフローを少なくとも1つ有する保管トレーにより、解決される。本保管トレーには、トレーの平底領域に対して垂直に立ち上がる壁などの、側壁を設けることができる。 【0006】 所望の液体水位を設定するために、高さ調節可能なオーバーフローが設けられることが好ましい。 【0007】 さらに、保管トレーの床の開口に堅固にまたは高さ調節可能な態様で取り付けられた管状排水部材を有する、オーバーフローを設けることができる。排水システムまたはオーバーフローは、段階式にまたは無段階式に、高さ調節可能とすることができる。 【0008】 排水部材はあらかじめ定められた位置に目視マーク及び/または機械的ロック部材を有することができる。さらに、排水部材は側方を向く排水開口を少なくとも1つ有することができ、開口に回転可能な態様で取り付けることができる。 【0009】 外形が開口の直径より大きい、弾性材料でつくられたホースを有するべき排水部材が備えられることが有利である。この関係において、ホースはオーバーフローを形成する末端部に向けて広がることができる。 【0010】 末端部に挿入される拡張部材、特に拡張リングを備えることができる。 【0011】 また、好ましくは、保管トレーの側壁にある1つの開口が、オーバーフローを形成するため、開口に付帯する高さ調節が可能な滑動部材を有するべきである。 【0012】 支持手段、特に、フレーム、棚またはトロリーの支柱に取り付けるための取付手段を有するべきである保管トレーが提供されることが有利である。取付部材は、フック、小環、突出しピンまたはレールとすることができる。 【0013】 さらに、好ましくは、提供される保管トレーは長方形の底領域を有するべきである。 【0014】 本発明の好ましい構成において、提供される保管トレーは長方形であり、2つの平行な短辺のそれぞれに、フレーム支柱の取付開口への保管トレーの懸架を可能にする2つの取付部材を有し、いずれの場合においても、それぞれの取付部材が、それぞれの短辺に沿って延び、最近接位置にある長辺の方向に不定の位置で終端する嵌合端部を有する。 【0015】 取付部材の嵌合端部は、いずれの場合においても、保管トレーの角領域に配置されることが好ましい。取付部材はL字形とすることができ、嵌合端部を形成する取付リム及び挿入リムを有することができる。取付リムは側壁に固定されることが適切である。 【0016】 嵌合端部には、嵌合端部を正嵌合でフレーム支柱に懸架できるように、切欠きが設けられることが好ましい。 【0017】 さらに、本発明は、取付部材間の短辺のそれぞれに拡張部が設けられ、いずれの場合においても、拡張部内にオーバーフローが配置される態様を想定する。好ましい実施形態において、保管トレーの下面に車輪が設けられている。さらに、保管トレーは給水装置の最下段保管トレーとして設計され、長方形であり、フレーム支柱のための受け手段がそれぞれの角領域に設けられている。 【0018】 上記課題は、本発明にしたがえば、上下に配置された少なくとも2つの本発明の保管トレーを備え、保管トレーが、1つまたは複数の保管トレーのそれぞれのオーバーフローをこえて流れるあらゆる液体をその下側に位置する保管トレー、特に直下の保管トレー、に流入できるように配置された、植物の保管、給水及び運搬のための給水装置によっても解決される。 【0019】 1つまたは複数の上段保管トレーのそれぞれの管状排水部材がその下側に位置する保管トレー、特に直下の保管トレーの床に向かって真っ直ぐ下に延びるように、設計され、配置される、保管トレーが提供され得る。 【0020】 1つまたは複数の保管トレーのそれぞれが、その下側に位置する保管トレーに直接に、すなわちいかなる個別フレーム等も存在せずに、載せられる態様が提供され得る。 【0021】 あるいは、支持部材、特に、フレーム、棚またはトロリーを有する給水装置が提供され得る。 【0022】 保管トレーを取り付けるための取付手段を有する支持手段が提供されることが有利である。 【0023】 適切な設計において、取付手段は、フック、小環、突出しピンまたはレールである。 【0024】 変形例として、本発明は、上から見たときに、保管トレーが扇のような形に、またはピラミッドの形に配置される態様をさらに提供する。 【0025】 給水装置の別の実施形態は、少なくとも2つの保管トレーがあり、フレーム支柱のそれぞれが嵌合端を懸架するための少なくとも1つの挿入切欠きを有し、いずれの場合においても、挿入溝が保管トレーに関係付けられるフレーム支柱の短辺側で互いに面する態様を提供する。フレーム支柱の外形がL字形またはU字形または長方形であるか、あるいは管状であると好便である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0026】 ここで本発明を、図面を参照しながら、実用的な実施形態を用いて説明する。 【0027】 図1は、全体として参照数字1で示される、本発明の保管トレーの第1の実施形態を示す。保管トレー1は平床3及び平床3に垂直に配置された側壁5を有する。床3の開口部7には高さ調節可能なオーバーフロー9がある。オーバーフロー9は開口部7に堅固に保持することも可能である。 【0028】 オーバーフロー9が図2に詳細に示されている。オーバーフロー9は、本実施形態においては弾性ホースの形態をとる排水部材11を有する。ホース11はオーバーフロー13を形成する末端部13に向かって拡げられており、よってホース11の下方への移動が防止される。ホース11の拡張部は、ホース11に挿入される拡張部材、例えば真鍮リング14によりつくられる。 【0029】 ホース11の弾性により、漏れ止めを維持しつつ、事実上オーバーフロー9を形成するホースの上部開口の高さをある範囲内で調節できる。ホース11が開口において押し上げられると、開口部7がホース11に接している場所が末端部13から離れる。このことは、ホース11の弾性のため、開口部7の新しい位置の領域にホースの拡張部があり、したがって新しい漏れ止めがつくられることを意味する。他方で、ホース11が押し下げられると、開口部7がホース11と接している場所が末端部13の方向に近づけられる。これにより、開口部7の新しい位置の領域におけるホース11の弾性的な収縮が生じる。位置が変えられたときの拡張及び収縮、したがって開口部7の直径へのホースの直径の適合性により、ホース11の保持及び異なる高さ位置での漏れ止めの形成が可能になる。このようにすれば、ホース開口13の高さ、したがって、保管トレー1に注ぎ込まれる任意の液体の水位hをある範囲で調節でき、拡張部のためにホースの底から抜落ちることはない。 【0030】 開口部7の領域における拡張部の代わりに、この領域においてある長さにわたりホース11の外径を一定とすることができるが、(弾性)ホース11が嵌合している開口部7におけるホース11の保持を可能にし、漏れ止めを形成し、開口部7においてホース11を滑らせることによる高さの調節を可能にするためには、ホースの外径を開口部7の直径より若干大きくしなければならない。 【0031】 あるいは、排水部材(図5も参照されたい)は、漏れ止めを形成するために保管トレーの床の開口部に保持される、プラスチックまたは金属のチューブの形態をとることができる。摩擦によりチューブが開口部に保持され、チューブを押すかまたは引っ張ることによりオーバーフロー端の高さが調節され得るように、チューブは開口部の直径より若干大きい外径を有することができる。チューブと開口部の間の領域には、さらに、適切な封止手段により漏れ止めを形成することができる。 【0032】 別の代替実施形態において、高さ調節可能なオーバーフローは保管トレーの側壁の開口部に配置された滑動部材の形態をとる。所望の、あらかじめ設定された水位をこえると、水は滑動部材のオーバーフロー端をこえて、開口部から流出する。滑動部材は、例えば開口部の縁に形成されたレールにより誘導される、プレートとすることができる。滑動部材は高さ調節可能であり、所望の位置に嵌合させることができる。ゴムまたはプラスチックの封止を滑動部材と開口部の間に領域に施すことができる。 【0033】 保管トレー1は、例えばファイバで強化され得る、プラスチック、あるいは耐蝕性金属または適する複合材料でつくることができる。 【0034】 図3は、3つの本発明の保管トレー1がフレーム23のフレーム支柱21に上下に配置されている、本発明の給水装置17の一実施形態を示す。保管トレー1のそれぞれは下方に延びるホース11が備えられたオーバーフロー9を有するが、図3には例として1本のホースだけが示される。ホース11のオーバーフロー9とは逆側の自由末端部19は、直下の保管トレー1の床3または床3の直上で終端する。上段保管トレーに保持されるホース11は直下の保管トレー1の床の上方で終端することもできる。最下段保管トレー1のホース11は排水口または、液体(例えば肥料等のような添加物が入った水)の再使用が可能となるように、保管容器に通すことができる。 【0035】 図4に示されるように、保管トレーは、長方形保管トレーの短辺側で縦方向に前面に向けて突き出す取付手段、例えばフック15を有する。これらの取付手段は、フレーム支柱21の対応する溝または突出しピン(図示せず)と協同して、給水装置17のフレーム23のフレーム支柱21への上記3つの保管トレー1の取外し可能な取付けを可能にする。(段階的なすなわち規則的な間隔での)高さ調節可能な取付配置が適切である。 【0036】 図1〜4にしたがう保管トレー1では、図示される取付部材15は従来の態様で、すなわち、平らな構造でオーバーフローがない既知の保管トレーと同様に、配置されている。短辺側で縦方向に突き出すフック15の配置により、初めに、保管トレーの同じ短辺に配置された2つのフック15を2本の隣接するフレーム支柱21の対応する溝に挿入して、2つのフック15を可能な限り押し込むことで、保管トレー1が図3にしたがうフレームに懸架される。この位置で、保管トレーの逆側の短辺のフック15をフレームの逆側のフレーム支柱21にある対応する保持開口部に合う位置に動かし、保管トレーを縦方向に動かすことで保持開口部に挿入してから、4つのフック15の全てをフレーム支柱21の4つの溝にほぼ同じ深さにおくことができる。この位置で、図4に示されるフック15の切欠きがフレーム支柱21の溝に正嵌合ではまり込み、よって保管トレーを所望の位置に固定することができる。 【0037】 保管トレーの縦方向に延びるフック15及びその結果としての縦方向での保管トレーの挿入運動のため、上述した挿入プロセスが実施され得るように、挿入されるときの上記操作を可能にするためには、保管トレーの角領域がフレーム支柱21に対してある間隔を維持するべきであること、すなわち少なくとも角領域において保管トレーをフレーム支柱の縦方向クリアランスより短くすべきであることが必要である。図13及び14に関して以下で改めて説明されるように、このことは、図6〜8にしたがう取付け手段の別の実施形態の場合には必要がない。 【0038】 保管トレー1は互い違いの態様で、例えば階段状または扇形にあるいはピラミッド形に、上下に積み重ねることができ、これは展示または広告宣伝目的に特に適する。この場合、保管トレーのホースはいずれの場合にも保管トレー1から流れ出す水を下段の保管トレー、特に直下の保管トレーに向けるように、誘導される。例えばサボテン、またはその他の水をほとんどまたは全く必要としない植物が入っている保管トレーは上記プロセスから除外することができる。 【0039】 給水装置17は、例えば支柱21の底部に取り付けることができる、特に車輪の形態の可動ベースを有することができる。 【0040】 図5は、図6及び7でさらに詳細に示される別の実施形態の保管トレー101のように床103の開口部107に挿入される別の実施形態のオーバーフローすなわち排水部材109を示す。 【0041】 オーバーフロー109は、上端が開き、円形床パネル111をもつ下端で終端する円筒形ベース素子110からなる。排水開口112により、縁端116をこえて上方から円筒形ベース素子110に流れ込む水の排出が可能になる。オーバーフロー109を縦軸113の周りで回転することにより、排水開口112の方向、したがって水が流れ出す方向を決定することが可能である。このようにすれば、水流をその下側に位置する保管トレーに確実に至らせることが可能である。回転角のロックまたは制限装置を備えることもできる。複数の排水開口112をベース素子110の周縁に沿って分散配置することも可能であることは、いうまでもない。 【0042】 また、図5が示すように、ベース素子110には、高さをあらかじめ定められた距離に、すなわち、ベース素子110の上端116が床103より上の所望の高さhに位置するように、調節することを可能にする、数多くの嵌合要素114(溝または突起)が、ベース素子110の外側に設けられ、この結果として最高水位すなわち床上の高さhが規定される。 【0043】 嵌合素子114の代わりに、所望の高さhの設定をより容易にする目視マークを設けることもできる。上縁116の領域には、オーバーフロー109の開口部107からの完全な抜け落ちを防止するか、または少なくとも抜け落ちを困難にする、キャッチ118が設けられる。肩119が、設定され得る最高水位(オーバーフロー109が最高位まで押し上げられる高さ)を決定する。 【0044】 キャッチ118があるため、オーバーフロー109が完全に下げられたときでも、少量の水が必ず保管トレーに停滞したままになる。残り水を完全に排出したければ、オーバーフローにノッチを配置することにより及び/または開口部107の領域において床103に窪みを設けることにより、完全排水を行うことができる。さらに、第1に、より高い安定性が達成されるように、第2に、傾斜がつけられ、よって水が必ず(1つまたは複数の)オーバーフローの方向に流れるように、湾曲させたかまたはヴォールト形につくられた床103を設けることができる。これにより、保管トレーを完全に空にすることができ、除去されたときには事実上水がないことが保証される。 【0045】 図6〜8は本発明の第2の実施形態の保管トレー101の構造を示す。保管トレー101は全体として長方形であり、床103,側壁105,長辺106b及び短辺106a,角120並びに、例えば図5にしたがうオーバーフロー109(図示せず)が配置されている2つの開口部107を有する。短辺106aのそれぞれの領域には拡張部124が設けられ、拡張部124内に開口部107がある。拡張部124は図示される実施形態では弓形であるが、長方形、三角形またはその他の形状のような、他のいかなる形状とすることもできよう。拡張部124の目的は、長辺106bと短辺106aの直線部分106cすなわち保管トレー101の角120で、定められる、寸法L×B(保管トレーの内部静置表面の長さ×幅)をもつ長方形保管領域の外側への開口部107またはオーバーフロー109の配置を可能にすることである。 【0046】 拡張部124が保管トレー101の角120から直ちに始まり、したがって、長方形保管領域が保管トレーの角点で定められることもあり得よう。この状況での決定的な点は、保管トレーの長方形保管領域内でのオーバーフロー109の配置が不利であろうことである。この理由は、植木鉢は通常、例えばいずれの場合においても6個の個別の植木鉢を保持する分域長方形ボックス内で保管トレー上におかれ、ボックスの長さは保管トレーの幅Bに等しく、ボックスの幅は長さLの整数分の1に対応する。この種の配置は長方形保管領域内でしか可能ではない。他方で、保管領域の長さL自体は、図3(図13〜15も参照されたい)にしたがう給水装置のフレーム支柱の寸法及び相対支柱間隔が既存の大多数の給水装置で定められるという事実により実際上あらかじめ決定される。間接的に、保管トレーの寸法L及びBもこのようにしてあらかじめ決定され、いかなるオーバーフローもL×Bの範囲内にあるべきではない。 【0047】 図6及び7に示され、特に図8に倍尺で示されるように、角120の領域における保管トレー101の短辺106aの領域に、または長辺106bの近傍に、図示される実施形態ではL字形の、取付部材130が側壁105に配置され、取付部材130は、側壁105に取り付けられる取付リム132及び、最近接長辺106bの方向に、最近接長辺106bに対しては直角に、また取付部材130が付帯する短辺106aに対しては平行に、取付リムから延びて不定の位置で終端する挿入リム134を有する。特に図8に示されるように、挿入リム134は、以下で説明する態様で保管トレー101を給水装置のフレーム支柱に懸架できるように、半円形またはスロット形の切欠き136を有する。 【0048】 図9〜12は、第1の実施形態にしたがう保管トレー101とは異なり、第1に、床203の下側に取り付けられた車輪250が設けられ、第2に、それぞれの角220の領域に(以下で説明され、図13〜15に示される)フレーム支柱221に対する受け手段260が設けられた、本発明の別の実施形態の保管トレー201を示す。本例における受け手段260は、床203及び側壁205に取り付けられた角管であり、角管の下部には、外側の輪郭が角管260の内側の輪郭に一致する、短小角管体の形態のストップ部材261が挿入される。一方で、受け手段260は、上から受け手段260に押し込まれる、外側の輪郭が受け手段260の内側の輪郭に実質的に一致するかまたは少なくとも適合する、フレーム支柱221に対するストップを形成し、他方で、下方に突き出ているストップ部材261部分により、図11及び12に示されるような、保管トレー201の積み重ねが可能になる。受け手段260が、例えば正方形ではない断面(長方形、L字形、丸形または何か別の形状)のフレーム支柱を受け入れるための、何らかの異なる形状をとり得ることはいうまでもない。 【0049】 図13〜15は、図9〜12にしたがう最下段保管トレー201,図6〜8にしたがう2つの保管トレー101及び最下段保管トレー201の受け手段260に挿入された4本のフレーム支柱221をもつ、本発明の別の実施形態の給水装置117の様々な図を示す。 【0050】 特に図13及び14に示されるように、フレーム支柱221は正方形(ウエブ及びリムが同じ長さ)の、U字形状、断面形状または外側輪郭となるように設計され、よって、ほとんど遊びなしに受け手段260に挿入することができ、ストップ部材261が定められた挿入深さを確立する。ストップ部材を形成する長方形の管部261は、例えば、ちょうど管部261が受け手段260から突き出している長さまで深く、受け手段260に挿入され得る。 【0051】 また、図13及び14に示されるように、フレーム支柱221は、リム部222が外側、すなわち保管トレー102,201の長辺106bの方向を向き、一方、リム部222を連結しているフレーム支柱221のウエブ部223は長辺106bに実質的に平行に配置され、したがって互いに向き合うようにして、挿入される。しかし、本発明の利点を達成するためには、決定的態様はフレーム支柱221の材料の対応する部分が取付部材130の挿入リム134をその領域における挿入のために利用できるべきであることだけであるから、リム部222またはウエブ部223が互いに面して配置されるかどうかは関係ない。この目的のため、ウエブ部223には、いずれの場合においても、挿入リム134が挿入される、垂直にすなわち支柱の縦方向に走る挿入スロット225が、所望の高さに設けられる。挿入プロセスにおいては、切欠き136がウエブ部223の材料の壁厚を挟み込む。 【0052】 あるいは、図13及び14に示されるU字形フレーム支柱221は、挿入スロット225がリム部222に切り込まれる場合には、図示される位置に比較して縦軸の周りに90°回転させることができ、したがって挿入スロット225が互いに向き合うであろう。180°回転された挿入位置は、挿入リム134の対応する変更後、すなわち延長の後にのみ可能であろうが、そのような配置では、挿入リム134の末端が外側に突き出してしまうであろうから、あまり好ましくないであろう。 【0053】 先に述べた、図3及び4にしたがう保管トレーの挿入プロセスとは対照的に、この場合は、保管トレー101が横方向に、すなわち、初めに保管トレーの同じ長辺106bに付帯する2つの挿入リム134が対応する挿入スロット225に押し込まれ、次いで、別の長辺106bに付帯する、保管トレー101の縦軸126に対して逆の位置にある挿入リム134が、対応する逆側の挿入スロット225と同じ高さにおかれ、挿入スロット225に押し込まれる。この場合には、保管トレーの前端部すなわち短辺106aとフレーム支柱の間に操作スペースが全く必要ないことは明らかである。 【0054】 例えば、取付部材15が縦方向に(保管トレーの長辺に平行に)配置されている、図3及び4に示されるような配置と比較して、図13〜15に示される給水装置の利点は、例えば、取付部材が保管トレーの長さ方向に延びる、図3及び4にしたがう実施形態において必要であるように、保管トレーの挿入を可能にするために、保管トレー101の短辺106aとフレーム支柱221の間にスペースを設ける必要なしに、保管トレー101の外縦寸法La(図6)が、短辺106aの直線部106cの領域において、フレーム支柱221間の内側クリアランスlと正確に一致できることである。 【0055】 本発明の保管トレー及び上述した保管領域においてこのようにして得られた長さ増加分は数cmとすることができ、フレーム支柱221間のあらかじめ定められたクリアランスlによって、例えばトレーが縦方向に挿入される図3及び4のような配置による場合よりいくつか多い植物コンテナを各保管トレー101に置くことが可能であることを意味する。 【0056】 側壁105を有しない従来の保管トレーにおいては、側壁105がなく、本発明の保管トレーでは側壁105のため不可能な、保管トレーに静置される植物コンテナの短辺側での保管トレーの床からの若干の突出しが可能であるため、その種の構成により、フレーム支柱間で利用できる、縦寸法がlのスペースが通常は完全に利用され得るから、上記のような事柄は重視されない。 【0057】 保管トレーまたはその有効静置表面(L×B)はほぼまたは正確に正方形とすることができるが、この場合、現状技術と比較した実有効静置表面(L×B)の増加分は、本発明にしたがう取付部材の配置のため、より大きな長さ対幅比をもつ、例えばL/Bが2またはそれより大きい、保管トレーほど顕著ではない。有効静置表面は、本発明の結果として、上から見て縦方向または横方向に隣接する、フレーム支柱間に位置するストリップ形状の領域の寸法が異なり、有効静置表面の一部を形成するかまたはしない大きさに拡張(現状技術と比較して)され、ここでは、フレーム支柱の断面形状(正方形または横長の長方形)も役割を果たしている。 【図面の簡単な説明】 【0058】 【図1】本発明の保管トレーの第1の実施形態の斜視図を示す 【図2】保管トレーのオーバーフローの第1の実施形態の縦断面を示す 【図3】本発明の給水装置の第1の実施形態の斜視図を示す 【図4】挿入フックを備える(破線で示された)図1にしたがう保管トレーを示す 【図5】オーバーフローの第2の実施形態の断面図を示す 【図6】本発明の保管トレーの第2の実施形態の平面図を示す 【図7】図6の保管トレーの斜視図を示す 【図8】図6及び7の保管トレーの拡大部を示す 【図9】本発明の保管トレーの別の実施形態の斜視図を示す 【図10】図8の保管トレーの平面図を示す 【図11】上下に積み重ねられた、図9及び10にしたがういくつかの保管トレーの斜視図を示す 【図12】図10に対応する側面図を示す 【図13】本発明の給水装置の第2の実施形態の斜視図を示す 【図14】異なる角度から見た図13の給水装置を示す 【図15】図13及び14の給水装置を前面図で示す 【符号の説明】 【0059】 1,101,202 保管トレー 3,103,203 床 5,105 側壁 7,107 開口 9 オーバーフロー 11 排水部材(ホース) 13 末端部 14 拡張部材(真鍮リング) 15 取付部材(フック) 17,117,217 給水装置 21,221 フレーム支柱 23 フレーム 106a 短辺 106b 長辺 106c 直線部 109 オーバーフロー(排水部材) 110 円筒形ベース素子 111 床パネル 112 排水開口 113 縦軸 114 ロック部材/マーク 116 上端 118,261 キャッチ 119 肩 120,220 (保管トレーの)角 124 拡張部 126 (保管トレーの)縦軸 130 取付部材 132 取付リム 134 挿入リム 136 切欠き 222 リム部 223 ウエブ部 225 挿入スロット(挿入切込み) 250 車輪 260 受け手段 h 水位 L (保管トレーの)内法 La (保管トレーの)外法 l (フレーム支柱の)クリアランス
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| 【出願人】 |
【識別番号】504311590 【氏名又は名称】ヘルマン コルテ 【氏名又は名称原語表記】Hermann Korte
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| 【出願日】 |
平成16年8月16日(2004.8.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073184 【弁理士】 【氏名又は名称】柳田 征史
【識別番号】100090468 【弁理士】 【氏名又は名称】佐久間 剛
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| 【公開番号】 |
特開2005−130850(P2005−130850A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月26日(2005.5.26) |
| 【出願番号】 |
特願2004−236440(P2004−236440) |
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