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【発明の名称】 コンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置
【発明者】 【氏名】釘宮 啓
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】指原 宏彦
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】水島 淳
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】沖本 章
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】豊住 建司
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【要約】 【課題】コンバインのグレンタンクの穀粒収容量を正確に検出し、揚穀機の破損を防止する。

【解決手段】操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5の脱穀部4側の左側板5c後側部を膨出する膨出部5aに構成し、グレンタンク5の前記左側板5cにおける前側部側方に一番揚穀機15を配設して穀粒をグレンタンク5に揚穀可能に構成する。グレンタンク5の脱穀部4側の左側板5cの内側面で且つ一番揚穀機15の揚穀穀粒投出部の下方位置にグレンセンサ16を配置し穀粒の溜り具合を検出する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5の脱穀部4側の左側板5c後部を膨出する膨出部5aに構成すると共に、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前部側方に一番揚穀機15を配設してグレンタンク5に穀粒を揚穀可能に構成し、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前側部内側面で且つ一番揚穀機15の揚穀穀粒投出部の下方部位に穀粒の満杯検出用のグレンセンサ16を配置したことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置。
【請求項2】
操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c後部を膨出する膨出部5aに構成すると共に、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前部側方に一番揚穀機15を配設してグレンタンク5に穀粒を揚穀可能に構成し、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前側部内側面で且つ一番揚穀機15の揚穀穀粒投出部の下方位置前側に穀粒の満杯検出用のグレンセンサ16を配置したことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置。
【請求項3】
操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5側板の揚穀開口部5d内側面に補強板17を接合固着して揚穀開口部5dを閉鎖すると共に、一番揚穀機15の揚穀筒15a上端を補強板17の揚穀開口部に嵌合連接し、補強板17における揚穀筒15aの連接部下方部位に穀粒の満杯検出用のグレンセンサ16を取り付けたことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置。
【請求項4】
操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c後部を膨出する膨出部5aに構成すると共に、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前部側方に一番揚穀機15を配設してグレンタンク5に穀粒を揚穀可能に構成し、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5cに交叉する前側板5bの内側面における揚穀穀粒の投出方向下方部位にグレンセンサ16を配置し、グレンタンク5のグレンセンサ16の配置部位近傍を透明あるいは半透明の合成樹脂材で構成したことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、この発明は、コンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
操縦部、脱穀部、グレンタンク、排稾処理装置及び刈取搬送部を有するコンバインにおいて、グレンタンクにおける脱穀部側の後側部に膨出部を構成し、グレンタンクにおける脱穀部側の前側部側方に一番揚穀機を配設し、グレンタンクの脱穀部側にタンク容量を拡大するための膨出部を形成し、一番揚穀機の揚穀穀粒の投出量が少ない側の膨出部における上端部近傍で且つ穀粒投出位置の下方にグレンセンサを配置したものは公知である。(特許文献1)。
【特許文献1】特許第3266774号公報(第1頁、第3図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来技術は、グレンタンクの膨出部にグレンセンサを配置するので、一番揚穀機から揚穀された穀粒の膨出部での溜り具合が稲・麦の品種や、水分の大・小等により相違し、グレンセンサの満量検出にバラツキが生じたり、また、揚穀穀粒の上面部が山形状に溜まるとグレンセンサがONするまでに一番揚穀機の穀粒投出口に穀粒が詰まり満杯検出ができないという不具合が発生していた。そこで、この発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記問題点を解決するために、この発明は次のような技術的手段を講じた。
【0005】
請求項1の発明は、操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5の脱穀部4側の左側板5c後部を膨出する膨出部5aに構成すると共に、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前部側方に一番揚穀機15を配設してグレンタンク5に穀粒を揚穀可能に構成し、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前側部内側面で且つ一番揚穀機15の揚穀穀粒投出部の下方部位に穀粒の満杯検出用のグレンセンサ16を配置したことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置とする。
【0006】
前記構成によると、刈取搬送部9で刈り取られた穀稈は脱穀部4に送られて脱穀選別され、選別穀粒はグレンタンク5における脱穀部4側前側方に配置された一番揚穀機15により揚穀されてグレンタンク5に収納される。そして、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前側部の内側面で且つ一番揚穀機15の揚穀穀粒投出部の下方部位に位置するグレンセンサ16により穀粒の収納状態が検出される。
【0007】
請求項2の発明は、操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c後部を膨出する膨出部5aに構成すると共に、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前部側方に一番揚穀機15を配設してグレンタンク5に穀粒を揚穀可能に構成し、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前側部内側面で且つ一番揚穀機15の揚穀穀粒投出部の下方位置前側に穀粒の満杯検出用のグレンセンサ16を配置したことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置とする。
【0008】
前記構成によると、刈取搬送部9で刈り取られた穀稈は脱穀部4に送られて脱穀選別され、選別穀粒はグレンタンク5における脱穀部4側前側方に配置された一番揚穀機15により揚穀されてグレンタンク5に収納される。そして、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前側部の内側面で且つ一番揚穀機15の揚穀穀粒投出部の下方位置前側に位置するグレンセンサ16により穀粒の収納状態が検出される。
【0009】
請求項3の発明は、操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5側板の揚穀開口部5d内側面に補強板17を接合固着して揚穀開口部5dを閉鎖すると共に、一番揚穀機15の揚穀筒15a上端を補強板17の揚穀開口部に嵌合連接し、補強板17における揚穀筒15aの連接部下方部位に穀粒の満杯検出用のグレンセンサ16を取り付けたことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置とする。
【0010】
前記構成によると、刈取搬送部9で刈り取られた穀稈は脱穀部4に送られて脱穀選別され、選別穀粒はグレンタンク5の側方に配置された一番揚穀機15により揚穀されてグレンタンク5に収納される。そして、一番揚穀機15で揚穀された穀粒は補強板17の揚穀開口部からグレンタンク5内に投入され、補強板17における揚穀開口部下方に位置しているグレンセンサ16により穀粒の収納状態が検出される。
【0011】
請求項4の発明は、操縦部3、脱穀部4、グレンタンク5、排稾処理装置6及び刈取搬送部9を有するコンバインにおいて、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c後部を膨出する膨出部5aに構成すると共に、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5c前部側方に一番揚穀機15を配設してグレンタンク5に穀粒を揚穀可能に構成し、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5cに交叉する前側板5bの内側面における揚穀穀粒の投出方向下方部位にグレンセンサ16を配置し、グレンタンク5のグレンセンサ16の配置部位近傍を透明あるいは半透明の合成樹脂材で構成したことを特徴とするコンバインにおけるグレンタンクの穀粒検出装置とする。
【0012】
前記構成によると、刈取搬送部9で刈り取られた穀稈は脱穀部4に送られて脱穀選別され、選別穀粒はグレンタンク5における脱穀部4側前側方に配置された一番揚穀機15により揚穀されてグレンタンク5に収納される。そして、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5cに交叉する前側板5bの内側面における揚穀穀粒の投出方向下方部位に配置されたグレンセンサ16により穀粒の収納状態が検出され、グレンタンク5におけるグレンセンサ16の配置部位近傍の透明あるいは半透明の合成樹脂材部分を通して穀粒の溜り具合を目視することができる。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明は、一番揚穀機15の揚穀穀粒の投出部位下方にグレンセンサ16を配置したので、検出状態のバラツキが少なくなり、揚穀穀粒のグレンセンサ16への飛散を少なくしてセンサの耐久性を向上させることができ、また、グレンセンサ16の満杯検出前に一番揚穀機15の穀粒投出部まで穀粒があふれることがなくなり、一番揚穀機15の詰まりや穀粒の脱ぷを防止することができる。
【0014】
請求項2の発明は、一番揚穀機15における揚穀穀粒の投出部位下方で且つ前側にグレンセンサ16を配置したので、検出状態のバラツキが少なくなり、揚穀穀粒のグレンセンサ16への飛散を少なくしてセンサの耐久性を向上させることができ、また、グレンセンサ16の満杯検出前に一番揚穀機15の穀粒投出部まで穀粒があふれることがなくなり、一番揚穀機15の詰まりや穀粒の脱ぷを防止することができる。
【0015】
請求項3の発明は、一番揚穀機15の揚穀筒15a上端を保持する補強板17にグレンセンサ16を取り付けるように構成したので、グレンタンク5における一番揚穀機15の連結部分を強固に構成しながらセンサの取付構成を簡素化しコストの低減を図ることができる。
【0016】
請求項4の発明は、グレンタンク5における脱穀部4側の左側板5cに交叉する前側板5bの内側における揚穀穀粒の投出方向下方部位にグレンセンサ16を配置したので、検出状態のバラツキが少なくなり、揚穀穀粒のグレンセンサ16への飛散を少なくしてセンサの耐久性を向上させることができ、また、グレンセンサ16の満杯検出前に一番揚穀機15の穀粒投出部まで穀粒があふれることがなくなり、一番揚穀機15の詰まりや穀粒の脱ぷを防止することができ、また、グレンタンク5の透明あるいは半透明の合成樹脂材部分を通して穀粒の溜り量とグレンセンサ16の関係位置を目視することができて、穀粒の溜り量を正確に把握することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面に示すこの発明の実施例の形態について説明する。
【0018】
先ず、図1〜図4によりこの発明を具備するコンバインの全体構成について説明する。コンバインの走行車体1は左右のクローラ走行装置2,2により走行し、走行車体1上には、右側前部に操縦部3を、右側後部にグレンタンク5を、左側部のグレンタンク5の左側方に脱穀部4を、後側部に排稾処理装置6を夫れ夫れ搭載し、グレンタンク5の後方で且つ排藁処理装置6の右側方に揚穀オーガの内装されているオーガ揚穀筒7を配置し、オーガ揚穀筒7の上端部に排出オーガの内装されている排出オーガー筒8を昇降及び縱軸回りに旋回自在に設けている。脱穀部4の前方には後部の支点回りに上下回動して昇降する刈取搬送部9を設けている。
【0019】
しかして、植立穀稈は刈取搬送部9の分草装置により分草され、穀稈引起し装置により引き起こされて刈刃装置で刈り取られ、刈り取られた穀稈は穀稈搬送装置10に受け継がれて揚上搬送され、脱穀部4のフィードチエン11に引き継がれ、フィードチエン11により扱室12内に送り込まれ、扱胴13の回転により脱穀される。脱穀物のうち扱室12の受け網を通過した穀粒・藁屑類は揺動選別棚14に落下供給され、篩作用により穀粒と藁屑類に分離されて下方の選別風路に送られて風選れる。風選された穀粒は一番揚穀機15によりグレンタンク5に揚穀収納され、収納された穀粒はオーガ揚穀筒7及び排出オーガー筒8を経て機外に取り出される。また、脱穀部4の選別風路の終端側に流れた藁屑類は後部から機外に排出され、フィードチエン11により後方に搬送された脱穀済の排稾は排稾処理装置6に送られて細断あるいは結束されて機外に排出される。
【0020】
次に、図4乃至図6に基づきグレンタンク5について更に詳しく説明する。
【0021】
グレンタンク5は前後方向に長い略長方体の合成樹脂製の箱体に構成されていて、グレンタンク5の前側部左側方に沿わせて例えばラセン揚穀型の一番揚穀機15を立設し、脱穀部4で選別された穀粒を一番揚穀機15で揚穀しグレンタンク5に収納するように構成し、グレンタンク5の後側左側部には膨出部5aを構成して穀粒収容量の拡大を図っている。
【0022】
穀粒の満杯検出用のグレンセンサ16をグレンタンク5の左側面5cにおける一番揚穀機15の揚穀筒15aの穀粒出口部下方に配置している。そして、グレンタンク5の揚穀開口部5dをタンク内側から補強板17を着脱してにより開閉可能に構成し、一番揚穀機15の揚穀筒15a上端を補強板17の揚穀開口部17aに嵌合連接し、補強板17の揚穀筒15a上端部下方部位にグレンセンサ16を取り付けている。
【0023】
そして、一番揚穀機15の揚穀筒15aの上端部には揚穀ラセン15bにより揚穀された穀粒をグレンタンク5内に跳ね出す羽根板18が設けられていて、この羽根板18は図4で時計方向に回転し、揚穀された穀粒はグレンタンク5の前側板5bに沿って右側及び斜め右後方に向けて跳ね出され、グレンセンサ16は穀粒の跳ね出し方向から後側にずれた部位で且つ跳ね出し位置の下方部位に配置されている。
【0024】
従来装置は、グレンタンク5の膨出部5aにグレンセンサを配置する構成であるので、稲・麦の品種や、水分の大・小等により、グレンタンク内の穀粒の溜り方が異なるため、グレンセンサの満杯検出にバラツキが生じていた。
【0025】
しかし、一番揚穀機15の揚穀筒15aの出口部下方にグレンセンサ16を配置することにより、検出状態のバラツキが少なくなり、また、揚穀穀粒がグレンセンサ16に飛散しないのでセンサの耐久性を向上させ、また、揚穀筒15aの出口まで穀粒があふれるようなことがなくなり、一番揚穀機15の詰まりや穀粒の脱ぷを防止することができる。また、一番揚穀機15の揚穀筒15a上端を保持する補強板17にグレンセンサ16を取り付けるように構成したので、グレンタンク5の一番揚穀機15の連結部分を強固に構成しながらセンサの取付構成を簡素化しコストの低減を図ることができる。
【0026】
また、グレンタンク5にグレンセンサ16を図7及び図8に示すように配設してもよい。即ち、グレンタンク5の左側板5cの前後方向中間部側方に一番揚穀機15を配置し、一番揚穀機15の揚穀筒15a上端部を左側板5cの前後方向中間上部の揚穀開口部5dに連接して穀粒を揚穀するように構成し、揚穀ラセン15bにより揚穀された穀粒を左側板5c側の前後方向中間部から右側及び右後方に向けて投げ出すように構成し、穀粒の揚穀投入方向に対して前側で且つ下方にずれた部位にグレンセンサ16を配置している。このように構成することにより、前記実施例と同様の効果を奏するものである。
【0027】
また、図9〜図10に示すようにグレンセンサ16を配置してもよい。即ち、グレンタンク5の左側板5cの前後方向中間部側方に一番揚穀機15を配置し、一番揚穀機15の揚穀筒15a上端部を左側板5cの前後方向中間上部の揚穀開口部5dに連接して穀粒を揚穀するように構成する。そして、グレンタンク5の前側板5bにおける揚穀穀粒の投出方向の前側で且つ下方部位にグレンセンサ16を取り付け、グレンタンク5のグレンセンサ16の配置部位近傍を透明あるいは半透明の合成樹脂材で構成して、センサ配置位置及び穀粒の溜り具合を外部から目視できるように構成する。
【0028】
グレンタンク5の左側後部の膨出部5aにグレンセンサを配置したものは、穀粒の満杯近くになると、グレンセンサが穀粒に覆われてグレンセンサを目視できなくなる。しかし、前記のようにグレンタンク5の前側板5bにグレンセンサ16を配置し、前後方向中間部から穀粒を右側及び右後方に向けて跳ね出すように構成したので、グレンセンサ16が揚穀穀粒に埋りにくくなり、透明あるいは半透明の合成樹脂材からなるグレンタンク5の前側板5bを通して操縦部3から穀粒の溜り量とグレンセンサ16の関係位置を容易に確認することができ、穀粒溜り量を正確に把握することができる。
【0029】
次に、図11乃至図13に基づきグレンタンク5後方の排出オーガー部のカバー構成について説明する。
【0030】
走行車台1のグレンタンク5の後方位置で、且つ、排藁処理装置6の右側方に揚穀オーガ7aの内装されているオーガ揚穀筒7を配置し、オーガ揚穀筒7の上端部に排出オーガ8aの内装されている排出オーガー筒8を昇降回動及び縱軸回りに旋回回動自在に取り付け、グレンタンク5の穀粒をオーガ揚穀筒7及び排出オーガー筒8を経て機外に取り出すように構成している。
【0031】
脱穀部4の扱室12の排藁口と排藁処理装置6の入口との間に排藁案内カバー20を設けて、扱室12から排出された排藁を排藁案内カバー20により排藁処理装置6に案内するように構成し、排藁処理装置6の上部には開閉自在の切替板21を設けている。しかして、排藁処理装置6のカッター部6aを使用する場合には、切替板21を開口して排藁を開口部からカッター部6aに落下供給して細断処理すし、また、排藁処理装置6のノッター部(図示省略)を使用する場合には、切替板21を閉鎖し排藁案内カバー20及び切替板21を経て排藁をノッター部(図示省略)に供給し、排藁を結束し放出するように構成する。
【0032】
オーガ揚穀筒7の後側面及び左側面を側部リヤーカバー22により被覆し、側部リヤーカバー22の上端部に上部リヤーカバー23を連接し、側部リヤーカバー22の上部を覆っている。そして、前記排藁案内カバー20の右側端部をグレンタンク5の左側後方を経て排藁処理装置6カバー部の右側端部に連接し、この排藁案内カバー20、切替板21及び上部リヤーカバー23とを略同じ高さに構成している。
【0033】
しかして、グレンタンク5の右側後方にオーガ揚穀筒7を配置したことにより、グレンタンク5の容量を拡大することができるものでありながら、排藁処理装置6のノッター部(図示省略)を使用する場合には、排藁案内カバー20、切替板21及び上部リヤーカバー23により排藁の穂先部を支持案内して円滑に排出することができ、また、上部リヤーカバー23により側部リヤーカバー22を強固に保持することができてオーガ揚穀筒7の周辺部への藁屑類の落下を少なくすることができる。
【0034】
次に、図14に基づき操縦部3の他の実施例について説明する。
【0035】
操縦部3は、後側に位置する座席23、左側に位置するサイド操作ボックス24、前側のフロント操作ボックス25、フロア26等により構成されていて、サイド操作ボックス24には主・副変速レバー、刈取・脱穀レバー等が設けられ、フロント操作ボックス25には機体の進行方向を操舵したり刈取搬送部9を昇降したりするパワステレバー27や、各種スイッチ、操作パネルが設けられている。
【0036】
そして、操縦部3の乗降部側面には昇降調節可能なステップ28を設け、ステップ28を走行車台1の下部近傍から操縦部3のフロア26近傍までの間を昇降できるように構成し、フロント操作ボックス25の側部に設けた把手29には、ステップ28を昇降させる昇降スイッチ30を設けている。
【0037】
しかして、オペレータが操縦部3に乗り込む場合には、昇降スイッチ30を下降操作してステップ28を下降させ、オペレータがステップ28に足を載せ、次いで、昇降スイッチ30を上昇操作すると、ステップ28が上昇し、オペレータはステップ28と共に上昇し楽に操縦部3に乗り込むことができる。
【0038】
また、操縦部3のフロント操作ボックス25を次のように構成してもよい。即ち、フロント操作ボックス25の左側端部を縦軸回りに回動自在に軸支し、フロント操作ボックス25を前方に回動した開放状態としたり、後方に回動した閉鎖状態で固定可能に構成する。このように構成することにより、フロント操作ボックス25を前方に回動開放することにより、乗降スペースを広げてオペレータは楽に乗降することができ、また、操縦部3の下方のメンテナンスを楽に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】コンバイン全体の側面図。
【図2】コンバイン全体の側面図。
【図3】コンバインの背面図。
【図4】要部の切断平面図。
【図5】要部の側面図。
【図6】一部切断した要部の正面図。
【図7】要部の平面図。
【図8】要部の側面図。
【図9】全体の平面図。
【図10】(1)は要部の平面図、(2)は要部の正面図、(3)は要部の側面図。
【図11】全体の側面図。
【図12】要部の切断平面図。
【図13】全体の背面図。
【図14】要部の側面図、背面図。
【図15】要部の正面図、平面図。
【符号の説明】
【0040】
1 走行車台
2 クローラ走行装置
3 操縦部
4 脱穀部
5 グレンタンク
5a 膨出部
5b 前側板
5c 左側板
6 排稾処理装置
9 刈取搬送部
15 一番揚穀機
16 グレンセンサ
17 補強板
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
【出願日】 平成15年12月24日(2003.12.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−185119(P2005−185119A)
【公開日】 平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願番号】 特願2003−427533(P2003−427533)