| 【発明の名称】 |
脱穀排ワラ細断装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】一森 隆 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】脱穀排ワラを比較的迅速に供給して、切断精度がよい細断処理を能率よく行なうことができる脱穀排ワラ細断装置を提供する。
【解決手段】切断軸22に掻き込み円盤26を一体回動自在に連結してある。切断軸22の掻き込み円盤26が、切断軸22の円盤切断刃25、及び、供給軸23の円盤受刃27に対して供給軸27の掻き込み円盤28が位置する側とは反対側で脱穀排ワラに対して掻き込み作用するように構成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動回動自在な切断軸に一体回動自在に連結している円盤切断刃と、駆動回動自在な供給軸に一体回動自在に連結している円盤受刃とによって脱穀排ワラを稈身方向に細断処理するように構成した脱穀排ワラ細断装置であって、 前記切断軸に掻き込み円盤を一体回動自在に連結してあるとともに、前記切断軸側の掻き込み円盤が、前記円盤切断刃及び前記円盤受刃に対して前記供給軸に連結されている供給軸側の掻き込み円盤が位置する側とは反対側で脱穀排ワラに対して掻き込み作用するように構成してある脱穀排ワラ細断装置。 【請求項2】 前記切断軸側の掻き込み円盤に周設の掻き込み爪の配列ピッチと、前記供給軸側の掻き込み円盤に周設の掻き込み爪の配列ピッチとを相違させてある請求項1記載の脱穀排ワラ細断装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、駆動回動自在な切断軸に一体回動自在に連結している円盤切断刃と、駆動回動自在な供給軸に一体回動自在に連結している円盤受刃とによって脱穀排ワラを稈身方向に細断処理するように構成した脱穀排ワラ細断装置に関する。 【背景技術】 【0002】 上記脱穀排ワラ細断装置として、従来、例えば特許文献1に示されるものがあった。 すなわち、駆動回動自在な回転軸1(切断軸に相当)及び回転軸2(供給軸に相当)、回転軸1に一体回動自在に連結している円盤カッター4(円盤切断刃に相当)、回転軸2に一体回動自在に連結している第1回転部材6(円盤受刃に相当)、第2回転部材7(掻き込み円盤に相当)を備え、排ワラが円盤カッター4と第1回転部材6によって切断処理され、排ワラを第2回転部材7によって円盤カッター4と第1回転部材6の間に掻き込み供給することが可能なものがあった。 【0003】 【特許文献1】特開平5−276827号公報 (〔0013〕,〔0014〕、図1,7 ) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 この種の脱穀排ワラ細断装置において、従来、たとえば特許文献1に示されるように、円盤受刃(第1回転部材6)が連結している切断軸2に一体回動自在に連結した第2回転部材7を備え、排ワラが第2回転部材7によって支持されながら円盤切断刃(円盤カッター4)と円盤受刃によって切断処理されるものがあった。 上記した従来の排ワラ細断装置において、殊に脱穀排ワラが大ボリュームで連続して供給されるなど、多量に供給されると円盤切断刃や円盤受刃による掻き込みや切断の面から処理不良が発生しやすく、排ワラ供給をあまり迅速に行なうことができなかった。 【0005】 本発明の目的は、脱穀排ワラが比較的迅速に供給されても処理不良が発生しにくい脱穀排ワラ細断装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本第1発明にあっては、駆動回動自在な切断軸に一体回動自在に連結している円盤切断刃と、駆動回動自在な供給軸に一体回動自在に連結している円盤受刃とによって脱穀排ワラを稈身方向に細断処理するように構成した脱穀排ワラ細断装置であって、 前記切断軸に掻き込み円盤を一体回動自在に連結してあるとともに、前記切断軸側の掻き込み円盤が、前記円盤切断刃及び前記円盤受刃に対して前記供給軸に連結されている供給軸側の掻き込み円盤が位置する側とは反対側で脱穀排ワラに対して掻き込み作用するように構成してある。 【0007】 すなわち、供給された脱穀排ワラが切断軸と供給軸の両軸の掻き込み円盤によって円盤切断刃と円盤受刃の間に掻き込み供給されて、円盤切断刃と円盤受刃によって切断処理される。切断処理される脱穀排ワラは、切断軸側の掻き込み円盤によって受け止め支持されて円盤受刃から逃げないようにしながら、かつ、供給軸側の掻き込み円盤によって受け止め支持されて円盤切断刃から逃げないようにしながら細断処理されるものだから、脱穀排ワラを切断軸と供給軸の両軸の掻き込み円盤による掻き込みによって円盤切断刃と円盤受刃の間に掻き込み漏れや供給遅れが発生しにくいようにして供給させながら細断処理させることができる。また、円盤切断刃と円盤受刃の間に供給された排ワラを供給軸と切断軸の両軸の掻き込み円盤による受け止め支持によって円盤受刃から逃げたり、円盤切断刃から逃げたりして全く切断されなかったり、十分に切断されなかったりする切断不良を発生しにくくしながら細断処理させることができる。 【0008】 従って、本第1発明によれば、脱穀排ワラが比較的迅速に供給されても、円盤切断刃と円盤受刃の間に掻き込み漏れや供給遅れが発生しにくい状態で供給され、かつ、排ワラが円盤切断刃や円盤受刃から逃げて切断不良が発生することを回避しながら切断されるのであり、脱穀排ワラを比較的迅速に供給して細断精度がよい細断作業を能率よく行なうことができる。 【0009】 本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記切断軸側の掻き込み円盤に周設の掻き込み爪の配列ピッチと、前記供給軸側の掻き込み円盤に周設の掻き込み爪の配列ピッチとを相違させてある。 【0010】 すなわち、切断軸側の掻き込み円盤における掻き込み爪の配列ピッチと、供給軸側の掻き込み円盤における掻き込み爪の配列ピッチとが相違しているものだから、切断軸側の掻き込み円盤と供給軸側の掻き込み円盤との間に入り込んだ脱穀排ワラが両掻き込み円盤の間から抜け外れにくくて円盤切断刃と円盤受刃の間に確実に掻き込み供給される。 【0011】 従って、本第2発明によれば、切断軸側の掻き込み円盤と供給軸側の掻き込み円盤との間に入り込んだ脱穀排ワラが両掻き込み円盤の間から抜け外れにくいことから、脱穀排ワラが円盤切断刃と円盤受刃の間に一層供給漏れが出にくいようにして供給され、細断作業を一層能率よく行なうことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、クローラ式走行装置1によって自走するように構成し、かつ、運転座席2を有した搭乗型運転部を備えた走行機体の機体フレーム3の前部に、刈取り前処理部4の前処理部フレーム4aの基端部を回動自在に連結し、前記機体フレーム3の後部に脱穀装置10、穀粒タンク5を設けるとともに、脱穀装置10の後部に排ワラ細断装置20を備えた排ワラ処理装置を設けて、コンバインを構成してある。 【0013】 このコンバインは、稲、麦などの穀粒を収穫するものであり、前処理部フレーム4aに連動しているリフトシリダ6を操作すると、このリフトシリンダ6が前処理部フレーム4aを走行機体に対して上下に揺動操作して刈取り前処理部4を引起し装置4bの下端側が地面上近くに位置した下降作業状態と、引起し装置4bが地面から高く浮上した上昇非作業状態とに昇降操作する。刈取り前処理部4を下降作業状態にして自走機体を走行させると、刈取り前処理部4が機体横方向に並ぶ複数の前記引起し装置4aによって植立穀稈を引起し処理し、植立穀稈を一つのバリカン型の刈取装置4cによって刈取り処理し、刈取装置4cからの刈取穀稈を搬送装置4dによって機体後方向きに搬送して脱穀装置10の脱穀フィードチェーン11の始端部に供給する。脱穀装置10が脱穀フィードチェーン11によって刈取穀稈の株元側を挟持搬送しながら、その穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理する。穀粒タンク5が脱穀装置10からの脱穀粒を回収して貯留していく。排ワラ処理装置が脱穀装置10からの脱穀排ワラを長ワラ状態のままで機体後方に落下させる長ワラ排出処理を行なったり、細断処理して機体後方に落下させる細断放出処理を行なったりする。 【0014】 排ワラ処理装置についてさらに詳述すると、図2,3などに示すように、この排ワラ処理装置は、脱穀装置10の脱穀機体の後部に、前記排ワラ細断装置20の排ワラ処理ケース21を連結し、前記脱穀フィードチェーン11によって扱室(図示せず)から搬出された脱穀排ワラを、脱穀機体内の後部に位置する株元側挟持搬送装置と穂先側係止搬送装置(図示せず)とで成る排ワラ搬送装置40によって脱穀フィードチェーン11から受け継いで横倒れ姿勢で機体後方向きに前記排ワラ処理ケース21の上方まで搬送するように構成し、前記排ワラ処理ケース21の上側に長ワラ排出口45を設けて構成してある。 【0015】 前記排ワラ細断装置20は、前記排ワラ処理ケース21、この排ワラ処理ケース内の上部に設けた機体横向きの切断軸22及び供給軸23を有した排ワラカッター部20a、前記排ワラ処理ケース内の前記排ワラカッター部20aの下方に設けた走行機体横向きの螺旋スクリュー30を備えて構成してある。 【0016】 前記排ワラ処理ケース21の上部に、機体上方向きに開口する排ワラ受け入れ口21a、及び、この排ワラ受け入れ口21aと前記長ワラ排出口45を開閉するように排ワラ処理ケース21の後端側に機体横向きの軸芯のまわりで上下揺動自在に取り付けた蓋体24を設け、前記排ワラ搬送装置40における前記株元側挟持搬送装置の搬送ガイド杆41の搬送終端側部分41aを、搬送始端側部分41bから機体後方側に引き出した伸長状態に摺動調節し、かつ、前記蓋体24を下降揺動して排ワラ受け入れ口21aを閉じ、長ワラ排出口45を開いた倒伏ガイド姿勢に切り換え操作しておくと、前記株元側挟持搬送装置が脱穀排ワラの株元側を排ワラ処理ケース21の後端側の上方まで挟持搬送して落下させ、蓋体24が排ワラ搬送装置40から落下した脱穀排ワラを長ワラ排出口45から出ていくにように蓋体24の外面側で落下案内するように構成してある。図3に示すように、前記搬送ガイド杆41の搬送終端側部分41aを、搬送始端側部分41bの方に引退した短縮状態に摺動調節し、かつ、前記蓋体24を上昇揺動して排ワラ受け入れ口21aを開き、長ワラ排出口45を閉じた起立ガイド姿勢に切り換え操作しておくと、株元側挟持搬送装置が脱穀排ワラの株元側を排ワラ受け入れ口21aの上方まで挟持搬送して落下させ、蓋体24が排ワラ搬送装置40から落下した脱穀排ワラを排ワラ受け入れ口21aに入り込むように蓋体24の内面側で落下案内するように構成してある。 【0017】 図3,4に示すように、排ワラカッター部20aは、機体横向きの六角軸で成る前記切断軸22、この切断軸22の軸芯方向での複数箇所に設けた円盤切断刃25と掻き込み円盤26で成る切断部、隣り合う円盤切断刃25どうしの間隔を設定間隔に保持する円筒スペーサ22aを備えた切断刃ユニットと、機体横向きの六角軸で成る前記供給軸23、この供給軸23の軸芯方向での複数箇所に設けた円盤受刃27と掻き込み円盤28で成る切断部、隣り合う円盤受刃27どうしの間隔を設定間隔に保持する円筒スペーサ23aを備えた受刃ユニットとを、排ワラ処理ケース内の排ワラ受け入れ口21aの下方に回動自在に設けて構成してある。 【0018】 切断軸22は、図2,3の如く排ワラ処理ケース21の横外側に脱穀装置10から動力伝達されるように構成して設けた伝動ベルト利用のカッター駆動機構50によって図3に示す回動方向Aに回動する状態に駆動されるようになっており、切断軸22に設けてある各円盤切断刃25及び各掻き込み円盤26は、六角形状の取り付け孔によって供給軸22に対して外嵌しているとともに一体回動自在に係合していることにより、切断軸22に対して一体回動自在に連結している。 【0019】 供給軸23は、図2,3の如く排ワラ処理ケース21の横外側で切断軸22と供給軸23を連動させているギヤ機構51を介して切断軸22から伝達される駆動力によって図3に示す回動方向Bに切断軸22よりも低速で回動する状態に駆動されるようになっており、供給軸22に設けてある各円盤受刃27及び各掻き込み円盤28は、六角形状の取り付け孔によって供給軸23に対して外嵌しているとともに一体回動自在に係合していることにより、供給軸23に対して一体回動自在に連結している。 【0020】 切断軸22の前記各切断部と、この切断部に対応する供給軸23の前記切断部とにおける円盤切断刃25、円盤受刃27、掻き込み円盤26,28の配置関係は、図4に示す如くなっている。 すなわち、円盤切断刃25と円盤受刃27のエッジ部どうしが切断軸22と供給軸23の間で円盤切断刃25や円盤受刃27の半径方向に重なり合うようになっている。このように円盤切断刃25と円盤受刃27のエッジ部どうしが重なり合う部位において、切断軸22に付いている方の掻き込み円盤26(以下、切断軸側の掻き込み円盤26と呼称する。)の外周縁部に図6の如き掻き込み爪26aを周設して設けてある掻き込み作用部が、切断軸22の円盤切断刃25、及び、供給軸23の円盤受刃27に対して、供給軸23に付いている方の掻き込み円盤28(以下、供給軸側の掻き込み円盤28と呼称する。)の外周縁部に図6の如き掻き込み爪28aを周設して設けてある掻き込み作用部が位置する側とは反対側に位置し、供給軸側の掻き込み円盤28の前記掻き込み作用部が、切断軸22の円盤切断刃25、及び、供給軸22の円盤受刃27に対して切断軸側の掻き込み円盤26の前記掻き込み作用部が位置する側とは反対側に位置する配置関係になっている。 【0021】 図6に示すように、切断軸側の掻き込み円盤26に周設の前記掻き込み爪26aの配列ピッチ26pと、供給軸側の掻き込み円盤28に周設の前記掻き込み爪28aの配列ピッチ28pとが相違するように、切断軸側の掻き込み円盤26の掻き込み爪配列ピッチ26pを供給軸側の掻き込み円盤28の掻き込み爪配列ピッチ28pより大に設定してある。 【0022】 つまり、排ワラカッター部20aは、排ワラ受け入れ口21aから排ワラ処理ケース21の内部に落下供給された脱穀排ワラを互いに反対方向に回動する供給軸側の掻き込み円盤28及び切断軸側の掻き込み円盤26の掻き込み爪28a,26aによる掻き込み作用によって供給軸23と切断軸22の間に掻き込み、互いに反対方向に回動する切断軸22の円盤切断刃25と供給軸23の円盤受刃27とによって円盤切断刃25の配列ピッチで決まる長さの細断ワラに稈身方向に細断処理する。このとき、円盤切断刃25や円盤受刃27の半径方向に重なり合って切断作用する円盤切断刃25及び円盤受刃27のエッジの両横側に分かれて位置する供給軸側の掻き込み円盤28と切断軸側の掻き込み円盤26とによって排ワラを円盤切断刃25や円盤受刃27から逃げないように受け止め支持させながら切断処理する。切断処理後の細断ワラを供給軸23と切断軸22の間から排ワラ処理ケース21の下端側の放出ガイド板29を備えた排ワラ放出口21bに向けて落下させる。 【0023】 図4に示すように、螺旋スクリュー30は、排ワラ処理ケース21の左右の横側壁21c,21dにわたって回動自在に取り付けたスクリュー軸31、このスクリュー軸31の両端側に一体回動自在に取り付けたスクリュー板32,33、スクリュー軸31のスクリュー板32,33間に一体回動自在に取り付けた一対の掻き出し板34を備えて構成し、かつ、スクリュー軸31の排ワラ処理ケース21の外部に突出する端部に一体回動自在に設けた入力ベルトプーリ52に前記切断軸22から伝達される駆動力によって回動する状態に駆動されるように構成してある。 【0024】 一対のスクリュー板32,33のうち、掻き出し板34より機体左側に位置する株元側スクリュー板32に、排ワラカッター部20aから落下した細断ワラを機体左横側に向けて流動させる螺進方向を備えさせ、一対のスクリュー板32,33のうち、掻き出し板34より機体右側に位置する穂先側スクリュー板33に、排ワラカッター部20aから落下した細断ワラを機体右横側に向けて流動させる螺進方向を備えさせてある。 【0025】 つまり、螺旋スクリュー30は、排ワラカッター部20aの中央部から落下した細断ワラを一対の掻き出し板34によって排ワラ放出口21bに向けて掻き出し処理し、排ワラカッター部20aの株元側から落下した細断ワラを株元側スクリュー板32によって機体左横側に流動させながら排ワラ放出口21bに排出処理し、排ワラカッター部20aの穂先側から落下した細断ワラを穂先側スクリュー板33によって機体右横側に流動させながら排ワラ放出口21bに排出処理する。これにより、螺旋スクリュー30は、排ワラカッター部20aからの細断ワラを機体横方向に分散して圃場面上に落下するように機体横方向に拡散処理する。 【0026】 図5などに示すように、螺旋スクリュー30の前記株元側スクリュー板32と、排ワラ処理ケース21の左横側壁21cとの間に配置したワラ受止め板35、及び、このワラ受止め板35と前記株元側スクリュー板32との間に配置した板製の排ワラ掻き出し体36をスクリュー軸31に一体回動自在に連結してある。図7に示すように、前記ワラ受止め板35の外周縁部に、ワラ受止め板35を構成している素材によってワラ受止め板35と一体部品に形成した掻き出し爪35aを周設してある。 【0027】 要するに、この排ワラ処理装置にあっては、排ワラ搬送装置40の搬送ガイド杆41の搬送終端側部分41aを伸長状態と短縮状態に切り換え操作し、排ワラ処理ケース21の蓋体24を開閉切り換えすることにより、脱穀排ワラを長ワラ状態のままで放出する処理形態と、細断処理して放出する処理形態とに切り換わる。 すなわち、搬送ガイド杆41の搬送終端側部分41aを伸長状態に、蓋体24を倒伏閉じ状態にそれぞれ切り換え操作すると、脱穀フィードチェーン11によって扱室から搬出された脱穀排ワラを排ワラ搬送装置40によって脱穀機体後方側に搬送し、株元側が排ワラ処理ケース21の後部上方に至ると株元側挟持搬送装置による挟持を解除して排ワラ搬送装置40から排ワラ処理ケース21の上に落下させる。排ワラ処理ケース21の上に落下した脱穀排ワラを蓋体24の外面側によって機体後方側に落下案内して長ワラ排出口45から長ワラ状態のままで機体後方に落下させる。 【0028】 搬送ガイド杆41の搬送終端側部分41aを短縮状態に、蓋体24を起立開き姿勢にそれぞれ切り換え操作すると、脱穀フィードチェーン11によって扱室から搬出された脱穀排ワラを排ワラ搬送装置40によって脱穀機体後方側に搬送し、株元側が排ワラ処理ケース21の前部上方に至ると株元側挟持搬送装置による挟持を解除して排ワラ搬送装置40から排ワラ処理ケース21の上に落下させる。排ワラ処理ケース21の上に落下した脱穀排ワラを排ワラ受け入れ口21aから切断軸22と供給軸23の上に落下させる。切断軸22と供給軸23の上に落下した脱穀排ワラを切断軸側の掻き込み円盤26と供給軸側の掻き込み円盤28によって円盤切断刃25と円盤受刃27の間に掻き込み供給してこの円盤切断刃25と円盤受刃27によって円盤切断刃25の配列ピッチで決まる長さの細断ワラに稈身方向に細断処理する。このとき、図8に示すように、脱穀排ワラを円盤切断刃25のエッジから逃げないように供給軸側の掻き込み円盤28によって受け止め支持させながら、円盤受刃27のエッジから逃げないように切断軸側の掻き込み円盤26によって受け止め支持させながら切断処理する。切断処理によって細断状態になった排ワラを切断軸22と供給軸23の間から螺旋スクリュー30に落下させ、この螺旋スクリュー30によって機体横方向に拡散して圃場面上に落下するように拡散させて排ワラ放出口21bから落下させる。 螺旋スクリュー30による拡散処理を行なう際、螺旋スクリュー30の株元側スクリュー板32によって流動されて螺旋スクリュー30の端部付近に至った細断ワラやこれに付着した泥土などを排ワラ処理ケース21の左側壁21cの内面側に押し付けられて堆積しないように排ワラ掻き出し体36によって排ワラ放出口21bに向けて掻き出しながら、かつ、ワラ受止め板35によって受け止めながら、さらに、ワラ受止め板35の掻き出し爪35aによって排ワラ放出口21bに向けて掻き出しながら拡散処理する。 【0029】 図3に示すように、排ワラ細断装置20の排ワラ処理ケース21に、脱穀機体内の後部に位置する排塵ファン12の排出口に臨む風導入口55、及び、この風導入口55から前記排ワラ放出口21bに至る風路を形成する風ガイド板56を設けてある。すなわち、排塵ファン12は脱穀機体の内部に発生した塵埃を選別風と共に吸引して脱穀機体の外部に排出するが、排塵ファン21から排出される排出風が脱穀機体の後部に位置する排塵口13に流下してその排塵口13からの排塵に対する障害になる事態が発生しないように、排塵ファン21から排出される排出風を風導入口55から排ワラ処理ケース21の内部に導入して排ワラ放出口21bから排出するようにしてある。また、この場合、排塵ファン12から排出される風を清掃風に利用して排ワラ処理ケース21の内部に付着した細断ワラなどを除去することが可能になる。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】コンバイン全体の側面図 【図2】排ワラ処理装置の側面図 【図3】排ワラ細断装置の縦断側面図 【図4】排ワラ細断装置の縦断後面図 【図5】排ワラカッター部及び螺旋スクリューの端部を示す排ワラ細断装置の後面図 【図6】切断軸側及び供給軸側の掻き込み円盤の側面図 【図7】ワラ受止め板の側面図 【図8】排ワラ切断状態を示す説明図 【符号の説明】 【0031】 22 切断軸 23 供給軸 25 円盤切断刃 26 切断軸側の掻き込み円盤 26a 切断軸側の掻き込み円盤の掻き込み爪 27 円盤受刃 28 供給軸側の掻き込み円盤 28a 供給軸側の掻き込み円盤の掻き込み爪
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成15年10月28日(2003.10.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−130718(P2005−130718A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月26日(2005.5.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−367357(P2003−367357) |
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