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【発明の名称】 汎用形コンバインの脱穀装置
【発明者】 【氏名】中矢 昭彦

【氏名】上窪 啓太

【氏名】大家 輝光

【氏名】尾立 誠

【氏名】草地 寛太

【氏名】中平 武利

【氏名】久保 孝之

【氏名】清水 明彦

【氏名】村山 昌章

【氏名】市川 友彦

【氏名】杉山 隆夫

【要約】 【課題】汎用形コンバインの脱穀装置において、スクリューロータを構成するオーガと扱歯の関係を最適なものとして、所要動力を出来るだけ少なくするものである。また、所要動力を少なくしても、選別性能の低下を来さないオーガと扱歯の関係構成を改善したものである。

【解決手段】回転筒により構成したロータ1の外周にオーガ3を巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯2を突設したスクリューロータにおいて、ロータ1に巻設したオーガ3の高さと、該オーガ3から突出する扱歯2の出代との比率は、オーガの高さが5に対して、扱歯の出代は1.57から5.4の間とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さと、該オーガから突出する扱歯の出代との比率は、オーガの高さが5に対して、扱歯の出代は1.57より大きく5.4以下としたことを特徴とする汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項2】
回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さと、該オーガから突出する扱歯の出代との比率は、略5対3としたことを特徴とする汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項3】
所定径の回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さを54mm未満とした汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項4】
前記オーガの高さは34mm以上である請求項3記載の汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項5】
前記オーガの高さを略44.0mmとした請求項3記載の汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項6】
前記ロータ外周側に向かってロータ軸心に対して略直角方向に送塵弁を前後複数突出し、該送塵弁のロータ軸心に対して直角方向に対する角度を、脱穀上手側では送り方向に大きく、下手側で小さく設定したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項7】
ロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、スクリューロータを、全長にわたり三区画に分割し、前方から第1区画と第2区画においては、扱歯の数を、1円周上に複数本配置し、第3区画においては、1円周上に前記複数本の扱歯よりも少ない扱歯を配置すると共に、スクリューロータの回転外周の扱胴室内に複数枚の送塵弁を配置したことを特徴とする汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項8】
請求項7記載の汎用形コンバインの脱穀装置において、第1区画の扱歯の数を8本とし、第3区画の扱歯の数を4〜8本としたことを特徴とする汎用形コンバインの脱穀装置。
【請求項9】
請求項7記載の汎用形コンバイン脱穀装置に設ける送塵弁おいて、第1区画の送塵弁の角度と、第2区画と第3区画の送塵弁の角度を、それぞれ操作装置により変更可能とし、該角度操作装置を運転席近傍に配置したことを特徴とする汎用形コンバインの脱穀装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場に植立状態で穀粒のついたままの状態の穀稈を根本部から刈り取って、そのままスクリューロータが回転する脱穀室に投入する汎用軸流型とも呼称される汎用形コンバインの脱穀装置の中で、特に、ロータ上に設けるオーガと扱歯と、ケース側に設ける送塵弁との構成に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
従来から汎用軸流型と呼ばれる汎用形コンバインの脱穀装置に使用したスクリューロータに関する技術は公知とされているのである。
例えば、スクリューロータの螺旋体(オーガ)から扱歯を突出する長さを前半分より後半分を長くした技術が開示されている(特許文献1参照)。また、スクリューロータの胴径を前半よりも後半を小径とした技術も開示されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】実開平5−2639号公報
【特許文献2】特開平10−337119号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来技術ではスクリューロータのオーガ(螺旋)の高さと扱歯の突出量の関係は明らかにされておらず、最適な関係は判らなかった。
本発明においては、汎用形コンバインの脱穀装置において、スクリューロータを構成するオーガと扱歯の関係を最適なものとして、所要動力を出来るだけ少なくするものである。
【0004】
また、所要動力を少なくしても、選別性能の低下を来たさないオーガと扱歯の関係構成を改善したものである。
また、スクリューロータの上部に配置する送塵弁の調整機構を、スクリューロータの構成の変更に合わせて所要動力を最低にすべく構成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1においては、回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さと、該オーガから突出する扱歯の出代との比率は、オーガの高さが5に対して、扱歯の出代は1.57より大きく5.4以下としたものである。
【0006】
請求項2においては、回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さと、該オーガから突出する扱歯の出代との比率は、略5対3としたものである。
【0007】
請求項3においては、所定径の回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さを54mm未満としたものである。
【0008】
請求項4においては、前記オーガの高さは34mm以上としたものである。
請求項5においては、前記オーガの高さを略44.0mmとしたものである。
【0009】
請求項6においては、前記ロータ外周側に向かってロータ軸心に対して略直角方向に送塵弁を前後複数突出し、該送塵弁のロータ軸心に対して直角方向に対する角度を、脱穀上手側では送り方向に大きく、下手側で小さく設定したものである。
【0010】
請求項7においては、ロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、スクリューロータを、全長にわたり三区画に分割し、前方から第1区画と第2区画においては、扱歯の数を、1円周上に複数本配置し、第3区画においては、1円周上に前記複数本の扱歯よりも少ない扱歯を配置すると共に、スクリューロータの回転外周の扱胴室内に複数枚の送塵弁を配置したものである。
【0011】
請求項8においては、第1区画の扱歯の数を8本とし、第3区画の扱歯の数を4〜8本としたものである。
【0012】
請求項9においては、第1区画の送塵弁の角度と、第2区画と第3区画の送塵弁の角度を、それぞれ操作装置により変更可能とし、該角度操作装置を運転席近傍に配置したものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1の如く、回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さと、該オーガから突出する扱歯の出代との比率は、オーガの高さが5に対して、扱歯の出代は1.57より大きく5.4以下としたことにより、脱穀性能は現状を維持したままで、スクリューロータの回転に要する所要動力を従来の汎用形コンバインよりも低減することが出来たものである。
【0014】
請求項2の如く、回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さと、該オーガから突出する扱歯の出代との比率は、略5対3としたことにより、脱穀性能は現状を維持し、性能を安定させて、スクリューロータの回転に要する所要動力を低減することが出来たものである。
【0015】
請求項3の如く、所定径の回転筒により構成したロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、ロータに巻設したオーガの高さを54mm未満としたので、ロータ軸の必要動力を低減することができる。
【0016】
請求項4の如く、前記オーガの高さは34mm以上としたので、ロータ軸の必要動力量を低減させながら、脱穀性能は現状を維持することができる。
【0017】
請求項5の如く、前記オーガの高さを略44.0mmとしたので、必要動力が最も効率良くロータ軸に伝えられ、脱穀性能は現状を維持したまま、性能を安定させて、動力を低減することができる。
【0018】
請求項6の如く、前記ロータ外周側に向かってロータ軸心に対して略直角方向に送塵弁を前後複数突出し、該送塵弁のロータ軸心に対して直角方向に対する角度を、脱穀上手側では送り方向に大きく、下手側で小さく設定したので、所要動力を低減することができたのである。
【0019】
請求項7の如く、ロータの外周にオーガを巻設し、該オーガより放射方向に、扱歯を突設したスクリューロータにおいて、スクリューロータを、全長にわたり三区画に分割し、前方から第1区画と第2区画においては、扱歯の数を、1円周上に複数本配置し、第3区画においては、1円周上に前記複数本の扱歯よりも少ない扱歯を配置すると共に、スクリューロータの回転外周の扱胴室内に複数枚の送塵弁を配置したので、スクリューロータの所要動力低減の為に、オーガ3の高さAと扱歯2の出代Bの比率を変更したことにより発生する3番ロスと4番ロスを従来と同等まで低減することが出来るのである。
【0020】
請求項8の如く、第1区画の扱歯の数を8本とし、第3区画の扱歯の数を4〜8本としたので、スクリューロータの所要動力低減の為に、オーガ3の高さAと扱歯2の出代Bの比率を変更したことにより発生する3番ロスと4番ロスを従来と同等まで低減することが出来るのである。
【0021】
請求項9の如く、第1区画の送塵弁の角度と、第2区画と第3区画の送塵弁の角度を、それぞれ操作装置により変更可能とし、該角度操作装置を運転席近傍に配置したので、穀物の種類や穀物の生育状態や刈取状態等に合わせて、送塵弁の角度を任意に変更できるようになり、運転席を離れて機体側部に回り込んで操作することなく、その変更操作は運転席から容易に変更できる。そして、第1区画と、第2区画と第3区画は別々に操作できるので、穀粒の種類や状態等に合わせて変更でき、脱穀性能を更に向上し、スクリューロータの所要動力低減の為に、オーガ3の高さAと扱歯2の出代Bの比率を変更したことにより発生する3番ロスと4番ロスを従来と同等まで低減することが出来るのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1において、セカンドモアMを装備した汎用形コンバインの全体的な構成を説明する。なお、機体の進行方向(図1紙面左方向)を前方として説明する。
クローラ式走行装置15の上に脱穀装置を載置している。該脱穀装置より前方へフィーダーボックス16を突出し、該フィーダーボックス16の先端にプラットフォーム14を設け、該プラットフォーム14内にオーガ機構20を配置している。該プラットフォーム14の前下部の先端に、メイン刈刃19を刈取幅一杯に配置し、更にメイン刈刃の前部両側に分草装置18を配置している。
【0023】
また、メイン刈刃19と分草装置18の上方には、掻込リール機構21が設けられている。そして、フィーダーボックス16とプラットフォーム14とオーガ機構20と掻込リール機構21とメイン刈刃19と分草装置18等の部分を、刈取部Kとして構成している。そして該刈取部Kの部分を油圧シリンダ17により昇降可能に支持している。
グレンタンク24の上には、穀粒排出オーガ23が配置されており、またグレンタンク24の前方位置には、運転席キャビン22が設けられている。
本発明は以上のような構成の汎用形コンバインにおいて、脱穀装置の内部に配置したスクリューロータ(扱胴)と受網としてコンケーブまたはクリンプ網と送塵弁の構成に関するものである。
【0024】
図2に示すスクリューロータの構成を説明する。
円筒状に構成して回転可能に配置したのロータ1の外周にオーガ(螺旋羽根)3を巻設し、該オーガ3より放射方向に扱歯2を突設してスクリューロータが形成され、該スクリューロータが汎用形コンバインの脱穀装置の扱室の内部に前後水平方向に配置され、軸心位置に固設したスクリューロータ軸10により回転自在に進行方向と平行な前後方向に軸受け支持されている。
該スクリューロータを構成するロータ1(胴)の先端部分はコーン状の前端ロータ部1aに構成されて、該前端ロータ部1aの部分には、更にオーガ(螺旋羽根)3とは異なる特殊な形状(三日月状)の前端オーガ4が固設されている。該前端オーガ4は、刈取部Kにより株元を刈り取られた穀稈と穀粒の一体状態の被選別材料が、扱室に取り込まれてスムーズに後方へ搬送出来る構成とされている。
【0025】
そして、前記前端ロータ部1aの後部に位置する回転筒状体により構成されたロータ1の周囲には、一定の高さを有する螺旋状のオーガ3が巻きついた状態で固定されている。該オーガ3とオーガ3の間に、オーガ間補強板41が固定されており、オーガ3の強度を保持している。
またオーガ3は、被選別材料を扱室の前部から後方へ搬送する役目を主として具備しており、該オーガ3とオーガ3の周囲に突設した扱歯2と後述するコンケーブGとの間で、穀稈や穂先から穀粒を脱穀する為の役割を具備している。オーガ間補強板41はオーガ3の補強の役目をしている。
【0026】
図11において、扱室の前端部分には次のような構成となっている。
扱胴カバー6を開閉する場合において、扱胴カバー6の重量が大であるので、この持ち上げ力を補助する為に扱胴カバー6の側部と機体フレームの間にスプリングダンパー40が介装され、更に、スプリングダンパー40により押し上げて扱胴カバー6を開放した状態で、それ以上に開放されないようにロックする為の扱胴カバーロック金具39が扱胴カバー6の側部と機体フレームの間に配置されている。
【0027】
また、ロータ1外周側に向かって略左右方向に送塵弁13・13・11・11・12・12・・・が前後略平行に複数突出しており、ロータ1上方を覆う機体側の部材として扱胴カバー6の内面から略左右方向に送塵弁13・11・12が複数配設されている。該送塵弁13・11・12は下面が円弧状のプレートが鉛直面とし配設され、前後複数組に分けて、それぞれリンク機構を介して角度操作装置により角度変更可能に配置されている。本実施例では図3に示すように、第1区画の前部扱室L1と、第2区画の中間部扱室L2と、第3区画の後部扱室L3に区画に分けて、それぞれの区画に前部送塵弁13・13・・・、中間送塵弁11・11・・・、後部送塵弁12・12・・・が配置されている。
【0028】
前部送塵弁13は略左右中央を中心に前後に回動可能に支持されており、平行に配置した弁体13a・13b・13cの一端(進行方向左側)に前後方向に配置した結合リンク13eに所定間隔をあけて枢結され、該結合リンク13eの前端に連結リンク13dを介して角度操作装置となる前部送塵弁調節レバー9が連結され、該前部送塵弁調節レバー9の回動操作により前部送塵弁13の角度を変更可能としており、該前部送塵弁調節レバー9を任意の位置で係止できるように、図11の如く、扱胴カバー6上に前部送塵弁調節レバーガイド38が配設されている。
【0029】
図2から図10において、スクリューロータと送塵弁について説明する。
図2において図示する如く、扱室の内部を、前後方向三区画に便宜上分割している。即ち、第1区画の前部扱室L1と、第2区画の中間部扱室L2と、第3区画の後部扱室L3に区画している。
前部扱室L1と中間部扱室L2と後部扱室L3において、それぞれ扱歯2と送塵弁の構成を変更している。
即ち、送塵弁は、前部扱室L1においては、コーン状の前端ロータ部1aの後部のロータ1前部上に前部送塵弁13を配置しており、該前部送塵弁13は、扱胴カバー6の外から前部送塵弁調節レバー9により操作可能としている。該前部送塵弁調節レバー9の操作角度は、図11に図示する如く、前部送塵弁調節レバーガイド38において多段の係止部を設けて、複数段階で設定できるように構成している。但し、係止構成は限定するものではない。
【0030】
該前部扱室L1における前部送塵弁13は、前端ロータ部1aの部分を終了した後の位置から、オーガ3と略同ピッチで3本が配置されている。該3本の弁体13a・13b・13cを、前記結合リンク13eと連結リンク13dとを介して前部送塵弁調節レバー9と連結構成されている。なお、送塵弁13の弁体の本数は限定するものではなく、3〜4本設けることができる。
【0031】
中間送塵弁11は、11aと11bと11cと11dと11eの5本の弁体を、結合リンク11fにより連結して構成している。そして、中間送塵弁11の中の前端の中間送塵弁11aと結合リンク11fとの連結部分に、調節固定アーム部11gの一端が枢結され、該調節固定アーム部11gの他端を扱胴カバー6に設けられた複数箇所(本実施例では3箇所、)の固定孔のいずれかに固定して角度を設定すべく構成している。
【0032】
後部送塵弁12は、12aと12bと12cと12dと12eの5本の弁体により構成されている。該5本の後部送塵弁12を結合リンク12fにより連結して、一体的に回動調整可能としている。
そして、後部送塵弁12の中の前端の後部送塵弁12aと結合リンク12fの一端に、調節固定アーム部12gが設けられており、該調節固定アーム部12gにより、扱胴カバー6に設けられた複数箇所(本実施例では3箇所)のいずれかの固定孔にピン等で固定して角度を設定すべく構成している。
【0033】
また、送塵弁は図15に示すように、脱穀上手側と脱穀下手側で別々に角度変更可能に構成することもできる。
即ち、前部送塵弁13の構成及び角度調節機構(第1区画の調整機構)は前記図4と同じ構成とし、第2区画と第3区画の送塵弁を同時に角度調節可能に構成している。中間送塵弁11と後部送塵弁12は弁体11a・11b・11c・11dと弁体12a・12b・12c・12d・12eはそれぞれ左右中途部がカバー(機体)側に枢支され、各弁体11a・11b・11c・11d・12a・12b・12c・12d・12eの一端(本実施例では進行方向左側)が結合リンク34にそれぞれ枢支され、該結合リンク34は前方に延出されて、その前端を連結リンク35の一端に枢支され、該連結リンク35の他端はカバー(機体)側に枢支されるとともに、角度操作装置となる中後部送塵弁調節レバー36の後端が固設され、該中後部送塵弁調節レバー36の中途部はレバーガイド37により回動範囲内の所望の位置で係止可能に構成している。
【0034】
こうして、前部送塵弁調節レバー9と中後部送塵弁調節レバー36の先端を前方へ突出して、運転席近傍まで延設し、オペレーターは運転席から前部送塵弁調節レバー9と中後部送塵弁調節レバー36をそれぞれ回動して各弁体の角度を調節可能としている。例えば、中後部送塵弁調節レバー36を回動しすると、連結リンク35を介して結合リンク34が前後動され、各弁体11a・11b・・・12eが前後に回動して、前後方向の傾斜角度を変更することができるのである。
但し、上記調節機構は限定するものではなく、連結リンク13d・35の回動基部にモータの出力軸と連結して、運転席からレバー等の調節手段でモータを駆動して、各弁体を回動する構成とすることもできる。なお、調節手段となるレバー近傍に目盛等を配置して調節位置が容易に分かるようにしておくことが望ましい。
【0035】
また、図16に示すように、送塵弁は脱穀上手側の4本と脱穀下手側の5本を一体的に角度変更可能に構成することもでき、この場合、送塵弁13・12のロータ軸心に対して直角方向に対する角度を、脱穀上手側では送り方向に大きく、下手側で小さく設定している。または、該送塵弁13・12のオーガに対する角度を、脱穀上手側では送り方向に大きく、下手側で略同等に設定している。本実施例ではロータ1軸心と直角方向を左右方向とすると、前部4つの送塵弁13・13・・・の左右方向に対する角度は、後部5つの送塵弁12・12・・・の左右方向に対する角度よりも大きく設定している。
【0036】
図13(a)、図14、図17より図19において、本発明のスクリューロータの下部に配置する受網としてのコンケーブGの構成について説明する。
従来から、受網としてコンケーブGを丸棒式桟により構成した技術は公知とされているのである。しかし、本発明においては、スクリューロータ軸10の軸心方向に配置した該縦方向丸棒桟5を、中間横方向板状桟7と端部横方向板状桟8に対して、固定する部分において、独特の構成を有しているのである。
【0037】
即ち、縦方向丸棒桟5の前後端部を中間横方向板状桟7と端部横方向板状桟8より内側(ロータ側)に固定するとともに、縦方向丸棒桟5に固定する端部横方向板状桟8に対する部分においては、図18に示すように、端部横方向板状桟8の内側円弧面に直接に溶接(ろう付け等)により縦方向丸棒桟5を取付所定位置に固定している。
そして、縦方向丸棒桟5を中間横方向板状桟7に対して固定する部分においては、図19に示すように、中間横方向板状桟7の内側に略円弧状の嵌入溝を取付所定位置に構成して、この中に縦方向丸棒桟5を嵌め込んで、縦方向丸棒桟5の直径Tに対して、突出部の長さtは半分以下となるように溶接固定構成としているのである。
なお、受網の種類としてコンケーブGの代わりに、図9(b)、図13(b)に示すクリンプ網を使用して脱穀することも可能であり、略同等の脱穀性能が得られる。該クリンプ網は図9(b)、図13(b)に示すように、波状の縦線25・25・・・と横線26・26・・・が格子状に編まれて、全体として湾曲して構成されて、周囲が網枠27に固定されている。
【0038】
また、前部扱室L1と中間部扱室L2においては、図7に示す如く、オーガ3の1円周上の扱歯2は、等間隔に複数本、本実施例では8本が植設されている。しかし、後部扱室L3においては、オーガ3の1円周上に対して、等間隔に図8に示す如く、複数本の半分、本実施例では4本を植設しているのである。
【0039】
次に、前記送塵弁角度とオーガ高さを変更した場合の動力低減量と穀粒回収ロスとの関係の具体例を説明する。なお、各A〜Eの長さとOは次のように定義する。図9に示すように、Aはオーガ高さ(ロータ外周からオーガ先端までの長さ)、Bはオーガから突出する扱歯の出代(オーガ先端から扱歯先端までの長さ)、Cは受網の内端から扱歯先端までの長さ、Dは受網の内端からロータの外周までの長さ、Eはロータの半径、Oはロータの中心とする。
図20において、横軸は各条件(条件1〜7)を示し、縦軸は条件1に対する低減率(%)を示している。
本実験において、条件1を基準としており、この条件1は従来(以下現状と称する)のオーガ高さと扱歯の出代で得られる値である。即ち、図9、図16において、ロータの軸心Oに対して直角方向を基準として送塵弁の傾斜角度を0度、ロータ表面からのオーガ高さAが高さ54mm、オーガ3から突出する扱歯2の出代Bは17mmとし、脱穀装置に穀粒を除く全流量を9000kg/h流したときの値を基準値としている。そして、オーガ高さを変更した場合、扱歯先端と受網(コンケーブ)との隙間Cは一定(本実施例では10.5mm)とし(言い換えれば、オーガ高さAを高くすると扱歯の出代Bは低くなり、反対にオーガ高さAを低くすると扱歯の出代Bは高くなる)、各条件でこの基準値(縦軸:0、横軸:条件1)に対して比較する。なお、前記送塵弁の傾斜角度は、ロータの軸心に対して直角方向に対する送り方向の角度を指しており、本実施例ではロータの軸心が前後方向を向いているので進行方向に対して左右方向に対する傾斜角度ともいうことができる。また、ロータ径はE、ロータ1外周とコンケーブ上面ととの間隔をDとし、D=A+B+Cとしている。
【0040】
条件2は、送塵弁の角度が0度、オーガ高さが−10mm(オーガ高さAは44mm)としたときに(このとき扱歯の出代Bは27mm)、ロータ軸動力低減率はマイナス25%(黒丸)となり、基準となる条件1より劣り、穀粒損失(選別装置により選別後に排出される穀粒、所謂3番ロス、及び、ロータ後部より排出される穀粒、所謂4番ロスの合計)低減率はプラス38%(三角)となる。つまり、ロスは改善されるが、動力は多く必要となる。
条件3は、送塵弁の角度が4度、オーガ高さが−10mmとしたときに、ロータ軸動力低減率はマイナス10%(黒丸)となり、穀粒損失低減率はプラス16%(三角)となる。条件4〜7も同様に示している。
条件2・3・5においては穀粒損失は低減されるが、動力負荷は増加する。
条件6は動力負荷も穀粒損失も増加し、条件7は動力負荷は低減できるが穀粒損失は多くなる。
しかし、条件4は動力負荷は低減し、穀粒損失はほぼ現状を維持している。
以上のことから、図20で判断する限りでは、オーガ高さ−10mm(オーガ高さAは44mm、このとき扱歯の出代Bは27mm)で送塵弁の角度が8度の場合が負荷と穀粒損失を考慮した場合好適である。
【0041】
図21、図22、図23は図20と同じデータであるが、横軸を送塵弁開度とし、縦軸を現状に対する低減率として、送塵弁角度を変更した各オーガ高さの場合を示している。さらに図21から図23の各図における右端には、オーガ高さ−10mm、前部送塵弁13の角度を8度とし、中間送塵弁11と後部送塵弁13の角度を変更した結果を示している。
図21の右端に、前部送塵弁13の角度を8度、中間送塵弁11と後部送塵弁12の角度を4度とした場合の結果を示している。この場合、動力は現状レベルで、穀粒損失は低減する。
図22は右端に前部送塵弁13と中間送塵弁11の角度を8度、後部送塵弁12の角度を4度とした場合の結果を示している。この場合、動力と穀粒損失ともに現状より低減する。
図23は右端に前部送塵弁13の角度を8度、中間送塵弁11の角度を7度、後部送塵弁12の角度を6度とした場合の結果を示している。この場合、穀粒損失は現状レベルで、動力は低減する。
このように、中間送塵弁11と後部送塵弁12の角度は前部送塵弁13と同等か、より小さい角度にすることにより、動力負荷および全穀粒損失を同時に現状より低減させることができるのである。
【0042】
更に、前記図20、図21はある種a(普通種:ゆめみのり)の水稲を収穫した場合であるが、図24、図25の場合は、別種b(脱粒性難種:朝の光)の水稲を収穫した場合であり、前記と同様に実験して考察すると、条件4(送塵弁角度8度、オーガ高さ−10mm)と条件7(送塵弁角度8度、オーガ高さ−5mm)の場合、動力負荷も穀粒損失も低減されて好ましい結果が得られる。
また、条件8〜条件13はオーガ高さをプラス側、つまり、高くすると動力負荷は減少するが、穀粒損失は多くなることが判る。これは、オーガとコンケーブの間の距離が短くなり、穀稈が揉まれることが減少してオーガの間に穀稈が入り込んで搬送され、選別装置側へ穀粒が落下しないため穀粒損失が大きくなり、搬送動力負荷が減少するためである。
図26は、脱粒性難種で、オーガ高さ水準を多くして試験を行った結果を示しており、その結果、オーガ高さを低くして送塵弁を開けると、脱穀性能を維持して動力が低減することが分かる。
以上を総合的に考察すると、水稲の品種が異なった場合でも、最も効率良く脱穀できるのは、条件4であることが判る。つまり、送塵弁の傾斜角度が8度で、オーガ高さが基準高さよりも10mm短い場合、つまり、44mmとなる。
【0043】
また、図27乃至図32により、オーガ高さと送塵弁の角度と排稈口損失と動力低減の関係について説明する。
図27、図28は、実験に基づく、オーガ高さと穀粒損失低減率の関係を示しており、オーガ高さを低くする程、穀粒損失低減率は増え、換言すれば、穀粒の損失は低減する。これは、オーガ高さを現状よりも低くしていくと、扱歯の出代が増加し、穀稈との接触頻度が高くなり脱粒性が向上し、穀粒損失が低減する。
また、送塵弁の送り角を大きくすると損失は増加する。これは搬送性が向上し、扱室内の滞留時間が減少するため穀粒損失が増加する。
【0044】
図29、図30は、実験に基づく、オーガ高さと動力低減率の関係を示しており、送塵弁角度を変化させずにオーガ高さを低くすると、動力低減率は低くなる。換言すると、送塵弁角度を変化させずにオーガ高さを低くすると動力が増加する。これは、オーガを高くするほど穀稈の流通性が良くなり抵抗が減少し、オーガを低くするほど穀稈が揉まれて抵抗が大きくなるためである。
しかし、送塵弁の角度を大きくすると、送塵弁の角度は大きい程、動力低減効果は大きくなる。これは搬送性が向上し、扱室内の滞留時間が減少し、動力が低減するためである。この送塵弁の関係を次の図31に示す。
【0045】
図31は、実験に基づく、オーガ高さと、動力低減効果及び排稈口損失低減効果が出始める送塵弁の開度との関係を示す図であり、黒四角でプロットした点をつないだ曲線から下側は排稈口損失の低減効果のある範囲を示しており、オーガ高さが低くなる程穀粒損失の低減効果が発揮されていることが判る。これは前述の如く、穀稈が揉まれる度合いが増すためである。また、黒丸でプロットした点をつないだ曲線から上側が動力低減効果がある範囲であり、オーガ高さが約54mmより低い場合は送塵弁の角度を開けることで動力は低減し、54mm以上の高さでは送塵弁開度をマイナス側に回動しても動力低減効果があることが判る。
【0046】
そして、動力低減効果があり、排稈口損失の低減効果もある範囲は、前記両曲線が交わるオーガ高さ約45mm以下で、送塵弁開度が約4度〜12度の範囲が最も効率が良いことになる。これは、オーガ高さが約45mm以下では適当に穀稈が揉まれることになり、送塵弁をオーガに対して角度を持たせて適当な抵抗を与えるためである。なお、オーガ高さが約55mm以上で送塵弁の開度がマイナスの範囲でも穀粒損失低減効果と動力低減効果を有する範囲があるが、扱歯の出代が小さくなり、脱粒効果は低くなってしまい、脱穀効率は低くなる。
図31の結果では、オーガ高さは約45mmよりも低く、送塵弁の角度は8度前後が最も効率良く穀粒が得られることになる。
【0047】
また、図32は傾向を明らかにするためデータ数を多くして試験した結果である。現状の排稈口損失と等価になるオーガ高さと送塵弁開度の関係を太線で示し、現状の動力と等価になるオーガ高さと送塵弁開度との関係を細線で示し、そして、現状の排稈口損失と等価になる時の現状の動力に対する割合とオーガ高さとの関係を点線で示している。
この図からは、オーガ高さは現状の54mmよりも短くし、送塵弁角度を12度まで徐々に開けるほど動力低減効果があることが判る。そして、現状の動力と等価になる細線よりも送塵弁角度が大きい程動力が低減する。そして、現状の排稈口損失と等価になる太線よりも送塵弁開度が小さいほど排稈口損失が低減される。従って、斜線で囲まれる範囲が、現状に対して動力及び排稈口損失が同時に低減する範囲となる。
【0048】
そして更に、図33は排稈口損失が現状と等価である時の排塵口損失(3番ロス)とオーガ高さの関係を実線で示し、現状に対するロータ軸動力の比とオーガ高さとの関係を点線で示している。この図から排稈口損失が現状と等価である時、排塵口損失も等価であり、排稈口と排塵口から出る穀粒損失の総和はオーガ高さが変化しても一定であることが判る。しかし、動力は現状オーガ高さより低いほど減少し、現状オーガ高さより高いと増加する。オーガ高さが低いほど稈の搬送能力が低下するため、送塵弁を開けることで搬送性を回復させ、扱室内滞留時間を現状状態に保持しうる。その結果、穀粒損失は変化しない。しかし、オーガが低いほどオーガ外周面と受網との間隙量が増加し、穀稈との摩擦が低減するため動力は低下する。データ数を多くして傾向を明らかにした結果、図32、図33からまとめるとオーガ高さを現状(54mm)より低くすることにより、穀粒損失を現状維持したままロータの動力を低減させることができるのである。この時のロータ径は500mmであり、ロータ径はドラムの外径、即ち、図9における半径Eの二倍の長さである。
【0049】
また、図34は現状に対する稈切れの比とオーガ高さとの関係を太線2)で示し、現状に対する損傷粒の比とオーガ高さとの関係を細線で示し、現状に対する枝梗粒の比とオーガ高さとの関係を点線で示している。
損傷粒はオーガ高さを低くすれば若干増加傾向にあり、枝梗粒は若干減少傾向にあるが、双方ともに現状レベル並である。 しかし、オーガ高さが34mmより低くなると稈切れが急激に増加することが判る。オーガが低くなることで扱歯の出代が多くなり、そのため穀稈との接触頻度が向上し、稈切れが増加する。オーガ高さ44mm付近はオーガ高さが多少変化しても稈切れの変化する度合いは小さく、安定して現状レベルを維持している。また損傷粒、枝梗粒も現状レベルを維持している。
以上から図9に示すように、ロータ1に巻設したオーガ3のロータ1外周からの高さをAとし、該オーガ3から突出する扱歯2の出代をBとすると、(1)図34の範囲1)に示すオーガ高さ34〜54mm(扱歯先端と受網との隙間Cを一定としているので、オーガ高さAが34mmのとき扱歯の出代Bは37mm、オーガ高さAが54mmのとき扱歯の出代Bは17mm、よって、A:B=5:5.4〜A:B=5:1.57)においては脱穀性能値を現状レベルに維持したまま、動力を低減させることができる。(2)オーガ高さ44mm付近(このときオーガ高さAが44mmで扱歯の出代Bが27mmであり、A:B=5:3)は脱穀性能値が安定して現状レベルを維持しつつ、動力を低減させることができる最適なオーガ高さである。
【0050】
また、ロータ径が異なるロータにおいて、図35はオーガ高さAと扱歯の出代Bの比が5対1.5の現状と、5対2.7にして、更に図19に示すコンケーブの構造にした場合とのロータ動力の比較を示したもので、その結果ロータ動力が36%改善されることがわかる。
図36はオーガ高さAと扱歯の出代Bの比が5対1.5の現状と、5対2.7にした場合との排稈口損失の比較を示したもので、この場合15%改善されたことがわかる。
以上の結果から、ロータ径が変化してもA:Bを適切な比率、つまり略5対3にすることにより動力および損失は低減することがわかった。また、図19のコンケーブ構造との組み合わせで大幅な動力低減効果があることが分かった。この時のロータ径は580mmである。
【0051】
また、図37は前記後部扱室L3の扱歯が8本と4本の場合のロータ軸動力比を示すグラフであり、図38は後部扱室L3の扱歯が8本と4本の場合の全穀粒損失の比を示すグラフであり、このように、後部扱室L3の扱歯2が8本の場合よりも4本の場合の方が、所要動力が少なく、脱穀性能が向上するのである。
なお、本実施例では、スクリューロータを脱穀装置の扱室の内部に(軸心が)前後水平方向に配置するようにしているが、スクリューロータを機体進行方向に対して直交するよう(軸心が左右水平方向)に配置するコンバインにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】汎用形コンバインの全体側面一部断面図。
【図2】本発明の汎用形コンバインの脱穀装置に配置するスクリューロータの平面図。
【図3】スクリューロータと送塵弁の位置関係を示す平面図。
【図4】送塵弁を3組に分割してそれぞれ調整可能とした構成を示す平面図。
【図5】スクリューロータの前端部分の側面図。
【図6】同じくスクリューロータの前端部分の前面図。
【図7】スクリューロータのオーガ3に装着する扱歯2を円周上に8本とした構成を示す前面図。
【図8】オーガ3の円周上に4本の扱歯2を付設した状態の前面図。
【図9】オーガ3の高さと扱歯2の高さの関係を示す(a)コンケーブと(b)クリンプ網の場合を示す拡大前面図。
【図10】オーガ3と扱歯2とオーガ間補強板41を示す側面断面図。
【図11】スクリューロータと扱歯2と送塵弁の関係位置を示す前面図。
【図12】スクリューロータの、オーガ3と扱歯2との関係を示す前面図。
【図13】(a)コンケーブG、(b)クリンプ網を取り出した状態の斜視図。
【図14】同じくコンケーブGの拡大斜視図。
【図15】送塵弁を調整可能とした他の実施例を示す平面図。
【図16】送塵弁角度を調整可能とし、前部4つを後部5つよりも角度を大きくした実施例を示す平面図と側面図。
【図17】コンケーブGを縦方向丸棒桟5と横方向板状桟7・8により構成した状態を示す拡大斜視図。
【図18】端部横方向板状桟8と縦方向丸棒桟5の固定状態を示す前面図。
【図19】中間横方向板状桟7と縦方向丸棒桟5の固定状態を示す前面図。
【図20】送塵弁角度とオーガ高さを変更した場合の動力低減量と穀粒回収ロスとの関係を示し、横軸を条件とした図。
【図21】送塵弁角度とオーガ高さを変更した場合の動力低減量と穀粒回収ロスとの関係を示し、横軸を送塵弁開度とし、送塵弁角度が前部が8度、中間部が4度、後部が4度とした場合を加えた図。
【図22】送塵弁角度とオーガ高さを変更した場合の動力低減量と穀粒回収ロスとの関係を示し、横軸を送塵弁開度とし、送塵弁角度が前部が8度、中間部が8度、後部が4度とした場合を加えた図。
【図23】送塵弁角度とオーガ高さを変更した場合の動力低減量と穀粒回収ロスとの関係を示し、横軸を送塵弁開度とし、送塵弁角度が前部が8度、中間部が7度、後部が6度とした場合を加えた図。
【図24】同じく他の種類の水稲を脱穀した場合の関係を示し、横軸を条件とした図。
【図25】同じく他の種類の水稲を脱穀した場合の関係を示し、横軸を送塵弁開度とした図。
【図26】同じく他の種類の水稲を脱穀した場合の関係を示し、横軸を送塵弁開度とし試験データを多くした図。
【図27】普通種におけるオーガ高さと穀粒損失低減量の関係を示す図。
【図28】脱粒性難種のオーガ高さと穀粒損失低減率の関係を示す図。
【図29】普通種におけるオーガ高さと動力低減率の関係を示す図。
【図30】脱粒性難種のオーガ高さと動力低減率の関係を示す図。
【図31】オーガ高さと、動力低減効果及び排稈口損失低減効果が出始める送塵弁の開度との関係を示す図。
【図32】オーガ高さと送塵弁開度と動力の比の関係を示す図。
【図33】オーガ高さと穀粒損失とロータ軸動力割合の関係を示す図。
【図34】オーガ高さと現状に対する稈切の割合と損傷粒の割合と枝梗粒の割合の関係を示す図。
【図35】オーガ高さと扱歯の出代の比とロータ軸動力割合との関係を、現状と本発明の場合とで比較した図。
【図36】オーガ高さと扱歯の出代の比と排稈口損失の割合との関係を、現状と本発明の場合とで比較した図。
【図37】後部扱室L3の扱歯が8本と4本の場合のロータ軸動力比を示す図。
【図38】後部扱室L3の扱歯が8本と4本の場合の全穀粒損失の比を示す図。
【符号の説明】
【0053】
G コンケーブ
K 刈取部
1 ロータ
2 扱歯
3 オーガ
4 前端オーガ
5 縦方向丸棒桟
6 扱胴カバーロック
9 前部送塵弁調節レバー
10 スクリューロータ軸
11 中間送塵弁
12 後部送塵弁
13 前部送塵弁
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【識別番号】000006781
【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
【識別番号】501203344
【氏名又は名称】独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構
【出願日】 平成16年9月14日(2004.9.14)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎

【公開番号】 特開2005−110672(P2005−110672A)
【公開日】 平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願番号】 特願2004−267059(P2004−267059)