| 【発明の名称】 |
穀物排出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】河野 健治 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】岡崎 秀範 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】廣田 幹司 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】水本 俊彦 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】里路 久幸 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】グレンタンク内の穀粒排出作業における操作性が低い点。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 グレンタンク4内の穀粒を排出する縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7に長さ方向に伸縮自在に移動オーガ8を取付けて横排出オーガ6を構成し、前記移動オーガ8の穀粒排出口24を有する排出部25には、該排出部25の移動操作用スイッチ41と前記グレンタンク4内の穀粒の排出作業の実行および停止を操作する穀粒排出レバー43とを設けた操作ボックス40を設け、前記穀粒排出レバー43の握り部43aは前記操作ボックス40の上面より上方に位置するように構成した穀物排出装置。 【請求項2】 請求項1において、前記操作ボックス40は、前記排出部25の上面および側面に位置するように設け、前記穀粒排出レバー43は、前記排出部25の側部に位置する部分の操作ボックス40に基部を回動自在に取付けると共に、前記穀粒排出レバー43の握り部43aは前記排出部25または前記操作ボックス40の上面より上方に位置するように構成した穀物排出装置。 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記穀粒排出レバー43は、横軸中心に横排出オーガ6の穀粒搬送方向と並行に回動自在に取付け、前記横排出オーガ6の基部側に回動させたとき前記排出クラッチ45を「入り」にし、横排出オーガ6の先端部側に回動させときは前記排出クラッチ45を「切り」となるように構成した穀物排出装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、グレンタンクに一時貯留させた穀物を排出させる横排出オーガであって、長さ方向に伸縮させて先端の排出口の位置を変更可能にしたコンバインの穀物排出装置に係るものである。 【背景技術】 【0002】 従来、グレンタンク内の穀粒を排出する縦揚穀装置に接続した横排出オーガは、基部側の固定オーガに対して先端側の移動オーガを長さ方向に伸縮自在に取付け、長さを変更自在に構成したものは公知である。 【特許文献1】特開2001−8541号公報(3頁、図2、図6) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記公知例は、伸縮操作を操作席で行うため、一人で排出作業を行うとき、横排出オーガの先端で行う排出作業位置に対して操作位置が遠く、操作性に課題がある。 即ち、横排出オーガはタンク上方に排出部を位置させるだけでなく、タンクの隅々にまで排出するように穀粒排出口の位置を微調節することがあるが、作業位置と操作位置とが離れていると、操作性が低いのである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本願は、排出口近傍における位置調節操作を行えるようにすると共に、排出作業の実行および停止させる穀粒排出レバーの配置に工夫して操作性を向上させたことを特徴とするものである。 本発明は、グレンタンク4内の穀粒を排出する縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7に長さ方向に伸縮自在に移動オーガ8を取付けて横排出オーガ6を構成し、前記移動オーガ8の穀粒排出口24を有する排出部25には、該排出部25の移動操作用スイッチ41と前記グレンタンク4内の穀粒の排出作業の実行および停止を操作する穀粒排出レバー43とを設けた操作ボックス40を設け、前記穀粒排出レバー43の握り部43aは前記操作ボックス40の上面より上方に位置するように構成した穀物排出装置としたものであるため、機体を走行させて刈取部3により圃場の穀稈を刈取って脱穀装置2で脱穀し、脱穀した穀粒をグレンタンク4にて一時貯留し、グレンタンク4が一杯になると、圃場近傍の運搬車にまで移動し、縦揚穀装置5により揚穀し、揚穀した穀粒を横排出オーガ6により前記運搬車のタンクに放出する。 しかして、横排出オーガ6は、縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7と、該固定オーガ7に伸縮自在に取付けた移動オーガ8とにより分割形成しているので固定オーガ7に対して移動オーガ8を移動させて横排出オーガ6を伸縮させて、横排出オーガ6の先端をトラックのタンクに位置合わせする。次に、排出作業が終了すると、横排出オーガ6は縮小させて格納し、次ぎの作業を再開する。 このとき、排出部25の移動等の排出作業に伴う操作は操作ボックス40の各スイッチの操作により行い、また、排出作業の開始および終了に伴う排出機構の駆動(排出クラッチ45)の「入り切り」は、操作ボックス40の上面より上方に位置する穀粒排出レバー43の握り部43aにより回動操作する。 そのため、穀粒排出レバー43は操作ボックス40の左右何れの側からでも操作が容易になり、操作性を向上させる。 本発明は、前記操作ボックス40は、前記排出部25の上面および側面に位置するように設け、前記穀粒排出レバー43は、前記排出部25の側部に位置する部分の操作ボックス40に基部を回動自在に取付けると共に、前記穀粒排出レバー43の握り部43aは前記排出部25または前記操作ボックス40の上面より上方に位置するように構成した穀物排出装置としたものであるため、穀粒排出レバー43を回動させると、操作伝達部材44を牽引して、例えば、排出クラッチ45を入りにして縦揚穀装置5および横排出オーガ6を駆動して穀粒を排出し、穀粒排出レバー43を元の位置に回動させると、排出クラッチ45を切りにする。この場合、穀粒排出レバー43の基部は排出部25の側部に位置させ、穀粒排出レバー43の握り部43aは前記操作ボックス40の上面より上方に位置させているから、穀粒排出レバー43の基部から操作伝達部材44の接続部分までの距離を十分に取ることができ、操作量を確保して操作を確実にしている。 本発明は、前記穀粒排出レバー43は、横軸中心に横排出オーガ6の穀粒搬送方向と並行に回動自在に取付け、前記横排出オーガ6の基部側に回動させたとき前記排出クラッチ45を「入り」にし、横排出オーガ6の先端部側に回動させときは前記排出クラッチ45を「切り」となるように構成した穀物排出装置としたものであるため、排出部25から停止位置の穀粒排出レバー43ははみ出るようなことはなく、排出口24の移動範囲の制約を少なくできる。また、特に、排出部25に袋詰用の穀粒袋(図示省略)を装着や交換するとき、あるいは穀粒を入れているときに穀粒袋の位置調節するときに邪魔にならず、穀粒袋詰作業を容易にできる。 【発明の効果】 【0005】 請求項1の発明では、穀粒排出レバー43は操作ボックス40の左右何れの側からでも操作が容易になり、操作性を向上させる。 請求項2の発明では、穀粒排出レバー43の操作性を向上させるとともに、操作の確実性を向上させる。 請求項3の発明では、通常の排出作業のみならず、袋詰めの穀粒排出作業の操作性を特に向上させる。 【実施例】 【0006】 本発明の一実施例を図により説明すると、1は走行装置、2は走行装置1の上方に設けた脱穀装置、3は脱穀装置2の前方に設けた刈取部、4は脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク、5はグレンタンク4内の穀粒を排出する縦揚穀装置、6は横排出オーガである。 前記横排出オーガ6は、前記縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7と、該固定オーガ7に伸縮自在に取付けた移動オーガ8とにより分割形成する。前記固定オーガ7の固定オーガ筒9の基部を前記縦揚穀装置5の上部に接続する。固定オーガ筒9内には固定オーガ螺旋10を設ける。固定オーガ螺旋10の基部は縦揚穀装置5内の縦揚穀螺旋(図示省略)と接続し、固定オーガ螺旋10の先端は固定オーガ筒9に設けた中間側軸受部11に軸装する。 前記移動オーガ8の移動オーガ筒14は固定オーガ筒9の外周に移動自在に嵌合させ、移動オーガ筒14内には伸縮螺旋15を設ける。伸縮螺旋15の構成も任意であるが、一例を示すと、前後方向(伸縮方向を説明の都合上「前後」とする)の筒形状の移動部材16の前後端に夫々前後方向に突き出るように板状の係合部材17を形成し、係合部材17の前後両端には夫々前後側係合部18、19を形成し、移動部材16の前後の係合部材17の外面には前後両端に亘って移動側螺旋翼20を形成して一つの移動螺旋ピース21を構成し、各移動螺旋ピース21は、夫々の移動部材16に形成した異径形状の異径挿通孔を、外周面が異径挿通孔と同一形状の伝達軸部材23に摺動のみ自在に挿通して伸縮螺旋15を構成する。 この場合、前記各移動螺旋ピース21は、前後に位置する移動螺旋ピース21の係合部材17の前側係合部18と後側係合部19とが互いに係合するように組合せて伝達軸部材23に挿通する。 【0007】 しかして、移動螺旋ピース21のうち基部側の移動螺旋ピース21の後側係合部19は固定オーガ螺旋10側に、先端の移動螺旋ピース21は伝達軸部材23の先端側に、夫々任意の方法手段により係止する。伝達軸部材23の先端は移動オーガ筒14の先端に回転のみ自在に取付け、伝達軸部材23の基部は固定オーガ螺旋10の固定オーガ螺旋回転軸22に摺動のみ自在に挿通する。 したがって、移動オーガ筒14と共に伝達軸部材23が伸長すると、最先端の移動螺旋ピース21は伝達軸部材23との係止部分により牽引され、次に、最先端の移動螺旋ピース21の後側係合部19が搬送方向上手側(後側)の移動螺旋ピース21の前側係合部18に係合して牽引して各移動螺旋ピース21が伝達軸部材23に対して移動し、反対に移動オーガ筒14と共に伝達軸部材23が縮小すると、最先端の移動螺旋ピース21が後側の移動螺旋ピース21を後側に押して各移動螺旋ピース21が伝達軸部材23に対して移動して間隔が縮小する。 【0008】 しかして、前記横排出オーガ6は、固定オーガ筒9の基部を縦揚穀装置5の上部に接続し、横排出オーガ6の移動オーガ筒14の先端の穀粒排出口24を有する排出部25が上下動(昇降)自在および縦揚穀装置5の軸心を中心に旋回するように構成する。前記排出部25を昇降させる構成は任意であり、縦揚穀装置5の上部に昇降用駆動部材(モータ)26を設け、昇降用駆動部材26により昇降用リンク27を作動させて縦揚穀装置5の上部の横軸心を中心に昇降させる。28は昇降用駆動部材26の回転を昇降用リンク27に伝達する伝達機構、29は排出部25を下降させるときに荷重を支持するダンパである。 また、図示は省略するが、縦揚穀装置5の下部外周に縦軸心のギヤを設け、該ギヤに旋回用駆動部材(図示省略)の回転を伝達して縦揚穀装置5をその場で縦軸回転させることにより、排出部25を旋回させるように構成している。 また、前記移動オーガ8の移動オーガ筒14の移動構成は任意であり、一例を示すと、固定オーガ筒9の外周部分には外側軸受部材33を設け、外側軸受部材33には伸縮作動軸部材34の先端を軸装し、伸縮作動軸部材34には移動オーガ8の移動オーガ筒14の任意部分に設けた伸縮用受部材35を螺合させ、前記伸縮作動軸部材34の基部側は前記固定オーガ筒9の外周に設けたモータ等により構成する伸縮用駆動部材36に接続し、伸縮用駆動部材36により伸縮作動軸部材34を回転させて伸縮用受部材35を長さ方向に往復移動させて移動オーガ8を固定オーガ7に対して伸縮させるように構成している。 【0009】 しかして、前記排出部25の上部(上面)側には穀粒排出作業に伴う操作を行う操作ボックス40を設ける。操作ボックス40には一例として排出部25の上下および左右に移動させる上下左右スイッチ41と、伸縮用駆動部材36を作動させて横排出オーガ6を伸縮させる伸縮スイッチ42と、穀粒排出用の穀粒排出レバー43を設ける。 前記上下左右スイッチ41は、昇降用駆動部材26および旋回用駆動部材(図示省略)を操作して排出部25を上下および左右に移動させるものであり、十字方向に操作可能なトグル型レバースイッチにより構成し、基部を中心に360度の回転および傾倒させる操作を可能に構成する。 そして、上下左右スイッチ41は少なくとも横排出オーガ6の軸心線上に位置する部分の操作ボックス40に設け、上下左右スイッチ41の操作方向と排出部25の移動方向とが一致するように構成する。 【0010】 即ち、平面視または側面視の二次元的に上下左右スイッチ41の長さ方向を横排出オーガ6の軸心線上に位置させると、上下または左右の上下左右スイッチ41の操作方向と排出部25の移動方向とが一致し、また、三次元的に上下左右スイッチ41の軸心方向と横排出オーガ6の軸心方向を一致させると、一層、操作方向と移動方向とを一致させられ、例えば、上下左右スイッチ41を上下方向に傾倒させると排出部25を上下させ、左右方向に傾倒させると排出部25を左右移動するようにでき、操作性を向上させている。 また、実施例の伸縮スイッチ42は上下左右スイッチ41の右側に設けており、上側に操作すると横排出オーガ6を伸長させ、下側に操作すると横排出オーガ6の縮小させて、中間にて伸縮が停止するように構成して、操作性を向上させている。 また、前記穀粒排出用の穀粒排出レバー43には、電気的または機械的に、排出クラッチ45に接続し、穀粒排出レバー43は上下左右スイッチ41を基準に上下左右スイッチ41の右側の操作ボックス40に横軸回動するように設け、操作量の少ない上下左右スイッチ41および伸縮スイッチ42に対して右側に配置することにより操作伝達部材44を押し引きするための操作量を確保しつつ操作性を向上させる。実施例では、穀粒排出レバー43にワイヤ等の操作伝達部材44の一端を接続し、操作伝達部材44の他端は排出クラッチ45のアームに接続しているが、モータやソレノイド等のアクチュエータにより排出クラッチ45を入り切りさせるようにし、このアクチュエータの操作を穀粒排出レバー43により行う。 【0011】 この場合、穀粒排出レバー43の握り部43aは操作ボックス40の上面より上方に位置させる。 そのため、穀粒排出レバー43は操作ボックス40の左右何れの側からでも操作が容易になり、操作性を向上させる。 前記排出クラッチ45は固定オーガ螺旋10および伸縮螺旋15へ伝達する回転を入り切りさせるテンションクラッチにより構成している。 前記操作伝達部材44および/または上下左右スイッチ41と伸縮スイッチ42のハーネス53の中間部には弛み防止手段46を設ける。弛み防止手段46は前記横排出オーガ6の伸縮に伴って伝動操作レバー穀粒排出レバー43とクラッチ排出クラッチ45との間の距離の変動に対応させるようにしたものである。実施例では、多数のコマ部材47をピン48により連結し、この連結したコマ部材47を円形状に配置し、連結したコマ部材47の一端を固定オーガ筒9側に接続し、他端を移動オーガ筒14側に接続し、このコマ部材47の円の内周側に操作伝達部材44等を這わせ、コマ部材47の直径を変更することで、常時、操作伝達部材44等の弛みを除去するように付勢するように構成している。49は弛み防止手段46を収納しているケースである。 図19は前記排出クラッチ45を含む伝動経路を示したものであり、50はエンジン、51は縦揚穀装置5の揚穀螺旋、52は揚穀螺旋51と固定オーガ螺旋10との間に設けた中間接続螺旋である。 【0012】 しかして、前記穀粒排出レバー43は、左右方向の横軸43b中心に前後方向に回動自在に取付け、後側(横排出オーガ6の基部側)に回動させると、排出クラッチ45を「入り」にし、前側(横排出オーガ6の先端部側)に回動させると、排出クラッチ45を「切り」になるように構成する(図20)。 即ち、操作ボックス40の手前に向かって穀粒排出レバー43を倒したままであると、排出部25の近傍で排出口24の位置を調整するときに穀粒排出レバー43の存在が邪魔になるが、排出部25から離れる側に回動させたときに排出クラッチ45が「入り」になるように構成しているため、排出部25から穀粒排出レバー43が突き出るようなことはなく、排出口24の移動範囲の制約を少なくできる。また、特に、排出部25に袋詰用の穀粒袋(図示省略)を装着や交換するとき、あるいは穀粒を入れているときに穀粒袋の位置調節するときに邪魔にならず、穀粒袋詰作業を容易にできる。 【0013】 しかして、図21、22は、操作ボックス40の他の実施例を示し、操作ボックス40は横排出オーガ6(移動オーガ筒14)または排出部25の長手方向のシルエット内に納め、且つ、穀粒排出レバー43は横排出オーガ6の軸心線上に位置する部分の操作ボックス40に設けて構成している。 そのため、操作ボックス40の構成をコンパクトにでき、穀粒排出レバー43を横排出オーガ6の軸心線上に配置しているので、全体をコンパクトにし、軽量化およびコストダウンできる。 【0014】 しかして、弛み防止手段46の他の実施例を示し、穀粒排出レバー43の操作伝達部材44と上下左右スイッチ41および伸縮スイッチ42のハーネス53との何れか一方または両方は、筒状の合成樹脂部材に螺旋状に切れ目を入れて伸縮自在に構成した伸縮自在被覆部材54により被覆して構成する。 これにより、操作伝達部材44とハーネス53は横排出オーガ6の旋回等の移動によって障害物に引っ掛かる等の不具合を防止でき、外観上もすっきりさせることができ、しかも、伸縮自在被覆部材54は安価に構成できる。 【0015】 しかして、固定オーガ筒9の基部は前記縦揚穀装置5の上部にオーガメタル部材63を介して接続し、このオーガメタル部材63に前記ケース49の基部を固定オーガ筒9の基部と共に共締めして取付固定するように構成する。 ケース49から操作伝達部材44およびハーネス53が出るのが固定オーガ筒9の基部部分であるが、操作伝達部材44を接続する排出クラッチ45とハーネス53を接続するカプラに最短で夫々接続でき、しかも、ケース49の取付固定を確実にできる。 【0016】 しかして、図26は、操作ボックス40の他の実施例を示し、操作ボックス40に設けた伸縮スイッチ42は、レバースイッチにより構成すると共に、前記上下左右スイッチ41の先端に長さ方向に突き出るように設けて構成する。 即ち、二つのスイッチを同時に操作するには両手により行うので、スイッチ操作以外の作業がしずらいか殆ど不可能になり、一方の手で作業を行なっている間は他方の手で二つのスイッチ操作を別々に2回に分けてすることになるが、本願ではレバースイッチの先端に別のレバースイッチを設けているので、片手による同時操作が可能となり、操作性および作業性を向上させる。 【0017】 しかして、図27は、操作ボックス40の他の実施例を示し、操作ボックス40の前面55は排出部25の前面より後退させて配置し、この操作ボックス40の前面55に前記上下左右スイッチ41を設けると共に、上下左右スイッチ41の先端は排出部25の前面より前側に突き出ないように構成している。 そのため、横排出オーガ6を伸長させたときでも、上下左右スイッチ41が排出部25の前面より出ていないため、破損変形を防止できる。 【0018】 しかして、図28は、操作ボックス40の他の実施例を示し、操作ボックス40には前記上下左右スイッチ41と伸縮スイッチ42と穀粒排出レバー43(スイッチでも可)の他に、移動オーガ筒14を縮小移動させて、且つ、必要な旋回および昇降作動させて横排出オーガ6を元のオーガ受け56に自動的に格納する自動格納スイッチ57と、エンジンを停止させるエンジン停止スイッチ58を設ける。 そのため、穀粒排出作業の開始から排出作業の操作を、操作ボックス40により行えるだけでなく、作業終了後の格納も自動格納スイッチ57により行える。また、排出作業中の操作がスイッチ等の不具合によりできないときでも、エンジン停止スイッチ58によりエンジンを停止させることで、穀粒の排出を確実に停止させることができ、操作性の向上および操作の信頼性を向上させられる。 【0019】 しかして、図29〜図31は、横排出オーガ6の伸縮を手動操作により行うようにしたものであり、所定位置にて移動オーガ筒14の移動をロック(固定)するロック装置65を設ける。ロック装置65は、固定オーガ筒9の外周に当接するロック位置と固定オーガ筒9の外周より離隔するアンロック位置との間変位するロック体66を設けて構成する。ロック体66はゴム等の弾性部材により形成し、ロック体66はアーム67の先端に取付け、アーム67の中間部を移動オーガ筒14の下面に固定の取付部材68に軸69により回動自在に取付け、アーム67の基部にロック操作ハンドル70を取付ける。ロック操作ハンドル70は移動オーガ筒14の下面に固定した把持部71に軸72により回動自在に取付ける。 前記ロック体66は移動オーガ筒14の外側より透孔(図示省略)を出入りして固定オーガ筒9の外周と当接したロック位置と離脱したアンロック位置との間変位する。 前記ロック体66は移動オーガ筒14の長さ方向の何れの場所に設けてもよいが、最も伸長させたときに固定オーガ筒9と重合する部分の移動オーガ筒14に設けると、いつでもロックでき、好適である。 【0020】 しかして、移動オーガ筒14の先端の穀粒排出口24を有する排出部25にもロック装置65の先端側ロック操作ハンドル73を取付け、穀粒排出口24近傍での横排出オーガ6の伸縮操作を可能にして操作性を向上させている。 この場合、先端側ロック操作ハンドル73にはワイヤ等の操作伝達部材74の一端を接続し、操作伝達部材74の他端は把持部71の前側から前記ロック操作ハンドルロック操作ハンドル70に接続し、先端側ロック操作ハンドル73は操作伝達部材74を介してロック操作ハンドル70を操作してロック操作する。 したがって、操作伝達部材74の他端は把持部71の前側から前記ロック操作ハンドル70に接続しているから、操作伝達部材74の長さを可及的に短くでき、操作荷重(操作抵抗)も軽くして操作性を向上させ、また、配線および取付が容易になってコストを低くする。 【0021】 しかして、前記先端側ロック操作ハンドル73は基部を操作ボックス40に軸75により回動自在に取付け、先端側ロック操作ハンドル73の上部には前記上下左右スイッチ41を設ける。この場合、上下左右スイッチ41の構成は任意であるが、実施例では十字形状の押しボタンにより形成し、一例を示すと、前後方向の手前に押すと上動し、奥側に押すと下動し、左右方向に押すと左右旋回させる。 そのため、片手で先端側ロック操作ハンドル73を操作して横排出オーガ6の伸縮および上下左右移動が可能となり、操作性を向上させる。 即ち、先端側ロック操作ハンドル73を回動させてロック装置65をアンロックにして横排出オーガ6を伸縮させ、上下左右スイッチ41により排出部25の穀粒排出口24の排出位置を上下左右に変更調節を行う。 排出作業が終了したときは、前記とは反対にアンロック状態で所定位置まで縮小させて格納し、先端側ロック操作ハンドル73を元に戻してロック装置65をロックさせる。 【0022】 (各実施例の作用) 機体を走行させて刈取部3により圃場の穀稈を刈取って脱穀装置2で脱穀し、脱穀した穀粒をグレンタンク4にて一時貯留し、グレンタンク4が一杯になると、圃場近傍の運搬車にまで移動し、縦揚穀装置5により揚穀し、揚穀した穀粒を横排出オーガ6により前記運搬車のタンクに放出する。 前記横排出オーガ6は、縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7と、該固定オーガ7に伸縮自在に取付けた移動オーガ8とにより分割形成しているから、固定オーガ7に対して移動オーガ8を移動させて横排出オーガ6を伸縮させると、横排出オーガ6の先端をトラックのタンクに位置合わせするのが容易となる。 また、排出作業が終了すると、横排出オーガ6は縮小させて格納し、次ぎの作業を再開するので、作業の邪魔にならず、作業性を向上させる。 【0023】 しかして、横排出オーガ6には伸縮螺旋15を設け、縮螺旋15は前後方向の円筒形状の移動部材16と、移動部材16の外周に固定した前後方向に長い板形状の係合部材17と、係合部材17の前後両端の外面に固定した移動側螺旋翼20により構成した移動螺旋ピース21を、各移動螺旋ピース21の係合部材17の前後両端の前側係合部18と後側係合部19とが互いに係合するように伝達軸部材23に順に挿通して構成しているから、移動オーガ筒14が伸長すると、移動オーガ筒14の先端側の移動螺旋ピース21はその後側係合部19が後側の移動螺旋ピース21の前側係合部18を牽引するまで、伝達軸部材23に対して移動し、後側の移動螺旋ピース21はその後側の移動螺旋ピース21の前側係合部18を牽引するまで、伝達軸部材23に対して移動し、これを反復して、各移動螺旋ピース21の移動側螺旋翼20の間隔(ピッチ)が広くなって、移動オーガ筒14の伸長に対応して伸縮螺旋15も伸長する。 【0024】 そして、四角形や五角形の多角形状や、所謂小判型形状等の異径形状に形成した伝達軸部材23に、移動螺旋ピース21の移動部材16に形成した異径挿通孔を挿通しているから、各移動螺旋ピース21は伝達軸部材23の軸方向に移動するが、伝達軸部材23の回転が伝達されると、各移動螺旋ピース21の移動側螺旋翼20は回転して穀粒を搬送する。 しかして、前記移動オーガ筒14は固定オーガ筒9に対して人力による手動操作により移動するようにし、所定位置にて移動オーガ筒14の移動をロック(固定)するロック装置65を設けているから、ロック操作ハンドル70を握ると、アーム67を軸69中心にシーソーのように回動させ、アーム67はロック体66を固定オーガ筒9の外周より離してアンロック状態にし、この状態で移動オーガ筒14を固定オーガ筒9に対して移動させて伸縮させ、所望位置にてロック操作ハンドル70を離すとバネの弾力により元の位置に戻り、これによりアーム67を回動させ、ロック体66を固定オーガ筒9の外周に押し付けてロックする。 【0025】 また、移動オーガ筒14の先端の穀粒排出口24を有する排出部25の先端側ロック操作ハンドル73を操作すると、操作伝達部材74が牽引され、前記ロック操作ハンドル70を握ったのと同じアンロック状態になり、ロック体66を固定オーガ筒9の外周より離して伸縮操作を行い、所望位置にて先端側ロック操作ハンドル73を離すと、ロック体66がバネ36の弾力により固定オーガ筒9の外周に当接(押し付け)してロックする。 したがって、先端側ロック操作ハンドル73の存在により穀粒排出口24近傍で横排出オーガ6の伸縮操作が可能となって、操作性が向上し、好適である。 【0026】 しかして、排出部25に設けた穀粒排出レバー43を操作すると、操作伝達部材44がこの穀粒排出レバー43の操作を排出クラッチ45に伝えて排出クラッチ45を入りにし、縦揚穀装置5および横排出オーガ6を作動させて穀粒を排出させる。 この場合、固定オーガ筒9に対して移動オーガ筒14が移動することで横排出オーガ6の全長が長短変化し、穀粒排出レバー43と排出クラッチ45との間の距離が変動することになるが、操作伝達部材44の中間部には多数のコマ部材47をピン48により連結し、連結した円形状のコマ部材47の一端を固定オーガ筒9側に接続し、他端を移動オーガ筒14側に接続したテンション機構46を設けているから、横排出オーガ6の伸縮に伴って円形状のコマ部材47の直径を変化させて常時、操作伝達部材44を緊張させる。 なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは特に記載しない場合でも夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。 【図面の簡単な説明】 【0027】 【図1】コンバイン側面図。 【図2】横排出オーガの斜視図。 【図3】横排出オーガの斜視図。 【図4】横排出オーガと縦揚穀装置との接続部分の平面図。 【図5】同側面図。 【図6】横排出オーガ縮小状態一部平面図。 【図7】横排出オーガの縮小状態側面図。 【図8】横排出オーガ伸長状態一部平面図。 【図9】横排出オーガの伸長状態側面図。 【図10】伸縮螺旋の螺旋ピースの斜視図。 【図11】複数の螺旋ピースの斜視図。 【図12】伸縮螺旋の斜視図。 【図13】操作ボックスの斜視図。 【図14】同平面図。 【図15】同正面図。 【図16】穀粒排出用クラッチの操作部材の弛み防止手段の側面図。 【図17】穀粒排出用クラッチの操作部材の弛み防止手段の側面図。 【図18】弛み防止手段の作用状態図。 【図19】穀粒排出用クラッチの概略図。 【図20】操作ボックスの他の実施例の側面図。 【図21】操作ボックスの他の実施例の側面図。 【図22】図21の平面図。 【図23】弛み防止手段の他の実施例の斜視図。 【図24】同伸縮自在被覆部材の斜視図。 【図25】ケースの取付に関する実施例の斜視図。 【図26】操作ボックスの他の実施例の側面図。 【図27】操作ボックスの他の実施例の側面図。 【図28】操作ボックスの他の実施例の側面図。 【図29】操作ボックスの他の実施例の側面図。 【図30】ロック装置の側面図。 【図31】先端側ロック操作ハンドルの斜視図。 【符号の説明】 【0028】 1…走行装置、2…脱穀装置、3…刈取部、4…グレンタンク、5…縦揚穀装置、6…横排出オーガ、7…固定オーガ、8…移動オーガ、9…固定オーガ筒、10…固定オーガ螺旋、11…中間側軸受部、12…外側軸受部材、13…伸縮作動軸部材、14…移動オーガ筒、15…伸縮螺旋、16…移動部材、17…係合部材、18…前側係合部、19…後側係合部、20…移動側螺旋翼、21…移動螺旋ピース、22…異径挿通孔、23…伝達軸部材、24…排出口、25…排出部、26…昇降用駆動部材、27…昇降用リンク、28…伝達機構、29…ダンパ、33…外側軸受部材、34…伸縮作動軸部材、35…伸縮用受部材、36…伸縮用駆動部材、40…操作ボックス、41…上下左右スイッチ、42…伸縮スイッチ、43…穀粒排出レバー、44…操作伝達部材、45…排出クラッチ、46…弛み防止手段、47…コマ部材、48…ピン、49…ケース、50…エンジン、51…揚穀螺旋、52…中間接続螺旋、53…ハーネス、54…伸縮自在被覆部材、55…前面、57…自動格納スイッチ、58…エンジン停止スイッチ、63…オーガメタル部材、75…軸。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成15年9月9日(2003.9.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089934 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 淳一郎
【識別番号】100092945 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 千秋
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| 【公開番号】 |
特開2005−80586(P2005−80586A) |
| 【公開日】 |
平成17年3月31日(2005.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願2003−316975(P2003−316975) |
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