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【発明の名称】 刈取収穫機
【発明者】 【氏名】西田 和彦
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【氏名】松林 智也
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【要約】 【課題】無端回動刈り刃21を採用しながら、既刈り地側から茎稈屑が持ち込まれても茎稈詰まりが発生しにくい状態で刈取り処理することができるようにする。

【解決手段】無端回動刈り刃21が刈取り側経路Aを運転部に近い側から遠い側に向けて移動するようにして無端回動刈り刃21を回動駆動するように構成してある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刈取り部の機体横方向での全幅にわたる刈取り側経路と戻り側経路とを循環するように、かつ、刈取り側経路で植立茎稈を刈取り処理するように回動駆動される無端回動刈り刃を備えた刈取収穫機であって、
前記無端回動刈り刃のための駆動機構を、無端回動刈り刃が前記刈取り側経路を運転部に近い側から遠い側に向けて移動する状態に無端回動刈り刃を駆動するように構成してある刈取収穫機。
【請求項2】
前記無端回動刈り刃のためのテンション部材を、無端回動刈り刃を無端回動刈り刃ループの外側に張り出し操作することによって緊張力を付与するように構成してある請求項1記載の刈取収穫機。
【請求項3】
機体側の刈取りフレームに対して脱着自在な刈り刃フレームを備え、この刈り刃フレームによって前記無端回動刈り刃が回動自在に支持されるとともに固定刃が支持されている請求項1又は2記載の刈取収穫機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取り部の機体横方向での全幅にわたる刈取り側経路と戻り側経路とを循環するように、かつ、刈取り側経路で植立茎稈を刈取り処理するように回動駆動される無端回動刈り刃を備えた刈取収穫機に関する。
【背景技術】
【0002】
刈取収穫機において、従来、たとえば特許文献1に示されるように、受刃13の左右端部に位置するスプロケット15に張設したエンドレスチェーン16、このエンドレスチェーン16のリンクチェーン17に設けた刈刃14を備え、エンドレスチェーン16が回動駆動されて刈刃14が受刃13の上面を摺接移動するように無端回動刈り刃を構成されたものがあった。
【0003】
【特許文献1】特開平5−292822号公報(〔0008〕、〔0009〕欄、図1−4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
刈取収穫機にあっては、一般に走行機体の運転部が刈取り部の機体横方向での中心(刈幅中心)に対して機体横方向に位置ずれした状態で装備され、中割など特別な形態での刈取り作業を行なわれる場合を除き、走行機体の運転部が位置する方の横側が既刈り地側に、運転部側とは反対の横側が未刈り地側にそれぞれ位置するようにして刈取り作業を行なわれる。このため、無端回動刈り刃が刈取り部の既刈り地側に位置する端部で刈取り側経路から戻り側経路に回動移動することになれば、先の刈取り走行の際に既刈り地側に落下するなどして残ったワラ屑などの茎稈屑が無端回動刈り刃に絡み付いて無端回動刈り刃の戻り側経路に持ち込まれる事態が発生しやすくなる。すると、戻り側経路にあっては受刃が存在しなくて切断処理されないことから、茎稈詰まりが発生しやすくなる。
【0005】
本発明の目的は、無端回動刈り刃を採用するものでありながら、上記した茎稈つまりを回避しながら刈取り処理することができる刈取収穫機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第1発明にあっては、刈取り部の機体横方向での全幅にわたる刈取り側経路と戻り側経路とを循環するように、かつ、刈取り側経路で植立茎稈を刈取り処理するように回動駆動される無端回動刈り刃を備えた刈取収穫機において、前記無端回動刈り刃のための駆動機構を、無端回動刈り刃が前記刈取り側経路を運転部に近い側から遠い側に向けて移動する状態に無端回動刈り刃を駆動するように構成してある。
【0007】
すなわち、走行機体の運転部側の横側を既刈り地側に位置させて刈取り作業されると、無端回動刈り刃は、刈取り側経路を運転部に近い側から遠い側に向けて移動する状態に回動駆動されて刈取り部の未刈り地側に位置する端部で刈取り側経路から戻り側経路に回動移動し、既刈り地側に位置する端部で戻り側経路から刈取り側経路に回動移動することになるものである。これにより、未刈り地側ではワラ屑などの茎稈屑が存在しにくいことから、茎稈屑が無端回動刈り刃の戻り側経路に持ち込まれる事態が発生しにくくなる。刈取り部の既刈り地側端部で茎稈屑が戻り側経路から刈取り側経路に回動移動する無端回動刈り刃に絡み付いて刈取り側経路に持ち込まれる事態が発生しても、刈取り側経路では受刃が存在してこの受刃と無端回動刈り刃とによって切断されやすくなる。
【0008】
従って、本第1発明によれば、無端回動刈り刃の回動駆動によって騒音や振動の発生を抑制することができるものでありながら、ワラ屑などの茎稈屑が無端回動刈り刃に絡み付いて持ち込まれても切断されて詰まりにくく、茎稈詰まりによる駆動や刈取り不良を発生しにくくしながら作業することができる。
【0009】
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記無端回動刈り刃のためのテンション部材を、無端回動刈り刃を無端回動刈り刃ループの外側に張り出し操作することによって緊張力を付与するように構成してある。
【0010】
すなわち、無端回動刈り刃にあっては、緊張力を付与するのに、無端回動刈り刃ループの内側に張り操作した場合、張り操作のために無端回動刈り刃が屈曲するに伴って隣接し合う一対の刃先が近づき合っていき、隣接し合う一対の刃先が当接し合うまでしか張り操作することができない。これに対し、無端回動刈り刃ループの外側に張り出し操作した場合、張り操作のために無端回動刈り刃が屈曲するに伴って隣接し合う一対の刃が互いに離れ合っていく。これにより、本第2発明にあっては、刈り刃ループ内側に張り操作するに比して大きく無端回動刈り刃が屈曲するまで張り操作することができるものである。
【0011】
従って、本第2発明によれば、無端回動刈り刃に延びが発生しても、かつ、その延びが比較的大きくても、テンション部材による張り作用が効いて無端回動刈り刃が所定の緊張状態になり、テンション部材による張り作用が効くように無端回動刈り刃を縮め操作する手間を不用にしながら無端回動刈り刃を駆動することができる。
【0012】
本第3発明にあっては、本第1又は第2発明の構成において、機体側の刈取りフレームに対して脱着自在な刈り刃フレームを備え、この刈り刃フレームによって前記無端回動刈り刃が回動自在に支持されるとともに固定刃が支持されている。
【0013】
すなわち、刈り刃フレームを機体側の刈取りフレームに対して脱着することにより、無端回動刈り刃及び固定刃を刈り刃フレームと共に刈取りフレームに対して脱着することができるものである。
【0014】
従って、本第3発明によれば、無端回動刈り刃や固定刃の組み付けや交換を行なうに当たり、無端回動刈り刃及び固定刃を刈取りフレームに連結したままにして一挙に機体側に対して脱着して能率よく作業することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、クローラ走行装置1によって自走するように構成し、かつ、運転座席2aが装備された搭乗型の運転部2、運転座席2aの下方に配置されたエンジン(図示せず)を有した原動部を備えた自走機体の機体フレーム3の前部に、刈取り前処理装置10の前処理フレーム11の基端側を回動自在に連結するとともに前記前処理フレーム11にリフトシリンダ4を連動させ、前記機体フレーム3の後側に脱穀装置5及び穀粒タンク6を設けて、稲・麦などを収穫するコンバインを構成してある。
【0016】
すなわち、リフトシリンダ4を駆動操作すると、このリフトシリンダ4が前処理フレーム11を自走機体に対して上下に揺動操作して刈取り前処理装置10を分草具12などが地面上近くに位置した下降作業状態と、分草具12などが地面上から高く浮上した上昇非作業状態とに昇降操作するようになっている。刈取り前処理装置10を下降作業状態にして自走機体を走行させると、刈取り前処理装置10は、この刈取り前処理装置10の前端部で機体横方向に並ぶ複数個の前記分草具12によって植立穀稈を刈取り対象と非刈取り対象とに分草して刈取り対象の複数条の植立穀稈を対応する引起し経路13(図3参照)に案内し、各引起し経路13に導入された植立穀稈をその引起し経路13に対応する引起し装置14によって引起し処理しながら機体後方側に移送し、各引起し装置14からの植立穀稈を刈取り部20の無端回動刈り刃21によって刈取り処理し、刈取穀稈を株元側に搬送作用する挟持搬送装置(図示せず)と、穂先側に搬送作用する係止搬送装置(図示せず)とで成る供給装置15によって機体後方側に搬送して脱穀装置5の脱穀フィードチェーン5aの始端部に供給する。脱穀装置5は、脱穀フィードチェーン5aによって刈取穀稈の株元側を機体後方側に挟持搬送しながら、その穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理する。穀粒タンク6は、脱穀装置5からの脱穀粒を回収して貯留していくようになっている。
【0017】
前記刈取り部20は、図3、5−8に示す如く構成してある。
すなわち、前記前処理フレーム11を、前記機体フレーム3から機体前方向きに上下揺動自在に延出する伝動ケースに兼用の前処理メインフレーム11a、この前処理メインフレーム11aの前端部に中間部が連結された機体横向きの伝動ケース16、この横向き伝動ケース16の両端部から機体前方向きに延出するサイド分草フレーム17a、前記左右一対のサイド分草フレーム17aの基端部どうしにわたって連結された山形鋼で成る刈取りフレーム18、この刈取りフレーム18の機体横方向での複数箇所から機体前方向きに延出するセンター分草フレーム17bなどを備えて構成し、刈取り部20は、前記刈取りフレーム18に連結されたメイン刈り刃フレーム31を有した刈り刃フレーム30、この刈り刃フレーム30の固定刃支持部材32に設けた受刃としての固定刃22、前記メイン刈り刃フレーム31の両端部の支持アーム部31aに機体上下向きの軸芯まわりで回動自在に設けたスプロケット23a,23bと、前記刈取りフレーム18の一端部に設けたテンション部材24が有するテンション輪体24aとにわたって巻回した無端回動刈り刃21を備えて構成してある。
【0018】
図3,5などに示すように、前記刈り刃フレーム30は、前記刈取りフレーム18の機体上下向きの縦辺部18aに機体上下向きの縦辺部31bが連結ボルト33によって脱着自在に連結された山形鋼で成る前記メイン刈り刃フレーム31、このメイン刈り刃フレーム31の機体前後向きの横辺部31cの下面側にボルト連結された帯板形の後側ガイド部材34、この後側ガイド部材34の下面側の機体横方向での複数箇所に後端部が連結ボルト35によって連結された前記固定刃支持部材32を備えて構成してある。
【0019】
図3,5などに示すように、固定刃22は、帯板形の固定刃フレーム22aと、この固定刃フレーム22aの上面側に機体横方向に並べて載置して連結リベット22bによって固定した複数枚の固定刃ピース22cとによって構成してある。前記固定刃フレーム22aの両端部の連結部22dを、前記サイド分草フレーム17aの前記刈取りフレーム18が連結する部位の付近に連結ボルト26によって脱着自在に連結し、前記固定刃フレーム22aの両端部間を、前記刈り刃フレーム18の前記各固定刃支持部材3の前端部の上面側に載置して連結ボルト27によって連結してある。これにより、固定刃22は、刈り刃フレーム30の固定刃支持部材32に支持され、この刈り刃フレーム30を介して刈取りフレーム18に固定されていて、無端回動刈り刃21と相対移動するようになっている。
【0020】
図3,11などに示すように、無端回動刈り刃21は、前記一対のスプロケット23a、23b、前記テンション部材24のテンション輪体24aにわたって巻回した無端回動チェーン28と、この無端回動チェーン28のローラ28aより機体上方側に位置する各ローラリンクプレート28bと各ピンリンクプレート28cのうちのより機体上方側に位置する方の各ピンリンクプレート28cに一体成形することにより、ピンリンクプレート28cと一枚のプレート状の部品になった状態して各ピンリンクプレート28cに連結した刈り刃21aとを備えて構成してある。
【0021】
図5に示すように、無端回動刈り刃21の無端回動チェーン28は、このチェーン28のローラ28aが前記後側ガイド部材34と前記固定刃フレーム22aとによって機体前後側から挟まれる状態になるように後側ガイド部材34及び固定刃フレーム22aに対して装着してある。
【0022】
これにより、図3などに示すように、無端回動刈り刃21は、刈取りフレーム18の機体前方側に刈取り部20の機体横幅方向の全幅にわたって位置するとともに前記固定刃22及び前記後側ガイド部材34が存在する刈取り側経路Aと、刈取りフレーム18の機体後方側に刈取り部20の機体横幅方向の全幅にわたって位置するとともにテンション部材24が位置する戻り側経路Bとを循環して回動するようになっている。また、図5に示すように、無端回動刈り刃21のローラ28aが前記後側ガイド部材34と固定刃フレーム22aとによって機体前後側から挟まれて固定刃フレーム22aが前側ガイド部材となり、この固定刃フレーム22aと後側ガイド部材34とがローラ28aに対して移動案内することにより、かつ、後側ガイド部材34の上面側の機体横方向での複数箇所にスペーサ40及び連結ボルト39を介して連結されたクリップ41によって支持される帯板形の押え板42が無端回動刈り刃21の前記各刈り刃21aを固定刃22の固定刃ピース22cの上面側に押圧操作することにより、刈取り側経路Aにおいて、無体回動刈り刃21の刈り刃21aが固定刃ピース22cの上面側に精度よく接触した状態でその上面側を移動していくようになっている。
【0023】
前記各固定刃支持部材32の機体前後方向での中間部に機体上方向き及び機体横方向きに開口する凹部32aを設けるとともに、この凹部32aは、無端回動刈り刃21の無端回動チェーン28の刈り刃21aより機体下方側に位置する部位を収容して、固定刃支持部材32が刈取り側経路Aを移動する無端回動チェーン28に対するプロテクタ部材になるようにしている。
【0024】
図6,11に示すように、テンション部材24は、刈取りフレーム18の横辺部18bの下面側に固定された機体上下向きの支軸29に連結筒部24bが回動自在に連結されて、刈取りフレーム18によって揺動自在に支持されているテンションアームによって構成してある。テンション部材24の基端側にテンションスプリング43を作用させるとともに、テンション部材24の遊端側に無端回動刈り刃21の無端回動チェーン28のループ内に位置するように配置した前記テンション輪体24aを備えてある。これにより、テンション部材24は、テンションスプリング43による付勢力と、テンション輪体24aとによって無端回動刈り刃21をこれのループ外側に張り出し操作して無端回動刈り刃21の無端回動チェーン28に緊張力を付与するようになっている。
【0025】
図3,8,9,10に示すように、前記一対のスプロケット23a,23bのうち運転部2に対して遠い方に位置し、かつ、前記テンション部材24が位置する側とは反対側の刈り刃フレーム端部に位置する方のスプロケット23bの回転支軸23cの上端側に入力スプロケット44を一体回動自在に設け、この入力スプロケット44と、前記伝動ケース16の端部に位置する出力スプロケット45とにわたって伝動チェーン46を巻回するとともに、前記伝動ケース16に一端側が支持された帯鋼板で成るテンション部材47によって伝動チェーン46に伝動用の緊張力を付与するように構成して、無端回動刈り刃21のための駆動機構48を構成してある。
【0026】
すなわち、駆動機構48は、自走機体の原動部から前処理フレーム11の前処理メインフレーム11aの基端部に伝達され、前処理メインフレーム11a及び伝動ケース16によって出力スプロケット45に伝達されたエンジン駆動力を伝動チェーン46によって入力スプロケット44に伝達してスプロケット23bを図3,10に示す回動方向Cに駆動し、無端回動刈り刃21が刈取り側経路Aを前記各スプロケット23a,23b、固定刃ピース22c、後側ガイド部材34に沿って図3などに示す移動方向Fに移動する状態に無端回動刈り刃21を回動駆動するようになっている。
【0027】
つまり、刈取り部20は、無端回動刈り刃21をテンション部材24によって駆動可能な緊張状態に維持しながら駆動機構48によるスプロケット23bの駆動によって刈取り側経路Aと戻り側経路Bとを循環するように回動駆動する。すなわち、無端回動刈り刃21が刈取り側経路Aを固定刃フレーム22a及び後側連結ガイド部材34によって移動案内されながら、かつ、無端回動刈り刃21の無端回動チェーン28を地面上の隆起部などに接触しにくいように固定刃支持部材32によって保護されながら運転部2に近い側から遠い側に向けて移動し、刈取り側経路Aの運転部側とは反対側の端部に至ると、スプロケット23bに沿って回動して戻り側経路Bに入り、この戻り側経路Bを運転部2に遠い側から近い側に向けて移動し、戻り側経路Bの運転部側の端部に至ると、スプロケット23aに沿って回動して刈取り側経路Aに入るように回動駆動する。そして、刈取り側経路Aを移動する無端回動刈り刃21の刈り刃21aと、刈取り側経路Aに固定された固定刃22の固定刃ピース22cとによって引起し装置14からの植立穀稈を刈取り処理し、刈取穀稈を刈取り側経路Aの上方を通して機体後方側に移動させて前記供給装置15に供給するようになっている。
【0028】
図12は、別の実施形態を備えた刈取り部20を示し、この刈取り部20にあっては、無端回動刈り刃21及び固定刃22を前記刈り刃フレーム30の刈り刃メインフレーム31に支持させる他、テンション部材24をスプロケット23aの支軸に相対回動自在に支持させることにより、テンション部材24も刈り刃フレーム30のメイン刈り刃フレーム31に揺動自在に支持させてある。
【0029】
すなわち、刈り刃フレーム30を刈取りフレーム18に対して前記連結ボルト33(図5参照)によって脱着自在に連結するようになっており、刈り刃フレーム30、無端回動刈り刃21、固定刃22、テンション部材24を一つの刈り刃ユニットにして機体側に脱着することができるようになっている。
さらに詳述すると、固定刃フレーム22aのサイド分草フレーム17aに対する連結が解除された状態にし、かつ、入力スプロケット44を伝動チェーン46が外れた状態にすれば、刈り刃フレーム30のメイン刈り刃フレーム31を刈取りフレーム18から取り外すことにより、無端回動刈り刃21も、固定刃22も、テンション部材24も刈り刃フレーム30と共に機体側から取り外すことができるようになっている。
【0030】
〔別実施形態〕
稲や麦を収穫対象とする他、大豆、ひまわりなど各種の作物を収穫対象とする作業機にも本発明は適用できる。従って、これらコンバインや作業機を総称して刈取収穫機と呼称する。
【0031】
上記実施形態では、運転部2の全体が刈取り部20の機体横方向での刈り幅の内側に位置し、かつ、運転部2の機体横方向での中心と、刈取り部20の機体横方向での中心とが機体横方向に位置ずれした配置関係で運転部2と刈取り部20を備えて実施されているが、運転部2の機体横方向での一部や全部が刈取り部20の機体横方向での刈り幅から機体横外側に外れた配置関係で運転部2と刈取り部20を備えられた刈取収穫機の場合にも本発明は適用できる。すなわち、この場合でも、無端回動刈り刃21が刈取り側経路Aを運転部2に近い側から遠い側に向けて移動するように無端回動刈り刃21が回動駆動されることにより、本発明の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】刈取り前処理装置の平面図
【図3】刈取り部の平面図
【図4】刈取り部の構成部品を示す分解図面
【図5】刈取り部の縦断側面図
【図6】テンション部材の断面図
【図7】刈取り部の運転部側端部での縦断側面図
【図8】刈取り部の運転部側とは反対側の端部での縦断側面図
【図9】駆動機構の側面図
【図10】駆動機構の平面図
【図11】刈取り部の運転部側端部での平面図
【図12】別の実施形態を備えた刈取り部の平面図
【符号の説明】
【0033】
18 刈取りフレーム
20 刈取り部
21 無端回動刈り刃
22 固定刃
24 テンション部材
48 駆動機構
A 刈取り側経路
B 戻り側経路
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
【出願日】 平成16年4月30日(2004.4.30)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎

【公開番号】 特開2005−312394(P2005−312394A)
【公開日】 平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願番号】 特願2004−136216(P2004−136216)