| 【発明の名称】 |
作物搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】千葉 博之 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】東 宏信 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】杉岡 将人 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】斎藤 成徳 【住所又は居所】山形県酒田市両羽町332番地 株式会社斎藤農機製作所内
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| 【要約】 |
【課題】スラットコンベヤの搬送面を構成する棒材の配設ピッチを極力広くして、屑人参、ゴミ、土、などの落下機能を高めるものでありながら、その搬送機能を損なうことがないようにする。
【解決手段】収穫された作物を搬送するスラットコンベヤの搬送面の裏側の固定位置に、搬送面を構成する各棒材20bの間に形成される間隙から搬送面の裏側へ突出する作物と接触して、その作物を、スラットコンベヤの移動に伴って搬送面側に押し戻すように作用する搬送姿勢矯正手段40を設けてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 収穫された作物をコンベヤ装置で搬送して所定箇所に収容するようにした作物搬送装置であって、 前記コンベヤ装置を、左右一対の無端チェーンの間に所定ピッチで架設された棒材によって構成されるスラットコンベヤで構成するとともに、 前記スラットコンベヤの搬送面の裏側の固定位置に、各棒材の間に形成される間隙から搬送面の裏側へ突出する作物と接触して、その作物をスラットコンベヤの移動に伴って搬送面側に押し戻すように作用する搬送姿勢矯正手段を設けてある作物搬送装置。 【請求項2】 スラットコンベヤによる搬送作用域に、搬送方向が搬送下手側ほど上方に位置する斜め上方への傾斜搬送経路部分を設けるとともに、搬送姿勢矯正手段がスラットコンベヤの搬送面のうち、斜め上方に向かう傾斜面搬送経路部分の裏側に配設されている請求項1記載の作物搬送装置。 【請求項3】 搬送姿勢矯正手段が傾斜搬送経路部分の裏側で、かつ傾斜搬送経路部分の立ち上がり開始箇所の近くに配設されている請求項2記載の作物搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、人参収穫機や人参選別装置、あるいは、その他の錐形形状の作物を搬送するに適した作物搬送装置の改良に関する。 【背景技術】 【0002】 この種の作物搬送装置としては、従来より、作物を載置搬送するための載置面を左右一対の無端チェーンの間に架設した棒状部材で構成し、作物を載置状態で強制搬送しながら、屑人参、ゴミ、土、などを落下させるスラット型のコンベヤで構成されたものが知られている(特許文献1参照)。 【0003】 【特許文献1】特開2002−272232号公報(段落番号〔0009〕及び〔0010〕、ならびに図2,図4) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 特許文献1に記載の従来技術では、作物搬送方向での隣接棒状部材どうしの間隔を、その間隔から搬送対象の人参が脱落しないように、かつ、先細り形状である人参の先端部分が前記間隔から飛び出して起立姿勢とならないように、各棒状部材同士の間隔はかなり小さく設定されている。 したがって、この間隔を利用して前述のように、屑人参、ゴミ、土、などを落下させることをも付随的に狙うものでありながら、その機能としては十分に果たし得ない場合がある。 【0005】 本発明の目的は、左右一対の無端チェーンの間に所定ピッチで架設された棒材によって構成されるスラットコンベヤで構成するにあたり、前記棒材の配設ピッチを極力広くして、屑人参、ゴミ、土、などの落下機能を高めるものでありながら、その搬送機能を損なうことがないようにしようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するために講じた本発明の技術手段は、次の点に構成上の特徴、及び作用効果がある。 〔解決手段1〕 本発明の作物搬送装置は、請求項1に記載のように、収穫された作物をコンベヤ装置で搬送して所定箇所に収容するようにした作物搬送装置において、前記コンベヤ装置を、左右一対の無端チェーンの間に所定ピッチで架設された棒材によって構成されるスラットコンベヤで構成するとともに、前記スラットコンベヤの搬送面の裏側の固定位置に、各棒材の間に形成される間隙から搬送面の裏側へ突出する作物と接触して、その作物をスラットコンベヤの移動に伴って搬送面側に押し戻すように作用する搬送姿勢矯正手段を設けてある。 【0007】 〔作用効果〕 上記構成によると、スラットコンベヤの搬送面の裏側の固定位置に、各棒材の間に形成される間隙から下方へ突出する作物と接触して、その作物を、スラットコンベヤの移動に伴って搬送面側に押し戻すように作用する搬送姿勢矯正手段を設けてあるので、スラットコンベヤの棒材どうしの間隔は、人参の大径部が抜け落ちない程度に十分大きな間隔に設定しても、その間隔から下方に突出する人参の先端側をコンベヤの移動に伴って搬送面側に押し戻すことが できる。 したがって、前記スラットコンベヤの間隔を十分に大きくして、屑人参、ゴミ、土、などの落下機能を高めながら、その間隔から下方に突出する人参の先端側をコンベヤの移動に伴って搬送面側に押し戻して、搬送面に載せ付けた状態に近い搬送姿勢を得ることができるので、スラットコンベヤの搬送終端などの搬送方向転換部で作物の先端が折られてしまうなどの不都合を回避することができる利点がある。 【0008】 〔解決手段2〕 本発明の作物搬送装置は、請求項2に記載のように、スラットコンベヤによる搬送作用域に、搬送方向が搬送下手側ほど上方に位置する斜め上方への傾斜搬送経路部分を設けるとともに、搬送姿勢矯正手段がスラットコンベヤの搬送面のうち、斜め上方に向かう傾斜面搬送経路部分の裏側に配設されているものでもよい。 【0009】 〔作用効果〕 上記構成によると、請求項1に記載の作物搬送装置の作用効果に加えて、次の作用効果をも奏する。 すなわち、搬送姿勢矯正部材を傾斜搬送経路部分の裏側に配設したものであるから、この搬送姿勢矯正手段をスラットコンベヤの水平方向に沿う搬送経路部分に設けた場合に比べて、この搬送姿勢矯正手段自体が屑人参、ゴミ、土、などの落下物の通過を妨げる存在とはなりにくいという利点がある。 【0010】 〔解決手段3〕 本発明の作物搬送装置は、請求項3に記載のように、請求項2記載の脱穀機において、搬送姿勢矯正手段が傾斜搬送経路部分の裏側で、かつ傾斜搬送経路部分の立ち上がり開始箇所の近くに配設されているように構成してもよい。 【0011】 〔作用効果〕 上記構成によると、請求項1または2記載の作物搬送装置の作用効果に加えて次の作用効果をも奏する。 すなわち、傾斜搬送経路部分で搬送姿勢矯正手段による姿勢矯正作用を受けた作物が、スラットコンベヤの棒材の長さ方向に沿う姿勢となったとき、持ち上げ搬送途中の作物が転げ落ちることがあるが、このとき、搬送姿勢矯正手段の配設位置が立ち上がり開始箇所の近くという、比較的転落距離の短い低い位置であるため、作物の損傷が少なくて済む利点がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 〔人参収穫機の全体構成〕 図1〜図4に本発明の作物搬送装置を、人参収穫機に適用した場合を例として示す。この人参収穫機Aは、走行機台28に支持された左右のクローラ走行装置3,3で走行自在な機体1に、圃場から人参を収穫する収穫部a、運転部d、原動部f等に各種の機械装置類を配置することで1条用として構成されている。 【0013】 前記機体1上における各部のレイアウトは、人参を圃場から抜き取るとともに人参の茎葉部を除去する前記収穫部aを機体1の左側に配備し、この収穫部aで収穫された人参(作物の一例)を機体1の右側へ向けて横送り搬送する選別コンベヤbを機体1の後部に配備し、この選別コンベヤbで送られてくる人参を上方へ搬送する持上げコンベヤcを機体1の右側の後部に、かつ、前記運転部dを機体1の右側の前部にそれぞれ配備し、前記運転部dの後に、持上げコンベヤcで搬送されてくる人参を布製の収容袋(回収容器の一例)2に回収するための回収部eを設けたものである。エンジンEを有する前記原動部fは、運転座席4の下部に配置されている。 【0014】 前記収穫部aは、人参の抜取りに先立って圃場を切り崩して柔らかくするためのソイラ機構5、人参の茎葉部を上方に引き上げる左右一対の引上げ機構6、引き上げられた人参の茎葉部を左右一対のベルト7で挟持して圃場から抜き取って後方上方に持上げる抜取り機構8、左右一対の回転刃によって茎葉部をその根元部位で切断する葉切り機構9、前記抜取り機構8で運ばれる人参を持ち換えて歯切り機構9に好適な姿勢で送るために左右一対の挟持ベルトで成る位置揃え搬送機構10等から構成されている。80は切断された茎葉を機外に排出するための茎葉排出機構である。 【0015】 前記選別コンベヤbは、前後方向の軸心を有する左右のスプロケット11,12に巻回された前後一対のチェーン13に、多数のコンベヤバー14を架設して構成されており、前記収穫部aの後端部から排出されてくる人参をやや持上げながら右に横送りさせるように機能する(図6参照)。 【0016】 前記持上げコンベヤcは、図5にも示すように、前記選別コンベヤbから送られてきた人参をほぼ水平に若干距離前方に搬送する下部前送り部15と、この下部前送り部15からの人参を垂直に近い急角度で上方に搬送する持上げ部16と、この持上げ部16からの人参をほぼ水平に若干距離前方に搬送する上部前送り部17とから構成されている。具体的には、左右に配置された複数のスプロケット29〜34とガイド19とで側面視で略Z形状に左右の搬送チェーン20(無端チェーンに相当)を巻掛け、これら左右の搬送チェーン20に亘って、前後方向に適宜の間隔を空けて起伏自在な受け板21を多数取付けて構成されている。 【0017】 前記回収部eは、収容袋2を吊下げる枠体22と、収容袋2の底部分2aを載置支持する昇降自在でかつその昇降位置に維持自在な回収デッキの一例である昇降台23とを、前記持上げコンベヤcにおける上部前送り部17の下方に配置して構成されている。前記昇降台23は、電動油圧シリンダ27によって駆動昇降されるようになっている。また、前記収容袋2は、その上端の開口部2bを、枠体22や枠体70に吊設された前後左右の計4箇所に配置されたクリップ(大きな洗濯バサミのようなもの)83で挟持することで吊下げられている。 図7に示すように、落下収穫物を受け入れる口には、収容袋2内への収穫物回収量を検出する回収センサSの一例である光電センサを構成する発光部Saと受光部Sbとが前後方向に対向配置する状態で設置されている。 前記電動油圧シリンダ27は、前記回収センサSの検出結果に基づき、図外のマイクロプロセッサー利用の回収制御手段により収容袋2内の人参群の上面をほぼ設定レベルに維持するように作動制御され、収容袋2内の回収人参が満杯となって昇降台23の載せ台23aが上下移動範囲の下限にまで下降したことを図外の下限センサで検出すると、ブザーなどの報知装置を作動させるようにしてある。 【0018】 前記運転部dは、前記原動部f上に配置された運転座席4、前記機体1の右側前端に立設された操縦塔24、これら運転座席4と操縦塔24との前後間に形成されたフロアステップ25等から構成されている。そして、前記機体1における選別コンベヤbの前側で、かつ、前記収穫部aと回収部eの左右間には作業用スペース26が形成されている(図2参照)。この作業用スペース26は、機体1に形成された作業デッキであって、補助作業者が、前記選別コンベヤb上で横送りされる人参の選別作業、選別された非回収用の人参(形の歪な人参、傷が付いた人参、未生育の人参等)を専用の回収箱(図示省略)に回収する作業等を行うために形成されている。 【0019】 〔人参収穫作業の内容〕 ここで、人参収穫機Aによる一連の人参収穫作用について概略説明する。前記ソイラ機構5で圃場を切り崩して柔らかくした状態で、左右の引き上げ機構6によって上方に引き上げられた茎葉部を抜取り機構8で挟持して人参を圃場から抜き取るとともに後方上方に搬送し、葉切り機構9で茎葉部を除去した人参を選別コンベヤbによって右に送る。切断された茎葉部は、突起付きチェン81と摺動レール82とで成る茎葉排出機構80により後方に挟持搬送されて機体1の後方に落下排出される。 【0020】 前記選別コンベヤbでは、不良人参等の非回収人参が取り除かれて回収すべき人参を、本発明の作物搬送装置の一例である持上げコンベヤcに向けて横送りし、この持上げコンベヤcで前方上方に持上げられた人参は、持上げコンベヤcの終端下方の回収部eに配置された収容袋2に落下されて回収される。前記運転部dでは、運転座席4に運転者が着座して機体進行の操縦を行い、作業用スペース26では、補助作業者が選別コンベヤb上での人参選別作業や非回収人参の回収作業等が行われる。 【0021】 〔持ち上げコンベヤ〕 次に、本発明の作物搬送装置の一例である前記持上げコンベヤcについて詳細を説明する。 図5〜図8に示すように、搬送チェーン20を、下部前送り部15部位に装備された駆動スプロケット29及び緊張輪体30と、位置固定の第1〜第4円板状輪体31〜34と、ガイド19とに亘って巻回させて、側面視で略Z状の搬送経路(図5では略逆Z形状である)を形成してある。緊張輪体30は、第1円板状輪体31の回転軸31aを中心として揺動自在で、かつ、巻バネ36で引張り付勢されたテンションアーム30aに支承されている。 【0022】 前記左右の搬送チェーン20には、人参を載せて移動可能とするためのコンベヤバー20b(無端チェーンの間に所定ピッチで架設された棒材に相当)が架設されるとともに、搬送方向に適宜の間隔を空けた状態で搬送チェーン20の構成部品であるピンを左右つないだ形状のロングピン20aに、屈曲板材製のブラケット37を揺動自在に支持させてある。そして、前記ブラケット37には、受け板21がリベットやボルト止め等の連結手段によって架設装備してあり、ブラケット37の左右両端部にはベアリング38が取付けてある。このベアリング38は、ガイド部材39に摺接案内されて受け板21の姿勢を制御するためのものであり、前記ガイド部材39は、下部前送り部15から持上げ部16の終端に亘って配設されている。 【0023】 以上により、図5及び図8(イ)に示すように、前記受け板21は、ガイド部材39によってベアリング38が案内される区間では、人参を乗せ付けるに適した緩い後上がり姿勢に維持され、選別コンベヤbからの人参を的確に受け板21に乗せ付けて持上げ搬送する。この緩い後上がり姿勢により、選別コンベヤbからの人参を受け板21の後端部で人参を引っ掛けてしまう場合に、人参に与えるダメージを小さくできる利点がある。また、前記下部前送り部15の始端部には、後端部が枠体70に取付けられて前下がり傾斜する姿勢のゴム板71が設けられており、前記選別コンベヤbから送られてくる人参をソフトに受けるクッション機能と、その人参をコンベヤバー20bに乗るように滑らせて前送りするガイド機能とが発揮されるように構成されている。 【0024】 前記上部前送り部17では、持上げ部16を上りきった直後にガイド部材39の後端が位置するように設定してあるので、受け板21は、重力によって後上がり姿勢からコンベヤバー20bにもたれ掛る水平姿勢に変化し、その結果、第3輪体33に巻き付いて回動移動する際の受け板21の先端を、極力第3輪体33の軸心33aに近づけることができ、旋回移動する経路では受け板21の先端側程増速されることを最小限度に抑制できるようにしてある。これにより、前記持上げコンベヤc終端にて受け板21で放出される人参に極力勢いが付かないようになり、下方に配置された収容袋2に向けてソフトに人参を落下供給できるようにしてある。 【0025】 前記ガイド部材39は、前記下部前送り部15の始端部に位置する第1輪体31の直ぐ前方の位置から、前記上部前送り部17の始端に位置する第2輪体32部位に亘る範囲に設けられており、前記受け板21の作用姿勢は、下部前送り部15のほぼ始端位置から上部前送り部17の始端部にかけて維持されるように構成されている。前記下部前送り15においても受け板21を作用姿勢に設定することにより、選別コンベヤbの終端から落ちてくる前後向き姿勢の人参は、後上がり傾斜した受け板21の後端に当たる不安定な状態になり、それによって人参の姿勢変動が促され、持上げ部16での受け板21に載置されるに適した左右向き姿勢に迅速に姿勢変更される、という好ましい作用が発揮されるようになる。 【0026】 また、前記受け板21の作用姿勢が上部前送り部17の始端部位まで維持されるので、持上げ部16で持上げられてきた人参を、上部前送り部17における水平移動するコンベヤバー20b部位に確実に送り届けることができ、人参が上部前送り部17に到達した後に後方移動して、持上げ部17に逆戻りするとか落下するといった不都合が生じないように設定されている。 【0027】 図7に示すように、終端輪体である第3輪体33から前方(作物移動方向下流側)に少し離れた箇所には、縦向き姿勢で幅広なゴム板製の衝立て72を吊下げ支持されている。これにより、前記持上げコンベヤcの終端から前方下方に向けて放出された人参は、衝立て72に衝突してその移動方向がほぼ真下の向きに変更され、第3輪体33から前方に所定距離離れた位置に一定して落下されるようになる。その結果、収容袋2の前後及び左右の中央位置に人参を落下供給し続けることが可能になり、前後又は左右に偏った位置で落下供給し続ける場合に比べて、人参が収容袋2から零れ出る寸前の状態、すなわち満杯になったときの収容量を最大にできる点で有利である。 【0028】 〔搬送姿勢矯正手段〕 この持上げコンベヤcにおいて、本発明では、次の搬送姿勢矯正手段40を備えている。 搬送姿勢矯正手段40は、図5、図6、図8、及び図9に示すように、姿勢矯正用の案内板41と、その案内板41を位置固定するための固定手段42とで構成されている。 前記案内板41は、持上げコンベヤcの経路左右幅と同程度の横幅を有した平板状の部材であり、コンベヤバー20b上に形成される搬送面の裏側に位置し、搬送方向での上手側におけるコンベヤバー20bからの離間距離D1が、搬送下手側におけるコンベヤバー20bからの離間距離D2よりも大きくなるように、つまり搬送方向下手側ほど漸次コンベヤバー20bに接近するように相対姿勢を設定して固定されている。 【0029】 前記固定手段42は、持ち上げコンベヤcの左右の枠体70どうしを接続する接続杆73に対して、前記案内板41を固定するためのものであり、作物搬送方向での上手側に位置する上手側固定手段43と下手側に位置する下手側固定手段44とから構成されている。前記下手側固定手段44は、前記接続杆73の外周面に対して先端側の半円筒状の係合部44aが弾性的に係脱自在に構成されたバネ板材からなり、前記上手側固定手段43は、案内板41側に連設された可動側ブラケット43aと、前記接続杆73側に連設された固定側ブラケット43bとを、ボルトナットを利用した締結手段により固定されている。 尚、図中の符号45は固定側ブラケット43bに形成された長孔であり、案内板41に設けられた可動側ブラケット43aに形成の連結孔との間に挿通したボルトナットの位置を変更して、前記離間距離D1を調節できるように構成してある。このような長孔45は上述のように固定側ブラケット43bに設けるものに限らず、案内板41側の可動側ブラケット43aに形成する、もしくは固定側ブラケット43bと可動側ブラケット43aの両方に形成してもよく、また、長孔45に限らず、複数の丸孔を設けてその位置を選択することによって前記離間距離D1を変更するようにしてもよい。 【0030】 前記案内板41の、作物搬送方向での上手側におけるコンベヤバー20bからの離間距離D1は、前後のコンベヤバー20bどうしの間隔の大きさに応じて適宜設定すればよい。すなわち、前後のコンベヤバー20bどうしの間隔D3が大きいと、その間隔D3に入り込んで立ち上がり姿勢となる人参の下方への突出長さも大きくなるので、その人参の下端もしくは下端近くを案内できる程度に前記離間距離D1を設定する必要がある。 【0031】 〔別実施形態〕 本発明の作物搬送装置における搬送姿勢矯正手段は、次のように構成してもよい。 [1] 図10、図11に示すように、搬送姿勢矯正手段40は、持上げコンベヤcの水平部分である下部前送り部15に設けてもよく、また、図示していないが上部前送り部17に設けても良い。 【0032】 [2] 図6では、搬送姿勢矯正手段40は持上げコンベヤcの傾斜搬送部分に相当する持ち上げ部16のうち、下方の立ち上がり開始箇所近くに設けたものであるが、設置条件などによってはこの位置に限らず、もっと上方に位置に設ける、もしくは傾斜搬送部分の複数箇所に設ける、あるいは、水平部分から引き続いて立ち上がり開始部分に設けるなど、適宜の設定変更は可能である。 【0033】 [3] 搬送姿勢矯正手段40としては、上述の実施の形態に示すように、作物を下方からの押し上げによって搬送面の裏側から搬送面側へ向けて押し戻す構造のみに限らず、図12に示すように、持上げコンベヤcの搬送面の裏側に沿って、先端側は搬送方向上手側に向く山形に屈曲させた線状部材46を設け、この線状部材46で起立状態にある人参の先端側を左右いずれか横方向からの押し作用で倒伏させることにより姿勢矯正するようにするものであってもよい。この場合には搬送面からの線状部材46の離間距離は変化させる必要なく、搬送面に平行に設ければよい。本発明ではこれらを総称して搬送姿勢矯正手段と称する。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】人参収穫機の左側面図 【図2】人参収穫機の平面図 【図3】人参収穫機の背面図 【図4】人参収穫機の右側面図 【図5】持上げコンベヤを示す側面図 【図6】持上げコンベヤ下部の構造を示す拡大側面図 【図7】持上げコンベヤ上部の構造を示す拡大側面図 【図8】受け板及びコンベヤバーの取付構造の背面図 【図9】搬送姿勢矯正手段を示す側面図 【図10】持上げコンベヤ下部の他の実施形態を示す拡大側面図 【図11】受け板及びコンベヤバーの取付構造の他の実施形態を示す背面図 【図12】搬送姿勢矯正手段の他の実施の形態を示す正面図 【符号の説明】 【0035】 a 収穫部 b 選別コンベヤ c 持上げコンベヤ d 運転部 e 回収部 40 搬送姿勢矯正手段 41 案内板 42 固定手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成16年3月31日(2004.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−287343(P2005−287343A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月20日(2005.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願2004−104106(P2004−104106) |
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