| 【発明の名称】 |
刈取収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】土井 久 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】松林 智也 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】押谷 誠 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】西田 和彦 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】高原 一浩 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】分草フレームに対して上下揺動する接地センサーバー、接地センサーバーの分草フレームに対する揺動角を検出するポテンショメータを備えた刈取収穫機において、ポテンショメータの茎稈との接触を回避するとともにその回避手段による茎稈の押し倒しを回避する。
【解決手段】ポテンショメータ22を覆うカバー40を設けてある。カバー40の前端部に傾斜かイド部40aを設けてある。傾斜ガイド部40aは、茎稈をカバー40の横外側に押し出し案内する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刈取り前処理部の分草フレームに支持される伝動ケース、前記分草フレームに対して上下揺動するように前記伝動ケースに回動自在に連結された接地センサーバー、前記接地センサーバーの前記分草フレームに対する揺動角を検出するように前記伝動ケース内の連動機構を介して接地センサーバーに連動されて前記伝動ケースの外部に連結されたポテンショメータを設けた刈取収穫機であって、 前記ポテンショメータを覆うカバーを前記伝動ケースに連結し、前記カバーの前端側に、植立茎稈を前記カバーの横外側に押し出し案内する傾斜ガイド部を備えてある刈取収穫機。 【請求項2】 前記カバーに、前記ポテンショメータに接続の電線に支持作用するクランプ部を備えてある請求項1記載の刈取収穫機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、刈取り前処理部の分草フレームに支持される伝動ケース、前記分草フレームに対して上下揺動するように前記伝動ケースに回動自在に連結された接地センサーバー、前記接地センサーバーの前記分草フレームに対する揺動角を検出するように前記伝動ケース内の連動機構を介して接地センサーに連動されて前記伝動ケースの外部に連結されたポテンショメータを設けた刈取収穫機に関する。 【背景技術】 【0002】 刈取収穫機において、従来、例えば特許文献1に示されるように、分草支持杆9(分草フレームに相当)に支軸10Aを介して上下揺動自在に連結された対地接触部材10(接地センサーバーに相当)を備え、対地接触部材10が上下揺動すると、支軸10Aに固着された作動片10Bによって操作される検出スイッチSW1,SW2を備えたものがあった。すなわち、刈取り前処理部による茎稈刈高さの制御を行なうなどのため、検出スイッチによる検出結果を基に、刈取り前処理部の対地高さを検出することができるようになったものがあった。 【0003】 【特許文献1】実公昭60−5778号公報(第3欄、第2,3,5図) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 接地センサーバーの上下揺動に連動してオン、オフ操作される検出スイッチを採用すると、たとえば刈取り前処理部が設定上限位置と設定下限位置の間に位置したときの対地高さを検出することができないなど、高さ検出を連続して行なうことができないのに対し、接地センサーバーが上下揺動自在に連結した伝動ケース、この伝動ケース内の連動機構を介して接地センサーバーに連動されたポテンショメータを採用すると、高さ検出を連続して行なうことが可能になる。また、接地センサーバーの回動が増速してポテンショメータに伝達されて、精度よく検出されるようにすることができる。 【0005】 ポテンショメータを採用した場合、ポテンショメータに茎稈が接触すると、ポテンショメータのボディなどが摩滅しやすくなる。 【0006】 本発明の目的は、ポテンショメータを採用しながら、ポテンショメータに関する上記トラブルを回避することができ、かつ、この手段に起因する刈取り不良の発生も回避しやすい刈取収穫機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本第1発明にあっては、刈取り前処理部の分草フレームに支持される伝動ケース、前記分草フレームに対して上下揺動するように前記伝動ケースに回動自在に連結された接地センサーバー、前記接地センサーバーの前記分草フレームに対する揺動角を検出するように前記伝動ケース内の連動機構を介して接地センサーバーに連動されて前記伝動ケースの外部に連結されたポテンショメータを設けた刈取収穫機において、前記ポテンショメータを覆うカバーを前記伝動ケースに連結し、前記カバーの前端側に、植立茎稈を前記カバーの横外側に押し出し案内する傾斜ガイド部を備えてある。 【0008】 すなわち、茎稈がポテンショメータの付近を移動しても、ポテンショメータに接触することがカバーによって防止される。 【0009】 また、ポテンショメータの付近を移動する茎稈がカバーの前端側に引っ掛かると、茎稈が押し倒されてそのままで刈取装置に供給されて刈取り処理され、刈り後に茎稈が長いままで残るという刈取り不良が発生しやすくなる。これに対し、本第1発明にあっては、茎稈がカバーの前端側に来ても傾斜ガイド部によってカバーの横外側に押し出し案内されて、カバーによる茎稈の押し倒しが発生しにくくなる。 【0010】 従って、本第1発明によれば、ポテンショメータを採用して検出を連続的に行なったり精度よく行なったりすることができるものでありながら、ポテンショメータが茎稈と接触して摩滅することがないように耐久性の富んだ状態に得ることができる。しかも、カバーによる植立茎稈の押し倒しを傾斜ガイド部によって防止して仕上がりのより刈り後を得ることができる。 【0011】 本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記カバーに、前記ポテンショメータに接続の電線に支持作用するクランプ部を備えてある。 【0012】 すなわち、電線をカバーのクランプ部によって支持させて電線の振れ動きを回避しやすくなるものである。 【0013】 従って、本第2発明によれば、電線が茎稈などに接触しにくいように電線の振れ動きを回避することができるものでありながら、カバーをクランプ手段に利用して構造面及び経済面で有利に得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、クローラ式走行装置1によって自走し、運転座席2が装備された搭乗型の運転部、運転座席2の下方に位置するエンジン(図示せず)が備えられた原動部を有した自走機体の機体フレーム3の前部に、刈取り前処理部10の前処理部フレーム11の基端側を機体横向きの軸芯まわりで回動自在に連結するとともに、前処理部フレーム11にリンク機構7を介してリフトシリンダ8を連結し、前記機体フレーム3の後端側に脱穀装置5および穀粒タンク6を設けて、コンバインを構成してある。 【0015】 このコンバインは、稲、麦などの穀粒を収穫するものであり、油圧式の前記リフトシリンダ8を操作すると、このリフトシリンダ8が前処理部フレーム11を機体フレーム3に対して上下に揺動操作して刈取り前処理部10を地面上近くまで下降した作業位置と、地面上から高く浮上した上昇非作業位置とに昇降操作する。刈取り前処理部10を下降作業位置にして自走機体を走行させると、刈取り前処理部10が複数の植付け条の刈取り対象の植立茎稈を機体横方向に並ぶ複数個の分草具12によって分草して機体横方向に並ぶ複数の引起装置13のうちの対応するものに案内し、各引起装置13の上昇移動する図3の如き引起し爪13aによって引起し処理するとともにバリカン型の刈取装置14によって刈取り、刈取り穀稈を株元側に作用する挟持搬送装置と穂先側に作用する係止搬送装置とで成る搬送装置17によって機体後方側に搬送して脱穀装置5の脱穀フィードチェーン5aの始端部に供給する。脱穀装置5が脱穀フィードチェーン5aによって刈取穀稈の株元側を挟持して機体後方向きに搬送し、穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理する。穀粒タンク6が脱穀装置5からの脱穀粒を回収して貯留していく。 【0016】 刈取り部10についてさらに詳述すると、図1、図2などに示す如く構成してある。 すなわち、機体フレーム3の前部に基端側が回動自在に連結している機体前後向きの伝動ケースで成るメインフレーム11a、及び、このメインフレーム11aの先端部に中間部が連結している機体横向きの伝動ケース15などによって前記前処理部フレーム11を構成してある。前記横向き伝動ケース15が備えている支持部材15aの機体横方向での複数箇所から分草フレーム16を機体前方向きに延出させて、隣接し合う一対の分草フレーム16によって穀稈引起し経路18を形成し、各分草フレーム16の先端部に前記分草具12を固定し、各穀稈引起し経路18の横側に前記引起装置13を設け、前記複数本の分草フレーム16の基端部にわたって前記刈取装置14を取り付けてある。 【0017】 図2,3などに示すように、刈取り前処理部10の前記複数個の分草具12のうちの最も機体横外側に位置する分草具12のやや後側に、接地センサーバー21を利用した対地高さ検出装置20を設け、図10に示すように、前記対地高さ検出装置20の検出機構22を連係させた制御手段30に、前記リフトシリンダ8の制御弁31の電磁操作部、運転部に設けた刈高さ設定手段32を連係させてある。 【0018】 刈高さ設定手段32は、人為操作自在なポテンショメータで成り、刈高さ制御によって維持させるべき刈取装置14の刈高さを変更自在に設定し、この設定刈高さを電気信号にして制御手段30に出力する。 【0019】 前記制御手段30は、マイクロコンピュータを利用して成り、前記対地高さ検出装置20による検出情報、及び、刈高さ設定手段32による設定情報に基づいてリフトシリンダ8を自動的に操作する刈高さ制御を実行するようになっている。すなわち、対地高さ検出装置20による検出情報を基に、刈取り前処理部10の対地高さを刈取装置14の対地高さとして検出し、この検出刈取装置対地高さが刈高さ設定手段32による設定刈高さから外れると、制御弁31にリフトシリンダ8を操作させるべき信号を出力することによってリフトシリンダ8を刈取り前処理部10の上昇側や下降側に操作し、このために刈取り前処理部10が上昇したり下降したりして検出刈取装置対地高さが刈高さ設定手段32による設定刈高さに対応するものになると、制御弁31にリフトシリンダ8を停止させるべき信号を出力することにより、リフトシリンダ8を停止操作して刈取り前処理部10の上昇や下降を停止させる。 【0020】 これにより、制御手段30による刈高さ制御をオンに切り換えて収穫作業を行なうと、検出刈取装置対地高さが刈高さ設定手段32による設定刈高さになるように刈取り前処理部10を自動的に昇降操作する刈高さ制御が実行され、走行地面の凹凸や傾斜のために自走機体が前後方向に傾斜しても刈取装置14の対地高さが設定高さ又はそれに近いものに維持され、切り株の高さを設定刈高さ又はそれに近いものに維持しながら作業することができる。 【0021】 図10に示す昇降レバー34は、運転部に人為操作するように設けられ、操作されると刈取り前処理部10を上昇や下降させる指令を制御手段30に出力することによって刈取り前処理部10を上昇や下降操作させるものである。すなわち、刈取り前処理部10を人為的に昇降操作するものである。制御手段30は、前記昇降レバー34が操作されて上昇や下降指令を入力した場合、対地高さ検出装置20による検出結果に優先して制御弁31を切り換え操作してリフトシリダ8を刈取り前処理部10の上昇側や下降側に操作するようになっている。 【0022】 図2,3などに示すように、前記対地高さ検出装置20は、前記複数個の分草具12のうちの運転部が位置する側とは反対側の最も機体横外側に位置する分草具12を支持する前記分草フレーム16の分草具12の後側近くに位置するセンサー支持部16bに連結した支持部材としての伝動ケース25、この伝動ケース25の下部の横側面がわに前端側が連結している前記接地センサーバー21、前記伝動ケース25の横側壁の上部の外面側に取付けた前記検出機構22及び検出機構カバー40、分草フレーム16の前記センサー支持部16bと伝動ケース25の間に設けたセンサー付勢機構60、伝動ケース25の両横側に位置する押出し杆45aを備えた茎稈押出しガイド45を備えて構成してある。 【0023】 図3,4,5に示すように、分草フレーム16は、前記伝動ケース15の前記支持部材15aに後端部が連結した丸鋼管材で成る分草フレーム本体16aと、この分草フレーム本体16aの前端部に後端側の直線部が挿入されるとともにセットボルト19によって固定されていて分草フレーム本体16aに対して機体前後方向に伸縮調節自在に連結している屈曲丸棒材で成る前記センサー支持部16bと、このセンサー支持部16bの前端部に固着された板金部材で成る分草具支持部16cとによって構成してある。伝動ケース25の接地センサーバー21及び検出機構22が連結している側とは反対側の側面がわに連結板部51でボルト連結された連結部材50が有する連結軸52を、分草フレーム16の前記センサー支持部16bの前端部に付設した筒体16dに回動自在に連結してある。これにより、伝動ケース25は、引起し装置13の引起し爪13aが引起し装置13の下端部で引起しケースから突出して植立穀稈にすくい上げ作用する引起し装置13の引起し始端部13bより機体前方側に位置した状態で、分草フレーム16のセンサー支持部16bに対して前記連結軸52の機体前後向きの軸芯Yまわりで回動自在に連結しており、図6(イ)に示す如く伝動ケース25の下部に位置する入力軸26の軸芯Xが機体横向きになる回動位置を基準回動位置Nとし、この基準回動位置Nから図6(ロ)に示す正回転方向Aにも、図6(ハ)に示す逆回転方向Bにも軸芯Yまわりで分草フレーム16に対して回動するようになっている。 【0024】 接地センサーバー21は、帯板鋼板と、この帯板鋼板の後端側に前端側が連結した丸棒材とによって構成してあり、前端側に偏平板形のセンサーバー本体を備え、後端側に断面円形の連結部21bを備えるようになり、かつ、機体側面視で中間部が機体下方向きに膨出した接地作用部21aになるようになっている。センサーバー本体を構成する帯板鋼板の前端部に位置する折り曲げ片部で成る前側連結部21cを、前記伝動ケース25の下部に位置する入力軸26に一体回動自在に連結し、前記後端側の連結部21bを、分草フレーム16における前記分草フレーム本体16aの下部に設けた支持部16eの図9の如き支持孔16fに摺動自在に挿通させるとともに、後端側の連結部21bを構成する丸棒材の折り曲げ端部で成る抜け止め部21dによって連結部21bの支持部16eからの抜け止めを図ってある。これにより、接地センサーバー21は、伝動ケース25が前記基準回動位置Nにあれば、接地センサーバー21の機体前方側端部に位置するとともに引起し装置13の引起し始端部13bより機体前方側に位置する前記入力軸26の軸芯Xまわりで伝動ケース25及び分草フレーム16に対して上下揺動するようになっている。また、接地センサーバー21は、後端側の連結部21bが引起し装置13の引起し始端部13bより機体後方側に位置する支持部16eによって支持されながら、かつ、連結部21bを前記支持部16eに対して摺動させながら上下揺動する。接地センサーバー21の後端側の連結部21bが支持部16eによって摺動自在に支持されることにより、接地センサーバー21が上昇揺動すればセンサーバー本体が弾性変形していき、接地センサーバー21は、接地作用部21aが接地するようにセンサーバー本体の弾性復元力によって下降付勢されるようになっている。 【0025】 図9に示すように、分草フレーム16の前記支持部16eは、分草フレーム本体16aの底部に付設し、かつ、分草フレーム本体16aを構成する丸鋼管材の外径D1よりも小さい外径D2を有した丸鋼管材によって構成してある。これにより、支持部16eは、分草フレーム本体16aからその横外側に突出しないように分草フレーム本体16aの直下に位置しているとともに、支持部16eの機体前後方向視での外周形が円形になっており、分草フレーム16は、茎稈が支持部16eに接触しにくいようにしながら、かつ、茎稈が支持部16eに接触してもその外周形状によって引っ掛かりにくいようにしながら茎稈を分草していく。さらに、支持部16eの支持孔16fは、接地センサーバー21の連結部21bの外周形状に相似した円形の支持孔になっており、接地センサーバー21が上下揺動する際や伝動ケース25と共に軸芯Yまわりで分草フレーム16に対してローリング際、連結部21bが支持部16eに対してスムーズに摺動及び回動する。 【0026】 図11(イ)に接地センサーバー21の連結部21bの前端側の側面視を示し、図11(ロ)に接地センサーバー21の連結部21bの上面視を示すように、接地センサーバー21の前記連結部21bを構成する丸棒材の前端部に、接地センサーバー本体を構成する帯板鋼板が入り込む段差21eを設けてあり、接地センサーバー21を構成する帯板鋼板と、連結部21bを構成する丸棒材とが連結し合う部位の上面側に段差ができなくて接地センサーバー21と分草フレーム本体16aとの間に摩擦抵抗が発生しにくくなるように、センサーバー本体の上面側と連結部21bの上面側とが面一になって帯板鋼板と丸棒材が連結し合っている。接地センサーバー21の帯板鋼板で成るセンサーバー本体の表面に、センサーバー本体の耐磨耗性が向上するようにニッケルメッキ又はクロムメッキ24を施してある。 【0027】 図7,8に示すように、検出機構22は、操作軸22aが回転操作されることによって電気抵抗が変化するように作動する回転式のポテンショメータによって構成してある。前記操作軸22aに一体回動自在に連結したギヤ43と、このギヤ43にギヤ部が噛合った状態で前記入力軸26に一体回動自在に連結した扇形ギヤ42とで成り、入力軸26の回転を増速して検出機構22の操作軸22aに伝達する連動機構44を前記伝動ケース25の内部に設けてある。これにより、検出機構22は、接地センサーバー21が伝動ケース25に対して揺動すれば、これに連動して電気抵抗を変化させるべく作動するように、前記連動機構44によって接地センサーバー21に連動されている。 【0028】 図7に示すように、伝動ケース25の内部に、検出機構22に連結のギヤ43が収容されるケース内空間と、入力軸26に連結の扇形ギヤ42が収容されるケース内空間の間に配置した防水壁27を設けてある。伝動ケース内の下部に入り込んだ水が、伝動ケース25がローリングした際に検出機構22の操作軸22aが位置する方に流動することを防水壁27によって防止するようになっている。 【0029】 図3,6などに示すように、前記センサー付勢機構60は、前記連結部材50の前記連結軸52にコイル部が外嵌した巻きばね61、この巻きばね61の一対の端部62,63の間に入り込むように配置して前記連結部材50に固設したばね操作ピン64、前記巻きばね61の前記一対の端部62,63の間に入り込むように配置して分草フレーム16のセンサー支持部16bに固設したばねストッパー65を備えて構成してある 【0030】 すなわち、伝動ケース25が前記軸芯Yまわりで分草フレーム16に対してローリングすると、連結部材50が伝動ケース25と共にローリングする。図6(イ)に、伝動ケース25が基準回動位置Nにある場合を示し、図6(ロ)に、伝動ケース25が基準回動位置Nから正回転方向Aに回動した場合を示し、図6(ハ)に、伝動ケース25が基準回動位置Nから逆回転方向Bに回動した場合を示すように、伝動ケース25が基準回動位置Nから正回転方向Aに回動すると、一方のばね端部63がばねストッパー65に当接して支持され、ばね操作ピン64が他方のばね端部62を押圧操作して巻きばね61を弾性変形操作し、伝動ケース25が基準回動位置Nから逆回転方向Bに回動すると、他方のばね端部62がばねストッパー65に当接して支持され、ばね操作ピン64が一方のばね端部63を押圧操作して巻きばね61を弾性変形操作する。 これにより、センサー付勢機構60は、接地センサーバー21がこれの揺動軸芯Xが機体横向きになる基準取付け姿勢から軸芯Yまわりで正回転方向Aや逆回転方向Bにローリングすると、これに伴って巻きばね61を弾性変形させてこの巻きばね61によって接地センサーバー21を基準取付け姿勢に自ずと復帰するように回動付勢する。 【0031】 図3,5に示すように、茎稈押出しガイド45は、一端側が分草フレーム16の分草具支持部16cの一方の横側面がわから機体後方向きに延出した押出し杆45aになり、他端側が分草フレーム16の分草具支持部16cの他方の横側面がわから機体後方向きに延出した押出し杆45aになり、中間部が分草フレーム16のセンサー支持部16bのうちの分草フレーム本体16aに連結する部位から機体上方向きに立ち上がっている部位より機体後方側に機体横向きに位置して両押出し杆45aの延出端どうしを連結する連結杆45bになるように折り曲げ成形した1本のピアノ線材によって構成してある。各押出し杆45aは、延出端側が伝動ケース25の横側方に位置し、かつ、延出端側ほど伝動ケース25との間隔が大になる状態に機体上下方向視で機体前後方向に対して傾斜した状態に形成してある。 これにより、茎稈押出しガイド45は、接地センサーバー21がローリングする際、伝動ケース25と押出し杆45aの隙間によって伝動ケース25に抵抗を付与しなくて接地センサーバー21のローリングを容易にしながら、伝動ケース25の横側方近くに来た茎稈を伝動ケース25などに絡み付かないように押出し杆45aによって伝動ケース25の横外側に押し出し案内し、押出し杆45aから外れた茎稈が茎稈押出しガイド45の後端側に周り込むことがあっても押出し杆45aの内側に入り込まないように連結杆45bによってストップするようになっている。 【0032】 図3,5に示すように、検出機構カバー40は、伝動ケース25の横側面がわから突出した検出機構22を内部に収容するように箱型に構成して伝動ケース25の側面側に検出機構22との共締めによってボルト連結してある。検出機構カバー40の前端側に、機体前方側ほど伝動ケース25の側面に近づく状態に傾斜した平坦面で成る傾斜ガイド部40aを設けてあり、検出機構カバー40は、伝動ケース25に接近した茎稈を検出機構カバー45の前側に引っ掛からないように傾斜ガイド部40aによって検出機構カバー40の横外側に押し出し案内しながら、茎稈が検出機構22に接触することを防止するようになっている。 【0033】 図12(イ)に検出機構カバー40の後端側の側面視を示し、図12(ロ)に検出機構カバー40の後端側の上面視を示すように、検出機構カバー40の後端部にクランプ部40bを備えさせ、検出機構22から延出する電線23を前記クランプ部40bに固縛バンド70によって固定して支持させてある。図5に示すように、クランプ部40bは、電線23を伝動ケース25のローリング軸芯である前記軸芯Yの延長線に極力近づけて位置させて固定するように配置してある。これにより、電線23が伝動ケース25のローリング軸芯Yの延長線に極力沿って配線された状態になり、伝動ケース25がローリングしても電線23に大きな振れ動きが発生しにくくなる。また、伝動ケース25が基準回動位置Nになった状態において電線23に伝動ケース25のローリングを許容するための弛みができるようにする必要がなくなり、その弛みができる場合のように、その弛みのために電線が茎稈に当たって茎稈が押し倒される事態が発生しなくなる。図12に示すように、固縛バンド70は、クランプ部40bに設けた切欠き部71に係入させることによってクランプ部40bに対して外れないように係止させてある。図3などに示すように、前記電線23に、電線23と茎稈の接触を防止するコイルばね72を外嵌させてある。 【0034】 これにより、対地高さ検出装置20は、次の如く作動する。 すなわち、通常時は、伝動ケース25が巻きばね61のために基準回動位置Nになっていて、接地センサーバー21が軸芯Xまわりで分草フレーム16に対して上下揺動するようになっており、刈取り前処理部10の対地高さが変化して分草フレーム16の対地高さが変化すると、接地センサーバー21は、接地作用部21aに作用する接地反力と、接地センサーバー21がセンサーバー本体のばね鋼板によって発揮する下降付勢力とのために接地作用部21aが接地した状態になるように軸芯Xまわりで伝動ケース25及び分草フレーム16に対して上下揺動する。すると、検出機構22の操作軸22aが連動機構44による接地センサーバー21との連動のために接地センサーバー21の上下揺動に連動して回動して検出機構22が電気抵抗を変化させることにより、検出機構22によって接地センサーバー21の伝動ケース25に対する揺動角を接地センサーバー21の分草フレーム16に対する揺動角として検出してこの検出結果を電気信号にして制御手段30に出力する。 分草具12が株に突入するなどして茎稈が伝動ケース25の付近に入り込むことがあっても、茎稈押出しガイド45によって茎稈を伝動ケース25などに接触しないように伝動ケース25の横外側に押し出し案内して、かつ、検出機構カバー40によって茎稈と検出機構22の接触を防止して、茎稈が伝動ケース25などに絡み付いたり、検出機構22が茎稈と接触して摩滅したりすることを防止しながら対地高さ検出を行なう。 また、自走機体の操向操作が行なわれ、接地センサーバー21が刈取り前処理部10と共に地面上を左右に移動して土塊や切り株に引っ掛かった場合、接地センサーバー21が伝動ケース25と共に軸芯Yまわりでローリングし、接地センサーバー21に無理な力が掛かってセンサーバー21や入力軸26などに変形や破損が発生することを回避する。このとき、接地センサーバー21の後端側の連結部21b、及び分草フレーム16の支持部16eにおける支持孔16fの円形のために連結部21bが支持部16eに対してスムーズに摺動及び回動して接地センサーバー21がスムーズにローリングする。 接地センサーバー21に掛かったローリング操作力が解除されると、センサー付勢機構60のために伝動ケース25が基準回動位置Nに復帰回動して接地センサーバー21が検出用の基準取付け姿勢に自ずと復帰する。 【0035】 〔別実施形態〕 本発明は、稲、麦以外の茎稈を刈取り対象とする作業機にも適用できるのであり、これらコンバインなどの作業機を総称して刈取収穫機と呼称する。 【図面の簡単な説明】 【0036】 【図1】コンバイン前部の側面図 【図2】刈取り前処理部のフレーム前部の平面図 【図3】対地高さ検出装置の側面図 【図4】接地センサーバーローリング構造の断面図 【図5】対地高さ検出装置の上面図 【図6】(イ)は、伝動ケースの基準回動位置での正面図、(ロ)は、伝動ケースの正回転方向への回動状態での正面図、(ハ)は、伝動ケースの逆回転方向への回動状態での正面図、 【図7】連動機構の側面図 【図8】連動機構の正面図 【図9】分草フレームの支持部の縦断正面図 【図10】刈高さ制御のブロック図 【図11】(イ)は、接地センサーバーの連結部の側面図、(ロ)は、接地センサーバーの連結部の上面図 【図12】(イ)は、検出機構カバーのクランプ部の側面図、(ロ)は、検出機構カバーのクランプ部の上面図 【符号の説明】 【0037】 10 刈取り前処理部 16 分草フレーム 21 接地センサーバー 22 ポテンショメータ 25 伝動ケース 40 カバー 40a カバーの傾斜ガイド部 40b カバーのクランプ部 44 連動機構
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成16年3月10日(2004.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−253337(P2005−253337A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月22日(2005.9.22) |
| 【出願番号】 |
特願2004−67591(P2004−67591) |
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