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【発明の名称】 草刈用カッター装置及びそれに使用する回転ブレード
【発明者】 【氏名】今村 健二
【住所又は居所】福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22 株式会社オーレック内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転ブレード(1)と、
回転ブレード(1)の両端部に、取付具(3)により振れ動可能に取り付けてある刃板(2)と、
を備えており、
回転ブレード(1)のうち、取付具(3)の回転移動方向において前方側に、回転移動する取付具(3)が物に当たることを防止するガード体(15)が設けられていることを特徴とする、
草刈用カッター装置。
【請求項2】
ガード体(15)は、回転ブレード(1)の一部を変形させて形成されていることを特徴とする、
請求項1記載の草刈用カッター装置。
【請求項3】
ガード体(15)は、回転ブレード(1)に固着して形成されていることを特徴とする、
請求項1記載の草刈用カッター装置。
【請求項4】
ガード体(15)のうち、回転移動方向において前面側が、回転移動方向の前方側に膨出するよう湾曲して、または回転移動方向と交差して本質的に一方向へ傾くよう設けられていることを特徴とする、
請求項1、2または3記載の草刈用カッター装置。
【請求項5】
草刈用カッター装置に使用する回転ブレードであって、
刃板(2)を取り付ける取付具(3)が設けられる部分の回転移動方向において前方側に、回転移動する取付具(3)が物に当たることを防止するガード体(15)が設けられていることを特徴とする、
回転ブレード。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、草刈用カッター装置及びそれに使用する回転ブレードに関するものである。更に詳しくは、草刈機や芝刈機等に採用され、回転ブレードとその端部に振れ動可能に取り付けてある刃板を備えてなるカッター装置であって、回転ブレードに刃板を取り付けるボルト・ナット等の取付具の摩耗や損傷を防止または低減でき、刃板の脱落を防止すると共に刃板の交換等の作業に支障を来さないようにしたものに関する。
【背景技術】
【0002】
草刈機等において採用されるカッター装置の構造は様々であるが、草刈機等の駆動軸と連動する回転軸に取り付けられ、水平方向に回転する回転ブレードと、その両端部に水平方向に振れ動可能(または回動可能)に取り付けてある刃板を備えたカッター装置もそのひとつである。
【0003】
このような構造のカッター装置の各刃板は、ボルト・ナット等の取付具によって回転ブレードに取り付けられている。回転ブレードは、細長い板状体で厚さが薄いので、取付具は回転ブレードの表裏面からやや突出している。
【0004】
そして、草刈作業時においてカッター装置は高速で回転するために、取付具は草等との摩擦で次第に摩滅する。また、地面にある石等を撥ねて取付具が損傷することもある。このように、ボルト・ナット等の取付具が摩滅したり損傷すると、取付具の交換等の作業に支障を来し、甚だしい場合は、回転ブレードから刃板が脱落して飛ばされてしまうことがあり非常に危険であった。
【0005】
このような事態に備えるために、従来より取付具の摩滅や損傷を防止する手段が講じられている。
その手段として一般的なものは、図9、図10、図11に示すように、回転ブレード100の両端部に刃板101を取り付けるための取付具103(ボルト・ナット等を備えてなる)のナット側の突出部分を、これらと同じ箇所に固着された有底筒状のガード具102でガードする構造である。これによれば、取付具103を構成するボルト及びナット等の突出部分の摩滅や損傷を防止することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の有底筒状のガードを使用した構造には、次のような課題があった。
すなわち、有底筒状のガードは、これを設けない場合の取付具と同様に損傷を受ける等して変形する場合がある。このような場合、取付具はその全周をガードの側壁部によって囲まれているために、取付具自体は損傷していなくても、変形したガードに阻まれて工具が内部に入らず、取付具を操作できなくなり、刃板の交換等の作業に支障を来すことがあった。
また、使用時間が長くなると、ガードの内側に土等が固着し、取付具を操作するにはそれらをきれいに取り除く必要があり、作業が煩雑であった。
【0007】
(本発明の目的)
本発明の目的は、草刈機や芝刈機等に採用され、回転ブレードとその端部に振れ動可能に取り付けてある刃板を備えてなるカッター装置及びそれに使用する回転ブレードにおいて、取付具をガードするガード自体が損傷を受ける等して変形しても、工具による取付具の操作ができるようにし、またガードに土等が固着することを防止または低減して、刃板の交換等の作業に支障を来すことがないようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
回転ブレードと、
回転ブレードの両端部に、取付具により振れ動可能に取り付けてある刃板と、
を備えており、
回転ブレードのうち、取付具の回転移動方向において前方側に、回転移動する取付具が物に当たることを防止するガード体が設けられていることを特徴とする、
草刈用カッター装置である。
【0009】
第2の発明にあっては、
ガード体は、回転ブレードの一部を変形させて形成されていることを特徴とする、
第1の発明に係る草刈用カッター装置である。
【0010】
第3の発明にあっては、
ガード体は、回転ブレードに固着して形成されていることを特徴とする、
第1の発明に係る草刈用カッター装置である。
【0011】
第4の発明にあっては、
ガード体のうち、回転移動方向において前面側が、回転移動方向の前方側に膨出するよう湾曲して、または回転移動方向と交差して本質的に一方向へ傾くよう設けられていることを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る草刈用カッター装置である。
【0012】
第5の発明にあっては、
草刈用カッター装置に使用する回転ブレードであって、
刃板を取り付ける取付具が設けられる部分の回転移動方向において前方側に、回転移動する取付具が物に当たることを防止するガード体が設けられていることを特徴とする、
回転ブレードである。
【0013】
回転ブレードや刃板は、例えばバネ鋼製の板状体を打ち抜く等して成形または加工をするための基部材を得るが、このときバネ鋼板に無駄な部分が極力出ないように形を求めるのが好ましい。
取付具の種類、構造は特に限定しないが、一般的にはボルト・ナットである。ボルト・ナットの他、公知の各取付具(固着具や締付具等も含む)も採用できる。
【0014】
取付具と、その回転移動方向の前方に設けられているガード体の間隔(距離)は、特に限定するものではないが、例えばガード体が損傷を受ける等して変形した場合でも、工具を使用した取付具の操作(締め付けたり緩める操作)に支障のない間隔に設定するのが好ましい。
【0015】
ガード体は、プレス機やベンダー(曲げ加工機)等を使用して回転ブレードの一部を変形させて形成する他、回転ブレードと別につくったものを回転ブレードに溶接やネジ着、ボルト着等の各種取付手段により取り付けてもよい。また、ガード体は単数設けてもよいし、複数設けてもよい。
【0016】
ガード体のうち、回転移動方向において前面側は、回転移動方向の前方側に膨出するよう湾曲した円柱側面状、球面状等であるが、これらに限定されるものではない。また、ガード体の前面側は、回転移動方向と交差して本質的に一方向へ傾くよう設けられた直面状(平坦面状)、凹凸面状、曲面状等であるが、これらに限定されるものではない。
【0017】
刃板は、取付具を中心に全周回転できるようにしてもよいし、部分回転できるようにしてもよい。部分回転できるようにしてある場合は、ストッパー等、刃板の回転を一部制限する手段が設けてある。
【0018】
(作用)
本発明に係る草刈用カッター装置及びそれに使用する回転ブレードの作用を説明する。なお、ここでは説明を分かりやすくするために、本発明の各構成要件のそれぞれに、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与し説明するが、この符号の付与は、あくまで参考のためであって、各構成要件の上記各部への限定を意味するものではない。
【0019】
草刈用カッター装置(C)の取付具(3)の周囲は、ガード体(15)が設けられている回転移動方向において前方以外は開いているので、ガード体(15)が変形して取付具(3)との間隔が狭まり、例えばボックスレンチが使用できない場合でも、開いた部分からスパナ等の他の工具で取付具(3)の操作が可能である。
このように、ガード体(15)が変形したとしても、工具を使用した取付具(3)の操作がまったくできなくなることはない。
また、使用時間が長くなっても、ガードに土等が固着することを防止または低減することができ、取付具を操作する際に、それらを取り除く煩雑な作業が不要である。
【0020】
ガード体(15)が回転ブレード(1)の一部を変形させて形成されているものは、例えば部品を溶接等により固着するよりも製造時における作業が容易にできる。
【0021】
ガード体(15)のうち、回転移動方向において前面側が、回転移動方向の前方側に膨出するよう湾曲して、または回転移動方向と交差して本質的に一方向へ傾くよう設けられているものは、ガード体(15)が物に当たったときに、その力を逃がすことができるので、衝撃や摩擦あるいは抵抗を低減することができる。また、この構造においてガード体(15)を溶接により固着した場合、溶接箇所が一直線状とはならないため、十分な溶接強度が確保できる。
【発明の効果】
【0022】
(a)本発明に係る草刈用カッター装置及びそれに使用する回転ブレードは、取付具の周囲が、ガード体が設けられている回転移動方向において前方以外は開いているので、ガード体が変形して取付具との間隔が狭まり、例えばボックスレンチが使用できない場合でも、開いた部分からスパナ等の他の工具で取付具の操作が可能である。
従って、草刈作業においてガード体が変形したとしても、工具を使用した取付具の操作がまったくできなくなることはなく、また、使用時間が長くなっても、ガードに土等が固着することを防止または低減することができ、取付具を操作する際に、それらを取り除く煩雑な作業が不要であり、結果的に刃板を交換する等の作業に支障を来すことはない。
【0023】
(b)ガード体が回転ブレードの一部を変形させて形成されているものは、例えば部品を溶接等により固着するよりも製造時における作業が容易になり、生産性を向上させることができる。
【0024】
(c)ガード体のうち、回転移動方向において前面側が、回転移動方向の前方側に膨出するよう湾曲して、または回転移動方向と交差して本質的に一方向へ傾くよう設けられているものは、ガード体が物に当たったときに、その力を効率よく逃がすことができるので、衝撃や摩擦あるいは抵抗を低減することができる。これにより、ガード体の摩滅や損傷、変形を防止または低減できる。また、この構造においてガード体を溶接により固着した場合、溶接箇所が一直線状とはならないため、十分な溶接強度が確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明を図に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る草刈用カッター装置の一実施の形態を示す分解斜視図、
図2は草刈用カッター装置の平面図、
図3は草刈用カッター装置の正面図、
図4は図3におけるA−A拡大断面図、
図5は本発明に係る草刈用カッター装置を採用した草刈機の概略側面図である。
【0026】
草刈用カッター装置Cは、例えば図5に示すように、自走式草刈機4に使用されるものである。なお、自走式草刈機4は、本実施の形態に係る草刈用カッター装置C以外の部分は一般的な構造を有しているので、その構造についての詳細な説明は省略する。
【0027】
草刈用カッター装置Cは、水平方向に回転するように上記回転軸40に取り付けられる回転ブレード1と、その両端部に取付具3により水平方向に振れ動可能に取り付けてある刃板2を備えた構造を有している。
【0028】
回転ブレード1はバネ鋼製であり、帯板をプレス加工してつくられている。回転ブレード1には、長手方向の中央部に設けてある水平部10と、その両側に設けてある中間傾斜部11と、それらに続けて設けてある先部傾斜部12が形成されている。
先部傾斜部12の水平部10に対する傾斜角度は、中間傾斜部11の傾斜角度よりやや小さくなるよう設定されている。また、水平部10から両先部傾斜部12のほぼ中間部にかけて、上面側へ凸状に変形させた補強部14が設けられている。
【0029】
水平部10の中央部には、上記回転軸40に取り付けるための軸孔16が設けてあり、その両側には、軸孔16より径小の固定用のボルト孔160が設けられている。
各先部傾斜部12の先部には、各刃板2を取り付ける取付具3を挿着するための装着孔17が設けられており、それより更に先端寄りには、刃板2を取り付ける際、各刃板2を簡易的に固定するために、後述する挿通孔200との間に線状体等を通す挿通孔170がそれぞれ二箇所に設けてある。
【0030】
各先部傾斜部12のうち、取付具3が設けられる装着孔17の回転移動方向において前部となる側の辺部には、先部傾斜部12の先端部から中間部へかけてガード体15が設けられている。ガード体15は、当初前方側へ張り出して設けられていた突出片を斜め上方へ傾斜させるよう曲げ加工して形成されている。その傾斜角度は、本実施の形態においては約70°であるが、回転移動する取付具3が物に当たることを防止または十分に低減できれば、特に限定するものではない。
なお、上記したようにガード体15は回転ブレード1の一部を変形させて形成されているので、例えばガード体となる部品を溶接等により固着するよりも製造時における作業が比較的容易にできる。
【0031】
また、各ガード体15は、図2からわかるように、平面視において回転ブレード1の長手方向の縁辺部とやや角度をもって形成されている。この傾斜方向は、ガード体15の先部側が回転ブレード1の幅方向中央へ向かう方向である。また、傾斜角度は、本実施の形態では約10°であるが、特に限定はしない。
【0032】
上記したように、各刃板2は回転ブレード1の各先部傾斜部12の装着孔17に、取付具3によって取り付けられている。
刃板2は、回転ブレード1より硬いバネ鋼製であり、平面視長方形の板状体である。刃板2の先部側の両側縁辺部には、片刃状の刃部21、21aが設けられている。刃部21、21aの傾斜した刃面は互いに平行に設けられ、刃板2を表裏付け替えて刃板2の回転移動方向の前部側に位置させることにより、刃部21、21a双方を使用することができる。
【0033】
刃板2の基部は取付側となっており、基端部寄りには、各刃板2を取り付ける取付具3を挿着するための四角形(他の多角形でもよい)の装着孔20が設けられている。また、装着孔20よりも先端寄りには、上記したように挿通孔170との間に線状体等を通す挿通孔200がそれぞれ二箇所に設けてある。
【0034】
取付具3は、取付ボルト30、リング状のスペーサ31、座金32、バネ座金33及びナット34で構成されている。
図1、図4を参照し、取付具3による刃板2の取付構造を説明する。
取付ボルト30はヘッド部が扁平に形成され、ヘッド部の球面状の中心部には摩滅サイン凹部301が設けてある。摩滅サイン凹部301は、表面が摩滅して円形の凹部が表面に表れなくなることで交換時期を知らせるものである。
【0035】
また、取付ボルト30のボルト部の基部端には、外形が四角形の嵌合部300が設けてある。取付ボルト30は、嵌合部300を刃板2の装着孔20に互いに回転できないように嵌め込み、装着孔17に内嵌めされたスペーサ31(装着孔17が設けてある部分の厚さよりやや厚く形成してある)にボルト部を挿通し、更にボルト部に座金32、バネ座金33を入れてナット34を締め込むことにより、刃板2を水平方向に振れ動可能に取り付けることができる。
【0036】
なお、このときに挿通孔170、200間に線状体等を差し込んで通し、先部傾斜部12に刃板2を簡易的に固定しておけば、ナット34の締め付けが容易かつ確実にできる。また、取付ボルト30のボルト部の先端寄りにはピン孔302が設けられており、ピン孔に割ピン(図示省略)等を装着することにより、ナット34の緩みを防止できる。
【0037】
取付具3のナット34側の高さは、図3に示すように、ガード体15の高さより若干高くなるよう形成してある。なお、ガード体15の高さより高くする場合は、その突出量はできるだけ小さい方が好ましいが、ガード体15の高さと同じか低くすれば、摩滅量が少なくなるのでより好ましい。
【0038】
(作用)
本実施の形態に係る草刈用カッター装置Cの作用を説明する。草刈用カッター装置Cは、図5に示すように、自走式草刈機4の駆動軸と連動する回転軸40に取り付けられて使用される。自走式草刈機4は、草刈用カッター装置Cを水平方向に高速で回転させて走行することにより、草刈作業を行うことができる。
【0039】
草刈用カッター装置Cの回転ブレード1や各刃板2は、草を刈ることによって次第に摩滅する。しかし、取付具3は、ガード体15によってガードされることで、本質的に草と接触しにくくなっているので、摩滅が防止または低減されている。
また、ガード体15は上記したように二方向へ傾斜しているので、回転時において物に当たったときに、その力を逃がすことができるので、この点においても衝撃や摩擦(摩滅)あるいは抵抗を低減することができると共にガード体15自体の損傷も低減できる。これにより、取付具3の交換の頻度を少なくすることができる。
【0040】
草刈作業においては、回転ブレード1や各刃板2は、地面上にある石、あるいは地面の凸部等に当たることもある。この場合も、ガード体15は取付具3をガードし、取付具3自体が破損することはほとんどなく、取付具3や刃板2が脱落したり、刃板2の交換ができなくなることはない。
【0041】
また、取付具3の周囲は、ガード体15が設けられている回転移動方向において前方以外は開いているので、ガード体15が変形して取付具3との間隔が狭まり、例えばボックスレンチが使用できない場合でも、開いた部分からスパナ等の他の工具で取付具3の操作が可能である。このように、ガード体15が変形したとしても、工具を使用した取付具3の操作が可能であり、刃板2の交換を支障なく行うことができる。
また、使用時間が長くなっても、ガード体15に土等が固着することを防止または低減することができ、取付具3を操作する際に、それらを取り除く煩雑な作業が不要である。
【0042】
図6はガード体の第2の実施の形態を示す斜視説明図である。なお、図6において、上記実施の形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。また、これについては後述する図7、図8についても同様である。
【0043】
図6に表したガード体15aは、板状の先部傾斜部12に溶接により後付けして設けられている。ガード体15aは、平面視円弧状の板状体であり、取付具3(図6では表していない)の高さと同じに設定されている。
ガード体15aは回転移動方向の前方側に膨出するよう湾曲して設けられており、ガード体が物に当たったときに、その力を逃がすことができるので、衝撃や摩擦あるいは抵抗を低減することができる。
【0044】
図7はガード体の第3の実施の形態を示す斜視説明図である。
図7に示したガード体15bは、平面視ほぼV字状の板状体であり、取付具3(図7では表していない)の高さと同じに設定されている。
ガード体15bの前面側の両傾斜面は、回転移動方向と交差して一方向へ傾くよう設けられており、ガード体が物に当たったときに、その力を逃がすことができるので、衝撃や摩擦あるいは抵抗を低減することができる。
【0045】
図8はガード体の第4の実施の形態を示す斜視説明図である。
図8に示したガード体15cは、平坦部とその両側に設けてある傾斜部を有する板状体であり、取付具3(図8では表していない)の高さと同じに設定されている。
ガード体15cの前面側の両傾斜面は、回転移動方向と交差して一方向へ傾くよう設けられており、ガード体が物に当たったときに、その力を逃がすことができるので、衝撃や摩擦あるいは抵抗を低減することができる。
また、上記ガード体15a、15b、15cは、溶接により固着されているが、溶接箇所が一直線状とはならないため、十分な溶接強度が確保できる。
【0046】
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に係る草刈用カッター装置の一実施の形態を示す分解斜視図。
【図2】草刈用カッター装置の平面図。
【図3】草刈用カッター装置の正面図。
【図4】図3におけるA−A拡大断面図。
【図5】本発明に係る草刈用カッター装置を採用した草刈機の概略側面図。
【図6】ガード体の第2の実施の形態を示す斜視説明図。
【図7】ガード体の第3の実施の形態を示す斜視説明図。
【図8】ガード体の第4の実施の形態を示す斜視説明図。
【図9】従来の草刈用カッター装置の構造を示す平面図。
【図10】従来の草刈用カッター装置の正面図。
【図11】図10におけるB−B拡大断面図。
【符号の説明】
【0048】
C 草刈用カッター装置
1 回転ブレード
10 水平部
11 中間傾斜部
12 先部傾斜部
14 補強部
15 ガード体
16 軸孔
160 ボルト孔
17 装着孔
170 挿通孔
2 刃板
20 装着孔
200 挿通孔
21、21a 刃部
3 取付具
30 取付ボルト
300 嵌合部
301 摩滅サイン凹部
302 ピン孔
31 スペーサ
32 座金
33 バネ座金
34 ナット
4 自走式草刈機
40 回転軸
15a ガード体
15b ガード体
15c ガード体
【出願人】 【識別番号】393000984
【氏名又は名称】株式会社オーレック
【住所又は居所】福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22
【出願日】 平成16年1月26日(2004.1.26)
【代理人】 【識別番号】100085327
【弁理士】
【氏名又は名称】梶原 克彦

【公開番号】 特開2005−204625(P2005−204625A)
【公開日】 平成17年8月4日(2005.8.4)
【出願番号】 特願2004−17679(P2004−17679)