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【発明の名称】 後部ロータリーデッキ用の回転開き式アーム
【発明者】 【氏名】ライアン リー,ヘンズリー

【氏名】ミゲル エー.,エスピーナ

【要約】 【課題】地面の上を動くための複数の車輪によって支持されているフレームと、ロータリー切断デッキ組立部品とを有するロータリー芝刈り機。

【解決手段】支持ブラケット組立部品は、略垂直な軸を中心として動くように、フレームに旋回するように連結されている。伸縮式アームは、支持ブラケット組立部品とロータリー切断デッキ組立部品との間に、旋回するように連結されており、少なくとも2つの長さに調節できる。駆動部は、支持ブラケット組立部品と伸縮式アームとの間に、旋回するように連結されており、ロータリー切断デッキ組立部品を非切断位置と切断位置との間で動かすように操作し得、伸縮式アームを、簡単な点検、メンテナンスおよび調節のためにロータリー切断デッキ組立部品をフレームの横側へ開くように、少なくとも2つの長さの間で縮め得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地面の上を動くための前輪および少なくとも1つの後輪によって支持されているフレームと、
少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品と、
該少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品を該フレームと連結するリフトシステムとを備え、
該リフトシステムは、該少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品を昇降し、ならびに該フレームの略下側である第1位置と該フレームの略横側である第2位置との間で略垂直な軸を中心として旋回させるように操作し得る、ロータリー芝刈り機。
【請求項2】
前記リフトシステムが、
前記略垂直な軸を中心とする動作のために、旋回するように前記フレームに連結されている支持ブラケット組立部品と、
該支持ブラケット組立部品と前記少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品との間に旋回するように連結されている伸縮式アームと、
該支持ブラケット組立部品と該伸縮式アームとの間に旋回するように連結されている駆動部とを備え、
該駆動部は、前記少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品を、非切断位置と切断位置との間で動かすように操作し得る、請求項1に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項3】
前記支持ブラケット組立部品が、
前記フレームに固定して搭載され、スリーブを有する旋回ブラケットと、
自身から下方へ延びる旋回ピンを有し、該旋回ピンは、該旋回ブラケットの該スリーブの内部に配置され、前記駆動部を支持する第1旋回部材と、
スリーブを有し、該旋回ブラケットから延びる該旋回ピンを受け入れ、前記伸縮式アームを支持する第2旋回部材と、
該旋回ブラケット、第1旋回部材および第2旋回部材を組み立てた構造に保持する固定装置とを備える、請求項2に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項4】
前記駆動部が、前記第1旋回部材の第1位置および該第1位置から間隔を開けた前記第2位置に搭載され得る、請求項3に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項5】
前記駆動部が、前記第1位置に搭載されている場合、前記少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品は、前記切断位置または前記非切断位置のどちらに位置付けされてもよく、
該駆動部が、前記第2位置に搭載されている場合、該少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品は、前記フレームの略下側または該少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品に都合よく近づけるようにフレームの略横側の回転開き位置のどちらに位置付けされてもよい、請求項4に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項6】
前記伸縮式アームが、
前記支持ブラケット組立部品に旋回するように連結されている内部ロッドと、
該内部ロッドの少なくとも一部の上に、スライドしてこれと係合するように、スライド可能に配置されている外部管と、
該内部ロッドと該外部管との間の相対的な動きを選択的に防止するように操作し得る固定装置とを備える、請求項2に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項7】
前記伸縮式アームが、
前記外部管から延びる旋回ピンを備え、
該旋回ピンが、該外部管と略同軸であり、
該旋回ピンを、回転可能なように、前記少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品上に搭載されたスリーブと係合し得る、請求項6に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項8】
地面の上を動くための複数の車輪によって支持されているフレームと、
ロータリー切断デッキ組立部品と、
略垂直な軸を中心として動くために、該フレームに回転するように連結されている支持ブラケット組立部品と、
該支持ブラケット組立部品と該ロータリー切断デッキ組立部品との間に回転するように連結され、少なくとも2つの長さに調節し得る伸縮式アームと、
該支持ブラケット組立部品と該伸縮式アームとの間に回転するように連結されている駆動部とを備え、
該駆動部は、該ロータリー切断デッキ組立部品を、非切断位置と切断位置との間で動かすように操作し得、さらに、該少なくとも2つの長さの間で該伸縮式アームを縮め得る、ロータリー芝刈り機。
【請求項9】
前記支持ブラケット組立部品が、
前記フレームに固定して搭載され、スリーブを有する旋回ブラケットと、
自身から下方へ延びる旋回ピンを有し、該旋回ピンは、該旋回ブラケットの該スリーブの内部に配置され、前記駆動部を支持する第1旋回部材と、
スリーブを有し、該旋回ブラケットから延びる該旋回ピンを受け入れ、前記伸縮式アームを支持する第2旋回部材と、
該旋回ブラケット、第1旋回部材および第2旋回部材を組み立てた構造に保持する固定装置とを備える、請求項8に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項10】
前記駆動部が、前記第1旋回部材の第1位置および該第1位置から間隔を開けた第2位置に搭載され得る、請求項9に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項11】
前記駆動部が、前記第1位置に搭載されている場合、前記ロータリー切断デッキ組立部品は、切断位置または非切断位置のどちらに位置付けされてもよく、
該駆動部が、前記第2位置に搭載されている場合、該ロータリー切断デッキ組立部品は、前記フレームの略下側または該ロータリー切断デッキ組立部品に都合よく近づけるように前記フレームの略横側の回転開き位置のどちらに位置付けされてもよい、請求項10に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項12】
前記伸縮式アームが、
前記支持ブラケット組立部品に旋回するように連結されている内部ロッドと、
該内部ロッドの少なくとも一部の上に、スライドしてこれと係合するように、スライド可能に配置されている外部管と、
該内部ロッドと該外部管との間の相対的な動きを選択的に防止するように操作し得る固定装置とを備える、請求項11に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項13】
前記伸縮式アームが、
前記外部管から延びる旋回ピンを備え、
該旋回ピンが、該外部管と略同軸であり、
該旋回ピンを、回転可能なように、前記少なくとも1つのロータリー切断デッキ組立部品上に搭載されたスリーブと係合し得る、請求項12に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項14】
地面の上を動くための複数の車輪によって支持されているフレームと、
ロータリー切断デッキ組立部品と、
該フレームに固定して搭載されて、スリーブを有する旋回ブラケットと、
自身から下方へ延びる旋回ピンを有し、該旋回ピンは、該旋回ブラケットの該スリーブの内部に配置され、前記駆動部を支持する第1旋回部材と、
スリーブを有し、該旋回ブラケットから延びる該旋回ピンを受け入れ、前記伸縮式アームを支持する第2旋回部材と、
該旋回ブラケット、第1旋回部材および第2旋回部材を組み立てた構造に保持する固定装置と、
該第2旋回部材と該ロータリー切断デッキ組立部品との間に旋回するように連結されている伸縮式アームと、
該第1旋回部材と該伸縮式アームとの間に旋回するように連結されている駆動部とを備え、
該駆動部は、該ロータリー切断デッキ組立部品を、非切断位置と切断位置との間で動かすように操作し得、さらに、該ロータリー切断デッキを該フレームの横側へ回転されるように、該伸縮式アームを縮め得る、ロータリー芝刈り機。
【請求項15】
前記駆動部が、前記第1旋回部材の第1位置および該第1位置から間隔を開けた第2位置に搭載され得る、請求項14に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項16】
前記駆動部が、前記第1位置に搭載されている場合、前記ロータリー切断デッキ組立部品は、前記切断位置または前記非切断位置のどちらに位置付けされてもよく、
該駆動部が、前記第2位置に搭載されている場合、該ロータリー切断デッキ組立部品は、前記フレームの略下側または該ロータリー切断デッキ組立部品に都合よく近づけるようにフレームの略横側の回転開き位置のどちらに位置付けされてもよい、請求項15に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項17】
前記伸縮式アームが、
前記第2旋回部材に旋回するように連結されている内部ロッドと、
該内部ロッドの少なくとも一部の上に、スライドして該内部ロッドと係合するように、スライド可能に配置されている外部管と、
該内部ロッドと該外部管との間の相対的な動きを選択的に防止するように操作し得る固定装置とを備える、請求項14に記載のロータリー芝刈り機。
【請求項18】
前記伸縮式アームが、
前記外部管から延びる旋回ピンを備え、
該旋回ピンが、外部管と略同軸であり、
該旋回ピンを、回転可能なように、前記ロータリー切断デッキ組立部品上に搭載されたスリーブと係合し得る、請求項17に記載のロータリー芝刈り機。
【発明の詳細な説明】【発明の詳細な説明】
【0001】
〔発明の分野〕
本発明は、ロータリー芝刈り機に関し、より詳細には、都合良く保守点検できる連動ロータリー芝刈り機用の回転開き式アーム(swing out arm)に関する。
【0002】
〔発明の背景〕
ロータリー型芝刈り機または連動式に(in ganged relationship)トラクタに搭載された切断ユニットは、当該分野において公知である。この構造では、切断ユニットは、トラクタによって進まされ、そして、操作位置にある間または輸送位置に移行する間、地面に対して上下に動かされ得る。多くの場合、リフトアーム機構は、可動式にこれらの切断ユニットをトラクタに連結するために用いられ、そして切断ユニットは、地面自体の起伏に応じて自動的に昇降する。
【0003】
地面に起伏があるため、各切断ユニットは、トラクタ車軸の下側の領域に出来るだけ近く搭載されることが好ましい。このことに関しては、トラクタが地面の起伏上を走行するとき、切断が一定かつ確実となるように、トラクタの車輪が、切断ユニットと地面との間に一定の間隔を維持する役割を果たす。
【0004】
しかしながら、多くの場合、トラクタの車軸の下側のこの領域に搭載された切断ユニットは、保守点検や調節を行うことが困難である。当業者は、切断ユニットがトラクタの真下に配置されている場合、それらに保守点検を行う困難さを、容易に認識するであろう。
【0005】
従って、関連技術では、トラクタの略車軸の下側の領域内に配置され得る切断ユニットであって、迅速かつ都合よく調節またはメンテナンスできるように位置をも変え得る切断ユニットを有する連動ロータリー芝草刈り機を提供する必要がある。さらに、関連技術では、このような位置変更を簡単にするために旋回接続部を介して切断ユニットが搭載されている連動ロータリー芝刈り機を提供する必要がある。さらに、関連技術では、従来技術の欠点を克服する連動ロータリー芝刈り機を提供する必要がある。
【0006】
〔発明の要旨〕
本発明の原理によれば、ロータリー芝刈り機は、有利な構成を有して提供される。詳細には、ロータリー芝刈り機は、地面の上を動くための複数の車輪によって支持されているフレームと、ロータリー切断デッキ組立部品とを有する。支持ブラケット組立部品は、略垂直な軸を中心として旋回するように、フレームに連結されている。伸縮式アームは、支持ブラケット組立部品とロータリー切断デッキ組立部品との間に、旋回するように連結され、少なくとも2つの長さに調節できる。駆動部は、支持ブラケット組立部品と伸縮式アームとの間に、旋回するように連結されており、ロータリー切断デッキ組立部品を非切断位置と切断位置との間で動かすために、可動式である。さらに、駆動部は、簡単な点検、メンテナンスおよび調節のためにロータリー切断デッキ組立部品をフレームの横側へ回転できるように、少なくとも2つの長さの間で伸縮式アームを縮め得る。
【0007】
本発明の適用のほかの範囲は、以下に記載の詳細な説明から明らかとなるだろう。詳細な説明および特定の例は、本発明の好ましい実施形態を示しているが、単に説明を目的とするものであり、本発明の範囲を限定することを目的とするものではない。
【0008】
本発明は、詳細な説明および添付の図面から、より全体的に理解されるであろう。図1は、切断位置にある本発明の原理に基づくリフトシステムを採用した芝刈り機を示す斜視図である。図2は、停止位置にある本発明の原理に基づくリフトシステムを採用した芝刈り機を示す斜視図である。図3は、回転開きした位置にある本発明の原理に基づくリフトシステムを採用した芝刈り機を示す斜視図である。図4は、リフトシステム示す分解斜視図である。
【0009】
〔好ましい実施形態の詳細な説明〕
好ましい実施形態の以下の説明は、本質的に単なる例示であり、本発明、その応用または使用を制限することを意図するものではない。
【0010】
図を参照すると、芝刈り機10が、本発明の原理に基づいて提供されている。芝刈り機10は、地面の上を動くための前輪14と少なくとも1つの後輪(図示せず)とによって支持されているフレーム12(図1〜3に部分的に示す)を備えている。図示した芝刈り機10は、4輪であり、後輪駆動(rear−steering)であるが、本発明は、他の芝刈り機の構成にも適用し得ることが理解されるであろう。
【0011】
芝刈り機10は、さらに、フレーム12によって支持される電源(図示せず)を備えている。電源は、当該分野において公知であるあらゆる種類のもの(例えば、ガソリン動力や内部燃焼エンジン)であり得る。エンジンは、油圧式ポンプ(図示せず)を駆動する。このポンプは、油圧油を、車輪に駆動的に連結されている油圧式モータ(図示せず)へ供給する。
【0012】
芝刈り機10は、さらに、複数の連動切断デッキ組立部品16を備えている。より詳細には、芝刈り機10は、フレーム12の下側かつ前輪14の内側に配置された複数の切断デッキ組立部品16を含むことが好ましい。図1で最もよく分かるように、切断デッキ組立部品16は、芝刈り機10の前車軸18の略下側の領域内に配置されていることが好ましい。この位置では、切断デッキ組立部品16が、切断の長さを適切かつ一定に維持し得る。
【0013】
切断デッキ組立部品16の各々は、下方開口空間22(図2参照)を規定する単一スピンドルマルチングデッキ20を含む(図1〜3参照)。デッキ20は、略環状の横方向の管状支持部材24の間に配置されており、かつ、この管状支持部材24によって支持されている。ここで「横方向」という用語は、芝刈り機の一方の側から他の側への(すなわち、前後方向に対して垂直な)方向を意味するために使用される。2つのデッキ車輪26は、管状支持部材24に、キャスター配置で旋回するように連結され、デッキ車輪26は、地面の上を動くためにデッキ20の前端を支持する。後輪28は、管状支持部材24の自由端の間に延びており、地面の上を動くためにデッキ20を支持している。後輪28は、デッキ20の後ろ側にあり、実質的には、デッキ20の幅全体に渡って延びている。後輪28は、スキャルピング(scalping)に耐性であり、かつ草を剥ぎ取る。デッキ20は、地面に対してデッキ20の高さを調節できるように搭載されている。
【0014】
単一スピンドル30は、デッキ20によって規定される空間22の内部に、略垂直な軸を中心として回転するように搭載されている。スピンドル30は、デッキ20の上部にあるモータ32によって駆動される。1セットの刈刃が、スピンドル30上に、スピンドル30とともに回転するように搭載されている。1対の傾斜したデッキ支持部34は、デッキ20および関連するリフトシステム36に対して硬度と支持とを提供するために、管状支持部材24の対向している側部と、モータ32との間に延びている。
【0015】
さらに図1〜3を参照すると、リフトシステム36は、一対の傾斜したデッキ支持部34とフレーム2との間に接続された油圧式組立部品を含む。リフトシステム36は、上げた位置と下げた切断位置との間で、デッキ20を昇降する役割を果たす。以下に説明するように、リフトシステム36は、デッキ20を簡単かつ都合よく調節、点検またはメンテナンスするため、デッキ20を前輪14から後ろへ引っ込ませ、芝刈り機10の横へ回転できるように、回転開き式アームとしても機能を果たす。デッキ20を切断位置に下げると、リフトシステムおよび油圧式組立部品は、デッキ20がフレーム12に対して垂直に動くように「浮動」する。
【0016】
特に図4を参照すると、リフトシステム36は、従来の方法(例えば、留め具や溶接など)を介してフレーム12に固定して搭載される旋回ブラケット38を含む。旋回ブラケット38は、フレーム12と連結するための略平坦な部分40と、略水平に配置された1対の支持尾翼42とを含む。支持尾翼42は、略垂直に配置されたスリーブ44を含み、このスリーブ44は、上部旋回部材48から延びる旋回ピン46を受け入れるような寸法になっている。
【0017】
上部旋回部材48は、1対の上向きの側部プレート50を含む。この側部プレート50は、軸方向に並んだ開口部52の第1セットと軸方向に並んだ開口部54の第2セットとを有している(図1および図4に部分的に示す)。プレート50は、油圧式シリンダ58の第1端部56を受け入れるために、間隔が開いている。同じく、開口部52および開口部54は、開口部52および開口部54と油圧式シリンダ58の第1端部56に形成された穴とを通って延びる留め具(図示せず)を受け入れるような寸法になっている。留め具は、ボルトとナットの構成または植込ボルトとコッタピンの構成であることが好ましい。
【0018】
旋回ピン46は、第1直径60と第2直径62とを有している。第2直径62は、第1直径60よりも小さく、それによって段部64を規定している。第1直径60は、旋回ピン46とスリーブ44との間の旋回運動が滑らかであるような寸法になっている。同様に、第2直径62は、下部旋回部材68のスリーブ66の内部に受け入れられるような寸法になっている。スリーブ66は、U型部材72と連結されている1対の尾翼支持部70によって支持されている。U型部材72は、1対の軸方向に並んだ開口部74を含む。旋回ピン46の第2直径62は、下部旋回部材68のスリーブ66の内部に受け入れられ、旋回ピン46に形成された穴76を通って延びるコッタピン(図示せず)を介してこのような位置に保持される。
【0019】
伸縮式アーム78が、内部ロッド80と外部管82とを有してさらに備えられている。内部ロッド80は、穴を規定する第1端部84を備えている。開口部74は、開口部74と伸縮式アーム78の第1端部84に形成された穴とを通って延びる留め具(図示せず)を受け入れるような寸法になっている。留め具は、ボルトとナットの構成または植込ボルトとコッタピンの構成であることが好ましい。
【0020】
内部ロッド80と外部管82とは、伸縮できるように、スライド可能に連結されるように適合されている。このために、内部ロッド80の外径は、内部ロッド80に対して外部管82を滑らかに伸縮できるように、外部管82の内部直径にきっちりと一致するような寸法になっている。ボルトおよびコッタピン組立部品を受け入れ得る、一直線に並んだ(alignable)1対の穴85のような固定装置が、伸縮式アーム78を所定の長さに固定するために設けられている。
【0021】
図4において最もよく分かるように、外部管82は、その端部に延びる旋回ピン86を備えている。旋回ピン86は、デッキ20の傾斜したデッキ支持部34に連結されたスリーブ88(図1〜3)の内部に旋回して受け入れられるような寸法になっている。旋回ピン86は、リフトシステム36に関してデッキ20を保持するためのコッタピンを受け入れるための穴90を含む。
【0022】
外部管82は、さらに、並列式に外部管82に固定して連結されている1対の搭載プレート92を含む。搭載プレート92は、さらに、1対の1セットの軸方向に並んだ開口部94を有している。開口部94は、開口部94と油圧式シリンダ58の第2端部96に形成された穴とを通って延びる留め具(図示せず)を受け入れるような寸法になっている。留め具は、ボルトとナットの構成、または、植込ボルトとコッタピンの構成であることが好ましい。
【0023】
デッキ20を、リフトシステム36を介してフレーム12と接続することにより、デッキ20は、3つの相互に垂直な軸100,軸102および軸104(図4)を中心として、フレーム12に対して旋回できる。この搭載構造により、デッキ20を起伏のある地形に適応させ得、それによってスキャルピングが大幅に回避される。
【0024】
操作中に、デッキ20は、前方に上げた(非切断)位置、前方に下げた(切断)位置、縮めた(中間)位置(図2)、および回転開き(メンテナンス)位置(図3)に位置付けられ得る。上記の位置にデッキ20を位置付けるために、軸方向に並んだ開口部52の第1セットに連結されている油圧式シリンダ58が、伸縮式アーム78を、軸102を中心として回転させ、油圧式システム59の駆動に応じて、デッキ20を、前方に下げた(切断)位置へ下げるように伸びる。この位置で、油圧式シリンダ58は、油圧油を、液体溜へ自由に放出することができ、それによってデッキ20が、様々な地面の起伏に適応するように、デッキ20を自由に浮動させ得る。同じく、デッキ20を前方に上げた(非切断)位置へ上げるために、油圧式シリンダ58を、縮めた位置へ動かし得る。
【0025】
しかしながら、デッキ20またはより一般的に切断デッキ組立部品16を調節、点検またはメンテナンスするために、以下の操作に従って、デッキ20は、回転開き(メンテナンス)位置に位置付けされ得る。まず、油圧式シリンダ58と上部旋回部材48との間の接続を解除し、次に、油圧式シリンダ58の第1端部56を軸方向に並んだ開口部54の第2セットに連結してもよい。さらに、穴85を通って延びる固定装置が取り外される。この構造では、次に、デッキ20を後方へ引くために、油圧式シリンダ58は縮められる。この動きにより、デッキ20は、伸縮式アーム78の外部管82を、内部ロッド80に対して後方へ動かす。それによって、伸縮式アーム78は、縮めた位置に伸縮する。この動きは、軸104を中心としてデッキ20を回転開き位置に旋回できるように、前輪14から離れてデッキ20を縮めることを意図している(図3)。この位置では、デッキ20を、簡単に点検、メンテナンスまたは調節でき、芝刈り機10の下側に伸びて作業をする必要はない。デッキ20を稼動状態に戻すときは、この反対に動かす。
【0026】
本発明の説明は、本質的に単なる例であり、従って、本発明の主旨に反しない変化形態は、本発明の範囲内であることが意図される。このような変化形態は、本発明の精神と範囲から逸脱するものであるとはみなされない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】切断位置にある本発明の原理に基づくリフトシステムを採用した芝刈り機を示す斜視図である。
【図2】停止位置にある本発明の原理に基づくリフトシステムを採用した芝刈り機を示す斜視図である。
【図3】回転開きした位置にある本発明の原理に基づくリフトシステムを採用した芝刈り機を示す斜視図である。
【図4】リフトシステム示す分解斜視図である。
【出願人】 【識別番号】391031890
【氏名又は名称】テキストロン インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】TEXTRON INCORPORATED
【出願日】 平成16年12月22日(2004.12.22)
【代理人】 【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人原謙三国際特許事務所

【識別番号】100080034
【弁理士】
【氏名又は名称】原 謙三

【識別番号】100113701
【弁理士】
【氏名又は名称】木島 隆一

【識別番号】100116241
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 一郎

【公開番号】 特開2005−198653(P2005−198653A)
【公開日】 平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願番号】 特願2004−370525(P2004−370525)