| 【発明の名称】 |
手押式刈払機 |
| 【発明者】 |
【氏名】菱田 匡 【住所又は居所】大阪府堺市土師町3丁32番37号 ブイアイブイエンジニアリング株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】作業性を向上させ、広幅刈りし得る手押式刈払機を提供する。
【解決手段】エンジン21を保持するフレーム22と、フレーム22の下端に一つ設けられた樽型の車輪23と、歩きながら作業者が手で操作するハンドル24と、エンジン21にて回転駆動される刈刃25と、を備え、刈刃25は、エンジン21にて回転駆動される回転円盤39に付設され、回転円盤39及び刈刃25の上部及び周囲部を覆うと共に刈刃25の回転外周円の接線方向に刈草を送り出すための吐出口2を有する下方開口状のハウジング1と、回転円盤39の上面側に突設されて刈草を送り出す平面視放射状の羽根3と、を備える。また、車輪23は、前方に設けられた回転円盤39と後方位置に設けられたハンドル24の握り部36, 36の前後中間位置に配設され、車輪23の接地点を支点として、天秤状に全体重量を支持しつつ、ハンドル24の握り部36, 36を作業者が操作して走行自在である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンジン(21)を保持するフレーム(22)と、該フレーム(22)の下端に設けられた車輪(23)と、歩きながら作業者が手で操作するハンドル(24)と、上記エンジン(21)にて回転駆動される刈刃(25)と、を備えた手押式刈払機に於て、 上記刈刃(25)は、上記エンジン(21)にて回転駆動される回転円盤(39)に付設され、 該回転円盤(39)及び該刈刃(25)の上部及び周囲部を覆うと共に該刈刃(25)の回転外周円の接線方向に刈草を送り出すための吐出口(2)を有する下方開口状のハウジング(1)と、該回転円盤(39)の上面側に突設されて上記刈草を送り出す平面視放射状の羽根(3)と、を備えたことを特徴とする手押式刈払機。 【請求項2】 上記回転円盤(39)は、回転駆動軸(40)から着脱自在となるように構成されている請求項1記載の手押式刈払機。 【請求項3】 上記車輪(23)は、上記フレーム(22)の下端に1つ設けられた樽型であって、かつ、該車輪(23)は、前方に設けられた上記回転円盤(39)と後方位置に設けられた上記ハンドル(24)の握り部(36)(36)の前後中間位置に配設され、該車輪(23)の接地点を支点として、天秤状に全体重量を支持しつつ、上記ハンドル(24)の握り部(36)(36)を上記作業者が操作して走行自在である請求項1又は2記載の手押式刈払機。 【請求項4】 上記吐出口(2)から送り出された上記刈草を収集する集草袋(5) を保持するための保持部(6)を備える請求項1、2又は3記載の手押式刈払機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、手押式刈払機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、庭の芝生や梨等の果樹園における雑草を刈るために、エンジンを保持するフレームと、フレームの下端に設けられた車輪と、歩きながら作業者が手で操作するハンドルと、エンジンにて回転駆動される刈刃と、を備えた種々の手押式刈払機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 この特許文献1に開示された手押式刈払機では、刈刃が剥き出しとなっている。また、この刈払機の車輪は、左右一対の細幅の車輪となっている。そして、この左右一対の車輪をレバー操作にて刈払機の前後方向軸線に対して少なくとも一方向に旋回自在となるように構成し、円滑な刈払作業を可能としている。 【特許文献1】特開平10−191746号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記特許文献1に開示されたような手押式刈払機では、刈刃により草を刈り取りとった後に、刈草をその場所から除去する機能を有していないので、まだ刈り取っていない草の上に刈草が飛散するという問題点があった。これにより、刈り取っていない草と刈草とが混ざり、その状態で草刈りを行うので、作業性が低下すると共に芝生を均一な高さに美しく刈り揃えることが困難であるという問題点があった。 また、回転する刈刃が剥き出しであるので、回転する刈刃を誤って果樹に接触させて果樹を傷つける虞れがあると共に、作業中に小石や枝片等が跳ねて人を傷つける虞れがあるという問題点があった。そのため、刈刃の大きさ(長さ)を大きく(長く)することができず、広幅刈りの構造にすることが困難であるという問題点があった。 【0004】 また、上記特許文献1に開示された手押式刈払機では、刈払機を左右に振りやすくするため左右一対の車輪を刈払機の前後方向軸線に対して旋回させるたびにレバー操作を行わなければならないので、草刈り作業が煩雑になるという問題点がある。また、車輪の幅が細いので、窪みや出っ張りや砂利等のある凹凸の多い地面では、車輪が凹部に嵌まり込むという問題点がある。 【0005】 また、従来の刈払機は、手押式でも自走式でも、通常、前方へ直進しつつ刈る方式であり、刈刃の回転径の刈幅で直線状に刈ることとなっており、そこで、刈刃を左右に2個配設して、刈幅を増加させて、作業者の歩行距離を減少して、作業効率を上げていたが、2個の刈刃を同時に連動する機構が複雑化する。そこで、本発明に係る手押式刈払機では、簡単に刃を左右に振ることを可能として、刈幅を約3倍以上とし、作業効率を向上して作業者の歩行距離を少なくし、疲れを防ぐことを目的とする。即ち、本発明は、作業性を向上させ、広幅刈りし得る手押式刈払機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記の目的を達成するために、本発明に係る手押式刈払機は、エンジンを保持するフレームと、該フレームの下端に設けられた車輪と、歩きながら作業者が手で操作するハンドルと、上記エンジンにて回転駆動される刈刃と、を備えた手押式刈払機に於て、上記刈刃は、上記エンジンにて回転駆動される回転円盤に付設され、該回転円盤及び該刈刃の上部及び周囲部を覆うと共に該刈刃の回転外周円の接線方向に刈草を送り出すための吐出口を有する下方開口状のハウジングと、該回転円盤の上面側に突設されて上記刈草を送り出す平面視放射状の羽根と、を備えたものである。 【0007】 また、上記回転円盤は、回転駆動軸から着脱自在となるように構成されている。 また、上記車輪は、上記フレームの下端に1つ設けられた樽型であって、かつ、該車輪は、前方に設けられた上記回転円盤と後方位置に設けられた上記ハンドルの握り部の前後中間位置に配設され、該車輪の接地点を支点として、天秤状に全体重量を支持しつつ、上記ハンドルの握り部を上記作業者が操作して走行自在である。 また、上記吐出口から送り出された上記刈草を収集する集草袋を保持するための保持部を備える。 【発明の効果】 【0008】 本発明に係る手押式刈払機によれば、草刈りの作業性を向上させることができると共に、芝生を均一な高さに美しく刈り揃えることができる。また、広幅刈りができるようになるので、作業者が(単位面積を刈るのに)歩く長さが短くなり、かつ、作業時間を短縮することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。 図1〜図6は、本発明の一実施形態に係る手押式刈払機を説明するための図である。 本発明に係る手押式刈払機は、図1に示すように、エンジン21を保持するフレーム22と、フレーム22の下端部22aに設けられた一つの樽型の車輪23と、フレーム22の後方上端部22bに設けられたハンドル24と、エンジン21にて回転する刈刃25と、を備えている。 【0010】 フレーム22は、図1及び図2に示すように、1本のパイプ材を側面視略V字型に弯曲形成したものである。そして、平面的に見れば、前端に、後方開口部を有する略ループ状の環状枠部26を有し、この環状枠部26から後方へ2本の平行な支持杆27, 27が延伸状に、連設されている。この2本の支持杆27, 27は、側面から見れば略V字型となっている。 エンジン21は、環状枠部26に付設された取付板28に螺着具等にて固定されている。 一つの樽型の車輪23は、側面視略V字型の2本の支持杆27, 27の下端に枢着されている。具体的に説明すると、側面視略V字型の2本の支持杆27, 27の下端(水平部)にブラケット29を溶接等で固着し、中央部29aの両側の腕部29bに車軸30が水平となるように枢着されており、車輪23が水平軸心廻りに回転する。さらに、この一つの樽型の車輪23は、手押式刈払機の平面視における中心線上に、車輪23の赤道線が略一致するように配置されている。この車輪23は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂のブロー成型にて、中空樽型(殻構造)に形成される。 【0011】 さらに、この車輪23の左右両側側方位置には、弾性支持部材31, 31を介して補助輪32, 32が弾性的に上下揺動可能に設けられている。具体的に説明すると、ブラケット29の両側の腕部29b, 29bの外側に、L字状に曲げられた板バネ部材(弾性支持部材31, 31)の一端が止めネジ等により取着されており、他端の先端部に補助輪32を回転可能に枢着している。即ち、弾性支持部材31の他端は通常時、水平状となる。 そして、一対の補助輪32, 32の下面と車輪23の下面との高さが略同じ、乃至、補助輪32, 32が若干高くなるよう設定されている。 【0012】 また、弾性支持部材31, 31の強さ───バネ定数───は、この手押式刈払機を人が支えなくても刈払機を側方へ倒れさせないよう抗する強さを有し、かつ、地面に凸部があり補助輪32がその凸部に乗り上げた場合は、弾性支持部材31がブラケット29を基端として先端部が上方へ逃げるよう弾性変形し、刈払機をそのままの姿勢(凸部に乗り上げる前の姿勢)に保つよう設定されている。 【0013】 ハンドル24は、V字型のフレーム22の後方上端部22bに、角度調節機構33を介して上下方向(矢印A参照)にのみ揺動して取付角度調整自在となるように、後方突出状に取り付けられている。このハンドル24の形状と構造は、2本の平面視略L字状のパイプ34, 34を線対称に配置して、連結部材35にて後端を連結一体化し、かつ、前端は角度調節機構33の支軸にて連結した形状・構造である。従って、ハンドル24全体は、略T字状となっており、この略T字状のハンドル24の左右方向を向いた部分が握り部36, 36となっている。 なお、握り部36, 36が上下縦向きとなるようにハンドル24を形成するも好ましい。このようにハンドル24を形成すれば、左右方向を向いた握り部36, 36を有するハンドル24と比較して、片手でハンドル24をより容易に左右に振ることができるので、刈刃25を左右に振る広幅刈りがより容易となる。 角度調節機構33でハンドル24の取付角度を調整することによって、刈払機を使用する作業者の身長に対応させることができると共に、果樹園のような低い木の下での草刈り作業も楽となる。 なお、図2では、エンジン21を省略した。図1に示すように、バッテリ37等の重量物を、この前後略中央のV字状のフレーム22内に配設するのがバランス上好ましい。 【0014】 また、図1〜図3に示すように、フレーム22から前方突出状に設けられた動力伝達機構38を介して、回転円盤39が回転駆動軸40から着脱自在となるように取り付けられている。動力伝達機構38は、エンジン21が固定された取付板28の前面に付設されたクラッチケース41と、基端がクラッチケース41に連結されると共に先端が前方下傾状に突出する円筒状の保持杆42と、保持杆42の先端に設けられたギヤケース43と、エンジン21とギヤケース43内部のギヤ(図示せず)とを連結すると共に保持杆42の内部に回転自在に設けられた駆動シャフト(図示せず)と、を備えている。駆動シャフト(図示せず)がエンジン21の駆動力をギヤケース43内部のギヤに伝達することによって、回転円盤39が回転駆動される。 【0015】 刈刃25は、図3〜図5に示すように、この回転円盤39に径方向外方へ突出状となるように設けられている。この刈刃25は、弾性変形可能なプラスチックの紐状体から成る。また、刈刃25は、図6に示すように、回転円盤39の平面視環状の収納部44に巻かれて収納されており、その端部の一部分が回転円盤39から径方向外方へ突出する構造となっている。 刈刃25の回転円盤39から径方向外方へ突出した部分の基端位置には、ピン45が配設されている。刈刃25が回転する際には、ピン45が草刈りによって刈刃25に加わる荷重の支持点となる。刈刃25は、摩耗等によって回転円盤39から突出した部分の長さが短くなってピン45の位置になると、回転円盤39の上半部と下半部とが相対的に回転して、刈刃25の収納部44に収納された部分が自動的に出てくるようになっている。従って、収納部44に収納された部分は、順次繰り出されて刈刃25を形成してゆく。 【0016】 ここで、図3〜図5に示すように、刈刃25の上部及び周囲部を覆うように、ハウジング1が設けられている。このハウジング1は、刈刃25の回転外周円の接線方向に延伸状とした刈草を送り出すための吐出口2を有する。言い換えると、ハウジング1は、平面視略P字状になるように形成されており、この形状の突出部分に吐出口2が対応する。そして、ハウジング1は、下方開口状に形成されている。このハウジング1の下方開口端縁部は、刈刃25及び回転円盤39よりも、下方位置にあって、刈刃25及び回転円盤39を完全に周囲から遮蔽している。 【0017】 また、回転円盤39の上面側には、6枚の羽根3…が平面視放射状に突設されている。これら6枚の羽根3…は、主に回転円盤39が回転することによる遠心力によって、刈草を吐出口2から外に送り出すために設けられている。これらの羽根3…は、平板状に形成されている。 なお、羽根3…は、平板状に限るものでなく、刈草を吸い込む吸引力が増大するような形状に形成するも好ましい。例えば、弯曲片状や渦巻き状にすることもできる。また、羽根3…の数を増減させるも自由である。また、ハウジング1の形状は、平面視略P字状に限るものでなく、吐出口2から刈草を送り出しやすいような形状とするのが好ましい。例えば、平面視螺旋状とするも好ましい。 【0018】 また、図2に示すように、ハウジング1の径Dは、樽型の車輪23の幅W1 より大きく、一対の補助輪32, 32間の幅W2 の50%〜 100%とする。好ましくは、W2 の60%〜90%、より好ましくは、W2 の65%〜80%とする。 また、図1に示すように、ハウジング1の高さHは、樽型の車輪23の最大径D0 の10%〜60%とする。好ましくは、D0 の20%〜50%、より好ましくは、D0 の25%〜40%とする。 ハウジング1の径Dが下限値よりも小さいと、刈刃25が小さくなって広幅刈りすることができなくなるので、刈払機の作業能力が低下する。また、径Dが上限値を越えると、ハウジング1の重量が過大となるので、刈払機を左右へ振っての作業が困難になる。また、上記高さHが下限値よりも小さいと、羽根3…等に十分な寸法がとれず、風量が不足する等の問題が生じる。また、上記高さHが上限値を越えると、ハウジング1の重量が過大となるので、刈払機を左右へ振っての作業が困難になる。 【0019】 また、ハウジング1の吐出口2には、図1及び図2に示すように、断面矩形状の集草管4が着脱可能に接続されている。この集草管4は、側面視倒立への字状に形成されている。このうち一方の辺は、端部が吐出口2に接続されて地面Gに対して略平行に延びると共に、他方の辺は、保持杆42に対して略平行に延びるように配設されている。そして、この他方の辺の端部には、刈草を収集するための集草袋5が接続される。この集草袋5は、例えば、空気は通すが刈草は通さない多孔性や通気性の袋から成る。 【0020】 また、保持杆42には、集草袋5を保持するための保持部6が取り付けられている。この保持部6は、左右方向に延びる一本の第1アーム7と、この第1アーム7の長手方向に均等に配設されると共に前後方向に延びる4本の第2アーム8…と、を有している。4本の第2アーム8…は、側面視すると、例えば前方上部の一つの頂点部が開口する略矩形状に形成されている。保持部6は、この4本の第2アーム8…により集草袋5を保持するように構成されている。集草袋5は、内部が刈草で満たされれば、別の空の集草袋5と容易に交換可能となっている。 なお、保持部6は、1本の第1アーム7と、4本の第2アーム8…とを有するものに限らず、集草袋5を保持可能な別の形状に形成してもよい。例えば、バケット状とするも好ましい。また、保持部6は、刈払機の前後バランスを常時保つために、なるべく車輪23よりに配置するのが好ましい。 【0021】 保持杆42には、刃高調整具46が付設されている。この刃高調整具46は、保持杆42に外嵌された円筒状の短筒部47と、短筒部47に下方突出状に連設された外筒部48と、外筒部48の下端開口部にスライド可能に挿入されたシャフト部49と、シャフト部49の下端に設けられた地面を転動する球体50と、を有している。この球体50は、例えば中空殻状のプラスチックから成る。 この刃高調整具46によれば、シャフト部49の外筒部48からの突出量を調整することにより、刈刃25を有する回転円盤39の地面からの高さを調整することができる。即ち、車輪23と球体50との2点支持の状態で所望の刈刃高さに保持することができ、芝生を均一な高さに刈り揃えることができる。 【0022】 上記したように、ハンドル24は、フレーム22から(角度調節機構33を介して)後方突出状に設けられ、かつ、動力伝達機構38は、フレーム22から前方突出状に設けられている。これにより、ハンドル24の握り部36, 36は、フレーム22よりも十分後方に位置すると共に、回転円盤39は、フレーム22よりも十分前方に位置する。これにより、車輪23は、前方に設けられた回転円盤39と後方位置に設けられたハンドル24の握り部36, 36の前後中間位置に配設されることになる。これにより、車輪23の接地点を支点として、天秤状に全体重量を支持しつつ、ハンドル24の握り部36を作業者が操作して走行自在とした構成となっている。 【0023】 なお、刈刃25としては、上述の図示の実施の形態に限らず、円板状スチール刃とすることも、可能である。 【0024】 以上のように、本発明に係る手押式刈払機は、エンジン21を保持するフレーム22と、フレーム22の下端に設けられた車輪23と、歩きながら作業者が手で操作するハンドル24と、エンジンにて回転駆動される刈刃25と、を備えた手押式刈払機に於て、刈刃25は、エンジン21にて回転駆動される回転円盤39に付設され、回転円盤39及び刈刃25の上部及び周囲部を覆うと共に刈刃25の回転外周円の接線方向に刈草を送り出すための吐出口2を有するハウジング1と、回転円盤39の上面側に突設されて刈草を送り出す平面視放射状の羽根3…と、を備えるので、刈刃25により草を刈り取ると同時に刈草をその場所から除去することができる。これにより、まだ刈り取っていない草の上に刈草が飛散することによって刈り取っていない草と刈草とが混ざり、その状態で草刈りを行うことがないようにすることができる。これにより、刈草を除去する機能を有さない刈払機よりも草刈りの作業性を向上させることができる。また、平面視放射状の羽根3…で刈草を送り出すことによって、吐出口2へ刈草を送り出すための空気流を形成することができる。これにより、折れ曲がった草を吸引して引き伸ばしながら草刈りを行うことができる。その結果、芝生を均一な高さに美しく刈り揃えることができる。 【0025】 また、ハウジング1により回転円盤39及び刈刃25の上部及び周囲部を覆うので、回転する刈刃25を誤って果樹に接触させて果樹を傷つけないようにすることができると共に、作業中に小石や枝片等が跳ねて人を傷つけるのを防止することができる。さらに、回転する刈刃25に対しての安全性を向上させることができる。その結果、従来の刈払機と比較して、回転円盤39から径方向外方へ突出した刈刃の大きさ(長さ)を大きく(長く)することができるので、広幅刈りができるようになり、作業者が(単位面積を刈るのに)歩く長さが短くなり、かつ、作業時間を短縮することができる。また、ハウジング1により回転円盤39及び刈刃25の上部及び周囲部を覆っているので、果樹を傷つけることなく、果樹の根元近傍に生えた草を容易に刈ることができる。 【0026】 また、回転円盤39は、回転駆動軸40から着脱自在となるように構成されているので、回転円盤39を容易に交換することができると同時に回転円盤39の上面側に突設された平面視放射状の羽根3…も交換することができる。これにより、芝生の種々の状態に対応して羽根3…の形状を変更することによって、刈草の吸引力を変更することができる。 【0027】 また、車輪23は、前方に設けられた回転円盤39と後方位置に設けられたハンドル24の握り部36, 36の前後中間位置に配設され、車輪23の接地点を支点として、天秤状に全体重量を支持しつつ、ハンドル24の握り部36, 36を作業者が操作して走行自在とすることによって、作業者は、前後バランスが釣り合った刈払機を左右・上下・前後に軽々操作することができる。これにより、軽々と刈刃25(回転円盤39)の左右・上下・前後の位置を微妙に変更して、整然と草を刈ることができる。その結果、走行用駆動源を要さずに、作業者は、思い通りに美しく草刈りをすることができる。 【0028】 また、フレーム22の下端に樽型の車輪23を1つ設けることによって、小回りが効き、刈刃25を左右に振りやすくなるので、作業性を向上させることができる。また、一対の補助輪32, 32を備えれば、刈払機を側方へ倒れさせることなく姿勢を保つことができる。また、車輪23を樽型とすることによって、窪みや出っ張りや砂利等のある凹凸の多い地面Gであっても、車輪23が凹部に嵌まり込んだりすることがなく、軽い手押し力にてスムーズに刈払機を走行させることができる。 【0029】 また、吐出口2から送り出された刈草を収集する集草袋5を保持するための保持部6を備えることによって、作業者が担ぐ等して集草袋5を持ち運ぶことなく、容易に、刈草を収集することができる。これにより、作業者の負担を軽減することができる。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】本発明の一実施形態を示す手押式刈払機の側面図である。 【図2】平面図である。 【図3】刈刃周辺の要部拡大断面側面図である。 【図4】要部平面図である。 【図5】要部底面図である。 【図6】回転円盤から径方向外方へ突出する刈刃の基端部周辺を示す部分拡大断面図である。 【符号の説明】 【0031】 1 ハウジング 2 吐出口 3 羽根 5 集草袋 6 保持部 21 エンジン 22 フレーム 23 車輪 24 ハンドル 25 刈刃 36 握り部 39 回転円盤 40 回転駆動軸
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112934 【氏名又は名称】ブイアイブイエンジニアリング株式会社 【住所又は居所】大阪府堺市土師町3丁32番37号
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| 【出願日】 |
平成16年1月16日(2004.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080746 【弁理士】 【氏名又は名称】中谷 武嗣
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| 【公開番号】 |
特開2005−198601(P2005−198601A) |
| 【公開日】 |
平成17年7月28日(2005.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願2004−9713(P2004−9713) |
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