| 【発明の名称】 |
乗用型草刈り機 |
| 【発明者】 |
【氏名】梅本 英哉 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】柴田 隆史 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】上村 勝彦 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】モーアハウジング23の刈り草排出口22に底壁部材29を上下揺動操作自在に設けた乗用型草刈り機において、底壁部材29を揺動操作する際の接地による変形や破損を回避しやすくする。
【解決手段】底壁部材29に連動連結した操作具31をハウジング23に取り付けてある。モーア20が下降作業状態に下降されていると、操作具31の操作部31aが運転部床17の上面17aより低い配置高さに位置し、モーア20が上昇非作業状態に上昇されると、操作具31の操作部31aが運転部床17の上面17aより高い配置高さに位置する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 運転座席を有した自走車体にモーアを昇降操作自在に連結し、前記モーアのハウジングの刈り草排出口における底壁部材を上下揺動自在に設けた乗用型草刈り機であって、 前記底壁部材を人為的に揺動操作するように底壁部材に対して連動連結された操作具を前記ハウジングに取り付けるとともに、前記モーアが下降作業状態に下降された状態では、前記操作具の操作部が自走車体の運転部床の上面より低い配置高さに位置し、前記モーアが上昇非作業状態に上昇された状態では、前記操作具の操作部が前記運転部床の上面より高い配置高さに位置するように構成してある乗用型草刈り機。 【請求項2】 前記操作具が足踏みペダルである請求項1記載の乗用型草刈り機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、運転座席を有した自走車体にモーアを昇降操作自在に連結し、前記モーアのハウジングの刈り草排出口における底壁部材を上下揺動自在に設けた乗用型草刈り機に関する。 【背景技術】 【0002】 上記乗用型草刈り機にあっては、例えば特許文献1に示されるように、底壁13g(底壁部材に相当)に対して連動連結された操作レバー28(操作具に相当)をハウジング13に設け、操作レバー28によって底壁13gを人為的に上下揺動操作することにより、排出案内経路R(刈り草排出口に相当)や底壁13gに付着したり詰まった刈り草などを除去することができるように構成される。 【0003】 【特許文献1】特開2001−45827号公報(〔0033〕欄、図4,7) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 この種の草刈り機において、底壁部材の揺動軸芯が地面上近くに位置したり、底部材の揺動軸芯から両端までの長さが長くなったりするなど底壁部材の構造や大きさなどによっては、モーアを下降作業状態に下降させたままにして底壁部材が揺動操作されると、底壁部材の遊端側が接地して底壁部材が変形や破損することがある。 【0005】 本発明の目的は、上記したトラブルを発生しにくくしながら底壁部材を揺動操作でき、しかも、構造簡単に得られる乗用型芝刈り機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本第1発明にあっては、運転座席を有した自走車体にモーアを昇降操作自在に連結し、前記モーアのハウジングの刈り草排出口における底壁部材を上下揺動自在に設けた乗用型草刈り機において、前記底壁部材を人為的に揺動操作するように底壁部材に対して連動連結された操作具を前記ハウジングに取り付けるとともに、前記モーアが下降作業状態に下降された状態では、前記操作具の操作部が自走車体の運転部床の上面より低い配置高さに位置し、前記モーアが上昇非作業状態に上昇された状態では、前記操作具の操作部が前記運転部床の上面より高い配置高さに位置するように構成してある。 【0007】 すなわち、操作具を操作すれば、この操作力のために底壁部材が上下揺動する。モーアを下降作業状態に下降させていると、操作具の操作部が運転部床の上面より低い配置高さに位置して操作具を操作しようとしても操作が行いにくく、モーアを上昇非作業状態に上昇させると、操作具の操作部が運転部床の上面より高い配置高さに位置して操作具の操作が行い易くなるものである。これにより、底壁部材を揺動操作させるに当たり、モーアを上昇非作業状態に上昇させて行なわれるようになって、モーアを下降作業状態に下降させたままにして行なわれることを回避しやすくなる。 【0008】 従って、本第1発明によれば、刈り草排出口や底壁部材に付着したり詰まったりした刈り草などを底壁部材の揺動操作によって除去することができるものでありながら、その除去作業を行なうに当たり、モーアを上昇非作業状態に上昇させて行なわれ、底壁部材が大型であるなどの場合でも底壁部材が接地して変形や破損するなどのトラブルを回避されやすくなる。しかも、操作具の操作部がモーアの昇降によって運転部床の上面より高い配置高さや低い配置高さに位置するように設定するだけの簡単な構造で済み、安価に得ることができる。 【0009】 本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記操作具が足踏みペダルである。 【0010】 すなわち、操作具が足踏みペダルであるから、モーアを下降作業状態に下降させたままでは操作具の操作がより一層行いにくくなる。これにより、モーアを下降作業状態に下降させたままにして底壁部材を揺動操作されることをより一層回避しやすくなる。 【0011】 また、操作具に足を乗せてストッパー作用させながらモーアを上昇操作し、モーアの上昇力を操作力として操作具を操作するという操作方法を採用して底壁部材を揺動操作することができる。 【0012】 従って、本第2発明によれば、モーアを下降作業状態に下降させたままにして底壁部材を揺動操作されて底壁部材が変形や破損することを操作具の形態からより一層回避しやすくなる。また、モーアの上昇力を操作力に利用して底壁部材を揺動操作して刈り草などの除去を楽に行なうことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、左右一対の前車輪1、及び、左右一対の後車輪2が原動部6のエンジン6aからの駆動力によって駆動されて自走するように構成し、かつ、運転座席3、ステアリングハンドル4などが装備された搭乗型の運転部5を備えた自走車体の車体フレーム7の前後輪間に、リンク機構8を介してモーア20を連結するとともに、前記エンジン6aの駆動力を回転軸9、伝動ミッション10、回転軸11を介してモーア20に伝達するように構成し、前記車体フレーム7の後部に集草容器15を連結するとともに、モーア20の図3の如き刈り草排出口22を左右後輪2,2の間を通る搬送ダクト16を介して集草容器15に連通させるように構成して、乗用型草刈り機を構成してある。 【0014】 この乗用型草刈り機は、芝刈りや草刈り作業を行なうものであり、前記リンク機構8のリンク8aにリフトシリンダ(図示せず)を連動させてあり、このリフトシリンダを操作することにより、リンク機構8がリフトシリンダによって車体フレーム7に対して上下に揺動操作され、モーア20をこれのハウジング23に装備されているゲージ輪24が接地した下降作業状態と、このゲージ輪24が地面上から高く浮上した上昇非作業状態とに昇降操作するようになっている。 モーア20を下降作業状態に下降させて車体を走行させると、モーア20がハウジング23の内部の車体横方向での複数箇所で車体上下向きの軸芯まわりで回動する図2の如きブレード25によって芝や草を切断し、刈り芝や刈り草をブレード25の回動によって発生する搬送風によって刈り草排出口22から搬送ダクト16に排出し、この搬送ダクト16を通して集草容器15に送り込んでいく。 【0015】 図2,3に示すように、モーア20の前記刈り草排出口22は、ハウジング23の天板の上面側に連設した案内天板26及び左右一対の案内側板27を備えて成る案内ダクト本体と、前記左右一対の案内側板27に連結した底壁部材29とによって形成してあり、ブレード25からの刈り草を案内ダクト本体及び底壁部材29によって移送案内してハウジング23から搬送ダクト16に送り込むようになっている。 【0016】 底壁部材29を前記左右一対の案内側板27に連結している取り付け軸30を、左右一対の案内側板27を回動自在に挿通し、底壁部材29に対して一体回動自在に連結した回転軸に構成し、取り付け軸30の一端側に連結している揺動アーム41を備えた連動機構40によって前記底壁部材29に対して連動連結させた足踏みペダル31を、ハウジング23の横一端側に設けてある。 【0017】 足踏みペダル31は、この足踏みペダル31のアーム部を構成している素材の一端側で成るペダル支軸32、及び、このペダル支軸32が相対回動自在に挿通するように構成してハウジング23の後部に固定されたブラケット33を介してハウジング23に取り付けられており、ペダル支軸32の車体横向きの軸芯まわりでハウジング23に対して上下揺動するようになっている。 【0018】 図2などに示すように、前記連動機構40は、底壁部材29の前記取り付け軸30の一端側に一体回動自在に連結している前記底壁部材側の揺動アーム41、この揺動アーム41に一端側が相対回動自在に連結している連動ロッド42、この連動ロッド42の他端側が相対回動自在に連結しているとともに前記ペダル支軸32の一端側に一体回動自在に連結しているペダル側の揺動アーム43を備えて構成してある。これにより、連動機構40は、足踏みペダル31が踏み込み操作されると、これに伴うペダル支軸32の回動力が底壁部材側の揺動アーム41に伝達されて底壁部材29の取り付け軸30が回動して底壁部材29が一方に揺動するように、足踏みペダル31の踏み込み操作が解除されると、底壁部材29の前端側が図3に示すストッパー34に当接するまで底壁部材29が自重とリターンばね35のために復元揺動し、これとともに、リターンばね35などのために足踏みペダル31が上昇揺動するように足踏みペダル31と底壁部材29とを連動連結している。 【0019】 足踏みペダル31は、モーア20が昇降操作されると、自走車体の運転部床17の車体右横外側をモーア20と共に自走車体に対して昇降するように配置してハウジング23に取り付けてあり、かつ、図3に示す如く構成してある。すなわち、図3(イ)に示すように、モーア20が下降作業状態に下降され、かつ、底壁部材29が前記ストッパー34によって受け止め支持されて後端側ほど車体上方側に位置する後上がり状態に傾斜した通常の取り付け姿勢にある状態では、足踏みペダル31の操作部31aが前記運転部床17の上面17aよりも低い配置高さに位置して運転部5から踏み込み操作しにくくなるように、図3(ロ)に示すように、モーア20が上昇非作業状態に上昇され、かつ、底壁部材29が前記通常の取り付け姿勢にある状態では、足踏みペダル31の操作部31aが前記運転部床17の上面17aよりも高い配置高さに位置して運転部5から容易に踏み込み操作することができるように構成してある。 【0020】 つまり、芝刈りや草刈りを行なう通常時は、底壁部材29は、自重とリターンばね35のためにストッパー34に当接して受け止め支持された通常の取り付け姿勢になっており、ブレード25からの刈り芝や刈り草をハウジング23の刈り草排出口22から搬送ダクト16に移送されるように案内作用する。 【0021】 ハウジング23の刈り草排出口22や底壁部材29に刈り芝や刈り草の詰まりや付着が発生した場合、足踏みペダル31を踏み込み操作することにより、底壁部材29を取り付け軸30の軸芯を揺動軸芯にして上下揺動するように人為的に揺動操作し、底壁部材29によって詰まりや付着状態にある刈り芝や刈り草を刈り草排出口22から後方に掻き出したり底壁部材29から落下させることができる。この除去作業を行なう場合、モーア20を下降作業状態に下降させてあって底壁部材29が上下揺動すると接地しやすい状態にあれば、足踏みペダル31の操作部31aが運転部床上面17aより下方に位置していて足踏みペダル31の操作が行いにくいが、モーア20を上昇非作業状態に上昇させて底壁部材29が上下揺動しても接地しない状態にすれば、足踏みペダル31の操作部31aが運転部床上面17aより上方に突出し、足踏みペダル31を容易に操作して除去作業が行い易くなるのである。また、足踏みペダル31によって操作するものであるから、運転座席3に着座したままでも、また、ペダル31に土などが付いていても手を汚さないで底壁部材29を操作することができる。 【0022】 〔別実施形態〕 上記実施形態の如く底壁部材29を足踏みペダル31によって揺動操作するように構成して実施する場合の他、操作レバーによって揺動操作するように構成して実施する場合にも、本発明の構成を採用すれば、本発の目的を達成できる。従って、足踏みペダル31、操作レバーなどを総称して操作具31と呼称する。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】乗用型草刈り機全体の側面図 【図2】モーアの平面図 【図3】(イ)は、モーアが下降作業状態にある状態での足踏みペダルの側面図、(ロ)は、モーアが上昇非作業状態にある状態での足踏みペダルの側面図 【符号の説明】 【0024】 3 運転座席 17 運転部床 17a 運転部床の上面 20 モーア 22 刈り草排出口 23 ハウジング 29 底壁部材 31 操作具 31a 操作具の操作部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成16年1月16日(2004.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−198587(P2005−198587A) |
| 【公開日】 |
平成17年7月28日(2005.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願2004−9197(P2004−9197) |
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