| 【発明の名称】 |
移動式刈払機 |
| 【発明者】 |
【氏名】西垂水 務
【氏名】平田 郁朗
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| 【要約】 |
【課題】地面の雑草を容易に刈払うことのできる移動式刈払機を提供する。
【解決手段】移動可能な車両(12)と、その車両(12)に所定の方向に向きを変更可能にかつ高さを調節可能に配置した作業アーム(18)と、この作業アーム(18)に沿って設けられた吸引手段(32)と、作業アーム(18)の先端に吊り下げられたヘッド(86)を有する刈払装置(80)を設け、ヘッド(86)を地面(96)に沿って移動させることにより刈払いを行うことを特徴とする移動式刈払機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 移動可能な車両(12)と、その車両(12)に所定の方向に向きを変更可能にかつ高さを調節可能に配置した作業アーム(18)と、この作業アーム(18)に沿って設けられた吸引手段(32)と、作業アーム(18)の先端に吊り下げられたヘッド(86)を有する刈払装置(80)を設け、ヘッド(86)を地面(96)に沿って移動させることにより刈払いを行うことを特徴とする移動式刈払機。 【請求項2】 ヘッド(86)がワイヤー(88)を介して作業アーム(18)の先端に吊り下げられていて、車両の操作席からワイヤー(88)を操作することによりヘッド(86)の傾斜をコントロールする構成になっていることを特徴とする請求項1に記載の移動式刈払機。 【請求項3】 ヘッド(86)が下向きに開放した底面(86b)を有し、延長パイプ(84)を介して吸引手段(32)に接続されており、ヘッド(86)の底面(86b)から内部に吸引する構成にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式刈払機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、移動式刈払機に関し、特に道路法面の雑草除去に適した移動式刈払機に関する。 【背景技術】 【0002】 地面の雑草は、地形や景観の維持等のため、定期的に刈払う必要がある。 【0003】 本願出願人は、特許文献1において、樹木の枝葉(草木)を刈払い、その処理物を容易に処理できる移動式刈払機を示している。この移動式刈払機は、個々の枝葉に作業機を押し当てて枝葉の刈払いを行うものである。 【特許文献1】特開2003−143918号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 地面の雑草の刈払いは、できる限り機械で行うのが望ましい。 【0005】 しかしながら、特許文献1に記載の移動式刈払機は、個々の枝葉の刈払いを主目的とするため、これとは別に地面に生えた雑草等の刈払いに適した刈払機の出現が望まれている。特に、道路法面の雑草等の刈払いは、多大な労力を要するので、省力化の要望が強い。 【0006】 そこで本発明は、地面の雑草を容易に刈払うことのできる移動式刈払機を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明の解決手段を例示すると、次のとおりである。 【0008】 (1) 移動可能な車両(12)と、その車両(12)に所定の方向に向きを変更可能にかつ高さを調節可能に配置した作業アーム(18)と、この作業アーム(18)に沿って設けられた吸引手段(32)と、作業アーム(18)の先端に吊り下げられたヘッド(86)を有する刈払装置(80)を設け、ヘッド(86)を地面(96)に沿って移動させることにより刈払いを行うことを特徴とする移動式刈払機。 【0009】 (2) ヘッド(86)がワイヤー(88)を介して作業アーム(18)の先端に吊り下げられていて、車両の操作席からワイヤー(88)を操作することによりヘッド(86)の傾斜をコントロールする構成になっていることを特徴とする前述の移動式刈払機。 【0010】 (3) ヘッド(86)が下向きに開放した底面(86b)を有し、延長パイプ(84)を介して吸引手段(32)に接続されており、ヘッド(86)の底面(86b)から内部に吸引する構成にしたことを特徴とする前述の移動式刈払機。 【発明の効果】 【0011】 本発明によれば、地面の雑草を容易に刈払うことができる。特に、刈払装置が作業アームの先端に吊り下げられたヘッドを有するため、ヘッドを地面に沿って移動させるだけで刈払いを行うことができる。特に、ヘッドを地面と一定の間隔を空けて移動させれば、スムーズな刈払いを行うことができる。 【0012】 ヘッドがワイヤーを介して作業アームの先端に吊り下げられていて、車両の操作席からワイヤーを操作することによりヘッドを地面に応じて傾斜をコントロールできる構成にすれば、地面が下方の斜面、例えば道路法面であっても容易に刈払いを行うことができる。 【0013】 ヘッドの下向き開放の底面が延長パイプを介して吸引手段に接続され、ヘッドの内部に吸引力が働く構成にすれば、雑草等を吸上げて刈払いやすくすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 本発明の移動式刈払機は、移動可能な車両と、その車両に所定の方向に向きを変更可能にかつ高さを調節可能に配置した作業アームと、この作業アームに沿って設けられた吸引手段と、作業アームの先端に吊り下げられたヘッドを有する刈払装置を設け、ヘッドを地面に沿って移動させることにより刈払いを行うことを特徴とする。 【0015】 ヘッドがワイヤーを介して作業アームの先端に吊り下げられていて、ワイヤーを操作することによりヘッドが地面に応じて傾斜可能に構成されているのが好ましい。 【0016】 ヘッドが釣鐘状に形成されていて延長パイプを介して吸引手段に接続されており、ヘッドの内部に吸引力が働く構成が良い。 【0017】 ヘッドを地面に沿って移動させる際に、ヘッドを地面と一定の間隔を空けて移動させる構成にするのが好ましいが、本発明はヘッドを地面に接触させて移動させる構成を含む。 【0018】 刈払装置のヘッドは、作業アームの先端に吊り下げられていれば良い。以下の実施例に示すように、4本のワイヤーでヘッドを吊り下げるのが好ましいが、3本又は5本以上のワイヤー等でヘッドを吊り下げることもできる。なお、本発明は1本のワイヤー等でヘッドを吊り下げる構成をも含むものである。 【0019】 以下の実施例に示すように、ヘッドを作業アームの先端に吊り下げるためには、ワイヤーを用いるのが好ましいが、チェーン、ロープ等を用いても良い。 【0020】 以下の実施例に示すように、本発明の移動式刈払機は、地面に生えた雑草の刈払いを主目的とするが、その他、地面に生えた植物の幹、枝、葉、茎やこれに類する部分の刈払いを行うこともできる。 【0021】 本発明において釣鐘状は、キャップ状、蓋状等これに類する形状を含み、内部に吸引力が働く構成であればよい。 【0022】 本発明において地面は、地の表面の他、道路法面、盛土の表面、路面等の意味を含む。 【実施例】 【0023】 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 【0024】 図1は、本発明の移動式刈払機に使用される車両の一例を示す概略側面図である。 【0025】 移動式刈払機は、本発明の車両の具体例としてアーム搭載のトラック12を利用して構成される。 【0026】 トラック12は、荷台11、アウトリガー14、旋回ポスト16、作業アーム18、及び操作席20を有している。 【0027】 アウトリガー14の上に旋回ポスト16、作業アーム18、操作席20が設置される。アウトリガー14で作業時の作業アーム18を安定に支持する。 【0028】 作業アーム18及び操作席20は、旋回ポスト16を中心に旋回可能である。作業者13が操作席20について、作業アーム18をスイング又は旋回して向きを変更し、かつ高さを調節して方向付けする。 【0029】 作業アーム18の先端部は、アタッチメント方式により取付金具24を介して作業機21を装着可能な装着部22として構成されている。装着部22には、種々の機械を装着可能である。なお、本発明においては、作業機21は、その基端に接続した取付金具24とともに後述する刈払装置80に付け替えて用いられる。 【0030】 作業アーム18の許容重量の一例を挙げると、800kg〜900kgである。作業時に操作席20で操作を行う作業者13の地面からの高さh1は、例えば4mである。旋回ポスト16から作業アーム18の先端に取り付けられた作業機21の先端までの水平距離Xは、例えば7〜8mである。作業機21の地面からの作業高さh2は、例えば15mまで任意の高さに調節可能である。 【0031】 トラック12は、荷台11にタンク15、吸引機17、及び発電機19を有している。 【0032】 タンク15は処理物(除去されたあとの枝葉)を収納するための手段の一例である。 【0033】 吸引機17は後述する吸引パイプ32内を吸引して処理物をタンク15内に導くものである。吸引機17は排出パイプ44を介してサイクロン46に接続されている。サイクロン46はタンク15の上部に設置されていて、タンク15内に開口している吹き出し口48を有している。吸引機17による吸引パイプ32内の吸引方法を簡単に説明する。吸引パイプ32は、吸引機17(集塵機と同じ機能をもったもの)に入り、これより排出パイプ44に吐き出された資材(チップ)はサイクロン46に送られ勢いを弱めてタンク15内に送り込まれる。 【0034】 発電機19は作業機21のモーター(図示せず)や吸引機17のモーター(図示せず)の電力源として用いられる。モーターは油圧タイプのものを使用してもよい。 【0035】 作業アーム18に沿って、吸引手段の一例である吸引パイプ32が設けられている。吸引パイプ32は湾曲可能に構成されていて、作業アーム18と共に移動する。吸引パイプ32の先端は、装着部22付近まで延びている。吸引パイプ32の基端は、タンク15内に通じている。吸引パイプ32は処理物をタンク15内に導くものである。 【0036】 図2は、図1のトラック12に刈払装置80を取り付けて本発明の移動式刈払機10を構成した状態を示す概略横断面図である。なお、作業アーム18は旋回して向きを変更してある。 【0037】 刈払装置80は、接続部分81、接続パイプ82、ワイヤー駆動装置83、延長パイプ84、ヘッド86、及びワイヤー88等を有している。 【0038】 刈払装置80は、接続部分81を介して、作業アーム18の装着部22に旋回可能に取り付けられる。 【0039】 接続部分81には、接続パイプ82が一体的に設けられている。接続パイプ82の基端は、吸引パイプ32に接続されている。接続パイプ82の先端は、後述する延長パイプ84に接続されている。接続パイプ82を介して延長パイプ84の内部が吸引パイプ32に吸引されるようになっている。 【0040】 延長パイプ84は、伸縮自在の蛇腹状部材であり、その先端はヘッド86に接続されている。 【0041】 接続部分81の先端には、ワイヤー駆動装置83が設けられている。ワイヤー駆動装置83は、ワイヤー88を引張る又は緩めるためのものである。ワイヤー駆動装置83には、従来公知の駆動手段を用いることができる。 【0042】 図3は、ヘッド内部とその周辺の構成の一例を示す概略断面図である。図4は、図3の底面図である。図5は、図4のA−A断面図である。 【0043】 ヘッド86は、下方に開放された略矩形の釣鐘状又はカップ状の剛体部材で構成されている。ヘッド86の上部中心には孔86aが設けられていて、そこに延長パイプ84が接続されている。ヘッド86の上部中心に向けて矢印V方向に吸引力が働くようになっている。 【0044】 ヘッド86の内部には、2本のローラー式カッター90が設けられている。カッター90の表面には多数の刃90aが設けてある。 【0045】 ヘッド86の側面には、2つの油圧モーター92が設けられている。各油圧モーター92は、カッター90の軸心に接続されていてカッター90をそれぞれ回転可能である。各油圧モーター92の取付位置は、重さのバランスの点からヘッド86の中心に関して対角線上である。油圧モーター92は、旋回ポスト16に設けた制御装置(図示省略)に接続されていて、作業者13によりオン・オフ制御可能である。 【0046】 ヘッド86の外側上面4角には吊ワイヤーフック94が設けられている。吊ワイヤーフック94にはワイヤー88が取り付けられる。ワイヤー88を操作することにより、ヘッド86が本発明の地面に対応する道路法面96に応じて傾斜可能に構成されている。 【0047】 図2に良く示されるように、ワイヤー88は、2本の前方ワイヤー88aと2本の後方ワイヤー88bからなる。前方ワイヤー88aと後方ワイヤー88bは、等しく伸長していて、ヘッド86の底面86bは水平になっている。 【0048】 本発明の移動式刈払機の使用例を図2及び図6を参照して説明する。なお、図2及び図6では、道路法面下方向の作業が行われる。 【0049】 作業アーム18の先端の装着部22には、刈払装置80を取り付けておく(図2)。 【0050】 ヘッド86を作業アーム18の先端に吊り下げた状態で、作業アーム18を移動させる。刈払いを行う法面96の上方にヘッド86を設定する。 【0051】 前方ワイヤー88aを緩めてヘッド86の前方を降下させ、ヘッド86の底面86bを法面96と平行にする。 【0052】 作業アーム18を下方に移動させてヘッド86を法面96に近接させる(図6)。 【0053】 ヘッド86を法面96に沿って移動させることにより、法面96の刈払いを行う。 【0054】 ヘッド86が法面96に沿って傾斜可能に構成されているため、刈払いを容易に行うことができる。また、ヘッド86の内部に吸引力が働くため、雑草等が吸い上げられて刈払いしやすい。 【0055】 なお、本発明は先述の実施例に限定されない。刈払装置の構成は任意である。ヘッド、カッター等の構成も図示されたものに限定されない。 【図面の簡単な説明】 【0056】 【図1】本発明の移動式刈払機に使用される車両の一例を示す概略側面図である。 【図2】図1のトラックに刈払装置を取り付けて作業アームを旋回させて向きを変更した状態を示す概略横断面図である。 【図3】ヘッド内部とその周辺の構成の一例を示す概略断面図である。 【図4】図3の底面図である。 【図5】図4のA−A断面図である。 【図6】図2の移動式刈払機の次の動作を示している。 【符号の説明】 【0057】 10 移動式刈払機 12 トラック 13 作業者 14 アウトリガー 15 タンク 16 旋回ポスト 17 吸引機 18 作業アーム 19 発電機 20 操作席 21 作業機 22 装着部 24 取付金具 32 吸引パイプ 44 排出パイプ 46 サイクロン 48 吹き出し口 80 刈払装置 81 接続部分 82 接続パイプ 83 ワイヤー駆動装置 84 延長パイプ 86 ヘッド 86a 孔 86b 底面 88 ワイヤー 88a 前方ワイヤー 88b 後方ワイヤー 90 ローラー式カッター 90a 刃 92 油圧モーター 94 吊ワイヤーフック 96 法面
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| 【出願人】 |
【識別番号】593132629 【氏名又は名称】株式会社ウエストワーク
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| 【出願日】 |
平成15年12月26日(2003.12.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074538 【弁理士】 【氏名又は名称】田辺 徹
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| 【公開番号】 |
特開2005−185232(P2005−185232A) |
| 【公開日】 |
平成17年7月14日(2005.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−433543(P2003−433543) |
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