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【発明の名称】 芝刈機
【発明者】 【氏名】岡村 英澄
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内

【氏名】中村 雅道
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内

【氏名】小田 尚
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工株式会社内

【要約】 【課題】埃を回転確認窓付近から除去して埃が回転確認窓付近に付着するのを防止でき、回転盤の回転の確認が正確にできて安全性を図ることができる芝刈機を提供する。

【解決手段】芝刈機本体1の内部に風洞2を設け、芝刈機本体1の底部に円盤状の集草用のファン3を回転自在に装着すると共に集草用のファン3と一緒に回転して芝草を刈る刃4を集草用のファン3の下部に設け、集草用のファン3の回転にて刈った芝草を風洞2を介して集めるようにした芝刈機である。これにおいて、集草用のファン3とは逆方向に集草用のファン3と一緒に回転する回転盤5を設けると共に回転盤5の回転の有無を確認するため回転盤5を外部から見ることができる回転確認窓6を設ける。回転確認窓6付近に埃が付着しないように埃を除去するために回転確認窓6付近から集草用のファン3の集草する送風に乗せるように送風する埃除去用のファン7を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
芝刈機本体の内部に風洞を設け、芝刈機本体の底部に円盤状の集草用のファンを回転自在に装着すると共に集草用のファンと一緒に回転して芝草を刈る刃を集草用のファンの下部に設け、集草用のファンの回転にて刈った芝草を風洞を介して集めるようにした芝刈機において、集草用のファンとは逆方向に集草用のファンと一緒に回転する回転盤を設けると共に回転盤の回転の有無を確認するため回転盤を外部から見ることができる回転確認窓を設け、回転確認窓付近に埃が付着しないように埃を除去するために回転確認窓付近から集草用のファンの集草する送風に乗せるように送風する埃除去用のファンを設けたことを特徴とする芝刈機。
【請求項2】
埃除去用のファンを回転盤に一体に設けたことを特徴とする請求項1記載の芝刈機。
【請求項3】
埃除去用のファンを回転確認窓から見えるように回転盤に一体に設けたことを特徴とする請求項1記載の芝刈機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、集草機能を有する芝刈機に関し、詳しくは芝刈機が回転しているか確認することができる機能を有した芝刈機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の芝刈機は、芝刈機本体の内部に風洞を設け、芝刈機本体の底部に円盤状の集草用のファンを回転自在に装着すると共に集草用のファンと一緒に回転して芝草を刈る刃を集草用のファンの下部に設け、集草用のファンの回転にて刈った芝草を風洞を介して集めるようにしてある。またこのような芝刈機では芝刈作業を終了した時において芝草を刈る刃や集草用のファンが慣性でしばらく回転しているが、このときの安全を図るためにモータのモータ軸に回転盤を取り付け、回転盤を回転確認窓から見えるようにして刃やファンが回転しているか否かを確認できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開昭55−88611号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記従来例では風洞を介して集草するものであるために風洞内に進入した埃などが回転確認窓付近に付着し、回転盤の回転の確認が困難であるという問題がある。
【0004】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、埃を回転確認窓付近から除去して埃が回転確認窓付近に付着するのを防止でき、回転盤の回転の確認が正確にできて安全性を図ることができる芝刈機を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明に係る芝刈機は、芝刈機本体1の内部に風洞2を設け、芝刈機本体1の底部に円盤状の集草用のファン3を回転自在に装着すると共に集草用のファン3と一緒に回転して芝草を刈る刃4を集草用のファン3の下部に設け、集草用のファン3の回転にて刈った芝草を風洞2を介して集めるようにした芝刈機において、集草用のファン3とは逆方向に集草用のファン3と一緒に回転する回転盤5を設けると共に回転盤5の回転の有無を確認するため回転盤5を外部から見ることができる回転確認窓6を設け、回転確認窓6付近に埃が付着しないように埃を除去するために回転確認窓6付近から集草用のファン3の集草する送風に乗せるように送風する埃除去用のファン7を設けたことを特徴とする。
【0006】
上記のように構成したことにより、回転確認窓6から回転盤5の回転の有無を確認することで刃4や集草用のファン3が回転しているか否か確認できて安全性を確保できるのは勿論、埃除去用のファン7の送風にて埃を除去して回転確認窓6付近に埃が付着しないようにでき、回転確認窓6から鮮明に見えて回転盤5の確認がしやすく、一層安全性を確保することができる。
【0007】
また埃除去用のファン7を回転盤5に一体に設けたことを特徴とすることも好ましい。この場合、回転盤5自体の回転にて送風できて送風する構造を簡単にできる。
【0008】
また埃除去用のファン7を回転確認窓6から見えるように回転盤5に一体に設けたことを特徴とすることも好ましい。この場合、回転確認窓6からファン7の形状を確認できるため、回転盤5にラベルなどで模様を設けなくても回転盤5の回転の有無を確認できるようになる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、叙述の如く構成されているので、回転確認窓から回転盤の回転の有無を確認することで刃や集草用のファンが回転しているか否か確認できて安全性を確保できるという効果があるのは勿論、埃除去用のファンの送風にて埃を除去して回転確認窓付近に埃が付着しないようにでき、回転確認窓から鮮明に見えて回転盤の確認がしやすく、一層安全性を確保することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。本発明の芝刈機はロータリー式であり、図2に示すように芝刈機本体1、ハンドル9、グリップ10、集草籠11等で主体が構成されている。ハンドル9の先端側である一端は芝刈機本体1の両側面の後方の上部に継手12で回転自在に装着されており、ハンドル9の先端側と反対の他端にはグリップ10が設けられている。グリップ10には駆動の操作をするスイッチ(図示せず)が設けられており、このスイッチに電源コード14が繋がっている。また芝刈機本体1内には駆動源であるモータ15を内装してあり、上記電源コード14がモータ15に繋がっている。
【0011】
図1、図2に示すように芝刈機本体1の前方の両側面には車輪16が回転自在に装着されており、芝刈機本体1の後方にはローラ17が軸18にて回転自在に装着されており、車輪16やローラ17を転動させることにより走行させることができるようになっている。芝刈機本体1のハウジング19はモータ支持部20や風洞2を形成すると共に芝刈機本体1の外郭を構成するものであり、ハウジング19の上部に被さるようにハウジングカバー21が装着されている。芝刈機本体1内の中央部分にモータ支持部20が設けられており、このモータ支持部20にモータ15が支持されており、モータ支持部20を囲むように風洞2が形成されている。モータ支持部20にモータ15を取り付けるとき、弾性体22を介してねじ36にて取り付けられている。
【0012】
風洞2の一部を形成する芝刈機本体1の底面には底板23が設けられており、底板23の先端側(芝刈機本体1の先端側)には櫛状の形状部分が設けられており、櫛状の形状部分で芝草の取り込みの役目を持たせてある。この底板23の上方には集草用のファン3が配置してあり、モータ15のモータ軸24の下端には集草用のファン3がナット25にて取り付けられている。集草用のファン3には複数の羽根26と突起27とが一体に設けられている。集草用のファン3の下側には刃取り付け板28がねじ29にて固定されており、この刃取り付け板28の外周より突出するように複数の刃4がねじ30により刃取り付け板28に取り付けられている。
【0013】
モータ15のモータ軸24を駆動すると、集草用のファン3と一緒に刃4が回転駆動され、刃4にて芝草が刈られると共に刈り取った芝草が集草用のファン3による送風にて吸い込まれ、風洞2を介して集草籠11に取り込むようになっている。このように集草用のファン3の送風により風洞2を介して集草されるのであるが、風洞2は風上から風下に向かって特に天井が高くなりながらその体積を広げるように形成している。
【0014】
上記のようにモータ15のモータ軸24の下端に集草用のファン3が連結されるのであるが、集草用のファン3を取り付ける側と反対であるモータ軸24の上端には図3に示すような回転盤5が取り付けられており、この回転盤5の外周には複数の羽根7aを有する埃除去用のファン7が一体に設けられている。この回転盤5はモータ軸24に直接取り付けているため集草用のファン3が回転している時は回転盤5が回転し、集草用のファン3が回転していない時は回転盤5が回転しない構造となっている。一方、ハウジングカバー21には透明または半透明の回転確認窓6が回転盤5に対応する位置に設けられるが、本例の場合、回転確認窓6が回転確認窓6と一体に設けたフック32て固定されており、芝刈機本体1の外側から取り外せない構造になっている。回転盤5の上部には色付きの模様が描かれたラベル31が装着されており、回転確認窓6からラベル31を見ることで回転盤5が回っているか止まっているかを確認することができる。つまり、集草用のファン3が回転しているを確認することができる。
【0015】
集草用のファン3を駆動したとき、集草用のファン3の送風にて主に図1の矢印Aの方向に風が流れて風洞2を介して集草籠11に芝草が取り込まれるが、ファン3の送風により一部の空気が矢印B,Cのように流れる風が生じてモータ15が冷却される。このとき、本発明では回転盤5に埃除去用のファン7が設けられているため、モータ15が回転すると、埃除去用のファン7により、風が図1の矢印Dのように発生し、埃除去用のファン7による送風を集草用のファン3により集草籠11に集草する送風に乗せて回転盤5と回転確認窓6から埃を除去でき、芝刈機本体1内に進入した埃などが回転盤5と回転確認窓6との間に進入して回転確認窓6に付着するのを防止できるようになっている。この埃除去用のファン7で除去した埃などは集草用のファン3の送風で風洞2を介して集草籠11に集めることができるようになっている。
【0016】
また図4に示す例では回転盤5の上下面に羽根7aを設けて上下に埃除去用のファン7を設けてある。このように回転盤5の上下に埃除去用のファン7を設けると、埃除去用のファン7の風力を向上させて回転確認窓6に一層埃が付かないように埃を除去できる。また回転盤5の上面に羽根7aを設けて上面側に埃除去用のファン7を設けると、回転確認窓6からファン7の形状が確認できるため、上記例のように回転盤5の上面にラベル31などで模様を設ける必要がなく、安価に部品を作ることができる。
【0017】
また図5に示す例では回転盤5の外周とハウジングカバー21との間の隙間Sを狭くすることで回転確認窓6と回転盤5との間の空間33に埃などが進入するのを防止するようになっている。つまり、回転確認窓6を取り付ける開口の縁部34の下部が、回転盤5の上面の外周に環状に設けた凹溝35内に位置させてあり、回転盤5の外周とハウジングカバー21との間の隙間Sが狭くなっている。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部の一部切欠正面図である。
【図2】同上の全体の正面図である。
【図3】同上の回転盤を示し、(a)は平面図、(b)は正面から見た断面図、(c)は底面図である。
【図4】同上の他の例の回転盤を示し、(a)は平面図、(b)は正面から見た断面図、(c)は底面図である。
【図5】同上の他の例の要部を示し、(a)は平面図、(b)は正面から見た断面図である。
【符号の説明】
【0019】
1 芝刈機本体
2 風洞
3 集草用のファン
4 刃
5 回転盤
6 回転確認窓
7 埃除去用のファン
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
【出願日】 平成15年10月10日(2003.10.10)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清

【識別番号】100085604
【弁理士】
【氏名又は名称】森 厚夫

【公開番号】 特開2005−110626(P2005−110626A)
【公開日】 平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願番号】 特願2003−352154(P2003−352154)