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【発明の名称】 草刈刃
【発明者】 【氏名】加地 貢三

【要約】 【課題】つる草などの茎類の草の刈払機の回転軸への巻き付きを防止できる草刈刃を提供する。

【解決手段】円盤状の基体11の外周に形成された鋸刃12を備える草刈刃10において、基体11の主面11a上の半径方向の外周から1/3近傍の位置に、草刈刃10の回転方向に面する部位に巻き付き防止のための巻き付き防止刃15が設けられた複数の突出部14が立設させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円盤状の回転体の外周に形成された外周刃を備える草刈刃であって、
上記回転体の主面上の半径方向の外周から上記回転体の半径の1/3近傍の位置に、上記草刈刃の回転方向に面する部位に巻き付き防止刃部が形成された複数の突出部が設けられたこと
を特徴とする草刈刃。
【請求項2】
上記突出部は上記回転体の主面上の同一円周上に8箇所等間隔に、上記回転体の面に対しほぼ垂直に立設されていること
を特徴とする請求項1記載の草刈刃。
【請求項3】
円盤状の回転体の外周に形成された外周刃を備える草刈刃に、上記回転体の主面上の半径方向の外周から上記回転体の半径の1/3近傍の位置に、上記草刈刃の回転方向に面する部位に巻き付き防止刃部が形成された複数の突出部が設けられたことを特徴とする草刈刃の少なくとも上記外周刃と上記巻き付き防止刃部を覆う草刈刃ケースであって、
上記外周刃を覆う断面が略コ字状の2つの左ケースと右ケースと、
上記左ケースと上記右ケースのそれぞれの一端をつなぐ軸が上記回転体の面に対して垂直方向であるヒンジ部と、
上記左ケースと上記右ケースの上記ヒンジ部が設けられていない他端を着脱自在な止め具とを有し、
上記草刈刃ケースは、上記止め具を装着したときに略ドーナツ型の形状をし、上記左ケース及び上記右ケースには、上記突出部の端縁を覆う突出部カバーが設けられていること
を特徴とする草刈刃ケース。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、雑草などを刈る刈払機に用いられる草刈刃に関し、特につる草などの刈払機への巻き込みを防止する草刈刃に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、草刈を行う際用いられていた機械には、本体を支えるためのバンドを肩に掛けて、柄杵の先端に取り付けられ高速に回転する円盤状の草刈刃を、目的とする草に当てることにより草刈作業を行う刈払機があった。このような刈払機は、起伏の激しい土地や狭い箇所など土地の形状にとらわれず、草刈作業を行うことができる。
【0003】
しかしながら、このような刈払機は、つる草などの茎類の草が回転軸に巻き付いたり、絡まり、エンジンに負荷がかかることにより草刈機能を低下させたり、草刈刃の回転を停止させるような場合があった。このような事態に陥ると、巻き付いたつる草を取り払う必要があるが、エンジンを停止させずに取り払う作業を行うのは非常に危険である。また、一旦エンジンを停止させての作業は大変煩雑である。そこで、つる草などの茎類の草が巻き付かないような構造を持った草刈刃が提案されている(特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】登録実用新案第3051240号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述のような刈払機は、人が本体を持って、草の刈る高さに草刈刃を這わせないといけない。そのとき、草刈刃を含めた本体の重量が重いと、人に負担がかかってしまう。また、草刈刃には複数の刃が外周に設けられていることから、作業を行わないときや草刈刃の交換の際には大変危険なものである。
【0006】
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、草刈刃を軽量化し、なおかつ、つる草などの茎類の草の巻き付きを防止することによって、草刈作業を円滑に進めることができる草刈刃を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明の他の目的は、草刈作業をしないときや草刈刃の交換作業を行うときに複数の刃によって思わぬ怪我をしないような安全な草刈刃ケースを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、本発明に係る草刈刃は、円盤状の回転体の外周に形成された外周刃を備える回転草刈刃であって、上記回転体の面上の半径方向の外周から1/3近傍の位置に、上記草刈刃の回転方向に面する部位に巻き付き防止のための巻き付き防止刃部が設けられた複数の突出部が立設されたことを特徴とする。
【0009】
また、上述した他の目的を達成するために、本発明に係る草刈刃を覆う草刈刃ケースは、円盤状の回転体の外周に形成された外周刃を備える回転草刈刃に、上記回転体の面上の半径方向の外周から1/3近傍の位置に、上記草刈刃の回転方向に面する部位に巻き付き防止をするための巻き付き防止刃部が設けられた複数の突出部が立設されたことを特徴とする草刈刃の少なくとも上記外周刃と上記巻き付き防止刃部を覆う草刈刃ケースであって、上記草刈刃ケースは、上記外周刃を覆う断面が略コ字状の2つの左ケースと右ケースと、上記左ケースと上記右ケースのそれぞれの一端をつなぐ軸が上記回転体の面に対して垂直方向であるヒンジ部と、上記左ケースと上記右ケースの上記ヒンジ部が設けられていない他端を取り付け取り外しができる止め具とを有し、上記草刈刃ケースは、上記止め具を止めたときに略ドーナツ型の形状をし、上記左ケースと上記右ケースとには、上記突出部の端縁を覆う突出部カバーが立設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る草刈刃は、円盤状の回転体の外周に形成された外周刃を備える回転草刈刃であって、上記回転体の面上の半径方向の外周から1/3近傍の位置に、上記草刈刃の回転方向に面する部位に巻き付き防止のための巻き付き防止刃部が設けられた複数の突出部が立設されたことを特徴とする。そのため、つる草などの茎類の草の回転軸等への巻き付きを防止することができ、巻き付きによるエンジン停止や、巻き付いた草の取り除き作業などを防止でき、円滑な作業を行うことができる。
【0011】
また、本発明に係る草刈刃を覆う草刈刃ケースは、円盤状の回転体の外周に形成された外周刃を備える回転草刈刃に、上記回転体の面上の半径方向の外周から1/3近傍の位置に、上記草刈刃の回転方向に面する部位に巻き付き防止をするための巻き付き防止刃部が設けられた複数の突出部が立設されたことを特徴とする草刈刃の少なくとも上記外周刃と上記巻き付き防止刃部を覆う草刈刃ケースであって、上記草刈刃ケースは、上記外周刃を覆う断面が略コ字状の2つの左ケースと右ケースと、上記左ケースと上記右ケースのそれぞれの一端をつなぐ軸が上記回転体の面に対して垂直方向であるヒンジ部と、上記左ケースと上記右ケースの上記ヒンジ部が設けられていない他端を取り付け取り外しができる止め具とを有し、上記草刈刃ケースは、上記止め具を止めたときに略ドーナツ型の形状をし、上記左ケースと上記右ケースとには、上記突出部の端縁を覆う突出部カバーが立設されていることを特徴とする。草刈刃ケースは、外周刃を回転体の左右から挟むような形で取り付けるので、刈払機に装着されている状態においても、草刈刃ケースを草刈刃に取り付けることが可能となり、草刈刃の刈払機からの取り外し作業も安全に行うことができる。また、左ケースと右ケースとに突出部カバーが立設されており、草刈刃ケースを草刈刃に取り付けたときと同時に突出部カバーが突出部を覆うので、簡単に、なおかつ、突出部に触れることなく安全に取り付けることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態として示す草刈刃について図面を用いて詳細に説明する。
【0013】
草刈刃10は、図1に示すように、刈払機1に取り付けられて使用される。刈払機1は、ユーザが本体を支えたり操作するためのハンドル部2と、草刈刃10を回転させるためのエンジン3と、エンジン3からの動力を草刈刃10に伝えるための伝動軸4と、筒状に成形されて伝動軸4が筒内を通るシャフト5と、シャフト5の先端に伝動軸4の動力を草刈刃10に伝えるギア部6と、草刈刃10近傍のシャフト5に石などの飛散を防ぐ飛散防止カバー7とから構成されている。
【0014】
草刈刃10は、図2に示すように、円盤状の基体11と、基体11の外周に多数設けられた鋸刃12と、基体11の中心に刈払機1に装着させるための装着孔13と、基体11の主面11a上に基体11を切り起こすことによって成形された突出部14と、突出部14に設けられた巻き付き防止刃15とから構成されている。
【0015】
基体11は、板状の鋼などを円盤状に成形したもので、その基体11の中心に刈払機1に装着するための装着孔13が設けられている。基体11は、刈払機1に装着できるものであり、草刈作業が効率よく行えるものであればよく、その直径は255mm又は230mmのものが好ましい。
【0016】
突出部14は、基体11の主面11aに、同一円周軌道上で等間隔に8箇所設けられている。突出部14は、基体11の半径方向の外周からほぼ3分の1の位置に基体11を略コ字状に切込み加工し、その部位を刈払機1に装着したときに上向きに突出するように、基体11の主面11aに対してほぼ垂直に折り曲げられている。また、突出部14を切り起こすことによってできる基体11の切起こし孔16は、突出部14より装着孔13側に成形されている。突出部14は、切り起こされた突出部14の端縁のうち、草刈刃10の回転方向(図2の矢印A)に面する部分に、巻き付き防止刃15が設けられている。
【0017】
突出部14は、つる草などの茎類の草の巻き付き防止効果が最も得られる形状であればよく、その主面11aからの高さは、刈払機1の回転軸に装着したときにギア部6やシャフト5と接触しないような高さで、例えば、15〜16mm程度のものが好ましい。また、突出部14は、突出部14の基体11との折り曲げ部17の幅が17〜18mm程度で、突出部14の上端部18は、巻き付き防止刃15によってつる草などが抵抗なく切れるように主面11aに対して巻き付き防止刃15がある程度傾けられているために、幅が10mm程度にするのが好ましい。また、突出部14は、同一円周軌道上で等間隔に複数箇所設けたものであればよいが、その数が少なすぎるとあまり効果を得られず、多すぎても製造コストの増加の割には効果が得られず、8箇所とするのが好ましい。さらに、突出部14は、基体11上に立設されていればよいが、基体11の半径方向の外周からほぼ3分の1の位置より外周側に設けると、突出部14の主面11aからの高さを高くしなければ十分な効果が得られず、それは草刈刃10の強度低下につながり、基体11の半径方向の外周からほぼ3分の1の位置より内側に設けると、突出部14の主面11aからの十分な高さを確保できないため効果が得られず、基体11の半径方向の外周からほぼ3分の1の位置に設けるのが好ましい。
【0018】
図3に示すように、巻き付き防止刃15は、突出部14の端縁のうち、草刈刃10の回転方向に面する部分に設けられている。巻き付き防止刃15は、その刃がつる草などの茎類の草が回転軸に巻き付かないように切れるものであればよく、基体11の半径方向のうち内周側に形成されたいわゆる片刃である。また、巻き付き防止刃15は、その刃の刃先角が大きすぎて切削抵抗が増して切れ味が低下しない程度であり、逆に、刃先角を鋭くして切削抵抗を減らし刃先が欠け易くならない程度のものであればよく、その刃先角が30°程度のものが好ましい。また、図3においては、巻き付き防止刃15が、基体11の半径方向のうち内周側に形成された片刃の例を示したが、これに限らず、折り曲げ部17付近の強度を十分保つことができるものであれば、両刃であっても、基体11の半径方向のうち外周側に形成された片刃であってもよい。
【0019】
切起こし孔16は、基体11を切り込み加工し折り曲げ部17で折り曲げて突出部14ができることによって、空いた孔である。切起こし孔16は、突出部14を切起こすことによってできる孔のため、突出部14と同様な形状であり、切起こし孔16を設けることによって、草刈刃10の軽量化と、草刈刃10にかかる衝撃を緩衝することが可能である。
【0020】
なお、切起こし孔16は上述に限らず、草刈刃10の強度が低下しない程度に軽量化したものでよく、突出部14よりも大きく、衝撃を均一に緩衝できるように、切起こし孔16の角部に丸みを持たせるようにしても良い。
【0021】
次に草刈刃10を用いてつる草などの茎類の草が回転軸に巻き付くのを防止する様子を説明する。草刈刃10は、図4に示すように、刈払機1のギア部6で軸支されて下方に突出した回転軸8に、図示しないボルトなどで締め付けて装着されている。
【0022】
ユーザにより、刈払機1のエンジン3が始動されると、伝動軸4とギア部6を介して回転軸8が回転し、草刈刃10も回転する。ユーザは、ハンドル2を用いて、回転する草刈刃10の鋸刃12に草刈を行う草をあてることによって草刈作業を行うことが可能となる。また、鬱蒼と生える草や、長く伸びてつる状になっている茎類などの草が、過って回転軸8や、ギア部6に巻き付きそうになった場合でも、突出部14に設けられた巻き付き防止刃15によって短く切断され、巻き付くことを防止することができる。
【0023】
次に草刈作業を行っていないときや、草刈刃10の交換を行うときに、ユーザが鋸刃12や巻き付き防止刃15によって怪我をしないための草刈刃10の刃を覆うケースについて説明をする。
【0024】
草刈刃10の鋸刃12と巻き付き防止刃15とを覆う草刈刃ケース50は、図5に示すように、右ケース50Rと、左ケース50Lと、右ケース50Rと左ケース50Lとのそれぞれの一端をつなぐヒンジ部51と、右ケース50Rのヒンジ部51が取り付けられていない他端に設けられた止め具52と、左ケース50Lのヒンジ部51が取り付けられていない他端に設けられた突起部53と、右ケース50R及び左ケース50Lに設けられた突出部14を覆う突出部カバー54とから構成されている。
【0025】
右ケース50R及び左ケース50Lは、ポリプロピレンなどの材料からできており、それぞれ断面が略コ字状で略ドーナツ型の半分の形状をしており、図6に示すように、草刈刃10に取り付けたときに、鋸刃12を覆う略ドーナツ型になるように構成されている。
【0026】
右ケース50Rは、略ドーナツ型の半分の形状をした右上面部55Rと、右上面部55Rより半径方向内側にほぼ1cm広く設けられた右下面部56Rと、右上面部55Rと右下面部56Rとの外周側に沿う基体11の厚みよりも大きい高さの右外周面部57Rとによって、断面が略コ字状になるように構成されている。
【0027】
左ケース50Lは、略ドーナツ型の半分の形状をした左上面部55Lと、左上面部55Lより半径方向内側にほぼ1cm広く設けられた左下面部56Lと、左上面部55Lと左下面部56Lとの外周側に沿う基体11の厚みよりも大きい高さの左外周面部57Lとによって、断面が略コ字状になるように構成されている。
【0028】
右上面部55Rと右下面部56Rと左上面部55Lと左下面部56Lとには、それぞれを二等分する位置に半径方向と平行になる切り込み部Aが内周側より設けられている。この切り込み部Aは、材料ヒンジ、すなわち切り込み部Aの外周側にある部材がヒンジの役目をするように構成されている。これは、後述する突出部カバー54を、草刈刃10の突出部14を覆うように嵌める際に、より嵌めやすいように設けられた部位である。なお、切り込み部Aは、上述のように右上面部55Rと右下面部56Rと左上面部55Lと左下面部56Lとの4つの部材に設けることに限らず、右下面部56Rと左下面部56Lとの2箇所にだけ設けるようにしてもよい。また、右下面部56Rと左下面部56Lとが、右上面部55Rと左上面部55Lと比較して内周側に大きな面積になっているのは、鋸刃12を右ケース50R及び左ケース50Lで覆うときに、鋸刃12が右上面部55Rと右下面部56Rとの間と、左上面部55Lと左下面部56Lとの間に簡単に入り込めるような案内役をしている。
【0029】
ヒンジ部51は、右ケース50Rと左ケース50Lのそれぞれの一端をつなぐ部材であり、そのヒンジの軸が右上面部55Rや左上面部55Lに対して垂直になるような方向に取り付けられている。
【0030】
止め具52は、右外周面部57Rのヒンジ部51が取り付けられていない他端に取り付けられており、短冊状の接合片58と、接合片58に設けられた接合孔59とから構成されている。
【0031】
突起部53は、左外周面部57Lのヒンジ部51が取り付けられていない他端に取り付けられており、先端が接合孔59とほぼ同様の径を持つ略球状の突出部から構成されている。
【0032】
止め具52と突起部53とは、突起部53を接合片58に設けられた接合孔59に嵌通することによって係合される。なお、止め具52及び突起部53は、上述に限らず、右ケース50R及び左ケース50Lを着脱できる機構のものであればよい。
【0033】
突出部カバー54は、突出部14とほぼ同様の形状をしており、内周側に面する面が開放されており、その大きさが突出部14を覆うことができる大きさである。また、突出部カバー54は、右上面部55Rと左上面部55Lに突出部14を覆うことができる位置に、突出部14と同数だけ取り付けられている。
【0034】
次に、草刈刃ケース50が、草刈刃10に取り付けられる様子について、図面を用いて説明する。図5に示すように、草刈刃ケース50は、止め具52と突起部53とが、ヒンジ部51を中心にして、離れるように開いている。この状態において、草刈刃10の鋸刃12を覆うように、右上面部55Rと右下面部56Rとの間と、左上面部55Lと左下面部56Lとの間とに鋸刃12を差し込む。次に、右ケース50Rと左ケース50Lとが、略ドーナツ型の形状になるように、また、草刈刃10の全ての鋸刃12が覆い隠されるように、右上面部55Rと右下面部56Rとの間と、左上面部55Lと左下面部56Lとの間とに差し込む。また、鋸刃12の全てが覆い隠されるようにすると同時に、突出部カバー54に突出部14が嵌まるようにする。最後に、図6に示すように、全ての鋸刃12と突出部14の巻き付き防止刃15が覆われていると、止め具52の接合孔59に突起部53を嵌通させて係合することによって、草刈刃ケース50を草刈刃10に取り付けることが可能となる。
【0035】
なお、上述のように、右ケース50Rと左ケース50Lとはポリプロピレンなどの材料からなることに限らず、例えば、ポリアミノトリアゾールなどの丈夫である程度の弾性を有するものであればよい。
【0036】
また、上述のように、草刈刃10に設けられた突出部14は同一円周上に設けられたものに限らず、例えば、図7に示すように、同一円周上に突出部が設けられていない場合であってもよい。
【0037】
草刈刃20は、図7に示すように、円盤状の基体11と、基体11の外周に多数設けられた鋸刃12と、基体11の中心に刈払機1に装着させるための装着孔13と、基体11の主面11a上に基体11を切り起こすことによって成形された突出部14a、14bと、突出部14a、14bに設けられた巻き付き防止刃15とから構成されている。なお、草刈刃10と同様な構成のものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0038】
突出部14a、14bは、突出部14と同様の形状をしているが、基体11の半径方向において2つの異なる位置に設けられている。つまり、8箇所に設けられた突出部14a、14bは、装着孔13に近い位置に設けられた突出部14aと、突出部14aより鋸刃12に近い位置に設けられた突出部14bとの2種類の突出部が互い違いに設けられている。このようにすれば、草刈刃20の基体11上のあらゆる位置においてつる草などの茎類の草の回転軸への巻き付きを防止することができる。
【0039】
また、草刈刃10に設けられた突出部14は、上述したように基体11に対してほぼ垂直に突出した状態に設けられたものに限らず、図8に示すように、突出部を半起こしの状態や、ほぼ折り返した状態の突出部を組み合わせたものであってもよい。
【0040】
草刈刃30は、図8に示すように、円盤状の基体11と、基体11の外周に多数設けられた鋸刃12と、基体11の中心に刈払機1に装着させるための装着孔13と、基体11の主面11a上に基体11を切り起こすことによって成形された突出部14d、14e、14fと、突出部14d、14e、14fに設けられた巻き付き防止刃15とから構成されている。なお、草刈刃10と同様な構成のものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0041】
突出部14d、14e、14fは、突出部14と同様の形状をしているが、基体11の主面11aに対して切り起こされる状態が3つの異なる状態に設けられている。つまり、8箇所に設けられた突出部14d、14e、14fは、切り起こされた突出部が半起こしの状態の突出部14dと、切り起こされた突出部がほぼ垂直な状態の突出部14eと、切り起こされた突出部がほぼ折り返された状態の突出部14fとの3種類の突出部が設けられている。このようにすれば、草刈刃30の基体11上のあらゆる位置においてつる草などの茎類の草の回転軸への巻き付きを防止することができる。
【0042】
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0043】
例えば、草刈刃10、20、30は基体11を切り起こした突出部の説明をしたが、それに限らず、基体に孔をあけて突出部をボルトなどで固定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る草刈刃を刈払機に装着した様子を示した図である。
【図2】本発明に係る草刈刃の斜視図である。
【図3】本発明に係る草刈刃の突出部を示した図である。
【図4】本発明に係る草刈刃を刈払機に装着した状態を示す要部斜視図である。
【図5】本発明に係る草刈刃を覆う草刈刃ケースを示した図である。
【図6】本発明に係る草刈刃を覆う草刈刃ケースを草刈刃に取り付けた様子を示した図である。
【図7】本発明に係る草刈刃の第2の実施の形態を示した斜視図である。
【図8】本発明に係る草刈刃の第3の実施の形態を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 刈払機、2 ハンドル、3 エンジン、4 伝動軸、5 シャフト、6 ギア部、7 飛散防止カバー、8 回転軸、10 草刈刃、11 基体、12 鋸刃、13 装着孔、14 突出部、15 巻き付き防止刃、16 切起こし孔、17 折り曲げ部、18 上端部、50 草刈刃ケース、51 ヒンジ部、52 止め具、53 突起部、54 突出部カバー
【出願人】 【識別番号】500029914
【氏名又は名称】加地 貢三
【出願日】 平成15年10月3日(2003.10.3)
【代理人】 【識別番号】100067736
【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃

【識別番号】100086335
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 榮一

【識別番号】100096677
【弁理士】
【氏名又は名称】伊賀 誠司

【識別番号】100106781
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 稔也

【識別番号】100113424
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 信博

【識別番号】100116126
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 茂

【公開番号】 特開2005−110531(P2005−110531A)
【公開日】 平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願番号】 特願2003−346225(P2003−346225)