| 【発明の名称】 |
枝豆引抜収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】福田 幸広 【住所又は居所】岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会社内
【氏名】渡邊 章人 【住所又は居所】岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】枝豆の先端側に位置し、葉のみが繁る葉部を除去することにより、収穫後の葉部の除去作業の手間を省くことを実現する枝豆引抜収穫機を提供する。
【解決手段】掻込装置12にて掻込んだ枝豆7を挟持搬送装置13にて引き抜き、該挟持搬送装置13にて上方へ搬送された枝豆7を横搬送装置16にて収集装置17へ搬送する構成とする枝豆引抜収穫機1であって、横搬送装置16にて枝豆7が搬送される搬送経路38に葉部除去装置50Aを配し、該葉部除去装置50Aにより、枝豆7の先端側の葉部7hを除去する構成とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 掻込装置にて掻込んだ枝豆を挟持搬送装置にて引き抜き、該挟持搬送装置にて上方へ搬送された枝豆を横搬送装置にて収集装置へ搬送する構成とする枝豆引抜収穫機であって、前記横搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路に葉部除去装置を配し、該葉部除去装置により、枝豆の先端側の葉部を除去する構成とした、枝豆引抜収穫機。 【請求項2】 掻込装置にて掻込んだ枝豆を挟持搬送装置にて引き抜き、該挟持搬送装置にて上方へ搬送された枝豆を横搬送装置にて収集装置へ搬送する構成とする枝豆引抜収穫機であって、前記挟持搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路に葉部除去装置を配し、該葉部除去装置により、枝豆の先端側の葉部を除去する構成とした、枝豆引抜収穫機。 【請求項3】 前記葉部除去装置においては、回転軸に設けられる切断体により枝豆の葉部を切断するものとし、前記切断体の前記葉部に対する相対位置を変更可能に構成する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の枝豆引抜収穫機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、枝豆の収穫に使用される枝豆引抜収穫機に関し、特に、収穫対象となる莢が存在する幹部から、収穫の必要のない葉部を除去するための装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、畝(地表)に近い幹部を無端搬送帯で挟み込み、茎根ごと引き抜く枝豆引抜作業機についての技術は公知となっており、省力的な作業機として利用されている(例えば、特許文献1参照。)。 また、該枝豆引抜作業機において、回転ブラシを枝豆に全体的に作用させて脱葉をせしめる技術が公知となっている(例えば、特許文献2参照。)。この技術の目的とするところは、脱葉することによって豆茎稈のみの状態で収穫しようとするものであり、これにより、収穫後における脱葉作業の手間を省こうとするものである。 【0003】 【特許文献1】特開2002−142537号公報 【特許文献2】実公昭59−27709号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、上記文献2で開示される技術では、無端搬送帯よりも上方に位置する枝豆に回転ブラシが全体的に作用することになるため、収穫対象となる枝豆の莢までも離脱してしまい、収穫率を低下させてしまう恐れがある。 一方、枝豆の生育状況に着目すると、枝豆の先端側には、莢がなく葉のみが繁る葉部が存在し、この葉部よりも下側に比較的少量の葉や、収穫対象となる莢が存在するようになっている。このことから、前記葉部のみを除去することによれば、引き抜いた作物中の葉の大部分を除去できることとなる。 そして、該葉部を除去することによれば、枝豆引抜収穫機により多くの収穫対象部分を積載することが可能となり、束として下ろす作業の回数が減少して作業効率が向上する。また、収穫後における葉部の除去作業の手間を省くことができ、莢を幹部より取る作業も容易となる。また、大豆を収穫するための脱穀作業時においても、選別が容易となる。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 【0006】 即ち、請求項1に記載のごとく、掻込装置にて掻込んだ枝豆を挟持搬送装置にて引き抜き、該挟持搬送装置にて上方へ搬送された枝豆を横搬送装置にて収集装置へ搬送する構成とする枝豆引抜収穫機であって、前記横搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路に葉部除去装置を配し、該葉部除去装置により、枝豆の先端側の葉部を除去する構成としたことである。 【0007】 また、請求項2に記載のごとく、掻込装置にて掻込んだ枝豆を挟持搬送装置にて引き抜き、該挟持搬送装置にて上方へ搬送された枝豆を横搬送装置にて収集装置へ搬送する構成とする枝豆引抜収穫機であって、前記挟持搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路に葉部除去装置を配し、該葉部除去装置により、枝豆の先端側の葉部を除去する構成としたことである。 【0008】 また、請求項3に記載のごとく、前記葉部除去装置においては、回転軸に設けられる切断体により枝豆の葉部を切断するものとし、前記切断体の前記葉部に対する相対位置を変更可能に構成することである。 【発明の効果】 【0009】 本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 【0010】 即ち、請求項1に記載の発明においては、前記横搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路において、引き抜いた作物中の葉の大部分を除去でき、枝豆引抜収穫機において一度に積載可能な収穫対象部分の積載量を増やすことができる。また、収穫後における葉部の除去作業の手間を省くことができる。 【0011】 また、請求項2に記載の発明においては、前記挟持搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路において、引き抜いた作物中の葉の大部分を除去でき、枝豆引抜収穫機において一度に積載可能な収穫対象部分の積載量を増やすことができる。また、収穫後における葉部の除去作業の手間を省くことができる。 【0012】 また、請求項3に記載の発明においては、枝豆の生育状況に応じて、枝豆に対する切断体の位置を調整することができ、これにより、莢の付いていない葉部7hのみを確実に除去できるようになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 枝豆の先端側に位置し、葉のみが繁る葉部を除去することにより、収穫後における葉部の除去作業の手間を省くという目的を、掻込装置にて掻込んだ枝豆を挟持搬送装置にて引き抜き、該挟持搬送装置にて上方へ搬送された枝豆を横搬送装置にて収集装置へ搬送する構成とし、前記横搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路、又は、前記挟持搬送装置にて枝豆が搬送される搬送経路に葉部除去装置を配し、該葉部除去装置により、枝豆の先端側の葉部を除去する構成とすることで達成する。 【実施例1】 【0014】 次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。 図1は本発明にかかる枝豆引抜収穫機の左側面図、図2は同じく作業部の一部を示す正面図、図3は葉部除去装置の構成について示す左側面図、図4は葉部除去装置の駆動伝達構成について示す左側面図、図5は切断体と葉部の位置関係について示す図である。 なお、以下の説明においては、図1における紙面左側を前側とし、前進行方向に対して左手側を左、右手側を右として、各部の位置関係を特定するものとする。 【0015】 まず、本発明にかかる枝豆引抜収穫機1の全体構成について説明する。 図1に示すごとく、枝豆引抜収穫機1は、畝6の上面に複数条植えられている枝豆7を往復収穫するようにしており、畝6の両側の溝底6aを走行する左右の走行輪2と、左の走行輪2の前方のゲージ輪3にて、作業部4が支えられる車体構成としている。 枝豆7を引抜き収穫する作業部4は、前から分草装置11、掻込装置12、挟持搬送装置13、振動装置14、土落し装置15、横搬送装置16、収集装置17等で構成される。 【0016】 分草装置11は、先端が尖った分草板18a・18bや、分草板18a・18b或いはその近傍箇所から上後方に延びる分草杆19a・19b等からなるものであり、枝豆7の幹部7aと幹部7aの中に分草板18a・18bや分草杆19a・19bが分け入ることで、引き抜く枝豆7と引き抜かない枝豆7とを分け、引き抜く枝豆7の幹部7aを掻込装置12へ導くものである。この時、分草板18a・18bのうち、畝上面に摺接するものは、上下動自在に枢支軸により枢支されている。 【0017】 掻込装置12は、図1に示すごとく、分草装置11の後方に前低後高に斜設されるものであり、図2に示すごとく、左右に配される上下一対のスプロケット21a・21b間にそれぞれ突起付きベルト21L・21Rを巻回してなる掻込部12L・12Rを対設して構成されている。 両突起付きベルト21L・21Rは、左右の掻込部12L・12Rの間において、突起付きベルト21L・21Rの突起が前下方から後上方へ移動されるように駆動される。これにより、引抜き対象の幹部7aが掻き上げられ、挟持搬送装置13に誘かれるようになっている。 【0018】 挟持搬送装置13は、図1に示すごとく、掻込装置12の後方に前低後高に斜設されるものであり、図2に示すごとく、左右に配される上下一対のプーリー13a・13b間に弾性ベルト23L・23Rを巻回してなる搬送部13L・13Rを左右に対設して構成されている。 図2に示すごとく、左右の弾性ベルト23L・23Rの対向面同士は、互いに押圧状態としつつ、その対向面が下方から上方へ移動されるように前記プーリー13a・13bが駆動される。これにより、掻込装置12にて導かれた枝豆7は、弾性ベルト23L・23Rに挟持されつつ後ろ斜め上方に搬送される。 【0019】 振動装置14は、図1に示すごとく、挟持搬送装置13の前始端部付近に設けられるもので、正面視逆L字形の振動刃25により茎根7b下方の土を緩め、これにより、挟持搬送装置13による枝豆7の引き抜きを良好なものとしている。この場合、マルチ栽培されている時は、振動装置14を外すようにしている。 【0020】 土落し装置15は、図1に示すごとく、挟持搬送装置13の途中の下方に設けられるもので、中心軸が垂直面内に含まれる状態で回転させられる左右二本の棒状叩き部材28a・28bが、その回転軌跡が重複するように垂設されている。そして、該土落し装置15においては、挟持搬送装置13にて搬送中の茎根7bに対し、前記棒状叩き部材28a・28bを作用させ、該茎根7bに付いている土を落とすものである。 【0021】 横搬送装置16は、図2及び図3に示すごとく、挟持搬送装置13の左側の搬送部13Lの搬送終端に設けられる。該横搬送装置16は、挟持搬送装置13で上方に搬送された枝豆7を、山形状の誘導板33a・33aが付設される回転ドラム33の回転により、収集装置17まで誘導するものである。 前記回転ドラム33は、搬送部ケース13aの上面に付設される誘導ケース34に内装され、該誘導ケース34に形設した複数の穴34a・34aより、前記誘導板33a・33aが誘導ケース34の外側へ突出される。また、前記穴34a・34a、及び誘導板33a・33aは、回転ドラム33の軸方向において複数の異なる位置に配される。また、該誘導ケース34の外周面34bは、正面視において円弧状としている。 そして、該誘導ケース34の外周面34bは、右側の掻込部12Rの上下中途部となる位置より上方に立ち上げられたガイド杆19cや、搬送部13Rの上部となる位置から立ち上げたガイド杆19dによって囲まれており、これらガイド杆19c・19dと、外周面34bとの間に搬送経路38が形成されている。 以上の横搬送装置16の構成により、引き抜かれた枝豆7は、挟持搬送装置13によって上方に搬送された後、搬送経路38を通過して収集装置17に送り込まれる。 【0022】 収集装置17は、図2に示すごとく、搬送経路38に続く左側方に収集板39を配し、該収集板39に搬送経路38から排出された枝豆7を一定量溜め置けるように構成される。該収集板39は、機台8(図1参照)側に固定される支持軸40の回りを下方回動可能に設けられており、枝豆7が一定量になると、自動又は手動で回動してその上に溜まった枝豆7を放出可能としている。また、路上走行や運搬時には、下方回動して全幅を抑えることを可能としている(格納時は上方回動してもよい)。 【0023】 次に、本発明の要部の構成について説明する。 図1乃至図3に示すごとく、本実施例1おいては、掻込装置12にて掻込んだ枝豆7を挟持搬送装置13にて引き抜き、該挟持搬送装置13にて上方へ搬送された枝豆7を横搬送装置16にて収集装置17へ搬送する構成であり、横搬送装置16にて枝豆7が搬送される搬送経路38に葉部除去装置50Aを配し、該葉部除去装置50Aにより、枝豆7の先端側の葉部7h(図1参照)を除去する構成とするものである。 【0024】 図2及び図3に示すごとく、該葉部除去装置50Aにおいては、切断体52a・52b・52cがそれぞれ植設される回転軸51a・51b・51cを回転させることにより、横搬送装置16の誘導板33a・33aによって搬送される枝豆7の葉部7hを切断またはたたき落とすものである。 また、二本の回転軸51a・51bの軸心は、横搬送装置16の回転ドラム33を囲む誘導ケース34よりも上方に配される一方、一本の回転軸51cの軸心は、誘導ケース34の中を通過する位置に配される。 また、前記切断体52a・52b・52cは、棒状のナイロン等の合成樹脂で構成され、耐久性を有し適当な弾性があり、刃こぼれが生じないようになっている。また、該切断体52a・52b・52cは、本実施例では、各回転軸51a・51b・51cより二本ずつ、互いに180度ずらして植設される。 なお、これら回転軸51a・51b・51cや切断体52a・52b・52cの数、配置、形状(長さや太さ等)については、本実施例の形態に限定されるものではなく、収穫する枝豆の種類や大きさ等に応じて適宜設計変更されるものとする。 【0025】 図2乃至図4に示すごとく、ミッションケース41の駆動が入力される伝達ケース42には、二つの支持筒43a・43bが立設され、該支持筒43a・43bに中空軸44a・44bが軸受支持され、該中空軸44a・44bに前記回転軸51a・51bが内挿されている。 該回転軸51a・51bは、固定具45aによって中空軸44a・44bに固定され、これにより、両者は一体的に回転する。そして、該固定具45a(図3参照)を緩めることによれば、回転軸51a・51bを中空軸44a・44bに対して伸縮させることが可能であり、枝豆7の生育状況に応じて、前記切断体52a・52bの軸方向の位置変更を可能としている。なお、天板53a側から回転軸51a・51bの上部を支持することも可能である。 【0026】 また、図3に示すごとく、誘導ケース34には、該誘導ケース34の内側から外側へ突出するようにして支持筒43cが突設されており、該支持筒43cに中空軸44cが軸受支持され、該中空軸44cに前記回転軸51cが内挿されている。 該回転軸51cは、固定具45cによって中空軸44cに固定され、これにより、両者は一体的に回転する。 そして、該固定具45cを緩めることで、回転軸51cを中空軸44cに対して伸縮させることが可能であり、後述するごとく、枝豆7の生育状況に応じて前記切断体52cの位置の変更を可能としている。 【0027】 以上のように、前記葉部除去装置50Aにおいては、回転軸51a・51b・51cに設けられる切断体52a・52b・52cにより枝豆7の葉部7hを切断するものであり、前記回転軸51a・51b・51cを中空軸44a・44b・44cに内挿し、固定具45a・45cによって両軸を固定又は固定解除する構成とすることで、前記切断体52a・52b・52cの前記葉部7hに対する相対位置、即ち、回転軸51a・51b・51cと中空軸44a・44b・44cの相対位置が変更可能に構成されるものである。 【0028】 また、図4に示すごとく、前記中空軸44a・44b・44cには、それぞれ、伝達ケース42を介して駆動が伝達されるものであり、中空軸44a・44bについては、伝動軸61とギア連結され、中空軸44cについては、前記回転ドラム33の駆動軸62とギア連結される。 前記伝動軸61と駆動軸62とは、連動軸63によって連動連結されており、これにより、三本の回転軸51a・51b・51cが同期駆動されるようになっている。 【0029】 また、図4に示すごとく、前記伝動軸61と中空軸44a・44bとの間のギア連結においては、伝動軸61側のギア61a・61aの歯数を中空軸44a・44b側のギア61b・61bの歯数よりも大きくすることにより、伝動軸61の回転数に比較して中空軸44a・44bの回転数が大きくなるようにする、つまり、増速するようにしている。 同様に、前記駆動軸62と中空軸44cとの間のギア連結においては、駆動軸62側のギア62aの歯数を中空軸41c側のギア62bの歯数よりも大きくすることにより、駆動軸62の回転数に比較して中空軸44cの回転数が大きくなるようにする、つまり、増速するようにしている。 このように、中空軸44a・44b・44c側の回転数を増速するようにして、回転軸51a・51b・51cを回転ドラム33の回転よりも高速回転させるようにしている。 なお、回転軸51a・51b・51c側の回転数を増速される具体的な構成については、歯数の組み合わせを変更させるものに限定するものではない。 【0030】 また、前記切断体52a・52b・52cは、各回転軸51a・51b・51cに対し、二本ずつ、互いに180度ずらして植設される。そして、該切断体52a・52b・52cは、植設された状態で、各回転軸51a・51b・51cの半径方向に突設されるようになっており、これにより、搬送経路38を通過する枝豆7の葉部7hの主茎に対し略直角方向に作用するようになっている。 また、図3に示すごとく、この切断体52a・52b・52cが植設される位置は、回転軸51a・51b・51cの軸方向において、回転ドラム33の誘導板33a・33aよりも外側、つまり、挟持搬送装置13から遠い側に配され、図5に示すごとく、該挟持搬送装置13で挟持される枝豆7の上部に位置する葉部7hを切断するようにしている。 【0031】 また、図3に示すごとく、前記回転軸51a・51b・51cよりも後ろ斜め上後方には、切断体カバー53Aが配されており、該切断体カバー53Aによって、切断体52a・52b・52cの後ろ斜め上後方が覆われている。 また、該切断体カバー53Aの基部は、伝達ケース42に固定され、その先端部が切断体52a・52b・52cよりも遠い位置になるまで斜め上前方に延設されている。このようにして、切断された葉部7hは、切断体カバー53Aの内側面に当たり、後方へ排出されないようにしている。 なお、該切断体カバー53Aは、切断体52a・52b・52cの防護カバーとして機能するとともに、オペレータに対する安全性の確保の面においても機能する。 【0032】 また、図3に示すごとく、前記誘導ケース34には、前記切断体52a・52b・52cの左側となる位置に、排出ガイド板35が付設されている。 該排出ガイド板35は、誘導ケース34より前方に向う直立面を有し、該直立面を平面視においてなだらかな円弧状としている。 また、該排出ガイド板35において、誘導ケース34から遠い側の端面は、右側、つまり、収集装置17とは反対側に屈曲されている。 また、図3に示すごとく、前記切断体カバー53Aの天板53aは、正面視略円弧状としており、切断された葉部7hは、排出ガイド板35へガイドされ、そして排出ガイド板35にガイドされて右側前方へ落下する。 このように、排出ガイド板35の存在によって、図5に示すごとく、切断された葉部7hが収集装置17の収集板39に送りこまれることがなく、収集板39においては、葉部7hが除去された状態の枝豆7のみが収集されるようにしている。 【0033】 以上の葉部除去装置50Aの構成により、枝豆7の葉部7hを除去することによれば、引き抜いた作物中の葉の大部分を除去でき、枝豆引抜収穫機において一度に積載可能な収穫対象部分の積載量を増やすことができる。また、収穫後における葉部の除去作業の手間を省くことができる。 また、前記切断体52a・52b・52cにおいては、枝豆7の先端側の葉部7hに作用するため、収穫対象となる莢7cが付いている幹部7aまでをも除去してしまう不具合が生じず、これにより、収穫率の低下を招くこともない。 また、前記回転軸51a・51b・51cを伸縮させることによれば、切断体52a・52b・52cの位置の変更が可能であり、枝豆7の生育状況に応じて、枝豆7に対する切断体52a・52b・52cの位置を調整することができる。これにより、莢7cの付いていない葉部7hのみを確実に除去できるようになる。 【実施例2】 【0034】 次に、図2に示すごとく、本実施例2においては、前記葉部除去装置50Aに加え、前記挟持搬送装置13にて枝豆が搬送される搬送経路37、即ち、幹部7aが弾性ベルト23L・23Rに挟持される区間に葉部除去装置50Bを配し、該葉部除去装置50Bにより枝豆7の先端側の葉部7hを除去する構成とするものである。 該葉部除去装置50Bにおいては、切断体52d・52eがそれぞれ植設される左右一対の回転軸51d・51eを回転させることにより、挟持搬送装置13によって引き抜かれた枝豆7の葉部7hを、掻込装置12を通過する段階において切断するものである。 【0035】 図2及び図3に示すごとく、掻込装置12の左右の掻込部12L・12Rにおいて、突起付きベルト21L・21Rを収容するベルトケース12a・12aには、それぞれ、支持筒43d・43eが立設され、該支持筒43d・43eに中空軸44d・44eが軸受支持され、該中空軸44d・44eに前記回転軸51d・51eが内挿されている。 図3に示すごとく、支持筒43d・43eは、ベルトケース12a・12aに対し垂直方向に立設され、これにより回転軸51d・51eがベルトケース12a・12aに対し垂直方向に配されることになっている。 図2及び図3に示すごとく、各回転軸51d・51eは、固定具45d(図3参照)によってそれぞれ中空軸44d・44eに固定され、これにより、両者は一体的に回転する。 また、該固定具45dを緩めることによれば、回転軸51d・51eを中空軸44d・44eに対して伸縮させることが可能であり、枝豆7の生育状況に応じて、前記切断体52d・52eの位置の変更を可能としている。 【0036】 以上のように、前記葉部除去装置50Bにおいては、回転軸51d・51eに設けられる切断体52d・52eにより枝豆7の幹部7aを切断するものであり、前記回転軸51d・51eを中空軸44d・44eに内挿し、固定具45dによって両軸を固定又は固定解除する構成とすることで、前記切断体52d・52eの前記幹部7aに対する相対位置、即ち、回転軸51d・51e中空軸44d・44eの相対位置が変更可能に構成されるものである。 【0037】 また、図4に示すごとく、前記中空軸44d(44e)は、それぞれ、突起付きベルト21L(21R)を駆動するスプロケット21aの駆動軸65に対してギア連結されており、これにより、前記回転軸51d(51e)が同期駆動されるようになっている。 なお、前記駆動軸65は、挟持搬送装置13の下側のプーリー13bに対し、スプロケット66a、チェーン66b、スプロケット66cを介して連動連結されるものであり、これにより、該駆動軸65は、前記駆動軸62によって駆動されるようにしている。 【0038】 また、図4に示すごとく、前記駆動軸65と中空軸44d(44e)との間のギア連結においては、駆動軸65側のギア65aの歯数を中空軸44d(44e)側のギア65bよりも大きくすることにより、駆動軸65の回転数に比較して中空軸44d(44e)の回転数が大きくなるようにする、つまり、増速するようにしている。 このように、中空軸44d・44e側の回転数を増速するようにして、回転軸51d・51eを駆動軸65の回転よりも高速回転させるようにしている。 なお、回転軸51d・51e側の回転数を増速される具体的な構成については、歯数の組み合わせを変更させるものに限定するものではない。 【0039】 また、図2に示すごとく、前記切断体52d・52eは、各回転軸51d・51eに対し、二本ずつ180度ずらして植設される。そして、該切断体52d・52eは、植設された状態で、各回転軸51d・51eの半径方向に突設されるようになっている。 そして、枝豆7においては、挟持搬送装置13の弾性ベルト23L・23Rにより根元付近を挟持されるとともに、掻込装置12の突起付きベルト21L・21Rにて中途部を支えられることで、図5に示す側面視において、該枝豆7の幹部7aは、前記回転軸51d・51eと略平行の関係となる。このようにして、前記切断体52d・52eは、掻込装置12を通過する枝豆7の葉部7hの主茎に対し略直角方向に作用するようになっている。 また、図3に示すごとく、この切断体52d・52eが植設される位置は、回転軸51d・51eの軸方向において、ベルトケース12a・12aから遠い側に配され、図5に示すごとく、掻込装置12を通過する枝豆7のうち、幹部7aの上部に位置される葉部7hを切断するようにしている。 【0040】 また、図2及び図3に示すごとく、前記回転軸51d・51eよりも後ろ斜め上後方には、切断体カバー53B・53Bが配されており、該切断体カバー53B・53Bによって、切断体52d・52eの後ろ斜め上後方が覆われている。 また、該切断体カバー53B・53Bの基部は、それぞれベルトケース12a・12aに固定され、その先端部が切断体52d・52eよりも遠い位置になるまで斜め上前方に延設されている。また、前記切断体カバー53B・53Bは、左右一対に構成され、両者の間に幹部7aを通過させるための間隔が形成される。 また、図2に示すごとく、正面視において、左右の切断体カバー53B・53Bによって略門形が形成されるようにしており、その天板53b・53b及び側板53c・53cの内側において、切断された葉部7hを囲い込み、そのまま下方へ落下させるようにしている。このようにして、切断された葉部7hを、左右の掻込装置12の間の位置に集めるようにしている。 【0041】 以上の葉部除去装置50Bの構成により、枝豆7の葉部7hを除去することによれば、引き抜いた作物中の葉の大部分を除去でき、枝豆引抜収穫機において一度に積載可能な収穫対象部分の積載量を増やすことができる。また、収穫後における葉部の除去作業の手間を省くことができる。 また、前記回転軸51d・51eにおいては、枝豆7の先端側の葉部7hに作用するため、収穫対象となる莢7cが付いている幹部7aまでをも除去してしまう不具合が生じず、これにより、収穫率の低下を招くこともない。 また、前記回転軸51d・51eを伸縮させることによれば、切断体52d・52eの位置の変更が可能であり、枝豆7の生育状況に応じて、枝豆7に対する切断体52d・52eの位置を調整することができる。これにより、莢7cの付いている葉部7hのみを確実に除去できるようになる。 【0042】 なお、葉部除去装置50Bは、前記挟持搬送装置13にて枝豆が搬送される搬送経路37に配される構成であればよく、上記のように掻込装置12に配する構成とする他、挟持搬送装置13に配する構成としてもよい。 そして、このように搬送経路37に葉部除去装置50Bを配する構成とすれば、前記葉部除去装置50Aと合わせて二段階で葉部7hの除去が行われることから、葉部7hを確実に切断、除去することができる。 また、この他にも、搬送経路37にのみ葉部除去装置50Bを設ける実施形態も考えられる。 【産業上の利用可能性】 【0043】 本発明は、作物を引き抜いて収穫する形態の収穫機全般に適用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0044】 【図1】本発明にかかる枝豆引抜収穫機の左側面図である。 【図2】同じく作業部の一部を示す正面図である。 【図3】葉部除去装置の構成について示す左側面図である。 【図4】葉部除去装置の駆動伝達構成について示す左側面図である。 【図5】切断体と葉部の位置関係について示す図である。 【符号の説明】 【0045】 1 枝豆引抜収穫機 7 枝豆 7h 葉部 12 掻込装置 13 挟持搬送装置 16 横搬送装置 17 収集装置 38 搬送経路 50A 葉部除去装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
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| 【出願日】 |
平成15年9月26日(2003.9.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−95090(P2005−95090A) |
| 【公開日】 |
平成17年4月14日(2005.4.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−334555(P2003−334555) |
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