| 【発明の名称】 |
芝刈り機 |
| 【発明者】 |
【氏名】福嶋 友樹 【住所又は居所】埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会社本田技術研究所内
【氏名】松田 迅人 【住所又は居所】埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会社本田技術研究所内
【氏名】桂川 慎一 【住所又は居所】埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会社本田技術研究所内
【氏名】小林 浩 【住所又は居所】埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会社本田技術研究所内
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| 【要約】 |
【課題】専用のセンサを設けることなくグラスバックが満杯であることを検出して作業者に報知し、よって小型かつ安価でありながらエンジンストールなどの不具合が生じるのを防止するようにした芝刈り機を提供する。
【解決手段】エンジンの目標回転数NEDとスロットル開度θTHとに基づいてエンジン出力、より具体的には、出力発生率OPrateを推定し(S12)、前記推定された出力発生率OPrateが所定値(80%)を超えたときグラスバックが刈り取った芝で満杯であると判定する(S14)と共に、グラスバックが満杯であると判定されたとき、グラスバック満杯報知ランプを点灯させて作業者に対して報知する(S20)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 芝刈り機に搭載されたエンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータを備え、エンジン回転数が予め設定された目標回転数となるように前記アクチュエータの駆動を制御すると共に、前記エンジンで駆動されるブレードで刈った芝を搭載したグラスバックに収集する芝刈り機において、前記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段と、前記検出されたスロットル開度と前記目標回転数とに基づいて前記エンジンの出力を推定するエンジン出力推定手段と、前記推定されたエンジン出力が所定値を超えたとき前記グラスバックが満杯であると判定するグラスバック満杯判定手段と、前記グラスバックが満杯であると判定されたとき作業者に対して報知する報知手段とを備えるように構成したことを特徴とする芝刈り機。 【請求項2】 前記報知手段が表示装置からなると共に、前記表示装置を前記作業者が芝刈り作業を実行している時の視野に入る部位に配置するように構成したことを特徴とする請求項1記載の芝刈り機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、芝刈り機に関する。 【背景技術】 【0002】 芝刈り機にあっては、一般に、グラスバックを搭載し、そこに芝刈り用のブレードで刈り取った芝を収集するようにしている。グラスバックが刈り取った芝で満杯になると、前記ブレードに回転抵抗が生じ、それを駆動するエンジンの負荷が増加する。このため、機械式ガバナでエンジン回転数を調整している芝刈り機にあっては、エンジン回転数が低下し、作業者はそれによってグラスバックが満杯になったことを知ることができる。 【0003】 一方、スロットルバルブをアクチュエータで開閉してエンジン回転数の調整を行う、いわゆる電子ガバナを搭載した芝刈り機にあっては、エンジン負荷が増加しても、目標回転数を維持するようにスロットル開度が調整されるため、エンジン回転数の低下が生じず、よって作業者は体感的にグラスバックが満杯になったことを知ることができない。グラスバックが満杯になったまま運転を続けると、エンジンに過度の負荷が加わり、ストールを生じたり、刈り取った芝がブレードとそれを収容するハウジングの間に詰まるなどの不具合が生じる。 【0004】 そこで、例えば特許文献1に記載される技術にあっては、グラスバックの開口付近に光センサを取り付け、収集された芝によって前記開口付近が遮光されたときにグラスバックが満杯であると判断し、ブザーやランプによって作業者に報知するように構成している。尚、特許文献1に係る芝刈り機は、乗車型の芝刈り機である。 【特許文献1】特開平5−76232号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、上記のようにグラスバックが満杯であることを検出するための専用のセンサを設けると、それを取り付けるためのスペースが必要になると共に、コストが増加するという不具合があった。特に、小型かつ安価であることが要求される非乗車型の芝刈り機にあっては、かかる不具合が顕著であり、専用のセンサを設けることは困難であった。 【0006】 従って、この発明の目的は上記した課題を解決することにあり、専用のセンサを設けることなくグラスバックが満杯であることを検出して作業者に報知し、よって小型かつ安価でありながらエンジンストールなどの不具合が生じるのを防止するようにした芝刈り機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、芝刈り機に搭載されたエンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータを備え、エンジン回転数が予め設定された目標回転数となるように前記アクチュエータの駆動を制御すると共に、前記エンジンで駆動されるブレードで刈った芝を搭載したグラスバックに収集する芝刈り機において、前記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段と、前記検出されたスロットル開度と前記目標回転数とに基づいて前記エンジンの出力を推定するエンジン出力推定手段と、前記推定されたエンジン出力が所定値を超えたとき前記グラスバックが満杯であると判定するグラスバック満杯判定手段と、前記グラスバックが満杯であると判定されたとき作業者に対して報知する報知手段とを備えるように構成した。 【0008】 また、請求項2にあっては、前記報知手段が表示装置からなると共に、前記表示装置を前記作業者が芝刈り作業を実行している時の視野に入る部位に配置するように構成した。 【発明の効果】 【0009】 請求項1に係る芝刈り機においては、スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段と、前記検出されたスロットル開度と前記目標回転数とに基づいてエンジンの出力を推定するエンジン出力推定手段と、前記推定されたエンジン出力が所定値を超えたときグラスバックが満杯であると判定するグラスバック満杯判定手段と、前記グラスバックが満杯であると判定されたとき作業者に対して報知する報知手段とを備えるように構成したので、専用のセンサを設けることなく、グラスバックが満杯であることを検出して作業者に報知することができ、よって小型かつ安価でありながら、エンジンストールなどの不具合が生じるのを防止することができる。 【0010】 また、請求項2に係る芝刈り機にあっては、前記報知手段が表示装置からなると共に、前記表示装置を前記作業者が芝刈り作業を実行している時の視野に入る部位に配置するように構成したので、上記した効果に加え、グラスバックが満杯であることを作業者に確実に認識させることができ、よってエンジンストールなどの不具合が生じるのを一層効果的に防止することができる。また、作業者は刈り位置から目を離さずにグラスバックが満杯であることを認識することができるため、作業性を向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、添付図面に即してこの発明に係る芝刈り機を実施するための最良の形態について説明する。 【実施例1】 【0012】 図1は、この実施の形態に係る芝刈り機の平面図である。また、図2は、図1に示す芝刈り機の側面図である。 【0013】 図1および図2において、符号10は芝刈り機を示す。芝刈り機10は、2個の前輪12Fと2個の後輪12Rの計4個の車輪と、ハンドルバー14とを備えた非乗車型の自走式芝刈り機である。4個の車輪12F,12Rで支持されたフレーム上において、エンジンカバー16の内部には、エンジン18が搭載される。エンジン18は、リコイルスタータ20を備え、作業者によって手動で始動される。また、エンジンカバー16の上部には、ランプユニット22が配置される。ランプユニット22は、図1に示す如く、パイロットランプ22aと、グラスバック満杯報知ランプ22bとを備える。 【0014】 図2に示すように、エンジン18のクランク軸18Sは、ベルト24を介して後輪駆動軸26に接続される。後輪駆動軸26は、ギヤ機構28を介して後輪12Rに接続される。また、後輪駆動軸26の途中には、後輪用電磁クラッチ30が配置され、後輪12Rへのエンジン出力の伝達を断続する。 【0015】 クランク軸18Sの先端には、芝刈り用のブレード32が取り付けられる。ブレード32は、平面視略円形のロータリ型ブレードである。また、クランク軸18Sにおいてブレード32とベルト24の間には、ブレード用電磁クラッチ34が配置され、ブレード32へのエンジン出力の伝達を断続する。 【0016】 また、図1および図2に示す如く、芝刈り機10の後部には、グラスバック36が搭載される。ブレード32で刈り取られた芝は、ブレード32の回転によって生じる旋回流の作用により、グラスバック36に収集される。 【0017】 また、前記したハンドルバー14の先端付近には、走行レバー38が取り付けられる。走行レバー38は、軸38S(図2に示す)を中心に回動自在とされる。軸38Sの近傍には、走行スイッチ40が配置され、作業者によって走行レバー38が芝刈り機10の進行方向前方に傾倒されているときにオン信号を出力する。また、走行レバー38には、ブレードスイッチ42が配置される。ブレードスイッチ42は、作業者によって一度押されたときにオン信号を出力し、再度押されたときにオン信号の出力を終了する。 【0018】 図3は、エンジン18の説明断面図である。 【0019】 エンジン18は、1個の気筒(シリンダ)46を備え、その内部にピストン48が往復動自在に収容される。ピストン48の頭部と気筒壁面の間には燃焼室50が形成されると共に、気筒壁面には吸気バルブ52と排気バルブ54が配置され、燃焼室50と吸気路56あるいは排気路58の間を開閉する。尚、エンジン18は、具体的には空冷4サイクルの単気筒OHV型の内燃機関であり、163ccの排気量を備える。 【0020】 ピストン48はクランク軸18Sに連結され、クランク軸18Sはギヤを介してカム軸60と連結される。また、クランク軸18Sの一端にはフライホイール62が取り付けられると共に、フライホイール62の先端側には前記したリコイルスタータ20が取り付けられる。尚、クランク軸18Sの他端には、図示は省略するが、前記したブレード用電磁クラッチ34を介してブレード32が取り付けられる。 【0021】 フライホイール62の内側には発電コイル(オルタネータ)64が配置され、交流電流を発電する。発電コイル64で発電された交流電流は、図示しない処理回路を介して直流電流に変換された後、ECU(後述)や点火回路(図示せず)などに動作電源として供給される。 【0022】 また、吸気路56の上流にはスロットルボディ68が配置される。スロットルボディ68にはスロットルバルブ70が収容され、スロットルバルブ70はスロットル軸と減速ギヤ機構(共に図示せず)を介して電動モータ72(アクチュエータ。具体的には、ステッピングモータ)に接続される。また、スロットルボディ68においてスロットルバルブ70の上流側には、キャブレタ・アシー(図示せず)が設けられる。キャブレタ・アシーは、燃料タンク(図1および図2に符号76で示す)に接続され、スロットルバルブ70の開度に応じて吸入された空気にガソリン燃料を噴射して混合気を生成する。生成された混合気は、スロットルバルブ70、吸気路56および吸気バルブ52を通って気筒46の燃焼室50に吸入される。 【0023】 電動モータ72の付近にはスロットル開度センサ78が配置され、スロットルバルブ70の開度θTH(以下「スロットル開度」という)に応じた信号を出力する。また、フライホイール64の付近には電磁ピックアップからなるクランク角センサ80が配置され、所定クランク角度ごとにパルス信号を出力する。 【0024】 図4は、芝刈り機10の動作を概略的に示すブロック図である。 【0025】 図4に示す如く、スロットル開度センサ78およびクランク角センサ80の出力は、ECU(電子制御ユニット)82に入力される。尚、ECU82は、CPU,ROM,RAMおよびカウンタを備えたマイクロコンピュータからなり、図2に示す如く、芝刈り機10の適宜位置に配置される。 【0026】 ECU82は、クランク角センサ80の出力パルスをカウントしてエンジン回転数NEを検出(算出)する。また、ECU82は、検出されたエンジン回転数NEおよびスロットル開度θTHに基づき、エンジン回転数NEが予め設定された目標回転数NEDに一致するように電動モータ72の通電指令値を算出すると共に、算出した通電指令値を電動モータ72に出力してその駆動を制御する。 【0027】 さらに、ECU82には、走行スイッチ40を介して作業者からの走行指示(オン信号)が入力されると共に、ブレードスイッチ42を介して作業者からのブレード駆動指示(オン信号)が入力される。ECU82は、作業者から走行指示が入力されると、後輪用電磁クラッチ30を結合せさてエンジン18の回転出力を後輪12Rに伝達させ、よって芝刈り機10を自走させる。また、ECU82は、作業者からブレード駆動指示が入力されると、ブレード用電磁クラッチ34を結合せさてエンジン18の回転出力をブレード32に伝達させ、よってブレード32を回転させる(芝刈り可能とする)。 【0028】 このように、この実施例に係る芝刈り機10は、スロットルボディ68、ECU82および各種センサなどからなる電子制御式のスロットル装置(電子ガバナ)によってスロットルバルブ70を開閉し、エンジン18の吸入空気量を調量することによってエンジン回転数NEが目標回転数NEDとなるように制御するようにした。また、後輪用電磁クラッチ30を介してエンジン18の回転出力を後輪12Rに伝達し、後輪12Rを駆動して自走すると共に、ブレード用電磁クラッチ34を介してエンジンの回転出力をブレード32に伝達し、ブレード32を駆動するようにした。 【0029】 ECU82は、さらに、各種入力に基づいて芝刈り機10が正常に動作しているか否か示すパイロットランプ22aを点灯させると共に、検出されたスロットル開度θTHと目標エンジン回転数NEDに基づいてグラスバック36が満杯であるか否か判定し、満杯であると判定されたときグラスパック満杯報知ランプ22bを点灯させる。 【0030】 次いで、図5から図7を参照してこの実施例に係る芝刈り機のグラスパック満杯検出動作について説明する。図5は、その動作を示すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU82において所定の周期(例えば20msec)ごとに実行される。 【0031】 図5フローチャートの説明を続ける前に、先ずその動作の概要について説明する。従来技術で述べたように、グラスバック36が刈り取った芝で満杯になると、グラスバック36に芝および旋回流(空気)を送り込むブレード32に回転抵抗が生じ、エンジン18の負荷が増加する。また、それに伴い、目標回転数NEDを維持すべくスロットルバルブ70が開弁され、エンジン18の出力が増加する。そこで、この実施例にあっては、目標回転数NEDとスロットル開度θTHに基づいてエンジン18の出力OPを推定し、推定したエンジン出力OPに基づいてグラスバック36が満杯であるか否か判定すると共に、グラスバック36が満杯であると判定されたとき、グラスバック満杯報知ランプ22bを点灯させて作業者に対して報知するようにした。 【0032】 エンジン18の出力判定手法について具体的に説明すると、図6に示す如く、エンジン回転数NEが目標回転数NED(この実施例にあっては、2900rpmとする)であるときの全開出力(100%)より所定の割合だけ低い出力を満杯判定ポイントとして設定する。この実施例にあっては、全開出力の80%の出力(出力発生率80%)を満杯判定ポイントとする。 【0033】 図7は、エンジン回転数NEが目標回転数NED(2900rpm)であるときの、出力発生率OPrateに対するスロットル開度θTHの特性を示すグラフである。図7に示すグラフ(マップ)をスロットル開度θTHに基づいて検索することにより、出力発生率OPrate(概略的には、エンジン出力OP)を推定することができると共に、推定した出力発生率OPrateが満杯判定ポイント(出力発生率80%)を超えているか否か判定することができる。 【0034】 上記を前提に図5フローチャートを説明すると、先ず、S10においてスロットル開度θTHを検出する。そして、S12に進み、図7に示すグラフ(マップ)をスロットル開度θTHに基づいて検索し、エンジン出力OP、具体的には、出力発生率OPrateを推定する。 【0035】 次いでS14に進み、推定した出力発生率OPrateが80%を超えているか否か、即ち、グラスバック36が満杯か否か判断する。S14で否定されてグラスバック36が満杯でないと判定されるときは、S16に進んでグラスバック満杯報知ランプ22bを消灯させる。 【0036】 他方、S14で肯定されてグラスバック36が満杯であると判定されるときは、次いでS18に進み、所定時間t1にわたって(継続して)グラスバック36が満杯と判定され続けているか否か判断する。尚、この判断は、S14で肯定されたとき(グラスバック36が満杯と判定されたとき)に図示しない別のプログラムでカウンタをスタートさせ、そのカウント値が所定時間t1(例えば1sec)に達したか否か確認することによって行われる。 【0037】 S18で肯定されるときは、次いでS20に進み、グラスバック満杯報知ランプ22bを点灯させて作業者に報知する。即ち、作業者に対し、芝刈り作業の中断と、グラスバック36に収集された芝の処理(除去)を促す。 【0038】 一方、S18で否定されるときは、S16でグラスバック満杯報知ランプ22bを消灯させる。これは、エンジン出力OPに一時的な上昇(燃料溜まりなどに起因する偶発的な上昇)が生じた場合であっても、それをエンジン出力の増加(グラスバック36が満杯になった)と誤判定しないようにするためである。 【0039】 このように、この実施例にあっては、エンジン18の目標回転数NEDとスロットル開度θTHとに基づいてエンジン出力OP、より具体的には、出力発生率OPrateを推定し、前記推定された出力発生率OPrateが所定値(80%)を超えたときグラスバック36が刈り取った芝で満杯であると判定すると共に、グラスバック36が満杯であると判定されたとき、グラスバック満杯報知ランプ22bを点灯させて作業者に対して報知するように構成したので、専用のセンサを設けることなくグラスバック36が満杯であることを検出して作業者に報知することができ、よって小型かつ安価でありながら、エンジン18がストールしたり、刈り取った芝がブレード32とそれを収容するハウジングとの間に詰まるなどの不具合を防止することができる。 【0040】 また、前記推定された出力発生率OPrateが所定時間t1にわたって所定値(80%)を超えたときにグラスバック36が満杯であると判定するように構成したので、エンジン出力の一時的な上昇(燃料溜まりなどに起因する偶発的な上昇)に起因する不要な報知を防止することができる。 【0041】 また、グラスバック満杯報知ランプ22bをエンジンカバー16の上部に配置した、より具体的には、図8に示すように、グラスバック満杯報知ランプ22bを、芝刈り機10において、作業者(符号Pで示す。関節位置などを明示するためにロボットの様に示す)が芝刈り作業を実行している時の視野(角度αで示す)に入る部位に配置するように構成したので、グラスバック36が満杯であることを作業者に確実に認識させることができ、エンジンストールなどの不具合が生じるのを一層効果的に防止することができる。また、作業者は刈り位置から目を離さずにグラスバック36が満杯であることを認識することができるため、作業性を向上させることができる。 【0042】 以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、芝刈り機(10)に搭載されたエンジン(18)のスロットルバルブ(70)を開閉するアクチュエータ(電動モータ72)を備え、エンジン回転数(NE)が予め設定された目標回転数(NED)となるように前記アクチュエータ(72)の駆動を制御すると共に、前記エンジン(18)で駆動されるブレード(32)で刈った芝を搭載したグラスバック(36)に収集する芝刈り機(10)において、前記スロットルバルブ(70)の開度(θTH)を検出するスロットル開度検出手段(スロットル開度センサ78、図5フローチャートのS10)と、前記検出されたスロットル開度(θTH)と前記目標回転数(NED)とに基づいて前記エンジン(18)の出力(具体的には、出力発生率OPrate)を推定するエンジン出力推定手段(ECU82、図5フローチャートのS12)と、前記推定されたエンジン出力(OPrate)が所定値(80%)を超えたとき前記グラスバック(36)が満杯であると判定するグラスバック満杯判定手段(ECU82、図5フローチャートのS14)と、前記グラスバック(36)が満杯であると判定されたとき作業者(P)に対して報知する報知手段(グラスバック満杯報知ランプ22b、図5フローチャートのS20)とを備えるように構成した。 【0043】 また、前記報知手段(22b)が表示装置(ランプ)からなると共に、前記表示装置を前記作業者(P)が芝刈り作業を実行している時の視野(α)に入る部位に配置するように構成した。 【0044】 尚、上記において、グラスバック36が満杯であると判定されたとき、グラスバック満杯報知ランプ22bを点灯させて視覚的に報知するようにしたが、ブザーなどを鳴動させて音声で報知するようにしても良い。 【0045】 また、グラスバック満杯報知ランプ22bの取り付け位置も、図9および図10に示すように、芝刈り機10のフレームの最後部付近であっても良いし、図11および図12に示すように、ハンドルバー14の端部(作業者P寄りの端部)であっても良い。即ち、作時の視野に入る部位であれば、芝刈り機10のいかなる部位に配置しても良い。 【0046】 また、スロットルバルブ70を開閉するアクチュエータとしてステッピングモータを使用したが、DCモータやロータリーソレノイドなど、他のアクチュエータを使用するようにしても良い。 【図面の簡単な説明】 【0047】 【図1】この発明の第1実施例に係る芝刈り機の平面図である。 【図2】図1に示す芝刈り機の側面図である。 【図3】図1に示すエンジンの説明断面図である。 【図4】図1に示す芝刈り機の動作を概略的に示すブロック図である 【図5】図1に示す芝刈り機のグラスバック満杯検出動作のフローチャートである。 【図6】図1に示すエンジンの出力に対するエンジン回転数の特性を示すグラフである。 【図7】図5フローチャートの処理で推定する出力発生率に対するスロットル開度の特性を示すグラフである。 【図8】図1に示すグラスバック満杯報知ランプの配置位置と作業者の視野の関係を示す説明図である。 【図9】図1に示すグラスバック満杯報知ランプの配置位置の別例を示す、図1と同様な平面図である。 【図10】図9に示すグラスバック満杯報知ランプの配置位置と作業者の視野の関係を示す、図8と同様な説明図である。 【図11】図1に示すグラスバック満杯報知ランプの配置位置の別例を示す、図1と同様な平面図である。 【図12】図11に示すグラスバック満杯報知ランプの配置位置と作業者の視野の関係を示す、図8と同様な説明図である。 【符号の説明】 【0048】 10 芝刈り機 18 エンジン 22b グラスバック満杯報知ランプ(報知手段、表示装置) 32 ブレード 36 グラスバック 70 スロットルバルブ 72 電動モータ(アクチュエータ) 78 スロットル開度センサ(スロットル開度検出手段) 80 クランク角センサ(エンジン回転数検出手段) 82 ECU(エンジン出力推定手段、グラスバック満杯判定手段)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社 【住所又は居所】東京都港区南青山二丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成15年9月25日(2003.9.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081972 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 豊
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| 【公開番号】 |
特開2005−95071(P2005−95071A) |
| 【公開日】 |
平成17年4月14日(2005.4.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−333711(P2003−333711) |
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