| 【発明の名称】 |
刈取収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】高崎 和也 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】高原 一浩 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】中 珠喜 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】刈取収穫機において、刈取部に伝達される動力を変速する刈取変速装置を備えた場合、刈取変速装置の操作が適切に行われるように構成する。
【解決手段】走行変速装置7を操作する変速操作具17を備えて、変速操作具17が低速の走行側に操作されると、アクチュエータ33により刈取変速装置13が低速側に操作され、変速操作具17が高速の走行側に操作されると、アクチュエータ33により刈取変速装置13が高速側に操作されるように構成する。変速操作具17が低速の走行側に操作されても高速の走行側に操作されても、アクチュエータ33により刈取変速装置13が高速側に操作される高速刈取状態を設定可能な高速設定手段49を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行変速装置と、人為的に操作される変速操作具とを備えて、前記変速操作具により走行変速装置が操作されるように構成し、 刈取部に伝達される動力を変速する刈取変速装置と、前記変速操作具の操作位置を検出する位置センサーと、アクチュエータとを備えて、 前記位置センサーの検出に基づいて、前記変速操作具が低速の走行側に操作されると、前記アクチュエータにより刈取変速装置が低速側に操作されるように構成し、 前記位置センサーの検出に基づいて、前記変速操作具が高速の走行側に操作されると、前記アクチュエータにより刈取変速装置が高速側に操作されるように構成すると共に、 前記位置センサーの検出に基づいて、前記変速操作具が低速の走行側に操作されても高速の走行側に操作されても、前記アクチュエータにより刈取変速装置が高速側に操作される高速刈取状態を設定可能な高速設定手段を備えてある刈取収穫機。 【請求項2】 前記位置センサーの検出に基づいて、前記変速操作具が低速の走行側に操作されても高速の走行側に操作されても、前記アクチュエータにより刈取変速装置が低速側に操作される低速刈取状態を設定可能な低速設定手段を備えてある請求項1に記載の刈取収穫機。 【請求項3】 刈取部に動力を伝達する刈取クラッチを備えて、 前記変速操作具が中立停止位置に操作されると、前記アクチュエータにより刈取クラッチが遮断状態に操作されるように構成し、 前記変速操作具が低速及び高速の走行側に操作されると、前記アクチュエータにより刈取クラッチが伝動状態に操作されるように構成してある請求項1又は2に記載の刈取収穫機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、稲や麦用のコンバインや大豆等用のコンバイン、藺草収穫機等の刈取収穫機の構造に関する。 【背景技術】 【0002】 刈取収穫機の一例であるコンバインでは、例えば特許文献1に開示されているように、刈取部(特許文献1の図1及び図2中の3)に伝達される動力を変速する刈取変速装置(特許文献1の図2及び図3中の37)を備えたものがある。これにより、圃場の作物の状態(例えば圃場の作物の倒伏度合いや濡れ度合い等)に応じて、刈取変速装置を低速側及び高速側に操作することができる(特許文献1の図13参照) 【0003】 【特許文献1】特開2002−295639号公報(図1,2,3,13) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 刈取収穫機では一般に機体の走行速度が低速であると、刈取部で刈取処理される作物の量は少なくなり、機体の走行速度が高速であると、刈取部で刈取処理される作物の量は多くなる。 本発明は刈取収穫機において、刈取部に伝達される動力を変速する刈取変速装置を備えた場合、刈取変速装置の操作が適切に行われるように構成することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0005】 [I] (構成) 本発明の第1特徴は、刈取収穫機において次のように構成することにある。 走行変速装置と、人為的に操作される変速操作具とを備えて、変速操作具により走行変速装置が操作されるように構成する。刈取部に伝達される動力を変速する刈取変速装置と変速操作具の操作位置を検出する位置センサーと、アクチュエータとを備える。位置センサーの検出に基づいて、変速操作具が低速の走行側に操作されると、アクチュエータにより刈取変速装置が低速側に操作されるように構成する。位置センサーの検出に基づいて、変速操作具が高速の走行側に操作されると、アクチュエータにより刈取変速装置が高速側に操作されるように構成する。位置センサーの検出に基づいて、変速操作具が低速の走行側に操作されても高速の走行側に操作されても、アクチュエータにより刈取変速装置が高速側に操作される高速刈取状態を設定可能な高速設定手段を備える。 【0006】 (作用) 本発明の第1特徴によれば、刈取収穫機において、刈取部に伝達される動力を変速する刈取変速装置を備えた場合、運転者が変速操作具を低速の走行側に操作すると、アクチュエータにより自動的に刈取変速装置が低速側に操作される。これにより、刈取部で刈取処理される作物の量が少ない状態であるのに刈取部が高速で作動して、作物を傷めてしまうと言うことがない。 【0007】 本発明の第1特徴によれば、運転者が変速操作具を高速の走行側に操作すると、アクチュエータにより自動的に刈取変速装置が高速側に操作される。これにより、刈取部で刈取処理される作物の量が多い状態であるのに刈取部が低速で作動して、刈取部での刈取処理が遅れて作物の詰まりに発展すると言うことがない。 【0008】 例えば圃場の作物が大きく倒伏している場合、機体の走行速度が低速であっても、刈取部が低速で作動すると、刈取部での刈取処理が遅れて(例えば、倒伏した作物の引き起しが遅れる状態)、作物を傷めてしまうことがある。 本発明の第1特徴によると、例えば圃場の作物が大きく倒伏している場合、高速刈取状態を設定すればよい。これにより、運転者が変速操作具を低速の走行側に操作しても高速の走行側に操作しても、アクチュエータにより自動的に刈取変速装置が高速側に操作されるので、例えば圃場の作物が大きく倒伏している場合、刈取部での刈取処理が遅れて作物を傷めてしまうと言うことが少なくなる。 【0009】 (発明の効果) 本発明の第1特徴によると、刈取収穫機において刈取変速装置を備えた場合、変速操作具の操作位置に基づき、アクチュエータにより自動的に刈取変速装置が低速側及び高速側に操作されるように構成することによって、刈取部で刈取処理される作物の量が少ない状態であるのに刈取部が高速で作動して、作物を傷めてしまうと言う状態、及び刈取部で刈取処理される作物の量が多い状態であるのに刈取部が低速で作動して、刈取部での刈取処理が遅れて作物の詰まりに発展すると言う状態を防止することができるようになり、作業能率を向上させることができた。 本発明の第1特徴によると、例えば圃場の作物が大きく倒伏している場合、機体の走行速度に関係なく刈取部を高速で作動させることにより、刈取部での刈取処理が遅れて作物を傷めてしまうと言うことが少なくなって、作業能率を向上させることができた。 【0010】 [II] (構成) 本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の刈取収穫機において次のように構成することにある。 位置センサーの検出に基づいて、変速操作具が低速の走行側に操作されても高速の走行側に操作されても、アクチュエータにより刈取変速装置が低速側に操作される低速刈取状態を設定可能な低速設定手段を備える。 【0011】 (作用) 本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。 前項[I]に記載のように、例えば圃場の作物が大きく倒伏している場合に対して、圃場の作物の種類や生育状態によっては、機体の走行速度が高速であっても、刈取部が高速で作動すると、刈取部の刈取処理が速すぎて作物を傷めてしまうことがある。 【0012】 本発明の第2特徴によると、前述のような場合、低速刈取状態を設定すればよい。これにより、運転者が変速操作具を低速の走行側に操作しても高速の走行側に操作しても、アクチュエータにより自動的に刈取変速装置が低速側に操作されるので、圃場の作物の種類や生育状態により、刈取部の刈取処理が速すぎて作物を傷めてしまうと言うことが少なくなる。 【0013】 (発明の効果) 本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。 本発明の第2特徴によると、圃場の作物の種類や生育状態により、機体の走行速度に関係なく刈取部を低速で作動させることにより、刈取部の刈取処理が速すぎて作物を傷めてしまうと言うことが少なくなって、作業能率を向上させることができた。 【0014】 [III] (構成) 本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の刈取収穫機において次のように構成することにある。 刈取部に動力を伝達する刈取クラッチを備えて、変速操作具が中立停止位置に操作されると、アクチュエータにより刈取クラッチが遮断状態に操作されるように構成し、変速操作具が低速及び高速の走行側に操作されると、アクチュエータにより刈取クラッチが伝動状態に操作されるように構成する。 【0015】 (作用) 本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。 本発明の第3特徴によれば、刈取部に動力を伝達する刈取クラッチを備えた場合、運転者が変速操作具を低速及び高速の走行側に操作すると、アクチュエータにより自動的に刈取クラッチが伝動状態に操作される。これにより、運転者が刈取クラッチを伝動状態に操作するのを忘れて、機体が走行しているのに刈取部の刈取処理が行われないと言うことがない。 【0016】 運転者が機体を停止させようとして変速操作具を中立停止位置に操作した場合は、一般に刈取部の刈取処理を一時停止することが多いので、本発明の第3特徴によれば、運転者が変速操作具を中立停止位置に操作すると、アクチュエータにより自動的に刈取クラッチが遮断状態に操作されて刈取部が停止する。これにより、機体が停止しているのに刈取部を不必要に作動させてしまうと言うことがない。 【0017】 (発明の効果) 本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。 本発明の第3特徴によると、運転者が機体を停止させようとして変速操作具を中立停止位置に操作した場合、機体が停止しているのに刈取部を不必要に作動させてしまうと言うことがない点、及び運転者が機体を発進させようとして変速操作具を低速(高速)の走行側に操作した場合、運転者が刈取クラッチを伝動状態に操作するのを忘れて、機体が走行しているのに刈取部の刈取処理が行われないと言うことがない点によって、刈取収穫機の機能性を高めることができた。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 [1] 図1に示すように、右及び左のクローラ式の走行装置1によって支持された機体の前部の左部に刈取部2、機体の前部の右部に運転部3が備えられ、機体の後部の左部に脱穀装置4、機体の後部の右部にグレンタンク5が備えられて、刈取収穫機の一例である稲用のコンバインが構成されている。これにより、圃場の穀稈が刈取部2によって刈り取られ、脱穀装置4により脱穀処理されて、脱穀装置4で回収された穀粒がグレンタンク5に供給される。 【0019】 図2に示すように、走行用のミッションケース6が備えられて、静油圧式無段変速装置7がミッションケース6に連結されており、エンジン8の出力軸8aの動力が、ベルトテンション型式の主クラッチ9を介して静油圧式無段変速装置7の入力軸7aに伝達されている。静油圧式無段変速装置7は中立停止位置、前進の高速側及び後進の高速側に無段階に変速自在に構成されている。 【0020】 図2に示すように、高低2段に変速自在なギヤ変速式の副変速装置10がミッションケース6の内部に備えられており、静油圧式無段変速装置7の出力軸7bの動力が副変速装置10、右及び左のサイドクラッチ(図示せず)を介して、右及び左の走行装置1に伝達されている。右及び左の走行装置1を制動可能な駐車ブレーキ16が、副変速装置10と右及び左のサイドクラッチとの間の伝動軸15に備えられている。 【0021】 図2に示すように、ミッションケース6に出力軸12が備えられており、静油圧式無段変速装置7の入力軸7aと出力軸12との間に、高低2段(低速位置及び高速位置)に変速自在なギヤ変速式の刈取変速装置13が備えられている。これにより、静油圧式無段変速装置7の入力軸7aの動力が、刈取変速装置13及び出力軸12、ベルトテンション型式の刈取クラッチ14を介して、刈取部2の入力軸2aに伝達されている。エンジン8の出力軸8aの動力が、ベルトテンション型式の脱穀クラッチ11を介して、脱穀装置4の入力軸4aに伝達されている。 【0022】 [2] 次に静油圧式無段変速装置7及び副変速装置10を操作する変速レバー17について説明する。 図3,4,7,8に示すように、運転部3の左横側部に操作パネル18が備えられており、操作パネル18に変速レバー17が配置されている。板材を平面視コ字状に折り曲げられて構成された支持部材20が、操作パネル18の下側に備えられた固定部19の左右軸芯P1周りに揺動自在に支持され、支持部材20の前後軸芯P2周りに変速レバー17が揺動自在に支持されている。支持部材20の下部から前方にアーム20aが延出されており、静油圧式無段変速装置7のトラニオン軸7cのアーム部7dと、支持部材20のアーム部20aとに亘って連係ロッド21が接続されている。 【0023】 図3,4,7,9,10に示すように、正面視三角形状の操作部材22が固定部19の前後軸芯P3周りに揺動自在に支持されており、副変速装置10のシフトギヤ10a(図2参照)をスライド操作するアーム部10bが備えられて、操作部材22と副変速装置10のアーム部10bとに亘って連係ロッド23が接続されている。変速レバー17の下部にアーム部17aが備えられて、変速レバー17のアーム部17aが操作部材22に係合しており、変速レバー17のアーム部17aが操作部材22に係合する部分が、図7に示す側面視で左右軸芯P1の位置に配置されている。 【0024】 図3,7,8,9に示すように、固定部19に円弧状の長孔19aが開口されており、支持部材20に備えられた保持軸24が固定部の長孔19aに挿入され、バネ25により保持軸24が図9の紙面右方付勢されて、保持軸24により支持部材20が固定部19に押圧されている。これにより、バネ25及び固定部19によって、支持部材20が摩擦保持されている。 【0025】 図5及び図6に示すように、操作パネル18に第1前進経路26及び第2前進経路27が平行に開口されており、操作パネル18に開口された中立経路28(中立停止位置N)により第1及び第2前進経路26,27が接続され、操作パネル18に開口された後進経路29が第1前進経路26に接続されている。図3,4,5,6,7に示す状態は変速レバー17を中立経路28(中立停止位置N)の左端部に位置させている状態であり、静油圧式無段変速装置7が中立停止位置に操作されて、副変速装置10が低速位置に操作されている。変速レバー17から手を離しても、バネ25及び固定部19による支持部材20の摩擦保持によって、変速レバー17が中立経路28(中立停止位置N)の左端部に保持されている。 【0026】 図3,4,5,6,7に示すように、変速レバー17を第1前進経路26に操作していくと、副変速装置10が低速位置に操作された状態で、静油圧式無段変速装置7が前進の高速側に操作されるのであり、変速レバー17を第1前進経路26の最高速位置F1に操作すると、静油圧式無段変速装置7が前進の最高速位置に操作される。変速レバー17を第1前進経路26に操作して、変速レバー17から手を離しても、バネ25及び固定部19による支持部材20の摩擦保持によって、変速レバー17が第1前進経路26の手を離した位置に保持される。 【0027】 図3,4,5,6,7に示すように、変速レバー17を後進経路29に操作していくと副変速装置10が低速位置に操作された状態で、静油圧式無段変速装置7が後進の高速側に操作されるのであり、変速レバー17を後進経路29の最高速位置R1に操作すると、静油圧式無段変速装置7が後進の最高速位置に操作される。変速レバー17を後進経路29に操作して、変速レバー17から手を離しても、バネ25及び固定部19による支持部材20の摩擦保持によって、変速レバー17が後進経路29の手を離した位置に保持される。 【0028】 図3,5,6,7に示すように、変速レバー17を中立経路28(中立停止位置N)の右端部に操作すると、変速レバー17により操作部材22が操作されて、副変速装置10が高速位置に操作される。変速レバー17を第2前進経路27に操作していくと、副変速装置10が高速位置に操作された状態で、静油圧式無段変速装置7が前進の高速側に操作されるのであり、変速レバー17を第2前進経路27の最高速位置F2に操作すると、静油圧式無段変速装置7が前進の最高速位置に操作される。変速レバー17を第2前進経路27に操作して、変速レバー17から手を離しても、バネ25及び固定部19による支持部材20の摩擦保持によって、変速レバー17が第2前進経路27の手を離した位置に保持される。 【0029】 [3] 次に駐車ブレーキ16、刈取クラッチ14及び刈取変速装置13について説明する。 図3,7,8に示すように、操作パネル18の下側に固定部30,31が備えられ、固定部30,31に操作軸32が左右軸芯P4周りに回転自在に支持されている。固定部30にモータ33及びギヤケース34が取り付けられており、制御装置35(図2参照)によりモータ33が作動されて、モータ33及びギヤケース34を介して操作軸32が左右軸芯P4周りに回転駆動される。操作軸32の操作位置(角度)を検出するセンサー36が固定部31に取り付けられており、センサー36の検出信号が制御装置35(図2参照)に入力されている。 【0030】 図2,3,9に示すように、変速レバー17及び支持部材20の操作位置(角度)を検出するセンサー37が固定部19に取り付けられており、センサー37の検出信号が制御装置35に入力されている。図2,3,7に示すように、固定部19にリミットスイッチ51及び板バネ製の操作板52が備えられ、支持部材20の上部に凸部20bが備えられており、リミットスイッチ51の検出信号が制御装置35に入力されるように構成されている。 【0031】 これにより、図11(イ)に示すように、変速レバー17が中立停止位置Nに操作されていると、支持部材20の凸部20bが操作板52に接当して押し上げ、リミットスイッチ51が入り操作される。図11(ロ)に示すように、変速レバー17が中立停止位置N以外の位置に操作されていると、支持部材20の凸部20bが操作板52から離れ、操作板52が下方に変位して、リミットスイッチ51が切り操作される。このように、センサー37及びリミットスイッチ51により、変速レバー17及び支持部材20の操作位置(角度)が検出される。 【0032】 図3,7,8,15に示すように、操作軸32にアーム部32aが固定され、操作軸32のアーム部32aに操作板44が固定されて、操作板44に接続部材38が揺動自在に接続されており、駐車ブレーキ16のアーム部16aと接続部材38とに亘って、融通用のバネ39及び連係ロッド40が接続されている。従って、モータ33により操作軸32を回転駆動することによって、駐車ブレーキ16を制動状態(図15参照)及び解除状態(図16,17,18参照)に操作することができる。この場合、図16,17,18に示すように、駐車ブレーキ16が解除状態(駐車ブレーキ16のアーム部16aの解除位置)に操作されると、駐車ブレーキ16からモータ33に操作抵抗は掛からず、図15に示すように、駐車ブレーキ16が制動状態(駐車ブレーキ16のアーム部16aの制動位置)に操作されると、駐車ブレーキ16からモータ33に操作抵抗が掛かる(駐車ブレーキ16のアーム部16aから、操作軸32を図15の紙面反時計方向に回転させようとする力が掛かる)。 【0033】 図2及び図15に示すように、刈取クラッチ14はベルトテンション型式に構成されており、左右軸芯P5周りに揺動自在に支持されたアーム部14aに、テンションプーリー14bが備えられている。図3,7,8,15に示すように、操作軸32にアーム部32bが固定されて、操作軸32のアーム部32bの先端にL字状の接続部材41が揺動自在に接続されており、刈取クラッチ14のアーム部14aと接続部材41とに亘って、連係用のバネ42が接続されている。従って、モータ33により操作軸32を回転駆動することによって、刈取クラッチ14を伝動状態(図17及び図18参照)及び遮断状態(図15及び図16参照)に操作することができる。 【0034】 この場合、図15及び図16に示すように、刈取クラッチ14が遮断状態(刈取クラッチ14のアーム部14aの遮断位置)に操作されると、刈取クラッチ14からモータ33に操作抵抗は掛からない。図16から図17に示すように、刈取クラッチ14が遮断状態から伝動状態(刈取クラッチ14のアーム部14aの遮断状態から伝動位置)に操作される途中において、刈取クラッチ14からモータ33に操作抵抗が掛かる(刈取クラッチ14のアーム部14aから、操作軸32を図17の紙面時計方向に回転させようとする力が掛かる)。図18に示すように、刈取クラッチ14が伝動状態(刈取クラッチ14のアーム部14aの伝動位置)に操作されると、操作軸32のアーム部32bと接続部材41との接続部分が、操作軸32の上側を越える状態となり(上死点を越える状態となって)、操作軸32の図18の紙面反時計方向の回転がストッパー(図示せず)によって止められて、刈取クラッチ14から操作軸32に操作抵抗は掛かるが、刈取クラッチ14からモータ33に操作抵抗は掛からない。 【0035】 図3,7,8,15に示すように、操作軸32にアーム部32cが固定されて、操作軸32のアーム部32cの先端にピン32dが備えられている。刈取変速装置13のシフトギヤ13c(図2参照)をスライド操作して刈取変速装置13を低速位置及び高速位置に変速するアーム部13aが備えられて、刈取変速装置13のアーム部13aにピン13bが備えられている。丸棒が折り曲げられて連係ロッド43が構成されて、連係ロッド43の両端部がフック状に折り曲げられて融通部43a,43bが構成されており、操作軸32のアーム部32cのピン32dが連係ロッド43の融通部43aに挿入され、図12に示すように刈取変速装置13のアーム部13aのピン13bが連係ロッド43の融通部43bに挿入されている。従って、モータ33により操作軸32を回転駆動することによって、刈取変速装置13を低速位置(図15,16,17参照)及び高速位置(図18参照)に操作することができる。 【0036】 この場合、刈取変速装置13はバネ(図示せず)により低速位置に付勢されており、バネの付勢力に抗して刈取変速装置13を高速位置に操作する。刈取変速装置13が低速位置(刈取変速装置13のアーム部13aの低速位置)に操作されると、刈取変速装置13からモータ33に操作抵抗は掛からず、図18に示すように、刈取変速装置13が高速位置(刈取変速装置13のアーム部13aの高速位置)に操作されると、刈取変速装置13からモータ33に操作抵抗が掛かる(刈取変速装置13のアーム部13aから、操作軸32を図18の紙面時計方向に回転させようとする力が掛かる)。 【0037】 [4] 次にモータ33による駐車ブレーキ16、刈取クラッチ14及び刈取変速装置13の操作構造について説明する。 図7,8,13,14に示すように、操作軸32のアーム部32aに保持板44が固定され、保持板44において後述する第1,2,3,4位置に対応する位置に凹部44aが形成されており、ボール及びバネを備えて構成されたデテント機構45が固定部31に備えられている。 【0038】 これによって、モータ33により操作軸32が後述する第1,2,3,4位置に回転駆動された際、モータ33により操作軸32が例えば第1位置から第2位置に精度良く回転駆動されずに、操作軸32が第2位置の近傍で停止したとしても、デテント機構45のボールが保持板44の凹部44aに入り込んで行こうとする作用によって、操作軸32が第2位置に精度良く位置させられる。モータ33の停止状態でモータ33により操作軸32を例えば第1位置に保持する際、モータ33の保持力が不足気味になっても、デテント機構45の保持力がモータ33の保持力に加えられて、モータ33の保持力及びデテント機構の45保持力によって、操作軸32が第1位置に保持される。 【0039】 図15に示す状態は、操作軸32が第1位置に位置している状態であり、駐車ブレーキ16が制動状態(駐車ブレーキ16のアーム部16aの制動位置)に操作され、刈取クラッチ14が遮断状態(刈取クラッチ14のアーム部14aの遮断位置)に操作され、刈取変速装置13が低速位置(刈取変速装置13のアーム部13aの低速位置)に操作された状態である。操作軸32が第1位置に位置している状態において、駐車ブレーキ16(制動状態)からモータ33に操作抵抗が掛かり(駐車ブレーキ16のアーム部16aから、操作軸32を図15の紙面反時計方向に回転させようとする力が掛かり)、刈取クラッチ14(遮断状態)からモータ33に操作抵抗は掛からず、刈取変速装置13(低速位置)からモータ33に操作抵抗は掛からない。 【0040】 図16に示す状態は、操作軸32が第2位置に位置している状態であり、駐車ブレーキ16が解除状態(駐車ブレーキ16のアーム部16aの解除位置)に操作され、刈取クラッチ14はまだ伝動状態に操作されず(刈取クラッチ14のアーム部14aが伝動位置に達せず)、連係ロッド43の融通部43bにより刈取変速装置13が低速位置(刈取変速装置13のアーム部13aの低速位置)に操作された状態である。操作軸32が第2位置に位置している状態において、駐車ブレーキ16(解除状態)からモータ33に操作抵抗は掛からず、刈取クラッチ14(遮断状態)からモータ33に操作抵抗は掛からず、刈取変速装置13(低速位置)からモータ33に操作抵抗は掛からない。 【0041】 図17に示す状態は、操作軸32が第3位置に位置している状態であり、駐車ブレーキ16が解除状態(駐車ブレーキ16のアーム部16aの解除位置)に操作され、刈取クラッチ14が伝動状態(刈取クラッチ14のアーム部14aの伝動位置)に操作され、連係ロッド43の融通部43bにより刈取変速装置13が低速位置(刈取変速装置13のアーム部13aの低速位置)に操作された状態である。操作軸32が第3位置に位置している状態において、駐車ブレーキ16(解除状態)からモータ33に操作抵抗は掛からず、刈取クラッチ14(伝動状態)からモータ33に操作抵抗が掛かり(刈取クラッチ14のアーム部14aから、操作軸32を図17の紙面時計方向に回転させようとする力が掛かり)、刈取変速装置13(低速位置)からモータ33に操作抵抗は掛からない。 【0042】 図18に示す状態は、操作軸32が第4位置に位置している状態であり、駐車ブレーキ16が解除状態(駐車ブレーキ16のアーム部16aの解除位置)に操作され、刈取クラッチ14が伝動状態(刈取クラッチ14のアーム部14aの伝動位置)に操作され、刈取変速装置13が高速位置(刈取変速装置13のアーム部13aの高速位置)に操作された状態である。操作軸32が第4位置に位置している状態において、駐車ブレーキ16(解除状態)からモータ33に操作抵抗は掛からず、刈取クラッチ14(伝動状態)からモータ33に操作抵抗は掛からず(操作軸32のアーム部32bと接続部材41との接続部分が、操作軸32の上側を越える状態となり(上死点を越える状態となり)、操作軸32の図18の紙面反時計方向の回転がストッパー(図示せず)によって止められて、刈取クラッチ14から操作軸32に操作抵抗は掛かるが、刈取クラッチ14からモータ33に操作抵抗は掛からない)、刈取変速装置13(低速位置)からモータ33に操作抵抗が掛かる(刈取変速装置13のアーム部13aから、操作軸32を図18の紙面時計方向に回転させようとする力が掛かる) 【0043】 図2,3,4,5,6に示すように、変速レバー17の横隣にクラッチレバー46が備えられ、クラッチレバー46と脱穀クラッチ11(図2参照)とが機械的に連係されており、レバーガイド47に沿ってクラッチレバー46を伝動位置及び遮断位置に操作することにより、脱穀クラッチ11を伝動状態及び遮断状態に操作することができる。クラッチレバー46が伝動位置に操作されていることを検出するセンサー48が備えられており、センサー48の検出信号が制御装置35に入力されるように構成されている。 【0044】 図2,5,6に示すように、刈取作業を行う状態では、クラッチレバー46を伝動位置に操作して、脱穀装置4を作動させ(刈取状態)、変速レバー17を第1前進経路26に操作する。例えば路上走行等のような刈取作業を行わない状態では、クラッチレバー46を遮断位置に操作して、脱穀装置4を停止させ(非刈取状態)、変速レバー17を第1又は第2前進経路26,27に操作する。刈取状態において標準モード、倒伏モード(高速刈取状態に相当)及び低速モード(低速刈取状態に相当)が設定され、標準モード、倒伏モード及び低速モードを選択するもので人為的に操作される選択スイッチ49が備えられており、選択スイッチ49の操作信号が制御装置35に入力されている。 【0045】 [5] 次に刈取状態(標準モード)において変速レバー17を第1前進経路26(副変速装置10の低速位置)に操作した場合について説明する。 図19に示すように、選択スイッチ49により標準モードを選択し、クラッチレバー46を伝動位置に操作している状態(刈取状態)において、変速レバー17を中立停止位置Nに操作すると、静油圧式無段変速装置7が中立停止位置に操作されて機体が停止し(機体の走行速度が0)、モータ33により操作軸32が第1位置に操作される(図15参照)。操作軸32が第1位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が制動状態に操作されて、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0046】 図19に示すように、変速レバー17を中立停止位置Nと前進側の所定の低速位置F3との間に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第1位置に操作されて、変速レバー17が前進の走行側に操作されているのに(静油圧式無段変速装置7が前進の高速側に操作されているのに)、駐車ブレーキ16が制動状態に操作されて機体が停止し(機体の走行速度が0)、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0047】 図19に示すように、変速レバー17を前進側の所定の低速位置F3に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第3位置に操作される(図17参照)。操作軸32が第3位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作されて、刈取クラッチ14が伝動状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。これにより、変速レバー17の前進側の所定の低速位置F3に対応する速度で機体が発進し(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、刈取部2が作動する(刈取変速装置13の低速位置)。変速レバー17を前進側の所定の低速位置F3と前進側の中間位置F4との間に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第3位置に操作された状態で、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作される。 【0048】 図19に示すように、変速レバー17を前進側の中間位置F4に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第4位置に操作される(図18参照)。操作軸32が第4位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作され、刈取クラッチ14が伝動状態に操作された状態で、刈取変速装置13が高速位置に操作される。変速レバー17を前進側の中間位置F4と第1前進経路26の最高速位置F1との間に操作している状態において(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第4位置に操作された状態で、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作される。 【0049】 [6] 次に刈取状態(倒伏モード)において変速レバー17を第1前進経路26(副変速装置10の低速位置)に操作した場合について説明する。 図20に示すように、選択スイッチ49により倒伏モードを選択し、クラッチレバー46を伝動位置に操作している状態(刈取状態)において、変速レバー17を中立停止位置Nに操作すると、前項[5]の場合と同様に、静油圧式無段変速装置7が中立停止位置に操作されて機体が停止し(機体の走行速度が0)、モータ33により操作軸32が第1位置に操作される(図15参照)。 【0050】 図20に示すように、変速レバー17を中立停止位置Nと前進側の所定の低速位置F3との間に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、前項[5]の場合と同様に、モータ33により操作軸32が第1位置に操作されて、変速レバー17が前進の走行側に操作されているのに(静油圧式無段変速装置7が前進の高速側に操作されているのに)、駐車ブレーキ16が制動状態に操作されて機体が停止し(機体の走行速度が0)、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0051】 図20に示すように、変速レバー17を前進側の所定の低速位置F3に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第4位置に操作される(図18参照)。操作軸32が第4位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作されて、刈取クラッチ14が伝動状態に操作され、刈取変速装置13が高速位置に操作される。これにより、変速レバー17の前進側の所定の低速位置F3に対応する速度で機体が発進し(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、刈取部2が作動する(刈取変速装置13の高速位置)。変速レバー17を前進側の所定の低速位置F3と第1前進経路26の最高速位置F1との間に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第4位置に操作された状態で、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作される。 【0052】 [7] 次に刈取状態(低速モード)において変速レバー17を第1前進経路26(副変速装置10の低速位置)に操作した場合、刈取状態(標準モード)、刈取状態(倒伏モード)及び刈取状態(低速モード)において変速レバー17を後進経路29に操作した場合について説明する。 図21に示すように、選択スイッチ49により低速モードを選択し、クラッチレバー46を伝動位置に操作している状態(刈取状態)において、変速レバー17を中立停止位置Nに操作すると、前項[5]の場合と同様に、静油圧式無段変速装置7が中立停止位置に操作されて機体が停止し(機体の走行速度が0)、モータ33により操作軸32が第1位置に操作される(図15参照)。 【0053】 図21に示すように、変速レバー17を中立停止位置Nと前進側の所定の低速位置F3との間に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、前項[5]の場合と同様に、モータ33により操作軸32が第1位置に操作されて、変速レバー17が前進の走行側に操作されているのに(静油圧式無段変速装置7が前進の高速側に操作されているのに)、駐車ブレーキ16が制動状態に操作されて機体が停止し(機体の走行速度が0)、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0054】 図21に示すように、変速レバー17を前進側の所定の低速位置F3に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第3位置に操作される(図17参照)。操作軸32が第3位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作されて、刈取クラッチ14が伝動状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。これにより、変速レバー17の前進側の所定の低速位置F3に対応する速度で機体が発進し(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、刈取部2が作動する(刈取変速装置13の低速位置)。変速レバー17を前進側の所定の低速位置F3と第1前進経路26の最高速位置F1との間に操作すると(第1前進経路26(副変速装置10の低速位置))、モータ33により操作軸32が第3位置に操作された状態で、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作される。 【0055】 図19,20,21に示すように、刈取状態(標準モード)、刈取状態(倒伏モード)及び刈取状態(低速モード)において、変速レバー17を後進経路29に操作すると(副変速装置10の低速位置)、直ちにモータ33により操作軸32が第2位置に操作される(図16参照)。操作軸32が第2位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作されて、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。これにより、変速レバー17を中立停止位置Nと後進経路29の最高速位置R1との間に操作した場合(副変速装置10の低速位置)、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作されるのであり、機体の走行速度が0の状態から連続的に後進の高速側に操作される。 刈取状態(標準モード)、刈取状態(倒伏モード)及び刈取状態(低速モード)において、変速レバー17を第2前進経路27に操作することは可能であるが、このような操作は実際には行わない。 【0056】 [8] 次に非刈取状態において、変速レバー17を第1又は第2前進経路26,27、後進経路29に操作した場合について説明する。 図22に示すように、クラッチレバー46を遮断位置に操作している状態(非刈取状態)において、変速レバー17を中立停止位置Nに操作すると、前項[5]の場合と同様に静油圧式無段変速装置7が中立停止位置に操作されて機体が停止し(機体の走行速度が0)、モータ33により操作軸32が第1位置に操作される(図15参照)。 【0057】 図22に示すように変速レバー17を第1前進経路26に操作すると(副変速装置10の低速位置)(図22の一点鎖線参照)、直ちにモータ33により操作軸32が第2位置に操作される(図16参照)。操作軸32が第2位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作されて、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。これにより、変速レバー17を中立停止位置Nと第1前進経路26の最高速位置F1との間に操作した場合(副変速装置10の低速位置)、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作されるのであり、機体の走行速度が0の状態から連続的に前進の高速側に操作される。 【0058】 図22に示すように変速レバー17を第2前進経路27に操作すると(副変速装置10の高速位置)(図22の二点鎖線参照)、直ちにモータ33により操作軸32が第2位置に操作される(図16参照)。操作軸32が第2位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作されて、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。これにより、変速レバー17を中立停止位置Nと第2前進経路27の最高速位置F2との間に操作した場合(副変速装置10の高速位置)、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作されるのであり、機体の走行速度が0の状態から連続的に前進の高速側に操作される。 【0059】 図22に示すように変速レバー17を後進経路29に操作すると(副変速装置10の低速位置)(図21の実線参照)、直ちにモータ33により操作軸32が第2位置に操作される(図16参照)。操作軸32が第2位置に位置している状態において、前項[4]に記載のように、駐車ブレーキ16が解除状態に操作されて、刈取クラッチ14が遮断状態に操作され、刈取変速装置13が低速位置に操作される。これにより変速レバー17を中立停止位置Nと後進経路29の最高速位置R1との間に操作した場合(副変速装置10の低速位置)、変速レバー17の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置7が操作されるのであり、機体の走行速度が0の状態から連続的に後進の高速側に操作される。 【0060】 [9] 次にメインスイッチ50を切り操作した場合について説明する。 図2に示すように、エンジン8を始動及び停止操作するキー型式のメインスイッチ50が備えられており、メインスイッチ50の操作位置が制御装置35に入力されている。 前項[5]に記載のように、刈取状態(標準モード)で変速レバー17を第1前進経路26(副変速装置10の低速位置)に操作した状態、及び変速レバー17を後進経路29に操作した状態(操作軸32が第2,3,4位置に位置している状態)において、メインスイッチ50が切り操作されてエンジン8が停止すると、モータ33により操作軸32が第1位置に操作されて(バッテリー(図示せず)の電力による)、駐車ブレーキ16が制動状態に操作され、刈取クラッチ14が遮断状態に操作されて、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0061】 前項[6]に記載のように、刈取状態(倒伏モード)で変速レバー17を第1前進経路26(副変速装置10の低速位置)に操作した状態、及び変速レバー17を後進経路29に操作した状態(操作軸32が第2,4位置に位置している状態)において、メインスイッチ50が切り操作されてエンジン8が停止すると、モータ33により操作軸32が第1位置に操作されて(バッテリー(図示せず)の電力による)、駐車ブレーキ16が制動状態に操作され、刈取クラッチ14が遮断状態に操作されて、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0062】 前項[7]に記載のように、刈取状態(低速モード)で変速レバー17を第1前進経路26(副変速装置10の低速位置)に操作した状態、及び変速レバー17を後進経路29に操作した状態(操作軸32が第2,3位置に位置している状態)において、メインスイッチ50が切り操作されてエンジン8が停止すると、モータ33により操作軸32が第1位置に操作されて(バッテリー(図示せず)の電力による)、駐車ブレーキ16が制動状態に操作され、刈取クラッチ14が遮断状態に操作されて、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0063】 前項[8]に記載のように、非刈取状態で変速レバー17を第1又は第2前進経路26,27、後進経路29に操作した状態(操作軸32が第2位置に位置している状態)において、メインスイッチ50が切り操作されてエンジン8が停止すると、モータ33により操作軸32が第1位置に操作されて(バッテリー(図示せず)の電力による)、駐車ブレーキ16が制動状態に操作され、刈取クラッチ14が遮断状態に操作されて、刈取変速装置13が低速位置に操作される。 【0064】 [発明の実施の別形態] 前述の[発明を実施するための最良の形態]において、刈取変速装置13を静油圧式やベルト式等の無段変速型式に構成してもよい。一つの選択スイッチ49に代えて、刈取状態(標準モード)、刈取状態(倒伏モード)及び刈取状態(低速モード)の各々を別々のスイッチの操作により設定するように構成してもよい。刈取変速装置13を操作するモータ(アクチュエータ)と、刈取クラッチ14を操作するモータ(アクチュエータ)とを別々に備えるように構成してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0065】 【図1】コンバインの全体側面図 【図2】コンバインの伝動系及び操作系を示す概略図 【図3】静油圧式無段変速装置及び変速レバーの付近の左側面図 【図4】静油圧式無段変速装置及び変速レバーの付近の正面図 【図5】操作パネルの付近の平面図 【図6】変速レバーの中立経路、第1及び第2前進経路、後進経路の平面図 【図7】静油圧式無段変速装置及び変速レバーの付近の右側面図 【図8】操作軸及びモータの付近の平面図 【図9】変速レバーのアーム部及び操作部材の付近の正面図 【図10】変速レバーのアーム部及び操作部材の付近の横断平面図 【図11】支持部材の凸部及びリミットスイッチの付近の側面図 【図12】連係ロッドの融通部及び刈取変速装置のアーム部の付近の正面図 【図13】操作板及びデテント機構の付近の側面図 【図14】操作板及びデテント機構の付近の平面図 【図15】第1位置での操作軸の付近の側面図 【図16】第2位置での操作軸の付近の側面図 【図17】第3位置での操作軸の付近の側面図 【図18】第4位置での操作軸の付近の側面図 【図19】刈取状態(標準モード)での各部の状態を示す図 【図20】刈取状態(倒伏モード)での各部の状態を示す図 【図21】刈取状態(低速モード)での各部の状態を示す図 【図22】非刈取状態での各部の状態を示す図 【符号の説明】 【0066】 2 刈取部 7 走行変速装置 13 刈取変速装置 14 刈取クラッチ 17 変速操作具 33 アクチュエータ 37 位置センサー 49 高速設定手段、低速設定手段 N 中立停止位置 F4 操作位置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成15年8月27日(2003.8.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−65639(P2005−65639A) |
| 【公開日】 |
平成17年3月17日(2005.3.17) |
| 【出願番号】 |
特願2003−302821(P2003−302821) |
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