| 【発明の名称】 |
乗用田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹田 裕一 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】笠原 敏章 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】三宅 康司 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】蓋本体を瞬時に開閉すること。
【解決手段】走行部に施肥タンクを配設し、同施肥タンクの肥料投入口を蓋本体により開閉可能とした乗用田植機において、前記蓋本体を肥料投入口に設けた枢支ピンに回動自在に枢支すると共に、蓋本体に設けた係脱操作部材によって開閉可能に閉蓋した。従って、蓋本体に設けた係脱操作部材によって瞬時に蓋本体を開閉蓋することができて、後続の作業である肥料の補給作業等を速やかに行うことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行部に施肥タンクを配設し、同施肥タンクの肥料投入口を蓋本体により開閉可能とした乗用田植機において、 前記蓋本体を肥料投入口に設けた枢支ピンに回動自在に枢支すると共に、蓋本体に設けた係脱操作部材によって開閉可能に閉蓋したことを特徴とする乗用田植機。 【請求項2】 前記蓋本体の内面にパッキンを取り付け、同パッキンを肥料投入口の端面に押圧状態にて面接触させて、肥料投入口を密閉するようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗用田植機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、乗用田植機の施肥タンクの蓋構造に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、肥料タンクの一形態として、タンク本体の肥料投入口を形成する筒状部である筒状雄ネジ部に、キャップ状に形成した開閉蓋体を着脱自在に取り付けているものがある(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 すなわち、開閉蓋体の内周面に、上記筒状雄ネジ部に螺着する雌ネジ部を形成して、筒状雄ネジ部に開閉蓋体の雌ネジ部をねじ込んで螺着させるようにしている。 【特許文献1】特開2000−41416号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、かかる開閉蓋体の場合、機体の振動等によりタンク本体内に収容したペースト状の肥料が開閉蓋体と筒状雄ネジ部との隙間からこぼれでる虞があるため、開閉蓋体を筒状雄ネジ部にきつくねじ込んで閉蓋しておく必要性があるが、そうすると、反対に開閉蓋体を開蓋する際に、同開閉蓋体を瞬時に開蓋できないという不具合がある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 そこで、本発明では、走行部に施肥タンクを配設し、同施肥タンクの肥料投入口を蓋本体により開閉可能とした乗用田植機において、前記蓋本体を肥料投入口に設けた枢支ピンに回動自在に枢支すると共に、蓋本体に設けた係脱操作部材によって開閉可能に閉蓋したことを特徴とする乗用田植機を提供するものである。 【0006】 また、本発明は、前記蓋本体の内面にパッキンを取り付け、同パッキンを肥料投入口の端面に押圧状態にて面接触させて、肥料投入口を密閉するようにしたことにも特徴を有する。 【発明の効果】 【0007】 (1)請求項1記載の本発明では、走行部に施肥タンクを配設し、同施肥タンクの肥料投入口を蓋本体により開閉可能とした乗用田植機において、前記蓋本体を肥料投入口に設けた枢支ピンに回動自在に枢支すると共に、蓋本体に設けた係脱操作部材によって開閉可能に閉蓋している。 【0008】 従って、肥料投入口に設けた枢支ピンに回動自在に枢支すると共に、肥料投入口を蓋本体により閉蓋した状態にて、同蓋本体に設けた係脱操作部材によって閉蓋することができる。 【0009】 また、肥料投入口を蓋本体により開蓋する際には、係脱操作部材を上記手順とは反対に操作することにより、瞬時に蓋本体を開蓋することができて、後続の作業である肥料の補給作業等を速やかに行うことができる。 【0010】 (2)請求項2記載の本発明では、前記蓋本体の内面にパッキンを取り付け、同パッキンを肥料投入口の端面に押圧状態にて面接触させて、肥料投入口を密閉するようにしている。 【0011】 従って、蓋本体の内面に取り付けたパッキンが、肥料投入口の端面に押圧状態にて面接触して、肥料投入口を密閉することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 図1は、本発明に係る施肥装置Mを具備する乗用田植機Aの側面図、図2は、同乗用田植機Aの平面説明図である。 【0013】 乗用田植機Aは、図1及び図2に示すように、走行部1の後方に昇降連結機構3を介して植付部2を昇降自在に連結して、複数条(本実施例では四条)の植付作業と施肥作業とを同時に行うことができるようにしている。 【0014】 走行部1は、図1及び図2に示すように、車体フレーム4の前部にエンジンEを主とする原動機部5を設け、同原動機部5の後方位置に運転部6を設け、同運転部6の後方位置に施肥装置Mを設けている。 【0015】 そして、車体フレーム4には前後方向に伸延するミッション部8を取り付け、同ミッション部8を前記エンジンEに連動連結しており、ミッション部8の前部にはフロントアクスルケース9を介して左右一対の前車輪10,10を連動連結する一方、ミッション部8の後部にはリヤアクスルケース11を介して左右一対の後車輪12,12を連動連結している。13は、原動機部5を被覆しているボンネット、14は予備苗載台である。 【0016】 また、運転部6は、前記したボンネット13の直後方位置にステアリングコラム15を配置して、同ステアリングコラム15の上端部にホイール支軸16を介してステアリングホイール17を取り付け、同ステアリングホイール17の後方位置に座席18を配置しており、ボンネット13の左右側方に配置したステップ部19a,19aと、ステアリングホイール17と座席18との間に配置した床部19bと、座席18等の下方に配置した座席等支持部19cとを一体成形してケーシング体19となしている。19dは足掛かり部、20は変速レバー、21は苗継ぎレバー、22はクラッチペダル、23,23は左右ブレーキペダルである。 【0017】 施肥装置Mは、図2及び図6に示すように、四条の苗植付条の各外側方に位置する側条部に四条分のペースト状の肥料h1を施肥する側条部施肥体30と、左右方向に隣接する苗植付条間に位置する深層部に二条分のペースト状の肥料h2を施肥する深層部施肥体31とを具備しており、側条部施肥体30と深層部施肥体31は、走行部1の左・右側後部にそれぞれバランス良く配置している。 【0018】 ここで、図2及び図6に示すように、圃場Gの深層部に施肥するペースト状の肥料h2は、側条部に施肥するペースト状の肥料h1よりも遅効性の肥料を使用している。Nは苗株、H1は側条部施肥条、H2は深層部施肥条である。 【0019】 側条部施肥体30は、図3〜図5にも示すように、ペースト状の肥料h1を収容している肥料タンク32と、同肥料タンク32に連通連設したタンデム形の二個の施肥ポンプ33,33と、各施肥ポンプ33,33に接続した施肥パイプ34,34,34,34と、これらの施肥パイプ34,34,34,34の中途部に設けた切替バルブ35と、同切替バルブ35に設けた切替レバー36,36,36,36とを具備しており、同側条部施肥体30は、車体フレーム4に施肥体支持フレーム37を介して取り付けている。 【0020】 そして、肥料タンク32は、座席18の左側後方位置に配置しており、左右方向に横長に形成したタンク本体38の上部に肥料投入口39(図9参照)を形成し、同肥料投入口39に開閉蓋体40を着脱自在に取り付けている。46は、肥料タンク32内の肥料h1の残量を検出する残量検出センサである。なお、開閉蓋体40の取付け構造については後述する。 【0021】 また、二個の施肥ポンプ33,33は、肥料タンク32の直下方位置にて左右に連通連設して配置しており、右側の施肥ポンプ33に形成した吸入口と肥料タンク32の底部に形成した供給口との間に供給パイプ41を介設し、各施肥ポンプ33,33,33,33の吐出口に施肥パイプ34,34,34,34の基端部側形成パイプ34a,34a,34a,34aの基端を接続している。42は、施肥ポンプ33内の余剰肥料を肥料タンク32内に戻す戻しパイプ、43は、左右方向に伸延させて施肥ポンブ33,33の下部に連設した排出管、44は、排出管43の左側端部に連通連設した可撓性の排出パイブ、45は排出パイプ係止片である。 【0022】 切替バルブ35は、運転部6に設けた座席18の左側方に位置させて座席等支持部19c上に載置しており、前記した施肥パイプ34,34,34,34の基端部側形成パイプ34a,34a,34a,34aの先端に、それぞれ切替バルブ本体35a,35a,35a,35aを介して施肥パイプ34,34,34,34の先端部側形成パイプ34b,34b,34b,34bの基端を接続すると共に、各切替バルブ本体35a,35a,35a,35aを介して戻りパイプ47,47,47,47の基端を接続し、各戻りパイプ47,47,47,47の先端を施肥ポンプ33,33に接続している。 【0023】 そして、各切替バルブ本体35aには三方弁(図示せず)を内蔵させる一方、各切替バルブ本体35aの三方弁に切替レバー36の基端部を連動連設して、各切替レバー36の先端部に形成した把持部36aを、図3に示すように、前方へ向けた施肥位置(a)と、上方へ向けた条止め位置(b)と、下方へ向けた洗浄位置(c)との間で、各切替レバー36を左右方向の軸線廻りに回動操作して、三方弁の切替が行えるようにしている。 【0024】 しかも、各切替レバー36の先端部に形成した把持部36aは、いずれの操作位置においても、座席18の後端部18aよりも前方に位置するように配置している。 【0025】 さらには、各先端部側形成パイプ34bは、図1及び図3に示すように、各切替バルブ本体35aの前面に基端を接続すると共に、基端部34cを施肥位置(a)にある切替レバー36の把持部36aよりも後方位置にて前下方へ半円弧状に湾曲させて後方へ伸延させており、中途部34dを施肥ポンプ33,33の下方を通して、先端部34eを植付部2に配置している。 【0026】 そして、各先端部側形成パイプ34bの先端部34eは、図1及び図2に示すように、植付部2に設けた四本の側条部施肥ノズル48,48,48,48の内の一本に接続している。 【0027】 このようにして、各切替レバー36を施肥位置(a)に操作した場合には、各基端部側形成パイプ34aと先端部側形成パイプ34bとが切替バルブ本体35aを介して連通して、ペースト状の肥料h1が肥料タンク32→供給パイプ41→施肥ポンプ33→各基端部側形成パイプ34a→各切替バルブ本体35a→各先端部側形成パイプ34b→各側条部施肥ノズル48に供給されて、各側条部施肥ノズル48より、図6に示すように、圃場Gの側条部に吐出されて、側条部施肥条H1を形成するようにしている。 【0028】 そして、各切替レバー36を条止め位置(b)に操作した場合には、各基端部側形成パイプ34aと各戻りパイプ47とが各切替バルブ本体35aを介して連通して、ペースト状の肥料h1が肥料タンク32→供給パイプ41→施肥ポンプ33→各基端部側形成パイプ34a→各切替バルブ本体35a→各戻りパイプ47→施肥ポンプ33に戻されて、各条への施肥が停止されるようにしている。 【0029】 また、各切替レバー36を洗浄位置(c)に操作した場合には、各先端部側形成パイプ34bと各戻りパイプ47とが各切替バルブ本体35aを介して連通して、洗浄水を肥料タンク32→供給パイプ41→施肥ポンプ33→各戻りパイプ47→各先端部側形成パイプ34bに供給して、洗浄水によりこれらの流路中に残留している肥料h1を各先端部側形成パイプ34bより外部へ排出すると共に、これらの流路内を洗浄することができるようにしている。 【0030】 この際、各切替レバー36の先端部に形成した把持部36aは、いずれの操作位置においても、座席18の後端部18aよりも前方に位置するように配置しているため、座席18に着座したオペレータが各切替レバー36を操作する場合に、各切替レバー36の把持部36aを楽に左手で把持して、所要の切替位置に楽に操作することができる。 【0031】 しかも、図3及び図4に示すように、先端部側形成パイプ34bの基端部34cを、施肥位置(a)にある切替レバー36の把持部36aよりも後方位置にて前下方へ半円弧状に湾曲させて後方へ伸延させることにより、上記基端部34cの直前方位置に非干渉空間Sを形成することができて、特に、切替レバー36の把持部36aを把持して洗浄位置(c)に切替操作した際にも、同把持部36aを把持したオペレータの手が基端部34c等に干渉しないようにして、スムーズに切替レバー36の操作が行えるようにしている。 【0032】 また、深層部施肥体31は、前記した側条部施肥体30と基本的構造を同じくして、走行部1の右側後部に配置しており、側条部施肥体30がペースト状の肥料h1を四条施肥するようにしているが、深層部施肥体31では、ペースト状の肥料h2を二条施肥するようにしている点で異なる。 【0033】 すなわち、深層部施肥体31は、図4及び図5にも示すように、ペースト状の肥料h2を収容している肥料タンク32と、同肥料タンク32に連通連設したタンデム形の一個の施肥ポンプ33と、同施肥ポンプ33に接続した施肥パイプ34,34と、これらの施肥パイプ34,34の中途部に設けた切替バルブ35と、同切替バルブ35に設けた切替レバー36,36とを具備しており、同深層部施肥体31は、車体フレーム4に施肥体支持フレーム37を介して取り付けている。 【0034】 そして、深層部施肥体31の各構成部材は、側条部施肥体30の各構成部材と左右対称に配置している。 【0035】 また、各先端部側形成パイプ34bの先端部34eは、図1及び図2に示すように、植付部2に設けた二本の深層部施肥ノズル50,50の内の一本に接続している。 【0036】 このようにして、各切替レバー36を施肥位置(a)に操作した場合には、各基端部側形成パイプ34aと先端部側形成パイプ34bとが切替バルブ本体35aを介して連通して、ペースト状の肥料h2が肥料タンク32→供給パイプ41→施肥ポンプ33→各基端部側形成パイプ34a→各切替バルブ本体35a→各先端部側形成パイプ34b→各深層部施肥ノズル50に供給されて、各深層部施肥ノズル50より、図6に示すように、圃場Gの深層部に吐出されて、深層部施肥条H2を形成するようにしている。 【0037】 この際、各切替レバー36の先端部に形成した把持部36aは、いずれの操作位置においても、座席18の後端部18aよりも前方に位置するように配置しているため、座席18に着座したオペレータが各切替レバー36を操作する場合に、各切替レバー36の把持部36aを楽に右手で把持して、所要の切替位置に操作することができる。 【0038】 なお、本実施例では、側上部施肥体30を走行部1の左側後部に配置し、深層部施肥体31を走行部1の右側後部に配置しているが、これらを入れ替えて、側上部施肥体30を走行部1の右側後部に配置し、深層部施肥体31を走行部1の左側後部に配置することもできる。また、本実施例では、切替バルブ35を、座席18の左側方と右側方とにそれぞれ配置しているが、同座席18の後方に配置することもできる。 【0039】 上記のように構成した側条部施肥体30と深層部施肥体31は、施肥体駆動機構55を介してミッション部8に連動連結しており、次に、かかる施肥体駆動機構55について、図3〜図5を参照しながら説明する。 【0040】 すなわち、施肥体駆動機構55は、図3〜図5に示すように、ミッション部8の左側前部にベベルギヤケース56を連動連設し、同ベベルギヤケース56より後上方へ向けて施肥体駆動軸57を突設し、同施肥体駆動軸57に前後方向に伸延する伝動シャフト58の前端部を連動連結し、同伝動シャフト58を後上方へ向けて傾斜状に配置して、同伝動シャフト58の後端部に、前記した左右一対の施肥体支持フレーム37,37間に架設した伝動機構59を連動連結し、同伝動機構59に側条部施肥体30の施肥ポンプ33,33と深層部施肥体31の施肥ポンプ33とをそれぞれ連動連結している。 【0041】 そして、伝動機構59は、図5に示すように、上下方向に伸延する縦長ケース60と左右方向に伸延する横長ケース61とから背面視T字状の伝動ケース62を形成しており、縦長ケース60の下部に前後方向に軸線を向けた伝動入力軸63を設けて、同伝動入力軸63に前記した伝動シャフト58の後端部を連動連結している。 【0042】 また、伝動入力軸63の直上方に位置する横長ケース61の中央部には、前後方向に軸線を向けた伝動出力軸64を設けて、同伝動出力軸64と伝動入力軸63との間に上下方向に伸延する伝動チェン65をスプロケット66,67を介して巻回しており、同伝動出力軸64から左側方に配置した側条部施肥体30と右側方に配置した深層部施肥体31とにそれぞれ動力を伝達するように構成している。 【0043】 すなわち、伝動出力軸64と側条部施肥体30の施肥ポンプ33,33との間には、変速ケース68を横向きにして配設しており、同伝動出力軸64と変速ケース68より後方へ突出させた変速入力軸69との間に、左右方向に伸延する変速伝動チェン70をスプロケット71,72を介して巻回し、同変速ケース68より後方へ突出させた変速出力軸73と右側の施肥ポンプ33より後方へ突出させた第1入・出力軸74との間に、左右方向へ伸延するポンプ伝動チェン75をスプロケット76,77を介して巻回し、同第1入・出力軸74と右側の施肥ポンプ33より後方へ突出させた第2入・出力軸78との間に、左右方向に伸延する第1連動チェン79をスプロケット80,81を介して巻回し、同第2入・出力軸78と左側の施肥ポンプ33より後方へ突出させた第3入・出力軸82との間に、左右方向に伸延する第2連動チェン83をスプロケット84,85を介して巻回し、同第3入・出力軸82と左側の施肥ポンプ33より後方へ突出させた入力軸86との間に、左右方向に伸延する第3連動チェン87をスプロケット88,89を介して巻回している。90は、変速ケース68に設けた変速操作レバーである。 【0044】 また、伝動出力軸64と深層部施肥体31の施肥ポンプ33との間には、変速ケース68を縦向きにして配設しており、同伝動出力軸64と変速ケース68より後方へ突出させた変速入力軸69との間に、左右方向に伸延する変速伝動チェン91をスプロケット92,72を介して巻回し、同変速ケース68より後方へ突出させた変速出力軸73と施肥ポンプ33より後方へ突出させた第1入・出力軸74との間に、左右方向へ伸延するポンプ伝動チェン75をスプロケット76,77を介して巻回し、同第1入・出力軸74と施肥ポンプ33より後方へ突出させた第2入・出力軸78との間に、左右方向に伸延する第1連動チェン79をスプロケット80,81を介して巻回している。 【0045】 このようにして、施肥ポンプ33,33,33と変速ケース68,68とを左右方向に略同一レベルに配置して、略中央部にて左右に振り分けて動力を伝達するようにしているため、伝動機構59をコンパクトに一体化することができると共に、伝動ケース62を取り外すことにより、同伝動機構59の構成部材を背後より楽にメンテナンスすることができる。 【0046】 次に、前記した開閉蓋体40の取付け構造について、図7〜図10を参照しながら詳細に説明する。 【0047】 ここで、従来の肥料タンクは、タンク本体38の肥料投入口39を形成する筒状部である筒状雄ネジ部100に、キャップ状に形成した開閉蓋体(図示せず)を着脱自在に取り付けている。 【0048】 すなわち、開閉蓋体の内周面に、上記筒状雄ネジ部100に螺着する雌ネジ部を形成して、筒状雄ネジ部100に開閉蓋体の雌ネジ部をねじ込んで螺着させるようにしている。 【0049】 しかしながら、かかる開閉蓋体の場合、機体の振動等によりタンク本体内に収容したペースト状の肥料が開閉蓋体と筒状雄ネジ部100との隙間からこぼれでる虞があるため、開閉蓋体を筒状雄ネジ部100にきつくねじ込んで閉蓋しておく必要性があるが、そうすると、反対に開閉蓋体を開蓋する際に、同開閉蓋体を瞬時に開蓋できないという不具合がある。 【0050】 そこで、本実施例では、既存のタンク本体38に開閉蓋体を着脱自在に取り付ける構造であって、かつ、閉蓋時の密閉性を良好に確保すると共に、瞬時に開蓋できる開閉蓋体の取付け構造を提供するものである。 【0051】 すなわち、開閉蓋体40は、図7〜図9に示すように、既存のタンク本体38の肥料投入口39を形成する筒状部である筒状雄ネジ部100に着脱自在に取り付けるようにしており、同筒状雄ネジ部100の外周面に着脱自在に取り付ける支持体101と、同支持体101に開閉自在に取り付ける蓋本体102とを具備している。Fはフィルターである。 【0052】 そして、支持体101は、図10にも示すように、筒状雄ネジ部100の外径よりもやや小径に形成したリング状支持体本片103と、同支持体本片103の両端部に形成した接合片104,104と、両接合片104,104同士を接合状態にて連結する連結部材である連結ボルト105及びナット106とを具備している。 【0053】 また、リング状支持体本片103は、弾性素材により成形して、同リング状支持体本片103に被係合部材であるフック片107を接合片104,104と180度対向する位置に設け、同フック片107と円周方向に90度位相させた位置に、それぞれ内方へ突出する一対の係合凸部108,108を180度対向する位置に形成している。 【0054】 このようにして、支持体101を筒状雄ネジ部100の外周面に取り付ける際には、接合片104,104同士を離隔させて、リング状支持体本片103を筒状雄ネジ部100の外径よりもやや大径となるように拡径させることにより、同筒状雄ネジ部100の外周にリング状支持体本片103を嵌合させると共に、筒状雄ネジ部100の凹溝部109に係合凸部108,108を係合させ、接合片104,104同士を接合させて、弾性付勢力を有するリング状支持体本片103により筒状雄ネジ部100の外周面を締め付けた状態にて、両接合片104,104を連結ボルト105及びナット106により連結する。 【0055】 この際、支持体101は、締め付け状態にて筒状雄ネジ部100に取り付けているだけでなく、係合凸部108,108が筒状雄ネジ部100の凹溝部109に係合しているため、筒状雄ネジ部100の外周面に沿って摺動することはあっても上方へ抜けて外れることはなく、同筒状雄ネジ部100に簡単にかつ確実に取り付けることができる。 【0056】 そして、蓋本体102の開閉方向は、肥料タンク32の取り付け方向にかかわらず、支持体101のフック片107の位置を筒状雄ネジ部100の円周方向に任意に設定することにより、任意に選択することができる。 【0057】 蓋本体102は、図10にも示すように、筒状雄ネジ部100の上面を被覆可能なキャップ状に形成した蓋本片110と、同蓋本片110の周縁部に突設した二又状の枢支片111,111と、両枢支片111,111と180度対向する蓋本片110の周縁部に突設したアーム枢支片112と、同アーム枢支片112に枢軸113を介して基端部を枢支した係脱操作部材である係脱操作アーム114と、同係脱操作アーム114の中途部に取り付けた係合部材である係合用リング115と、蓋本片110の内面に取付けたパッキンPとを具備している。 【0058】 そして、パッキンPは、リング状に形成して、蓋本体102の閉蓋時に筒状雄ネジ部100の端面に面接触するようにしている。 【0059】 このようにして、蓋本体102は、前記した支持体101の接合片104,104に形成した枢支孔116に、二又状の枢支片111,111にそれぞれ形成した枢支孔117,117を符合させて、これらの枢支孔116,117,117中に枢支ピン118を挿通して、同枢支ピン118の軸線廻りに蓋本体102を回動自在に枢支することができる。 【0060】 そして、筒状雄ネジ部100の上面に形成される肥料投入口39を蓋本体102により閉蓋した状態にて、係合用リング115を支持体101に取り付けたフック片107に係合させると共に、係脱操作アーム114を回動させて係合用リング115をフック片107との係合方向に引き上げて固定することができるようにしている。 【0061】 この際、蓋本体102の内面に取り付けたパッキンPが筒状雄ネジ部100の端面に押圧状態にて面接触して、肥料投入口39を密閉する。 【0062】 また、筒状雄ネジ部100の上面に形成される肥料投入口39を蓋本体102により開蓋する際には、係脱操作アーム114を上記手順とは反対に操作することにより、瞬時に蓋本体102を開蓋することができて、後続の作業である肥料の補給作業等を速やかに行うことができる。 【0063】 植付部2は、図1及び図2に示すように、植付ミッションケース120と、同植付ミッションケース120の左右側方に連動連結した植付伝動ケース121,121と、各植付伝動ケース121の後部に連動連結したロータリケース122と、各ロータリケース122に連動連結した爪ケース123,123と、各爪ケース123,123に取り付けた植付爪124,124と、前記左右一対の植付伝動ケース121,121の上方位置にてガイドレール125と下部レール126とを介して左右往復摺動自在に支持された四条植え用の苗載台127と、後述する昇降連結機構3に連結するための植付部側リンク連結体128とを具備して、四条の苗植付作業を連続的に行うことができるようにしている。136はセンターフロート、137はサイドフロートである。 【0064】 この際、前記した側条部施肥条H1は、図2及び図6に示すように、各植付爪124により圃場Gに植え付けられる苗株Nの側条部に近接させて形成すると共に、深層部施肥条H2は、左右方向に隣接する側条部施肥条H1,H1の中間位置でかつ深層部に形成するようにしている。 【0065】 昇降連結機構3は、車体フレーム4の後部に設けた走行部側リンク連結体130と前記植付部側リンク連結体128との間にトップリンク131と左右一対のロワリンク132,132を介設し、両ロワリンク132,132間に設けたシリンダ連結体133とミッション部8との間に昇降用油圧シリンダ134を介設して、同昇降用油圧シリンダ134を伸縮作動させることにより、昇降連結機構3を介して植付部2を昇降させることができるようにしている。135は、ミッション部8と植付ミッションケース120との間に介設した植付伝動シャフトである。 【図面の簡単な説明】 【0066】 【図1】本発明に係る施肥装置を具備する乗用田植機の側面図。 【図2】同乗用田植機の平面説明図。 【図3】施肥装置の側面図。 【図4】同施肥装置の平面図。 【図5】同施肥装置の背面図。 【図6】図2のI−I線断面図。 【図7】開閉蓋体の側面図。 【図8】同開閉蓋体の一部切欠正面図。 【図9】同開閉蓋体の開放状態の側面図。 【図10】同開閉蓋体の断面平面説明図。 【符号の説明】 【0067】 A 乗用田植機 M 施肥装置 1 走行部 2 植付部 3 昇降連結機構 4 車体フレーム 5 原動機部 6 運転部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成17年9月8日(2005.9.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−348749(P2005−348749A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月22日(2005.12.22) |
| 【出願番号】 |
特願2005−261078(P2005−261078) |
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