| 【発明の名称】 |
野菜移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】宗好 紀彦 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会社内
【氏名】安本 逸人 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一対の前爪体128と後爪体129を具備した移植開孔器151を開閉可能且つ上下昇降可能に装設し、前記移植開孔器151が閉鎖状態で苗46を保持し、開放状態で苗を落下させるように作動する歩行形野菜移植機101において、苗トレイを載置する苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成したことを特徴とする野菜移植機。 【請求項2】 苗トレイを載置する複数の苗載台81L、81Rをハンドルフレーム106の上方に重合配設したことを特徴とする請求項1記載の野菜移植機。 【請求項3】 苗トレイを載置する複数の苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からミッションケース104上部から後方に延出したハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成し、前記ハンドルフレーム106の後方に作業者102が操作する運転操作部109を設け、該運転操作部109の前方に前記複数の苗載台81L、81Rを重合配設したことを特徴とする野菜移植機。 【請求項4】 一対の前爪体128と後爪体129を具備した移植開孔器151を開閉可能且つ上下昇降可能に装設し、前記移植開孔器151が閉鎖状態で苗46を保持し、開放状態で苗を落下させるように作動する歩行形野菜移植機101において、苗トレイを載置する左右の苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からミッションケース104上部から後方に延出したハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成し、前記ハンドルフレーム106の後端部に作業者102が操作する運転操作部109を設け、該運転操作部109の前方に前記苗載台81L、81Rを重合するとともに、左右の後輪17、17に動力を伝達する伝動用のチェーンケース16、16間に配設したことを特徴とする野菜移植機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば玉葱、キャベツ、セロリ等の苗を開孔器の上部に設けた供給カップへ投入して開孔器で圃場の畝に移植する歩行形野菜移植機に関し、詳しくは、野菜移植機の苗載台に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、移植開孔器を開閉可能で上下昇降可能に装設し、前記移植開孔器が閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させるように作動する歩行形野菜移植機は存在し、この種の移植機は、苗載台に関する技術が種々創案されている。 例えば特許文献1に開示されているように、作業状態においては回動苗載台を供給テーブルの側部に回動させ、収納状態では機体左右外側部や前側に偏倚した形態に配置した技術が開示されている。 【0003】 【特許文献1】特開2002−51618号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記特許文献1に示す技術は、従来の野菜移植機においては、苗載台が機体外側方向へ突出しているため機体が大きくなり狭い通路を移動する際、構造物が障害となり接触等の問題が発生する、とともに保管する場所の面積が広く必要とし、さらに流通時にトラック等に積載する台数が制限され流通費がアップする。 【0005】 そこで、本発明ではこれらの点を鑑みて、非作業時は野菜移植機の上方に苗載台を配設可能として、小型化を図り狭い通路での移動が可能となり、しかも収納場所の面積を狭くすることができ、さらに流通費のコスト低減を図ることを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 すなわち、請求項1においては、一対の前爪体128と後爪体129を具備した移植開孔器151を開閉可能且つ上下昇降可能に装設し、前記移植開孔器151が閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させるように作動する歩行形野菜移植機101において、苗トレイを載置する苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成したものである。 【0007】 請求項2においては、苗トレイを載置する複数の苗載台81L、81Rをハンドルフレーム106の上方に重合配設したものである。 【0008】 請求項3においては、苗トレイを載置する複数の苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からミッションケース104上部から後方に延出したハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成し、前記ハンドルフレーム106の後方に作業者102が操作する運転操作部109を設け、該運転操作部109の前方に前記複数の苗載台81L、81Rを重合配設したものである。 【0009】 上記発明を次のように具体化するのがよい。 即ち、請求項4においては、一対の前爪体128と後爪体129を具備した移植開孔器151を開閉可能且つ上下昇降可能に装設し、前記移植開孔器151が閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させるように作動する歩行形野菜移植機101において、苗トレイを載置する左右の苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からミッションケース104上部から後方に延出したハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成し、前記ハンドルフレーム106の後端部に作業者102が操作する運転操作部109を設け、該運転操作部109の前方に前記苗載台81L、81Rを重合するとともに、左右の後輪17、17に動力を伝達する伝動用のチェーンケース16、16間に配設したものである。 【発明の効果】 【0010】 本発明によれば、次のような効果が得られる。 即ち、請求項1記載のものによれば、一対の前爪体128と後爪体129を具備した移植開孔器151を開閉可能且つ上下昇降可能に装設し、前記移植開孔器151が閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させるように作動する歩行形野菜移植機101において、苗トレイを載置する苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成したことにより、機体より突出する苗載台を機体幅内に収納することで小型化が図られ構造物との接触を回避し、狭い通路でも移動が可能となり、さらにハウス栽培における移植作業の場合ハンドルフレームの上方に重合した苗載台に苗トレイを載置することで側方、上限が制限される移植時、あるいは隅部等の狭い場所での作業が可能となる。また狭い収納場所で保管が可能となり、さらに流通時に移送するトラック等に積載する台数が増えて流通コストの低減が図れる。 【0011】 請求項2記載のものによれば、苗トレイを載置する複数の苗載台81L、81Rをハンドルフレーム106の上方に重合配設したことにより、請求項1記載の効果の他に、ハンドルフレーム106の上方へ左右方向から苗載台を回動重合させ、その苗載台へ例えば空苗トレイ等の付帯設備品を載置することが可能である。 【0012】 請求項3記載のものによれば、苗トレイを載置する複数の苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からミッションケース104上部から後方に延出したハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成し、前記ハンドルフレーム106の後方に作業者102が操作する運転操作部109を設け、該運転操作部109の前方に前記複数の苗載台81L、81Rを重合配設したことにより、請求項1乃至2記載の効果の他に、狭い所でエンジン103の動力により移動作業が可能となり、狭い場所で移動にかかる作業が軽減され収納作業が容易となる。 【0013】 請求項4記載のものによれば、一対の前爪体128と後爪体129を具備した移植開孔器151を開閉可能且つ上下昇降可能に装設し、前記移植開孔器151が閉鎖状態で苗を保持し、開放状態で苗を落下させるように作動する歩行形野菜移植機101において、苗トレイを載置する左右の苗載台81L、81Rを機体平面視で作業者102の前方位置からミッションケース104上部から後方に延出したハンドルフレーム106の上方に回動可能に構成し、前記ハンドルフレーム106の後端部に作業者102が操作する運転操作部109を設け、該運転操作部109の前方に前記苗載台81L、81Rを重合するとともに、左右の後輪17、17に動力を伝達する伝動用のチェーンケース16、16間に配設したことにより、請求項1乃至3記載の効果の他に、点検、確認する作業場所が広くなり機械の点検、保守等の確認が容易で作業性が向上する。 また保管場所を狭くすることが可能である(場所をとらない)。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 本発明に係る野菜移植機101について、図面を用いて説明する。 図1は野菜移植機101の苗載台を収納した全体構成を示す側面図。 図2は野菜移植機101の苗載台を収納した全体構成を示す平面図。 図3は野菜移植機101の作業時における全体平面図。 図4は野菜移植機101の作業時における要部側面図。 図5は野菜移植機101の要部平面図。 図6は野菜移植機101の苗載台の後面側面図。 図7は野菜移植機106のハンドル平面図。 図8は移植開孔器151の昇降機構を示す側面図。 図9は移植開孔器151の昇降機構を示す後面図。 図10は移植開孔器151のガイド機構を示す平面図。 図11は移植開孔器151のガイド機構を示す側面図である。 【0015】 まず、野菜移植機101の全体構成から説明する。 図1乃至図4に示すように、野菜移植機101は、 移動開孔器151が上昇した時、供給カップ160aへ人手によって苗を一株ずつ投入し、前記移植開孔器151の前爪体128と後爪体129とが閉鎖状態で畝45中へ移動し、その後前記移植開孔器151の前記爪部128、129を開放して苗46の移植を行う農作業機である。 【0016】 また、野菜移植機101の機体フレームは、エンジンフレーム24、ハンドルフレーム106、作業部支持フレーム105、ミッションケース104などにより構成している。 【0017】 シャーシの前部を構成するエンジンフレーム24上にエンジン103を載置し、シャーシの前後中央部上にミッションケース104を配置し、前記エンジン103の上部後端から移植装置30の前端部上方を被覆するボンネット107を設け、該ボンネット107の上面に野菜移植機101の走行速度を切換える変速レバー113及び、株間を微調節する調節ハンドル116等を設けている。 【0018】 そして、シャーシの前部には図1乃至図3に示すように、前輪回動支軸10を左右水平方向に横架し、該前輪回動支軸10の左端部と右端部にそれぞれ前輪支持体となる前輪支持アーム11、11の上端部を取付けている。該前輪支持アーム11、11はシャーシに対して回動可能に構成し、さらに前記各前輪支持アーム11、11の下端部に従動輪である前輪12、12を回転自在に取付けている。 【0019】 また、ミッションケース104より後輪駆動軸15、15を左右両側方に突出して設け、前記各後輪駆動軸15、15の外側にそれぞれ後輪支持パイプ21、21を配置し、該各後輪支持パイプ21の外端部に後輪支持体となるチェーンケース16の上端部を固設している。 該チェーンケース16、16はシャーシに対して回動可能に構成し、前記各チェーンケース16の下端部に駆動輪である後輪17を支持している。 【0020】 そして、移植装置30は図1乃至図4に示すように、ミッションケース104の後部でハンドルフレーム106の下方に苗を移植する移植装置30を配置し、この移植装置30に苗を移植する移植開孔器151を設け、さらに前記移植開孔器151を上下昇降するガイド手段153を構成している。 該ガイド手段153によって前記移植開孔器151が最上位置で苗を受取り、下端位置で爪体128、129を開いて畝45中に苗を落下させ、その後、後方に配置した覆土輪22により苗46の根部に土を寄せて覆土する構成にしている。 【0021】 そして、移植装置30への動力の伝達は図4、図8、図9に示すように、ミッションケース104の後上部の内部より左方に延出した作業部駆動軸114を設けている。 該作業部駆動軸114は移植装置30に備える移植開孔器151を昇降駆動するスプロケット127を固設している。 このスプロケット127よりチェーン331を介してロータリケース152へ動力を伝達して移植装置30を駆動する構成にしている。 【0022】 次にハンドルフレーム106は、図4、図5、図7に示すように、ミッションケース104の上部から水平方向に機体後方へ延出し、その後端部から後ろ上がりに屈曲形成した左ハンドルフレーム6Lと右ハンドルフレーム6Rとをコ字形に一体的に形成している。 前記ハンドルフレーム106の前端部をミッションケース104の上部両側部に締結部材で固設している。 【0023】 前記ハンドルフレーム106の前後中央下方部には左ハンドルフレーム6Lと右ハンドルフレーム6Rを連結する連結板93を設け、該連結板93と前記ミッションケース104の後部下方から延出した作業部支持フレーム105を締結部材で固設している。 【0024】 該ハンドルフレーム106の後部に運転操作部109を構成し、該運転操作部109は主クラッチレバー110や、機体昇降レバー120、植深調整レバー125等の操作レバーを配置している。 【0025】 そして、ハンドルフレーム106は図5、図7に示すように、前記ミッションケース104へ固設する始端部より後方と、前後中央部とにそれぞれ内方に向かう逆コ字状(コ字状)に形成した取付部6e、6fを溶着している。該取付部6e、6fに後述する苗載台フレーム83L、83Rが挿入可能な孔6gを上下方向に形成し、さらに側部には前記苗載台フレーム83L、83Rを固定するボルトとナットからなる固定具85を設けている。 【0026】 前記連結板93は図7に示すように、ミッションケース104の後部に設けた供給カップ160aの作動に影響しない程度に空間をもった弓状に切欠き93aを設け、その前端部に立設した仕切壁93bを設け、更に作業部支持フレーム105を連接固定する取付穴93cを数箇所に設けたものである。 【0027】 そして、作業部支持フレーム105は、図4、図7に示すように、ミッションケース104下端後部に設けたミッションケース取付金具105aを左右方向へ延出し、前記ケース取付金具105aの端部から前記連結板93に向けて、側面視で略逆へ字状に形成した支持フレーム105bと、前記支持フレーム105bの終端部に板状の長四角形状に形成した取付具105c等を逆コ字状に固着している。 前記作業部支持フレーム105と前記ハンドルフレーム106を締結部材で固設してミッションケース104、前記支持フレーム105、ハンドルフレーム106で3角状のフレームを形成して強度アップを図っている。 【0028】 苗載台81L、81Rは図4、図5、図6に示すように、細長い矩形のフレーム81aと、該矩形のフレーム81aより幅広い矩形のフレーム81bを接合し平面視で略十字形に構成し、前記細長い矩形のフレーム81aの両端部81d、81dは上方に折曲げ形成し、また前記幅広い矩形のフレーム81bの端部81eも上方に折曲げ形成し、他方は下方に向けて折曲げ形成して後述する苗載台フレーム83L、83Rの水平部位83bに設けた取付孔83dへ挿入して苗載台81L、81Rを取付けている。 また、矩形の苗トレイを上方に向けて折り曲げした端部81d、81eに係合して載置している。 【0029】 苗載台フレーム83L、83Rは図5及び図6に示すように、垂直部位83aと、該垂直部位83aの上端から一方へ延出した水平部位83bとを備え、該垂直部位83aの下部が前記ハンドルフレーム106の取付部6e、6eの取付孔6g、6gに挿入しボルトとナットから成る固定具85により固設している。 【0030】 上記作業位置(図3)への操作は図6のように苗載台81L、81Rの高さはハンドルフレーム106に設けた取付孔6gを苗載台フレーム83L、83Rの垂直部位83aが上下Bに摺動し、また向きは前記取付孔6gを中心に苗載台フレーム83L、83Rを図5に示すように収納位置(実線で図示)から作業位置(仮想線で図示)(右から左)Aに回動する構成にしているため作業者102が作業しやすい位置で設定したところで前記固定具85を締付けることによって苗載台83を固設できる。 【0031】 また、野菜移植機101を狭い道路を移動走行する時、あるいは保守点検、整備する時、さらに納屋等に収納する時は、左苗載台81Lの作業位置(図5仮想線)からハンドルフレーム106の上面まで(図5実線)右A方向に回転させ、その後は下方Bへ向けて任意の高さで左側の固定具85を締め付けて左苗載台81Lを固定する。 続いて右苗載台81Rを作業位置(図5仮想線)からハンドルフレーム106の上面に(図5実線)左A方向に回転して苗載台81L、81Rが上下に重なる位置で右側の固定具85を締付けて機体幅を縮小することができる。 【0032】 また、苗載台フレーム83L(83R)の垂直部位83aにストッパを形成し、苗載台フレーム83L(83R)が所定高さより下方に下がらないように構成しておいてもよい。具体的には、苗載台フレーム83L(83R)の垂直部位83aの上下中途部に凸部を形成し、該凸部が左、右ハンドルフレーム6L、6Rの取付孔6e、6eの縁部に引っ掛かった時に、苗載台フレーム83L(83R)が最下位置となり、該最下位置で、苗載台フレーム83L(83R)の水平部位83bの下端位置を設けている。 【0033】 次に、運転操作部109の構成について説明する。図1乃至図4に示すように、ハンドルフレーム106の左側後部に、主クラッチレバー110を配置し、右後部に、アクセルレバー112と機体昇降レバー120と植深調整レバー125を配置し、左右の後端部にサイドクラッチレバー115を配置して各種操作レバーの操作性の向上を図っている。 【0034】 左ハンドルフレーム6Lは主クラッチレバーガイド111を取付け、該主クラッチレバーガイド111に前後方向のガイド孔を形成し、該ガイド孔に主クラッチレバー110を前後回動自在に挿入している。 【0035】 エンジン103の出力軸とミッションケース104の入力軸との間にはベルトテンション式のクラッチ機構(図示していない)を設け、該クラッチ機構のレバーアームと主クラッチレバー110とがワイヤー等を介して連結している。 主クラッチレバー110の入、切は、主クラッチレバーガイド111のガイド孔の前端位置で入、後端位置で切となるように構成し、該主クラッチレバー110の操作により前記クラッチ機構の入、切を行い、エンジン103からミッションケース104への伝達動力が接、断する。 【0036】 また、主クラッチレバー110は、ワイヤー等を介してミッションケース104のブレーキ機構(図示していない)に連結している。 前記ミッションケース104内に前記入力軸と平行にブレーキ軸を配置し、該ブレーキ軸上に出力スプロケットとブレーキドラムとを周設して、該出力スプロケットと、前記入力軸上の入力スプロケットとの間にチェーンを巻回し、該ブレーキドラムはカム機構を介してブレーキシューを圧接させることで制動できる。 このカム機構に取り付けたアームがワイヤー等を介して主クラッチレバーに連結し、該主クラッチレバー110が入位置でブレーキ機構を解除し、切位置でブレーキ機構が作動し、野菜移植機101を制動させる。 【0037】 また、左、右ハンドルフレーム6L、6Rの後端部にサイドクラッチレバー115が上下回動自在に取付けている。 前記ミッションケース104の入力軸と前記左右の後輪駆動軸15、15との間にそれぞれサイドクラッチ機構を設けており、ミッションケース104の左側部と右側部とに設けたクラッチアームを回動することによって、後輪駆動軸15、15への動力が接、断を可能とし、該クラッチアームはそれぞれワイヤーを介して前記サイドクラッチレバー115に連結している。 【0038】 一方、右ハンドルフレーム6Rの右後部にアクセルレバー112を上下回動自在に取付けて、該アクセルレバー112の後方に、機体昇降レバー120を配置し、下方に植深調整レバー125を配置している。 アクセルレバー112はワイヤー等を介してエンジン103の右側部のスロットルレバーに連結し、該アクセルレバー112の操作によって該スロットルレバーを回動し、キャブレター内のスロットルバルブを駆動して空気と燃料を燃料ガス体として調節し、エンジン103の回転数を調整するように構成している。 【0039】 機体昇降レバー120は、ハンドルフレーム106の右後部に取付けられた機体昇降レバーガイド121に前後回動自在及び左右回動自在に挿入している。 機体昇降レバーガイド121は前後方向に形成した第1ガイド孔と、該第1ガイド孔の前後中央部より内方向(左方)へ向けて形成した第2ガイド孔とを備えている。 機体昇降レバー120は、機体昇降レバーガイド121の第1ガイド孔の前端位置で機体下降位置に、後端位置で機体上昇位置になるよう構成し、さらに第2ガイド孔の内端位置(左端位置)で、バルブ中立位置となるように構成し、該機体昇降レバー120は、ワイヤーと植深調整リンク機構122とを介してエンジン103とミッションケース104との間に配置し油圧ポンプ27右側部のレバーアーム29に連結している。 機体昇降レバー120の操作により、油圧ポンプ27右側部のレバー軸75が回動し、該油圧ポンプ27の下方に配置された油圧シリンダ28が作動して機体昇降リンク機構によって機体本体が昇降するように構成している。 【0040】 また、機体昇降レバー120は、ワイヤー等を介して前記覆土輪22を昇降させる覆土輪昇降機構(図示しない)と、ワイヤー等を介して覆土輪22を位置固定するロック機構(図示しない)とにそれぞれ連結している。 覆土輪昇降レバー130はハンドルフレーム106の中央下方で作業部支持フレーム105の中途部間に架設したフレームに上下回動可能に取り付け、斜後方へ向けて延出している。 覆土輪昇降レバー130の前後中途部は前記の覆土輪昇降機構(図示しない)とロック機構(図示しない)とにそれぞれ連結し、前記覆土輪昇降レバー130の後部から覆土輪22を垂設し、該覆土輪22は該覆土輪昇降レバー130の操作により手動で昇降するとともに、機体昇降レバー120の操作によっても降りるように構成している。 【0041】 機体昇降レバー120を前方へ回動して機体昇降レバーガイド121の機体下降位置にセットした時は、機体本体が下降し始め、前記ロック機構が解除し、前記覆土輪昇降機構により覆土輪22が下方回動する。 一方、機体昇降レバー120を後方へ回動して機体昇降レバーガイド121の機体上昇位置にセットした時は機体本体が上昇し始め、前記ロック機構が解除し覆土輪22が手動によって上方回動する。 【0042】 そして、植深調整レバー125は右ハンドルフレーム6Rの右側後部に垂設し、植深調整レバーガイド126に上下回動自在に挿入している。 植深調整レバーガイド126には上下方向にガイド孔を形成しており、該ガイド孔に沿って複数の係止孔を形成している。 この係止孔はガイド孔から外方向(左方)へ向けて形成していて、植深調整レバー125を上下に回動した後、外方向(左方)へ軽く押し込み、所望の係止孔に係合させるように構成している。 この植深調整レバー125を係合させる係止孔を変更することで、機体本体の昇降量を微調整することができるように構成している。 【0043】 図1に示すように、前記エンジンフレーム24からは斜後方に向けて支持アーム53が回動自在に支持されており、該支持アーム53の後端部に畝センサローラ50を取付け、該畝センサローラ50の回転軸と、植深調整レバー125の前端部と、前記油圧ポンプ27のレバーアーム29とがそれぞれ前記植深調整リンク機構122によって連結している。 【0044】 植深調整レバー125の回動操作によって前記レバーアーム29を回転させ、油圧ポンプ27の開閉摘み(図示しない)が開閉し、油圧シリンダ28へ油を供給する、また油圧シリンダ28から油が流出し、該油圧シリンダ28のシリンダロッドが進退し、これにより前記機体昇降リンク機構が作動して、機体本体が昇降するとともに、該植深調整リンク機構122によって畝45上面から機体本体下面までの高さが一定に保たれるように機体本体高さを調整するように構成している。 【0045】 図8、図9において苗移植装置30について説明する。 ミッションケース104の後部に移植装置30を配置し、該苗移植装置30に開閉且つ上下昇降する移植開孔器151を備えている。 該移植開孔器151は閉鎖状態で苗46を保持し、開放状態で苗46を落下する構成にしている。 【0046】 この移植開孔器151は上死点近傍に達した時移植開孔器151の上部に設けた供給カップ160aへ人手によって苗を投入し、その苗が前記供給カップ160a内を通って移植開孔器151の上方より自然落下する。 【0047】 また、移植開孔器151は、下死点側で畝45中に突入して開放状態となり、畝45中に苗46の植付穴を形成し、該植付穴に苗46を落下する。 そして、図1乃至図4に示すように、移植装置30の後方に配置した覆土輪22、22により、苗46の根部に土を寄せて覆土して移植作業が完了する。 【0048】 次に、移植開孔器151の昇降機構について図8乃至図11を用いて説明する。 移植開孔器151の左右の一側方(本実施例では左側)にロータリケース152を配置し、該移植開孔器151の他側方に移植開孔器151の昇降をガイドするガイド手段153を上下方向に設け、これらのほかにこれらを連結するアーム157やリンク(図示しない)などから構成している。 ロータリケース152は機体フレームに支持し、ガイド手段153は作業部支持フレーム105に固定し、ロータリケース152とガイド手段153との間に移植開孔器151を配設し、該移植開孔器151は上下昇降するように構成している。 【0049】 ロータリケース152の側面にスプロケット155を固設し、該スプロケット155と前記スプロケット127との間にチェーン331を巻回し、前記作業部駆動軸114よりロータリケース152に動力が伝達してロータリケース152が回転するように構成している。 なお、スプロケット155の中心線を回動自在に支持する支点軸(図示しない)が、ロータリケース152内に挿入している。 該支点軸(図示しない)は作業部支持フレーム105に嵌挿している。 【0050】 したがって、ロータリケース152がスプロケット155とともに支点軸(図示しない)回りの矢印方向(左側面視右回り方向)f0へ回動する。 そして、該ロータリケース152の回転によりロータリケース152内のギヤや軸等が回転し、ロータリケース152の一端部に設けたアーム157がロータリケース152の回転方向とは逆向きの方向f2へ略2倍の速さで回転駆動する。 【0051】 前記アーム157の他端部(反ロータリケース152側の端部)に開孔器支持軸159を固設し、該開孔器支持軸159は移植開孔器151を支持する開孔器支持体160に回動自在に挿設している。 前記開孔器支持軸159は、ロータリケース152およびアーム157を介してエンジン103の動力を得て移動する移動体で楕円軌道を描きながら上下動する。 そして、開孔器支持軸159に支持され移植開孔器151も開孔器支持軸159と、ともに楕円軌道に沿って移動する。 【0052】 ここで、ロータリケース152およびアーム157は左右方向に対して垂直な平面で回転するものであり、左右方向に偏倚することはない。 このため、開孔器支持軸159の描く楕円軌道も前後方向(機体の進行方向)および、上下方向の偏倚を含む楕円軌道であって左右方向には偏倚しない。 【0053】 したがって、移植開孔器151の姿勢を制御するため少なくとも移植開孔器151の前後動を規制する必要があり、この前後動の規制手段として機能するガイド手段153、およびこれを案内するガイド体171である。 【0054】 また、移植開孔器151は、自らを支持する開孔器支持軸159がロータリケース152およびアーム157の駆動により昇降し、自らが昇降するものとなっている。 つまり、移植開孔器151は開孔器支持軸159が昇降し、これに追従してガイド体171が昇降する構成であるので、畝45中への突入時などに、従動側のガイド体171に偏荷重がかかる場合もあり得る。 ガイド手段153およびガイド体171は前記偏荷重が加わった時ガイド手段153からガイド体171が脱落することが無い構成にし、移植開孔器151の昇降を確実なものとしている。 【0055】 移植開孔器151はくちばし状に開閉する前後一対の前爪体128と後爪体129を備えており、前爪体128と後爪体129は枢支軸164、164により枢支している。 そして、前爪体128と後爪体129の揺動により、移植開孔器151が開閉する構成となっている。 【0056】 移植開孔器151は開孔器支持体160により支持されており、該開孔器支持体160に前記ガイド手段153により案内するガイド体171を固定し、開閉カム161などが関連配置している。 なお、開孔器支持体160に固定した供給カップ160aと枢支軸164との間には、バネ169を介装し、該バネ169は前爪体128及び後爪体129が閉状態となるように付勢している。 【0057】 開閉カム161は、ロータリケース152と開孔器支持体160とをアーム157と、ともに連結する前記開孔器支持軸159に固定し、移植開孔器151の昇降に伴ってアーム157と同体状に回転する。 そして、開閉カム161の回転により、該開閉カム161と後爪体129とがリンク165を介して連動され、前爪体128及び後爪体129の開閉が行われるように構成している。 供給カップ160aは漏斗状の形状をしており、上縁の供給口160bとも移植する苗の種類、大きさに適した供給口160bで、移植苗の茎、子葉が供給カップ160aに掛かって、供給カップ160aから前爪体128及び後爪体129の内に落下した時不自然な姿勢にならないように夫々の移植苗に適した形状にしている。 【0058】 移植開孔器151の昇降をガイドする構成について説明する。 前述したように、野菜移植機101の機体フレームに設けるガイド手段153に、移植開孔器151に固定されてガイド体171が案内され、移植開孔器151の昇降をガイドする構成となっている。 【0059】 ガイド手段153は、図8乃至図11に示すように、前後ガイドレール253と左右ガイドレール254とからなっている。 図10に示すように、両ガイドレール253、254はいずれも延出方向(上下方向)の断面がコ字形状となっている。 【0060】 前後ガイドレール253はコ字形の断面の開放側が、左側を向くように配置されており、後述の前後ガイドローラ173が前記開放側から、つまり左側から挿入する。 また、左右ガイドレール254は、コ字形の断面の開放側が、前側を向くように配置しており、後述の左右ガイドローラ174が前記開放側から、つまり前側から挿入する。 【0061】 また、図8、図9に示すように、ガイド手段153は、ハンドルフレーム106の右側前端部と、左側の作業部支持フレーム105との間で、支持している。 【0062】 図8、乃至図11に示すように、移植開孔器151に設ける前記ガイド体171は、本体となる基部フレーム177を備えている。 基部フレーム177は、前後板部177aと左右板部177bとを連結した平面視L字型の形状である。 また、前後板部177aにはガイド体支持軸170が左右方向に貫通して固設し、移植開孔器151の開孔器支持体160を該ガイド体支持軸170の左側で支持している。 移植開孔器151の左側では、前述したように、楕円軌道に沿って移動する開孔器支持軸159に支持している。 【0063】 ガイド体171はベアリングで構成し、前後ガイドローラ173、173および左右ガイドローラ174、174を備えている。 前後ガイドローラ173は基部フレーム177の上下に一対に設けており、上側のガイドローラ173は前記ガイド体支持軸170の外側(右側)で支持し、下側のガイドローラ173はガイド体支持軸170下方で平行に設けた左右方向の支持軸175に支持している。 【0064】 そして、前後ガイドローラ173、173は、前後ガイドレール253内に挿入し、該前後ガイドレール253の形成方向(上下方向)に沿って摺動自在となっている。 また、各左右ガイドローラ174、174は前後方向の支持軸176に支持し、左右ガイドレール254内に挿入し、該左右ガイドレール254の形成方向(上下方向)に沿って摺動自在となっている。 【0065】 支持軸175、176はガイド体171の本体となる基部フレーム177に固設している。 詳しくは、前後板部177aに下方の前後ガイドローラ173に支持軸175が固設され、左右板部177bに支持軸176、176が上下で固設している。 【0066】 前述したように、移植開孔器151は、左右方向に偏倚しない楕円軌道に沿って、上下動するのである。 ここで、前後ガイドローラ173が前後ガイドレール253に案内されることにより、移植開孔器151の前後動の規制が行われる。 この前後動の規制により上下動する移植開孔器151の前後動が規制され、移植開孔器151の姿勢が制御され、畝45へ突入姿勢が適切姿勢となる。 また、左右ガイドローラ174、174が左右ガイドレール254に案内されることにより、移植開孔器151の左右動の規制が行われる。 【図面の簡単な説明】 【0067】 【図1】野菜移植機101の全体構成を示す側面図である。 【図2】野菜移植機101の全体構成を示す平面図である。 【図3】野菜移植機101の作業時における全体平面図である。 【図4】野菜移植機101の作業時における要部側面図である。 【図5】野菜移植機101の要部平面図である。 【図6】野菜移植機101の苗載台の後面側面図である。 【図7】野菜移植機106のハンドル平面図である。 【図8】移植開孔器151の昇降機構を示す側面図である。 【図9】移植開孔器151の昇降機構を示す後面図である。 【図10】移植開孔器151のガイド機構を示す平面図である。 【図11】移植開孔器151のガイド機構を示す側面図である。 【符号の説明】 【0068】 16 チェーンケース 17 後輪 81L 苗載台 81R 苗載台 101 野菜移植機 102 作業者 106 ハンドルフレーム 104 ミッションケース 109 運転操作部 128 前爪体 129 後爪体 151 移植開孔器
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
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| 【出願日】 |
平成16年5月28日(2004.5.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−333925(P2005−333925A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月8日(2005.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−159616(P2004−159616) |
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