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【発明の名称】 肥料散布機の散布量調整装置
【発明者】 【氏名】上西 治久
【住所又は居所】滋賀県甲賀郡水口町本綾野4番1号 株式会社ジョーニシ内

【氏名】保海 利至
【住所又は居所】滋賀県甲賀郡水口町本綾野4番1号 株式会社ジョーニシ内

【要約】 【課題】左右ホッパーのモータを個々に制御することができるようにし、左右ホッパーの肥料散布量を合わせることができると同時に、左右異種類の肥料を散布する場合、左右肥料の散布量を個々に調整することができる肥料散布機の散布量調整装置を提供する。

【解決手段】ホッパー5の下部散布口2の直上にモータ3の駆動で回転する散布ロール4を設け、ロール4から落とされる肥料の散布量をモータ3の制御によって調整するようにした肥料散布機1が、ホッパー5を左右に二台配置して形成され、この肥料散布機1を制御するためのコントロールボックス13に右側ホッパー用と左側ホッパー用の二つの制御ダイヤル14、15を設け、二台のホッパー5、5のモータ3、3をそれぞれの制御ダイヤル14、15で電気的回路を介して個々に制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホッパーの下部散布口の直上にモータの駆動で回転する散布ロールを設け、このモータの回転数を電気的に制御することにより、ロールから落とされる肥料の散布量を調整するようにした肥料散布機の散布量調整装置において、前記肥料散布機がホッパーを左右に二台配置して形成され、この肥料散布機を制御するためのコントロールボックスに右側ホッパー用と左側ホッパー用の二つの制御ダイヤルを設け、二台のホッパーのモータをそれぞれの制御ダイヤルで電気的回路を介して個々に制御することができるようにしたことを特徴とする肥料散布機の散布量調整装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、各種植物の栽培地に施肥を施す肥料散布機の散布量調整装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図2は、各種植物の栽培地に施肥を施す従来の肥料散布機を示し、耕運機やトラクター等の自走式車両に取付けられるこの肥料散布機1が、下部散布口2の直上にモータ3の駆動で回転する溝4a付きの散布ロール4を設けたホッパー5を左右に二台配置して形成され、この肥料散布機1を制御するための散布量調整装置6は、図3(b)のように、前記モータ3、3と配線で接続されるコントロールボックス7に、二台のホッパー5、5のモータ3、3を同時に電気的回路を介して制御するための一つの制御ダイヤル8と、両モータ3、3の同時駆動と左右モータ3、3の個別駆動を選択する切り替えスイッチ9等を設けて形成され、この制御ダイヤル8の回転調整によって、通常は両モータ3、3の回転数を同時に制御することで、散布ロール4、4から落とされる肥料の散布量を調整するようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、モータ3、3は製作上において個々に誤差があり、複数を同時に用いた場合、回転が全く同じにならないので、従来のような散布量調整装置6のように、一つの制御ダイヤル8で両モータ3、3を同時に制御する方式は、左右ホッパー5、5の肥料散布量が合わないという問題がある。
【0004】
また、左右異種類の肥料を散布する場合、肥料によって左右肥料の散布量が異なるため、肥料散布機は左右ホッパー5、5のモータ3、3を別々に調整することが必要になるが、一つの制御ダイヤル8で両モータ3、3を同時に制御する方式では、このような調整ができないという問題がある。
【0005】
そこで、この発明の課題は、左右ホッパーのモータを個々に制御することができるようにし、左右ホッパーの肥料散布量を合わせることができると同時に、左右異種類の肥料を散布する場合、左右肥料の散布量を個々に調整することができる肥料散布機の散布量調整装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記のような課題を解決するため、この発明は、ホッパーの下部散布口の直上にモータの駆動で回転する散布ロールを設け、このモータの回転数を電気的に制御することにより、ロールから落とされる肥料の散布量を調整するようにした肥料散布機の散布量調整装置において、前記肥料散布機がホッパーを左右に二台配置して形成され、この肥料散布機を制御するためのコントロールボックスに右側ホッパー用と左側ホッパー用の二つの制御ダイヤルを設け、二台のホッパーのモータをそれぞれの制御ダイヤルで電気的回路を介して個々に制御することができるようにした構成を採用したものである。
【0007】
ここで、肥料散布機は、二台のホッパーが耕運機やトラクター等の自走式車両に取付けられ、各ホッパーの下部散布口は複数本に分散され、その直上にモータの駆動で回転するよう配置した溝付きの散布ロールは、溝が散布口の数に対応するよう軸方向に分離され、この散布ロールの直上に各溝ごとに対応する開閉自在のシャッターが設けられている。
【0008】
また、散布量調整装置におけるコントロールボックスの二つの制御ダイヤルは、回転方向に0〜10の目盛りが付され、目盛りの数字が大きくなるほどモータの回転が速くなって散布量が多くなり、目盛りの数字を0にするとモータが止まって散布が停止することになり、従って、左右の散布量が合わない場合は、どちらかの制御ダイヤルを調整することにより、左右の散布量を合わすことができる。
【発明の効果】
【0009】
この発明によると、左右ホッパーのモータを二つの制御ダイヤルで個々に制御することができるようにしたので、二つのモータの製作上の個々の誤差で左右の散布量が合わない場合でも、どちらかの制御ダイヤルを調整することにより、左右ホッパーの肥料散布量を合わせることができ、栽培地全体に均一な肥料散布が行えることになる。
【0010】
また、左右異種類の肥料を散布する場合、肥料によって左右肥料の散布量が異なるため、肥料散布機は左右ホッパーのモータを別々に調整することが必要になるが、二つの制御ダイヤルで両モータを別々に制御することができるので、このような調整が自由に行え、左右異種類の肥料散布が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態を説明する。なお、従来例と同一部分には、同一符号を付して説明する。
【0012】
図1のように、肥料散布機1は、下部散布口2の直上にモータ3の駆動で回転する溝付きの散布ロール4を設けたホッパー5を左右に二台配置して形成され、この肥料散布機1を制御するための散布量調整装置11は、図3(a)のように、前記モータ3、3と配線12、12で接続されるコントロールボックス13に、二台のホッパー5、5のモータ3、3を個々に電気的回路を介して制御するための二つの制御ダイヤル14、15と、両モータ3、3に対する電源のオン・オフスイッチ16、電顕表示灯17、配線12との接続端子18等を設けて形成され、前記制御ダイヤル14、15の回転調整によって、両モータ3、3の回転数を個々に制御することで、両ホッパー5、5のロール4、4から落とされる肥料の散布量を調整するようになっている。
【0013】
上記肥料散布機1は、二台のホッパー5、5が耕運機やトラクター等の自走式車両に取付けられ、各ホッパー5,5の下部散布口2は複数本に分散され、その直上にモータ3、3の駆動で回転するよう配置した溝付きの散布ロール4、4は、図2(b)で示したように、溝4aが散布口2の数に対応するよう軸方向に分離され、この散布ロール4の直上に各溝4aごとに対応する開閉自在のシャッター19が設けられている。
【0014】
また、散布量調整装置11におけるコントロールボックス13の二つの制御ダイヤル14、15は、回転方向に0〜10の目盛りが付され、目盛りの数字が大きくなるほどモータ3、3の回転が速くなって散布量が多くなり、目盛りの数字を0にするとモータ3、3が止まって散布が停止することになり、従って、左右の散布量が合わない場合は、どちらかの制御ダイヤル14、15を調整することにより、左右の散布量を合わすことができる。
【0015】
この発明の散布量調整装置11は、上記のような構成であり、左右ホッパー5、5に肥料を収納し、シャッター19を開の状態にして、車両の走行と共に制御ダイヤル14、15を所定の散布量になるよう目盛りに合わせ、これによりモータ3、3を起動して散布ロール4、4を回転させることにより、下部散布口2から肥料を散布するものである。
【0016】
この発明において、散布量調整装置11は、左右ホッパー5、5のモータ3、3を二つの制御ダイヤル14、15で個々に制御することができるようにしたので、二つのモータ3、3の製作上の個々の誤差で左右の散布量が合わない場合でも、どちらかの制御ダイヤル14又は15を調整することにより、左右ホッパー5、5の肥料散布量を合わせることができ、栽培地全体に均一な肥料散布が行えることになる。
【0017】
また、左右異種類の肥料を散布する場合、左右ホッパー5、5に異なる肥料を収納し、左右肥料の散布量が異なる時は、二つの制御ダイヤル14、15で両モータ3、3を別々に制御することができるので、左右異なる散布の調整が自由に行え、左右異種類の肥料散布が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】この発明に係る肥料散布機の散布量調整装置を示す斜視図
【図2】(a)は従来の肥料散布機の散布量調整装置を示す正面図、(b)は肥料散布機に使用される散布ロールを示す斜視図
【図3】(a)はこの発明に係る肥料散布機の散布量調整装置を示す斜視図、(b)は従来の肥料散布機の散布量調整装置を示す斜視図
【符号の説明】
【0019】
1 肥料散布機
2 下部散布口
3 モータ
4 散布ロール
5 ホッパー
6 散布量調整装置
7 コントロールボックス
8 制御ダイヤル
9 切り替えスイッチ
11 散布量調整装置
12 配線
13 コントロールボックス
14 制御ダイヤル
15 制御ダイヤル
16 オン・オフスイッチ
17 電顕表示灯
18 接続端子
19 シャッター
【出願人】 【識別番号】591137156
【氏名又は名称】株式会社ジョーニシ
【住所又は居所】滋賀県甲賀市水口町本綾野4番1号
【出願日】 平成16年4月28日(2004.4.28)
【代理人】 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二

【識別番号】100084858
【弁理士】
【氏名又は名称】東尾 正博

【識別番号】100087538
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥居 和久

【公開番号】 特開2005−312351(P2005−312351A)
【公開日】 平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願番号】 特願2004−133451(P2004−133451)