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【発明の名称】 野菜苗移植機
【発明者】 【氏名】木下 栄一郎
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】荒木 正勝
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】勝野 志郎
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】竹本 雅浩
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】村並 昌実
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】切手 肇
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】大久保 嘉彦
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】土井 宏貴
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】山根 暢宏
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】鈴木 宏
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【要約】 【課題】傾斜地等において、走行車体が左右方向に多少ずれて走行しても苗の植付位置が畝の左右方向にずれることを防止することにある。

【解決手段】野菜苗移植機1は、左右一対の前輪2及び後輪3を備える走行車体の後方には、畝Pに苗を植え付ける嘴状の苗植付爪73と該苗植付爪73に苗を供給する苗供給装置72L,72Rとから構成する苗植付部5を設け、該苗植付部5は走行車体に対して上下方向に昇降可能に構成し、かつ、走行車体に対して機体左右方向に揺動可能に構成し、かつ、走行車体に対して機体前後方向軸心に回動可能に構成し、前記苗植付部5の左右両側近傍には畝Pの斜面に沿って移動する畝案内体31を設け、該畝案内体31の作用に応じて前記苗植付部5が前記走行車体に対して左右方向揺動する構成とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対の前輪(2,2)及び後輪(3,3)を備える走行車体の後方には、畝(P)に苗を植え付ける嘴状の苗植付爪(73…)と該苗植付爪(73…)に苗を供給する苗供給装置(72L,72R)とから構成する苗植付部(5)を設け、該苗植付部(5)は走行車体に対して上下方向に昇降可能に構成し、かつ、走行車体に対して機体左右方向に揺動可能に構成し、かつ、走行車体に対して機体前後方向軸心に回動可能に構成し、前記苗植付部(5)の左右両側近傍には畝(P)の斜面に沿って移動する畝案内体(31,31)を設け、該畝案内体(31,31)の作用に応じて前記苗植付部(5)が前記走行車体に対して左右方向揺動する構成としたことを特徴とする野菜苗移植機。
【請求項2】
前記畝案内(31,31)体は前記苗植付部(5)に取りつけ、苗植付部(5)と共に走行車体に対して上下方向に昇降する構成としたことを特徴とする請求項1記載の野菜苗移植機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、オペレータが供給する野菜苗を嘴状の植付爪が畝に植え付けるように構成した野菜苗移植機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
走行車体が畝を跨いで走行して畝の上に苗を植え付ける苗移植機に関して、走行車体が左右方向に多少ずれて走行しても畝の上に植え付ける苗の植付位置が左右方向にずれないように、例えば特許文献1には畝の斜面に沿って案内板を形成し、その作用に応じて苗植付体がガイドレールに沿って移動しながら苗を植え付ける技術が開示されている。
【特許文献1】実開昭54−2646号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の公報によると、苗植付装置はガイドレールに沿って移動する構成のために、例えば傾斜地に畝がある場合等、走行車体が左右方向に傾いた場合には苗植付体が低い側に移動することで苗の植付位置、あるいは苗の植付姿勢に悪影響を与える場合が生じる。
本発明は、傾斜地等において、走行車体が左右方向に多少ずれて走行しても苗の植付位置が畝の左右方向にずれることを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に係る発明は、左右一対の前輪及び後輪を備える走行車体の後方には、畝に苗を植え付ける嘴状の苗植付爪と該苗植付爪に苗を供給する苗供給装置とから構成する苗植付部を設け、該苗植付部は走行車体に対して上下方向に昇降可能に構成し、かつ、走行車体に対して機体左右方向に揺動可能に構成し、かつ、走行車体に対して機体前後方向軸心に回動可能に構成し、前記苗植付部の左右両側近傍には畝の斜面に沿って移動する畝案内体を設け、該畝案内体の作用に応じて前記苗植付部が前記走行車体に対して左右方向揺動する構成としたことを特徴とする野菜苗移植機とする。
【0005】
請求項2に係る発明は、前記畝案内体は前記苗植付部に取りつけ、苗植付部と共に走行車体に対して上下方向に昇降する構成としたことを特徴とする請求項1記載の野菜苗移植機とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の野菜苗移植機は、以下の効果を奏する。
請求項1の発明の効果は、傾斜地等を走行車体が走行するときにも、苗植付部は走行車体に対して機体前後方向軸心に回動することで、走行車体が傾いていても苗植付部はより水平に近い状態を保つことが可能にすることができながら、畝案内体の作用により、苗植付部を走行車体に対して左右方向揺動可能にすることで、畝に植え付ける位置が左右方向にずれることを防止することができる。また、畝案内体を苗植付部の左右両側近傍に設けることで、苗植付部の前側にある走行車体が機体左右方向にずれて走行しても苗植付部を畝の左右方向に揺動させることでより苗の植付個所の左右方向のずれを生じにくくすることができる。
【0007】
請求項2の発明の効果は、畝案内体は苗植付部と共に走行車体に対して上下方向に昇降する構成としたことで、苗植付作業が終了して苗植付部を上昇させると、苗植付部と共に上昇するため、非作業時おける走行の時に走行しやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施の形態について、以下に図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の野菜苗移植機の構成例についてその側面図及び平面図をそれぞれ図1、図2に示す。野菜苗移植機1は、左右一対の前輪2,後輪3によって機体フレーム1aを支持して走行車体を構成する。
【0009】
機体フレーム1aの上にはハンドル2aを操作する運転席4aと、後述の苗供給装置の苗収容カップに苗を供給する作業者が座るための補助席4bとを設ける。
そして、走行車体の後部には苗を畝Pに植え付ける苗植付部5を設ける。苗植付部5は作業者が供給する苗を1本ずつ収容する多数の苗収容カップ71…が平面視で長円形状に周回移動する構成とした苗供給装置72L,72Rと、苗供給装置72L,72Rの下方にあって苗収容カップ71…内の苗を受け取り畝Pに苗を植え付ける嘴状の苗植付爪73…とを設けている。なお、本実施例では苗供給装置72L,72Rは機体左右方向に二つ供えており、苗植付爪73…は苗供給装置72L,72Rにそれぞれ二つずつ備え、一つの畝Pに四列ずつの苗を植え付ける構成とし、昇降リンク73aにより設定軌跡で昇降動作している。
【0010】
苗供給装置72L,72Rと苗植付爪73…とは植付部フレーム74に取り付けられており、植付部フレーム74が上下方向に動作すると苗供給装置72L,72Rと苗植付爪73…とが共に上下動作できる構成としている。
そして、植付部フレーム74が上下動作をする構成について説明すると、植付部フレーム74は走行車体側を支点に上下方向に動作する上下リンク機構5aに取り付けられている。本実施例では図3に示すように平行リンクを構成し、走行車体の下方に備える畝高さセンサ6の検出結果に基づく油圧シリンダ23の伸縮により、上下リンク機構5aは上下動作し、それに伴って植付部フレーム74も上下方向に動作する構成としている。
【0011】
前記リンク機構5aの前側には図3に示すように機体前後方向軸芯に回動する回動軸75を設け、苗植付部5を機体前後方向軸心に走行車体に対して正面視で左右方向に回動する構成とする。また、機体上下方向軸心に回動する左右リンク機構5bを設け、苗植付部5を機体上下方向軸心に走行車体に対して平面視で左右方向に揺動する構成とする。本実施例では畝案内ローラ31,31が作用して左右リンク機構5bが左右いずれかの方向に揺動するとワイヤ32,32が駆動輪である後輪3,3の対応する側のサイドクラッチ33,33切ることで走行車体を畝P側に近付けるようにしている。そして、左右リンク機構5bはスプリング34…により中立付勢しており、植付部5が走行車体に対して平面視で機体左右方向に揺動しても自動に中立位置まで復帰できる構成としている。
【0012】
植付部フレーム74には畝案内ローラ31,31が左右にそれぞれ取り付けられており、苗移植機1が畝Pを跨いで走行するとき畝Pの斜面に沿って移動する構成としている。また、植付部フレーム74には苗植付爪73…で植付けた後に覆土する鎮圧輪8…等を設けている。
【0013】
次に本実施例の野菜苗移植機の作用について説明する。
操縦者は運転席4aに、苗供給装置72L,72Rの苗収容カップ71…に苗を供給する作業者は補助席4bに座り、走行車体は畝Pを跨いで畝Pの左右両側にある畝溝P1,P1を左右車輪2,3が走行する。すると、苗収容カップ71…は周回移動して、苗植付爪73…の上方まで移動すると苗収容カップ71…内の苗を植付爪73…内に落下供給し、苗植付爪73…は昇降リンク73aの動作にて下降して嘴を畝Pに突き刺して苗を植え付ける。苗植付爪73…で苗を植え付けた後鎮圧輪8…で苗の周辺を覆土する。
【0014】
ところで、車輪が畝溝P1,P1に沿って走行し、畝Pに沿って直進してきた走行車体が、平面視で機体左右方向でずれて走行するようになると、畝案内ローラ31,31に畝Pの斜面の力が加わり,苗植付部5が左右リンク機構5bにより走行車体に対して平面視で左右揺動することで、畝P上の苗植付列が左右方向に乱れるのを少なくすることができる。そして、傾斜地の畝の場合には回動軸75が機体前後方向軸芯に回動することで走行車体が傾いても苗植付部5は略水平状態で苗を植え付けることができる。特に、本実施例のように一つの畝Pの左右幅にわたって複数の列の苗を植える構成の場合に、苗が畝Pの上面からはみ出して植え付けることを防止し、また、苗の植付深さをより一定にすることができる。そして、走行車体のずれが一定以上大きくなると、左右リンク機構5bがワイヤー32,32を引っ張り、畝溝P1,P1からはみ出した側の後輪3,3のサイドクラッチ33,33を切ることで、車輪3,3を畝溝P1,P1に戻し走行車体のずれを修正する。
【0015】
一つの畝Pへの苗の移植作業が終了すると、次の畝Pに移動するために操縦者が操縦するか、あるいは畝Pの終了を検出するかして油圧シリンダ23を伸長させて上下リンク機構5aを動作させて苗供給装置72L,72R、及び苗植付爪73…を上昇させる。そのとき、畝案内ローラ31,31も同時に上昇することで、野菜苗移植機1の走行時に走行しやすいものになる。
【0016】
また、本実施例のように、畝案内ローラ31,31を走行車体の後方で苗植付部5の左右両側に設けることで、走行車体が畝Pから平面視左右方向に多少ずれて走行しても苗植付部5と畝Pとの位置関係を一定にすることが可能になり,苗の植付列をより整列した状態にすることができる。
【0017】
つぎに、畝高さセンサ6の別実施例について説明する。
畝高さセンサ6は、図4(a)の斜視図のように、機体フレーム1aの下部に取付けた車幅方向の支軸11により、左右の支持部材12a,12bを介して略U字状の屈曲フレーム13を機体後方に引きずるように延ばして軸支する。左右の支持部材12a,12bの一方(図例は右)には、動作変換用のアーム12cを一体に形成する。屈曲フレーム13の懐部には、合成樹脂材等の表面の滑らかな可撓性のシート14を張り渡し、同図(b)の畝高さセンサ6の動作説明図のように、畝の幅方向と長手方向を広くカバーすることにより畝の頂部Pの凹凸形状を略平均化した実質高さを検出することができる。
【0018】
つぎに、畝高さセンサ6による高さ調節制御の別の構成例について説明する。図5の制御系統図に示すように、畝高さセンサ6の一方の支持部材12bに形成したアーム12cからガイドワイヤ21等のリンク部材を介して油圧を切替える油圧制御弁22と連結し、この油圧制御弁22により、畝の頂部Pから所定の高さに苗植付部5を保持するようにその昇降調節用の油圧シリンダ23を伸縮制御する。詳細には、畝高さセンサ6は畝の頂部Pと接してその高さを検出し、この検出高さに応じて揺動するアーム12cと対応して苗植付部5を上昇Uと下降Dの方向に油圧制御動作する油圧制御弁22が油圧シリンダ23の油圧を制御することにより苗植付部5の高さが調節され、畝の頂部Pの高さ変動によることなく、苗の植付け深さを確保することができる。
【0019】
また、油圧制御弁22には、畝高さセンサ6による畝の終端部の検出と対応する位置にロック制御Lを設けて油圧シリンダ23の伸縮を油圧ロックする。この油圧制御弁22のロック制御Lにより、畝の終端部に達した場合において、特段の規制部材を要することなく、苗植付部が所定高さに保持されることにより、下方の畝や地面との衝突を回避して苗植付部の損傷を防止することができる。
【0020】
つぎに、苗植付部の搬送装置について説明する。
苗植付部の搬送装置41は、図6の2つの構成例の斜視図(a)のように、苗を個別に受ける角型の収容カップ42…をループ状に周回可能に備えて図示せぬ植付装置まで苗を搬送するものである。各収容カップ42は、開閉底を備える収容部が角型で背面板42aを直立して形成する。この搬送装置41は、直線移動部では隣の背面板42aの隙間がなくなるので、苗を補給するオペレータから遠い位置にある場合でも苗を入れ易く、的確に苗を補給することができる。したがって、上記構成の搬送装置41は、複数の苗植付部によって多条植えする場合に、苗を供給するべき範囲が広がっても、個々にオペレータを要することなく、対応することができる。また、図6(b)の別の構成例のように、角型の収容カップ43…と固定の背面板43aとにより、上記搬送装置41と同様に構成することができる。
【0021】
その他、図7(a)のように、背面板44aが一体の丸型の収容カップ44により、上記搬送装置41と同様に構成することができるほか、ネギ苗等の場合は、図7(b)のように、背面板付きの収容カップ45を深く、かつ、傾斜して配置することにより、遠い位置のカップへの投入操作を容易にすることができる。
【0022】
さらに、搬送装置の収容カップ46は、図8の斜視図に示すように、半割り状の筒体46aからその側方に開閉可能に半割部46bをその下端で軸支し、この半割部46bの両側にベルト状のシート47,47を展開可能に設けて構成する。半割部46bの長さL2は、筒体46aの開口高さL1より長く形成する。
【0023】
上記構成の収容カップは、図9の平面図(a)とそのS矢視拡大図(b)に示すように、搬送装置の移送経路に沿って配置されたガイドレール状のストッパ48によって半割部46bが閉鎖され、同ストッパ48から外れる範囲Aで開放される。この開放状態においては供給部入口の径が広がるので、側方に長く展開された半割部46bに苗を置くという作業により、収容カップ46に容易に苗を供給することができる。また、閉鎖状態の背面側の範囲Bにおいても、図9(a)におけるT−T線断面拡大図を示す図9(c)のように、収容カップ46の背面側に半割部46bが高く立ち上がることにより、遠い位置からでも苗を投入することができる。
【0024】
したがって、従来の単なる筒状のカップの場合は、苗を入れる作業がカップ径のサイズに左右されて入れづらいことがあり、また、苗入れ作業がカップに投げ入れるという作業であったため、背が低い女性や年配の作業者には入れにくい場合があったが、上記収容カップが縦割れ形状のため、背の低い作業者を含め、苗の供給が容易となる。また、作業者から遠い位置でも収容カップ46の長い半割部46bが閉鎖されて結果的に背面位置に壁状に立ち上がるので、苗が入れ易くなる。
【0025】
つぎに、多条植えの苗移植機について説明する。この苗移植機51は、その構成例の平面図を図10に示すように、機体後部の4条植付け位置にそれぞれ苗植付部51a…を備え、かつ、運転席52を回転可能に備えて野菜苗を多条移植するものである。各苗植付部51aは、搬送装置53とその植付装置54を4条位置に並列配置し、運転席52の側からそれぞれの搬送装置53に到る筒状のシュータ55を設ける。
【0026】
これら4つのシュータ55は、運転席52を回転して着座したオペレータが苗を投入できる位置に投入口55aを配置する。シュータ55は、その全体斜視図を図11(a)に示すように、投入口55aの近傍に入口蓋56を、また、搬送装置53側の出口55bに出口蓋57を開閉可能に軸支し、両者を連動動作させるワイヤ58で連結する。入口蓋56の下流側には窓54cを開口する。入口蓋56は、投入口55aから入れた苗Wの進入を規制し、出口蓋57は、出口55bの下方に延びる大きさで搬送装置53への苗Wの送出を規制する。搬送装置53の収容カップ58には、図11(b)の斜視図とその動作側面図(c)に示すように、シュータ55の出口蓋57を開閉するためのレバー58aを突設する。
【0027】
上記構成の苗植付部51aは、シュータ55の出口55bの下方を搬送装置53の収容カップ58が通過する毎にそのレバー58aが干渉して出口蓋57を開き、同時にワイヤ58を介して入口蓋56が開くことから、オペレータがシュータ55の投入口55aに入れた苗Wは、入口蓋56が開くと出口蓋57に到り、この出口蓋57が次に開くと収容カップ58に送出される。したがって、収容カップ58の通過に合わせてシュータ55から苗Wが個々に供給されることから、オペレータは、搬送装置53が遠い位置にある多条植えの場合であっても、手元のシュータ55の投入口55aに苗を投入するだけで、苗を的確かつ能率良く補給することができる。
【0028】
つぎに、多条用野菜苗移植機の苗植付部の配置構成例を説明する。図12の野菜苗移植機の機器配置図(第1例)に示すように、機体の側部から後部に及ぶ範囲にL字状に形成した苗供給用の連続式のターンテーブル61、61を機体の左右に配置する。この配置構成により、長いターンテーブル61について補助者が余裕をもって苗を供給することができるので、効率良く植付けを行うことができる。この場合、運転席60を中心に、苗を供給する補助者用の座席62,62を機体両側にそれぞれの外側方に向け、それぞれの隣に機体後方に向けた別の座席63,63を配置することにより、多数の補助者によって能率良く植付け作業を行うことができる。また、図13の野菜苗移植機の機器配置図(第2例)に示すように、補助者席としてL字状のベンチシート64,64をターンテーブル61に臨んで形成することにより、補助者が作業しやすい場所で能率良く苗供給作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の野菜苗移植機の構成例の側面図である。
【図2】本発明の野菜苗移植機の構成例の平面図である。
【図3】苗植付部の車幅方向制御の構成例を示す機構展開図である。
【図4】畝高さセンサの斜視図(a)と動作説明図(b)である。
【図5】高さ調節制御の制御系統図である。
【図6】苗植付部の搬送装置の2つの構成例の斜視図である。
【図7】苗植付部の搬送装置の別の2つの構成例の斜視図である。
【図8】搬送装置の収容カップの斜視図である。
【図9】搬送装置の平面図(a)、そのS矢視拡大図(b)とT−T線断面拡大図(c)である。
【図10】多条用苗移植機の構成例の平面図である。
【図11】シュータの全体斜視図(a)、収容カップの斜視図(b)、その動作側面図(c)である。
【図12】野菜苗移植機の機器配置図(第1例)である。
【図13】野菜苗移植機の機器配置図(第2例)である。
【符号の説明】
【0030】
1 野菜苗移植機
1a 機体フレーム
2 前輪
3 後輪
5 苗植付部
5a 上下リンク機構
5b 左右リンク機構
6 高さセンサ
7 下降動作規制輪
21 ガイドワイヤ
22 油圧制御弁
23 油圧シリンダ
31 ガイドローラ(畝案内体)
32 ワイヤ
33 サイドクラッチ
34 スプリング
71 苗収容カップ
72L,72R 苗供給装置
73 苗植付爪
73a 昇降リンク
74 植付部フレーム
75 回動軸
D 下降動作制御
L ロック動作制御
P 畝頂部
P1 畝溝
U 上昇動作制御
W 苗
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
【出願日】 平成16年4月19日(2004.4.19)
【代理人】 【識別番号】100077779
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 哲郎

【識別番号】100078260
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 レイ子

【識別番号】100086450
【弁理士】
【氏名又は名称】菊谷 公男

【公開番号】 特開2005−304343(P2005−304343A)
【公開日】 平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願番号】 特願2004−123288(P2004−123288)