| 【発明の名称】 |
移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】安松 守 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】野坂 健吉 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】溝口 隆雄 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】圃場の植え穴に放出された苗の側方を転動する鎮圧輪による土壌水分保持効果を向上させる。
【解決手段】圃場に形成した植え穴に苗Nを供給すると共に圃場の苗植付位置の側方を転動する鎮圧輪213によって苗Nの側方の土を鎮圧するように構成した移植装置1Bを走行体1Aに設け、走行しながら圃場に苗を植え付けるようにした移植機において、前記走行体1Aの対地速度よりも速い周速度で鎮圧輪213を回転駆動するように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圃場に形成した植え穴に苗(N)を供給すると共に圃場の苗植付位置の側方を転動する鎮圧輪(213)によって苗(N)の側方の土を鎮圧するように構成した移植装置(1B)を走行体(1A)に設け、走行しながら圃場に苗を植え付けるようにした移植機において、 前記走行体(1A)の対地速度よりも速い周速度で鎮圧輪(213)を回転駆動するように構成したことを特徴とする移植機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、走行しながら野菜等の植物の苗を圃場に植え付ける移植機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、走行体と、この走行体の後部に設けられた移植装置とを備え、走行しながら移植装置によって圃場に苗を植え付けるようにした移植機がある。 移植装置は、昇降自在に支持されていて内部に苗を保持した状態で畝に突入し且つ前後に開くことにより畝に植え穴を形成すると共に該植え穴に苗を放出する植付体と、苗植付位置の左右両側を転動して植え穴に放出された苗の株際に土を押し付けて覆土すると共に土壌を鎮圧する鎮圧輪とを備えている(特許文献1参照)。 前記鎮圧輪は、移植装置を支持するフレームに回転自在に支持されていて、走行体を走行させることにより土壌との抵抗により回転する。 【特許文献1】特開2000−60230号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記従来の移植機において、苗の株際を覆土する鎮圧輪によって土壌を鎮圧することにより土壌水分保持の効果を奏するが、この土壌水分保持効果を向上させたいという要望がある。 本発明は、苗の側方を鎮圧する鎮圧輪による土壌水分保持効果を向上させることができる移植機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、圃場に形成した植え穴に苗を供給すると共に圃場の苗植付位置の側方を転動する鎮圧輪によって苗の株際に土を押し付けて覆土するように構成した移植装置を走行体に設け、走行しながら圃場に苗を植え付けるようにした移植機において、 前記走行体の対地速度よりも速い周速度で鎮圧輪を回転駆動するように構成したことを特徴とする。 【発明の効果】 【0005】 本発明によれば、鎮圧輪は走行体の対地速度よりも速い周速度で回転駆動するので土壌に対してスリップしながら転動することとなり、該鎮圧輪は土壌表面を擦るようにして土壌を押圧し、これによって、土壌がしっかりと鎮圧され、土壌水分保持効果が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1及び図2において、1は玉葱等の野菜の苗Nを圃場に植え付ける移植機であり、本実施の形態では、前部に走行体1Aを備え、後部に移植装置1B及びハンドル4を備えた歩行型の移植機1を例示している。 走行体1Aは、エンジン(動力源)E、ミッションケースM、左右一対の前輪(車輪)3及び左右一対の後輪(車輪)2を備えており、エンジンE、ミッションケースM及び架台K等から機体60が構成され、架台KはミッションケースMの前後方向中途部下部から前方突出状に設けられ、この架台K上にエンジンEが搭載され、エンジンEの後部にミッションケースMの前端側が連結されている。 【0007】 架台Kの前下部には、左右方向に配置された筒状の前輪支軸18の中途部が軸受66を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され、この前輪支軸18の左右両側には、それぞれ取付軸61が左右方向外方に向けて突出状に且つ一体回動自在に挿入され、左右各取付軸61は前輪支軸18に対して左右方向位置調整自在に固定され、各取付軸61の左右方向外端側に、それぞれ前輪支持アーム19の前端側が固定され、この前輪支持アーム19は後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に配置され、各前輪支持アーム19の後端側にそれぞれ前輪3が左右軸廻りに回転自在に取り付けられている。 【0008】 ミッションケースMの左右両側には、左右方向の軸心を有する筒状の後輪支軸62が左右方向外方に向けて突出状に設けられ、左右各後輪支軸62の外端側にそれぞれ走行伝動ケース20の前端側が後輪支軸62の軸心廻りに回動自在に支持されており、この走行伝動ケース20は後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に配置され、左右各走行伝動ケース20の後端側にそれぞれ後輪2が左右軸廻りに回転自在で且つ左右方向位置調整自在に取り付けられている。 このミッションケースMから左右両側に出力されるエンジンEからの動力は、後輪支軸62内の伝動軸及び走行伝動ケース20内の動力伝達機構を経て後輪2に伝達されて該後輪2が回転駆動され、走行体1Aが走行する(したがって、後輪2が駆動輪とされている)。 【0009】 また、図3,図4にも示すように、前輪支軸18の左右両側には前連結ブラケット63が設けられ、左右各後輪支軸62にはそれぞれ後連結ブラケット64が設けられ、左右同じ側にある前連結ブラケット63と後連結ブラケット64とは長さ調整自在な連動ロッド65によって連動連結されている。 したがって、前輪支軸18が軸心廻りに回動すると、左右の前輪支持アーム19が前輪支軸18の軸心廻りに上下に揺動して左右の前輪3が機体60に対して昇降すると共に、左右の連動ロッド65が押し引きされて左右の走行伝動ケース20が後輪支軸62の軸心廻りに上下に揺動して左右の後輪2が機体60に対して昇降し、左右一対の前後輪3,2が、機体60に対して4輪同時に昇降自在とされている。 【0010】 また、架台Kには、油圧シリンダ等からなる昇降シリンダ22が設けられ、この昇降シリンダ22のピストンロッドは中継プレート67を介して前輪支軸18に設けられたブラケット68に連動連結されていて、昇降シリンダ22のピストンロッドを出退させることにより中継プレート67及びブラケット68を介して前輪支軸18が軸心廻りに回動するように構成されており、この昇降シリンダ22の伸縮によって機体60に対して相対的に前後輪3,2が昇降し、該前後輪3,2が昇降することにより走行体1Aの機体60及び移植装置1Bが地面に対して昇降自在(高さ調整自在)とされている。 【0011】 図1,図2,図5〜図11に示すように、前記移植装置1Bは、苗Nを圃場に植え付ける植付体155を備えた植付装置151と、前記植付体155に苗Nを供給する苗供給装置152と、植付装置151及び苗供給装置152への動力伝達を一旦停止させると共に該停止時間を調整することにより株間を変更する株間変更装置115と、圃場に植え付けられた苗Nの側方の土を押圧して鎮圧すると共に株際に土を押し付けて覆土する鎮圧輪213を備えた覆土・鎮圧装置116等とを備えている。 この移植装置1Bは走行体1Aの機体60に固定されたフレームFを有し、この移植装置1BのフレームFは、図5及び図6に示すように、株間伝動ケース44と、植付伝動ケース46と、第1フレーム40と、第2フレーム41とで主構成されている。 【0012】 株間伝動ケース44は、株間変更装置115の一部を構成するものであり、その下部が走行体1AのミッションケースMの後部に取付固定されていて、ミッションケースMから上方に突出状に設けられている。 この株間伝動ケース44の上部後面側には筒体52が後方突出状に取付固定され、この筒体52の後端側に植付伝動ケース46が連結されている。 第1フレーム40は、前部から中途部にかけて前後方向直線状に形成され、後部が後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に形成されている。 【0013】 この第1フレーム40の前端側は植付伝動ケース46の後面側下部に連結されており、該第1フレーム40の後端側に、取付体42を介してハンドル4が取り付けられている。 第2フレーム41は、第1フレームの下方側に配置され、前部から中途部にかけて前後方向直線状に形成され、後部が後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に形成されており、この第2フレーム41の後上部が、第1フレーム40の前後方向中途部に連結されている。 第2フレーム41の前部の左右両側には、取付板43が固定され、この取付板43には、該取付板43の上方に位置する支持部材24が固定され、この支持部材24は、前記筒体45の前端側に下方突出状に取り付けられた連結板25の下部に連結されている。 【0014】 株間伝動ケース46の下部には、該株間伝動ケース46を前後方向に貫通し且つミッションケースM内に挿入する前後方向の軸心を有する動力取出軸47が設けられ、この動力取出軸47にエンジンEからの動力がミッションケースM内の動力伝達機構を介して伝達されるようになっている。 動力取出軸47に伝達された動力は、株間伝動ケース44内の動力伝達機構、及び、筒体52内に配置されていて植付伝動ケース46内に挿入状とされた入力軸58等を介して、植付伝動ケース46内の動力伝達機構に入力され、この植付伝動ケース46内の動力伝達機構から苗供給装置152及び植付装置151に動力伝達される。 【0015】 なお、本実施の形態では、植付体155として、上下動自在に支持されると共に、内部に苗Nを収容した状態で下降して圃場に突入し且つ前後に開くことにより、圃場に植え穴を形成すると共に該植え穴に苗Nを落下放出(供給)することにより、苗Nを植え付けるタイプの植付カップ155によって構成されている。 また、本実施の形態にあっては、2条植えの移植機1が例示されており、したがって、植付カップ155は左右一対備えられている。 苗供給装置152は、移植機1の後部上側に配置されていて第1フレーム40等に取り付けられた苗載台5と、この苗載台5に搭載された苗箱(苗トレイ)Tから苗Nを取り出す苗取出し装置7と、この苗取出し装置7で取り出された苗Nを植付カップ155上方に搬送する苗搬送装置6と、この苗搬送装置6で植付カップ155上方に送られた横向きの苗Nを縦向きに姿勢変更して植付カップ155に供給する苗姿勢変更装置39とを有し、各装置は植付伝動ケース46から出力される動力によって駆動される。 【0016】 苗箱Tは樹脂製で可撓性を有していて弾性的に湾曲自在であり、多数のポット苗室P(ポット部)が縦横に基盤目状に形成されており、このポット苗室Pに充填された床土に播種して、野菜(玉葱)等の苗Nが育苗されている。 また、苗箱Tは、ポット苗室Pの開口が前方を向くように(苗Nの茎葉部Nbが前方を向くように)苗載台5に上方からセットされる。 苗取出し装置7は、苗搬送装置6の上方に配置され、ポット苗室Pから苗Nを押し出す押出杆8と、この押出杆8で押し出された苗Nを受持すると共に苗搬送装置6へと渡す苗受渡し機構9とを有する。 【0017】 押出杆8は、苗箱Tの横一列の苗Nに対応する数設けられ、苗載台5の後方側に前後方向移動自在に備えられ、前方移動してポット苗室P内にその底部(後方)から挿入されて横一列の苗Nを前方に押し出し、その後、後退する。 なお、苗Nが押し出された後、苗箱Tは苗Nの横一列分下方に縦送りされ、押出杆8は、搬送ベルト16上の苗Nがなくなるまで(または、大部分がなくなるまで)待機する。 また、苗箱Tは苗載台5の下部側で湾曲されて、後方側に取り出される。 ポット苗室Pから押し出された横一列の苗Nは、その根部(根鉢、床土)Naが苗受渡し機構9の苗受けアーム10の苗受け溝10a内に押し込まれる。 【0018】 苗受けアーム10は、植付伝動ケース46内の動力伝達機構によって回転駆動されるクランク11に連動部材13を介して連動連結されており、クランク11の回転によって、図8に実線で示す苗受取り位置と、仮想線で示す苗渡し位置とに位置変更自在とされていて、苗受取り位置でポット苗室Pから押し出された苗Nを受持し、その後、苗Nを逆方向に反転させながら下方に回動し、苗渡し位置に至る際に、苗受け溝10aが苗Nの根部Naを先にして跳ね出し部材12の位置を通過し、これにより苗Nが苗受け溝10aから押し出され、跳ね出し部材12は苗Nが苗受け溝10aから抜け切ると同時に、下方(矢印a1方向)に回動し、苗Nを、その茎葉部Nbが後方を向いた横向き姿勢で下方の苗搬送装置6上に落下させるように構成されている。 【0019】 苗搬送装置6は、苗載台5の前方で且つ下方側に配置され、左右の植付カップ155に対応して左右一対設けられ、且つ移植装置1Bの左右方向のセンターCLを境に左右に振り分け配置されており、第1フレーム40に取付支持されている。 各苗搬送装置6は、左右一対のプーリ15と、この左右プーリ15に掛装されたエンドレスの搬送ベルト16を有し、一方のプーリ15は、植付伝動ケース46内の動力伝達機構から伝達される動力によって回転駆動する回転軸26によって駆動され、搬送ベルト16は、プーリ15の回転駆動によって、その上部側が、移植装置1Bの左右方向中央側から左右方向外方側に向けて移動されるように構成されており、搬送ベルト16上の苗Nを左右方向外方に移送し、それぞれの左右方向外端部(終端部)において下方側に位置する植付カップ155に落下させる。 【0020】 また、搬送ベルト16の表面の前端部側(苗Nの根部Na側)には、ベルト幅方向に複数配置された位置決め用突起14が苗搬送方向に等間隔をおいて設けられ、搬送方向に隣り合う位置決め用突起14間に苗Nが1つずつ位置決めされるようになっている。 姿勢変更装置39は、植付カップ115に対応して左右一対設けられており、搬送ベルト16の終端(外側端)下方で且つ植付カップ155の上方に設けられた左右一対の苗挟持ローラ17と、この一対の苗挟持ローラ17の上方に配置されたシャッター27と、苗Nの根部Nbを押し下げる押下げ手段23とを備えている。 【0021】 一対の苗挟持ローラ17は、搬送ベルト16終端の苗Nの茎葉部Nbに対応して配置され、苗Nを水平姿勢(横向き姿勢)から根部Naが下向きとなる垂直姿勢(縦向き姿勢)に姿勢変更させながら苗Nの茎葉部Nbを挟持する。 また、一方の苗挟持ローラ17は、植付伝動ケース46から後方に突出する回転軸31によって前後軸廻りに回転駆動されると共に、他方の苗挟持ローラ17は、前記回転軸31からギヤ伝動機構32によって動力伝達されて回転する回転軸35によって前後軸廻りに回転駆動されていて、左右の苗挟持ローラ17は、対向内側で下側に向けて回転するように互いに逆向きに回転駆動され、苗Nの茎葉部Nbを挟持した一対の挟持ローラ17の回転に伴って苗Nを根部Naが下向きとなる垂直姿勢で下方移動させるように構成されている。 【0022】 シャッター27は、下部側が搬送ベルト16に対して接離移動するように、前後方向の軸心を有する横軸30廻りに揺動自在に支持されており、この横軸30にはバネ28が巻回され、このバネ28は、シャッター27の下部側を搬送ベルト16側に向けて付勢している。 また、シャッター27の後側にはシャッターストッパー(図示省略)が設けられ、このシャッターストッパーは、シャッター27が下方に行くに従って搬送ベルト16側に移行する傾斜状態で、シャッター27の搬送ベルト16側への揺動を規制し、シャッター27はこの傾斜した位置で、搬送ベルト16終端との間で苗Nを落下しないように1つずつ保持する。 【0023】 押下げ手段23は、植付伝動ケース46の側方に設けられており、シャッター27の前端部(苗Nの根部Na側)に対応して配置された根部押し棒33と、根部押し棒33に一体に連結された規制板34と、これら根部押し棒33及び規制板34を取り付ける支持アーム35とを備え、根部押し棒33及び規制板34は支持アーム29の後端側に取り付けられている。 支持アーム35は、その前端側が移植装置1BのフレームFに左右方向の支軸36廻りに回動自在に支持されていて上下揺動自在とされており、また、前後方向中途部がリンク37の一端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されており、このリンク37の他端側は、植付伝動ケース46の前部側の側面上部に設けられた左右方向の出力軸38によって回転駆動される回転体50の回転中心から外れた位置に左右方向のピン56を介して枢支連結されており、回転体50の回転により、支持アーム35が上下に揺動して、根部押し棒33及び規制板34が上下動する(根部押し棒33及び規制板34が、上下方向に間欠的に往復移動する)ように構成されている。 【0024】 根部押し棒33は、下方移動によって、シャッター27と搬送ベルト16の終端側との間に保持された苗Nの根部Naを、下方に押圧してシャッター27を開きながら一対の苗挟持ローラ17よりも下方に移動させる。 このとき、規制板34は搬送ベルト16の終端と、シャッター27との間に位置して、次の苗Nがシャッター27側に落下するのを規制するようになっている。 前記構成のものによれば、搬送ベルト16によって苗Nが終端側に向けて順次間欠的に搬送されてシャッター27と搬送ベルト16終端との間で、苗Nが順次1つずつ保持され、シャッター27と搬送ベルト16との間に保持された苗Nの根部Naは、根部押し棒33により下方に押圧されて一対の苗挟持ローラ17よりも下方に移動し、茎葉部Nbの基端側が一対の苗挟持ローラ17間に入り込んで、水平姿勢から根部Naが下向きとなる垂直姿勢に姿勢変更しながら苗Nの茎葉部Nbが挟持され、さらに一対の苗挟持ローラ17の回転に伴って苗Nを根部Naが下向きとなる垂直姿勢で下方移動させれて、上方移動している植付カップ155内に落下し、これにより、植付カップ155は、その移動域の上側で一対の苗挟持ローラ17から苗Nを受け取る。 【0025】 苗Nを受け取った植付カップ155は下降動作して畝に差し込まれると共に、その移動域の下側で開き苗Nを落下放出する、これにより、圃場に植え穴を開けながら、移動域の上側で受け取った苗Nを移動域の下側で圃場に植え付ける。 その後、植付カップ155が上昇動作し、この上昇動作に連動して植付カップ155が閉じる。 この間に、次の苗Nが、シャッター27と搬送ベルト16との間に保持されて、苗Nは、水平姿勢から根部Naが下向きとなる垂直姿勢に姿勢変更しがら苗Nの茎葉部Nbが挟持され、一対の苗挟持ローラ17の回転に伴って苗Nを根部Naが下向きとなる垂直姿勢で下方移動させて、上方移動した植付カップ155内に再び落下されて、植付カップ155は、上側で一対の苗挟持ローラ17から苗Nを受け取る。 【0026】 以後、同様の動作を間欠的に繰り返す。 植付装置151は、前記植付カップ155と、この植付カップ155を上下運動させる植付カップ駆動機構(植付体駆動機構)156とを備え、左右一対設けられている。 各植付カップ駆動機構156は、苗搬送装置6の下側に配置されていて、移植装置1BのフレームFの第2フレーム41に固定された支持カバー体157に回転自在に支持された第1回転ケース161と、第1回転ケース161の遊端側に、回転自在に支持された第2回転ケース162と、第2回転ケース162の遊端側に回転自在に支持された回転支持軸163とを備え、回転支持軸163に支持部材164を介して植付カップ155が支持され、第1回転ケース161の回転に連動して、第2回転ケース162を第1回転ケース161とは逆方向に回転させると共に回転支持軸163を第2回転ケース162とは逆方向に回転させて、植付カップ155を上下運動させるようになっている。 【0027】 また、支持カバー体157内には、第1回転ケース161,第2回転ケース162等を駆動する駆動機構(図示省略)に動力を入力する入力ギヤ181が配置され、入力ギヤ181には、図5〜図7に示すように、移植装置1BのフレームFに支持された動力伝達機構119を経て植付伝動ケース46から動力が伝達されるようになっている。 すなわち、先ず、苗供給装置152の左右一方(左側)の押下げ手段23の支持アーム35を駆動する回転体50がスプロケットで構成され、この第1のスプロケット50からチェーン120を介して、該第1のスプロケット50の前下方に位置する第2のスプロケット121に動力伝達され、この第2のスプロケット121の左右方向外方側には、該第2のスプロケット121と左右方向同軸状に設けられていて該第2のスプロケット121と一体回転する第3のスプロケット122が設けられ、この第3のスプロケット122からチェーン123を介して、該第3のスプロケット122の下方側に位置する第4のスプロケット124に動力伝達される。 【0028】 この第4のスプロケット124の左右方向内方側には、該第4のスプロケット124と一体回転する回動軸125に固定された第1伝動ギヤ126が設けられ、この第1伝動ギヤ126の後方側に、該第1伝動ギヤ126に噛み合う第2伝動ギヤ127が設けられ、この第2伝動ギヤ127と一体回転する回動軸128の左右両側には、それぞれ第5のスプロケット129が一体回転自在に設けられている。 そして、左右各第5のスプロケット129からチェーン130を介して、該第5のスプロケット129の下方側のやや後方側に位置する左右各入力ギヤ181に動力が伝達される。 【0029】 なお、前記支持カバー体157には、上端側にチェーン130を通す開口部が設けられている。 前記一対の第1回転ケース161及び第2回転ケース162等は、下方に行くに従って左右方向内方に移行する傾斜状に配置され、左右一対の植付カップ155が上方側に移動したとき互いに離間し下方側に移動したとき互いに接近するようになっている。 また、各植付カップ155に対応して、それぞれ左右一対の鎮圧輪213が設けられ、植付カップ155が上昇して上死点又は上死点近傍にあるとき、植付カップ155の左右位置が、左右一対の鎮圧輪213のうちの左右方向外側の鎮圧輪213の左右位置に略対応するようになっている。 【0030】 また、左右の各植付カップ155が上昇したとき、左右各搬送ベルト16の左右方向外端部の下方に設けられた一対の苗挟持ローラ17の略真下に植付カップ155が移動するように設定されている。 また、図10に仮想線で示すように、左右方向内方への下降傾斜の異なる他の植付カップ155と交換することによって、苗Nを植え付ける条間L1,L2を調整できるようになっている。 株間変更装置115は、例えば動力取出軸47からの動力が株間クラッチを介して断続自在に伝達される入力軸を有し、この入力軸の一回転で、前記植付カップ155が1サイクル動作する(植付カップ155がその移動軌跡の上部で苗Nを受け取り、下降して苗Nを植え穴に放出し、再び元の位置に戻ってくるまで動作する(1動作する))ようになっており、入力軸が一回転したところで、株間クラッチを一旦切断した後に接続し且つこの株間クラッチの切断時間を調整することにより、株間(苗Nの進行方向の植付間隔)が変更(調整)できるように構成されている。 【0031】 次に、覆土・鎮圧装置116について説明する。 図12〜図17に示すように、覆土・鎮圧装置116は、鎮圧輪213と、この鎮圧輪213を上下位置調整可能に移植装置1BのフレームFに支持する支持機構251と、エンジンE(動力源)からの動力を鎮圧輪213に伝達して該鎮圧輪213を強制的に回転駆動させる駆動装置252と、鎮圧輪213の表面に付着した土を落とすスクレーパ253とを有する。 鎮圧輪213は、各植付カップ155に対してそれぞれ左右一対備えられており(従って、本実施の形態では、鎮圧輪213は4個備えられている)、各植付カップ155に対する左右の鎮圧輪213は、植付カップ155の左右両側の後方に配置されていて、苗Nの植付位置の左右両側の畝上を転動して、植え穴に供給された苗Nの左右両側の土を押圧して鎮圧すると共に苗Nの株際に土を押し付けて覆土する。 【0032】 また、各植付カップ155に対する左右の鎮圧輪213は、前後方向に関して位置ズレして配置されている。 前記支持機構251は、移植装置1BのフレームFの第2フレーム41の後部に設けられた支持フレーム254を有する。 この支持フレーム254は、図2及び図7に示すように、第2フレーム41を横切るように左右方向に配設されて第2フレーム41に固定された支持杆部255と、この支持杆部255の左右両端から前下方に向けて突出状に延設されたアーム部256とを有し、この支持フレーム254に揺動フレーム257を介して全鎮圧輪213が上下動自在に支持されている。 【0033】 この揺動フレーム257は、左右方向の主杆258と、この主杆258の左右両側に固定されたステー259に前方突出状に固定された副杆260とを備え、左右の各副杆260の前部は、左右の同じ側にある前記アーム部256の下端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されていて、これにより、揺動フレーム257が上下に揺動自在とされている。 この揺動フレーム257の主杆258の左右方向中央部、及び、左右各副杆260の後端側には、取付板261,262が固定され、中央の取付板261に取付ステー263が左右一対ボルト264によって取り付けられると共に、左右の各取付板262にそれぞれ1つの取付ステー263がボルト264によって取付固定され、各取付ステー263にそれぞれ鎮圧輪213が取り付けられている。 【0034】 各取付板261,262には、左右方向に長いボルト挿通孔265が形成され、各取付ステー263には、前記ボルト挿通孔265を挿通するボルト264が螺合するネジ孔266が形成されており、これによって、鎮圧輪213が左右方向位置調整自在に取り付けられていて、苗Nの条間調整を行うべく、左右方向の植付位置を変更した場合に対応することができる。 各取付ステー263の下部側は、各植付カップ155に対応する左右の鎮圧輪213の反対向側に位置し、各取付ステー263の下端部に前後方向の軸心を有する支持筒267が固定され、各支持筒267に径方向外方に突出状とされて鎮圧輪213を貫通する支軸269が固定され、この支軸269に鎮圧輪213が軸心廻りに回転自在に支持されている。 【0035】 支軸269の先端側には、抜止めボルト270が螺合されている。 また、支持機構251は、鎮圧輪213の上下位置を調整する上下位置調整機構271を有する。 この上下位置調整機構271は、係止板272と、この係止板272を支持する支持アーム273と、係止板272に係合して鎮圧輪213の高さ調整操作をする操作レバー274と、この操作レバー274と揺動フレーム257とを連動連結するリンク機構275とを有する。 【0036】 係止板272は、支持アーム273の後端部に前傾状に固定されており、係止板272には、上下方向のガイド溝276と、このガイド溝276の側縁に上下方向に間隔をおいて形成された係止溝277とが形成されている。 支持アーム273の前端側には、左右方向の回動軸278が固定され、この回動軸278は、移植装置1BのフレームFの第2フレーム41の後端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、これにより支持アーム273が移植装置1BのフレームFに対して上下揺動自在に支持されている。 【0037】 また、回動軸278には、連動レバー279が下方側に突出状とされて固定され、この連動レバー279の前側にはストッパ280が配置され、このストッパ280は第2フレーム41に固定されており、このストッパ280に前記連動レバー279が接当することにより、支持アーム273の回動軸278廻りの下方への揺動が規制されている。 また、連動レバー279の下端側は、ボーデンケーブル等の連動部材を介して走行体1Aの昇降シリンダ22を制御する制御バルブに連動連結されていて、支持アーム273の上下の揺動動作に連動して、走行体1Aの機体60が昇降制御されるように構成されている。 【0038】 前記操作レバー274は、長さ方向(前後方向)中途部が、支持アーム273の長さ方向(前後方向)中途部に左右方向の支点軸281を介して回動自在に支持されており、後部側が係止板272のガイド溝276を下方側から挿通していると共に、該後部側には、係止溝277に挿入されて係止される係止部285が設けられている。 前記リンク機構275は、一端側が操作レバー274の前端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結された第1リンク282と、この第1リンク282の他端側に一端側が左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結された第2リンク283とを備え、第2リンク283の他端側は揺動フレーム257の主杆258に固定されている。 【0039】 したがって、操作レバー274をガイド溝276に沿って支点軸281廻りに上下に揺動させることにより、移植装置1BのフレームFに対する鎮圧輪213の高さ調整がなされ、操作レバー274の係止部285を係止溝277に係止させることにより、鎮圧輪213が調整した高さに保持される。 また、操作レバー274の係止部285を係止溝277に係止した状態において、鎮圧輪213の上下動に連動して支持アーム273が上下に揺動する。 この覆土・鎮圧装置116にあっては、走行体1Aの機体60を上昇させて、連動レバー279がストッパ280に接当した状態で、移植機1を畝の端部に位置させ、その後、走行体1Aの機体60を下降させて鎮圧輪213を畝の上面に接当させる。 【0040】 鎮圧輪213が畝に押圧されて上昇して連動レバー279がストッパ280からある程度離れたところで、昇降シリンダ22の制御バルブが中立となって走行体1Aの機体60の下降が停止する。 そして、畝の上面に追従して鎮圧輪213が上下動すると、これに連動して支持アーム273が上下に揺動して、連動レバー279にボーデンケーブルを介して連動連結された昇降シリンダ22の制御バルブが制御され、走行体1Aの機体60が上下動するようになっている。 【0041】 また、鎮圧輪213の高さを調整することにより植付深さの調整がなされる。 なお、この支持機構251には、鎮圧輪213を引き上げる方向に付勢又は押し下げる方向に付勢する付勢手段が設けられると共に該付勢手段の付勢力を調整する調整機構を備えていて、覆土圧の調整が行えるようになっている。 前記スクレーパ253は、線材を鎮圧輪213に沿って折曲することによって構成されており、一端側が取付ステー263にねじ込まれたボルト287で取付ステー263に固定され、他端側が前記抜止めボルト270で支軸269に固定され、中途部が鎮圧輪213の外周面に摺接するように又は外周面と若干の隙間をあけて設けられていて、鎮圧輪213が転動することにより、スクレーパ253で鎮圧輪213の表面に付いた土が削り取られる。 【0042】 前記駆動装置252は、各鎮圧輪213に設けられた係合孔288と、この係合孔288に噛合する駆動ギヤ289と、この駆動ギヤ289にエンジンEからの動力を動力伝達する動力伝達装置290とを有する。 係合孔288は、各植付カップ155に対応する左右の鎮圧輪213の反対向側に形成されていて、支軸269を中心とする円周上に等間隔をおいて且つ全周に亘って形成されている。 駆動ギヤ289は各鎮圧輪213に対して1つ設けられており、前記支持筒267に挿通されて前後方向の軸心廻りに回動自在に支持された回転軸291の角軸部292に外嵌固定されていて、該回転軸291と一体回動し、駆動ギヤ289が前後軸廻りに回動することにより、該駆動ギヤ289が係合孔288に噛み合って、鎮圧輪213が前進するように回転駆動(前転駆動)される。 【0043】 なお、左右一側(左側)の植付カップ155に対応する左右一対の鎮圧輪213の駆動ギヤ289は、回転軸291の後部側に外嵌されて鎮圧輪213の後部側で係合孔288と噛合し、左右他側(右側)の植付カップ155に対応する左右一対の鎮圧輪213の駆動ギヤ289は、回転軸291の前部側に外嵌されて鎮圧輪213の前部側で係合孔288と噛合する。 これは、後述する本実施の形態の動力伝達装置では、4つの鎮圧輪213の内、外側の2つの鎮圧輪213に設けられた回転軸291は同方向に回転し、この回転軸291に対して、内側の2つの鎮圧輪213に設けられた回転軸291の回転方向が逆方向であるからである。 【0044】 前記動力伝達装置290は、前記株間伝動ケース44の下部に設けられた覆土伝動ケース293を有する。 覆土伝動ケース293は、株間伝動ケース44の背面下部に下方突出状に取付固定された第1ケース294と、この第1ケース294の下部前方で且つ株間伝動ケース44の下方側に位置する第2ケース295とを有し、第2ケース295は、植付カップ155の前側に位置し、その下部側は、4つの鎮圧輪213の左右一端側から左右他端側に亘る長さに形成されている。 【0045】 第1ケース294の上部には、前記動力取出軸47が挿入状とされ、第1ケース294の下部には、該第1ケース294と第2ケース295の上部側とに亘って設けられた中間伝動軸296が前後軸廻りに回動自在に設けられ、動力取出軸47に固定のスプロケット297と、中間伝動軸296の後側に固定のスプロケット298と、これらスプロケット297,298にわたって掛装されたエンドレスのチェーン299とを介して動力取出軸47から中間伝動軸296へと動力が伝達される。 また、第2ケース295の下部側には、各鎮圧輪213に対応して4本の出力軸300が前後軸廻りに回動自在に設けられ、各出力軸300には、スプロケット301が一体回動自在に設けられ、前記中間伝動軸296の前側には、スプロケット302が一体回動自在に設けられ、これら各スプロケット301,302にわたってエンドレスのチェーン303が掛装され、出力軸300に動力伝達されるように構成されている。 【0046】 なお、左から2つめの出力軸300及びスプロケット301は左右方向位置調整自在に設けられ、チェーン303の張り調整が可能とされている。 また、各出力軸300には、ユニバーサルジョイント304を介して長さ方向に伸縮自在な伝動軸305の前端側が連結され、各伝動軸305の後端側は、ユニバーサルジョイント304を介して、左右方向で対応する鎮圧輪213の回転軸291に連結されており、動力取出軸47からの動力が、覆土伝動ケース293内の動力伝達機構を経て、伝動軸305を介して、鎮圧輪213に伝達される。 【0047】 前記覆土・鎮圧装置116にあっては、鎮圧輪213は、後輪2の周速度(走行体1Aの対地速度、走行速度)よりも速い周速度で回転駆動されるようにエンジンE(動力源)からの動力が伝達されるように構成されている。 したがって、鎮圧輪213は土壌に対してスリップしながら該土壌の表面を転動することとなるので、該鎮圧輪213は土壌表面を擦るようにして土壌を押圧し、これによって、土壌がしっかりと鎮圧され、土壌水分保持効果が向上する。 図例の移植機1にあっては、前記動力取出軸47から、株間変更装置115を経て苗供給装置152及び植付装置151に動力伝達する系統と、覆土伝動ケース293内の動力伝達機構を経て鎮圧輪213に動力伝達する系統とに分岐されており、苗供給装置152及び植付装置151への動力伝達が断たれても、鎮圧輪213には、走行中、常時動力が伝達されて回転駆動されるようになっている。 【0048】 また、鎮圧輪213への動力の取り出しは、株間変更装置115を経た後の動力伝達系統から行っても良いが、この場合、鎮圧輪213への動力伝達系統に、株間変更装置115によって、植付装置151等への動力伝達が一旦停止している間でも鎮圧輪213が遊転によって転動するように、ワンウェイクラッチを設ける。 本実施の形態は、本発明の一例を開示したものであり、株間変更装置、植付装置、苗供給装置等は他の形式の装置を採用できる。 前述した移植機1にあっては、2条植え移植機であると共に移植装置1Bが左右前後輪3,2の左右方向中央から左右一側(左側)にオフセットされて設けられており、往復4条植え(往路で畝上面側の左右方向一側に2条を植え付け、復路で畝上面側の左右方向他側に2条を植え付ける)が行えるように構成されている。 【0049】 また、前記移植機1にあっては、左右の前後輪3,2が機体60に対して4輪同時に昇降するだけであるので、機体60の左右方向に関する傾きを調整することができない。 機体60の左右方向の傾きを調整することができないと、往復4条植えを行う場合に中高畝に対応できないという問題がある。 すなわち、中高畝は畝の左右方向中央部が高く、左右方向中央部から左右方向外方に行くに従って低くなるように形成されているので、畝の左右方向片側に2条の苗を植え付ける場合、左右方向中央側に植え付けられる苗に対し、左右方向外側に植え付けられる苗が浅植えになってしまうのである。 【0050】 そこで、左右一方の前後輪3,2と左右他方の前後輪3,2とが相互に逆方向に上下動するように構成し、畝上面の左右方向に関する傾斜に合わせて機体60を傾斜させることにより、前記問題を解消することができる。 図18〜20に記載されたものは、その機構の一例を示すものである。 図18〜20において、前輪支軸18は架台Kの右側において分割されていると共に、分割された一方の支軸構成体18Aと、他方の支軸構成体18Bとは、一方の支軸構成体18Aに固定され且つ他方の支軸構成体18Bに前輪支軸18の軸心廻りに相対回動自在に挿通され且つ抜け止めされた連結軸71によって連結されている。 【0051】 この連結軸71の、他方の支軸構成体18Bに挿通された部分には周溝72が形成され、他方の支軸構成体18Bには軸心方向に直交する方向にネジ孔が73が形成され、このネジ孔73に螺合された抜止めボルト74の先端側が前記周溝72に挿通されている。 75は、ロックナットである。 この構成によって、連結軸71が他方の支軸構成体18Bに対して抜け止めされていると共に、一方の支軸構成体18Aと他方の支軸構成体18Bとの、前輪支軸18の軸心廻りの相対回動が許容されている。 【0052】 また、一方の支軸構成体18Aにはブラケット76が後方突出状として固定され、このブラケット76には、油圧シリンダ等からなるローリングシリンダ77のシリンダ本体77Aのピストン頂部側が左右方向の枢軸78を介して左右軸廻りに回動自在に枢支され、このローリングシリンダ77のピストンロッド77Bの先端側は、他方の支軸構成体18Bに固定されたブラケット79にピン80を介して左右軸廻りに回動自在に枢支連結されている。 その他の構成は前記移植機と略同様に構成される。 【0053】 前記構成のものにあっては、ローリングシリンダ77を伸縮させるとブラケット79が押し引きされて、一方の支軸構成体18Aに対して他方の支軸構成体18Bが前輪支軸18の軸心廻りに相対回動し、これによって、左右一方の前後輪3,2と左右他方の前後輪3,2とが相互に逆方向に上下動して、機体60の左右方向に関する傾きを調整することができ、中高畝の往復4条植えに対応することができる。 また、図例では、機体60の左右方向に関する傾きを調整するローリング機構には、ブラケット79を押し引きするのに、油圧シリンダからなるローリングシリンダ77を採用しているが、これに限定されることはなく、例えば、ネジジャッキ等に採用されているネジ式の伸縮装置をブラケット76,79間に介装し、油圧モータ、電動モータ等のアクチュエータ又は手動によって該ネジ式の伸縮装置を伸縮させることによってブラケット79を押し引きするようにしてもよい。 【0054】 なお、前記植付装置は圃場に形成された溝状の植え穴に苗を放出するタイプのものであってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0055】 【図1】移植機の全体側面図である。 【図2】移植機の全体平面図である。 【図3】機体の昇降機構を示す側面図である。 【図4】昇降シリンダ等の平面図である。 【図5】移植装置のフレーム等の側面図である。 【図6】移植装置のフレーム等の平面図である。 【図7】移植装置のフレーム等の背面図である。 【図8】苗供給装置の側面概略構成図である。 【図9】苗供給装置の側面図である。 【図10】苗搬送ベルトと植付装置との関係を示す背面図である。 【図11】姿勢変更装置等の平面図である。 【図12】覆土・鎮圧装置の側面図である。 【図13】覆土・鎮圧装置の背面図である。 【図14】覆土・鎮圧装置の平面図である。 【図15】覆土輪の支持装置の側面図である。 【図16】覆土輪の支持装置の平面図である。 【図17】覆土輪の背面断面図である。 【図18】移植機の変形例を示す走行体前部の平面図である。 【図19】機体の傾きを調整するローリング機構の側面図である。 【図20】一方の支軸構成体と他方の支軸構成体との連結部分の平面断面図である。 【符号の説明】 【0056】 1A 走行体 1B 移植装置 213 鎮圧輪 N 苗
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成16年3月29日(2004.3.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2005−278476(P2005−278476A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月13日(2005.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−96722(P2004−96722) |
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