| 【発明の名称】 |
移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】福本 仁志 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】本庄 邦章 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】マルチフィルムが敷設された畝に苗を植え付けた後に、苗を覆うように敷設される小マルチフィルムを、畝に敷設されたマルチフィルムに良好に貼り付けることができる移植機を提供する。
【解決手段】走行体2に植付体24を昇降自在に設け、この植付体24の上死点側で該植付体24に苗Sを供給し、植付体24の下死点側で該植付体24が畝Rに突入すると共に苗Sを放出して該苗Sを植え付けるようにした移植機において、走行体2に、植付体24の後方側に位置し且つ苗Sの左右両側の畝R上面に接当可能にブラシ38を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行体(2)に植付体(24)を昇降自在に設け、この植付体(24)の上死点側で該植付体(24)に苗(S)を供給し、植付体(24)の下死点側で該植付体(24)が畝(R)に突入すると共に苗(S)を放出して該苗(S)を植え付けるようにした移植機において、 走行体(2)に、植付体(24)の後方側に位置し且つ苗(S)の左右両側の畝(R)上面に接当可能にブラシ(38)を設けたことを特徴とする移植機。 【請求項2】 ブラシ(38)を下方側に付勢する付勢手段(46)を備えていると共に該ブラシ(38)は地面側からの外力により前記付勢手段(46)の付勢力に抗して上動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の移植機。 【請求項3】 ブラシ(38)は上下位置調整自在とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の移植機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、タバコ、野菜等の直物の苗を移植する移植機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、タバコ等の苗を移植する移植機として、走行体に、畝に苗を植え付ける植付体と、この植付体に苗を供給する苗供給装置とを設け、畝の長手方向に走行しながら自動的に苗を植え付けるようにしたものがある(特許文献1参照)。 前記植付体は下部が前後に開閉自在に形成されており、植付体の移動域の上死点側で該植付体に苗供給装置から苗を供給し、植付体の移動域の下死点側で該植付体が畝に突入して開くことにより、該畝に植え穴を形成すると共に該植え穴に苗を放出することで苗を植え付けるように構成されている。 【特許文献1】特開2001−28911号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記従来の移植機によってマルチフィルムを敷設した畝に苗を植え付けた後、図9に示すように、畝R上に敷設されたマルチフィルムMの上に苗Sを覆うように小マルチフィルム(テンパマルチ)Fを敷設して霜害等を防止する場合がある。 このテンパマルチFは、その左右方向両側を、畝Rを覆うマルチフィルムM上の、苗Sの左右両側位置に、両面テープTを介して貼り付けるようにしているが、苗Sを放出した後に植付体が上昇する際に該植付体から落ちた土が畝R上に敷設されたマルチフィルムM上に乗っていると、前記両面テープTがうまく付かず、該両面テープTが剥がれてテンパマルチFが風で飛んでしまったりする。 【0004】 そのため、従来では、苗移植後に、畝R上に敷設されたマルチフィルムM上の土をほうき等で手作業によって落としてからテンパマルチFを貼り付けなければなず、この作業が手間がかかり面倒であるという問題がある。 そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、マルチフィルムが敷設された畝に苗を植え付けた後に、テンパマルチを良好に貼り付けることができる移植機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、走行体に植付体を昇降自在に設け、この植付体の上死点側で該植付体に苗を供給し、植付体の下死点側で該植付体が畝に突入すると共に苗を放出して該苗を植え付けるようにした移植機において、 走行体に、植付体の後方側に位置し且つ苗の左右両側の畝上面に接当可能にブラシを設けたことを特徴とする。 この構成により、ブラシによって、植え付けられた苗の左右両側の、マルチフィルム上の土を苗の植付作業と同時に落とすことができ、苗の植付後、畝に敷設されたマルチフィルム上に、苗を覆うように敷設される小マルチフィルムを良好に貼り付けることができる。 【0006】 また、マルチフィルムを敷設していない畝に苗を植え付ける際にあっては、苗の左右両側の畝上部の土を崩して苗の覆土を行うことができ、ブラシを土崩し用として使用することができる。 また、ブラシを下方側に付勢する付勢手段を備えていると共に該ブラシは地面側からの外力により付勢手段の付勢力に抗して上動可能とされていてもよい。 これにより、走行体の機体が上下動しても、ブラシを畝に追従させることができる。 ブラシは上下位置調整自在とされているのがよい。 【0007】 これにより、深植又は浅植とすべく走行体の機体を上下高さ調整した場合に、ブラシの上下位置を調整することにより、深植又は浅植に対応させることができる。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、畝上に敷設されたマルチフィルム上の土を苗の植付作業と同時に落とすことができるので、苗植付後の土落とし作業が不要であり、苗の植付後に該苗を覆うように貼り付けられる小マルチフィルムを良好に敷設することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1において、1は主としてタバコの苗Sの移植に使用される移植機であり、走行体2と、該走行体2に設けられた移植装置3とにより構成されており、畝Rの長手方向に移動しながら図9に示すように畝Rに苗Sを自動的に植え付けていくものである。 走行体2は、エンジン(図示省略)、ミッションケース10等を備えた機体4を有し、エンジン等はボンネット5で覆われており、機体4は左右の前後輪6,7によって走行可能に支持されている。 【0010】 機体4の前部には、左右一対の前輪支軸8が左右方向に張出状に設けられ、この左右の前輪支軸8はそれぞれ機体4に左右方向の軸心回りに回動自在に支持されており、左右各前輪支軸8に前輪アーム9の上端側が固定され、該前輪アーム9は後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に設けられ、この前輪アーム9の先端側(後端側)に前輪6が回転自在に支持されている。 ミッションケース10の左右両側には、該ミッションケース10から左右方向張出状に後輪支軸11が設けられ、この左右の後輪支軸11はそれぞれミッションケース10に左右方向の軸心回りに回動自在に支持されており、この後輪支軸11に伝動ケース12の上端側が固定され、該伝動ケース12は後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に設けられ、この伝動ケース12の先端側(後端側)に後輪7が回転自在に支持されている。 【0011】 前記後輪支軸11の軸心部には走行系動力伝動軸が挿通され、ミッションケース10から出力されるエンジンからの動力が該伝動軸から伝動ケース12内の動力伝達機構を経由して後輪7に伝達されて該後輪7が回転駆動されるよう構成されている。 前記左右の伝動ケース12は昇降シリンダ13の伸縮動作により後輪支軸11回り(左右軸廻り)に上下方向揺動自在とされており、この昇降シリンダ13の動きは、連動リンク14を介して左右の前輪支軸8に伝達されて、左右の前輪アーム9も前輪支軸8回り(左右軸廻り)に上下方向揺動するように構成されており、したがって、前記昇降シリンダ13の伸縮動作によって左右の前後輪6,7が機体4に対して4輪同時に相対的に上下動し、これによって機体4の高さが調整自在とされている。 【0012】 また、左右の伝動ケース12は、ローリングシリンダ15の伸縮動作によって、互いに逆方向に上下揺動自在とされ、この伝動ケース12の上下揺動によって連動リンク14を介して左右の前輪アーム9が上下に揺動されるので、前輪アーム9も互いに逆方向に上下揺動するように構成されており、したがって、前記ローリングシリンダ15の伸縮動作によって、左右一方の前後輪6,7と他方の前後輪6,7とが逆方向に上下動して、機体4の左右方向に関する傾きが調整可能とされている。 前記昇降シリンダ13及びローリングシリンダ15は油圧シリンダから構成されている。 【0013】 また、この移植機1にあっては、左右方向(の水平)に対する機体4の傾きを検出する振り子(センサ)が前後軸回りに左右揺動自在に設けられており、この振り子によって機体4の水平に対する傾きが検出されると、機体4が左右方向に関して水平となるようにローリングシリンダ15が制御されるようになっている(機体4の左右方向の水平制御が可能とされている)。 機体4の後方には、ミッションケース10から後方に延出するフレーム16が固定されており、このフレーム16の後端側にハンドル19が取り付けられていると共に、該フレーム16に移植装置3が支持されている。 【0014】 フレーム16は、ミッションケース10上部から後方に延出された左右一対のメインフレーム17と、この左右各メインフレーム17の下方側に位置し且つ前端側がミッションケース10に連結され後端側がメインフレーム17の後端側に連結された左右一対のサブフレーム18とを備えて主構成されており、左右のメインフレーム17及び左右のサブフレーム18は後端部で相互に連結されており、メインフレーム17の後端側から後上方に延出されたハンドルポスト20の後端側にハンドル19が設けられている。 前記移植装置3は、前記メインフレーム17の後部とハンドルポスト20の後端部にわたって設けられた支持フレーム21上に支持された苗載せ台22と、該苗載せ台22の前方側に配置された苗取出爪23と、該苗取出爪23の下方でサブフレーム18等に昇降自在に設けられた植付体24とを備えている。 【0015】 苗載せ台22は、前方に向かうに従って下方に移行する傾斜状の載置面を有し、該載置面に苗トレイが載置される。 この苗トレイは、該苗トレイの上面側に開口し且つ苗トレイの上壁下面から下方側に突出するように形成された多数のポット部を縦横に碁盤目状に形成してなり、該ポット部に充填された床土にタバコの苗Sが育苗されており、該苗トレイは横方向のポット部の列が左右方向に沿い、縦方向のポット部の列が載置面の傾斜方向に沿うように且つポット部の開口部が上側を向くように苗載せ台22の載置面上に載置される。 【0016】 苗取出爪23は、前記苗トレイから苗Sを一つずつ取り出して、植付体24に供給するものであり、該苗取出爪23は、苗トレイの上面側で且つ前方側から苗トレイに対して進出して(後方側に移動して)ポット部内の床土に突き刺して後退することにより、ポット部から苗Sを取り出し、その後、植付体24の上方側に苗Sを移送して下方の植付体24に対して苗Sを放出するように構成されている。 苗載せ台22は、支持フレーム21に左右移動自在に支持されていると共に、苗トレイを下方側に縦送りする縦送り機構が設けられており、ポット部から苗Sが取り出されるとポット部の横1ピッチ分、苗載せ台22が左右方向に横送りされ、そして、横一列のポット部から苗Sが取り出されると、縦送り機構によってポット部の縦1ピッチ分、苗トレイが下方側に縦送りされて、再び横一列のポット部の苗Sが1つずつ取り出されるという動作を繰り返すように構成されている。 【0017】 植付体24は、上端側が開口状で下部側が前後に開閉自在で且つ下方に向かうに従って先窄まり状に形成されており、該植付体24にその移動域の上死点側で苗Sが供給され、該移動域の下死点側で植付体24が畝Rに突入して前後に開くことにより、図1,図2,図9に示すように、畝Rに植え穴25が形成されると共に該植え穴25に苗Sが放出されて該苗Sが植え付けられる。 畝RにはマルチフィルムMが敷設されており、植付体24にはマルチフィルムMに切れ目を入れるカッターが設けられており、植付体24が畝Rに突入する際にマルチフィルムMに切れ目を入れながら畝Rに突入する。 【0018】 なお、苗植付位置に穴が形成されているマルチフィルムを使用したり、マルチフィルムの苗植付位置に穴を形成する穿孔装置を植付体24の前方側に昇降自在に設けてもよい。 前記ハンドル19には、機体4を昇降操作する昇降レバー26が前後揺動操作可能に設けられている。 この昇降レバー26を後方(図7の矢示A方向)に倒すと機体4が最上げ位置まで上昇し、この機体4の最上げ位置から昇降レバー26を前方に倒すと機体4が植付位置(苗Sを畝Rに植え付けるのに適した位置)まで下降するようになっている。 【0019】 畝R端の枕地で旋回(Uターン)する場合は、昇降レバー26を後方に倒して上昇位置とすると共に、ハンドル19を押し下げて機体4を後輪7の接地点回りに前上がり状態に傾かせて前輪6を上昇させ、左右一方の後輪7への動力伝達を切ることにより行われる。 そして、旋回した後に、次の条の畝Rを跨ぐと共に昇降レバー26を前側に倒して機体4を植付位置まで下降し、走行体2を前進させて植付作業を行い、また畝R端にくると、旋回してさらに次の条の畝Rに植付作業を行う。 また、ハンドルポスト20の後端側には、前記振り子の揺動を規制することにより機体4の水平制御が行われないように水平制御をロックするローリングロックレバー27が上下揺動操作可能に設けられている。 【0020】 図7及び図8に示すように、ローリングロックレバー27は、ハンドルポスト20に取り付けられたブラケット28に中途部が支軸29を介して左右軸回りに回動自在に支持されていて、図7に仮想線で示すロック解除位置と実線で示すロック位置とに上下揺動操作自在とされており、ロック位置では、前記振り子の揺動動作が規制されて機体4の水平制御がロックされ、ロック解除位置では、前記振り子の揺動動作が許容されて機体4の水平制御が可能とされている。 また、前記ブラケット28には、バネ掛けプレート30の一端側が枢軸31によって左右軸廻りに回動自在に支持され、バネ掛けプレート30の他端側とローリングロックレバー27とにわたって引張コイルバネ32が掛装されており、ローリングロックレバー27がロック解除位置にあるときには、前記コイルバネ32によってローリングロックレバー27が引上げられる方向に付勢されてローリングロックレバー27がロック解除位置に保持され、ローリングロックレバー27がロック位置にあるときには、前記コイルバネ32によってローリングロックレバー27が引下げられる方向に付勢されてローリングロックレバー27がロック位置に保持されるように、ロック解除位置とロック位置とでコイルバネ32の付勢力が切り替わるように構成されている。 【0021】 一方、傾斜地で植付作業を行う場合は、機体4が左右方向に関して水平姿勢とされた状態で機体4の水平制御をロックして植付作業を行う場合があるが、この場合にあっては、畝R端において旋回する場合、機体4を上昇させると共にローリングロックレバー27を引き上げて水平制御のロックを解除してから旋回し、その後、ローリングロックレバー27を押し下げて、再び水平制御をロックすると共に機体4を植付位置まで下降させるようにしているが、この水平制御のロック解除操作が面倒である。 そこで、本実施の形態では、昇降レバー26とローリングロックレバー27とをケーブル33によって連動連結して、昇降レバー26を上昇位置にするとローリングロックレバー27がロック位置からロック解除位置に自動的に切り替わるように構成されている。 【0022】 すなわち、ケーブル33はプッシュプルケーブルによって構成され、アウターケーブル34はローリングロックレバー27を支持するブラケット28側に固定され、インナーケーブル35の一端側は引張コイルバネ36を介して昇降レバー26に連結され、インナーケーブル35の他端側はローリングロックレバー27に連結されており、ローリングロックレバー27がロック位置にあるときに昇降レバー26を植付位置から後側に倒すと、インナーケーブル35によってローリングロックレバー27が上方側に引っ張られて該ローリングロックレバー27がロック解除位置に自動的に操作されるようになっている。 【0023】 なお、ローリングロックレバー27をロック解除位置からロック位置にするときには手動で行う。 また、この移植機1には、植付作業をしながら畝Rに敷設されたマルチフィルムM上の土を落とす(排除する)ブラシ装置37が設けられている。 このブラシ装置37は、図1〜図6に示すように、左右一対のブラシ38と、この左右ブラシ38が取り付けられる取付フレーム39とを有する。 ブラシ38は、取付部材40に、例えば諸種の獣毛・植物繊維・鯨鬚・合成樹脂などからなるブラシ毛41を多数植えつけたものである。 【0024】 取付フレーム39は、前部のステー42と、このステー42の下端から後方に延びるアーム43と、このアーム43の後端側に固定された支持筒44と、この支持筒44に挿通された支持ロッド45と、該支持ロッド45に套嵌された圧縮コイルバネ(付勢手段)46とを左右一対備えていると共に、左右支持ロッド45の下端部間にわたって設けられたブラシハンガー47と、このブラシハンガー47にブラシ38を取り付けるのに使用されるブラシ押え板48とを有する。 左右の各サブフレーム18には前下方に突出状としてブラケット49が固定され、左側のブラケット49に左側のステー42が、右側のブラケット49に右側のステー42がそれぞれボルト・ナットからなる上下一対の締結具50によって取付固定されている。 【0025】 左右の各アーム43は、前端側から中途部にわたって前後方向に沿って形成され、後部が後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状となるように屈曲されている。 支持筒44は、軸心が上方に向かうに従って前方に移行するやや傾斜状となるように配置されて、アーム43の後端に溶接等によって固定されていると共に、上部に鍔が設けられたブッシュ51が内嵌されている。 支持ロッド45は、その上部が支持筒44に上下移動自在(軸心方向移動自在)に挿通されていて、その軸心が上方に向かうに従って前方に移行するやや傾斜状となるように配置されており、この支持ロッド45には、支持筒44とブラシハンガー47との間に上下一対のバネ受け座金52が外嵌されていると共に、この上下のバネ受け座金52間に前記コイルバネ46が套嵌されている。 【0026】 また、支持ロッド45の上部には、軸心方向に間隔をおいてピン挿通孔53が形成され、支持ロッド45の上端側には座金54が外嵌されていると共に、図例では、一番上のピン挿通孔53に前記座金54の上側で止めピン55が挿通されており、この止めピン55によって支持ロッド45の下方移動が規制されていると共に、前記コイルバネ46の付勢力に抗して支持ロッド45が上方に移動可能とされている。 また、止めピン55を他のピン挿通孔53に選択的に挿通することにより、支持ロッド45の上下位置が調整可能とされている。 【0027】 ブラシハンガー47は、板材から左右方向に長い帯板状に形成され、左右方向中央部で屈曲されていて平面視前方に突出するV字形に形成されており、左側端部が左側の支持ロッド45の下端側の側面に固定され、右側端部が右側の支持ロッド45の下端側の側面に固定されていて、やや前傾状とされている。 また、ブラシハンガー47の左右両側には、左右方向に長い長孔状のボルト挿通孔56がそれぞれ左右一対形成されている。 また、ブラシ押え板48は、ブラシハンガー47の左右両側後方に対向状に配置されており、このブラシ押え板48にも左右一対の円形状のボルト挿通孔57が形成されている。 【0028】 ブラシ38は、その取付部材40をブラシハンガー47とブラシ押え板48との間に挟み込み、該取付部材を貫通し且つブラシハンガー47及びブラシ押え板48のボルト挿通孔56,57に挿通されるボルト58及び該ボルト58に螺合されるナット59によってブラシハンガー47に取り付けられている。 そして、ブラシ38はブラシハンガー47のボルト挿通孔56の左右長さの範囲で左右位置調整可能とされている。 また、左右のブラシ38は、植付体24の後方側に位置しており、機体4を植付位置まで下ろすと、そのブラシ毛41が撓んで該ブラシ毛41の下部側が畝Rの上面側の苗Sの植付位置の左右両側に接触可能とされている。 【0029】 前記構成の移植機1にあっては、走行体2を前進させてマルチフィルムMが敷設された畝Rに苗Sを植え付る作業を行う際に、畝Rに敷設されたマルチフィルムM上の土であって、苗Sの左右両側のテンパマルチF貼付け位置の土を畝Rの左右両側に落とすので、苗Sの植付後、苗Sを覆うテンパマルチFを前記マルチフィルムM上に貼り付ける場合に、別途土落としを行わなくてもテンパマルチFを良好に貼り付けることができる。 また、ブラシ38は、支持ロッド45及びブラシハンガー47等を介して上下動自在に支持されていると共にコイルバネ46によって下方に付勢されているので、地面側(畝側)からの外力によって上動可能とされ、機体4が上下動してもブラシ38を畝Rに追従させることができる。 【0030】 また、ブラシ38は、支持ロッド45の上下位置を調整することにより上下位置が調整可能とされており、深植え又は浅植えをすべく、機体4の上下位置を調整した場合において、ブラシ38を上下位置を調整することにより、該ブラシ38を良好に畝R上面に接当させることができる なお、本発明の移植機1において、マルチフィルムMが敷設されていない畝Rにタバコの苗Sを植え付けるようにしてしてもよく、この場合、ブラシは畝Rの上部側の土を崩して該土を植え穴25内に落とし込んで苗Sの覆土を行う土崩しとしての機能を発揮する。 【0031】 また、本発明は前記実施の形態に示したものに限定されるものではなく、乗用型移植機、トラクタに牽引される形式の移植機、又は、手動型の簡易移植装置にも適用できるものである。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】移植機の左側の全体側面図である。 【図2】ブラシ装置等の背面図である。 【図3】ブラシ装置の左側の側面図である。 【図4】ブラシ装置の平面図である。 【図5】ブラシを取り付ける取付フレームの側面断面図である。 【図6】ブラシを取り付ける取付フレームの背面図である。 【図7】昇降レバーとローリングロックレバーとの関係を示す右側の側面図である。 【図8】ローリングロックレバーと、その支持機構と、ローリングロックレバーと昇降レバーとを連動連結するケーブルとを示す右側の側面図である。 【図9】畝に敷設されたマルチフィルム上に苗を覆う小マルチフィルムを敷設した状態を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0033】 2 走行体 24 植付体 38 ブラシ 46 コイルバネ(付勢手段) R 畝 S 苗
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成16年3月24日(2004.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2005−269975(P2005−269975A) |
| 【公開日】 |
平成17年10月6日(2005.10.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−87321(P2004−87321) |
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