| 【発明の名称】 |
播種機 |
| 【発明者】 |
【氏名】上梶迫 省志 【住所又は居所】広島県高田郡吉田町大字山手739番地の6株式会社啓文社製作所内
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| 【要約】 |
【課題】軟弱な土壌に一定深さの溝を正確に形成することができ、構造が簡単で、播種の間隔を正確に調整することのできる播種機を提供する。
【解決手段】管理機1に取付けられ、播種ローター14を搭載したベース体10と、ベース体10の前端部に軸ピン24で上下に揺動かつ回動自在に軸止された揺動体26を左右に一対設け、その下端部間を軸棒27で架設した揺動機構20と、軸棒に自転自在に軸止されて溝Gを形成する二つの溝切ローラー31を、着脱自在の設定ローラー28を挟んで左右に分割自在に設け、その一方側面に、駆動爪32を複数有する駆動部材33を取付けた溝切機構30と、溝切ローラー31の後方に設けられ、種子Sを溝Gに案内する種子パイプ40と、種子パイプ40の後方に設けられ、播種後に溝Gを土壌Eで覆う覆土棒50と、で構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラクターや耕運機等の管理機(1)に装着して使用する播種機(2)であって、 前記管理機に取付けられ,播種ローター(14)を搭載したベース体(10)と、 前記ベース体に、軸ピン(24)および弾材(25)によって上下に揺動自在に取付けた揺動体(26)を左右に設け,かつ,該左右の揺動体を軸棒(27)で連結した揺動機構(20)と、 前記軸棒に自転自在に軸止され溝(G)を形成する二つの溝切ローラー(31)を,着脱自在の設定ローラー(28)を挟んで左右に分割自在に設け,且つ,土壌(E)を掻いて該溝切ローラーを回転させる駆動爪(32)を前記設定ローラー(28)周面に放射状に複数突設した溝切機構(30)と、 前記各溝切ローラーの後方に設けられ,前記播種ローターによって送られた種子(S)を前記溝に案内する種子パイプ(40)と、 前記種子パイプの後方に設けられ,播種後に前記溝を土壌で覆う覆土棒(50)と、を備えてなることを特徴とする播種機。 【請求項2】 トラクターや耕運機等の管理機(1)に装着して使用する播種機(2)であって、 前記管理機に取付けられ,播種ローター(14)を搭載したベース体(10)と、 前記ベース体に、軸ピン(24)および弾材(25)によって上下に揺動自在に取付けた揺動体(26)を左右に設け,かつ,左右の揺動体を軸棒(27)で連結した揺動機構(20)と、 前記軸棒に自転自在に軸止され溝(G)を形成する二つの溝切ローラー(31)を,着脱自在の設定ローラー(28)を挟んで左右に分割自在に設け,且つ,土壌(E)を掻いて該溝切ローラーを回転させる駆動爪(32)を前記設定ローラー(28)周面に放射状に複数突設した溝切機構(30)と、 前記各溝切ローラーの後方に設けられ,前記播種ローターによって送られた種子(S)を前記溝に案内する種子パイプ(40)と、 前記種子パイプの後方に設けられ,播種後に前記溝を土壌で覆う覆土棒(50)と、を備え、 前記溝切ローラーの他方側面には,外周部に複数の端末部(34)を等間隔に配設した感知板(35)が設けられると共に,前記揺動体(26)には前記端末部に近接して近接センサー(29)が設けられ,かつ,前記ベース体には,前記近接センサーによる単位時間における前記端末部の検知数から車速を演算し,その演算に基づいて播種ローターの回転を前記車速に同期させる演算機(15)が設けられてなることを特徴とする播種機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、トラクターや耕運機等のいわゆる管理機に装着して使用する播種機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から、土壌に作物の種子を播くために、トラクターや耕運機等の管理機に装着するタイプの播種機が使用されている。この播種機は、少ない人手で効果的に種播きを行うことができるので作業性が良いといった利点を持つ。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかし、播種を行う土壌は軟弱でかつ凹凸があるため、それに一定深さの溝を正確に形成することが難しい。そのため、溝に播いた種子が深植えとなったり、その逆に地表に露出する場合があり、種子の発芽率に悪影響を与えてしまうといった問題がある。 【0004】 また、従来の播種機は、管理機の駆動輪をスプロケット等を介して播種ローターに連結し、駆動輪の回転力を利用して播種ローターを回転させて播種を行っている。また、播種の間隔をスプロケットで調整している。そのため、構造が複雑であり、播種の間隔を正確に無段階調節することができないと言った問題があった。 【0005】 本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、軟弱な土壌に一定深さの溝を正確に形成することができ、構造が簡単で、播種の間隔を正確に調整することのできる播種機を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 図1乃至図6を参照して説明する。請求項1に記載の発明は、トラクターや耕運機等の管理機1に装着して使用する播種機2であって、前記管理機1に取付けられ、播種ローター14を搭載したベース体10と、前記ベース体10に、軸ピン24および弾材25によって上下に揺動自在に取付けた揺動体26を左右に設け、かつ、左右の揺動体26を軸棒27で連結した揺動機構20と、前記軸棒27に自転自在に軸止され溝Gを形成する二つの溝切ローラー31を、着脱自在の設定ローラー28を挟んで左右に分割自在に設け、且つ、土壌Eを掻いて当該溝切ローラー28を回転させる駆動爪32を前記設定ローラー28周面に放射状に複数突設した溝切機構30と、前記各溝切ローラー28の後方に設けられ、前記播種ローター14によって送られた種子Sを前記溝Gに案内する種子パイプ40と、前記種子パイプ40の後方に設けられ、播種後に前記溝Gを土壌Eで覆う覆土棒50と、を備えてなることを特徴とするものである。 【0007】 請求項2に記載の発明は、トラクターや耕運機等の管理機1に装着して使用する播種機2であって、前記管理機1に取付けられ、播種ローター14を搭載したベース体10と、前記ベース体10に、軸ピン24および弾材25によって上下に揺動自在に取付けた揺動体26を左右に設け、かつ、左右の揺動体26を軸棒27で連結した揺動機構20と、前記軸棒27に自転自在に軸止され溝Gを形成する二つの溝切ローラー31を、着脱自在の設定ローラー28を挟んで左右に分割自在に設け、且つ、土壌Eを掻いて当該溝切ローラー28を回転させる駆動爪32を前記設定ローラー28周面に放射状に複数突設した溝切機構30と、前記各溝切ローラー28の後方に設けられ、前記播種ローター14によって送られた種子Sを前記溝Gに案内する種子パイプ40と、前記種子パイプ40の後方に設けられ、播種後に前記溝Gを土壌Eで覆う覆土棒50と、を備え、二つの溝切ローラー28の他方側面には、外周部に複数の端末部34を等間隔に配設した感知板35が設けられると共に、前記揺動体26には前記端末部34に近接して近接センサー29が設けられ、かつ、前記ベース体10には、前記近接センサー29による単位時間における前記端末部34の検知数から車速を演算し、その演算に基づいて播種ローター14の回転を前記車速に同期させる演算機15が設けられてなることを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0008】 請求項1に記載の発明は、揺動機構20の揺動体26を弾材25のはたらきで上下に揺動自在としているので、当該揺動機構20の軸棒27に軸止した溝切ローラー31も上下に揺動自在とすることができる。これにより、溝切ローラー31は、軟弱で凹凸のある土壌Eの表面上を、土壌Eの反力によって上下に揺動しながら転動するので、一定深さの溝Gを正確に形成することができる。 【0009】 また、本発明における設定ローラー28には、駆動爪32を備えており、その駆動爪32が土壌Eに入り込み、土壌Eを掻くようにして溝切ローラー31を回転させるので、従来のスプロケット等の駆動機構を必要としない。従って、構造を簡素化することができる。 【0010】 さらに、一対の溝切ローラー31を分割自在に設け、かつ、その間に着脱自在の前記設定ローラー28を設けたので、横幅の異なる設定ローラー28を使用することによって一対の溝切ローラー31で形成される二つの溝Gの間隔を自在に調節することができる(図5参照)。 【0011】 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明同様に、一定深さの溝Gを正確に形成し、構造を簡素化し、二つの溝Gの間隔を自在に調節することができる。また、感知板35、近接センサー29および演算機15を設けて、播種ローター14の回転を管理機1の車速に同期させたので、管理機1の速度に関係なく種子Sを一定間隔で播くことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 本発明に係る播種機2の実施形態を、図1乃至図6に示す。これは管理機(トラクター)1の後端部に装着し、耕作部3で土壌Eを耕した直後に播種を行う播種機2であり、ベース体10、揺動機構20、溝切機構30、種子パイプ40および覆土棒50を備える。 【0013】 ベース体10は、管理機1に取付けられ、種子容器11と、ステッピングモーター12と真空ポンプ13で播種を行う真空吸着式の播種ローター14を搭載している。揺動機構20は、上横片21と縦片22と下横片23を備え、上横片21の前端部をベース体10の前端部下面に軸ピン24で上下に回動自在に軸止し、上横片21とベース体10との間に弾材(渦巻きバネ)25を設けた側面略Z字状の揺動体26を左右に設け、かつ、当該左右の揺動体26の縦片22の下端部間を軸棒27で連結している。真空ポンプ13と播種ローター14とは接続パイプ16で接続している。 【0014】 溝切機構30は、軸棒27に自転自在に軸止され溝Gを形成する二つの溝切ローラー31を、着脱自在の設定ローラー28を挟んで左右に分割自在に設け、下端が周面から突出し、土壌Eを掻いて該溝切ローラー31を回転させる駆動爪32を設定ローラー28に複数設けている。駆動爪32の数は限定されないが、6〜12本程度が好ましい。 【0015】 種子パイプ40は、各溝切ローラー31の後方に設けられ、播種ローター14によって一粒づつ、あるいは複数粒づつ送られてくる種子Sを溝Gに案内するものである。覆土棒50は、種子パイプ40の後方に設けられ、播種を終えた後に溝Gを土壌Eで覆うものであり、左右の左横片23,23に支承固着したところの水平軸52にスライドブロック53が摺回動可能に嵌合支承されると共に、スライドブロックに螺込んだ締付ネジ54で位置固定されるようになっている。スライドブロック53に上下方向摺動自在に嵌挿された覆土棒50は締付ボトル55で位置固定される。ベース体10に下向き突設した突片10aと覆土棒50の間にはスプリング51が張架されている。 【0016】 なお、本実施形態においては、二つの溝切ローラー31の他方側面に、外周部に複数の端末部34を等間隔に配設した感知板35を設けると共に、揺動体26に、感知板35の端末部34に近接して近接センサー29を設けている。また、ベース体10に、近接センサー29による単位時間における端末部34の検知数から管理機1の車速を演算し、その演算に基づいて播種ローター14の回転をその車速に同期させる演算機15を設けている。演算機15と播種ローターと14とは接続ライン17で接続している。 【0017】 この播種機2は次のように作動する。まず、管理機1を前進させる。これによって、その後端部に装着されている播種機2が牽引されて前進し、溝切ローラー31が土壌Eの上面を転動しながら土壌Eに溝Gを形成する。この溝切ローラー31は、その前端部がベース体10に軸止され、かつベース体10との間に弾材25を設けているので、土壌Eの凹凸に従って上下に揺動する。従って、均一な深さの溝Gを正確に形成することができる。 【0018】 また、溝切ローラー31の転動は、設定ローラー28の駆動爪32が土壌Eに入り込み、当該土壌Eを掻くことによって自動的に行われる。従って、溝切ローラー31を回転させるための動力機構を必要としないので、それだけ構造を簡素化することができる。 【0019】 溝切ローラー31が回動すると、近接センサー29が所定時間内における感知板35の端末部34の検知数によって、演算機15が管理機1の速度を演算する。そして、その速度に同期してステッピングモーター12を回転させ、種子容器11内の種子Sを真空ポンプ13による負圧で種子パイプ40に送り出す。送り出された種子Sは、種子パイプ40を通って溝Gに落下する。従って、管理機1の速度に関係なく、種子Sを一定間隔で溝Gに播くことができる。播種完了後、覆土棒50が種子Sの植えに土壌Eを被せ播種作業を完了する。 【0020】 なお、本実施形態においては、覆土棒50を揺動体26の下横片23にスプリング51で連結している。更に覆土棒は左右調整及び角度変更自在,長さ調整可能である。従って、覆土棒50は土壌Eの凹凸によって適度に揺動するため、適量の土壌Eを種子Sの上に被せることができる。 【図面の簡単な説明】 【0021】 【図1】本発明の実施形態に係る播種機を管理機に取付けた状態を示す側面図である。 【図2】図1に示す播種機の側面図である。 【図3】図1に示す播種機の平面図である。 【図4】図1に示す播種機の背面図である。 【図5】図1に示す播種機に取付けた溝切ローラーを示す分解背面図である。 【図6】設定ローラーの側面図である。 【図7】覆土棒の近傍の側面図である。 【図8】覆土棒の近傍の背面図である。 【符号の説明】 【0022】 1 管理機 2 播種機 3 耕作部 10 ベース体 10a 突片 11 種子容器 12 ステッピングモーター 13 真空ポンプ 14 播種ローター 15 演算機 16 接続パイプ 17 接続ライン 20 揺動機構 21 上横片 22 縦片 23 下横片 24 軸ピン 25 弾材 26 揺動体 27 軸棒 28 設定ローラー 29 近接センサー 30 溝切機構 31 溝切ローラー 32 駆動爪 34 端末部 35 感知板 40 種子パイプ 50 覆土棒 51 スプリング 52 水平軸 53 スライドブロック 54 締付ネジ 55 締付ボルト E 土壌 G 溝 S 種子
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| 【出願人】 |
【識別番号】000142643 【氏名又は名称】株式会社啓文社製作所 【住所又は居所】広島県安芸高田市吉田町山手739−6
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| 【出願日】 |
平成15年12月26日(2003.12.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062328 【弁理士】 【氏名又は名称】古田 剛啓
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| 【公開番号】 |
特開2005−185239(P2005−185239A) |
| 【公開日】 |
平成17年7月14日(2005.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−433873(P2003−433873) |
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