| 【発明の名称】 |
乗用型田植機の供給装置駆動構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 佳久 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】植え付け条数の変更にかかわらず移動式供給装置の供給作動を良好にする。
【解決手段】供給装置用駆動回路56の左移動用回路部58に直列に備えた各左移動用スイッチLS1,LS2,LS3のうちの左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチLS3以外のものと、右移動用回路部59に直列に備えた各右移動用スイッチRS1,RS2,RS3のうちの右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチRS3以外のものとのそれぞれに、対応する補助クラッチの切り操作で非通電状態となる第1補助スイッチS1を並列に接続し、第1補助スイッチS1を並列に接続した各左移動用スイッチLS1,LS2のうちの左端から2つ目の植付作業部に対応する左移動用スイッチLS2以外のものと、各右移動用スイッチRS1,RS2のうちの右端から2つ目の植付作業部に対応する右移動用スイッチRS2以外のものとに第2補助スイッチS2を並列に接続した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗載台に載置された複数条分の載置苗のそれぞれに対応して作動する複数の植え付け用作動機構を左右方向に並設した苗植付装置に、対応する植え付け用作動機構への伝動状態を切り換える補助クラッチを3つ以上備えて、前記苗植付装置を、その左右方向で、独立作動可能な3つ以上の植付作業部に区分するとともに、前記補助クラッチの操作で、全ての植付作業部を作動させる全条植え状態と、左側の所望数の植付作業部を作動させる左端数条植え状態と、右側の所望数の植付作業部を作動させる右端数条植え状態とに切り換え可能に構成し、 前記苗載台に対する左右方向への移動に伴って、作動する前記植付作業部の載置苗に対して供給作動を行うように構成された移動式の供給装置を装備してある乗用型田植機の供給装置駆動構造であって、 前記供給装置の駆動回路に、前記供給装置を左方向に移動させる左移動用回路部と、前記供給装置を右方向に移動させる右移動用回路部とを備え、 前記左移動用回路部には、前記供給装置の左方向への移動時に、対応する植付作業部に対する前記供給装置の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる複数の左移動用スイッチを直列に装備し、 前記右移動用回路部には、前記供給装置の右方向への移動時に、対応する植付作業部に対する前記供給装置の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる複数の右移動用スイッチを直列に装備し、 各左移動用スイッチと各右移動用スイッチのうち、左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチと、右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチとを除いた左移動用スイッチと右移動用スイッチのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能な第1補助スイッチを並列に接続し、それらの第1補助スイッチのうち、前記左移動用スイッチに並列に接続される前記第1補助スイッチは、それらに並列に接続される前記左移動用スイッチに対応する植付作業部の左隣に位置する植付作業部の作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられ、又、右移動用スイッチに並列に接続される第1補助スイッチは、それらに並列に接続される前記右移動用スイッチに対応する植付作業部の右隣に位置する植付作業部の作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられるように構成し、 各左移動用スイッチと各右移動用スイッチのうち、左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチと、左端から2つ目の植付作業部に対応する左移動用スイッチと、右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチと、右端から2つ目の植付作業部に対応する左移動用スイッチとを除いた左移動用スイッチと右移動用スイッチのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能で、かつ、対応する第1補助スイッチに並列に接続される第2補助スイッチを並列に接続してある乗用型田植機の供給装置駆動構造。 【請求項2】 各第2補助スイッチは、それらに並列に接続される前記左移動用スイッチ又は前記右移動用スイッチに対応する植付作業部の作動停止操作に連動して非通電状態から通電状態に切り換えられるように構成してある請求項1に記載の乗用型田植機の供給装置駆動構造。 【請求項3】 各補助クラッチが、2条分の植え付け用作動機構の伝動状態を切り換えるように構成してある請求項1又は2に記載の乗用型田植機の供給装置駆動構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、苗載台に載置された複数条分の載置苗のそれぞれに対応して作動する複数の植え付け用作動機構を左右方向に並設した苗植付装置に、対応する植え付け用作動機構への伝動状態を切り換える補助クラッチを3つ以上備えて、前記苗植付装置を、その左右方向で、独立作動可能な3つ以上の植付作業部に区分するとともに、前記補助クラッチの操作で、全ての植付作業部を作動させる全条植え状態と、左側の所望数の植付作業部を作動させる左端数条植え状態と、右側の所望数の植付作業部を作動させる右端数条植え状態とに切り換え可能に構成し、前記苗載台に対する左右方向への移動に伴って、作動する前記植付作業部の載置苗に対して供給作動を行うように構成された移動式の供給装置を装備してある乗用型田植機の供給装置駆動構造に関する。 【背景技術】 【0002】 本来より、乗用型田植機の苗植付装置は、苗載台に載置された複数条分の載置苗のそれぞれに対応して作動する複数の縦送り機構や植付機構などの植え付け用作動機構が左右方向に並設され、かつ、対応する植え付け用作動機構への伝動状態を切り換える複数の補助クラッチが装備されることで、その左右方向に、独立作動可能な複数の植付作業部に区分されるとともに、補助クラッチの操作で、全ての植付作業部を作動させる全条植え状態と、左側の所望数の植付作業部を作動させる左端数条植え状態と、右側の所望数の植付作業部を作動させる右端数条植え状態とが切り換え現出可能に構成されており、これによって、例えば、植え付け作業時に、畦際に苗を植え付ける最終の植え付け行程を全条植え状態で行えるようにするために、最終の植え付け行程を行う1つ前の植え付け行程での植え付け条数を、全条よりも少ない条数に調節する必要が生じた場合には、その植え付け条数の調節を補助クラッチの操作で簡単に行えるようになっている。 【0003】 近年では、乗用型田植機に、苗植付装置の苗載台に対する左右方向への移動に伴って、その苗載台に載置した複数条分の載置苗に対して薬剤や肥料などを供給する移動式の供給装置を装備することが考えられているが、この場合、苗植付装置の全条植え状態と左右の端数条植え状態とにかかわらず、供給装置が苗載台の左右両端部にわたって移動するように構成すると、左右の端数条植え状態においては、植え付け対象外の載置苗に対する薬剤や肥料の供給が何度も繰り返して行われることから、薬剤や肥料が無駄に消費される上に、植え付け対象外の載置苗に対する薬剤や肥料の供給が過剰になって生育に悪影響を及ぼすようになる。 【0004】 そこで従来では、苗載台に載置された4条分の載置苗のそれぞれに対応して作動する4つの苗縦送り機構(植え付け用作動機構の一例)と4つの植付機構(植え付け用作動機構の一例)とをそれぞれ左右方向に並設した苗植付装置に、対応する左右2条分ずつの苗縦送り機構と植付機構への伝動状態を切り換える2つの補助クラッチを備えて、苗植付装置を、2条ずつで独立作動可能な左右2つの植付作業部に区分するとともに、各補助クラッチの操作で、左右の各植付作業部を作動させる4条植え状態と、左側の植付作業部を作動させる左2条植え状態と、右側の植付作業部を作動させる右2条植え状態とに切り換え可能に構成した乗用型田植機において、苗載台に対する左右方向への移動に伴って、作動する植付作業部の載置苗に対して供給作動を行うように構成された移動式の供給装置を装備し、その供給装置の駆動回路に、供給装置を左方向に移動させる左移動用回路部と、供給装置を右方向に移動させる右移動用回路部とを備え、左移動用回路部には、供給装置の左方向への移動時に、供給装置が右側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第1の左移動用スイッチと、供給装置が左側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第2の左移動用スイッチとを直列に装備し、又、右移動用回路部には、供給装置の右方向への移動時に、供給装置が左側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第1の右移動用スイッチと、供給装置が右側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第2の右移動用スイッチとを直列に装備し、更に、第1の左移動用スイッチには、左側の植付作業部の作動を停止させる補助クラッチの切り操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられる補助スイッチを、第1の右移動用スイッチには、右側の植付作業部の作動を停止させる補助クラッチの切り操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられる補助スイッチをそれぞれ並列に接続することで、2つの補助クラッチを入り操作して左右の植付作業部を作動させる4条植え状態では、供給装置が、苗載台に載置された4条分の載置苗の全てに対して供給作動を行うように、各補助クラッチの操作状態に基づいて供給装置の移動範囲が変更され、又、その4条植え状態からいずれか一方の補助クラッチを切り操作して左右いずれか一方の植付作業部を作動停止させる2条植え状態では、供給装置が、作動する植付作業部に載置された植え付け対象の載置苗に対して供給作動を行うように、各補助クラッチの操作状態に基づいて供給装置の移動範囲が変更されるように構成して、植え付け対象の載置苗に対する供給作動を良好に行えるようにしながら、植え付け対象外の載置苗に対する供給作動が何度も繰り返して行われることを防止したものがある(例えば特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2003−153613号公報(段落番号0060〜0075、図2、図5、図7、図8、図11〜14) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上記のような従来構成に基づく供給装置の駆動回路は、2つの補助クラッチを備える4条植え用の苗植付装置を装備した乗用型田植機に採用した場合には、マイクロコンピュータを使用しない複数のスイッチを装備するだけの安価な構成でありながらも、左右いずれか一方の植付作業部を作動停止させる2条植え状態において、植え付け対象外の載置苗に対する供給作動が何度も繰り返して行われることに起因した薬剤や肥料の浪費、及び、植え付け対象外の載置苗に対する薬剤や肥料の過剰供給を回避できる。 【0006】 ところで、例えば、3つの補助クラッチを備えて、2条ずつで独立作動可能な3つの植付作業部に左右方向で区分された6条植え用の苗植付装置を装備した乗用型田植機において、上記のような従来構成に基づく供給装置の駆動回路を採用すると、その駆動回路は図19に示す構成となる。つまり、駆動回路56の左移動用回路部58には、供給装置の左方向への移動時に、供給装置が右側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第1の左移動用スイッチLS1と、供給装置が左右中央の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第2の左移動用スイッチLS2と、供給装置が左側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第3の左移動用スイッチLS3とが直列に装備され、又、駆動回路の右移動用回路部59には、供給装置の右方向への移動時に、供給装置が左側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第1の右移動用スイッチRS1と、供給装置が左右中央の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第2の右移動用スイッチRS2と、供給装置が右側の植付作業部に対する移動を完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる第3の右移動用スイッチRS3とが直列に装備され、更に、第1の左移動用スイッチLS1には、左右中央の植付作業部の作動を停止させる補助クラッチの切り操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられる補助スイッチS1aが、第2の左移動用スイッチLS2には、左側の植付作業部の作動を停止させる補助クラッチの切り操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられる補助スイッチS1bが、第1の右移動用スイッチRS1には、左右中央の植付作業部の作動を停止させる補助クラッチの切り操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられる補助スイッチS1zが、第2の右移動用スイッチRS2には、右側の植付作業部の作動を停止させる補助クラッチの切り操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられる補助スイッチS1yが、それぞれ並列に接続されることになる。 【0007】 そのため、2つの補助クラッチを切り操作して右側の植付作業部と左右中央の植付作業部とを作動停止させる左2条植え状態では、第1の左移動用スイッチLS1に並列に接続される補助スイッチS1aと、第1の右移動用スイッチRS1に並列に接続される補助スイッチS1zと、第2の右移動用スイッチRS2に並列に接続される補助スイッチS1yとが非通電状態となり、第2の左移動用スイッチLS2に並列に接続される補助スイッチS1bのみが通電状態となる。 【0008】 その結果、次の供給作動時に供給装置が右方向に移動する場合には、供給装置が、いずれかの植付作業部に対する右方向への移動を完了するまでの間は、供給装置を右方向に移動させる右移動用回路部59が通電状態に維持され、供給装置が、いずれかの植付作業部に対する右方向への移動を完了すると、いずれかの右移動用スイッチRS1〜RS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部59が通電状態から非通電状態に切り換わることから、供給装置は、いずれかの植付作業部に対する右方向への移動を完了した段階で停止する。逆に、次の供給作動時に供給装置が左方向に移動する場合には、供給装置が、右側の植付作業部に対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部に対する左方向への移動を完了するまでの間は、供給装置を左方向に移動させる左移動用回路部58が通電状態に維持され、供給装置が、右側の植付作業部に対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部に対する左方向への移動を完了すると、右側の植付作業部に対応する第1の左移動用スイッチLS1、又は、左側の植付作業部に対応する第3の左移動用スイッチLS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部58が通電状態から非通電状態に切り換わることから、供給装置は、右側の植付作業部に対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部に対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0009】 つまり、供給装置が右側の植付作業部に対する移動完了位置で停止している場合に、苗植付装置の植え付け状態が左2条植え状態に切り換えられると、供給装置は、作動停止する右側の植付作業部に載置された植え付け対象外の載置苗に対する供給作動のみを行うようになる。 【0010】 又、これと同様に、供給装置が左側の植付作業部に対する移動完了位置で停止している場合に、苗植付装置の植え付け状態が右2条植え状態に切り換えられると、供給装置は、作動停止する左側の植付作業部に載置された植え付け対象外の載置苗に対する供給作動のみを行うようになる。 【0011】 要するに、3つ以上の補助クラッチを備えた複数条植え用の苗植付装置を装備した乗用型田植機において、上記のような従来構成に基づく供給装置の駆動回路を採用すると、苗植付装置の植え付け状態を、左右のいずれか一端から2つ以上の植付作業部を作動停止させる端数条植え状態に切り換えた場合には、そのときの供給装置の停止位置によっては、供給装置が、作動停止する植付作業部に載置された植え付け対象外の載置苗に対してのみ供給作動を行い、作動する植付作業部に載置された植え付け対象の載置苗に対しては供給作動を行わないようになる不具合を招くことがあり、このような不具合が生じると、供給装置から供給される薬剤や肥料が無駄に消費される上に、植え付け対象外の載置苗には薬剤や肥料が過剰供給されることにより、又、植え付け対象の載置苗には薬剤や肥料が一切供給されないことにより、それらの各載置苗の植え付け後の生育に悪影響を及ぼすようになる。 【0012】 本発明の目的は、3つ以上の補助クラッチを備えた複数条植え用の苗植付装置を装備した乗用型田植機において、苗植付装置の全条植え状態と端数条植え状態とにかかわらず、移動式の供給装置による苗植付装置の載置苗に対する供給作動を良好に行えるようにすることにある。 【課題を解決するための手段】 【0013】 上記の課題を解決するための手段として、本発明では、苗載台に載置された複数条分の載置苗のそれぞれに対応して作動する複数の植え付け用作動機構を左右方向に並設した苗植付装置に、対応する植え付け用作動機構への伝動状態を切り換える補助クラッチを3つ以上備えて、前記苗植付装置を、その左右方向で、独立作動可能な3つ以上の植付作業部に区分するとともに、前記補助クラッチの操作で、全ての植付作業部を作動させる全条植え状態と、左側の所望数の植付作業部を作動させる左端数条植え状態と、右側の所望数の植付作業部を作動させる右端数条植え状態とに切り換え可能に構成し、前記苗載台に対する左右方向への移動に伴って、作動する前記植付作業部の載置苗に対して供給作動を行うように構成された移動式の供給装置を装備してある乗用型田植機の供給装置駆動構造において、前記供給装置の駆動回路に、前記供給装置を左方向に移動させる左移動用回路部と、前記供給装置を右方向に移動させる右移動用回路部とを備え、前記左移動用回路部には、前記供給装置の左方向への移動時に、対応する植付作業部に対する前記供給装置の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる複数の左移動用スイッチを直列に装備し、前記右移動用回路部には、前記供給装置の右方向への移動時に、対応する植付作業部に対する前記供給装置の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる複数の右移動用スイッチを直列に装備し、各左移動用スイッチと各右移動用スイッチのうち、左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチと、右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチとを除いた左移動用スイッチと右移動用スイッチのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能な第1補助スイッチを並列に接続し、それらの第1補助スイッチのうち、前記左移動用スイッチに並列に接続される前記第1補助スイッチは、それらに並列に接続される前記左移動用スイッチに対応する植付作業部の左隣に位置する植付作業部の作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられ、又、右移動用スイッチに並列に接続される第1補助スイッチは、それらに並列に接続される前記右移動用スイッチに対応する植付作業部の右隣に位置する植付作業部の作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換えられるように構成し、各左移動用スイッチと各右移動用スイッチのうち、左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチと、左端から2つ目の植付作業部に対応する左移動用スイッチと、右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチと、右端から2つ目の植付作業部に対応する左移動用スイッチとを除いた左移動用スイッチと右移動用スイッチのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能で、かつ、対応する第1補助スイッチに並列に接続される第2補助スイッチを並列に接続してある。 【0014】 この構成によると、全ての補助クラッチを入り操作して全ての植付作業部を作動させる全条植え状態では、全ての第1補助スイッチが通電状態になることから、第2補助スイッチの状態にかかわらず、次の供給作動時に供給装置が右方向に移動する場合には、供給装置が右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了するまでの間は、供給装置を右方向に移動させる右移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了すると、その右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了した段階で停止する。逆に、次の供給作動時に供給装置が左方向に移動する場合には、供給装置が左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了するまでの間は、供給装置を左方向に移動させる左移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了すると、その左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0015】 つまり、供給装置は、全条植え状態での供給作動時には、右端の植付作業部に対する右方向での移動完了位置と左端の植付作業部に対する左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0016】 又、1つの補助クラッチを切り操作して右端の植付作業部を作動停止させる左端数条植え状態では、右端から2つ目の植付作業部に対応する右移動用スイッチに並列に接続された第1補助スイッチのみが非通電状態となり、他の第1補助スイッチは通電状態になることから、第2補助スイッチの状態にかかわらず、次の供給作動時に供給装置が右方向に移動する場合には、供給装置が、右端から2つ目の植付作業部に対する右方向への移動、又は、右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が、右端から2つ目の植付作業部に対する右方向への移動、又は、右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了すると、その右端から2つ目の植付作業部に対応する右移動用スイッチ、又は、右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、右端から2つ目の植付作業部に対する右方向への移動、又は、右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了した段階で停止する。逆に、次の供給作動時に供給装置が左方向に移動する場合には、供給装置が左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了すると、その左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0017】 つまり、供給装置は、右端の植付作業部を作動停止させる左端数条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、右端から2つ目の植付作業部に対する右方向での移動完了位置と、左端の植付作業部に対する左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0018】 又逆に、1つの補助クラッチを切り操作して左端の植付作業部を作動停止させる右端数条植え状態では、左端から2つ目の植付作業部に対応する左移動用スイッチに並列に接続された第1補助スイッチのみが非通電状態となり、他の第1補助スイッチは通電状態になることから、第2補助スイッチの状態にかかわらず、次の供給作動時に供給装置が右方向に移動する場合には、供給装置が右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了すると、その右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了した段階で停止する。逆に、次の供給作動時に供給装置が左方向に移動する場合には、供給装置が、左端から2つ目の植付作業部に対する左方向への移動、又は、左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が、左端から2つ目の植付作業部に対する左方向への移動、又は、左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了すると、その左端から2つ目の植付作業部に対応する左移動用スイッチ、又は、左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、左端から2つ目の植付作業部に対する左方向への移動、又は、左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0019】 つまり、供給装置は、左端の植付作業部を作動停止させる右端数条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、左端から2つ目の植付作業部に対する左方向での移動完了位置と、右端の植付作業部に対する右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0020】 更に、2つ以上の補助クラッチを切り操作して右端から2つ以上の植付作業部を作動停止させる左端数条植え状態では、作動停止する植付作業部の右隣に位置する植付作業部に対応する左移動用スイッチに並列に接続された第1補助スイッチと、作動停止する植付作業部の左隣に位置する植付作業部に対応する右移動用スイッチに並列に接続された第1補助スイッチとが非通電状態となり、他の第1補助スイッチは通電状態になることから、非通電状態となる第1補助スイッチに並列に接続された第2補助スイッチのうち、作動停止する植付作業部の左隣に位置する植付作業部のうちの最左端に位置する植付作業部(つまり、作動する植付作業部のうちの最右端に位置する植付作業部)に対応する右移動用スイッチに並列に接続された第2補助スイッチのみを非通電状態とし、それ以外の第2補助スイッチを通電状態とすれば、次の供給作動時に供給装置が右方向に移動する場合には、供給装置が、作動している植付作業部のうちの最右端の植付作業部に対する右方向への移動、又は、作動停止しているいずれかの植付作業部に対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が、作動最右端の植付作業部に対する右方向への移動、又は、作動停止しているいずれかの植付作業部に対する右方向への移動を完了すると、その作動最右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチ、又は、作動停止している植付作業部のいずれかに対応する右移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、作動最右端の植付作業部に対する右方向への移動、又は、作動停止しているいずれかの植付作業部に対する右方向への移動を完了した段階で停止する。逆に、次の供給作動時に供給装置が左方向に移動する場合には、供給装置が左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部が通電状態に維持され、供給装置が左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了すると、その左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、左端の植付作業部に対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0021】 つまり、供給装置は、右端から2つ以上の植付作業部を作動停止させる左端数条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、作動している植付作業部のうちの最右端の植付作業部に対する右方向での移動完了位置と、左端の植付作業部に対する左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0022】 又逆に、2つ以上の補助クラッチを切り操作して左端から2つ以上の植付作業部を作動停止させる右端数条植え状態では、作動停止する植付作業部の右隣に位置する植付作業部に対応する左移動用スイッチに並列に接続された第1補助スイッチと、作動停止する植付作業部の左隣に位置する植付作業部に対応する右移動用スイッチに並列に接続された第1補助スイッチとが非通電状態となり、他の第1補助スイッチは通電状態になることから、非通電状態となる第1補助スイッチに並列に接続された第2補助スイッチのうち、作動停止する植付作業部の右隣に位置する植付作業部のうちの最右端に位置する植付作業部(つまり、作動する植付作業部のうちの最左端に位置する植付作業部)に対応する左移動用スイッチに並列に接続された第2補助スイッチのみを非通電状態とし、それ以外の第2補助スイッチを通電状態とすれば、次の供給作動時に供給装置が右方向に移動する場合には、供給装置が右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部が通電状態に維持され、その供給装置が右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了すると、その右端の植付作業部に対応する右移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、右端の植付作業部に対する右方向への移動を完了した段階で停止する。逆に、次の供給作動時に供給装置が左方向に移動する場合には、供給装置が、作動している植付作業部のうちの最左端の植付作業部に対する左方向への移動、又は、作動停止しているいずれかの植付作業部に対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部が通電状態に維持され、その供給装置が作動最左端の植付作業部に対する左方向への移動、又は、作動停止しているいずれかの植付作業部に対する左方向への移動を完了すると、その作動最左端の植付作業部に対応する左移動用スイッチ、又は、作動停止している植付作業部のいずれかに対応する左移動用スイッチが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部が通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置は、作動最左端の植付作業部に対する左方向への移動、又は、作動停止しているいずれかの植付作業部に対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0023】 つまり、供給装置は、左端から2つ以上の植付作業部を作動停止させる右端数条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、作動している植付作業部のうちの最左端の植付作業部に対する左方向での移動完了位置と、右端の植付作業部に対する右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0024】 従って、マイクロコンピュータを使用しない複数のスイッチを装備するだけの安価な構成でありながら、苗植付装置の植え付け状態を、全ての植付作業部を作動させる全条植え状態、左右のいずれか一端の植付作業部を作動停止させる端数条植え状態、及び、左右のいずれか一端から2つ以上の植付作業部を作動停止させる端数条植え状態のいずれに切り換えた場合であっても、供給装置は、その供給作動時には、作動する植付作業部に載置された植え付け対象の載置苗に対して供給作動を行うようになり、これによって、供給装置が、作動停止する植付作業部に載置された植え付け対象外の載置苗に対して供給作動を何度も繰り返して行う不具合の発生を防止でき、結果、供給装置から載置苗に供給される薬剤や肥料などの浪費を効果的に抑制できるとともに、植え付け対象外の載置苗に対する薬剤や肥料の過剰供給、あるいは、植え付け対象の載置苗に対する薬剤や肥料の供給不良に起因した、各載置苗の植え付け後の生育への悪影響を回避できる。 【0025】 本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、各第2補助スイッチは、それらに並列に接続される前記左移動用スイッチ又は前記右移動用スイッチに対応する植付作業部の作動停止操作に連動して非通電状態から通電状態に切り換えられるように構成してある。 【0026】 この構成によると、2つ以上の補助クラッチを切り操作して、苗植付装置の植え付け状態を、左右のいずれか一端から2つ以上の植付作業部を作動停止させる端数条植え状態に切り換えると、その操作に連動して、そのときの端数条植え状態に応じた適切な供給作動を供給装置が行う状態に、供給装置の駆動回路が切り換えられることになり、その結果、第2補助スイッチの誤操作や操作忘れに起因した供給装置の作動不良を未然に回避できる。 【0027】 従って、操作性の向上を図れる上に、植え付け対象の載置苗に対する供給装置の供給作動をより良好に行える。 【0028】 本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、各補助クラッチが、2条分の植え付け用作動機構の伝動状態を切り換えるように構成してある。 【0029】 この構成によると、各補助クラッチが1条分の植え付け用作動機構の伝動状態を切り換えるように構成する場合に比較して、補助クラッチの数量だけでなく、供給装置の駆動回路に装備する各スイッチの数量などを削減でき、駆動回路の複雑化及び操作性の低下を回避できる。 【0030】 従って、構成の簡素化及びコストの削減を図りながら操作性の向上を図れる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0031】 図1には乗用型田植機の全体側面が示されており、この田植機は、乗用型に形成された走行機体1の後部に、油圧式のリフトシリンダ2の作動で昇降揺動するリンク機構3を介して苗植付装置4を駆動昇降可能に連結して構成されている。 【0032】 走行機体1は、その前部に搭載されたエンジン5からの走行用動力を、静油圧式無段変速装置6やギヤ式変速装置7などを介して、左右の前輪8及び後輪9に伝達する四輪駆動形式に構成され、その中央部には、左右の前輪8を操向するステアリングホイール10や運転座席11などを備えた搭乗運転部12が形成されている。 【0033】 図1〜3に示すように、苗植付装置4は、ギヤ式変速装置7からの作業用動力が伝達される動力分配機構13、その動力分配機構13などを支持する左右向きの主フレーム14、その主フレーム13から後方に向けて延出する3つの植付伝動ケース15、それらの各植付伝動ケース15の後部左右にそれぞれ配備されたロータリ式の植付機構(植え付け用作動機構の一例)16、6条分のマット状苗(載置苗の一例)を載置する苗載台17、6条分のマット状苗のそれぞれに対応して作動する6つの苗縦送り機構(植え付け用作動機構の一例)18、苗載台17を左右方向に一定ストロークで往復駆動する横送り駆動機構19、苗載台17が左右のストロークエンドに到達するごとに苗縦送り機構18を作動させる縦送り駆動機構20、及び、苗植え付け箇所を前もって整地する3つの整地フロート21、などを備えた6条植え用に構成されている。 【0034】 各植付機構16は、苗載台17に載置された6条分のマット状苗のそれぞれに対応して配備され、左右向きの伝動軸22、及び、対応する植付伝動ケース15に内蔵されたチェーン式伝動機構23などを介して伝達される動力分配機構13からの動力で、対応するマット状苗から所定量の苗を切り取って圃場に植え付ける植え付け作動を行うように構成されている。 【0035】 横送り駆動機構19は、その横送り軸24が動力分配機構13からの動力で回転して、苗載台17に連結された可動部25を左右方向に一定ストロークで往復移動させることで、苗載台17を左右方向に一定ストロークで往復駆動させるように構成されている。 【0036】 縦送り駆動機構20は、動力分配機構13からの動力で回転する回転軸26に装備した左右一対の回転アーム27のうちのいずれか一方が、苗載台17が左右のストロークエンドに到達するごとに、各苗縦送り機構18を駆動する駆動軸28に装備したラチェット機構29の操作アーム30を蹴り上げ操作して、その駆動軸28を間歇駆動させることで、各苗縦送り機構18を間歇作動させるように構成されている。 【0037】 各苗縦送り機構18は、駆動軸28の間歇駆動に伴って、その突起付きの縦送りベルト31によって対応するマット状苗を苗載台17の下方に向けて所定量だけ移動させる縦送り作動を行うように構成されている。 【0038】 苗植付装置4は、左右方向に並設された6つの植付機構16のうちの対応する隣接した2つの植付機構16への伝動状態を切り換える植え付け用の3つの補助クラッチ32と、左右方向に並設された6つの苗縦送り機構18のうちの対応する隣接した2つの苗縦送り機構18への伝動状態を切り換える苗縦送り用の3つの補助クラッチ33とを備えて、その左右方向でそれぞれ独立作動可能な3つの植付作業部4A〜4Cに区分されるとともに、それらの補助クラッチ32,33の操作で、その植え付け状態を、全ての植付作業部4A〜4Cを作動させる6条植え状態(全条植え状態)、左側(左端)の植付作業部4Aのみを作動させる左2条植え状態(左端数条植え状態の一例)、左側の植付作業部4Aと左右中央(左端から2つ目)の植付作業部4Bとを作動させる左4条植え状態(左端数条植え状態の一例)、右側(右端)の植付作業部4Cのみを作動させる右2条植え状態(右端数条植え状態の一例)、及び、右側の植付作業部4Cと左右中央(右端から2つ目)の植付作業部4Bとを作動させる右4条植え状態(右端数条植え状態の一例)のそれぞれに切り換え可能に構成されている。 【0039】 植え付け用の各補助クラッチ32は、伝動軸22と対応するチェーン式伝動機構23との間に介装され、又、苗縦送り用の各補助クラッチ33は、駆動軸28と各植付作業部4A〜4Cに属する2つの苗縦送り機構18にわたる筒軸34との間に介装され、苗植付装置4の左側に位置する植え付け用の補助クラッチ32と苗縦送り用の補助クラッチ33とが苗植付装置4の左側に配備された操作レバー35に、苗植付装置4の左右中央に位置する植え付け用の補助クラッチ32と苗縦送り用の補助クラッチ33とが苗植付装置4の左右中央に配備された操作レバー35に、苗植付装置4の右側に位置する植え付け用の補助クラッチ32と苗縦送り用の補助クラッチ33とが苗植付装置4の右側に配備された操作レバー35にそれぞれ連係されている。 【0040】 つまり、苗植付装置4の植え付け状態は、3つ操作レバー35を用いて、全ての補助クラッチ32,33を入り状態にすれば6条植え状態に、左側の補助クラッチ32,33を入り状態にし、右側の補助クラッチ32,33と左右中央の補助クラッチ32,33とを切り状態にすれば左2条植え状態に、左側の補助クラッチ32,33と左右中央の補助クラッチ32,33とを入り状態にし、右側の補助クラッチ32,33を切り状態にすれば左4条植え状態に、右側の補助クラッチ32,33を入り状態にし、左側の補助クラッチ32,33と左右中央の補助クラッチ32,33とを切り状態にすれば右2条植え状態に、右側の補助クラッチ32,33と左右中央の補助クラッチ32,33とを入り状態にし、左側の補助クラッチ32,33を切り状態にすれば右4条植え状態に切り換えられる。 【0041】 図1、図2及び図4〜7に示すように、苗植付装置4には、苗載台17に対する左右方向への移動に伴って、作動する植付作業部4A〜4Cのマット状苗に対して供給作動を行うように構成された移動式の供給装置36が装備されている。 【0042】 供給装置36は、顆粒状の殺虫剤や殺菌剤などの薬剤が貯留されたホッパー37、このホッパー37から所定量の薬剤を繰り出す繰出機構38、及び、この繰出機構38からの薬剤を下方に供給案内する供給筒39、などを備えて構成され、駆動機構40の作動で、苗載台17の両端部及び左右中央部に立設された支持部材41にわたって架設されたチャンネル材からなる左右向きのガイドレール42に沿って移動するとともに、マット状苗に対して所定量の薬剤を供給するように構成されている。 【0043】 繰出機構38は、ホッパー37の下部に連通接続されるケーシング43の内部に、周方向に複数の肥料繰り出し用の凹部44aが形成された繰出ロール44を、前後向きの支軸45周りに回動可能に装備し、又、ケーシング43の後部に、繰出ロール44と一体回動する従動スプロケット46、上向きの噛合部47aを有するラックギヤ47、ガイドレール42の上部で案内される摺動部材48、及び、ガイドレール42の下部で案内される左右一対のローラ49、など備えて構成されている。 【0044】 駆動機構40は、ガイドレール42の右側に配備した駆動スプロケット50とガイドレール42の左端部に内備した従動スプロケット51とにわたって掛け渡した無端回動チェーン52が、繰出機構38の従動スプロケット46とラックギヤ47とに噛合するとともに、減速機構53を介した電動モータ54からの動力で回動駆動されるように構成されている。 【0045】 つまり、電動モータ54による無端回動チェーン52の駆動で、供給装置36が苗載台17に対して左右方向に移動するとともにマット状苗に対する供給作動を行うようになっている。尚、供給装置36は、電動モータ54が正転駆動されると左方向に移動し、電動モータ54が逆転駆動されると右方向に移動する。 【0046】 各支持部材41には、縦送りされるマット状苗の葉茎を受け止めて、供給筒39の通過経路を形成する分草杆55が高さ調節可能に架設されている。 【0047】 図8〜12に示すように、電動モータ54による供給装置36の作動を制御する駆動回路56には、電動モータ54を正転駆動させる常開型の正転用リレースイッチSaや、電動モータ54を逆転駆動させる常開型の逆転用リレースイッチSbなどを備えた正逆転切り換え回路部57、正転用リレースイッチSaに対する電導状態を切り換える左移動用回路部58、及び、逆転用リレースイッチSbに対する電導状態を切り換える右移動用回路部59、などが備えられている。 【0048】 供給装置36を左方向に移動させる左移動用回路部58には、供給装置36の左方向への移動を開始させる左始動用スイッチSLと、供給装置36の左方向への移動時に、対応する植付作業部4A〜4Cに対する供給装置36の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる3つの左移動用スイッチLSとが直列に装備されている。 【0049】 そして、それらの各左移動用スイッチLSのうち、左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3を除いた左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2と右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1とのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能な第1補助スイッチS1が並列に接続され、それらの第1補助スイッチS1のうち、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続される第1補助スイッチS1aは、それに並列に接続される左移動用スイッチLS1に対応する右側の植付作業部4Cの左隣に位置する左右中央の植付作業部4Bの作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換わり、又、左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2に並列に接続される第1補助スイッチS1bは、それに並列に接続される左移動用スイッチLS2に対応する左右中央の植付作業部4Bの左隣に位置する左側の植付作業部4Aの作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換わるように構成されている。 【0050】 又、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1には、通電状態と非通電状態とに切り換え可能で、かつ、対応する第1補助スイッチS1aに並列に接続される第2補助スイッチS2が並列に接続され、その第2補助スイッチS2は、それに並列に接続される左移動用スイッチLS1に対応する右側の植付作業部4Cの作動停止操作に連動して非通電状態から通電状態に切り換わるように構成されている。 【0051】 一方、供給装置36を右方向に移動させる右移動用回路部59には、供給装置36の右方向への移動を開始させる右始動用スイッチSRと、供給装置36の右方向への移動時に、対応する植付作業部4A〜4Cに対する供給装置36の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる3つの右移動用スイッチRSとが直列に装備されている。 【0052】 そして、それらの各右移動用スイッチRSのうち、右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3を除いた左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2と左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1とのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能な第1補助スイッチS1が並列に接続され、それらの第1補助スイッチS1のうち、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続される第1補助スイッチS1zは、それに並列に接続される右移動用スイッチRS1に対応する左側の植付作業部4Aの右隣に位置する左右中央の植付作業部4Bの作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換わり、又、左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2に並列に接続される第1補助スイッチS1yは、それに並列に接続される右移動用スイッチRS2に対応する左右中央の植付作業部4Bの右隣に位置する右側の植付作業部4Cの作動停止操作に連動して通電状態から非通電状態に切り換わるように構成されている。 【0053】 又、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1には、通電状態と非通電状態とに切り換え可能で、かつ、対応する第1補助スイッチS1zに並列に接続される第2補助スイッチS2が並列に接続され、その第2補助スイッチS2は、それに並列に接続される右移動用スイッチRS1に対応する左側の植付作業部4Aの作動停止操作に連動して非通電状態から通電状態に切り換わるように構成されている。 【0054】 図2及び図8〜14に示すように、左始動用スイッチSLには、間歇駆動される縦送り駆動機構20の駆動軸28に装備した操作アーム60が1回転するごとに、その操作アーム60の一端部によって押圧操作されることにより通電状態に切り換えられる常開型のスイッチが採用され、又、右始動用スイッチSRには、駆動軸28の操作アーム60が1回転するごとに、その操作アーム60の他端部によって押圧操作されることにより通電状態に切り換えられる常開型のリミットスイッチが採用されている。 【0055】 図5〜12及び図15に示すように、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1には、供給装置36における供給筒39の排出口39Aが、右側の植付作業部4Cに載置されたマット状苗のうちの左側のマット状苗の左端部に到達した際に、無端回動チェーン52に装備した第1左移動用操作片L1によって押圧操作されることにより非通電状態に切り換えられる常閉型のリミットスイッチが採用されている。 【0056】 左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2には、供給装置36における供給筒39の排出口39Aが、左右中央の植付作業部4Bに載置されたマット状苗のうちの左側のマット状苗の左端部に到達した際に、無端回動チェーン52に装備した第2左移動用操作片L2によって押圧操作されることにより非通電状態に切り換えられる常閉型のリミットスイッチが採用されている。 【0057】 左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3には、供給装置36における供給筒39の排出口39Aが、左側の植付作業部4Aに載置されたマット状苗のうちの左側のマット状苗の左端部に到達した際に、無端回動チェーン52に装備した第3左移動用操作片L3によって押圧操作されることにより非通電状態に切り換えられる常閉型のリミットスイッチが採用されている。 【0058】 左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1には、供給装置36における供給筒39の排出口39Aが、左側の植付作業部4Aに載置されたマット状苗のうちの右側のマット状苗の右端部に到達した際に、無端回動チェーン52に装備した第1右移動用操作片R1によって押圧操作されることにより非通電状態に切り換えられる常閉型のリミットスイッチが採用されている。 【0059】 左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2には、供給装置36における供給筒39の排出口39Aが、左右中央の植付作業部4Bに載置されたマット状苗のうちの右側のマット状苗の右端部に到達した際に、無端回動チェーン52に装備した第2右移動用操作片R2によって押圧操作されることにより非通電状態に切り換えられる常閉型のリミットスイッチが採用されている。 【0060】 右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3には、供給装置36における供給筒39の排出口39Aが、右側の植付作業部4Cに載置されたマット状苗のうちの右側のマット状苗の右端部に到達した際に、無端回動チェーン52に装備した第3右移動用操作片R3によって押圧操作されることにより非通電状態に切り換えられる常閉型のリミットスイッチが採用されている。 【0061】 右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続される第1補助スイッチS1aには、左右中央の植付作業部4Bを作動停止させる際のそれに対応する補助クラッチ16,18の切り操作に連動して通電状態に切り換えられる常開型のクラッチスイッチCSBを介した通電により非通電状態に切り換えられる常閉型のリレースイッチが採用されている。 【0062】 図3、図8〜12及び図16に示すように、左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2に並列に接続される第1補助スイッチS1bには、左側の植付作業部4Aを作動停止させる際のそれに対応する補助クラッチ16,18の切り操作に連動して通電状態に切り換えられる常開型のクラッチスイッチCSAを介した通電により非通電状態に切り換えられる常閉型のリレースイッチが採用されている。 【0063】 左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続される第1補助スイッチS1zには、左右中央の植付作業部4Bを作動停止させる際のそれに対応する補助クラッチ16,18の切り操作に連動して通電状態に切り換えられる常開型のクラッチスイッチCSBを介した通電により非通電状態に切り換えられる常閉型のリレースイッチが採用されている。 【0064】 左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2に並列に接続される第1補助スイッチS1yには、右側の植付作業部4Cを作動停止させる際のそれに対応する補助クラッチ16,18の切り操作に連動して通電状態に切り換えられる常開型のクラッチスイッチCSCを介した通電により非通電状態に切り換えられる常閉型のリレースイッチが採用されている。 【0065】 右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続される第2補助スイッチS2には、右側の植付作業部4Cを作動停止させる際のそれに対応する補助クラッチ16,18の切り操作に連動して通電状態に切り換えられる常開型のクラッチスイッチCSCを介した通電により通電状態に切り換えられる常開型のリレースイッチS2aが採用されている。 【0066】 左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続される第2補助スイッチS2には、左側の植付作業部4Aを作動停止させる際のそれに対応する補助クラッチ16,18の切り操作に連動して通電状態に切り換えられる常開型のクラッチスイッチCSAを介した通電により通電状態に切り換えられる常開型のリレースイッチが採用されている。 【0067】 以上の構成から、間歇駆動される縦送り駆動機構20の駆動軸28が半回転し、その駆動軸28と連動する苗縦送り機構18による駆動軸28の半回転分に応じた所定量のマット状苗の縦送りが終了するごとに、左始動用スイッチSLと右始動用スイッチSRのいずれか一方が、駆動軸28の操作アーム60によって通電状態に切り換えられる。 【0068】 そして、操作アーム60によって左始動用スイッチSLが通電状態に切り換えられた場合には、その切り換えに伴って、左移動用回路部58が通電状態に切り換えられるとともに、正転用リレースイッチSaが通電状態に切り換えられ、これによって、電動モータ54の正転駆動による供給装置36の左方向への移動と供給作動とが開始される。 【0069】 逆に、操作アーム60によって右始動用スイッチSRが通電状態に切り換えられた場合には、その切り換えに伴って、右移動用回路部59が通電状態に切り換えられるとともに、逆転用リレースイッチSbが通電状態に切り換えられ、これによって、電動モータ54の逆転駆動による供給装置36の右方向への移動と供給作動とが開始される。 【0070】 そして、全ての補助クラッチ32,33を入り状態にして全ての植付作業部4A〜4Cを作動させる6条植え状態では、図8に示すように、全てのクラッチスイッチCSA〜CSCが非通電状態になることで、全ての第1補助スイッチS1a,S1b,S1y,S1zが通電状態になり、又、全ての第2補助スイッチS2a,S2bが非通電状態になることから、供給装置36が左方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了するまでの間は、供給装置36を左方向に移動させる左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態に維持され、供給装置36が左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了すると、その左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0071】 逆に、供給装置36が右方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了するまでの間は、供給装置36を右方向に移動させる右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態に維持され、供給装置36が右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了すると、その右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了した段階で停止する。 【0072】 つまり、供給装置36は、6条植え状態での供給作動時には、左側の植付作業部4Aに対する左方向での移動完了位置と右側の植付作業部4Cに対する右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0073】 又、右側の植付作業部4Cに対応する補助クラッチ32,33を切り状態にして右側の植付作業部4Cを作動停止させる左4条植え状態(左端数条植え状態の一例)では、図9に示すように、右側の植付作業部4Cに対応するクラッチスイッチCSCが通電状態になり、左側の植付作業部4Aに対応するクラッチスイッチCSAと左右中央の植付作業部4Bに対応するクラッチスイッチCSBとが非通電状態になることで、第1補助スイッチS1のうち、左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2に並列に接続された第1補助スイッチS1yのみが非通電状態になり、他の第1補助スイッチS1a,S1b,S1zは通電状態になり、又、全ての第2補助スイッチS2a,S2bが非通電状態になることから、供給装置36が左方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態に維持され、供給装置36が左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了すると、その左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0074】 逆に、供給装置36が右方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が、左右中央の植付作業部4Bに対する右方向への移動、又は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態に維持され、供給装置36が、左右中央の植付作業部4Bに対する右方向への移動、又は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了すると、その左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2、又は、右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、左右中央の植付作業部4Bに対する右方向への移動、又は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了した段階で停止する。 【0075】 つまり、供給装置36は、右側の植付作業部4Cを作動停止させる左4条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、左右中央の植付作業部4Bに対する右方向での移動完了位置と、左側の植付作業部4Aに対する左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0076】 一方、左側の植付作業部4Aに対応する補助クラッチ32,33を切り状態にして左側の植付作業部4Aを作動停止させる右4条植え状態(右端数条植え状態の一例)では、図10に示すように、左側の植付作業部4Aに対応するクラッチスイッチCSAが通電状態になり、左右中央の植付作業部4Bに対応するクラッチスイッチCSBと右側の植付作業部4Cに対応するクラッチスイッチCSCとが非通電状態になることで、第1補助スイッチS1のうち、左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2に並列に接続された第1補助スイッチS1bのみが非通電状態になり、他の第1補助スイッチS1a,S1y,S1zは通電状態になり、又、全ての第2補助スイッチS2a,S2bが非通電状態になることから、供給装置36が左方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が左右中央の植付作業部4Bに対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態に維持され、供給装置36が左右中央の植付作業部4Bに対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了すると、その左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2、又は、左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、左右中央の植付作業部4Bに対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0077】 逆に、供給装置36が右方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態に維持され、供給装置36が、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了すると、その右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了した段階で停止する。 【0078】 つまり、供給装置36は、左側の植付作業部4Aを作動停止させる右4条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、左右中央の植付作業部4Bに対する左方向での移動完了位置と、右側の植付作業部4Cに対する右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0079】 更に、右側の植付作業部4Cに対応する補助クラッチ32,33と左右中央の植付作業部4Bに対応する補助クラッチ32,33とを切り状態にして右側の植付作業部4Cと左右中央の植付作業部4Bとを作動停止させる左2条植え状態(左端数条植え状態の一例)では、図11に示すように、右側の植付作業部4Cに対応するクラッチスイッチCSCと左右中央の植付作業部4Bに対応するクラッチスイッチCSBとが通電状態になり、左側の植付作業部4Aに対応するクラッチスイッチCSAが非通電状態になることで、第1補助スイッチS1のうち、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続された第1補助スイッチS1aと、左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2に並列に接続された第1補助スイッチS1yと、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続された第1補助スイッチS1zとが非通電状態になり、左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2に並列に接続された第1補助スイッチS1bのみが通電状態になり、又、第2補助スイッチS2のうち、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続された第2補助スイッチS2aが通電状態になり、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続された第2補助スイッチS2zが非通電状態になることから、供給装置36が左方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態に維持され、供給装置36が左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了すると、その左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0080】 逆に、供給装置36が右方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が、左側の植付作業部4Aに対する右方向への移動、左右中央の植付作業部4Bに対する右方向への移動、又は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態に維持され、供給装置36が、左側の植付作業部4Aに対する右方向への移動、左右中央の植付作業部4Bに対する右方向への移動、又は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了すると、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1、左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2、又は、右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3のいずれかが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、左側の植付作業部4Aに対する右方向への移動、左右中央の植付作業部4Bに対する右方向への移動、又は、右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了した段階で停止する。 【0081】 つまり、供給装置36は、右側の植付作業部4Cと左右中央の植付作業部4Bとを作動停止させる左2条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、左側の植付作業部4Aに対する右方向での移動完了位置と左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0082】 一方、左側の植付作業部4Aに対応する補助クラッチ32,33と左右中央の植付作業部4Bに対応する補助クラッチ32,33とを切り状態にして左側の植付作業部4Aと左右中央の植付作業部4Bとを作動停止させる右2条植え状態(右端数条植え状態の一例)では、図12に示すように、左側の植付作業部4Aに対応するクラッチスイッチCSAと左右中央の植付作業部4Bに対応するクラッチスイッチCSBとが通電状態になり、右側の植付作業部4Cに対応するクラッチスイッチCSCが非通電状態になることで、第1補助スイッチS1のうち、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続された第1補助スイッチS1zと、左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2に並列に接続された第1補助スイッチS1bと、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続された第1補助スイッチS1aとが非通電状態になり、左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2に並列に接続された第1補助スイッチS1yのみが通電状態になり、又、第2補助スイッチS2のうち、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続された第2補助スイッチS2zが通電状態になり、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続された第2補助スイッチS2aが非通電状態になることから、供給装置36が左方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が、右側の植付作業部4Cに対する左方向への移動、左右中央の植付作業部4Bに対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了するまでの間は、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態に維持され、供給装置36が、右側の植付作業部4Cに対する左方向への移動、左右中央の植付作業部4Bに対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了すると、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1、左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2、又は、左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3のいずれかが通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、左移動用回路部58と正転用リレースイッチSaとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、右側の植付作業部4Cに対する左方向への移動、左右中央の植付作業部4Bに対する左方向への移動、又は、左側の植付作業部4Aに対する左方向への移動を完了した段階で停止する。 【0083】 逆に、供給装置36が右方向に移動しながら供給作動する場合には、供給装置36が右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了するまでの間は、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態に維持され、供給装置36が右側の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了すると、その右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3が通電状態から非通電状態に切り換えられ、その切り換えに伴って、右移動用回路部59と逆転用リレースイッチSbとが通電状態から非通電状態に切り換わり、よって、供給装置36は、右端の植付作業部4Cに対する右方向への移動を完了した段階で停止する。 【0084】 つまり、供給装置36は、左側の植付作業部4Aと左右中央の植付作業部4Bとを作動停止させる右2条植え状態での供給作動時には、その供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、右側の植付作業部4Cに対する左方向での移動完了位置と右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0085】 その結果、高価なマイクロコンピュータを使用しない安価な構成でありながら、苗植付装置4の植え付け状態を、6条植え状態、左4条植え状態、右4条植え状態、左2条植え状態、及び、右2条植え状態のいずれに切り換えた場合であっても、供給装置36は、その供給作動時には、作動する植付作業部4A〜4Cに載置された植え付け対象のマット状苗に対して良好な供給作動を行うようになり、これによって、供給装置36からマット状苗に供給される薬剤の浪費を効果的に抑制できるとともに、各苗の植え付け後の生育を促進させることができる。 【0086】 図7及び図15に示すように、無端回動チェーン52に、その回動方向に所定間隔を隔てて装備される各操作片L1〜L3,R1〜R3のうち、右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS1を操作する第1左移動用操作片L1は、無端回動チェーン52の所定箇所に、無端回動チェーン52の外縁側から後方に向けて延出する状態に、左右中央の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS2を操作する第2左移動用操作片L2は、無端回動チェーン52の所定箇所に、無端回動チェーン52の内縁側から後方に向けて延出する状態に、左側の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS3を操作する第3左移動用操作片L3は、無端回動チェーン52の所定箇所に、無端回動チェーン52の内縁側から前方に向けて延出する状態に、左側の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1を操作する第1右移動用操作片R1は、無端回動チェーン52の所定箇所に、無端回動チェーン52の内縁側から後方に向けて延出する状態に、左右中央の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2を操作する第2右移動用操作片R2は、無端回動チェーン52の所定箇所に、無端回動チェーン52の外縁側から後方に向けて延出する状態に、右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3を操作する第3右移動用操作片R3は、無端回動チェーン52の所定箇所に、無端回動チェーン52の内縁側から前方に向けて延出する状態に備えられている。 【0087】 一方、各左移動用スイッチLS1〜LS3と各右移動用スイッチRS1〜RS3は、駆動機構40の駆動スプロケット50を覆うカバー61内に集中配備されており、それらの各左移動用スイッチLS1〜LS3及び各右移動用スイッチRS1〜RS3のうち、左側の植付作業部4Aに対する左移動用スイッチLS3と右側の植付作業部4Cに対する右移動用スイッチRS3は、無端回動チェーン52の内縁側から前方に向けて延出する第3左移動用操作片L3及び第3右移動用操作片R3による操作が可能となるように、駆動スプロケット50の前方に配備されたブラケット62に、無端回動チェーン52の回動方向に所定間隔を隔てた状態で支持され、又、右側の植付作業部4Cに対する左移動用スイッチLS1と左右中央の植付作業部4Bに対する右移動用スイッチRS2は、無端回動チェーン52の外縁側から後方に向けて延出する第1左移動用操作片L1及び第2右移動用操作片R2による操作が可能となるように、駆動スプロケット50の後方に配備されたブラケット63に、無端回動チェーン52の回動方向に所定間隔を隔てた状態で支持され、更に、左右中央の植付作業部4Bに対する左移動用スイッチLS2と左側の植付作業部4Aに対する右移動用スイッチRS1は、無端回動チェーン52の内縁側から後方に向けて延出する第2左移動用操作片L2及び第1右移動用操作片R1による操作が可能となるように、駆動スプロケット50の後方に配備されたブラケット63に、無端回動チェーン52の回動方向に所定間隔を隔てた状態で支持されている。 【0088】 上記のように各左移動用スイッチLS1〜LS3及び各右移動用スイッチRS1〜RS3を配置した場合、供給装置36の移動範囲が最も大きくなる6条植え状態(全条植え状態)において、供給装置36が左右のいずれか一方に移動する供給作動時には、左右中央の植付作業部4Bに対する左移動用スイッチLS2、左側の植付作業部4Aに対する左移動用スイッチLS3、及び、右側の植付作業部4Cに対する右移動用スイッチRS3が、それぞれ1回だけ操作されるのに対し、右側の植付作業部4Cに対する左移動用スイッチLS1、左側の植付作業部4Aに対する右移動用スイッチRS1、及び、左右中央の植付作業部4Bに対する右移動用スイッチRS2は、それぞれ2回操作されることになり、耐久性の面で改善の余地がある。 【0089】 そこで、図17に示すように、各操作片L1〜L3,R1〜R3のうち、第1左移動用操作片L1は、無端回動チェーン52の所定箇所において外縁側から後方に向けて延出する状態のままとし、第2左移動用操作片L2は、無端回動チェーン52の所定箇所において外縁側から前方に向けて延出する状態に変更し、第3左移動用操作片L3は、無端回動チェーン52の所定箇所において内縁側から前方に向けて延出する状態のままとし、第1右移動用操作片R1は、無端回動チェーン52の所定箇所において外縁側から後方に向けて延出する状態に変更し、第2右移動用操作片R2は、無端回動チェーン52の所定箇所において内縁側から後方に向けて延出する状態に変更し、第3右移動用操作片R3は、無端回動チェーン52の所定箇所において内縁側から前方に向けて延出する状態のままとし、かつ、各左移動用スイッチLS1〜LS3及び各右移動用スイッチRS1〜RS3のうち、左側の植付作業部4Aに対する左移動用スイッチLS3と右側の植付作業部4Cに対する右移動用スイッチRS3は、無端回動チェーン52の内縁側から前方に向けて延出する第3左移動用操作片L3及び第3右移動用操作片R3による操作が可能となるように、下側のブラケット62に、無端回動チェーン52の回動方向に所定間隔を隔てた状態で支持させたままとし、右側の植付作業部4Cに対する左移動用スイッチLS1は、無端回動チェーン52の外縁側から後方に向けて延出する第1左移動用操作片L1による操作が可能となるように、上側のブラケット63に支持させたままとし、左側の植付作業部4Aに対する右移動用スイッチRS1は、無端回動チェーン52の外縁側から後方に向けて延出する第1右移動用操作片R1による操作が可能となるように、上側のブラケット63に対する取り付け位置を変更し、左右中央の植付作業部4Bに対する左移動用スイッチLS2は、無端回動チェーン52の外縁側から前方に向けて延出する第2左移動用操作片L2による操作が可能となるように、その取り付け位置を、下側のブラケット62における左側の植付作業部4Aに対する左移動用スイッチLS3と右側の植付作業部4Cに対する右移動用スイッチRS3との間の所定位置に変更し、左右中央の植付作業部4Bに対する右移動用スイッチRS2は、無端回動チェーン52の内縁側から後方に向けて延出する第2右移動用操作片R2による操作が可能となるように、その取り付け位置を、上側のブラケット63における右側の植付作業部4Cに対する左移動用スイッチLS1と左側の植付作業部4Aに対する右移動用スイッチRS1との間の所定位置に変更するようにすれば、6条植え状態(全条植え状態)での供給装置36の供給作動時には、各左移動用スイッチLS1〜LS3及び各右移動用スイッチRS1〜RS3の全てが、それぞれ1回操作されるだけとなり、耐久性の向上を図れるようになる。 【0090】 〔別実施例〕 以下、本発明の別実施例を列記する。 〔1〕乗用型田植機としては、5条植え用の苗植付装置4、8条植え用の苗植付装置4、又は、10条植え用の苗植付装置4、などを走行機体1の後部に連結して構成したものであってもよい。 【0091】 尚、図18には、走行機体1に8条植え用の苗植付装置4を連結して構成された乗用型田植機における供給装置36の駆動回路56が示されている。 【0092】 6条植え用の場合と異なる点について詳述すると、供給装置36の作動を制御する駆動回路56の左移動用回路部58には、供給装置36の左方向への移動を開始させる左始動用スイッチSLと、供給装置36の左方向への移動時に、対応する植付作業部4A〜4Dに対する供給装置36の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる4つの左移動用スイッチLSとが直列に装備され、それらの各左移動用スイッチLSのうち、左端の植付作業部4Aに対応する左移動用スイッチLS4を除いた中央左側(左端から2つ目)の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS3と中央右側(右端から2つ目)の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS2と右端の植付作業部4Dに対応する左移動用スイッチLS1とのそれぞれに、通電状態と非通電状態とに切り換え可能な第1補助スイッチS1が並列に接続されている。 【0093】 そして、それらの第1補助スイッチS1のうち、右端の植付作業部4Dに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続される第1補助スイッチS1aは、それに並列に接続される左移動用スイッチLS1に対応する右端の植付作業部4Dの左隣に位置する中央右側の植付作業部4Cの作動停止操作(クラッチスイッチCSCの通電状態への切り換え)に連動して通電状態から非通電状態に切り換わり、又、中央右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS2に並列に接続される第1補助スイッチS1bは、それに並列に接続される左移動用スイッチLS2に対応する中央右側の植付作業部4Cの左隣に位置する中央左側の植付作業部4Bの作動停止操作(クラッチスイッチCSBの通電状態への切り換え)に連動して通電状態から非通電状態に切り換わり、更に、中央左側の植付作業部4Bに対応する左移動用スイッチLS3に並列に接続される第1補助スイッチS1cは、それに並列に接続される左移動用スイッチLS3に対応する中央左側の植付作業部4Bの左隣に位置する左端の植付作業部4Aの作動停止操作(クラッチスイッチCSAの通電状態への切り換え)に連動して通電状態から非通電状態に切り換わるように構成されている。 【0094】 又、右端の植付作業部4Dに対応する左移動用スイッチLS1と中央右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS2とのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能で、かつ、対応する第1補助スイッチS1a,S1bに並列に接続される第2補助スイッチS2が並列に接続され、それらの第2補助スイッチS2のうち、右端の植付作業部4Dに対応する左移動用スイッチLS1に並列に接続される第2補助スイッチS2aは、それに並列に接続される左移動用スイッチLS1に対応する右端の植付作業部4Dの作動停止操作(クラッチスイッチCSDの通電状態への切り換え)に連動して非通電状態から通電状態に切り換わり、中央右側の植付作業部4Cに対応する左移動用スイッチLS2に並列に接続される第2補助スイッチS2bは、それに並列に接続される左移動用スイッチLS2に対応する中央右側の植付作業部4Cの作動停止操作(クラッチスイッチCSCの通電状態への切り換え)に連動して非通電状態から通電状態に切り換わるように構成されている。 【0095】 一方、供給装置36を右方向に移動させる右移動用回路部59には、供給装置36の右方向への移動を開始させる右始動用スイッチSRと、供給装置36の右方向への移動時に、対応する植付作業部4A〜4Dに対する供給装置36の移動が完了した際に通電状態から非通電状態に切り換えられる4つの右移動用スイッチRSとが直列に装備され、それらの各右移動用スイッチRSのうち、右端の植付作業部4Dに対応する右移動用スイッチRS4を除いた中央右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3と中央左側の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2と左端の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1とのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能な第1補助スイッチS1が並列に接続されている。 【0096】 そして、それらの第1補助スイッチS1のうち、左端の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続される第1補助スイッチS1zは、それに並列に接続される右移動用スイッチRS1に対応する左端の植付作業部4Aの右隣に位置する中央左側の植付作業部4Bの作動停止操作(クラッチスイッチCSBの通電状態への切り換え)に連動して通電状態から非通電状態に切り換わり、又、中央左側の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2に並列に接続される第1補助スイッチS1yは、それに並列に接続される右移動用スイッチRS2に対応する中央左側の植付作業部4Bの右隣に位置する中央右側の植付作業部4Cの作動停止操作(クラッチスイッチCSCの通電状態への切り換え)に連動して通電状態から非通電状態に切り換わり、更に、中央右側の植付作業部4Cに対応する右移動用スイッチRS3に並列に接続される第1補助スイッチS1xは、それに並列に接続される右移動用スイッチRS3に対応する中央右側の植付作業部4Cの右隣に位置する右端の植付作業部4Dの作動停止操作(クラッチスイッチCSDの通電状態への切り換え)に連動して通電状態から非通電状態に切り換わるように構成されている。 【0097】 又、左端の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1と中央左側の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2とのそれぞれには、通電状態と非通電状態とに切り換え可能で、かつ、対応する第1補助スイッチS1z,S1yに並列に接続される第2補助スイッチS2が並列に接続され、それらの第2補助スイッチS2のうち、左端の植付作業部4Aに対応する右移動用スイッチRS1に並列に接続される第2補助スイッチS2zは、それに並列に接続される右移動用スイッチRS1に対応する左端の植付作業部4Aの作動停止操作(クラッチスイッチCSAの通電状態への切り換え)に連動して非通電状態から通電状態に切り換わり、中央左側の植付作業部4Bに対応する右移動用スイッチRS2に並列に接続される第2補助スイッチS2yは、それに並列に接続される右移動用スイッチRS2に対応する中央左側の植付作業部4Bの作動停止操作(クラッチスイッチCSBの通電状態への切り換え)に連動して非通電状態から通電状態に切り換わるように構成されている。 【0098】 以上の回路構成によって、全ての植付作業部4A〜4Dを作動させた8条植え状態での供給作動時には、供給装置36が、左端の植付作業部4Aに対する左方向での移動完了位置と右端の植付作業部4Dに対する右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0099】 又、右端の植付作業部4Dを作動停止させた左6条植え状態での供給作動時には、供給装置36が、供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、中央右側の植付作業部4Cに対する右方向での移動完了位置と、左端の植付作業部4Aに対する左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0100】 逆に、左端の植付作業部4Aを作動停止させた右6条植え状態での供給作動時には、供給装置36が、供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、中央左側の植付作業部4Bに対する左方向での移動完了位置と、右端の植付作業部4Dに対する右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0101】 更に、右端の植付作業部4Dと中央右側の植付作業部4Cとを作動停止させた左4条植え状態での供給作動時には、供給装置36が、供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、中央左側の植付作業部4Aに対する右方向での移動完了位置と、左端の植付作業部4Aに対する左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0102】 逆に、左端の植付作業部4Aと中央左側の植付作業部4Bとを作動停止させた右4条植え状態での供給作動時には、供給装置36が、供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、中央右側の植付作業部4Cに対する左方向での移動完了位置と、右端の植付作業部4Dに対する右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0103】 その上更に、右端の植付作業部4Dと中央右側の植付作業部4Cと中央左側の植付作業部4Bとを作動停止させた左2条植え状態での供給作動時には、供給装置36が、供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、左側の植付作業部4Aに対する右方向での移動完了位置と左方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0104】 逆に、左端の植付作業部4Aと中央左側の植付作業部4Bと中央右側の植付作業部4Cとを作動停止させた右2条植え状態での供給作動時には、供給装置36が、供給作動を開始する際の停止位置にかかわらず、右側の植付作業部4Dに対する左方向での移動完了位置と右方向での移動完了位置とにわたって移動することになる。 【0105】 つまり、高価なマイクロコンピュータを使用しない安価な構成でありながら、苗植付装置4の植え付け状態を、8条植え状態、左6条植え状態、右6条植え状態、左4条植え状態、右4条植え状態、左2条植え状態、及び、右2条植え状態のいずれに切り換えた場合であっても、供給装置36は、その供給作動時には、作動する植付作業部4A〜4Dに載置された植え付け対象のマット状苗に対して良好な供給作動を行うようになり、これによって、供給装置36からマット状苗に供給される薬剤の浪費を効果的に抑制できるとともに、各苗の植え付け後の生育を促進させることができる。 【0106】 〔2〕乗用型田植機としては、走行機体1の後部に施肥装置を備えるミッドマウント施肥型に構成されたものであってもよい。尚、この構成においては、施肥装置にも、この施肥装置を苗植付装置4と同様に複数の作業部に区分する複数の補助クラッチを備え、かつ、それらの補助クラッチが苗植付装置4側の対応する補助クラッチ32,33の操作に連動して操作されるように構成することが望ましい。 【0107】 〔3〕苗植付装置4を、例えば、その植え付け条数と同数の補助クラッチ32,33を装備して、その植え付け条数と同数の植付作業部に区分するように構成してもよい。 【0108】 〔4〕供給装置36を、そのホッパー37に顆粒状の肥料などを貯留して施肥装置として機能させるようにしてもよい。 【0109】 〔5〕供給装置36の駆動機構40としては、タイミングベルトなどを利用して構成されたものであってもよい。 【0110】 〔6〕供給装置36の駆動回路56に採用するスイッチの種類としては種々の変更が可能であり、例えば、左右の各始動用スイッチSL,SR、及び、左右の各移動用スイッチLS,RSに非接触式のものを採用するようにしてもよい。 【0111】 〔7〕第2補助スイッチS2を独立操作可能に構成してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0112】 【図1】乗用型田植機の全体側面図 【図2】苗植付装置及び供給装置の側面図 【図3】苗植付装置の概略平面図 【図4】供給装置の背面図 【図5】供給装置の構成を示す要部の縦断側面図 【図6】供給装置の構成を示す要部の縦断背面図 【図7】駆動機構の構成を示す要部の縦断側面図 【図8】全条植え状態での駆動回路の状態を示す回路図 【図9】左4条植え状態での駆動回路の状態を示す回路図 【図10】右4条植え状態での駆動回路の状態を示す回路図 【図11】左2条植え状態での駆動回路の状態を示す回路図 【図12】右2条植え状態での駆動回路の状態を示す回路図 【図13】始動用スイッチの作動状態を示す要部の縦断背面図 【図14】始動用スイッチの作動状態を示す要部の側面図 【図15】駆動機構の構成を示す要部の展開平面図と展開正面図 【図16】クラッチスイッチの作動状態を示す要部の正面図 【図17】駆動機構の別構成を示す要部の展開平面図と展開正面図 【図18】8条植え用の駆動回路図 【図19】6条植え用の駆動回路図の比較例を示す回路図 【符号の説明】 【0113】 4 苗植付装置 4A 植付作業部 4B 植付作業部 4C 植付作業部 16 植え付け用作動機構 17 苗載台 18 植え付け用作動機構 32 補助クラッチ 33 補助クラッチ 36 供給装置 56 駆動回路 58 左移動用回路部 59 右移動用回路部 LS 左移動用スイッチ LS1 左移動用スイッチ LS2 左移動用スイッチ LS3 左移動用スイッチ RS 右移動用スイッチ RS1 右移動用スイッチ RS2 右移動用スイッチ RS3 右移動用スイッチ S1 第1補助スイッチ S2 第2補助スイッチ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成15年12月26日(2003.12.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2005−185229(P2005−185229A) |
| 【公開日】 |
平成17年7月14日(2005.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−433480(P2003−433480) |
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