トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 農業用トラクタの作業機連結装置
【発明者】 【氏名】山田 詔一
【住所又は居所】長野県松本市大字和田5511番11 株式会社デリカ内

【氏名】山本 孝雄
【住所又は居所】長野県松本市大字和田5511番11 株式会社デリカ内

【氏名】大久保 盛司
【住所又は居所】長野県松本市大字和田5511番11 株式会社デリカ内

【要約】 【課題】農業用トラクタと作業機との連結を解除する際の操作を簡単にできるようにした農業用トラクタの作業機連結装置を提供する。

【解決手段】農業用トラクタと作業機との連結を解除させるには、スプリング13の付勢力に抗して、連結装置1の操作レバー12を第2ガイドピン23に沿って第2ガイドピン23が長孔33の下端に当接するまで上方にスライドさせた後、操作レバー12を上方ブロック30と下方ブロック31との接触部の屈曲面40が第1ガイドピン21に当接するまで、第2ガイドピン23を中心に前方に回動させると、ストッパ11の切欠部28が係合ピン22に係合され、ストッパ11は、その後端部が第2開口15から空洞9内に入り込み、連結ボール7を開放する位置にスライドして固定される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業機前端に設けられた連結ボールを受容するフック部と該フック部と並設される空洞とを有するフック本体と、該空洞に備えられ前記空洞の前記フック部側開口をスライドして前記連結ボールを係止するストッパと、前記空洞の上端開口をスライドすると共に前記ストッパを前記連結ボールを開放させる位置と前記連結ボールを係止する位置との間でスライドさせる操作レバーと、前記空洞内において、前記ストッパ及び前記操作レバーを下方に付勢するためのスプリングとを備える農業用トラクタの作業機連結装置において、
前記フック本体の前記空洞には、上部に係合ピン、中間部にガイドピンがそれぞれ設けられ、また、前記ストッパには、前記連結ボールを係止する端部と、該端部とは反対側端部に下方に向って開放する切欠部とが設けられ、さらに、前記操作レバーは、前記空洞の上端開口より上方に延設される上方ブロックと、この上方ブロックの下端から前記フック部側とは反対側に延設される下方ブロックとからなる略L字状に形成され、前記下方ブロックの下部には、前記操作レバーが前記フック本体に装着された状態において、前記フック部側とは反対方向へ斜め上方に傾斜した長孔が設けられ、前記長孔に前記ガイドピンが挿通されると共に、前記ストッパの前記切欠部の前記フック部側近傍の部位と、前記操作レバーの前記上方ブロックと前記下方ブロックとの接続部付近とが枢着ピンにより回動自在に連結されており、前記操作レバーを前記スプリングの付勢力に抗して、前記ガイドピンに沿って上方にスライドさせ、前記ガイドピンが前記長孔の略下端に到達したときに前記操作レバーを前記ガイドピンを中心に回動させて、前記ストッパに設けた前記切欠部を前記係合ピンに係合させると、前記連結ボールを係止する前記ストッパの端部が前記連結ボールを開放させる位置までスライドして固定されることを特徴とする農業用トラクタの作業機連結装置。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、農業用トラクタの作業機連結装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、農業用トラクタの後方にはリンクが延設され、このリンクの後端には作業機と連結するための連結装置が装着されている。そこで、農業用トラクタに作業機を連結する場合には、農業用トラクタの連結装置に備えられたフック部に、作業機の前部に備えられた連結ボールを嵌合させると共に、連結ボールが連結装置のフック部から外れないように、連結ボールを連結装置のストッパによって係止する構成が採用されている。また、連結を解除するためには、作業者が連結装置の操作レバーを引っ張るようにして、ストッパを連結ボールを開放させる位置までスライドさせて固定して、連結ボールを連結装置のフック部から取り外して連結を解除している。
【0003】
そこで、従来の連結装置として特許文献1には、係合球体を受け入れるフック形状を含むフック本体と、該フック本体に設けた切欠部に収納され、前記係合球体を係止及び開放するために切欠部から第1の開口を挿通してスライドする係止つめと、フック本体の切欠部に収納され、第2の開口から上部が突出して係合球体を係止及び開放させるべく係止つめをスライドさせる制御レバーと、係止つめを係止位置に保持させるための弾性手段と、フック本体に回動自在に連結され、係止つめ及び制御レバーのそれぞれと回動自在に連結されると共に弾性手段に連結されるレバー要素とを具備して、制御レバーの上下方向中間部の後方に段部を設けると共に、フック本体に、第1の開口を形成する壁部の前側上面に制御レバーの段部に対応する段部を設け、係合球体を開放させる際には、制御レバーを上方に引っ張り、係止つめを切欠部内にスライドさせると共に、さらに制御レバーを後方に回動させて、制御レバーの段部をフック本体に設けた段部に引っ掛けて、制御レバーをフック本体に固定して係合球体を開放させることが開示されている。
【0004】
また、従来の連結装置として特許文献2には、断面略円形の連結ボールを受容する支承切欠き部を有するフック本体と、このフック本体に備えられ連結ボールを係止する係止つめと、この係止つめを係止位置に向って付勢する閉鎖ばねとを具備する連結フックにおいて、特に、連結ボールを連結フックから開放させるためには、まず、開放レバーを引っ張り、開放レバーに設けた丸形溝状の支持面を、フック本体の開口部を制限する領域に丸く形成された支承面に当接させると共に、開放レバーを該支承面を中心に旋回させて、係止つめを連結ボールが開放される位置までスライドさせ、続いて、フック本体の開口部の、支承面とは反対側の領域に設けた係止ストッパに、開放レバーの支持面とは反対側に設けた第2の固定ストッパを当接させると共に、開放レバーの支承面に続いて引っ込められた第1の固定ストッパを、フック本体の開口部の支承面を乗り上げるように、開放レバーを支承切欠き部側にスライドさせて、フック本体に固定させることが開示されている。
【0005】
【特許文献1】欧州特許第0937592号明細書
【特許文献2】特許第2601409号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、連結装置は、フック本体の他に係止つめ、制御レバー、レバー要素及び弾性手段から構成され、部品点数が多くコストが高くなる虞がある。しかも、係合球体を開放させるには、制御レバーを引っ張った後、引っ張った状態を維持しながら後方に回動させてフック本体に固定させる操作が必要であり、連結装置から斜め前方に位置する運転席での操作が煩雑になる虞がある。
【0007】
さらに、特許文献2では、連結ボールを開放させるには、開放レバーを、係止つめを連結ボールを開放させる位置にスライドさせるために上方へ引っ張る操作と、開放レバーを引っ張った状態からフック本体の開口部に設けた支承面を中心に旋回させる操作と、さらに開放レバーを旋回させた後、開放レバーの各第1及び第2の固定ストッパをフック本体の開口部に設けた係止ストッパ及び支承面に当接させて固定するために、開放レバーを支承切き部側にスライドさせる操作との複数の操作が必要であり、連結を解除させるための操作が煩雑になっている。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、構成する部品点数を少なくすると共に、連結を解除する際、その操作を運転席で簡単にできるようにした農業用トラクタの作業機連結装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、作業機前端に設けられた連結ボールを受容するフック部と該フック部と並設される空洞とを有するフック本体と、該空洞に備えられ前記空洞の前記フック部側開口をスライドして前記連結ボールを係止するストッパと、前記空洞の上端開口をスライドすると共に前記ストッパを前記連結ボールを開放させる位置と前記連結ボールを係止する位置との間でスライドさせる操作レバーと、前記空洞内において、前記ストッパ及び前記操作レバーを下方に付勢するためのスプリングとを備える農業用トラクタの作業機連結装置において、前記フック本体の前記空洞には、上部に係合ピン、中間部にガイドピンがそれぞれ設けられ、また、前記ストッパには、前記連結ボールを係止する端部と、該端部とは反対側端部に下方に向って開放する切欠部とが設けられ、さらに、前記操作レバーは、前記空洞の上端開口より上方に延設される上方ブロックと、この上方ブロックの下端から前記フック部側とは反対側に延設される下方ブロックとからなる略L字状に形成され、前記下方ブロックの下部には、前記操作レバーが前記フック本体に装着された状態において、前記フック部側とは反対方向へ斜め上方に傾斜した長孔が設けられ、前記長孔に前記ガイドピンが挿通されると共に、前記ストッパの前記切欠部の前記フック部側近傍の部位と、前記操作レバーの前記上方ブロックと前記下方ブロックとの接続部付近とが枢着ピンにより回動自在に連結されており、前記操作レバーを前記スプリングの付勢力に抗して、前記ガイドピンに沿って上方にスライドさせ、前記ガイドピンが前記長孔の略下端に到達したときに前記操作レバーを前記ガイドピンを中心に回動させて、前記ストッパに設けた前記切欠部を前記係合ピンに係合させると、前記連結ボールを係止する前記ストッパの端部が前記連結ボールを開放させる位置までスライドして固定されることを特徴とするものである。
【0010】
このように構成することにより、農業用トラクタと作業機との連結を解除する際には、スプリングの付勢力に抗して、連結装置の操作レバーをガイドピンに沿ってガイドピンが長孔の略下端に当接するまで上方にスライドさせた後、操作レバーをガイドピンを中心にやや前方に回動させて、ストッパに設けた切欠部をフック本体に設けた係合ピンに係合させると、ストッパは、その連結ボールを係止する端部がフック本体の空洞内に入り込み、連結ボールを開放させる位置までスライドして固定され、連結ボールがフック本体のフック部から取り外されて、農業用トラクタと作業機との連結が解除される。
一方、農業用トラクタと作業機とを連結する際には、連結装置の操作レバーを、ストッパに設けた切欠部をフック本体に設けた係合ピンから外すように、やや後方に回動させれば、スプリングの付勢力により操作レバーがガイドピンに沿って下降すると共に、ストッパの連結ボールを係止する端部がフック本体のフック部側に突出して、該端部の下面が連結ボールの上面を押圧して、連結ボールがストッパにより係止される状態となり、農業用トラクタと作業機とが連結される。
【発明の効果】
【0011】
本発明の農業用トラクタの作業機連結装置の発明によれば、操作レバーに斜め上方に傾斜した長孔を設けたので、連結を解除する際には、操作レバーを運転席に向かって斜め上方にスライドさせた後、やや前方に回動させるだけで、連結ボールを開放させて連結を解除することができ、農業用トラクタの運転席からの操作が非常に簡単となり、実用的である。さらに、ストッパを操作レバーだけで作動させることができるので、連結装置を構成する部品点数を少なくして、コストを低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図6に基いて詳細に説明する。
図6に示すように、農業用トラクタ2には、その後端から上方リンク4と下方リンク5とが延設されている。そして、この下方リンク5の後端には、作業機3と連結される連結装置1が装着されており、この連結装置1に作業機2の前端に設けられた連結ボール7が係止されて、農業用トラクタ2と作業機3とが連結されるように構成されている。
そこで、本発明の実施の形態に係る農業用トラクタの作業機連結装置1は、図1〜図4に示すように、連結ボール7を受容するフック部8とフック部8と並んで設けられた空洞9とを有するフック本体10と、空洞9内に備えられ連結ボール7を係止するストッパ11と、このストッパ11に連結され、ストッパ11を連結ボール7を係止する位置から開放する位置までの範囲でスライドさせる操作レバー12と、ストッパ11及び操作レバー12を下方に付勢するためのスプリング13とから概略構成されている。
【0013】
フック本体10は、図1〜図3に示すように、連結ボール7を受容するフック部8と、このフック部8の前側に並んで設けられ、ストッパ11、操作レバー12及びスプリング13を収納する空洞9とから構成されている。
空洞9の上端には、操作レバー12がスライド自在に挿通される第1開口14が設けられ、空洞9の後端(フック部8側)にはストッパ11がスライド自在に挿通される第2開口15が設けられている。さらに、空洞9のフック部8側と反対側の部位には、空洞9の前端(図1の右端)からフック部8側(後方)に向って所定長さで延設されるフック本体10の厚みより薄厚の段差部17が設けられており、この段差部17の後端には、フック部8側に湾曲状に突出する突出部16が形成されている。また、空洞9の幅方向一側壁は開放されており、この開放部分には、図4で示すように、別体で構成されるカバー18が固定される。
【0014】
図1〜図5に示すように、空洞9の下部には、係止ピン19が空洞9の他側壁から延設され、この係止ピン19にスプリング13の下端が固定されており、この係止ピン19の長さは、空洞9の深さと略同一に設定されている。また、第2開口15の下側には、第3ガイドピン20が空洞9の他側壁から延設されており、その端部がカバー18に固定されている。さらに、段差部17の上端には第1ガイドピン21が延設されており、その端部がカバー18に固定されている。また、この第1ガイドピン21の前方で、所定間隔を置いた位置に係合ピン22が空洞9の他側壁から延設されており、この係合ピン22の長さは段差部17の厚みと略同一に設定されている。また、係合ピン22の下方で空洞9の略中間部に位置する段差部17の突出部16には、第2ガイドピン(ガイドピン)23が延設され、その端部がカバー18に固定されている。
【0015】
図1〜図5に示すように、ストッパ11はブロック状で、前後方向略中央を境(図1の境界線25)に厚みが相違しており、後部(連結ボール7を係止する端部)26の厚みはフック本体10の厚み(全幅)より若干薄厚に設定され、前部27の厚みは段差部17の厚みと略同一に設定されている。また、ストッパ11の前端には、半円状の切欠部28が下向きに形成されている。この切欠部28の近傍でやや後方には枢着ピン29が突設して形成されている。
操作レバー12は、第1開口14に上下スライド自在に挿通される上方ブロック30とこの上方ブロック30の下端から前方に延設される下方ブロック31とからなる略L字状に形成されている。また、この上方ブロック30の上部には、空洞9の上方の第1開口14を閉塞するためのカバー32が一体に形成されている。この上方ブロック30は、そのカバー32が一体化される位置から上方の部位は薄厚で形成されると共に、この上方の部位にロープ42(図6参照)等が固定される開口41が形成されている。また、上方ブロック30のカバー32が一体化される位置から下方の部位及び下方ブロック31の厚みは、段差部17の面とカバー18との間の間隔と略同一に設定されている。また、下方ブロック31の前端部で段差部17と当接する部位には、操作レバー12がフック本体10に装着された状態において、フック部8側とは反対方向(前方)に斜め上方に傾斜する長孔33が形成されている。また、この長孔33の下端のやや後方には、スプリング13の上端が係止されるスプリング係止孔34が形成されている。また、この操作レバー12には、その上方ブロック30と下方ブロック31との接続部付近にストッパ11に設けた枢着ピン29が挿通される枢着ピン用孔35が形成されている。
【0016】
次に、連結ボール7をフック部8に受容し、連結ボール7の上面をストッパ11の後部26の下面で押圧して係止する状態時の各構成部品の配置について説明する。
図1に示すように、ストッパ11は、その後端が第2開口15から後方に延出されると共に、前端の切欠部28が段差部17の突出部16に近接するように配置されている。この時、ストッパ11の後部26下面は連結ボール7の上面に接触して、ストッパ11の後部26上面がフック本体10のボディ37の下面に設けた後上方に傾斜する傾斜面37aに接触されると共に、ストッパ11の前部27の下面が第3ガイドピン20に近接するように配置されている。上述した配置において、ストッパ11の前部27と段差部17の突出部16との両方に跨るように操作レバー12の下方ブロック31が重ねられた状態で、ストッパ11の枢着ピン29が操作レバー12の枢着ピン用孔35に枢着され、ストッパ11と操作レバー12とが枢着ピン29を介して回動自在に連結される。また、操作レバー12の下方ブロック31に設けた長孔33に段差部17から延設された第2ガイドピン23がスライド自在に挿通される。さらに、操作レバー12のスプリング係止孔34と空洞9の下部に設けた係止ピン19とにスプリング13が装着され、このスプリング13により、操作レバー12が下方に付勢されつつ、その長孔33の上端に第2ガイドピン23が位置されると共に、ストッパ11の後部26下面が連結ボール7の上面を押圧する方向に付勢され、連結ボール7がフック本体10のフック部8にストッパ11により係止される状態に保持される。
なお、スプリング13は、直接ストッパ11に作用するように、ストッパ11に取り付けることも可能である。
【0017】
次に、図1の状態から連結ボール7をフック本体10のフック部8から開放させるためには、操作レバー12を、第2ガイドピン23が長孔33の下端に当接するまで、第2ガイドピン23に沿って上方にスライドさせる(図1の矢印の方向)。すると、図2に示すように、スプリング13が伸びて、ストッパ11は、操作レバー12の上昇に伴って起き上がるようにしてスライドすると共に、ストッパ11の後部26上面がボディ37の下面に設けた傾斜面37aから水平面37bに沿って、また、ストッパ11の下面が第3ガイドピン20に沿ってスライドする。そして、ストッパ11の後部26が第2開口15から空洞9内に入り込み、ストッパ11の切欠部28が係合ピン22に近接する状態となる。
そして、図2の状態から操作レバー12を第2ガイドピン23を中心に、操作レバー12の上方ブロック30と下方ブロック31との接続部の屈曲面40が、第1ガイドピン21に当接するまで回動させる(図2の矢印の方向)。すると、図3に示すように、ストッパ11の切欠部28が係止ピン22に係合して、ストッパ11の後部26がさらに空洞9内に入り込む。そして、ストッパ11の後部26の上面がボディ37の下面の水平面37bに接触すると共に、ストッパ11の後部26の下面が第3ガイドピン20に近接する状態で、ストッパ11がフック本体10に固定される。
【0018】
次に、図3の状態からフック部8に受容された連結ボール7をストッパ11で係止させる際には、操作レバー12を、ストッパ11の切欠部28を係合ピン22から外すように後方(図3において反時計回り方向)にやや回動させると、切欠部28が係合ピン22から外れ、スプリング13の付勢力により、操作レバー12が第2ガイドピン23に沿って下降すると同時に、ストッパ11の後部26上面がボディ37の下面の水平面37bから傾斜面37aに沿うように、また、ストッパ11の後部26の下面が第3ガイドピン20に沿うようにして、ストッパ11の後端部が第2開口15からフック部8側にスライドして、ストッパ11の後部26上面がボディ37の傾斜面37aに当接する。すると、図1に示すように、ストッパ11の後部26下面が連結ボール7の上面に当接して、連結ボール7が係止される状態となる。
【0019】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る農業用トラクタの作業機連結装置1によれば、農業用トラクタ2と作業機3との連結を解除させる際には、連結装置1の操作レバー12を運転席方向に引っ張った後、第2ガイドピン23を中心にやや前方に回動させてストッパ11の切欠部28をフック本体10の係合ピン22に係合させるだけの非常に簡単な操作により連結を解除することができる。
一方、農業用トラクタ2と作業機3とを連結させる際には、作業機3の連結ボール7を農業用トラクタ2の後方の連結装置1のフック部8に嵌合させて、連結装置1の操作レバー12をやや後方に回動させれば、スプリング13の付勢力により操作レバー12が第2ガイドピン23に沿って下降して、ストッパ11の後端部の下面が連結ボール7の上面を押圧して連結ボール7を連結装置1に連結することができる。
さらに、本発明の連結装置1によれば、ストッパ11は、操作レバー12との間に中間部材を配置することなく操作レバー12による操作が直接伝達されて作動されるので、連結装置1を構成する部品点数を削減することができ、しかも、特に、連結を解除する際には、農業用トラクタ2の運転席からの操作が非常に簡単となり、実用的である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る農業用トラクタの作業機連結装置の内部を示し、連結ボールがストッパによって係止された状態を示す図である。
【図2】図2は、図1の状態から連結ボールが開放される途中の状態を示す図である。
【図3】図3は、連結ボールが完全に開放された状態を示す図である。
【図4】図4は、図1にカバーを被覆させた図である。
【図5】図5は、図4の上面図である。
【図6】図6は、農業用トラクタから延設されたリンクに本発明の実施の形態に係る作業機連結装置を装着させた図である。
【符号の説明】
【0021】
1 連結装置
2 農業用トラクタ
3 作業機
7 連結ボール
8 フック部
9 空洞
10 フック本体
11 ストッパ
12 操作レバー
13 スプリング
14 第1開口(上端開口)
15 第2開口(フック部側開口)
19 係止ピン
22 係合ピン
23 第2ガイドピン(ガイドピン)
26 後部(連結ボールを係止する端部)
28 切欠部
29 枢着ピン
30 上方ブロック
31 下方ブロック
34 スプリング係止孔

【出願人】 【識別番号】390010928
【氏名又は名称】株式会社デリカ
【住所又は居所】長野県松本市大字和田5511番11
【出願日】 平成16年6月8日(2004.6.8)
【代理人】 【識別番号】100068618
【弁理士】
【氏名又は名称】萼 経夫

【識別番号】100104145
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 嘉夫

【識別番号】100080908
【弁理士】
【氏名又は名称】舘石 光雄

【識別番号】100109690
【弁理士】
【氏名又は名称】小野塚 薫

【識別番号】100131266
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼ 昌宏

【識別番号】100093193
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 壽夫

【識別番号】100104385
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 勉

【識別番号】100093414
【弁理士】
【氏名又は名称】村越 祐輔

【識別番号】100131141
【弁理士】
【氏名又は名称】小宮 知明

【公開番号】 特開2005−348610(P2005−348610A)
【公開日】 平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願番号】 特願2004−169872(P2004−169872)