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【発明の名称】 管理機
【発明者】 【氏名】久保田 晃宜
【住所又は居所】静岡県沼津市大岡35番地 富士ロビン株式会社内

【要約】 【課題】管理機の作業状態における抵抗棒と管理機の移動状態における移動用車輪との切換を、迅速且つ安定に行うことができる管理機を提供する。

【解決手段】機体11の前方側にエンジン12からの動力により作動される作業装置13と後方側に操縦ハンドル14とを設けた管理機本体1と、管理機本体1の後部側に前後方向へ回動可能に基端側を取付けた抵抗棒2と、抵抗棒2に一体に設けた移動用車輪3とを備え、抵抗棒2は前方回動による収納状態と後方回動による作業状態とに切換可能であり、抵抗棒2の収納状態において、移動用車輪3の車軸Bは抵抗棒2の回動支点Aより下方且つ前方に位置していると共に抵抗棒2の先端側は管理機本体1側に当接支持されているものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体の前方側にエンジンからの動力により作動される作業装置と後方側に操縦ハンドルとを設けた管理機本体と、管理機本体の後部側に前後方向へ回動可能に基端側を取付けた抵抗棒と、抵抗棒に一体に設けた移動用車輪とを備え、抵抗棒は前方回動による収納状態と後方回動による作業状態とに切換可能であり、抵抗棒の収納状態において、移動用車輪の車軸は抵抗棒の回動支点より下方且つ前方に位置していると共に抵抗棒の先端側は管理機本体側に当接支持されていることを特徴とする管理機。
【請求項2】
前記抵抗棒の収納状態において、抵抗棒の先端側は管理機本体側における作業装置の動力軸近傍に収納されることを特徴とする請求項1に記載された管理機。
【請求項3】
前記抵抗棒の作業状態において、移動用車輪は管理機本体側における作業装置の動力軸より上方に位置していると共に抵抗棒の基端側は管理機本体側に当接支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された管理機。
【請求項4】
前記抵抗棒の収納状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を作業装置側を支点として上向きに回動させつつ前進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より後方へ移動させると共に抵抗棒の先端側を接地させ且つ基端側を管理機本体側へ当接支持させることにより、抵抗棒を作業状態に移行させる構成とし、前記抵抗棒の作業状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を後進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より前方へ移動させると共に抵抗棒の先端側を管理機本体側へ当接支持させることにより、抵抗棒を収納状態に移行させる構成としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載された管理機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場における耕耘作業等の種々の作業を行う際に使用する管理機に関し、詳しくは、管理機の作業状態における抵抗棒と管理機の移動状態における移動用車輪との切換を、迅速且つ安定に行うことができる管理機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
圃場において動力軸に種々の作業装置を装着して作業を行う管理機で、例えば、耕耘装置を装着して作業を行う管理機においては、作業時に管理機本体の後部側に抵抗棒を取付け、抵抗棒の先端部を接地することにより、管理機の走行速度の調整に伴う耕耘装置による耕耘深さの調整を行い、また、管理機の移動時には、抵抗棒を取り外して移動用車輪を取付け、作業場所等への管理機の移動に供していた。このような管理機による作業に当たっては、作業時の抵抗棒と移動時の移動用車輪とが必要であり、作業時・移動時の都度、移動用車輪を取り外して抵抗棒を取り付けたり、抵抗棒を取り外して移動用車輪を取り付けたり、煩わしい作業が付随して作業能率の低下を招くものであった。
【0003】
これに対して、抵抗棒aの使用状態(図7)と折り畳み状態(図8)とをスプリングbの付勢力で維持し、抵抗棒aの使用状態において耕運機を後進させることにより、抵抗棒aを耕土から自然に抜去して折り畳み状態に保持し、耕運機を容易に移動することができるものが知られているが(例えば、特許文献1参照。)、この耕運機は、移動時における抵抗棒aの折り畳み状態において、抵抗棒aがスプリングbの付勢力により水平位置に保持されているため、抵抗棒aを使用状態に戻すには抵抗棒aと一体の操作桿cを引き上げなければならず、煩わしい作業により作業能率の低下を招くばかりでなく、耕運機の移動に際して、抵抗棒aを取り外す必要がないものの、移動用の車輪を備えていないため、作業場所への移動に困難をきたすものである。
【0004】
また、抵抗棒と移動用の車輪とを一体的に構成して耕耘機本体の後部に前後方向へ回動可能に取付け、作業時には後方回動により抵抗棒の先端を接地させ、移動時には前方回動により車輪を接地させると共に車輪は足踏み式ラッチにより係止され、作業時には足踏み式ラッチによる係止を解除して抵抗棒と車輪とを後方へ回動するものが知られているが(例えば、特許文献2参照。)、この耕耘機は、足踏み式ラッチ機構を備えているため、構造が複雑でコスト嵩を招くばかりでなく、移動状態から作業状態への移行時毎に車輪の係止を解除するために、足踏み式のラッチを片足で操作する必要があり、耕耘作業で柔らかくなった耕土の上で不安定な作業姿勢を強いられ、作業者の転倒を招く虞もある。
【0005】
【特許文献1】登録実用新案第3099176号公報(段落0014〜段落0016)
【特許文献2】特開昭62−134001号公報(公報第4欄第20行〜第44行;第6欄第18行〜第31行)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、従来技術の特許文献1に記載されたものにおいては、抵抗棒を使用状態に戻すには、抵抗棒の操作桿を引き上げなければならないという煩わしい作業により作業能率の低下を招くばかりでなく、移動用の車輪を備えていないために、作業場所への耕運機の移動に困難をきたすという不都合があり、また、特許文献2に記載されたものにおいては、足踏み式ラッチ機構により構造が複雑でコスト嵩を招くばかりでなく、足踏み式ラッチの片足操作により、柔らかくなった耕土上で不安定な作業姿勢を強いられ、作業者の転倒を招く虞があるという不都合があった。
【0007】
本発明は、上記の不都合な点を一挙に解消することができるもので、管理機の作業状態における抵抗棒と管理機の移動状態における移動用車輪との切換を、迅速且つ安定に行うことができる管理機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、機体の前方側にエンジンからの動力により作動される作業装置と後方側に操縦ハンドルとを設けた管理機本体と、管理機本体の後部側に前後方向へ回動可能に基端側を取付けた抵抗棒と、抵抗棒に一体に設けた移動用車輪とを備え、抵抗棒は前方回動による収納状態と後方回動による作業状態とに切換可能であり、抵抗棒の収納状態において、移動用車輪の車軸は抵抗棒の回動支点より下方且つ前方に位置していると共に抵抗棒の先端側は管理機本体側に当接支持されているものである。
【0009】
請求項1に係る発明においては、エンジンからの動力により作動される作業装置を操縦ハンドルにより操縦しながら、種々の作業装置に応じた作業を行うのであるが、抵抗棒の後方回動による作業状態においては、抵抗棒の接地抵抗により管理機の走行速度が調整され、また、作業装置が耕耘装置の場合には、走行速度の調整に伴って耕耘深さの調整も可能である。
【0010】
また、抵抗棒には移動用車輪が一体に設けられており、抵抗棒の前方回動による収納状態においては、移動用車輪の車軸は抵抗棒の回動支点より下方且つ前方に位置していると共に抵抗棒の先端側は管理機本体側に当接支持されるものであるから、管理機本体は、抵抗棒の収納状態において抵抗棒を介して移動用車輪に支持されるため、抵抗棒の収納状態で管理機を移動用車輪によって作業場所へ容易に移動させたり、作業終了後に他の場所に容易に移動させることができる。
【0011】
しかも、抵抗棒は管理機本体に対して回動可能であるから、抵抗棒の収納状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を作業装置側を支点として上向きに回動させつつ前進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より後方へ移動させると共に抵抗棒の先端側を接地させることにより、抵抗棒を収納状態から作業状態に操縦ハンドルの操作のみで迅速且つ安定に移行させることができ、また、抵抗棒の作業状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を後進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より前方へ移動させることにより、抵抗棒を作業状態から収納状態に操縦ハンドルの操作のみで迅速且つ安定に移行させることができる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載された発明において、前記抵抗棒の収納状態において、抵抗棒の先端側は管理機本体側における作業装置の動力軸近傍に収納されるものである。
【0013】
請求項2に係る発明においては、抵抗棒は、その先端側が管理機本体側における作業装置の動力軸近傍に収納されるものであるから、管理機の移動時に抵抗棒の先端側は作業装置の動力軸と共に地面に接触することがなく、また、作業装置が耕耘装置の場合には、抵抗棒が耕耘爪先端の回転軌跡内に収納されることになり、管理機の移動時における耕耘爪の非接地状態と共に抵抗棒も接地することなく、管理機を移動することができる。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記抵抗棒の作業状態において、移動用車輪は管理機本体側における作業装置の動力軸より上方に位置していると共に抵抗棒の基端側は管理機本体側に当接支持されているものである。
【0015】
請求項3に係る発明においては、移動用車輪は、抵抗棒の作業状態で作業装置の動力軸より上方に位置されるものであるから、移動用車輪は抵抗棒の作業状態で地面に接触することがないので、作業装置による作業の支障となることはなく、また、抵抗棒の基端側は、抵抗棒の作業状態で管理機本体側に当接支持されるものであるから、操縦ハンドルの上下操作により抵抗棒の接地抵抗が調整され、管理機の走行速度を調整することができ、また、作業装置が耕耘装置の場合には、走行速度の調整に伴って耕耘深さを調整することができる。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された発明において、前記抵抗棒の収納状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を作業装置側を支点として上向きに回動させつつ前進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より後方へ移動させると共に抵抗棒の先端側を接地させ且つ基端側を管理機本体側へ当接支持させることにより、抵抗棒を作業状態に移行させる構成とし、前記抵抗棒の作業状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を後進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より前方へ移動させると共に抵抗棒の先端側を管理機本体側へ当接支持させることにより、抵抗棒を収納状態に移行させる構成としたものである。
【0017】
請求項4に係る発明においては、抵抗棒の収納状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を作業装置側を支点として上向きに回動させつつ前進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より後方へ移動させると共に抵抗棒の先端側を接地させることにより、抵抗棒を収納状態から作業状態に操縦ハンドルの操作のみで迅速且つ安定に移行させることができ、また、抵抗棒の作業状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を後進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より前方へ移動させることにより、抵抗棒を作業状態から収納状態に操縦ハンドルの操作のみで迅速且つ安定に移行させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は上記のように構成されており、抵抗棒の前方回動による収納状態においては、移動用車輪の車軸は抵抗棒の回動支点より下方且つ前方に位置していると共に抵抗棒の先端側は管理機本体側に当接支持されるものであるから、管理機本体は、抵抗棒の収納状態において抵抗棒を介して移動用車輪に支持されるため、抵抗棒の収納状態で管理機を移動用車輪によって作業場所へ容易に移動させたり、作業終了後に他の場所に容易に移動させることができ、また、抵抗棒の後方回動による作業状態においては、抵抗棒の接地抵抗により管理機の走行速度を調整することができ、また、作業装置が耕耘装置の場合には、走行速度の調整に伴って耕耘深さを調整することができる。
【0019】
しかも、抵抗棒は管理機本体に対して回動可能であるから、抵抗棒の収納状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を作業装置側を支点として上向きに回動させつつ前進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より後方へ移動させると共に抵抗棒の先端側を接地させることにより、抵抗棒を収納状態から作業状態に操縦ハンドルの操作のみで迅速且つ安定に移行させることができ、また、抵抗棒の作業状態において、操縦ハンドルの操作により管理機本体を後進させ、移動用車輪の車軸を抵抗棒の回動支点より前方へ移動させることにより、抵抗棒を作業状態から収納状態に操縦ハンドルの操作のみで迅速且つ安定に移行させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である管理機の移動状態を示す側面図であり、図2は、同じく管理機の移動状態から作業状態への移行状態を示す側面図であり、図3は、同じく管理機の作業状態を示す側面図であり、図4は、同じく管理機の作業状態から移動状態への移行状態を示す側面図である。
【0021】
先ず、本発明の実施形態の概要を、作業装置として耕耘装置が使用されている場合について説明すると、管理機は、通常姿勢が前下がり姿勢を呈する機体11と、機体11の中間前部側に搭載された動力源となるエンジン12と、エンジン12の下部で機体11の前部に装着され、エンジン12の動力により作動する耕耘装置13と、機体11の後部に後上がり状に設けた操縦ハンドル14とからなる管理機本体1と、機体11の中間後部側に前後方向へ回動可能に設けたヒッチ15に連結された抵抗棒2と、抵抗棒2の中間後部側に一体に設けられた移動用車輪3とから構成されている。
【0022】
機体11は、比較的に大径のパイプ材により構成されており、機体11の前部には、エンジン12の伝動装置16を支持する支持部材16’が設けられ、機体11の中間部には、前部側に延びてエンジン12を搭載する支持台12’と、後部側に延びてヒッチ15を回動支点としての枢軸Aにより回動可能に支持する支持部材15’とが設けられ、機体11の後部には、操縦ハンドル14を支持する支持部材14’が設けられている。
【0023】
エンジン12は、支持台12’上に搭載されて図示しないスタータで始動され、エンジン12の動力は、伝動装置16に内蔵された図示しない遠心クラッチを介して耕耘装置13の動力軸17に伝動されるが、エンジン12の回転数は、エンジン12の図示しないスロットルからケーブルを介して操縦ハンドル14の手元に配設されたスロットルレバー18により調整され、エンジン12が所定の回転数に達すると遠心クラッチが連結されて耕耘装置13の動力軸17に伝動される。
【0024】
動力軸17には種々の作業装置が作業に応じて取り付けられるのであるが、耕耘作業の場合は耕耘爪13’が取り付けられ、伝動装置16からの動力による耕耘爪13’の回転により、圃場を耕しながら管理機本体1は前進しつつ操縦ハンドル14の操作により耕耘作業が行われる。
【0025】
しかして、管理機本体1における機体11の中間部に後部側に延設された支持部材15’には、その先端部に前後方向へ回動可能に枢軸Aにより筒状のヒッチ15が連結されていると共に、枢軸Aの上方部における支持部材15’にストッパー19が設けられており、筒状のヒッチ15が起立状に回動した場合、すなわちヒッチ15が図1に示す状態から反時計方向に回動して図3に示す起立状態に回動した場合に、ヒッチ15はストッパー19に当接して支持されるようになっている。
【0026】
この筒状のヒッチ15には、抵抗棒2の基端側が嵌合され、ヒッチ15と抵抗棒2とは串刺し状に貫く連結ピン21により連結されており、これにより、抵抗棒2は、管理機本体1に対してヒッチ15と共に回動可能で、前方回動による収納状態と後方回動による作業状態とに切換可能となり、また、抵抗棒2には、その収納状態における中間下部側に移動用車輪3が支持部材31を介して固定されており、抵抗棒2の前方回動による収納状態(図1参照)において、移動用車輪3の車軸Bはヒッチ15の枢軸Aより下方且つ前方に位置していると共に、抵抗棒2の先端側は管理機本体1側の伝動装置16に当接支持されている。これにより、管理機本体1は抵抗棒2を介して移動用車輪3に支持されるため、管理機を移動用車輪3によって作業場所へ容易に移動させたり、作業終了後に他の場所に容易に移動させることができる。
【0027】
また、抵抗棒2の後方回動による作業状態(図3参照)において、移動用車輪3は管理機本体1側における耕耘装置13の動力軸17より上方に位置していると共に、抵抗棒2の基端側は管理機本体1側のストッパー19にヒッチ15を介して支持されている。これにより、移動用車輪3は、抵抗棒2の作業状態で耕耘装置13の動力軸17より上方に位置されるものであるから、移動用車輪3は土中に食い込むことがないので、耕耘装置13による作業の支障となることはなく、また、抵抗棒2の基端側が作業状態で管理機本体1側に支持されるから、操縦ハンドル14の上下操作により抵抗棒2の接地抵抗が調整され、管理機の走行速度を調整することができると共に、また、走行速度の調整に伴って耕耘深さを調整することができる。なお、抵抗棒2の軸方向に複数の連結孔22を穿設することにより、ヒッチ15の高さ調整を可能とし、これにより、作業時における操縦ハンドル14の高さ調整が可能となる。
【0028】
上記のように構成された管理機の操作態様を説明すると、先ず、管理機を作業場所へ移動させるに際しては、図1に示すように、基端側がヒッチ15に連結された抵抗棒2の前方回動による収納状態において、移動用車輪3の車軸Bはヒッチ15の枢軸Aより下方且つ前方に位置していると共に、抵抗棒2の先端側は管理機本体1側の伝動装置16に当接支持されているから、管理機本体1は抵抗棒2の両端部を介して移動用車輪3に支持されることになり、操縦ハンドル14の下向き操作により管理機本体1を移動用車輪3を支点として耕耘装置13を上向きに回動θさせることにより、耕耘装置13を地面から離間させた移動状態が得られ、管理機を移動用車輪3によって作業場所へ移動させる。
【0029】
次に、管理機による耕耘作業に際しては、図2に示すように、抵抗棒2の収納状態において、耕耘装置13を作動させた状態で、操縦ハンドル14の上向き操作により管理機本体1の耕耘装置13を移動用車輪3を支点として下向きに回動φさせつつ前進させ、この管理機本体1の動作により相対的に移動用車輪3を枢軸Aを回動支点として後方回動させて抵抗棒2の先端部を接地させることにより、抵抗棒2は、その基端側が管理機本体1側のストッパー19にヒッチ15を介して支持されるまで回動され、ストッパー19に支持された図3に示す状態で作業状態に移行することができ、抵抗棒2を収納した収納状態から抵抗棒2を起立させた作業状態に操縦ハンドル14の操作のみで迅速且つ安定に移行させることができる。
【0030】
耕耘作業が終了して管理機を他の場所へ移動するに際しては、図4に示すように、抵抗棒2の作業状態において、耕耘装置13を停止させた状態で、操縦ハンドル14の操作により管理機本体1を後進させ、この管理機本体1の動作により相対的に移動用車輪3の車軸Bをヒッチ15の枢軸Aより前方へ移動させると共に、抵抗棒2は、その先端側が管理機本体1側の伝動装置16に支持されるまで回動され、伝動装置16に支持された図1に示す状態で収納状態に移行することができ、抵抗棒2を起立させた作業状態から抵抗棒2を収納した収納状態に操縦ハンドル14の操作のみで迅速且つ安定に移行させることができ、更に耕耘装置13を地面から離間させることで管理機の移動を容易とする移動状態が得られる。
【0031】
なお、抵抗棒2の後方回動による作業状態(図3参照)において、ヒッチ15を支持する支持部材15’における枢軸Aの上部位置と、ヒッチ15における枢軸Aの下部位置とに、枢軸Aを跨いでコイルばねを張架する所謂トグル機構により、管理機の移動状態から作業状態へ、あるいは作業状態から移動状態への切換時における切換作動に節目を付与し、これにより、操縦ハンドル14による切換操作を誘導することも可能である。また、図6に抵抗棒2と移動用車輪3の一体構成を示してあり、本実施例では移動用車輪3が二輪の例を示したが、一輪であっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施例である管理機の移動状態を示す側面図である。
【図2】同じく管理機の移動状態から作業状態への移行状態を示す側面図である。
【図3】同じく管理機の作業状態を示す側面図である。
【図4】同じく管理機の作業状態から移動状態への移行状態を示す側面図である。
【図5】同じく管理機の作業状態を示す背面図である。
【図6】抵抗棒と移動用車輪との一体構成を示す斜視図である。
【図7】従来の抵抗棒の使用状態を示す斜視図である。
【図8】従来の抵抗棒の折り畳み状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1 管理機本体
11 機体
12 エンジン
13 作業装置
14 操縦ハンドル
2 抵抗棒
3 移動用車輪
A 回動支点としての枢軸
B 車軸
【出願人】 【識別番号】000237215
【氏名又は名称】富士ロビン株式会社
【住所又は居所】静岡県沼津市大岡35番地
【出願日】 平成16年4月28日(2004.4.28)
【代理人】 【識別番号】100063565
【弁理士】
【氏名又は名称】小橋 信淳

【識別番号】100118898
【弁理士】
【氏名又は名称】小橋 立昌

【公開番号】 特開2005−312362(P2005−312362A)
【公開日】 平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願番号】 特願2004−133875(P2004−133875)